JP2009024555A - 内燃機関のブリーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動二輪車にブリーザポンプを備えるブリーザ装置を搭載することができる内燃機関のブリーザ装置を提供する。
【解決手段】内燃機関50は、内燃機関50の一部を形成すると共に、車両10に配置されるクランクケース51と、クランクケース51の車両前方側に略前傾して配置されるシリンダブロック52と、クランクケース51内のシリンダブロック52の後方に配置されるミッション部57と、内燃機関50内のブローバイガスを排出するブリーザポンプ71を有するブリーザ装置70と、を備え、ブリーザポンプ71がシリンダブロック52の後方且つミッション部57の上方に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のブリーザ装置に関し、特に、自動二輪車に搭載される内燃機関のブリーザ装置に関する。
従来の内燃機関のブリーザ装置としては、内燃機関のクランクケース等からのブローバイガス取出通路を、内燃機関により駆動されるダイヤフラム式エアポンプ(ブリーザポンプ)の常閉型の吸入弁を備えた吸入ポートに接続し、また、エアポンプの常閉型の吐出弁を備えた吐出ポートからのブローバイガス還元通路を、内燃機関のスロットル弁より下流側の吸気通路に接続するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実公昭62−018645号公報
ところで、上記特許文献1に記載の内燃機関のブリーザ装置では、自動二輪車にブリーザポンプを備えるブリーザ装置を搭載することについては一切考慮されておらず、そして、自動二輪車では、ブリーザポンプを備えるブリーザ装置を搭載するためのスペースの確保が困難であり、最適な搭載方法が要求されていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、自動二輪車にブリーザポンプを備えるブリーザ装置を搭載することができる内燃機関のブリーザ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、内燃機関の一部を形成すると共に、車両に配置されるクランクケースと、クランクケースの車両前方側に略前傾して配置されるシリンダブロックと、クランクケース内のシリンダブロックの後方に配置されるミッション部と、を備える内燃機関のブリーザ装置であって、内燃機関内のブローバイガスを排出するブリーザポンプを備え、ブリーザポンプがシリンダブロックの後方且つミッション部の上方に配置されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、クランクケースの上面に、モータ軸をクランク軸と平行に配置するスタータモータが設けられ、クランクケースの上面視において、クランク軸方向でシリンダブロックの一側端部とスタータモータとの間にブリーザポンプが配置されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、ブリーザポンプが長尺状に形成されると共に、クランクケースの前後方向においてスタータモータがシリンダブロック側に配置され、クランクケースの前後方向でシリンダブロック側に近い位置ほどブリーザポンプの長手方向軸線をクランク軸の軸方向外方側に配置すると共に、クランクケースの上面視において、スタータモータとブリーザポンプの長手方向軸線が略V字状に配置されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、スタータモータの上方にサーモスタットケースが配置され、クランク軸の軸方向視において、サーモスタットケースとブリーザポンプがオーバーラップすることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、ブリーザポンプは、クランクケースにステーを介して取り付けられ、ステーは、別部材を固定する締結位置に固定されることを特徴とする。
請求項1に記載の内燃機関のブリーザ装置によれば、内燃機関内のブローバイガスを排出するブリーザポンプを備え、ブリーザポンプがシリンダブロックの後方且つミッション部の上方に配置されるため、ブリーザポンプをコンパクトに配置することができ、自動二輪車にブリーザポンプを備えるブリーザ装置を搭載することができる。また、重量物である内燃機関とブリーザポンプとを集約して配置することができるので、自動二輪車の運動性能を向上することができる。また、内燃機関側にブリーザポンプを取り付けるため、ブリーザポンプを内燃機関と同時に自動二輪車に組み付けることができるので、生産性を向上することができる。
請求項2に記載の内燃機関のブリーザ装置によれば、クランクケースの上面に、モータ軸をクランク軸と平行に配置するスタータモータが設けられ、クランクケースの上面視において、クランク軸方向でシリンダブロックの一側端部とスタータモータとの間にブリーザポンプが配置されるため、デッドスペースの有効活用による重量物の集約配置を実現することができる。また、ブリーザポンプが内燃機関から突出することがないので、ブリーザポンプの保護部材を不要とすることができる。
請求項3に記載の内燃機関のブリーザ装置によれば、ブリーザポンプが長尺状に形成されると共に、クランクケースの前後方向においてスタータモータがシリンダブロック側に配置され、クランクケースの前後方向でシリンダブロック側に近い位置ほどブリーザポンプの長手方向軸線をクランク軸の軸方向外方側に配置すると共に、クランクケースの上面視において、スタータモータとブリーザポンプの長手方向軸線が略V字状に配置されるため、ブリーザポンプをより一層コンパクトに配置することができるので、内燃機関の後方側をコンパクト化することができる。
請求項4に記載の内燃機関のブリーザ装置によれば、スタータモータの上方にサーモスタットケースが配置され、クランク軸の軸方向視において、サーモスタットケースとブリーザポンプがオーバーラップするため、ブリーザポンプをより一層コンパクトに配置することができる。
請求項5に記載の内燃機関のブリーザ装置によれば、ブリーザポンプは、クランクケースにステーを介して取り付けられ、ステーは、別部材を固定する締結位置に固定されるため、ブリーザポンプを取り付けるためのステーを固定するための締結部を内燃機関側に新たに形成する必要がないので、ブリーザポンプを簡素な構造で内燃機関に取り付けることができる。また、ブリーザポンプが不要な機種であってもブリーザポンプ用の締結部が不要となることがないので、内燃機関の軽量化を図ることができる。
以下、本発明に係る内燃機関のブリーザ装置の一実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る内燃機関のブリーザ装置を搭載した自動二輪車の全体構成を示す側面図、図2は図1に示す内燃機関を説明するための側面図、図3は図2に示す内燃機関を上方から見た一部切欠平面図、図4はブリーザポンプの周辺を後方から見た一部切欠背面図、図5はブリーザポンプの周辺を後方から見た一部切欠斜視図、図6はブリーザポンプの周辺を右側から見た一部切欠側面図、図7は図4のA−A線矢視断面図である。なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車10は、ヘッドパイプ11から後方且つ下方に延びる左右一対のメインフレーム12と、ヘッドパイプ11に回動可能に支持されるフロントフォーク13と、フロントフォーク13の下端部に回転可能に支持される前輪14と、フロントフォーク13の上端部に取り付けられる操舵用のハンドル15と、メインフレーム12の後部に揺動可能に支持されるスイングアーム16と、スイングアーム16の後端部に回転可能に支持される後輪17と、メインフレーム12の後方下端部とスイングアーム16の下部とを揺動可能に連結する後輪懸架装置40と、メインフレーム12の下部に取り付けられる内燃機関50と、メインフレーム12の内側に取り付けられるエアクリーナボックス18及び燃料タンク19と、メインフレーム12の上部に連結され後方に延びるシートフレーム20と、シートフレーム20の後部に取り付けられるシートカウル21と、シートカウル20の上部に取り付けられるシート22と、を備える。なお、図1中の符号23は排気管、24はマフラーである。
後輪懸架装置40は、スイングアーム16の上部に形成されるブラケット41に揺動可能に取り付けられるサスペンションユニット42と、サスペンションユニット42の下端部とスイングアーム16の下側中間部とを揺動可能に連結する略三角形状の第1リンク43と、第1リンク43とメインフレーム12の後方下端部とを揺動可能に連結する第2リンク44と、を備える。
内燃機関50は、水冷式直列4気筒エンジンであって、図2及び図3に示すように、クランクケース51と、クランクケース51の車両前方側に略前傾して配置されるシリンダブロック52と、シリンダブロック52の上端部に固定されるシリンダヘッド53と、シリンダヘッド53の上端部の開口を閉塞するシリンダヘッドカバー54と、クランクケース51の左側面の開口を閉塞するジェネレータカバー55及びチェンジカバー56と、クランクケース51内のシリンダブロック52の後方に配置されるミッション部57と、クランクケース51の上面且つ右方側に配置されるスタータモータ58と、スタータモータ58の上方に配置されるサーモスタットケース59と、を備える。なお、図2中の符号51aはクランク軸、60はスロットルボディ、61はチェーンカバー、62はオイルパン、63はウォーターポンプ、64はオイルクーラー、65a,65bは冷却水配管である。
また、クランクケース51の左側面には、ミッション部57の出力軸57aが突設されており、この出力軸57aには、ドライブチェーン67が掛け回され、後輪17のドリブンスプロケット17aに出力軸57aの回転駆動力を伝達するドライブスプロケット68が接続される。
そして、本実施形態では、図1及び図2に示すように、内燃機関50にブリーザ装置70が備えられており、このブリーザ装置70は、クランクケース51の上部に配設され、内燃機関50内のブローバイガスを排出するブリーザポンプ71と、シリンダヘッド53の前端面に配置されるキャッチタンク72と、シリンダヘッドカバー54のブリーザ室とキャッチタンク72とを接続する第1ブリーザホース73と、キャッチタンク72とブリーザポンプ71の吸入口71aとを接続する第2ブリーザホース74と、ブリーザポンプ71の吐出口71bとエアクリーナケース18の前端部に接続される連通ホース18aとを接続する第3ブリーザホース75と、を備える。
ブリーザポンプ71は、ダイヤフラム式の電動エアポンプであって、図2〜図5に示すように、全体が長尺な略円柱形状に形成されており、下端部に吸入口71a及び吐出口71bを有するポンプ部76と、ポンプ部76を駆動させる略円柱形状のモータ部77と、モータ部77を内燃機関50の熱から保護するシールド78と、ポンプ部76の両側面にそれぞれ突設される第1支持部79,79と、モータ部77の後端面に突設される第2支持部80と、を備える。なお、図4中の符号58aはスタータモータ58のモータ軸である。
また、ブリーザポンプ71は、図2〜図5に示すように、ポンプ部76の第1支持部79,79が第1支持ステー81にねじ締結されると共に、モータ部77の第2支持部80が第2支持ステー82にねじ締結されることによって、クランクケース51の上部に固定され、シリンダブロック52の後方且つミッション部57の上方に配置される。
第1支持ステー81は、図3〜図5に示すように、クランクケース51の背面視において、略U字状に形成されており、クランクケース51側にねじ締結される第1及び第2締結部83,84と、第1締結部83の左側面から外方に延びる第1アーム85と、第2締結部84の上面から上方に延びる第2アーム86と、を備える。そして、第1及び第2アーム85,86の上端部にポンプ部76の第1支持部79,79がボルト90,90により締結される。
そして、本実施形態では、図4〜図7に示すように、メインシャフト51bを締め付けるためにクランクケース51に締結されるボルト91,91のフランジ部91aに雌ねじ部91bがそれぞれ形成されており、このボルト91,91の雌ねじ部91b,91bに第1締結部83がボルト92,92により締結される。また、第2締結部84は、スタータモータ58をクランクケース51に締結しているボルト93,93により共締めされる。
第2支持ステー82は、図2〜図6に示すように、クランクケース51の左側面視において、略三角形状に形成されており、クランクケース51側にねじ締結される締結部87,87と、締結部87,87から上方に延びるアーム88と、を備える。そして、アーム88の上端部にモータ部77の第2支持部80がボルト94により締結される。また、締結部87,87は、チェンジカバー56をクランクケース51に締結しているボルト95,95により共締めされる。
また、本実施形態では、図4及び図5に示すように、第1支持ステー81は、クランクケース51の上面とブリーザポンプ71との間に適宜間隙が形成されるように、ブリーザポンプ71を支持している。これにより、ブリーザポンプ71の冷却性を確保して耐久性を向上することができ、また、ハーネスや配管などの取り回し空間を確保することができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、クランクケース51の上面視において、ブリーザポンプ71は、クランク軸51a方向でシリンダブロック52の左側端部とスタータモータ58との間に配置される。即ち、ブリーザポンプ71は、車幅方向において、シリンダブロック52の側端部より内方に配置される。これにより、ブリーザポンプ71を保護するためのカバーが不要になるので、部品点数を削減でき、内燃機関50を軽量化することができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、スタータモータ58がクランクケース51の前後方向においてシリンダブロック52側に配置されており、クランクケース51の前後方向でシリンダブロック52側に近い位置ほどブリーザポンプ71の長手方向軸線をクランク軸51aの軸方向外方側に配置している。即ち、クランクケース51の上面視において、ブリーザポンプ71は、その前端側が車幅方向外方に配置され、後端側が車幅方向内方に配置されて、車両前後方向に対して斜めに配置される。これにより、自動二輪車10の使用者の操作空間を確保することができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、クランクケース51の上面視において、スタータモータ58とブリーザポンプ71の互いの長手方向軸線は略V字状に配置される。これにより、スタータモータ58及びブリーザポンプ71の相互干渉を回避することができるので、内燃機関50をコンパクト化することができる。
また、本実施形態では、図2及び図6に示すように、クランク軸51aの軸方向視において、サーモスタットケース59とブリーザポンプ71がオーバーラップしている。これにより、空間の有効活用による重量物の集約配置を実現でき、マス集中により自動二輪車10の運動性能を向上することができる。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、クランクケース51の側面視において、ブリーザポンプ71は、メインフレーム12とオーバーラップしている。これにより、ブリーザポンプ71をメインフレーム12で覆い隠すことができるので、自動二輪車10の外観性を向上することができる。
キャッチタンク72は、図2に示すように、シリンダヘッド53側の出口よりも低い位置に配置されている。これにより、キャッチタンク72からオイルが内燃機関50側に戻ることはない。従って、キャッチタンク72内がオイルで満タンになるとブリーザとしての機能を果たさなくなるため、ブリーザポンプ71で強制的にブリーザ機能を持たせる必要がある。なお、キャッチタンク72を低い位置に配置することにより、低重心化及びレイアウト上の自由度を向上することができる。
このように構成されたブリーザ装置70では、内燃機関50内に発生したブローバイガスは、ブリーザポンプ71により排出され、第1ブリーザホース73を介してキャッチタンク72に流入する。これにより、ブローバイガス内の気液が分離されて、ブローバイガスからオイルが除去されると共に、除去されたオイルがキャッチタンク72内に貯蔵される。次いで、オイルが除去されたブローバイガスは、第2ブリーザホース74を介してブリーザポンプ71の吸入口71aに吸入され、ブリーザポンプ71の作用により吐出口71bから吐出される。そして、ブリーザポンプ71から吐出されたブローバイガスは、第3ブリーザホース75及び連通ホース18aを介してエアクリーナ18内に放出される。
以上説明したように、本実施形態の内燃機関50のブリーザ装置70によれば、内燃機関50内のブローバイガスを排出するブリーザポンプ71を備え、ブリーザポンプ71がシリンダブロック52の後方且つミッション部57の上方に配置されるため、ブリーザポンプ71をコンパクトに配置することができ、自動二輪車10にブリーザポンプ71を備えるブリーザ装置70を搭載することができる。また、重量物である内燃機関50とブリーザポンプ71とを集約して配置することができるので、自動二輪車10の運動性能を向上することができる。また、内燃機関50側にブリーザポンプ71を取り付けるため、ブリーザポンプ71を内燃機関50と同時に自動二輪車10に組み付けることができるので、生産性を向上することができる。
また、本実施形態の内燃機関50のブリーザ装置70によれば、クランクケース51の上面に、モータ軸58aをクランク軸51aと平行に配置するスタータモータ58が設けられ、クランクケース51の上面視において、クランク軸51a方向でシリンダブロック52の左側端部とスタータモータ58との間にブリーザポンプ71が配置されるため、デッドスペースの有効活用による重量物の集約配置を実現することができる。また、ブリーザポンプ71が内燃機関50から突出することがないので、ブリーザポンプ71の保護部材を不要とすることができる。
また、本実施形態の内燃機関50のブリーザ装置70によれば、ブリーザポンプ71が長尺状に形成されると共に、クランクケース51の前後方向においてスタータモータ58がシリンダブロック52側に配置され、クランクケース51の前後方向でシリンダブロック52側に近い位置ほどブリーザポンプ71の長手方向軸線をクランク軸51aの軸方向外方側に配置すると共に、クランクケース51の上面視において、スタータモータ58とブリーザポンプ71の長手方向軸線が略V字状に配置されるため、ブリーザポンプ71をより一層コンパクトに配置することができるので、内燃機関50の後方側をコンパクト化することができる。
また、本実施形態の内燃機関50のブリーザ装置70によれば、スタータモータ58の上方にサーモスタットケース59が配置され、クランク軸51aの軸方向視において、サーモスタットケース59とブリーザポンプ71がオーバーラップするため、ブリーザポンプ71をより一層コンパクトに配置することができる。
さらに、本実施形態の内燃機関50のブリーザ装置70によれば、ブリーザポンプ71は、クランクケース51に第1及び第2支持ステー81,82を介して取り付けられ、第1及び第2支持ステー81,82は、別部材を固定する締結位置であるボルト91,93,95に固定されるため、第1及び第2支持ステー81,82を固定するための締結部を内燃機関50側に新たに形成する必要がないので、ブリーザポンプ71を簡素な構造で内燃機関50に取り付けることができる。また、ブリーザポンプ71が不要な機種であってもブリーザポンプ71用の締結部が不要となることがないので、内燃機関50の軽量化を図ることができる。
本発明に係る内燃機関のブリーザ装置を搭載した自動二輪車の全体構成を示す側面図である。 図1に示す内燃機関を説明するための側面図である。 図2に示す内燃機関を上方から見た一部切欠平面図である。 ブリーザポンプの周辺を後方から見た一部切欠背面図である。 ブリーザポンプの周辺を後方から見た一部切欠斜視図である。 ブリーザポンプの周辺を右側から見た一部切欠側面図である。 図4のA−A線矢視断面図である。
符号の説明
10 自動二輪車(車両)
50 内燃機関
51 クランクケース
51a クランク軸
51b メインシャフト
52 シリンダブロック
53 シリンダヘッド
54 シリンダヘッドカバー
55 ジェネレータカバー
56 チェンジカバー(別部材)
57 ミッション部
58 スタータモータ(別部材)
58a モータ軸
59 サーモスタットケース
70 ブリーザ装置
71 ブリーザポンプ
72 キャッチタンク
73 第1ブリーザホース
74 第2ブリーザホース
75 第3ブリーザホース
76 ポンプ部
77 モータ部
78 シールド
79 第1支持部
80 第2支持部
81 第1支持ステー(ステー)
82 第2支持ステー(ステー)
90 ボルト
91 ボルト(別部材を固定する締結位置)
92 ボルト
93 ボルト(別部材を固定する締結位置)
94 ボルト
95 ボルト(別部材を固定する締結位置)

Claims (5)

  1. 内燃機関の一部を形成すると共に、車両に配置されるクランクケースと、前記クランクケースの車両前方側に略前傾して配置されるシリンダブロックと、前記クランクケース内の前記シリンダブロックの後方に配置されるミッション部と、を備える内燃機関のブリーザ装置であって、
    前記内燃機関内のブローバイガスを排出するブリーザポンプを備え、
    前記ブリーザポンプが前記シリンダブロックの後方且つ前記ミッション部の上方に配置されることを特徴とする内燃機関のブリーザ装置。
  2. 前記クランクケースの上面に、モータ軸をクランク軸と平行に配置するスタータモータが設けられ、
    前記クランクケースの上面視において、前記クランク軸方向で前記シリンダブロックの一側端部と前記スタータモータとの間に前記ブリーザポンプが配置されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のブリーザ装置。
  3. 前記ブリーザポンプが長尺状に形成されると共に、前記クランクケースの前後方向において前記スタータモータが前記シリンダブロック側に配置され、
    前記クランクケースの前後方向で前記シリンダブロック側に近い位置ほど前記ブリーザポンプの長手方向軸線を前記クランク軸の軸方向外方側に配置すると共に、
    前記クランクケースの上面視において、前記スタータモータと前記ブリーザポンプの長手方向軸線が略V字状に配置されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のブリーザ装置。
  4. 前記スタータモータの上方にサーモスタットケースが配置され、
    前記クランク軸の軸方向視において、前記サーモスタットケースと前記ブリーザポンプがオーバーラップすることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のブリーザ装置。
  5. 前記ブリーザポンプは、前記クランクケースにステーを介して取り付けられ、
    前記ステーは、別部材を固定する締結位置に固定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関のブリーザ装置。
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