JP6845886B2 - 内燃機関 - Google Patents
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Description
ところで、燃料を供給するポンプでは、ポンプによる圧力で燃料温度が過度に上昇してしまう場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、冷却液の出入りによって燃料ポンプを通る燃料を冷却することのできる内燃機関を提供することを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の右側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム(車体)10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート14が車体フレーム10の後部の上方に設けられる鞍乗り型の車両である。
図1、図2に示すように、操舵系12は、ヘッドパイプ15に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、このステアリングシャフトの上端に固定されるトップブリッジ21と、上記ステアリングシャフトの下端に固定されるボトムブリッジ22と、トップブリッジ21及びボトムブリッジ22に支持される左右一対のフロントフォーク23と、トップブリッジ21に固定される操舵用のハンドル24とを備える。
前輪2は、フロントフォーク23の下端部に前輪車軸2aで軸支される。
アーム部13aの後部とシートフレーム19との間には、左右一対のリアサスペンション27が掛け渡される。
エンジン11は、クランクシャフト72を収容するクランクケース31と、クランクケース31の前部から上方に延びるシリンダ部32とを備える。クランクケース31の後部には、変速機(不図示)が内蔵されている。
エンジン11の排気管33は、シリンダ部32の前右面の排気口32b(図3参照)から後下方に延出される。排気管33は、エンジン11の下方を通って後方に延び、スイングアーム13の右側方に配置されるマフラー34に接続される。
エンジン11の出力は、ドライブチェーン35によって後輪3に伝達される。ドライブチェーン35は、左側のアーム部13aに沿うように設けられるチェーンケース36によって覆われる。
クランクケース31の下部の左右の側方には、乗員が足を乗せるステップ40が左右一対で設けられる。
ピボットフレーム18の左右の側方には、ピリオンステップブラケット41が左右一対で設けられる。同乗者用の左右一対のピリオンステップ42は、ピリオンステップブラケット41に支持される。
サイドカバー47は、燃料タンク37及びシート14の前部の下方を覆うアッパーサイドカバー47Aと、アッパーサイドカバー47Aの下方を覆うアンダーサイドカバー47Bとを備える。
前輪2の上方にはフロントフェンダー49が設けられる。
自動二輪車1は、前輪2を制動する前輪ブレーキ装置50を車両の前部に備え、後輪3を制動する後輪ブレーキ装置60を車両の後部に備える。
エンジン本体70は、シリンダ部32のシリンダ軸線32aが車両側面視でやや前傾して上方に延びるエンジンである。
クランクケース31は、クランクシャフト72(図3参照)に直交する面で車幅方向に2分割される左右割りで構成されている。クランクケース31は、右側ケース31Rと、左側ケース31Lと、を備える。右側ケース31Rの右側には、右クランクケースカバー43が支持される。左側ケース31Lの左側には、左クランクケースカバー44が支持される。
エンジン11は単気筒SOHC4ストロークエンジンである。
クランクケース31において、左側ケース31Lと右側ケース31Rとには、ベアリング51、52を介して車幅方向に延びるクランクシャフト72が回転可能に支持される。
図3に示すように、高圧燃料ポンプ100は、低圧吸入部103と高圧吐出部104とを有する。低圧吸入部103と高圧吐出部104とは、ハウジング101の内部に形成された中空状の加圧室(圧縮室)108(図5参照)を介して互いに連通している。低圧吸入部103、高圧吐出部104、加圧室108とは、燃料が通過する流路109(図5参照)を構成する。
リフタ113、ポンプシャフト114、ベアリング115、115、ニードルベアリング116は、ハウジング101の内部に形成された中空状の駆動室117に配置されている。
高圧燃料ポンプ100とウォーターポンプ80とが離間している場合には、高圧燃料ポンプ100に冷却液を供給する冷却通路をウォーターポンプ80の冷却通路とは別に設ける必要が生じ易い。これに対して、高圧燃料ポンプ100にウォーターポンプ80が支持される本実施形態では、高圧燃料ポンプ100向けの冷却通路を専用に作る必要がなくなり、コスト削減が図れる。また、車幅方向右方からウォーターポンプ80が高圧燃料ポンプ100を覆っており、高圧燃料ポンプ100をウォーターポンプ80で保護することができる。
凹部101cと、凹部81dとが一体となった空間状の液体入出通路125を形成する。また、基部81aには、厚み方向に貫通する貫通孔81eが形成されており、貫通孔81eを通じて、液体入出通路125には、液路81cから冷却液が入出可能に構成されている。ウォーターポンプ80への冷却液の出入りによって、液体入出通路125にも冷却液が循環し、高圧燃料ポンプ100を通る燃料を冷却することができる。
よって、高圧燃料ポンプ100を冷却液で冷却可能とする本実施形態では、燃料の温度を一定の範囲に留め易くなっている。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るエンジン211のシリンダ軸線32aに沿った後上方から見た要部断面図である。
第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態のエンジン211では、高圧燃料ポンプ100とウォーターポンプ80が一体化されている。すなわち、高圧燃料ポンプ100とウォーターポンプ80が一体化されたポンプユニット200が、シリンダヘッド76に支持されている。ポンプユニット200では、高圧燃料ポンプ100のハウジング101と、ウォーターポンプ80のハウジング81の基部81aとが一体である点が、第1の実施の形態とは異なる。
上記実施形態では、液体入出通路125は、高圧燃料ポンプ100のシリンダ部112に対して交差する方向に広がる構成を説明した。しかし、例えば、流路109と平行に液体入出通路125を設ける構成にしても良い。この場合、流路109と、液体入出通路125が同軸方向に沿うことになるため、高圧燃料ポンプ100の加工が容易になる。
ウォーターポンプ80が、ポンプシャフト114でカムシャフト64と同軸で駆動される構成を説明したが、ポンプシャフト114は、カムシャフト64と同軸でなくてもよい。また、ウォーターポンプ80と高圧燃料ポンプ100の駆動軸は、ポンプシャフト114で共通化されていたが、駆動軸は別体でもよい。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
1L 仮想接線
1R 仮想接線
11 エンジン(内燃機関)
31 クランクケース
32 シリンダ部
37 燃料タンク
38 燃料ポンプ(第2フューエルポンプ)
40 ステップ
63 動弁装置(動弁機構)
64 カムシャフト(カム軸)
75 シリンダ(シリンダブロック)
76 シリンダヘッド
77 ヘッドカバー(シリンダヘッドカバー)
80 ウォーターポンプ(クーリングポンプ、冷却構造)
81 ハウジング
90 ラジエーター(冷却構造)
91 ホース(冷却構造)
92 ホース(冷却構造)
93 ホース(冷却構造)
97 ボルト(締結部材)
100 高圧燃料ポンプ(第1フューエルポンプ)
101 ハウジング
109 流路
114 ポンプシャフト(駆動軸)
125 液体入出通路
125a ウォータージャケット(クーリングジャケット)
130 燃料噴射装置
201 ハウジング
211 エンジン(内燃機関)
Claims (9)
- 液体による冷却を主とする冷却構造(80、90、91、92、93)と、
液体を内燃機関(11、211)各所に圧送するクーリングポンプ(80)と、
燃料を噴射する燃料噴射装置(130)と、
前記燃料噴射装置(130)へ燃料を圧送する第1フューエルポンプ(100)と、を有する内燃機関において、
前記クーリングポンプ(80)と前記第1フューエルポンプ(100)とは、同軸上の駆動軸(114)によって駆動され、
前記クーリングポンプ(80)と前記第1フューエルポンプ(100)とは、隣接して配置され、
前記第1フューエルポンプ(100)のハウジング(101、201)には前記クーリングポンプ(80)への液体入出通路(125)が設けられることを特徴とする内燃機関。 - 前記内燃機関(11、211)は、クランクケース(31)と、
前記クランクケース(31)から延びるシリンダブロック(75)、シリンダヘッド(76)及びシリンダヘッドカバー(77)から成るシリンダ部(32)と、を有し、
前記シリンダヘッド(76)には動弁機構(63)が収容され、
前記動弁機構(63)はカム軸(64)を有し、
前記クーリングポンプ(80)と前記第1フューエルポンプ(100)は、前記駆動軸(114)を前記カム軸(64)と同軸上とすることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。 - 前記クーリングポンプ(80)は前記第1フューエルポンプ(100)を介して前記内燃機関(11、211)に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関。
- 前記液体入出通路(125)は、前記第1フューエルポンプ(100)のハウジング(101、201)の内、燃料が通る流路(109)に隣接して設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関。
- 前記液体入出通路(125)から前記クーリングポンプ(80)のハウジング(81)へ広がるクーリングジャケット(125a)を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内燃機関。
- 前記内燃機関(11、211)は筒内噴射型の直噴内燃機関であり、前記第1フューエルポンプ(100)はその上流に設けられる第2フューエルポンプ(38)より高圧を発生する高圧ポンプであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関。
- 前記内燃機関(11、211)は鞍乗り型車両(1)に設けられ、
前記クーリングポンプ(80)と前記第1フューエルポンプ(100)は、正面視において、燃料タンク(37)とステップ(40)とに車幅方向外側で接する仮想接線(1L、1R)よりも車幅方向内側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の内燃機関。 - 前記第1フューエルポンプ(100)と前記クーリングポンプ(80)は一体のハウジング(201)を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の内燃機関。
- 前記第1フューエルポンプ(100)と前記クーリングポンプ(80)は同一の締結部材(97)によってシリンダ部(32)に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の内燃機関。
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