JP2010274895A - 自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置 - Google Patents

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正樹 森
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知之 織田
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裕 松井
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Abstract

【課題】剛性強度を向上すると共に小型軽量化を図り、操作感等を有効に向上し得る自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置を提供する。
【解決手段】クランクシャフト及びカウンタシャフト28間の動力伝達を断続制御するクラッチ装置36を、エンジンケースの一側に配する。クラッチ装置36をエンジンケースの外側に配置すると共に、エンジンケースを構成するミッションケース19及びそのミッションギア群48,49をクラッチ装置36側へ偏倚して配置し、カウンタシャフト28のクラッチ装置36とは反対側の軸端部にクラッチレリーズ機構37を配置する。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動二輪車等のエンジンにおいてクランクシャフトと変速機との間に配置され、両者間の動力伝達を断続するクラッチをレリーズ操作するためのクラッチレリーズ装置に関するものである。
従来、自動二輪車等のクラッチ装置のクラッチレリーズ機構において、スプロケットカバーあるいはマグネトカバー等に付属させたクラッチレリーズカム又はクラッチレリーズシリンダがプッシュロッドを介して、プッシュピースを押すことでクラッチを切り、即ちエンジン及び変速機間の動力伝達を遮断するようになっている。
あるいはまた、特許文献1に記載のクラッチレリーズ装置では、これを図10により概略説明すると、クラッチ装置200においてそのクラッチカバー201の内側に付属配置したクラッチピニオン202を有する。そして、このクラッチピニオン202とクラッチレリーズラック203とが噛合する。クラッチピニオン202を軸支するピニオンシャフト204を介して、クラッチレリーズアーム(図示せず)の回動によってクラッチピニオン202を回転させることにより、クラッチを切ることができる。
なお、図10において、エンジンのクランクシャフト(図示せず)側とクラッチ装置200を介して接続されるカウンタシャフト205と、このカウンタシャフト205と平行配置されたドライブシャフト206とにはそれぞれ、相互に噛合する変速ギア群207,208が列設されている。これらの変速ギアを、図示しないシフト機構によりカウンタシャフト205及びドライブシャフト206上で移動させ、これにより所望のギア比でドライブシャフト206が回転駆動されるようになっている。
特開平7−71481号公報
しかしながら、従来のクラッチレリーズ装置において、クラッチレリーズを行う部品がエンジンカバー等の他部品に付属していると、動作時の力の一部はそのカバー類のしなりもしくは撓み変形によって吸収されてしまうことがある。例えば特許文献1のようにレリーズ動作を行う際、クラッチレリーズラックがクラッチプレッシャディスクを引っ張ることにより、その反力によってクラッチカバーがしなってしまい、クラッチの操作感に影響する。なお、その場合、クラッチ操作感には影響するが、クラッチの機能自体には何ら問題は生じていない。
また、スプロケットカバーあるいはマグネトカバー等にクラッチレリーズ機構を付属させる場合、クラッチプッシュロッドとドライブシャフトに取り付けられたドライブスプロケットに装架されるドライブチェーンとが接触しないように両者間に一定の隙間を設ける必要があった。そのような隙間を設けると、そのままでは小型化が難しくなる上、ドライブスプロケットのサイズ選択の幅を狭めることとなる。その場合、プッシュロッド先端部がエンジン(クランクケース)の外側に露呈配置されることとなり、そのままでは摺動部を潤滑するのが必ずしも容易でなかった。
本発明はかかる実情に鑑み、剛性強度を向上すると共に小型軽量化を図り、操作感等を有効に向上し得る自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置を提供することを目的とする。
本発明の自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置は、クランクシャフト及びカウンタシャフト間の動力伝達を断続制御するクラッチ装置を、エンジンケースの一側に配した自動二輪車のエンジンにおいて、前記クラッチ装置を前記エンジンケースの外側に配置すると共に、前記エンジンケースの一部を構成するミッションケース及びそのミッションギア群を前記クラッチ装置側へ偏倚して配置し、前記カウンタシャフトの前記クラッチ装置とは反対側の軸端部にクラッチレリーズ機構を配置したことを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置において、前記クラッチレリーズ機構のハウジングを、前記エンジンケースと一体形成したことを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置において、前記エンジンケースを構成するクランクケース及びミッションケースのそれぞれ前記クラッチ装置とは反対側の側壁部同士間に車幅方向の段差を有し、この段差部に前記ハウジングが形成配置されることを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置において、前記カウンタシャフトと共にミッション装置を構成するドライブシャフトの軸端にドライブスプロケットを配置し、このドライブスプロケットよりも車幅方向内方に前記クラッチレリーズ機構が配されることを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置において、前記エンジンケースは上下割りに構成され、そのアッパケース側に前記クラッチレリーズ機構のハウジングが形成されることを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置において、前記ハウジングの底部に位置するように前記段差部にオイル溜めを設け、このオイル溜めに潤滑オイルが供給されると共に、周辺部位に潤滑オイルを供給するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、ミッションケース内のミッションギア群をクラッチ装置側へ偏倚させることで、特にミッションケースの車幅方向寸法を小さくし、小型軽量化を可能にする。また、クラッチレリーズ機構をカウンタシャフトの軸端部に配置することで、エンジンケースの幅寸法を実質的に縮小し、これにより足着き性が向上すると共に、クラッチの操作性及び操作の的確性を更に良好にする。
また、エンジンケースと一体化したクラッチレリーズ機構のハウジングは、高い剛性強度を有し、この点でも適正なクラッチ操作を保証することができる。クラッチレリーズ機構を配置する段差部は、クランクケースの側壁から内方へ入り込んだ部位にあり、エンジンケース全体として車幅方向寸法を大幅に小さくすることができる。また、クラッチカバー等のカバー類を小型軽量化することが可能となる。
更に、段差部にオイル溜めを設け、このオイル溜めに潤滑オイルが供給されると共に、周辺部位に潤滑オイルを供給する。段差部に形成した収容部内に、プッシュロッド及びカム片を収容することで、これらの部材を有効且つ適正に潤滑することができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車におけるパワーユニットまわりを示す側面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車におけるパワーユニットまわりを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のパワーユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンのエンジンケースアッパを示す側面図及び平面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンのエンジンケースロアを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンのミッションケース内の構成例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のクラッチレリーズ機構まわりの断面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車エンジンのエンジンケースロアを示す斜視図である。 従来のクラッチレリーズ装置の構成例を示す図である。
以下、図面に基づき、本発明による自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置の好適な実施の形態を説明する。
ここで先ず、本実施形態に係る自動二輪車100の全体構成を概略説明する。図1は、この実施形態に係る自動二輪車100を示している。なお、以下で参照する各図の要所において、前方を矢印Frにより、後方を矢印Rrによりそれぞれ示す。また、必要に応じて車体の左右方向(車幅方向)をそれぞれ矢印L、矢印Rにより示す。
図1において、例えば鋼製あるいはアルミニウム合金材でなる車体フレーム101の前部には、ヘッドパイプ102によって左右に回動可能に2本のフロントフォーク103が支持される。フロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の左右両端にはグリップ105を有する。なお、左側のハンドルバー104において、グリップ105の前側にはクラッチレバー106が配置され、グリップ105の基部付近にバックミラー107が立設される。また、フロントフォーク103の下部には前輪108が回転可能に支持されると共に、前輪108の上部を覆うようにフロントフェンダ109が固定される。前輪108は、これと一体回転するブレーキディスク110を有している。
この実施形態における車体フレーム101はセミ・ダブルクレードルとして構成され、図2及び図3をも参照してヘッドパイプ102から後下がりに延出する一対のタンクレール111を有し、各タンクレール111はそれぞれ略鉛直方向に配置されたボディフレーム112と結合する。また、ヘッドパイプ102から単一のダウンチューブ113が後方側へ急傾斜して下方へ延出し、その下端において一対のロアチューブ114が分岐する。各ロアチューブ114は相互に平行に後方へ延出し、それぞれシートピラー115の下端部と結合する。なお、ボディフレーム112はそれぞれ、シートピラー115の下端部付近と結合する。また、ボディフレーム112の上部付近からはシートレール116が、適度に後斜め上方へ傾斜するかたちで延出し、後上りに延出するシートピラー115が該シートレール116と結合する。これらのフレームあるいはレール部材によって車体フレーム101としての主要骨格が形成される。
ボディフレーム112及びシートピラー115の結合部付近には、ピボットブラケット117が設けられ、このピボットブラケット117に設定されたピボット軸118にて、スイングアーム119の前端を上下に揺動自在に支持する。なお、車体フレーム101及びスイングアーム119間に図示しないリヤクッションユニットが装架され、またスイングアーム119の後端には後輪120が回転可能に支持される。この後輪120は、チェーン121が巻回されたドリブンスプロケット122を介して、回転駆動されるようになっている。
車体フレーム101には複数のエンジンマウント(エンジン懸架部)123(図2にそのうちの1つを示す)が設定され、これらのエンジンマウント123を介してエンジン等を含むパワーユニット10が搭載される。なお、パワーユニット10の詳細については後述するものとする。パワーユニット10の上方にはタンクレール111を介して燃料タンク124が搭載支持され、燃料タンク124の後側にはシートレール116を介してシート125が支持される。シート125の後部下方には、後輪120を上方から覆うリヤフェンダ126が設けられる。
更に図1において、フロントフォーク103の上部のアッパーブラケット127及びロアーブラケット128を利用して、ヘッドランプユニット129が支持される。このヘッドランプユニット129にはスピードメータ、タコメータあるいは各種インジケータランプ等を含むメータユニット130が搭載される。また、燃料タンク124やシート125の側面乃至下側付近に沿ってカウリングもしくはカバー類131A〜131Cが被着し、これらにより車両において一体感のある外観が構成される。また、車両前後部にそれぞれ左右対をなすフロントウィンカ132及びリヤウィンカ133が取り付けられる。
次に、パワーユニット10まわりについて説明する。図2及び図3を参照して、パワーユニット10のエンジン11に混合気を供給する吸気系において、車体の略中央部にて車体フレーム101によりエアクリーナ134が支持される。このエアクリーナ134はスロットルボディ135を介して、エンジン11のインテークマニホールドと接続される。スロットルボディ135内にはその吸気通路を開閉するスロットルバルブ(図示せず)が配置され、該スロットルバルブはアクチュエータ136によって駆動制御されるようになっている。また、スロットルボディ135には燃料のインジェクタ137が取り付けられており、このインジェクタ137は、燃料タンク124から供給される燃料をスロットルバルブ下流の吸気通路内に噴射する。
また、エンジン11の排気系において、エキゾーストマニホールドにはエキゾーストパイプ138が接続され、エンジン11で生成された燃焼後の排気ガスがエキゾーストパイプ138を通って排気される。複数(この例では2本)のエキゾーストパイプ138はパワーユニット10の前部から下方に延出し、その下部で集合して排気管としてパワーユニット10の後部から後方へ延出する。この排気管にはマフラ(排気消音器)139が結合する。パワーユニット10の下部において排気管の途中には触媒装置140が配置され、この触媒装置140によって清浄化された排気がマフラ139から排出される。
また、この実施形態においてエンジン11は水冷式とし、このためラジエータユニット141を含む冷却系を備えている。ラジエータユニット141において、エンジン11の前方にラジエータ142が搭載され、ラジエータ142によって冷却された冷却水はホース143を通って、ウォータポンプ144へと導かれる。ウォータポンプ144は、ラジエータ142から導入された冷却水をホース145を介して、エンジン11のシリンダブロックに形成されたウォータジャケットへと給送し、これによりエンジン11の冷却が行われる。エンジン11を冷却した冷却水は、ホース146を介してラジエータ142へ還流される。
ここで、図4はパワーユニット10を示している。パワーユニット10のエンジン11は、クランクケースアッパ13(図5)及びクランクケースロア14(図6)が一体結合してなるクランクケース12と、クランクケース12の前上部に結合するシリンダ15と、シリンダ15の更に上部に結合するシリンダヘッド16及びシリンダヘッド16の上部に蓋着するシリンダヘッドカバー17とを有し、これらが一体化したかたちで車体フレーム101に搭載される。
なお、クランクケース12内には後述するクランクシャフトが回転可能に軸支され、シリンダ15内にはピストンが上下往復動可能に収容され、両者はコンロッドを介して連結される。また、シリンダヘッド16には、吸気バルブ及び排気バルブを開閉するための動弁装置が収容される。
この例ではクランクケースアッパ13上において、シリンダ15の後側にスタータモータ18が搭載される。また、クランクケース12の後側に連接するようにミッションケース19が一体に形成される。この場合、クランクケースアッパ13及びクランクケースロア14をそれぞれ後方へ延出させ、それら延出部が一体結合することでミッションケース19が形成される。クランクシャフトの左軸端部にはジェネレータ装置が配置構成され、このジェネレータ装置はマグネットカバー20によって覆われる。クランクシャフトの後側に平行配置される後述するカウンタシャフトの右軸端部には、クラッチ装置が配置構成され、該クラッチ装置はクラッチカバー21によって覆われる。また、ミッションケース19(のアッパケース19A)の上部にはブリーザケース22が設けられると共に、該ブリーザケース22はブリーザカバー23によって覆われる。更に、クランクケースロア14からミッションケース19(のロアケース19B)を跨いでそれらの下部にオイルパン24が配置される。なお、クランクケース12及びミッションケース19を含めてエンジンケースと総称する。
パワーユニット10の上述した構成部材等について、更に詳細に説明する。図5はクランクケースアッパ13を示す左側面図及び平面図、図6はクランクケースロア14(及びミッションケース19)を示す平面図、図7はミッションケース19を示す平面図である。クランクケース12はクランクケースアッパ13及びクランクケースロア14による上下割りに構成され、それらの合せ面13a,14aにクランクシャフト25の軸心26の高さ位置が一致するように、クランクケースアッパ13及びクランクケースロア14の両者により該クランクシャフト25に対するメタル軸受(もしくは軸受部)27が形成される。
この例では並列2気筒エンジンであるため、各気筒に対するクランクウェブ25aの両側を軸支するように車幅方向に沿って4つのメタル軸受27が列設される。これらのメタル軸受27は実質的に、クランクケース12内で左右方向センタ振分けで配設される。即ち、クランクシャフト25及びメタル軸受27は、エンジン中心(センタラインCL)に関して実質的に略左右対称位置に配置される。
前述したようにクランクケース12の後側に延出するようにミッションケース19が一体に形成される。図7に示すようにミッションケース19内にはクランクシャフト25とそれぞれ平行に、カウンタシャフト28とドライブシャフト29が前後に配列される。カウンタシャフト28はベアリング30,31により、またドライブシャフト29はベアリング32,33によりそれぞれ軸支される。
カウンタシャフト28の一端側、例えば右側にはプライマリドリブンギア34がベアリング35を介して回転自在に軸支され、更にその右側にクラッチ装置36が設けられる。これらプライマリドリブンギア34及びクラッチ装置36は、図7に示されるようにエンジンケース(ミッションケース19)の外側に配設される。カウンタシャフト28の他端側、即ちクラッチ装置36とは反対側の左側端部にクラッチレリーズ機構37が配置される。なお、クラッチレリーズ機構37の詳細については後述する。クランクシャフト25に設けたプライマリドライブギヤ(図示せず)がプライマリドリブンギア34と常時噛合している。
クラッチ装置36は一般的な多板式クラッチとし、クラッチハウジング38とクラッチハブ39とプレッシャプレート40と複数のドライブプレート41及びドリブンプレート42とクラッチスプリング43とクラッチレリーズピース44等により構成される。このうちクラッチハウジング38は複数のプライマリダンパ45及び複数のリベットピン46を介して、プライマリドリブンギア34と一体回転するようになっている。一方、クラッチハブ39はカウンタシャフト28の右端にてスプライン47を介して、回転一体且つ軸方向に移動自在に結合する。
交互に重ね合わせられたドライブプレート41とドリブンプレート42は、クラッチスプリング43に付勢されたプレッシャプレート40により全てクラッチハブ39側に押え付けられる。このため各ドライブプレート41及び各ドリブンプレート42間の摩擦力によりクラッチハウジング38とクラッチハブ39の間が回転一体になり、クランクシャフト25の回転がカウンタシャフト28以降に伝達される。
カウンタシャフト28にはその軸方向に沿って、駆動側のギア群48が列設され、ドライブシャフト29にはその軸方向に沿って、各々ギア群48のギアに対応して噛合する従動側のギア群49が列設される。ギア群48及びギア群49によって構成される変速ギアは、図示しないシフト機構によりカウンタシャフト28及びドライブシャフト29上を移動し、これにより所望のギア比でドライブシャフト29が回転駆動されるようになっている。
ドライブシャフト29の左端側はミッションケース19の左側壁19aより外方に突出し、この突出部に設けられたドライブスプロケット50と、後輪120の左側面に設けられたドリブンスプロケット122(図1参照)との間にチェーン121が巻装される。
ここで本実施形態において、ミッションケース19、従ってその内部に収容される変速ギアは、クラッチ装置36側へ偏倚して配置される。図6あるいは図7に示されるようにミッションケース19がエンジン中心から右側へ偏倚することで、ミッションケース19の左側壁19aとクランクケース12の左側壁12aとの間に段差が形成され、クランクケース12の後部壁12bとミッションケース19の左側壁19aとが交差する角隅に段差部51が形成され、この段差部51にクラッチレリーズ機構37が配設される。なお、この段差部51は適度に厚肉化されている。この段差部51はドライブスプロケット50よりもかなり右内側へ偏倚して配置され、両者の間には左右方向の隙間もしくはスペースが形成される。
クラッチレリーズ機構37について、更に詳細に説明する。ここで先ず、図3あるいは図4等に示すようにクランクケースアッパ13において、具体的にはスタータモータ18の頂部の左側直近に、クラッチワイヤ52のアウタチューブ53(の端部)を保持する掛止部54が設けられる。クラッチワイヤ52は、クラッチレリーズ機構37の後述するクラッチレリーズアームとクラッチレバー106(図1)との間に張架され、クラッチレバー106の操作によりクラッチ装置36を断続制御することができる。
なお、図3あるいは図4等においては、クラッチワイヤ52及びアウタチューブ53は直線状に図示されているが、実際には周辺部材等との関係で適宜湾曲しながら引き回されるように実装される。
図5にも示されるようにスタータモータ18の後側であって、掛止部54の右斜め後方にはクランクケースアッパ13及びミッションケース19のアッパケース19Aと一体に、筒状のクラッチレリーズホルダ55が立設される。この例ではクラッチレリーズホルダ55は、段差部51にその筒状の底部が形成されるように段差部51から後斜め上方へ延設される。クラッチレリーズホルダ55も段差部51と同様に、ドライブスプロケット50との間に左右方向の隙間もしくはスペースが形成される。なお、このクラッチレリーズホルダ55は、クラッチレリーズ機構37のハウジングとして機能する。
図8に示されるように、クラッチレリーズホルダ55内にはクラッチレリーズシャフト56が、図示しないベアリングを介して回転可能に支持される。クラッチレリーズシャフト56の下端には図7に示すようなカム片57が固着している。クラッチレリーズシャフト56の上端部はクラッチレリーズホルダ55から適度に突出し、その上端にクラッチレリーズアーム58が結合する。クラッチレリーズアーム58の先端部58aは図4等にも示されるように、掛止部54の後方に位置しており、クラッチワイヤ52の先端が係合する係止部として構成されている。なお、クラッチレリーズシャフト56の上端部にはリターンスプリング59が装着されており、このリターンスプリング59の弾力により先端部58aが掛止部54から離反するようにクラッチレリーズシャフト56を回転付勢する。
クランクケースロア14における段差部51において、図6及び図7等に示すようにカム片57を回転可能に収容する収容部60が形成されている。この収容部60は前述したようにクラッチレリーズホルダ55の筒状の底部となっており、収容部60内でクラッチレリーズシャフト56の下端に取り付けられたカム片57が往復回動するようになっている。ここで、カウンタシャフト28内には図7に示されるように、プッシュロッド61が軸方向に往復動可能に挿着されている。なお、プッシュロッド61は中間ロッド62を介して、クラッチレリーズピース44を押動可能となっている。プッシュロッド61の左端部は収容部60内まで延出しており、その左端はカム片57と当接する。
ここで、収容部60には潤滑オイルが供給されるようになっており、即ちオイル溜めとしての機能を有している。図9に示されるようにクランクケースロア14の底部には車幅方向に沿って、潤滑オイルのメインギャラリ63が形成されており、このメインギャラリ63に対して図示しないオイルポンプから潤滑オイルが供給される。メインギャラリ63からエンジン所要部に潤滑オイルが供給される。この潤滑系において、例えば軸受部27のボス部内にメインギャラリ63に連通するオイル通路64が形成され、オイル通路64を介して軸受部27に潤滑オイルが供給される。
また、クランクケースロア14の左側壁14bにはメインギャラリ63に連通するオイル通路65が形成され、このオイル通路65はクランクケースロア14の合せ面14aで開口し、この開口部から合せ面14aに形成されたオイル通路66を介して、収容部60へと通じている。収容部60から更に、隣接のベアリング33側へ通ずるオイル通路67が形成される。主として、段差部51(の合せ面)において、これらのオイル通路65,66,67により供給された潤滑オイルをクランクケース12内へ還流するためのオイル漏れ防止溝68を有する。
自動二輪車100を走行させる際、変速ギアのニュートラル状態でスタートスイッチ(図示せず)をONして、スタータモータ18を起動することでエンジン11を始動させ、走行準備が完了する。図1に示されるクラッチレバー106を握ると、クラッチワイヤ52が引かれてクラッチレリーズ機構37のクラッチレリーズアーム58が、リターンスプリング59の弾力に抗して回動する(図3等においては時計方向)。これによりクラッチレリーズホルダ55内でクラッチレリーズシャフト56、従ってカム片57が回動し、これによりプッシュロッド62、そしてクラッチレリーズピース44をクラッチ装置36側に移動させる。
クラッチレリーズピース44がクラッチスプリング43の付勢力に抗してプレッシャプレート40を右側に移動させ、各ドライブプレート41と各ドリブンプレート42間の摩擦係合が解かれるのでクラッチ装置36の接続が断たれ、プライマリドリブンギア34の回転がカウンタシャフト28に対して遮断される。このときギアチェンジレバー(もしくはペダル)の操作により、スタート時であるのでローギアを選択し、クラッチレバー106を離すことでクラッチ装置36が接続し、即ちクランクシャフト25の回転がクラッチ装置36を介してカウンタシャフト28に伝達される。更に、ドライブシャフト29のドライブスプロケット50からチェーン121を介して、後輪120へと動力伝達され、これにより自動二輪車100が走行する。
さて、本発明において、上述のようにエンジンケースの一側にクラッチ装置36を配置し、クランクシャフト25及びカウンタシャフト28間の動力伝達を断続制御する。特にクラッチ装置36をエンジンケースの外側に配置すると共に、エンジンケースを構成するミッションケース19及びそのギア群48,49をクラッチ装置36側へ偏倚して配置する。また、カウンタシャフト28のクラッチ装置36とは反対側の軸端部にクラッチレリーズ機構37を配置する。
先ず、ギア群48,49をクラッチ装置36側へ偏倚させることで、エンジンケース、即ち特にミッションケース19の車幅方向寸法を小さくし、小型軽量化を可能にする。なお、ギア群48,49の厚さを薄くすることで、それらを全体としてこの例では右側に寄せることができるが、これらのギア群48,49の形成材料の材質が向上しており、薄肉化しても必要強度を確保することができる。また、クラッチレリーズ機構37は、マグネットカバー20あるいはクラッチカバー21等に配置せず、即ちカウンタシャフト28の軸端部に配置する。従来のようにカバー類に配置しないため車幅方向に張り出すのを抑制し、これによりエンジンケースの幅寸法を実質的に縮小することで足着き性が向上する。また、カバー類のしなり等によるクラッチ操作感に対する影響がなく、クラッチの操作性及び操作の的確性を更に良好にする。
この場合、クラッチレリーズ機構37のハウジング、即ちクラッチレリーズホルダ55が、エンジンケースと一体形成される。その際、クランクケース12の左側壁12aとミッションケース19の左側壁19aとの間に形成される段差部51にクラッチレリーズ機構37が配設される。
このようにエンジンケースと一体化したクラッチレリーズホルダ55は、高い剛性強度を有し、この点でも適正なクラッチ操作を保証することができる。同時にクラッチカバー21等のカバー類において、クラッチレリーズ機構を配置構成するための剛性強度を持たせる必要がない。段差部51はクランクケース12の左側壁12aから内方へ入り込んだ部位にあり、ここにクラッチレリーズ機構37を配置することで、エンジンケース全体として車幅方向寸法を大幅に小さくすることができる。また、クラッチカバー21等のカバー類を小型軽量化することが可能となる。
また、クランクケース12の後部壁12bとミッションケース19の左側壁19aとの交差角隅に設けた段差部51は、図6及び図7等のように厚肉化されており、段差部51の部位ばかりでなく、エンジンケース全体としての剛性強度を高めることができる。
この段差部51に配置されるクラッチレリーズ機構37は、ドライブシャフト29の軸端のドライブスプロケット50よりも車幅方向内方に位置する。即ち、ドライブスプロケット50とクラッチレリーズ機構37の間にかなり大きな隙間が確保され、これにより両者の相互干渉を有効且つ確実に防ぐことができる。
また、エンジンケースは上下割りに構成され、そのアッパケース(具体的にはミッションケース19のアッパケース19A)側にクラッチレリーズ機構37のクラッチレリーズホルダ55が形成される。
クラッチワイヤ52の先端は図4等に示されるように、アッパケース側に配置されたクラッチレリーズホルダ55を介して、エンジンケースの高い位置に配置される。従来のようにカウンタシャフト付近の下方位置までクラッチワイヤを引き回さないので、クラッチワイヤ52の配索を容易化すると共に、その配索長を実質的に短くすることができる。
更に、本発明ではクラッチレリーズホルダ55の底部に位置するように段差部51にオイル溜めを設け、このオイル溜めに潤滑オイルが供給されると共に、周辺部位に潤滑オイルを供給するようにしている。
段差部51に形成した収容部60内に、プッシュロッド61及びこれに当接するカム片57を収容し、オイル溜めとして機能する収容部60に潤滑オイルを供給することによりこれらの部材を有効且つ適正に潤滑することができる。
上述したようにクラッチレリーズホルダ55をエンジンケースと一体化したことで、クラッチレリーズ機構37の剛性の向上とカバー類の小型軽量化等を図ることができる上、部品点数の削減やクラッチレリーズ装置の耐久性を向上する。また、ミッションやこれを含むエンジンの小型軽量化を図ると共に、これにより燃費や車両操作性の向上を図ることができる。更に、エンジンのみならず、車体全体としても小型軽量化を図り、操縦安定性を向上させることができる。また、実質的な構造の簡素化により加工・組付け工数、更にはコスト削減を可能にする上、メンテナンス性を向上することができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上記実施形態において実質的にエンジンケースのアッパ側においてクラッチレリーズ機構、特にそのクラッチレリーズホルダ55を設ける例を説明したが、それに限らず例えば、エンジンケースのアッパ側及びロア側双方に跨るように設けることも可能である。
10 パワーユニット、11 エンジン、12 クランクケース、12a 左側壁、12b 後部壁、13 クランクケースアッパ、13a,14a 合せ面、14 クランクケースロア、15 シリンダ、16 シリンダヘッド、17 シリンダヘッドカバー、18 スタータモータ、19 ミッションケース、19a 左側壁、19A アッパケース、19B ロアケース、20 マグネットカバー、21 クラッチカバー、22 ブリーザケース、23 ブリーザカバー、24 オイルパン、25 クランクシャフト、25a クランクウェブ、26 軸心、27 メタル軸受(軸受部)、28 カウンタシャフト、29 ドライブシャフト、30,31,32,33 ベアリング、34 プライマリドリブンギア、35 ベアリング、36 クラッチ装置、37 クラッチレリーズ機構、38 クラッチハウジング、39 クラッチハブ、40 プレッシャプレート、41 ドライブプレート、42 ドリブンプレート、43 クラッチスプリング、44 クラッチレリーズピース、45 プライマリダンパ、46 リベットピン、47 スプライン、48,49 ギア群、50 ドライブスプロケット、51 段差部、52 クラッチワイヤ、53 アウタチューブ、54 掛止部、55 クラッチレリーズホルダ、56 クラッチレリーズシャフト、57 カム片、58 クラッチレリーズアーム、58a 先端部、59 リターンスプリング、60 収容部、61 プッシュロッド、62 中間ロッド、63 メインギャラリ、64,65,66,67,68 オイル漏れ防止溝、100 自動二輪車、101 車体フレーム、102 ヘッドパイプ、103 フロントフォーク、104 ハンドルバー、105 グリップ、106 クラッチレバー、107 バックミラー、108 前輪、109 フロントフェンダ、110 ブレーキディスク、111 タンクレール、112 ボディフレーム、113 ダウンチューブ、114 ロアチューブ、115 シートピラー、116 シートレール、117 ピボットブラケット、118 ピボット軸、119 スイングアーム、120 後輪、121 チェーン、122 ドリブンスプロケット、123 エンジンマウント、124 燃料タンク、125 シート、126 リヤフェンダ、127 アッパーブラケット、128 ロアーブラケット、129 ヘッドランプユニット、130 メータユニット、131A〜131C カバー類、132 フロントウィンカ、133 リヤウィンカ、134 エアクリーナ、135 スロットルボディ、136 アクチュエータ、137 インジェクタ、138 エキゾーストパイプ、139 マフラ、140 触媒装置、141 ラジエータユニット、142 ラジエータ、143 ホース、144 ウォータポンプ、145 ホース、146 ホース。

Claims (6)

  1. クランクシャフト及びカウンタシャフト間の動力伝達を断続制御するクラッチ装置を、エンジンケースの一側に配した自動二輪車のエンジンにおいて、
    前記クラッチ装置を前記エンジンケースの外側に配置すると共に、前記エンジンケースの一部を構成するミッションケース及びそのミッションギア群を前記クラッチ装置側へ偏倚して配置し、
    前記カウンタシャフトの前記クラッチ装置とは反対側の軸端部にクラッチレリーズ機構を配置したことを特徴とする自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置。
  2. 前記クラッチレリーズ機構のハウジングを、前記エンジンケースと一体形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置。
  3. 前記エンジンケースを構成するクランクケース及びミッションケースのそれぞれ前記クラッチ装置とは反対側の側壁部同士間に車幅方向の段差を有し、この段差部に前記ハウジングが形成配置されることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置。
  4. 前記カウンタシャフトと共にミッション装置を構成するドライブシャフトの軸端にドライブスプロケットを配置し、このドライブスプロケットよりも車幅方向内方に前記クラッチレリーズ機構が配されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置。
  5. 前記エンジンケースは上下割りに構成され、そのアッパケース側に前記クラッチレリーズ機構のハウジングが形成されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置。
  6. 前記ハウジングの底部に位置するように前記段差部にオイル溜めを設け、このオイル溜めに潤滑オイルが供給されると共に、周辺部位に潤滑オイルを供給するようにしたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の自動二輪車エンジンのクラッチレリーズ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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