JP7022219B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に関する。
従来、補機を有する内燃機関において、機関側駆動軸と補機駆動軸とを連結する継手部材の剛性を維持しつつ、継手部材の潤滑を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-137057号公報
しかし、従来の技術では、補機駆動軸用の油路を追加で設ける必要がある上、部品点数が増えると共に、軸受を持たない部材が生じるという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車幅方向をコンパクト化し、部品点数が削減され、補機の軸を潤滑できる内燃機関を提供することを目的とする。
この明細書には、2018年9月28日に出願された日本国特許出願・特願2018-185941の全ての内容が含まれる。
内燃機関は、内燃機関本体(40、270)に回転可能に支持され、当該内燃機関が発生する回転トルクによって回転する機関側駆動軸(64、294)と、補機(100)と、前記内燃機関本体(40、270)に取り付けられた補機ハウジング(101)と、前記補機ハウジング(101)に支持された補機本体(102)と、前記補機ハウジング(101)内に前記機関側駆動軸(64、294)と同軸となるように回転可能に支持され、前記補機本体(102)を駆動する補機駆動軸(114)と、を有する内燃機関に於いて、前記機関側駆動軸(64、294)と前記補機駆動軸(114)の内部は中空であり、機関側駆動軸側中空部(64a、294a)と補機駆動軸側中空部(114a)は連通し、前記中空部(64a、294a、114a)は油路として構成されていることを特徴とする。
上記構成において、前記補機(100)は、燃料を圧送する燃料圧送装置(100)であっても良い。
また、上記構成において、前記燃料圧送装置(100)の吸入口(103)又は排出口(104)乃至その両方が車幅方向外側に突出しない方向を向いていても良い。
また、上記構成において、前記機関側駆動軸(64、294)は動弁機構(63、293)のカムシャフト(64、294)であっても良い。
また、上記構成において、前記機関側駆動軸(64、294)と前記補機駆動軸(114)の接合部はスプライン構造を有しても良い。
また、上記構成において、前記補機(100)は車両搭載時前後方向に於いて内燃機関前端部(47a、277a)より後方に位置しても良い。
また、上記構成において、前記補機(100)は車両側面視に於いて車体フレーム(12)と重なっても良い。
また、上記構成において、内燃機関(13、211)のシリンダ部中心(44a、232a)は車幅方向において左右いずれかに偏り、前記補機(100)は前記シリンダ部中心(44a、232a)が偏った方向と反対側に設けられても良い。
また、上記構成において、内燃機関(13、211)のクランク室の中心は車幅方向において左右いずれかに偏り、前記補機(100)は前記クランク室の中心が偏った方向と反対側に設けられても良い。
また、上記構成において、燃料タンク(237)に取り付けられるタンクシュラウド(246)により、前記補機(100)に冷却風が導風されても良い。
内燃機関は、内燃機関本体に回転可能に支持され、当該内燃機関が発生する回転トルクによって回転する機関側駆動軸と、補機と、前記内燃機関本体に取り付けられた補機ハウジングと、前記補機ハウジングに支持された補機本体と、前記補機ハウジング内に前記機関側駆動軸と同軸となるように回転可能に支持され、前記補機本体を駆動する補機駆動軸と、を有する内燃機関に於いて、前記機関側駆動軸と前記補機駆動軸の内部は中空であり、機関側駆動軸側中空部と補機駆動軸側中空部は連通し、前記中空部は油路として構成されている。この構成によれば、補機を設けた場合に、車幅方向のコンパクト化、部品点数の削減、補機の軸を潤滑できる。
上記構成において、前記補機は、燃料を圧送する燃料圧送装置であっても良い。この構成によれば、シリンダヘッドの近くに配置されるため熱くなりやすい燃料圧送装置を、油路の油で冷却できる。
また、上記構成において、前記燃料圧送装置の吸入口又は排出口乃至その両方が車幅方向外側に突出しない方向を向いていても良い。この構成によれば、吸入口や排出口などの燃料圧送装置の突出部分を保護できる。
また、上記構成において、前記機関側駆動軸は動弁機構のカムシャフトであっても良い。この構成によれば、燃料噴射タイミングはカムの回転周期と同じであるため、燃料噴射タイミングを動弁装置の動作タイミングにあわせることができる。これにより、機関側駆動軸と補機駆動軸との間に減速機構を設ける必要がなくなり、小型化を図ることができる。
また、上記構成において、前記機関側駆動軸と前記補機駆動軸の接合部はスプライン構造を有しても良い。この構成によれば、機関側駆動軸と補機駆動軸との周方向の遊びを低減することできる。
また、上記構成において、前記補機は車両搭載時前後方向に於いて内燃機関前端部より後方に位置しても良い。この構成によれば、補機が内燃機関に対して前後方向で突出しないようにできる。
また、上記構成において、前記補機は車両側面視に於いて車体フレームと重なっても良い。この構成によれば、補機を車体フレームにより保護できる。
また、上記構成において、内燃機関のシリンダ部中心は車幅方向において左右いずれかに偏り、前記補機は前記シリンダ部中心が偏った方向と反対側に設けられても良い。この構成によれば、補機を設けた場合に、車幅方向の突出を抑えることができる。
また、上記構成において、内燃機関のクランク室の中心は車幅方向において左右いずれかに偏り、前記補機は前記クランク室の中心が偏った方向と反対側に設けられても良い。この構成によれば、クランク室中心が偏った方向と反対側に補機を設けてエンジンのバランスを取り易くできる。
また、上記構成において、燃料タンクに取り付けられるタンクシュラウドにより、前記補機に冷却風が導風されても良い。この構成によれば、補機を空気でも冷却することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。 図2は、自動二輪車の正面図である。 図3は、ユニットスイングエンジンの右側面図である。 図4は、ユニットスイングエンジンの断面図である。 図5は、高圧燃料ポンプの要部斜視図である。 図6は、自動二輪車のシリンダ部の右側面図である。 図7は、自動二輪車のシリンダヘッドの上面図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。 図9は、自動二輪車の正面図である。 図10は、第2の実施の形態のエンジンの右側面図である。 図11は、第2の実施の形態のエンジンの正面図である。 図12は、エンジンのシリンダ部の断面を後方から見た図である。 図13は、自動二輪車のシリンダ部の右側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、右側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア(フラットフロア)11を有するスクーター型の鞍乗型車両である。自動二輪車1は、車体フレーム(車体)12の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジン(内燃機関、エンジン)13に軸支される。
図2は、自動二輪車1の正面図である。
図1、図2に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム12の前端部に軸支されるフロントフォーク14を備え、前輪2は、フロントフォーク14の下端部に軸支される。乗員が操舵するハンドル15は、フロントフォーク14の上端に取り付けられる。
自動二輪車1は、車体フレーム12等の車体を覆う車体カバー16を備える。
車体フレーム12は、前端に設けられるヘッドパイプ17と、ヘッドパイプ17から後下方に延びるダウンフレーム18と、ダウンフレーム18の下端から後方へ略水平に延びる左右一対のロアフレーム19,19と、ロアフレーム19,19の後端から後上がりに延びる左右一対のシートフレーム20,20とを備える。
ロアフレーム19,19及びシートフレーム20,20は、前後方向に延びるパイプ状である。
各シートフレーム20は、各ロアフレーム19の後端から後上がりに延びる立ち上がり部21と、立ち上がり部21の上端から車体フレーム12の後端まで延びる後方延出部22とを備える。後方延出部22は、立ち上がり部21よりも緩い傾斜で後上がりに延びる。
車体フレーム12は、ロアフレーム19,19の後端部を車幅方向に繋ぐクロスメンバ23と、立ち上がり部21,21の上部を車幅方向に繋ぐ上部クロスメンバ(シート支持ステー)24と、を備える。
また、車体フレーム12は、シートフレーム20,20の立ち上がり部21から後方に突出するエンジンブラケット26,26を左右一対備える。
エンジンブラケット26,26には、リンク機構48を介して、ユニットスイングエンジン13が揺動可能に支持される。
ユニットスイングエンジン13は、駆動源であるエンジン本体40と後輪3を支持するアーム部41とが一体化されたユニットスイングパワーユニットである。
ユニットスイングエンジン13の後端部とシートフレーム20,20の後部との間には、リアサスペンション29が掛け渡される。
後輪3は、アーム部41の後端部の後輪車軸3aに軸支される。
エンジン本体40の排気管77は、エンジン本体40の前部から下方に引き出され、車幅方向の他方側(左側)から一方側(右側)を通り、後方に延びて後輪3の側方まで延びる。排気管77の後端部は、後輪3の側方でマフラー78に接続される。
ユニットスイングエンジン13がリンク機構48を介して揺動する際、エンジン本体40、排気管77等は、一体に揺動する。
ユニットスイングエンジン13の上方で左右のシートフレーム20,20の間には、ヘルメット等の物品を収納可能な収納ボックス27が設けられる。シート10は、収納ボックス27の上面に支持され、収納ボックス27の上面の開口を覆う。
ユニットスイングエンジン13の前方には、燃料タンク37が配置される。燃料タンク37は、クロスメンバ23の前方で左右のロアフレーム19,19の間に配置される。本実施の形態の自動二輪車1は、燃料タンク37がステップフロア11の下方に配置されており、いわゆる、床下タンクのスクーター型車両(スクーター型の鞍乗型車両)である。燃料タンク37の後部には、燃料ポンプ38が配置されている。燃料ポンプ38は、燃料タンク37の上部に取り付けられる。燃料ポンプ38には、低圧燃料ホース39が接続されている。低圧燃料ホース39は、ユニットスイングエンジン13側に配索される。燃料ポンプ38は、燃料タンク37内の燃料を低圧燃料ホース39を介してユニットスイングエンジン13に供給する。
車体カバー16は、ハンドル15の周辺部を覆うアッパーカバー30と、ヘッドパイプ17及びダウンフレーム18を前方及び側方から覆うフロントカバー31と、フロントカバー31に後方から合わさってヘッドパイプ17及びダウンフレーム18を覆うレッグシールド32とを備える。
また、車体カバー16は、ロアフレーム19,19を下方から覆うアンダーカバー33と、ロアフレーム19,19を側方から覆うアンダーサイドカバー33A、33Aと、ロアフレーム19,19を上方から覆うステップフロア11を備える。アンダーカバー33、アンダーサイドカバー33A、33Aおよびステップフロア11は、燃料タンク37を上下左右から覆う。
さらに、車体カバー16は、シート10の下方でシートフレーム20,20及び収納ボックス27を側方から覆う左右一対のサイドカバー34、34と、シート10の下方で収納ボックス27及びユニットスイングエンジン13を前方から覆うセンターロアカバー(シート下カバー)35とを備える。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー36を備える。
図3は、ユニットスイングエンジン13の右側面図である。図4は、ユニットスイングエンジン13の断面図である。
本実施形態では、ユニットスイングエンジン13の前部に設けられるエンジン本体(内燃機関本体)40は、単気筒4サイクルエンジンである。エンジン本体40は、車幅方向に延びるクランクシャフト42を収容するクランクケース43と、クランクケース43から前方へ延びるシリンダ部44とを備える。
シリンダ部44は、クランクケース43側から順に、シリンダ45、シリンダヘッド46、及びヘッドカバー(シリンダヘッドカバー)47を備える。
エンジン本体40は、シリンダ部44のシリンダ軸線(シリンダ部中心)44aが略水平に車両前後方向へ延びる水平エンジンである。詳細には、シリンダ部44は、車両側面視でやや前上がりに車両前方へ略水平に延びる。
図4に示すように、クランクケース43は、クランクシャフト42に直交する支持壁51及び支持壁52を備え、クランクシャフト42は、ベアリングを介して支持壁51及び支持壁52に支持される。支持壁51と支持壁52とは、クランクシャフト42が収容されるクランク室53の一部を形成する。クランク室53の車幅方向中心は、車両中心線1cに対して左側に偏っている。
シリンダ45内には、ピストン54が摺動可能に収容されている。ピストン54は、コンロッド55を介し、クランク室53でクランクシャフト42に連結される。
ピストン54の前面に向き合うシリンダヘッド46の後部には、燃焼室46aが設けられている。右側の側壁部67R側において、シリンダヘッド46の右方から、燃焼室46aに向けて、点火プラグ68が挿入され、点火プラグ68の先端が燃焼室46a内に臨む。シリンダヘッド46には、燃焼室46aに連なる吸気ポート(不図示)と排気ポート46bが設けられ、その内端が燃焼室46aに開口している。不図示の吸気ポートと排気ポート46bの内端開口には、それぞれの開口を開閉する不図示の吸気弁と排気弁が設けられている。
また、図7に示すように、シリンダヘッド46の上方から、燃焼室46aに向けて、燃料噴射装置130のインジェクタが挿入され、インジェクタの先端が燃焼室46a内に臨む。燃料噴射装置130は直噴方式である。
クランクケース43は、クランク室53における左右の一側(右側)側方に、発電機室56を備える。
発電機室56内に延出するクランクシャフト42の一端には、クランクシャフト42の回転によって発電する発電機58が設けられる。発電機58は、クランクシャフト42と一体に回転する。発電機58の外側面には、冷却ファン59が設けられる。
冷却ファン59は、ファンカバー81によって周囲を覆われる。ファンカバー81は、冷却ファン59を覆うようにクランクケースに締結される。ファンカバー81は、吸引口82aを形成する吸引筒82を備える。吸引筒82は冷却ファン59の位置に配置される。
ファンカバー81の前方には、シリンダ45およびシリンダヘッド46を覆うシュラウド83が配置される。シュラウド83は、シリンダ45およびシリンダヘッド46を協働して覆うようにして相互に結合される上下一対のカバー部材84,85(図3参照)で構成される。カバー部材84,85はファンカバー81の締結部81aとヘッドカバー47の前部とに締結されるなどしてエンジン本体40に支持される。
シュラウド83は、シリンダ45およびシリンダヘッド46の一方側において、前方になるに連れてヘッドカバー47側に湾曲する形状をしており、エンジン本体40との間に空間を形成する。エンジン本体40とシュラウド83の間の空間により冷却風通路86が形成される。冷却ファン59が外気を吸い込み矢印A1のようにシュラウド83内へ導風し、冷却風通路86を、冷却ファン59から吐出される強制空冷用の空気が矢印A2のように流通する。シリンダ45の外面には、複数の冷却フィン45aがそれぞれ突設されている。冷却フィン45aは、冷却風通路86に配置されており、冷却風通路86を流れる空気による効率的な冷却が可能となっている。
ファンカバー81、カバー部材84,85は、それぞれ合成樹脂により形成される。
シリンダヘッド46には、不図示の吸気弁及び排気弁を駆動する動弁装置(動弁機構)63が設けられる。動弁装置63は、クランクシャフト42と平行に配置されるカムシャフト(機関側駆動軸)64と、カムシャフト64によって駆動される不図示の吸気弁及び排気弁とを備える。ヘッドカバー47は、動弁装置63を覆う。シリンダヘッド46およびヘッドカバー47は、動弁機構収容部を構成する。
カムシャフト64は、ベアリング62を介して回転可能に支持される。ベアリング62はカムシャフト64の軸方向に一対配置される。カムシャフト64は、カムシャフト64とクランクシャフト42とを接続するカムチェーン65を介し、クランクシャフト42によって駆動される。
カムシャフト64の他端側には、従動スプロケット65aが設けられている。従動スプロケット65aには、カムチェーン(動弁機構伝達装置)65が巻き掛けられている。カムチェーン65は、クランクシャフト42の駆動スプロケット65bに巻き掛けられている。クランクシャフト42の回転は、カムチェーン65を介してカムシャフト64に伝達される。クランクシャフト42が2回転する毎に、カムシャフト64が1回転する。
シリンダ部44は、カムシャフト64の他端側に、カムチェーン65が通るカムチェーン室66を備える。カムチェーン室(伝達室)66は、クランクケース43、シリンダ45、及びシリンダヘッド46に跨って設けられ、シリンダ部44の軸方向に延在する。カムチェーン室66は、車幅方向では、クランク室53に対して発電機室56とは反対側に位置し、シリンダ部44の左右方向(車幅方向)の側壁部67L,67Rの左側(内方側)の側壁部67Lに設けられる。側壁部67L,67Rは、シリンダヘッド46の側壁部(側面)を含む。
クランクケース43は、発電機室56側とは反対側の側面部から後方に延びる伝動ケース部70を一体に備える。伝動ケース部70は、クランク室53の後部中央の部分から後輪3の左側方まで延びる。
伝動ケース部70は、車幅方向の外側面が開放したケース状に形成されており、この開放部は、伝動ケースカバー71によって閉じられる。
伝動ケースカバー71が伝動ケース部70に固定されることで、上述のアーム部41が構成される。
中空のアーム部41内には、ベルト式無段変速機73と、遠心式のクラッチ機構74と、複数のギヤで構成される減速機構75とが設けられる。
クランクシャフト42の駆動力は、ベルト式無段変速機73、クラッチ機構74、及び減速機構75を介し、後輪3に伝達される。
図5は、高圧燃料ポンプ100の要部斜視図である。図5では、説明の便宜のために、内部の部材を実線で示し、ハウジング101を二点鎖線で示している。また、燃料の流路は図示を省略している。
図3、図5に示すように、エンジン本体40のシリンダヘッド46には、高圧燃料ポンプ(燃料圧送装置)100が支持される。高圧燃料ポンプ100は、ハウジング(補機ハウジング)101と、ハウジング101に支持されたポンプ本体(補機本体)102とを備える。
ポンプ本体102は、低圧吸入部103(図3参照)と高圧吐出部104(図3参照)とを有する。低圧吸入部103と高圧吐出部104とは、ハウジング101の内部に形成された図示しない中空状の加圧室を介して互いに連通している。低圧吸入部103は、吸入口103aを有する筒状に形成されている。低圧吸入部103には、燃料タンク37から延びる低圧燃料ホース39が接続されている。低圧吸入部103には、燃料タンク37から低圧の燃料が供給される。
高圧吐出部104は、排出口104aを有する筒状に形成されている。高圧吐出部104には、高圧燃料配管131が接続される。高圧燃料配管131は、直噴方式の燃料噴射装置130(図7参照)に接続される。高圧燃料ポンプ100は燃料噴射装置130に高圧で燃料を送る。
ポンプ本体102は、図5に示すようにプランジャ111を備える。プランジャ111はポンプシャフト(補機駆動軸)114に対して垂直方向に延びる軸状の部材である。プランジャ111は、筒状に延びるシリンダ部112に沿って摺動可能に支持される。プランジャ111の他端111b側には、偏心カム状のリフタ113が配置される。リフタ113は、プランジャ111に直交する方向に延びるポンプシャフト114にニードルベアリング116を介して回転摺動可能に支持される。ポンプシャフト114は、リフタ113の両側に配置されたベアリング115、115で回転可能に支持される。ベアリング115、115はハウジング101に固定される。
リフタ113、ポンプシャフト114、ベアリング115、115、ニードルベアリング116は、ハウジング101の内部に形成された中空状の駆動室117に配置されている。
ポンプシャフト114は、ハウジング101に形成された不図示の開口部を介して外部に突出している。ポンプシャフト114は、中空状に形成されており、軸方向に延びる中空部(補機駆動軸側中空部)114aが形成される。また、ポンプシャフト114には、径方向に貫通する貫通孔114b(図4参照)が形成されている。中空部114aはオイルが通過可能であり貫通孔114bからオイルがニードルベアリング116に供給され、摺動面を潤滑したのちに駆動室117内に排出される。ポンプシャフト114の外周部にはスプライン部114cが形成される。
ハウジング101にはステー106が固定されている。ステー106にはポンプシャフト114よりも大径に形成されポンプシャフト114が貫通する開口部106aが形成される。開口部106aにより、駆動室117はハウジング101の内外に連通する。
燃料噴射装置130への燃料の流路において、低圧吸入部103と、ポンプ本体102の加圧室(不図示)との間にはスピル弁105が配置される。スピル弁105は電磁弁であり、制御用のコネクタ105aを備える。コネクタ105aは電気ケーブル(不図示)を介して、不図示のECU(Electronic Control Unit)に接続される。スピル弁105は弁を制御し低圧の燃料の加圧室(不図示)への供給量を調整する。
加圧室(不図示)を挟んで、プランジャ111と反対側には、パルセーションダンパ122(図3参照)が配置される。パルセーションダンパ122は、圧力の変動を吸収する。
低圧吸入部103、高圧吐出部104、スピル弁105、加圧室(不図示)、プランジャ111、シリンダ部112、リフタ113、ポンプシャフト114、ベアリング115、115、ニードルベアリング116、駆動室117と、パルセーションダンパ122とにより、ポンプ本体102が構成される。
よって、ポンプシャフト114が回転するとリフタ113の偏芯運動に応じて、プランジャ111が移動し、プランジャ111は加圧室(不図示)に進入、退避する。プランジャ111が加圧室(不図示)に進入した場合には加圧室(不図示)では低圧の燃料が圧縮され高圧となる。高圧となった燃料は吐出弁(不図示)が開くことにより高圧吐出部104を介して高圧燃料配管131に供給される。
図3に示すように、高圧燃料ポンプ100はステー106を介してシリンダヘッド46に固定される。ステー106はボルトでシリンダヘッド46に固定される。シリンダヘッド46は、エンジン本体40の端にあり、高圧燃料ポンプ100はエンジン本体40に対して組付性が向上している。
高圧燃料ポンプ100のポンプシャフト114は、カムシャフト64に結合される。
ここで、カムシャフト64は、中空に形成されており、軸方向中央部から一端側に延びる中空部(機関側駆動軸側中空部)64aを備える。また、カムシャフト64には、径方向に貫通して中空部64aに連通する貫通孔64bが形成される。中空部64aには、シリンダ45やシリンダヘッド46のオイル油路(不図示)を介してオイルが供給される。貫通孔64bから中空部64aにオイルが供給されてもよい。このオイルは、クランクシャフト42の回転トルクを受けて駆動する不図示のオイルポンプにより供給される。
ポンプシャフト114は、カムシャフト64の中空部64aに挿入される。中空部64aの内周部には軸方向に延びるスプライン用の係合部が形成されており、ポンプシャフト114のスプライン部114cが嵌り、スプライン結合する。このとき、カムシャフト64の中空部64aと、ポンプシャフト114の中空部114aが連通する。よって、中空部64aからオイルが供給される。ポンプシャフト114に流入したオイルは、貫通孔114bを介してハウジング101のニードルベアリング116に供給され、摺動面を潤滑したのちに駆動室117内に排出され、ベアリング115等の潤滑を行う。そして、開口部106aからシリンダ部44の内部に戻る。すなわち、カムシャフト64の中空部64a、ポンプシャフトの中空部114a、貫通孔114b(図4参照)、駆動室117、開口部106a、オイルが流れる油路を構成する。
本実施形態では、高圧燃料ポンプ100はシリンダヘッド46に取り付けられており、シュラウド83に覆われるように配置される。また、本実施形態では、高圧燃料ポンプ100は、シリンダヘッド46に支持される構成であるため、シリンダヘッド46を介して熱が伝わり高温となり易い。高圧燃料ポンプ100はシュラウド83内に配置され、冷却風通路86に配置される。よって、高圧燃料ポンプ100は、冷却ファン59により強制冷風により冷却できる。高圧燃料ポンプ100は、シリンダ45やシリンダヘッド46をそなえるシリンダブロックよりも車幅方向外側且つシュラウド83内壁との距離が近い位置に配置される。これにより、冷却ファン59からシュラウド83内面に沿って矢印A2(図4参照)のように流れる冷風により、高圧燃料ポンプ100を冷却することができ、冷却効率を良好とする。
エンジン本体40のクランク室53の中心は車両中心線1cに対して左に偏り、高圧燃料ポンプ100はクランク室中心が偏った方向と反対側である車両中心線1cよりも右側に設けられる。したがって、ユニットスイングエンジン13のバランスを取り易くできる。
図6は、自動二輪車1のシリンダ部44の右側面図である。図7は、自動二輪車1のシリンダヘッド46の上面図である。図6、図7では、シュラウド83の図示は省略している。
図6に示すように、高圧燃料ポンプ100は車両側面視でシートフレーム20の立ち上がり部21と重複する位置に配置される。高圧燃料ポンプ100は、外部からの飛散物からなどから保護される。
ユニットスイングエンジン13は、ユニットスイングエンジン13の上方に設けられるリンク機構(連結部)48を介して車体フレーム12に揺動可能に支持される。
リンク機構48は、クランクケース43の上部に連結される揺動軸48aと、シートフレーム20,20のエンジンブラケット26,26に連結される左右一対の車体側揺動軸48b,48bと、揺動軸48aと車体側揺動軸48b,48bとを接続するリンク部材48cとを備える。言い換えれば、シリンダ部44のシリンダ軸線44aより上方に位置するクランクケース43の上部部分に揺動軸48aが設けられ、リンク部材48cを介して、揺動軸48aと車体側揺動軸48b,48bとが連結され、ユニットスイングエンジン13は、車体フレーム12に揺動可能に支持される。
揺動軸48a及び車体側揺動軸48bは、車幅方向に延びる水平な軸である。ユニットスイングエンジン13は、揺動軸48a及び車体側揺動軸48b,48bを中心として揺動可能である。
ユニットスイングエンジン13では、エンジン本体40は、後輪(車輪)3及び後輪車軸(車軸)3aを支持するアーム部(スイングアーム)41と共に車体フレーム12に揺動可能に連結される。
高圧燃料ポンプ100は、エンジン本体40の前端部(内燃機関前端部)47aよりも後方に支持される。シリンダ軸線44aが右上がりに延びる本実施形態では、前端部(内燃機関前端部)47aは、シリンダ軸線44aに対して前下のヘッドカバー47の角の部分が対応する。高圧燃料ポンプ100は、ユニットスイングエンジン13から前後方向に突出させないようにすることが可能である。
図4などに示すように、シリンダ軸線44aが、前輪2と後輪3の幅方向中央部に対応する車両中心線1cよりも左方に偏っている。そして、高圧燃料ポンプ100はシリンダ軸線44aが偏った方向と反対側、すなわち、右側に設けられる。よって、高圧燃料ポンプ100は、スペースが生じ易い側に配置されており、車幅方向の突出量が抑制される。
また、高圧燃料ポンプ100の低圧吸入部103の吸入口103aおよび高圧吐出部104の排出口104aは共に車両幅方向外側に突出しない方向、すなわち、ユニットスイングエンジン13側である後方を向いている。よって、低圧吸入部103から延びる低圧燃料ホース39や、高圧吐出部104から延びる高圧燃料配管131は、図7に示すように、ユニットスイングエンジン13上に重複し易くなる。よって、低圧吸入部103や高圧吐出部104などの突出部を保護できる。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、エンジン本体40に回転可能に支持され、ユニットスイングエンジン13が発生する回転トルクによって回転するカムシャフト64と、高圧燃料ポンプ100と、エンジン本体40に取り付けられたハウジング101と、ハウジング101に支持されたポンプ本体102と、ハウジング101内にカムシャフト64と同軸となるように回転可能に支持され、ポンプ本体102を駆動するポンプシャフト114と、を有するユニットスイングエンジン13に於いて、カムシャフト64とポンプシャフト114の内部は中空であり、カムシャフト64の中空部64aとポンプシャフト114の中空部114aは連通し、中空部64a、114aは油路として構成されている。したがって、高圧燃料ポンプ100を配置しても、車幅方向をコンパクト化でき、部品点数を削減することができる。また、カムシャフト64とポンプシャフト114がベアリング62、115をもち、ポンプシャフト114を冷却及び潤滑できる。
本実施形態では、高圧燃料ポンプ100は、燃料を圧送する燃料圧送装置である。したがって、シリンダヘッドに近い位置に配置されるため熱くなりやすい高圧燃料ポンプ100を効果的に冷却できる。
また、本実施形態では、高圧燃料ポンプ100の低圧吸入部103の吸入口103aと高圧吐出部104の排出口104aの両方が車両幅方向外側に突出しない方向を向いている。したがって、低圧吸入部103と高圧吐出部104などの高圧燃料ポンプ100の突出部分を保護できる。
また、本実施形態では、カムシャフト64は動弁装置63のカムシャフトである。したがって、燃料噴射タイミングはカムの回転周期と同じであるため、燃料噴射タイミングを動弁機構の動作タイミングにあわせることができる。これにより、機関側駆動軸と補機駆動軸との間に減速機構を設ける必要がなくなり、小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、カムシャフト64とポンプシャフト114の接合部はスプライン構造を有する。したがって、カムシャフト64とポンプシャフト114との周方向の遊びを低減することできる。
また、本実施形態では、高圧燃料ポンプ100は車両搭載時前後方向に於いてヘッドカバーの前端部47aより後方に位置する。したがって、高圧燃料ポンプ100がユニットスイングエンジン13に対して前後方向で突出しないようにできる。
また、本実施形態では、高圧燃料ポンプ100は車両側面視に於いて車体フレーム12の立ち上がり部21と重なる。したがって、高圧燃料ポンプ100を車体フレーム12により保護できる。
また、本実施形態では、高圧燃料ポンプ100が、動弁装置63を収容する動弁機構収容部を形成するシリンダヘッド46に設けられる。したがって、高圧燃料ポンプ100の組付性が向上する。
また、本実施形態では、ユニットスイングエンジン13のエンジン本体40のクランク室53の車幅方向の中心は車幅方向において左に偏り、高圧燃料ポンプ100はクランク室53の中心が偏った方向と反対側である右側に設けられる。したがって、クランク室53中心が偏った方向と反対側に高圧燃料ポンプ100を設けてユニットスイングエンジン13のバランスを取り易くできる。
<第2の実施の形態>
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る自動二輪車201の右側面図である。
第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態の自動二輪車201は、車体フレーム(車体)210にパワーユニットとしてのエンジン(内燃機関)211が支持され、前輪202を操舵可能に支持する操舵系212が車体フレーム210の前端に操舵可能に支持され、後輪203を支持するスイングアーム213が車体フレーム210の後部に設けられる車両である。
自動二輪車201は、乗員が跨るようにして着座するシート214が車体フレーム210の後部の上方に設けられる鞍乗り型の車両である。
車体フレーム210は、車体フレーム210の前端に設けられるヘッドパイプ215と、ヘッドパイプ215の後部から後下がりに延出するメインフレーム216と、ヘッドパイプ215の後部から後下方に延びるダウンフレーム217と、メインフレーム216の下端に接続されるピボットフレーム218と、メインフレーム216の後部の上部から車両後端部まで後方に延びる左右一対のシートフレーム219と、ピボットフレーム218から後上がりに延びてシートフレーム219の後部に接続される左右一対のサブフレーム220とを備える。
図9は、自動二輪車201の正面図である。
図8、図9に示すように、操舵系212は、ヘッドパイプ215に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、このステアリングシャフトの上端に固定されるトップブリッジ221と、上記ステアリングシャフトの下端に固定されるボトムブリッジ222と、トップブリッジ221及びボトムブリッジ222に支持される左右一対のフロントフォーク223と、トップブリッジ221に固定される操舵用のハンドル224とを備える。
前輪202は、フロントフォーク223の下端部に軸支される。
ピボットフレーム218には、ピボットフレーム218を車幅方向に貫通するピボット軸226が設けられ、スイングアーム213の前端部はピボット軸226に軸支される。スイングアーム213は、ピボット軸226側から左右一対で後方に延びるアーム部213aを備え、後輪203は、アーム部213aの後端部間に渡される後輪車軸203aに軸支される。
アーム部213aの後部とシートフレーム219との間には、左右一対のリアサスペンション227が掛け渡される。
エンジン211は、クランクシャフト272を収容するクランクケース231と、クランクケース231の前部から上方に延びるシリンダ部232とを備える。クランクケース231の後部には、変速機(不図示)が内蔵されている。
図8に示すように、エンジン211は、メインフレーム216の下方でダウンフレーム217とピボットフレーム218との間に配置され、ダウンフレーム217及びピボットフレーム218によって支持される。
エンジン211の排気管233は、シリンダ部232の前右面の排気口232b(図10参照)から後下方に延出される。排気管233は、エンジン211の下方を通って後方に延び、スイングアーム213の右側方に配置されるマフラー234に接続される。
エンジン211の出力は、ドライブチェーン235によって後輪203に伝達される。ドライブチェーン235は、左側のアーム部213aに沿うように設けられるチェーンケース236によって覆われる。
燃料タンク237は、メインフレーム216の前部に支持される。燃料タンク237の内部には、燃料ポンプ238が配置されている。燃料ポンプ238は、燃料タンク237の底部に取り付けられる。燃料ポンプ238には、低圧燃料ホース239が接続されている。低圧燃料ホース239は、エンジン211側に配索される。燃料ポンプ238は、低圧燃料ホース239を介して、燃料タンク237から燃料を供給する。
シート214は、シートフレーム219に支持されており、燃料タンク237に連続して自動二輪車201の後端部まで延びる。
クランクケース231の下部の左右の側方には、乗員が足を乗せるステップ240が左右一対で設けられる。
ピボットフレーム218の左右の側方には、ピリオンステップブラケット241が左右一対で設けられる。同乗者用の左右一対のピリオンステップ242は、ピリオンステップブラケット241に支持される。
自動二輪車201は、車体カバーとして、フロントフォーク223の上部を前方から覆うフロントカバー245と、車体フレーム210の前部を側方から覆うフロントサイドカバー(タンクシュラウド)246と、燃料タンク237及びシート214の前部の下方を覆うサイドカバー247と、シート214の後部の下方を覆うリアサイドカバー248とを備える。
フロントサイドカバー(タンクシュラウド)246は、シリンダヘッド276の前方に配置され、燃料タンク237の前部の下方の側方を覆うタンク下部カバー246Bを備える。
サイドカバー247は、燃料タンク237及びシート214の前部の下方を覆うアッパーサイドカバー247Aと、アッパーサイドカバー247Aの下方を覆うアンダーサイドカバー247Bとを備える。
前輪202の上方にはフロントフェンダー249が設けられる。
自動二輪車201は、前輪202を制動する前輪ブレーキ装置250を車両の前部に備え、後輪203を制動する後輪ブレーキ装置260を車両の後部に備える。
図10は、第2の実施の形態のエンジン211の右側面図である。
エンジン211は、クランクケース231およびシリンダ部232で構成されるエンジン本体270を有する。エンジン本体270のシリンダ部232は、クランクケース231側から順に、シリンダ275、シリンダヘッド276、及びヘッドカバー(シリンダヘッドカバー)277を備える。
エンジン本体270は、シリンダ部232のシリンダ軸線(シリンダ部中心)232aが車両側面視でやや前傾して上方に延びるエンジンである。
図11は、第2の実施の形態のエンジン211の正面図である。
クランクケース231は、クランクシャフト272(図10参照)に直交する面で車幅方向に2分割される左右割りで構成されている。クランクケース231は、右側ケース231Rと、左側ケース231Lと、を備える。右側ケース231Rの右側には、右クランクケースカバー243が支持される。右側ケース231Rと右クランクケースカバー243との間の空間には、発電機(不図示)が配置される。左側ケース231Lの左側には、左クランクケースカバー244が支持される。左側ケース231Lと左クランクケースカバー244との間の空間には、変速機(不図示)が配置される。
図12は、エンジン211のシリンダ部232の断面を後方から見た図である。
第2の実施の形態のエンジン本体(内燃機関本体)270は単気筒4サイクルエンジンである。エンジン本体270の基本的な構成は、第1の実施の形態のエンジン本体40と同様である。対応する部材の一部については第1の実施の形態と同様の符号を付して説明を省略する。高圧燃料ポンプ100は第1の実施の形態と同様の構成を備える。
シリンダヘッド276には、不図示の吸気弁及び排気弁を駆動する動弁装置(動弁機構)293が設けられる。動弁装置293は、クランクシャフト272と平行に配置されるカムシャフト294と、カムシャフト294によって駆動される不図示の吸気弁及び排気弁とを備える。ヘッドカバー277は、動弁装置293を覆う。シリンダヘッド276およびヘッドカバー277は、動弁機構収容部を構成する。
カムシャフト294は、ベアリング62を介して回転可能に支持される。ベアリング62はカムシャフト294の軸方向に一対配置される。カムシャフト294の左側(他端側)には、従動スプロケット65aが設けられており、クランクシャフト272の回転は、カムチェーン65、従動スプロケット65aを介してカムシャフト294に伝達される。クランクシャフト272が2回転する毎に、カムシャフト294が1回転する。
シリンダ部232には、カムチェーン65が通るカムチェーン室66が形成される。カムチェーン室66の反対側、すなわち、カムシャフト294の右側(一端側)には高圧燃料ポンプ100が配置される。高圧燃料ポンプ100はシリンダヘッド276にステー106を介して固定される。高圧燃料ポンプ100では、第1の実施の形態と同様に、ポンプシャフト114がカムシャフト294にスプライン結合されると共に、カムシャフト294の中空部294aにポンプシャフト114の中空部114aが連通する。中空部294aから中空部114aにオイルが供給され、高圧燃料ポンプ100が潤滑される。
自動二輪車201は、エンジン本体270を冷却水で冷却する冷却構造として、冷却水を送るウォーターポンプユニット(第2補機)280と、ラジエーター290(図8参照)と、エンジン本体270側からラジエーター290に流れる冷却水が通る送り側ホース(不図示)と、ラジエーター290からエンジン本体270側に戻る冷却水が通る戻り側ホース291(図11参照)と、ウォーターポンプユニット280からエンジン本体270に冷却水を送るホース292(図11参照)と、冷却水の流路を切り替えるサーモアクチュエーターユニット(不図示)とを備える。
ウォーターポンプユニット280は、高圧燃料ポンプ100とシリンダ軸線232aに対して車幅方向の反対側、すなわち、カムシャフト64の左側に配置される。ウォーターポンプユニット280は、ハウジング(第2補機ハウジング)281を備える。ハウジング281は、基部281aと、基部281aを覆って空間を形成するカバー部281bとを備える。基部281aとカバー部281bとの間の空間により冷却水が通過する水路281cが構成される。基部281aは不図示のステーを介してシリンダヘッド276に固定される。
また、ウォーターポンプユニット280は、ポンプ本体(第2補機本体)282を備える。ポンプ本体282は、ハウジング281に支持される。ポンプ本体282は、ハウジング281内にベアリング283を介して回転可能に支持されたポンプシャフト284を有する。ポンプシャフト284はカムシャフト294と同軸に配置され、カムシャフト294にスプライン結合される。また、ポンプ本体282は、カムシャフト294と共に回転する羽根車285を備える。すなわち、羽根車285はポンプシャフト284と共に、カムシャフト294を介してクランクシャフト272によって駆動される。
シリンダ部232の壁内には、冷却水が通るウォータージャケット275aやウォータージャケット275aに連通する不図示のウォータージャケットが設けられる。ウォータージャケット275aには、ホース292を介して冷却水が送られる。クランクシャフト272が回転すると、ウォーターポンプユニット280が駆動し、ホース291、292等を介して冷却水が圧送される。これにより、冷却水は、ラジエーター290と、エンジン本体270との間を循環する。
図13は、自動二輪車201のシリンダ部232の右側面図である。
図13に示すように、高圧燃料ポンプ100はステー106(図5参照)がボルト止めされて、シリンダヘッド276に固定される。シリンダヘッド276は、エンジン本体270の端にあるため、高圧燃料ポンプ100のエンジン本体270に対する組付性が向上する。
第2の実施の形態では、高圧燃料ポンプ100は、車両側面視で、パルセーションダンパ122が燃料タンク237の下縁237aと重複する。
高圧燃料ポンプ100の前方には、タンク下部カバー246Bが支持される。タンク下部カバー246Bは、燃料タンク237の下縁に形成された固定片状の前側係合部237bに支持される。前側係合部237bの前後方向の位置は、車両側面視でエンジン本体270の前端部277aに重複する。なお、前側係合部237bの後側には、固定片状の後側係合部237cが形成されている。後側係合部237cには、アンダーサイドカバー247B(図8参照)が支持される。
図13に示すように、タンク下部カバー246Bは、逆L字状の前端縁(図9参照)を有しており、車幅方向外側に突出した後、下方に行くに連れて徐々に車幅方向内側に傾斜する前端縁を備える。左右のタンク下部カバー246Bの間には、ラジエーター290(図8参照)が配置される。ラジエーター290と、タンク下部カバー246Bの逆L字状の前端縁とによって囲まれた開口形状により、導風口246B1が構成される。導風口246B1を介して、走行風がエンジン211側に導風される。右側の導風口246B1の後部には、高圧燃料ポンプ100が位置するため、高圧燃料ポンプ100が走行風により冷却され易くなっている。
また、高圧燃料ポンプ100は、エンジン本体270の前端部(内燃機関前端部)277aよりも後方に配置される。シリンダ軸線232aが右上がりの第2の実施の形態では、前端部277aは、シリンダ軸線232aに対して前下のヘッドカバー277の角の部分が対応する。よって、高圧燃料ポンプ100は、エンジン211から前後方向に突出させないようにすることが可能である。
図12に示すように、シリンダ軸線232aは、車両中心線201cよりも左方に偏っている。そして、高圧燃料ポンプ100はシリンダ軸線232aが偏った方向と反対側、すなわち右側に設けられる。スペースが生じ易い側に、高圧燃料ポンプ100が配置されており、車幅方向の突出量が抑制される。
また、本実施形態では、図11に示すように、右側ケース231Rよりも左側ケース231Lの方が車幅方向に広い。エンジン本体270のクランク室の中心は車両中心線201c(図9参照)に対して車幅方向において左に偏り、高圧燃料ポンプ100はクランク室中心が偏った方向と反対側である右側に設けられる。したがって、クランク室中心が偏った方向と反対側に高圧燃料ポンプ100を設けてエンジン211のバランスを取り易くできる。
図10に示すように、高圧燃料ポンプ100の低圧吸入部103の吸入口103aおよび高圧吐出部104の排出口104aは共に車幅方向外側に突出しない方向、すなわち、エンジン211側となる後方を向いている。よって、低圧吸入部103から延びる低圧燃料ホース239や、高圧吐出部104から延びる高圧燃料配管131は、図7に示すように、エンジン211上に重複し易くなる。よって、低圧吸入部103や高圧吐出部104などの突出部を保護できる。
以上説明したように、本発明を適用した第2の実施の形態によれば、エンジン211に於いて、カムシャフト294とポンプシャフト114の内部は中空であり、カムシャフト294の中空部294aとポンプシャフト114の中空部114aは連通し、中空部294a、114aは油路として構成されている。よって、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、高圧燃料ポンプ100を配置しても、車幅方向をコンパクト化などできる。すなわち、第2の実施の形態でも第1の実施の形態に対応する構成は第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
第2の実施の形態では、高圧燃料ポンプ100とウォーターポンプユニット280の両方が、動弁装置293を収容する動弁機構収容部を形成するシリンダヘッド276に設けられる。したがって、高圧燃料ポンプ100とウォーターポンプユニット280の組付性が向上する。
また、第2の実施の形態では、燃料タンク237に取り付けられるフロントサイドカバー246により、高圧燃料ポンプ100に冷却風が導風される。よって、高圧燃料ポンプ100を空気でも冷却することができる。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
上記各実施の形態では、機関側駆動軸としてカムシャフト64、294の構成を説明した。しかし、高圧燃料ポンプ100に回転トルクを伝達する機関側駆動軸としてはクランクシャフト42、272でも良い。
上記の実施の形態では、補機として高圧燃料ポンプ100の構成を説明した。しかし、ウォーターポンプやオイルポンプなど、補機側駆動軸を備える内燃機関の補機であれば、任意の補機を適用可能である。これに応じて、燃料噴射装置130は直噴方式でなくても良い。
上記実施の形態では、エンジン本体40、270は、単気筒4サイクルエンジンの構成を説明した。しかし、エンジン本体は、単気筒でなくても良いし、4サイクルエンジンでなくても良い。
第2の実施の形態では、第2補機としてウォーターポンプユニット280の構成を説明した。しかし、第2補機としては、オイルポンプの構成でも良い。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
3 後輪(車輪)
3a 後輪車軸(車軸)
12 車体フレーム
13 ユニットスイングエンジン(内燃機関)
40、270 エンジン本体(内燃機関本体)
41 スイングアーム
44a、232a シリンダ部中心
46 シリンダヘッド
47、277 ヘッドカバー(シリンダヘッドカバー)
47a、277a 前端部(内燃機関前端部)
59 冷却ファン
63、293 動弁装置(動弁機構)
64、294 カムシャフト(機関側駆動軸)
64a、294a 中空部(機関側駆動軸側中空部)
83 シュラウド
100 高圧燃料ポンプ(補機、燃料圧送装置)
101 ハウジング(補機ハウジング)
102 ポンプ本体(補機本体)
103a 吸入口
104a 排出口
114 ポンプシャフト(補機駆動軸)
114a 中空部(補機駆動軸側中空部)
211 エンジン(内燃機関)
237 燃料タンク
246 フロントサイドカバー(タンクシュラウド)
280 ウォーターポンプユニット(第2補機)

Claims (10)

  1. 内燃機関本体(40、270)に回転可能に支持され、当該内燃機関が発生する回転トルクによって回転する機関側駆動軸(64、294)と、
    補機(100)と、
    前記内燃機関本体(40、270)に取り付けられた補機ハウジング(101)と、
    前記補機ハウジング(101)に支持された補機本体(102)と、
    前記補機ハウジング(101)内に前記機関側駆動軸(64、294)と同軸となるように回転可能に支持され、前記補機本体(102)を駆動する補機駆動軸(114)と、を有する内燃機関に於いて、
    前記機関側駆動軸(64、294)と前記補機駆動軸(114)の内部は中空であり、機関側駆動軸側中空部(64a、294a)と補機駆動軸側中空部(114a)は連通し、前記中空部(64a、294a、114a)は油路として構成され、
    前記補機ハウジング(101)には、中空状の駆動室(117)と、前記駆動室(117)を前記内燃機関本体(40、270)の内部に連通させる開口部と、が設けられ、
    前記補機駆動軸(114)は、前記開口部を介して前記内燃機関本体(40、270)の内部に突出し、
    前記駆動室(117)および前記開口部は油路として構成されていることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記補機(100)は、燃料を圧送する燃料圧送装置(100)であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記燃料圧送装置(100)の吸入口(103)又は排出口(104)乃至その両方が車両幅方向外側に突出しない方向を向いていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記機関側駆動軸(64、294)は動弁機構(63、293)のカムシャフト(64 、294)であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関。
  5. 前記機関側駆動軸(64、294)と前記補機駆動軸(114)の接合部はスプライン構造を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内燃機関。
  6. 前記補機(100)は車両搭載時前後方向に於いて内燃機関前端部(47a、277a)より後方に位置することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関。
  7. 前記補機(100)は車両側面視に於いて車体フレーム(12)と重なることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の内燃機関。
  8. 内燃機関(13、211)のシリンダ部中心(44a、232a)は車幅方向において左右いずれかに偏り、
    前記補機(100)は前記シリンダ部中心(44a、232a)が偏った方向と反対側に設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の内燃機関。
  9. 内燃機関(13、211)のクランク室の中心は車幅方向において左右いずれかに偏り、
    前記補機(100)は前記クランク室の中心が偏った方向と反対側に設けられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の内燃機関。
  10. 燃料タンク(237)に取り付けられるタンクシュラウド(246)により、前記補機(100)に冷却風が導風されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の内燃機関。
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