JP5351587B2 - 小型車両用内燃機関 - Google Patents
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側面視でシリンダ中心軸線が前傾し、シリンダの背面側のクランクケースに上側バランサ軸を有するとともに、クランクケースの前方寄りに下側バランサ軸を有し、クランクケース内に、クランク軸と、クランク軸により駆動されかつ一端部にクラッチを有する変速機メイン軸と、変速機カウンタ軸とを備え、前記メイン軸と前記カウンタ軸を通る平面が前下がりに傾斜するようメイン軸とカウンタ軸が配置され、メイン軸が、クランク軸およびカウンタ軸より下方に配置される小型車両用内燃機関において、
前記下側バランサ軸は、前記クランク軸と前記上側バランサ軸を通過する平面の延長上であって、クランク軸の下方かつ前方寄りに配置され、メイン軸とカウンタ軸とを結ぶ前記平面は、側面視で前記シリンダ中心軸線とほぼ直交し、前記クランク軸と前記上側バランサ軸と前記下側バランサ軸とを通る前記平面に対して、前記メイン軸と前記カウンタ軸を通る前記平面がほぼ平行となるよう配置され、前記シフトドラムが、側面視で前記メイン軸とカウンタ軸および上下に延びるクランクケース後壁と下壁で囲まれる領域に配置され、前記クランクケースは、上部クランクケースと、クランク軸とカウンタ軸を含む平面より下方にある下部クランクケースとに上下に2分割され、前記下側バランサ軸は、クランク軸とカウンタ軸を含む前記平面よりも下方で、かつメイン軸と前記カウンタ軸を通る前記平面より前方で、前記下部クランクケースの前壁と下壁で囲まれる領域に配置され、前記メイン軸より下方にシフトドラムが配置されるとともに、シフトドラムを駆動するチェンジアームの長手方向が前記両平面にほぼ平行となるように配置されることを特徴とする小型車両用内燃機関である。
(1)図7において、メイン軸9及びシフトドラム45を内燃機関1の下部に配置することによって重心を低くすることができる上に、メイン軸9及びシフトドラム45と、バランサ軸60A、60Bとを離間させると共に、メイン軸9とカウンタ軸10を含む平面Bとチェンジアームの長手方向線Cを、クランク軸7とバランサ軸60A、60Bを含む平面Aの方向と略平行にすることにより、これら軸間の近接具合をほぼ均等にすることによって、軸間スペースを確保して組付け性を向上させてある。
(2)図7において、メイン軸9とカウンタ軸10を含む平面Bが、側面視でシリンダ14の中心軸線Dとほぼ直交するよう前下がりに傾斜するように配置され、上記シフトドラム45を側面視で上記メイン軸9とカウンタ軸10を含む平面B及びクランクケース2の後壁と下面で囲まれる領域に配置してある。デッドスペースを利用してシフトドラム45を配置してあるので、空間利用率が高い。
(3)図7において、端部にクラッチ34を備えたメイン軸9及びシフトドラム45が、クランク軸7とカウンタ軸10を含む平面Eより下方に配置されている。重量物であるクラッチ34とシフトドラム45を内燃機関下方寄りに配置することにより、内燃機関の重心を低くし、車両の安定化に寄与している。
(4)図7において、メイン軸9とカウンタ軸10を含む平面Bが前下がりになるように、これらの軸を配置して、オイルポンプ13を側面視でこの平面より前方かつクランク軸7より下方に配置してある。メイン軸9とカウンタ軸10を含む平面Bより後方にオイルポンプ13を配置すると、重量が後方に偏るが、上記のように配置し、クランク軸7の下方の空きスペース利用することによって、重量バランスを改善することができる。
(5)図7において、クランク軸7の上下両側にバランサ軸60A、60Bを設け、下側バランサ軸60Bにオイルポンプ13を接続してある。2個のバランサ12A、12Bとオイルポンプ13が連動するので、相互に独立した伝動機構が不要となり、部品点数が削減される。
(6)図7において、チェンジアーム48の一端側の揺動中心(チェンジスピンドル47)から他端に向かって伸びる方向を、上記チェンジアーム48に近いクラッチ34外径の接線方向に概ねあわせてある。側面視で、クラッチ34の外径にチェンジアーム48が重ならない範囲で、これらを近接配置することにより、内燃機関の小型化を図りながら、チェンジアーム48をクラッチ側からクラッチ34を外すことなく確認できるので、チェンジアーム48のメンテナンス性を向上することができる。
Claims (5)
- 側面視でシリンダ中心軸線(D)が前傾し、シリンダ(14)の背面側のクランクケース(2)に上側バランサ軸(60A)を有するとともに、クランクケース(2)の前方寄りに下側バランサ軸(60B)を有し、クランクケース(2)内に、クランク軸(7)と、クランク軸(7)により駆動されかつ一端部にクラッチ(34)を有する変速機メイン軸(9)と、変速機カウンタ軸(10)とを備え、前記メイン軸(9)と前記カウンタ軸(10)を通る平面(B)が前下がりに傾斜するようメイン軸(9)とカウンタ軸(10)が配置され、メイン軸(9)が、クランク軸(7)およびカウンタ軸(10)より下方に配置される小型車両用内燃機関において、
前記下側バランサ軸(60B)は、前記クランク軸(7)と前記上側バランサ軸(60A)を通過する平面(A)の延長上であって、クランク軸(7)の下方かつ前方寄りに配置され、
メイン軸(9)とカウンタ軸(10)とを結ぶ前記平面(B)は、側面視で前記シリンダ中心軸線(D)とほぼ直交し、
前記クランク軸(7)と前記上側バランサ軸(60A)と前記下側バランサ軸(60B)とを通る前記平面(A)に対して、前記メイン軸(9)と前記カウンタ軸(10)を通る前記平面(B)がほぼ平行となるよう配置され、
前記シフトドラム(45)が、側面視で前記メイン軸(9)とカウンタ軸(10)および上下に延びるクランクケース(2)後壁と下壁で囲まれる領域に配置され、
前記クランクケース(2)は、上部クランクケース(2A)と、クランク軸(7)とカウンタ軸(10)を含む平面(E)より下方にある下部クランクケース(2B)とに上下に2分割され、
前記下側バランサ軸(60B)は、クランク軸(7)とカウンタ軸(10)を含む前記平面(E)よりも下方で、かつメイン軸(9)と前記カウンタ軸(10)を通る前記平面(B)より前方で、前記下部クランクケース(2B)の前壁と下壁で囲まれる領域に配置され、
前記メイン軸(9)より下方にシフトドラム(45)が配置されるとともに、シフトドラム(45)を駆動するチェンジアーム(48)の長手方向が前記両平面(A,B)にほぼ平行となるように配置される
ことを特徴とする小型車両用内燃機関。 - 前記メイン軸(9)および前記シフトドラム(45)が、クランク軸(7)とカウンタ軸(10)とを含む前記平面(E)に対して下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の小型車両用内燃機関。
- メイン軸(9)とカウンタ軸(10)を通る前記平面(B)より前方かつクランク軸(7)より下方にオイルポンプ(13)が配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の小型車両用内燃機関。
- 前記下側バランサ軸(60B)の端部に前記オイルポンプ(13)の駆動軸が接続されていることを特徴とする請求項3に記載の小型車両用内燃機関。
- 前記チェンジアーム(48)の一端側の揺動中心(47)から他端に向かって延びる方向をクラッチ(34)外径の接線方向に概ね合わせたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の小型車両用内燃機関。
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