JP2005042558A - 鞍乗型車両のエンジンユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンユニットの全高と前後長をともに小さくして軽量、コンパクト化と車体の低重心化を図る。
【解決手段】側面視でスイングアームのピボット軸9とドライブ軸18とを結ぶ線Aと、ドライブ軸18とクランク軸16とを結ぶ線Bとがなす角度αが17°〜30°の範囲となり、線Aと、クランク軸16とカウンター軸17とを結ぶ線Cとがなす角度βが30°〜40°の範囲となるようにクランク軸16とカウンター軸17とドライブ軸18とピボット軸9を配置した。また、シリンダーブロック24とエンジンケース14との合面Fの高さHを、ピストン下死点位置30Bにおけるピストントップの高さHよりも高くした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車等の鞍乗型車両のエンジンユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車等の鞍乗型車両のエンジンユニットにおいて最も多いレイアウトは、エンジンケースの前上部に単気筒のシリンダーアッセンブリーがほぼ直立して設置されたものである。このような単気筒のエンジンユニットは、ボア×ストロークの関係から排気量の割にシリンダーアッセンブリー(シリンダーヘッド)の高さが高くなる傾向があり、特にシリンダーヘッドが大型な4ストロークエンジンではそれが著しく、それ故に車体重心の上昇を抑制するためシリンダーアッセンブリーを前傾させているが、これによりエンジンユニットの前後長が大きくなってしまい、ひいては車両の前後輪間のホイールベースが伸びてしまうという難点がある。
【0003】
そこで、特開2002−227601号公報や特開平4−112922号公報(特許文献1,2)等に見られるように、シリンダーアッセンブリーの位置やエンジンケース内部に軸支されるクランク軸、カウンター軸、ドライブ軸等の回転軸の軸配置を工夫することによりエンジンユニットの上下高や前後長を小さくする試みがなされている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−227601号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平4−112922号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記いずれの場合も、クランク軸、カウンター軸、ドライブ軸、およびドライブ軸の後方に配置される後輪支持用スイングアームのピボット軸の配置に注目した場合、ピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、ドライブ軸とクランク軸とを結ぶ線とがなす角度が下方に5°〜15°の範囲で設定され、ピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、クランク軸とカウンター軸とを結ぶ線とがなす角度が下方に20°〜29°の範囲で設定され、これによりクランク軸の高さを極力低めているが、上記角度が小さいためにどうしてもクランク軸とカウンター軸とドライブ軸の前後方向の軸間距離が大きく、エンジンの前後長が長くなるという欠点があった。
【0007】
本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、エンジンユニットの全高と前後長をともに小さくして軽量、コンパクト化と車体の低重心化を図ると同時に、低められたエンジン全高を利用して燃料混合気生成手段からの吹き返しによるエアクリーナーの損傷を回避することのできる鞍乗型車両のエンジンユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る鞍乗型車両のエンジンユニットは、請求項1に記載したように、エンジンケースの前上部に単気筒のシリンダーアッセンブリーがほぼ直立して設置され、上記エンジンケースの内部には前方から順にクランク軸とカウンター軸とドライブ軸が軸支されてそれぞれ車幅方向に延び、上記ドライブ軸の後方には後輪を支持するスイングアームのピボット軸が配置され、鞍乗型車両の前後輪間かつ着座シートの下方に搭載されるエンジンユニットにおいて、側面視でピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、ドライブ軸とクランク軸とを結ぶ線とがなす角度よりも、ピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、クランク軸とカウンター軸とを結ぶ線とがなす角度が大きくなり、かつピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線がシリンダーアッセンブリーを構成するシリンダーブロックのスカート下端近傍を通過するようにクランク軸とカウンター軸とドライブ軸とピボット軸を配置したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る鞍乗型車両のエンジンユニットは、請求項2に記載したように、側面視でピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、ドライブ軸とクランク軸とを結ぶ線とがなす角度が17°〜30°の範囲となり、ピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、クランク軸とカウンター軸とを結ぶ線とがなす角度が30°〜40°の範囲となるようにクランク軸とカウンター軸とドライブ軸とピボット軸を配置したことを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明に係る鞍乗型車両のエンジンユニットは、請求項3に記載したように、側面視で前記クランク軸およびカウンター軸をともにピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線よりも下方に配置したことを特徴とする。
【0011】
そして、本発明に係る鞍乗型車両のエンジンユニットは、請求項4に記載したように、前記シリンダーアッセンブリーを構成するシリンダーブロックと前記エンジンケースとの合面の高さを、ピストン下死点位置におけるピストントップの高さよりも高くしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る鞍乗型車両のエンジンユニットは、請求項5に記載したように、前記エンジンケース内部に隔壁を設けることにより、エンジンケース内部の空間を、前記クランク軸が軸支されるクランク室と、前記カウンター軸やドライブ軸が軸支されるミッション室とに分割したことを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明に係る鞍乗型車両のエンジンユニットは、請求項6に記載したように、前記シリンダーアッセンブリーに連結される燃料混合気生成手段と、これに連結されるエアクリーナーとの間に吸気パイプを介在させ、この吸気パイプを燃料混合気生成手段からエアクリーナーに向かって上方に傾斜させたことを特徴とする。
【0014】
請求項1〜請求項5の構成により、クランク軸、カウンター軸、ドライブ軸、ピボット軸のうち、クランク軸とドライブ軸との軸間距離を詰めるとともに、クランク軸の高さを低めてエンジンユニットの全高と前後長を小さくすることができる。また、請求項6の構成により、低められたエンジン全高を利用して燃料混合気生成手段からの吹き返しによるエアクリーナーの損傷を回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明に係るエンジンユニットが搭載された鞍乗型車両の一例を示す自動二輪車の左側面図である。この自動二輪車1は、例えばオフロード走行用であり、その車体フレーム2の前半部分にエンジンユニット3が搭載され、エンジンユニット3の上方に燃料タンク4が設置され、燃料タンク4の上方から後方にかけて着座シート5が載置されている。
【0017】
車体フレーム2の前頭部には前輪6を支持するフロントフォーク7がハンドルバー8とともに左右回動自在に軸支される一方、車体フレーム2の中央下部にて車幅方向に架設されたピボット軸9にスイングアーム10が上下回動自在に軸支され、その後端に後輪11が支持されている。したがって、エンジンユニット3は前後輪6,11間かつ着座シート5の下方に搭載されている。
【0018】
図2にも示すように、エンジンユニット3は、左右割り構造のエンジンケース14の前上部に単気筒のシリンダーアッセンブリー15がやや前傾した姿勢でほぼ直立に設置された単気筒4サイクルエンジンである。
【0019】
エンジンケース14の内部には前方から順にクランク軸16とカウンター軸17とドライブ軸18が軸支されてそれぞれ車幅方向に延びている。ドライブ軸18の後方にはスイングアーム10のピボット軸9が配置されており、このピボット軸9は車体フレーム2とエンジンケース14の最後部とスイングアーム10の前端を車幅方向に貫通し、エンジンユニット3を車体フレーム2に固定する複数の固定ボルトの1本として兼用されている。
【0020】
ドライブ軸18の左端はエンジンケース14の左側面より外部に突出しており、ドライブ軸18の左端に固定されたドライブスプロケット20と、後輪11の左側面に固定されたドリブンスプロケット21との間にドライブチェーン22が巻装され、エンジンユニット3の出力がドライブチェーン22を経て後輪11に伝達される。
【0021】
シリンダーアッセンブリー15は、エンジンケース14の上にシリンダーブロック24とシリンダーヘッド25とヘッドカバー26が順に載置、固定される構成である。シリンダーブロック24は、シリンダー本体部分24aと、これから下方に延びるシリンダースカート24bとからなり、シリンダー本体部分24aはエンジンケース14とシリンダーヘッド25との間に挟まれ、シリンダースカート24bはエンジンケース14の内部に深く挿入される。
【0022】
シリンダーブロック24の内部には円筒穴状のシリンダーボア28が形成され、その周囲に冷却水ジャケット29が形成され、シリンダーボア28の中に摺動自在に挿入されたピストン30のピストンピン30aと、クランク軸16に設けられた左右一対のクランクウェブ16a,16a間に偏心介装されたクランクピン16bとの間がコンロッド31で連結され、シリンダーボア28内におけるピストン30の摺動運動がクランク軸16の回転運動に変換される。
【0023】
一方、シリンダーヘッド25の下面にはシリンダーボア28に整合する燃焼室33が形成され、シリンダーヘッド25には燃焼室33に通じる吸気ポート34と排気ポート35が形成されている。
【0024】
図3にも示すように、吸気ポート34には燃料混合気生成手段としてのキャブレター36が連結され、キャブレター36には吸気パイプ37を介してエアクリーナー38が接続されている。吸気パイプ37はキャブレター36からエアクリーナー38に向かって上方に傾斜している。キャブレター36は燃料噴射装置のスロットルボディー等の別形式のものであってもよい。
【0025】
排気ポート35にはエキゾーストパイプ40が接続され、その後部が後輪11の右側上方に設置された排気マフラー41に繋がる。吸気ポート34と排気ポート35にはそれぞれ吸気バルブ43と排気バルブ44が設けられ、吸気バルブ43と排気バルブ44はそれぞれ直打式の吸気カム45と排気カム46により所定のタイミングで開閉制御される。
【0026】
エンジンケース14の内部の空間は隔壁48によりクランク室49とミッション室50とに分割されており、クランク室49にクランク軸16が配置され、ミッション室50の上部前方にカウンター軸17、その後方にドライブ軸18が配置され、両軸17,18間の下方、かつややカウンター軸17寄りにシフト軸51が軸支され、ドライブ軸18の後方にピボット軸9が配置されている。なお、ピボット軸9はミッション室50の内部には露出していない。
【0027】
クランク軸16の回転は図示しないプライマリードライブギヤとプライマリードリブンギヤとクラッチ機構を経てカウンター軸17に伝達される。カウンター軸17とドライブ軸18にはそれぞれ数段のミッションドライブギヤ53とミッションドリブンギヤ54が軸装され、シフト軸51およびこれに操作される複数のシフトフォーク55,56やチェンジペダル軸57等と共に変速ミッション機構58が構成されている。変速ミッション機構58の構造および作用は公知のものと同様である。
【0028】
クランク軸16とカウンター軸17とドライブ軸18とピボット軸9の軸配置は下記のようになっている(図2参照)。
【0029】
まず、側面視でピボット軸9とドライブ軸18とを結ぶ線をAとした場合、この線Aの角度が水平〜後下がりに傾斜角5°までの範囲内に収まり、かつピストン上死点位置30Tにおけるクランクピン16bの直上近傍位置、あるいはピストン下死点位置30Bにおけるピストンピン30aの直下近傍位置(ピストンスカート30bの下縁付近)を通るようにピボット軸9とドライブ軸18を配置する。
【0030】
そして、この線Aと、ドライブ軸18とクランク軸16とを結ぶ線Bとがなす角度αよりも、線Aと、クランク軸16とカウンター軸17とを結ぶ線Cとがなす角度βが大きくなるように、より具体的には角度αが17°〜30°の範囲となる一方、角度βが30°〜40°の範囲となるようにクランク軸16とカウンター軸17とドライブ軸18とピボット軸9が配置されている。ちなみに本実施形態ではαが21.7°、βが36°に設定されている。また、線Aがシリンダーブロック24のシリンダースカート24b下端近傍を通過するようにされている。
【0031】
こうすることにより、クランク軸16、カウンター軸17、ドライブ軸18、ピボット軸9のうち、クランク軸16とドライブ軸18との軸間距離を詰めてエンジンユニット3の前後長を縮めつつ、クランク軸16およびシリンダーアッセンブリー15の高さを低めてエンジンユニット3の全高を低め、エンジンユニット3の軽量コンパクト化を図るとともに、自動二輪車1の重心を低くして操縦安定性の向上を図ることができる。
【0032】
クランク軸16はカウンター軸17の下方に入り込む形で近接しているため、クランク軸16の高さを充分に低くし、しかもドライブ軸18に軸装されるミッションドライブギヤ53をシリンダースカート24bに近づけることができるため、エンジンユニット3の小型化に多大に貢献することができる。
【0033】
また、このエンジンユニット3では、シリンダーブロック24とエンジンケース14との合面Fの高さHが、ピストン下死点位置30Bにおけるピストントップの高さHよりも高くなっている。よってピストン下死点位置30Bではピストントップが合面Fよりも低くなる。なお、合面Fはエンジンケース14前上部に設けられたエンジン懸架ボス60とほぼ同じ高さに設定され、合面Fの切削加工等が容易にされている。
【0034】
このように合面Fの高さHをピストン下死点位置30Bにおけるピストントップの高さHよりも高くしたことにより、コンロッド31を短くしてピストン上死点位置30Tを低くできるので、必然的にシリンダーヘッド25の高さが低くなり、結果としてエンジンユニット3の全高を低くすることができる。
【0035】
同時にキャブレター36の高さも低くなるため、車体フレーム2の基本構造を2サイクルエンジン車両のものと共通化あるいは類似化でき、部品構成の自由度を飛躍的に高めることができる。
【0036】
前述の如くエンジンケース14の内部空間は隔壁48によりクランク室49とミッション室50とに分割されているが、クランク室49内に供給されたオイルは図示しない一方弁やポンプ等のオイル排出手段により随時排出され続け、こうしてクランク室49の底部に溜まるオイルを排出することによってクランク軸16によるオイル撹拌ロスを避け、さらに一段とクランク軸16の位置を引き下げてエンジンユニット3の全高を低めることができる。
【0037】
一方、キャブレター36とエアクリーナー38との間を接続する吸気パイプ37をキャブレター36からエアクリーナー38に向かって上方に傾斜させたため、低められたエンジン全高を利用してキャブレター36からの燃料吹き返し(バックファイヤー)によるエアクリーナー38の損傷を回避することができ、エアクリーナー38側の防炎構造(ファイヤートラップ等)の簡素化を図ることもできる。
【0038】
図4は本発明の別な実施形態を示すエンジンユニット3aの縦断面図である。この図において、図2に示すエンジンユニット3と同様な部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
このエンジンユニット3aでは、側面視でクランク軸16とカウンター軸17が、ピボット軸9とドライブ軸18とを結ぶ線Aよりも下方に配置されている。各線A,B,Cと角度α,βの関係は図2に示すエンジンユニット3と同様であり、ちなみにここではαが22.3°、βが32°に設定されている。
【0040】
また、ピボット軸9とドライブ軸18とカウンター軸17の3つ全ての軸を、ピストン上死点位置30Tにおけるクランクピン16bの位置に対して、より上方となるようにクランク軸16および3軸9,18,17が配置されている。
【0041】
このようにすることにより、プライマリードリブンギヤやクラッチ機構等の高重量な部品が多数軸装されるカウンター軸17の位置を引き下げてエンジンユニット3aのさらなる低重心化を図ることができる。
【0042】
なお、図2と図3の実施形態では、ともにピボット軸9がエンジンケース14の最後部を貫く構造になっているが、ピボット軸9がエンジンケース14を貫かずに車体フレーム2に設けられる構造の鞍乗型車両においても本発明の構成を適用すれば同様な効果が得られる。
【0043】
また、本実施形態におけるエンジンユニット3,3aは4サイクルエンジンであるが、2サイクルエンジンにも本発明の構成を適用してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る鞍乗型車両のエンジンユニットによれば、エンジンユニットの全高と前後長をともに小さくして軽量、コンパクト化と車体の低重心化を図ると同時に、低められたエンジン全高を利用して燃料混合気生成手段からの吹き返しによるエアクリーナーの損傷を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンユニットが搭載された鞍乗型車両の一例を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】本発明の一実施形態を示すエンジンユニットの縦断面図。
【図3】シリンダーアッセンブリー、キャブレター、吸気パイプ、エアクリーナーを示す左側面図。
【図4】本発明の別な実施形態を示すエンジンユニットの縦断面図。
【符号の説明】
1 鞍乗型車両の一例としての自動二輪車
3,3a エンジンユニット
5 着座シート
6 前輪
9 ピボット軸
10 スイングアーム
11 後輪
14 エンジンケース
15 シリンダーアッセンブリー
16 クランク軸
17 カウンター軸
18 ドライブ軸
24 シリンダーブロック
24b シリンダーブロックのスカート
30 ピストン
30B ピストン下死点位置
36 燃料混合気生成手段としてのキャブレター
37 吸気パイプ
38 エアクリーナー
48 隔壁
49 クランク室
50 ミッション室
A ピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線
B ドライブ軸とクランク軸とを結ぶ線
C クランク軸とカウンター軸とを結ぶ線
F シリンダーブロックと前記エンジンケースとの合面
シリンダーブロックと前記エンジンケースとの合面の高さ
ピストン下死点位置におけるピストントップの高さ

Claims (6)

  1. エンジンケースの前上部に単気筒のシリンダーアッセンブリーがほぼ直立して設置され、上記エンジンケースの内部には前方から順にクランク軸とカウンター軸とドライブ軸が軸支されてそれぞれ車幅方向に延び、上記ドライブ軸の後方には後輪を支持するスイングアームのピボット軸が配置され、鞍乗型車両の前後輪間かつ着座シートの下方に搭載されるエンジンユニットにおいて、側面視でピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、ドライブ軸とクランク軸とを結ぶ線とがなす角度よりも、ピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、クランク軸とカウンター軸とを結ぶ線とがなす角度が大きくなり、かつピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線がシリンダーアッセンブリーを構成するシリンダーブロックのスカート下端近傍を通過するようにクランク軸とカウンター軸とドライブ軸とピボット軸を配置したことを特徴とする鞍乗型車両のエンジンユニット。
  2. 側面視でピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、ドライブ軸とクランク軸とを結ぶ線とがなす角度が17°〜30°の範囲となり、ピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線と、クランク軸とカウンター軸とを結ぶ線とがなす角度が30°〜40°の範囲となるようにクランク軸とカウンター軸とドライブ軸とピボット軸を配置したことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のエンジンユニット。
  3. 側面視で前記クランク軸およびカウンター軸をともにピボット軸とドライブ軸とを結ぶ線よりも下方に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗型車両のエンジンユニット。
  4. 前記シリンダーアッセンブリーを構成するシリンダーブロックと前記エンジンケースとの合面の高さを、ピストン下死点位置におけるピストントップの高さよりも高くしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鞍乗型車両のエンジンユニット。
  5. 前記エンジンケース内部に隔壁を設けることにより、エンジンケース内部の空間を、前記クランク軸が軸支されるクランク室と、前記カウンター軸やドライブ軸が軸支されるミッション室とに分割したことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両のエンジンユニット。
  6. 前記シリンダーアッセンブリーに連結される燃料混合気生成手段と、これに連結されるエアクリーナーとの間に吸気パイプを介在させ、この吸気パイプを燃料混合気生成手段からエアクリーナーに向かって上方に傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のエンジンユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100434688C (zh) * 2007-06-29 2008-11-19 无锡开普动力有限公司 一种柴油机的进气装置

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