JP5542259B2 - 光センサー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光センサー装置に関し、特に薄膜半導体素子で構成された光センサー装置に
関する。また、光センサー装置を用いた電子機器に関する。
近年、通信技術の進歩に伴って、携帯電話が普及している。今後は更に動画の伝送やよ
り多くの情報伝達が予想される。一方、パーソナルコンピュータもその軽量化によって、
モバイル対応の製品が生産されている。電子手帳に始まったPDAと呼ばれる情報端末も
多数生産され普及しつつある。また、表示装置の発展により、それらの携帯情報機器のほ
とんどにはフラットパネルディスプレイが装備されている。
このような表示装置では表示装置の周囲の明るさを検出し、その表示輝度を調整するこ
とが行なわれている。このように周囲の明るさを検出し、適度な表示輝度を得ることによ
って、無駄な電力を減らすことが可能である。例えば、携帯電話やパーソナルコンピュー
タにそのような輝度調整用の光センサー装置が用いられている。(例えば特許文献1)
また、プロジェクタを用いた表示装置においては、光センサー装置を用いて、そのコン
バージェンス調整を行なっている。コンバージェンス調整とはRGBの各色の映像がずれ
を生じないように、映像を調整することである。光センサーを用いて、各色の映像の位置
を検出して、正しい位置に映像を配置している。(例えば特許文献2)
ここで用いられる光センサー装置は、アモルファスシリコンフォトダイオードを用いた
ものが使用されている。アモルファスシリコンフォトダイオードは、単結晶シリコンフォ
トダイオードに比較して、長波長側、すなわち赤外領域の感度が低いという特徴がある。
図13にアモルファスシリコンフォトダイオードと単結晶シリコンフォトダイオードの感
度特性の図を示す。アモルファスシリコンフォトダイオードでは、人間の視覚感度と同じ
ように、可視光領域以外では感度が低くなるような特性を持っている。一方、単結晶シリ
コンフォトダイオードは赤外領域でも感度があるため、赤外光がある場合、視覚感度と異
なる反応をしてしまうという問題がある。したがって、アモルファスシリコンフォトダイ
オードを用いた光センサー装置がこのような場合には適している。
前述したようなアモルファスシリコンフォトダイオードで構成した光センサー装置には
以下のような課題があった。アモルファスシリコンフォトダイオードは前述したように光
感度が人間の視覚感度に近いと言う長所がある反面、その出力電流が単結晶シリコンフォ
トダイオードに比べて小さいという問題があった。したがって、アモルファスシリコンフ
ォトダイオードでは、直接ほかの回路を動かすことが困難であり、図5に示すようにアモ
ルファスフォトダイオード502と外部増幅回路501、帰還抵抗503とを組み合わせ
て、光センサー装置を構成し、アモルファスフォトダイオード502の出力電流を帰還抵
抗503で電圧に変換し、出力端子504から電圧出力として、取り出していた。
特開2003−60744 特開2003−47017
前述したような従来の光センサー装置では、アモルファスフォトダイオード502と外
部増幅回路501、帰還抵抗503とを組み合わせていたため、コストが高い、実装面積
が大きいなどの問題点があった。また、アモルファスフォトダイオード502の出力がプ
リント基板上において、外部増幅回路501と接続されているため、ノイズが重畳しやす
いなどの問題点があった。
以上のような問題を解決するため、本発明者らは光センサー素子と薄膜トランジスタに
よる増幅回路を一体形成することを考えた。アモルファスシリコンを用いた光センサー素
子(アモルファスシリコンフォトダイオードなど)は通常絶縁基板上に形成される。同様
に薄膜トランジスタもまた通常絶縁基板上に形成されるのであるから、両者は共通点が多
い。本発明の光センサー装置は光センサー素子と薄膜トランジスタ(以下TFT)で構成
した増幅回路を基板上に一体形成することによって、コストを低減し、実装面積を削減す
ることを可能としている。また、光センサー素子と増幅回路が直接、センサー基板上で接
続されているため、ノイズが重畳しにくいという特徴を有している。
また、アモルファスシリコンのみでなく、ポリシリコンを用いたセンサー素子、たとえ
ばポリシリコンフォトダイオードなどにも本発明は適応できる。
以下に本発明の構成を示す。
本発明は光センサー素子と増幅回路を有する光センサー装置において、前記光センサー
素子と前記増幅回路は基板上に一体形成されていることを特徴としている。
本発明は上記において、光センサー素子はアモルファスシリコンを用いたセンサー素子
によって構成されていることを特徴としている。
本発明は上記において、光センサー素子はアモルファスシリコンフォトダイオードによ
って構成されていることを特徴としている。
本発明は上記において、光センサー素子はポリシリコンを用いたセンサー素子によって
構成されていることを特徴としている。
本発明は上記において、光センサー素子はポリシリコンフォトダイオードによって構成
されていることを特徴としている。
本発明は光センサー素子と増幅回路を有する光センサー装置において、前記増幅回路は
薄膜トランジスタで構成され、前記光センサー素子と前記増幅回路は基板上に一体形成さ
れていることを特徴としている。
本発明は光センサー素子と増幅回路を有する光センサー装置において、前記増幅回路は
薄膜トランジスタで構成された演算増幅器であり、前記光センサー素子と前記増幅回路は
基板上に一体形成されていることを特徴としている。
本発明は光センサー素子と増幅回路と帰還抵抗を有する光センサー装置において、前記
増幅回路は薄膜トランジスタで構成された演算増幅器であり、前記光センサー素子と前記
増幅回路は基板上に一体形成され、前記帰還抵抗を前記基板外に有することを特徴として
いる。
本発明は光センサー素子と増幅回路とIV変換抵抗を有する光センサー装置において、
前記増幅回路は薄膜トランジスタで構成された演算増幅器であり、前記光センサー素子と
前記増幅回路は基板上に一体形成され、前記IV変換抵抗を前記基板外に有することを特
徴としている。
本発明は光センサー素子と増幅回路とレベルシフト回路を有する光センサー装置におい
て、前記増幅回路と前記レベルシフト回路は薄膜トランジスタで構成され、前記光センサ
ー素子と前記増幅回路と前記レベルシフト回路は基板上に一体形成されることを特徴とし
ている。
本発明は上記において、前記レベルシフト回路はPチャネル型TFTと定電流源によっ
て構成されていることを特徴としている。
本発明は上記において、前記レベルシフト回路はNチャネル型TFTと定電流源によっ
て構成されていることを特徴としている。
本発明は上記において、前記基板上の接続電極端子が4端子であることを特徴としてい
る。
本発明は上記において、前記基板上の接続電極端子が4端子であり、そのうちの2端子
が電源端子であることを特徴としている。
本発明は光センサー素子と増幅回路を有する光センサー装置において、前記増幅回路は
薄膜トランジスタで構成されたカレントミラー回路であり、前記光センサー素子と前記増
幅回路は基板上に一体形成されていることを特徴としている。
本発明は上記において、カレントミラー回路を構成するTFTのゲートが複数から成る
、マルチゲート構造によって構成されることを特徴としている。
本発明は上記において、カレントミラー回路がカスコード接続で構成されていることを
特徴としている。
本発明は上記において、カレントミラー回路がウィルソン型接続で構成されていること
を特徴としている。
本発明は上記において、カレントミラー回路が改良ウィルソン型接続で構成されている
ことを特徴としている。
本発明は上記において、カレントミラー回路を構成するTFTの数、ゲート長L、チャ
ネル幅Wを任意に変更することで、増幅率を選択することができることを特徴としている
本発明は上記において、前記カレントミラー回路がNチャネル型TFTによって構成さ
れていることを特徴としている。
本発明は上記において、前記カレントミラー回路がPチャネル型TFTによって構成さ
れていることを特徴としている。
本発明は上記において、前記基板上の接続電気電極が2端子であることを特徴としてい
る。
本発明は上記において、
前記光センサー素子および前記増幅回路はプラスチック基板上に一体形成されているこ
とを特徴としている。
本発明は上記において、
前記光センサー素子および前記増幅回路はガラス基板上に一体形成されていることを特
徴としている。
本発明は、上記の光センサー装置を備える電子機器である。
前述したように、本発明の光センサー装置では、フォトダイオードと、TFTを用いて
構成された増幅回路をセンサー基板上に一体形成することによって、コスト、実装面積を
削減することができ、ノイズの重畳を低減することができる。
本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 従来の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の外形を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。 フォトダイオードの感度特性を示す図。 本発明に使用する増幅回路の等価回路を示す図。 本発明の光センサー装置を応用した携帯電話を示す図。 本発明の光センサー装置を応用したパーソナルコンピューターを示す図。 本発明の光センサー装置の構造の一例を示す図。 本発明の光センサー装置の断面構造の一例を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施形態を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。 本発明の光センサー装置の実施例を示す図。
本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の
説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を
様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す
実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
また、本発明の実施の形態において、フォトダイオードに逆電圧(逆バイアスともいう
)を印加して駆動する例を示す。このため、第2の電極から第1の電極へ電圧を印加する
。また、第1の電極は、フォトダイオードのアモルファスシリコン層内のp層側に接する
電極であり、第2の電極は、フォトダイオードのアモルファスシリコン層内のn層側に接
する電極である。
(実施形態1)
図1に本発明の第1の実施形態を示す。本実施形態はTFTで構成された増幅回路10
1、フォトダイオード102をセンサー基板上に一体形成している。以下その動作につい
て説明をおこなう。増幅回路101の非反転入力端子は外部電源VBBに接続されている
。外部電源VBBは増幅回路101の高電位側電源VDDと低電位側電源VSSの間の電
位を有している。フォトダイオード102の第1の電極は外部電源VBBに接続され、第
2の電極は増幅回路101の反転入力端子、および帰還抵抗103の第1の端子に接続さ
れている。また、帰還抵抗103の第2の端子は増幅回路101の出力端子104に接続
されている。ここで、帰還抵抗103は増幅回路101の出力電圧のばらつきを低減する
ため、センサー基板上には形成していないが、ばらつきがあまり問題にならない場合には
帰還抵抗103をセンサー基板上に形成することも可能である。
フォトダイオード102に光が入力されると、フォトダイオード102の第2の電極か
ら第1の電極に光電流が流れる。これによって、増幅回路101の出力端子104から帰
還抵抗103に電流が流れ、帰還抵抗103の両端に電圧が発生する。
本実施形態では増幅回路101の駆動能力を大きく取ることが可能であるため、出力端
子104に負荷を接続し、駆動することが可能となる。
また、フォトダイオードの向きを図1に示すものと逆に接続したものを図7に示す。図
7の光センサー回路は増幅回路701、フォトダイオード702、帰還抵抗703によっ
て構成され、フォトダイオード702の第1の電極が増幅回路701の反転入力端子と帰
還抵抗703に接続され、第2の電極が外部電源VBBと増幅回路701の非反転入力端
子に接続される。そして、電流は外部電源VBBからフォトダイオード702、帰還抵抗
703を介して、増幅回路701の出力端子704に流れる。このようにフォトダイオー
ドの向きはどちらも可能である。
本実施形態では、増幅回路101、701を演算増幅器(オペアンプ)として説明をお
こなっているが、増幅回路101、701は演算増幅器には限定されない。
また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
(実施形態2)
図2に本発明の第2の実施形態を示す。本実施形態はTFTで構成された増幅回路20
1、フォトダイオード202をセンサー基板上に一体形成している。以下その動作につい
て説明をおこなう。増幅回路201の非反転入力端子はIV変換抵抗203の第1の端子
とフォトダイオード202の第2の電極に接続されている。また増幅回路201の出力端
子204は反転入力端子に接続され、増幅回路201はボルテージフォロワとして機能す
る。また、フォトダイオード202の第1の電極は外部電源VBB2に接続されている。
IV変換抵抗203の第2の端子は外部電源VBB1に接続されている。ここで、IV変
換抵抗203は出力電圧のばらつきを低減するため、センサー基板上には形成していない
が、ばらつきがあまり問題にならない場合にはIV変換抵抗203をセンサー基板上に形
成することも可能である。
フォトダイオード202に光が入力されると、外部電源VBB1より、IV変換抵抗2
03を介して、フォトダイオード202の第2の電極から第1の電極に光電流が流れる。
これによって、IV変換抵抗203の両端に電圧が発生する。
すなわち、光が入力されずフォトダイオード202に電流が流れない場合には、出力端
子204にはVBB1と同じ電位が出力され、光が入力されフォトダイオード202に電
流が流れるとその電流量に比例して、出力端子204の電位は低下する。
本実施形態では増幅回路201の駆動能力を大きく取ることが可能であるため、出力端
子204に負荷を接続し、駆動することが可能となる。
また、フォトダイオードの向きを図2に示すものと逆に接続したものを図8に示す。図
8の光センサー回路は増幅回路801、フォトダイオード802、IV変換抵抗803に
よって構成され、フォトダイオード802の第1の電極が増幅回路801の非反転入力端
子とIV変換抵抗803に接続され、第2の電極が外部電源VBB2に接続される。そし
て、電流は外部電源VBB2からフォトダイオード802、IV変換抵抗803を介して
、外部電源VBB1に流れる。このようにフォトダイオードの向きはどちらも可能である

本実施形態では、増幅回路201、801を演算増幅器(オペアンプ)として説明をお
こなっているが、増幅回路201、801は演算増幅器には限定されない。
また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
(実施形態3)
図3に本発明の第3の実施形態を示す。本実施形態はTFTで構成された増幅回路30
1、フォトダイオード302、レベルシフト回路305、306をセンサー基板上に一体
形成している。以下その動作について説明をおこなう。レベルシフト回路305の入力は
低電位側電源VSSに接続され、その出力は増幅回路301の非反転入力端子に接続され
ている。レベルシフト回路306の入力はフォトダイオード302の第2の電極および帰
還抵抗303の第1の端子に接続され、その出力は増幅回路301の反転入力端子に接続
されている。また、帰還抵抗303の第2の端子は増幅回路301の出力端子304に接
続されている。フォトダイオード302の第1の電極は低電位側電源VSSに接続される
。ここで、帰還抵抗303は増幅回路301の出力電圧のばらつきを低減するため、セン
サー基板上には形成していないが、ばらつきがあまり問題にならない場合には帰還抵抗3
03をセンサー基板上に形成することも可能である。
フォトダイオード302に光が入力されると、フォトダイオード302の第2の電極か
ら第1の電極に光電流が流れる。これによって、増幅回路301の出力端子から帰還抵抗
303に電流が流れ、帰還抵抗303の両端に電圧が発生する。
本実施形態では増幅回路301の駆動能力を大きく取ることが可能であるため、出力端
子304に負荷を接続し、駆動することが可能となる。
このようなレベルシフト回路を用いることの利点は以下のようなものがある。一体型セ
ンサーチップ600の外形図を図6に示す。図6(A)に示すように、チップ600の上
面にはフォトダイオード部601と増幅回路部602が形成される。また図6(B)の側
面図、図6(C)の下面図に示すように、チップの基板603およびTFT形成領域60
4の下面には接続電極端子605が形成される。このようなセンサーチップではチップ上
の4点で接続電極端子を構成し、プリント基板などの上に実装をおこなうのが、強度的に
望ましい。ところが前述した第1の実施形態では端子の数が5端子となるため、これを満
たさない。
また、第1の実施形態では、高電位側電源VDD、低電位側電源VSSのほかにVBB
という電源が必要となる。よって、レベルシフタを用いることによって、図3に示すよう
に電源数を削減することが可能となる。
本実施形態では、増幅回路301を演算増幅器(オペアンプ)として説明をおこなって
いるが、増幅回路301は演算増幅器には限定されない。
また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
(実施形態4)
図4に本発明の第4の実施形態を示す。本実施形態はTFTで構成された増幅回路40
1、フォトダイオード402、レベルシフト回路405、406をセンサー基板上に一体
形成している。以下その動作について説明をおこなう。レベルシフト回路405の入力は
IV変換抵抗403の第1の端子とフォトダイオード402の第2の電極に接続され、そ
の出力は増幅回路401の非反転入力端子に接続されている。レベルシフト回路406の
入力は出力端子404に接続され、その出力は増幅回路401の反転入力端子に接続され
ている、そして増幅回路401はボルテージフォロワとして機能する。また、フォトダイ
オード402の第1の電極は増幅回路401の低電位側電源VSSに接続されている。I
V変換抵抗403の第2の端子は外部電源VBBに接続されている。ここで、IV変換抵
抗403は出力電圧のばらつきを低減するため、センサー基板上には形成していないが、
ばらつきがあまり問題にならない場合にはIV変換抵抗403をセンサー基板上に形成す
ることも可能である。
フォトダイオード402に光が入力されると、フォトダイオード402の第2の電極か
ら第1の電極に光電流が流れる。これによって、IV変換抵抗403に電流が流れ、IV
変換抵抗403の両端に電圧が発生する。
すなわち、光が入力されずフォトダイオード402に電流が流れない場合には、出力端
子404にはVBBと同じ電位が出力され、光が入力されフォトダイオード402に電流
が流れるとその電流量に比例して、出力端子404の電位は低下する。
本実施形態では増幅回路401の駆動能力を大きく取ることが可能であるため、出力端
子404に負荷を接続し、駆動することが可能となる。
このようなレベルシフト回路を用いることの利点は以下のようなものがある。一体型セ
ンサーチップの外形図を図6に示す。図6(A)に示すように、チップの上面にはフォト
ダイオード部601と増幅回路部602が形成される。また図6(B)の側面図、図6(
C)の下面図に示すように、チップの下面には接続電極605が形成される。このような
センサーチップではチップ上の4点で接続電極端子を構成し、プリント基板などの上に実
装をおこなうのが、強度的に望ましい。ところが前述した第2の実施形態では端子の数が
5端子となるため、これを満たさない。
また、第2の実施形態では、高電位側電源VDD、低電位側電源VSS、外部電源VB
B1のほかにVBB2という電源が必要となる。よって、レベルシフタを用いることによ
って、図4に示すように電源数を削減することが可能となる。
本実施形態では、増幅回路401を演算増幅器(オペアンプ)として説明をおこなって
いるが、増幅回路401は演算増幅器には限定されない。
また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
(実施形態5)
図19に本発明の第5の実施形態を示す。本実施形態は、TFTで構成された増幅回路
1901、フォトダイオード1902をセンサー基板上に一体形成している。以下その動
作について説明をおこなう。増幅回路1901のTFTのソース領域は外部電源GNDに
接続され、Y側TFTのドレイン領域は出力端子1904に接続されている。増幅回路1
901のX側TFTドレイン領域はフォトダイオード1902の第1の電極と接続、第2
の電極は出力端子1904と接続されている。
フォトダイオード1902に光が入力されると、フォトダイオード1902の第2の電
極から第1の電極に光電流が流れる。これによって、増幅回路1901のX側TFTに電
流が流れ、その電流を流すのに必要な電圧がゲートに発生する。
Y側TFTの並列接続数、ゲート長L、チャネル幅WがX側TFTと等しければ、飽和
領域において、TFTX側、Y側両方のゲート電圧が等しいため同じ電流が流れる。所望
の増幅を得るには、例えば”X側TFT数:Y側TFT数 = 1:n”とすればn倍と
なる(ただし、他のX側、Y側の特性は同じものとする)。
また、図19(A)に示した回路に実装されるTFTはNチャネル型TFTであるが、
Pチャネル型TFTを用いたものを図19(B)に示す。図19(B)の光センサー回路
は増幅回路1901、フォトダイオード1902によって構成され、増幅回路1901の
Y側TFTのドレイン領域は外部電源GNDに接続され、ソース領域は出力端子1904
に接続されている。増幅回路1901のX側TFTのドレイン領域はフォトダイオード1
902の第2の電極と接続し、フォトダイオード1902の第1の電極はGNDと接続さ
れている。本実施形態では、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
(実施形態6)
図20に本発明の第6の実施形態を示す。本実施形態は、TFTで構成された増幅回路
2001、フォトダイオード2002をセンサー基板上に一体形成している。以下その動
作について説明をおこなう。増幅回路2001内のTFTはX側、Y側両側とも直列に配
置されソース領域とドレイン領域が接続され、そのゲートは共通接続され、マルチゲート
構造となっている。そして、低電圧側の段のソース領域は外部電源GNDに接続され、Y
側TFT高電圧側の段のドレイン領域は出力端子2004に接続されている。増幅回路2
001のX側TFT高電圧側段のドレイン領域はフォトダイオード2002の第1の電極
と接続、第2の電極は出力端子2004と接続されている。
フォトダイオード2002に光が入力されると、フォトダイオード2002の第2の電
極から第1の電極に光電流が流れる。これによって、増幅回路2001のX側TFTに電
流が流れ、その電流を流すのに必要な電圧がゲートに発生する。
X側、Y側両方のTFTにかかるゲート電圧が等しいので、Y側TFTの並列接続数、
ゲート長L、チャネル幅WがX側TFTと等しければ、飽和領域において、同じ電流が流
れる。所望の増幅を得るには、例えば”X側TFT並列接続数:Y側TFT並列接続数
= 1:n”とすればn倍となる(ただし、他のX側、Y側の特性は同じものとする)。
本実施形態では、増幅回路2001内のTFTの直列接続は二段として説明をおこなっ
ているが、その段数には限定されない。また、各段のTFTの特性は同じ必要はないが、
対応するX側とY側の関係は各段で同じ必要がある。
図20(A)に示した回路に実装されるTFTはNチャネル型TFTであり、図20(
B)に示した回路はPチャネル型TFTである。本実施形態では、フォトダイオードに限
らず他の光センサー素子でもよい。
(実施形態7)
図21に本発明の第7の実施形態を示す。本実施形態は、TFTで構成された増幅回路
2101、フォトダイオード2102をセンサー基板上に一体形成している。以下その動
作について説明をおこなう。増幅回路2101内のTFTはX側、Y側両側とも直列に配
置されソース領域とドレイン領域が接続され、そのゲートの接続はX側TFTはダイオー
ド接続で、それぞれが直列に接続された構造、Y側TFTは向かいのX側TFTのゲート
と接続されている。そして、低電圧側の段のソース領域は外部電源GNDに接続され、Y
側TFT高電圧側の段のドレイン領域は出力端子2104に接続されている。増幅回路2
101のX側TFT高電圧側段のドレイン領域はフォトダイオード2102の第1の電極
と接続、第2の電極は出力端子2104と接続されている。
フォトダイオード2102に光が入力されると、フォトダイオード2102の第2の電
極から第1の電極に光電流が流れる。これによって、増幅回路2101のX側TFTに電
流が流れ、その電流を流すのに必要な電圧が各ゲートに発生する。
X側、Y側両方のTFTにかかるゲート電圧は対応する各段で等しいのため、Y側TF
Tの並列接続数、ゲート長L、チャネル幅WがX側TFTと等しければ、飽和領域におい
て、同じ電流が流れる。所望の増幅を得るには、例えば”X側TFT並列接続数:Y側T
FT並列接続数 = 1:n”とすればn倍となる(ただし、他のX側、Y側の特性は同
じものとする)。
本実施形態では、増幅回路2101内のTFTの直列接続は二段として説明をおこなっ
ているが、その段数には限定されない。また、各段のTFTの特性は同じ必要はないが、
対応するX側とY側の関係は各段で同じ必要がある。
図21(A)に示した回路に実装されるTFTはNチャネル型TFTであり、図21(
B)に示した回路はPチャネル型TFTである。本実施形態では、フォトダイオードに限
らず他の光センサー素子でもよい。
(実施形態8)
図22に本発明の第8の実施形態を示す。本実施形態は、TFTで構成された増幅回路
2201、フォトダイオード2202をセンサー基板上に一体形成している。以下その動
作について説明をおこなう。増幅回路2201内のTFTはウィルソン型カレントミラー
回路接続で、低電圧側の段のソース領域は外部電源GNDに接続され、Y側TFTのドレ
イン領域は出力端子2204に接続されている。増幅回路2201のX側TFTドレイン
領域はフォトダイオード2202の第1の電極と接続、第2の電極は出力端子2204と
接続されている。
フォトダイオード2202に光が入力されると、フォトダイオード2202の第2の電
極から第1の電極に光電流が流れる。これによって、増幅回路2201のX側TFTに電
流が流れ、その電流を流すのに必要な電圧が各ゲートに発生する。ウィルソン型カレント
ミラー回路は、Y側TFTの並列接続数、ゲート長L、チャネル幅WがX側TFTと等し
ければ、飽和領域において、同じ電流が流れる。所望の増幅を得るには、例えば”X側T
FT並列接続数:Y側TFT並列接続数 = 1:n”とすればn倍となる(ただし、他
のX側、Y側の特性は同じものとする)。
本実施形態では、増幅回路2201内のTFTの直列接続は二段として説明をおこなっ
ているが、その段数には限定されない。また、各段のTFTの特性は同じ必要はないが、
対応するX側とY側の関係は各段で同じ必要がある。
図22(A)に示した回路に実装されるTFTはNチャネル型TFTであり、図22(
B)に示した回路はPチャネル型TFTである。本実施形態では、フォトダイオードに限
らず他の光センサー素子でもよい。
(実施形態9)
図23に本発明の第9の実施形態を示す。本実施形態は、TFTで構成された増幅回路
2301、フォトダイオード2302をセンサー基板上に一体形成している。以下その動
作について説明をおこなう。増幅回路2301内のTFTは改良ウィルソン型カレントミ
ラー回路接続である。図22に示したウィルソン型カレントミラー回路との違いは、X側
とY側のTFTの数を同じにすることで、対応する各TFTにかかるソース−ドレイン間
電圧を同じにし、このことによりTFTが有限の出力抵抗であっても、X側、Y側に両側
に流れる電流が等しくなることである。上記、増幅回路2301の低電圧側の段のソース
領域は外部電源GNDに接続され、Y側TFTのドレイン領域は出力端子2304に接続
されている。増幅回路2301のX側TFTドレイン領域はフォトダイオード2302の
第1の電極と接続、第2の電極は出力端子2304と接続されている。
フォトダイオード2302に光が入力されると、フォトダイオード2302の第2の電
極から第1の電極に光電流が流れる。これによって、増幅回路2301のX側TFTに電
流が流れ、その電流を流すのに必要な電圧が各ゲートに発生する。
X側、Y側両方のTFTにかかるゲート電圧は対応する各段で等しいため、Y側TFT
の並列接続数、ゲート長L、チャネル幅WがX側TFTと等しければ、飽和領域において
、同じ電流が流れる。所望の増幅を得るには、例えば”X側TFT並列接続数:Y側TF
T並列接続数 = 1:n”とすればn倍となる(ただし、他のX側、Y側の特性は同じ
ものとする)。
本実施形態では、増幅回路2301内のTFTの直列接続は二段として説明をおこなっ
ているが、その段数には限定されない。また、各段のTFTの特性は同じ必要はないが、
対応するX側とY側の関係は各段で同じ必要がある。
図23(A)に示した回路に実装されるTFTはNチャネル型TFTであり、図23(
B)に示した回路はPチャネル型TFTである。本実施形態では、フォトダイオードに限
らず他の光センサー素子でもよい。
図9に本発明の第1の実施例を示す。本実施例はレベルシフト回路を用いた実施形態3
を具体化したものである。本実施例はTFTで構成された増幅回路901、フォトダイオ
ード902、Pチャネル型TFT905、906、定電流源907、908によって構成
された2組のレベルシフト回路をセンサー基板上に一体形成している。以下その動作につ
いて説明をおこなう。Pチャネル型TFT905、定電流源907によって構成されるレ
ベルシフト回路の入力は低電位側電源VSSに接続され、その出力は増幅回路901の非
反転入力端子に接続されている。Pチャネル型TFT906、定電流源908によって構
成されるレベルシフト回路の入力はフォトダイオード902の第2の電極と帰還抵抗90
3の第1の端子に接続され、その出力は増幅回路901の反転入力端子に接続される。フ
ォトダイオード902の第1の電極は低電位側電源VSSに接続される。また、帰還抵抗
903の第2の端子は増幅回路901の出力端子904に接続されている。ここで、帰還
抵抗903は増幅回路901の出力電圧のばらつきを低減するため、センサー基板上には
形成していないが、ばらつきがあまり問題にならない場合には帰還抵抗903をセンサー
基板上に形成することも可能である。
フォトダイオード902に光が入力されると、フォトダイオードの第2の電極902か
ら第1の電極に光電流が流れる。これによって、増幅回路901の出力端子904から帰
還抵抗903に電流が流れ、帰還抵抗903の両端に電圧が発生する。
本実施例では増幅回路901の駆動能力を大きく取ることが可能であるため、出力端子
904に負荷を接続し、駆動することが可能となる。
本実施例では光センサー装置の接続電極端子を高電位側電源VDD、低電位側電源VS
S、増幅回路901出力端子904、帰還抵抗903−フォトダイオード902接続端子
の4端子にすることができ、前述した実装強度を向上させることができる。また、レベル
シフタを用いることによって、電源数を2電源にすることが可能となる。
本実施例では、増幅回路901を演算増幅器(オペアンプ)として説明をおこなってい
るが、増幅回路901は演算増幅器には限定されない。
また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図10に本発明の第2の実施例を示す。本実施例はレベルシフト回路を用いた実施形態
3を具体化したものである。本実施例はTFTで構成された増幅回路1001、フォトダ
イオード1002、Nチャネル型TFT1005、1006、定電流源1007、100
8によって構成された2組のレベルシフト回路をセンサー基板上に一体形成している。以
下その動作について説明をおこなう。Nチャネル型TFT1005、定電流源1007に
よって構成されるレベルシフト回路の入力は高電位側電源VDDに接続され、その出力は
増幅回路1001の非反転入力端子に接続されている。Nチャネル型TFT1006、定
電流源1008によって構成されるレベルシフト回路の入力はフォトダイオード1002
の第1の電極と帰還抵抗1003の第1の端子に接続され、その出力は増幅回路1001
の反転入力端子に接続される。フォトダイオード1002の第2の電極は高電位側電源V
DDに接続される。また、帰還抵抗1003の第2の端子は増幅回路1001の出力端子
1004に接続されている。ここで、帰還抵抗1003は増幅回路1001の出力電圧の
ばらつきを低減するため、センサー基板上には形成していないが、ばらつきがあまり問題
にならない場合には帰還抵抗1003をセンサー基板上に形成することも可能である。
フォトダイオード1002に光が入力されると、フォトダイオード1002の第2の電
極から第1の電極に光電流が流れる。これによって、帰還抵抗1003を介して、増幅回
路1001の出力端子1004に電流が流れ、帰還抵抗1003の両端に電圧が発生する

本実施例では増幅回路1001の駆動能力を大きく取ることが可能であるため、出力端
子1004に負荷を接続し、駆動することが可能となる。
本実施例では光センサー装置の接続電極端子を高電位側電源VDD、低電位側電源VS
S、増幅回路1001出力端子1004、帰還抵抗1003−フォトダイオード1002
接続端子の4端子にすることができ、前述した実装強度を向上させることができる。また
、レベルシフタを用いることによって、電源数を2電源にすることが可能となる。
本実施例では、増幅回路1001を演算増幅器(オペアンプ)として説明をおこなって
いるが、増幅回路1001は演算増幅器には限定されない。
また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図11に本発明の第3の実施例を示す。本実施例は前述した実施形態4を具体化したも
のである。本実施例はTFTで構成された増幅回路1101、フォトダイオード1102
、TFT1105、1106、定電流源1107、1108によって構成される2組のレ
ベルシフト回路のセンサー基板上に一体形成している。以下その動作について説明をおこ
なう。Pチャネル型TFT1105と定電流源1107によって構成されるレベルシフト
回路に入力は、フォトダイオード1102の第1の電極とIV変換抵抗1103の第1の
端子に接続され、その出力は増幅回路1101の非反転入力端子に接続される。Pチャネ
ル型TFT1106と定電流源1108によって構成されるレベルシフト回路の入力は増
幅回路1101の出力端子1104に接続され、その出力は増幅回路1101の反転入力
端子に接続される。ここで増幅回路1101はボルテージフォロワとして機能する。また
、フォトダイオード1102の第2の電極は高電位側電源VDDに接続されている。IV
変換抵抗1103の第2の端子は外部電源VBBに接続されている。ここで、IV変換抵
抗1103は出力電圧のばらつきを低減するため、センサー基板上には形成していないが
、ばらつきがあまり問題にならない場合にはIV変換抵抗1103をセンサー基板上に形
成することも可能である。
フォトダイオード1102に光が入力されると、フォトダイオード1102の第2の電
極から第1の電極に光電流が流れる。これによって、IV変換抵抗1103に電流が流れ
、IV変換抵抗1103の両端に電圧が発生する。
すなわち、光が入力されずフォトダイオード1102に電流が流れない場合には、出力
端子1104にはVBBと同じ電位が出力され、光が入力されフォトダイオード1102
に電流が流れるとその電流量に比例して、出力端子1104の電位は上昇する。
本実施例では増幅回路1101の駆動能力を大きく取ることが可能であるため、出力端
子1104に負荷を接続し、駆動することが可能となる。
本実施例では光センサー装置の接続電極端子を高電位側電源VDD、低電位側電源VS
S、増幅回路1101出力端子1104、IV変換抵抗1103−フォトダイオード11
02接続端子の4端子にすることができ、前述した実装強度を向上させることができる。
また、レベルシフタを用いることによって、電源数を2電源にすることが可能となる。
本実施例では、増幅回路1101を演算増幅器(オペアンプ)として説明をおこなって
いるが、増幅回路1101は演算増幅器には限定されない。
また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図12に本発明の第4の実施例を示す。本実施例は前述した実施形態4を具体化したも
のである。本実施例はTFTで構成された増幅回路1201、フォトダイオード1202
、TFT1205、1206、定電流源1207、1208によって構成される2組のレ
ベルシフト回路をセンサー基板上に一体形成している。以下その動作について説明をおこ
なう。Nチャネル型TFT1205と定電流源1207によって構成されるレベルシフト
回路の入力は、フォトダイオード1202の第2の電極とIV変換抵抗1203の第1の
端子に接続され、その出力は増幅回路1201の非反転入力端子に接続される。Nチャネ
ル型TFT1206と定電流源1208によって構成されるレベルシフト回路の入力は増
幅回路1201の出力端子1204に接続され、その出力は増幅回路1201の反転入力
端子に接続される。ここで増幅回路1201はボルテージフォロワとして機能する。また
、フォトダイオード1202の第1の電極は低電位側電源VSSに接続されている。IV
変換抵抗1203の第2の端子は外部電源VBBに接続されている。ここで、IV変換抵
抗1203は出力電圧のばらつきを低減するため、センサー基板上には形成していないが
、ばらつきがあまり問題にならない場合にはIV変換抵抗1203をセンサー基板上に形
成することも可能である。
フォトダイオード1202に光が入力されると、フォトダイオード1202の第2の電
極から第1の電極に光電流が流れる。これによって、IV変換抵抗1203に電流が流れ
、IV変換抵抗1203の両端に電圧が発生する。
すなわち、光が入力されずフォトダイオード1202に電流が流れない場合には、出力
端子1204にはVBBと同じ電位が出力され、光が入力されフォトダイオード1202
に電流が流れるとその電流量に比例して、出力端子1204の電位は低下する。
本実施例では増幅回路1201の駆動能力を大きく取ることが可能であるため、出力端
子1204に負荷を接続し、駆動することが可能となる。
本実施例では光センサー装置の接続電極端子を高電位側電源VDD、低電位側電源VS
S、増幅回路1201出力端子1204、IV変換抵抗1203−フォトダイオード12
02接続端子の4端子にすることができ、前述した実装強度を向上させることができる。
また、レベルシフタを用いることによって、電源数を2電源にすることが可能となる。
本実施例では、増幅回路1201を演算増幅器(オペアンプ)として説明をおこなって
いるが、増幅回路1201は演算増幅器には限定されない。
また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図14は薄膜半導体素子、特にTFTを用いて、増幅回路とくに演算増幅器(以下オペ
アンプ)回路を作成した場合の等価回路図である。このオペアンプは、TFT1401、
TFT1402で構成される差動回路、TFT1403、TFT1404で構成されるカ
レントミラー回路、TFT1405、TFT1409で構成される定電流源、TFT14
06で構成されるソース接地回路、TFT1407、TFT1408で構成されるアイド
リング回路、TFT1410、TFT1411で構成されるソースフォロワ回路、位相補
償コンデンサ1412より成り立っている。
以下に、図14のオペアンプ回路の動作を説明する。非反転入力端子に+信号が入力さ
れると、差動回路を構成するTFT1401、1402のソースにはTFT1405で構
成される定電流源が接続されているため、TFT1401のドレイン電流がTFT140
2のドレイン電流より大きくなり、TFT1403のドレイン電流は、TFT1404と
TFT1403がカレントミラー回路を構成するため、TFT1402のドレイン電流と
同じになり、TFT1403のドレイン電流とTFT1401のドレイン電流の差電流に
よって、TFT1406のゲート電位は低下する方向に変化する。TFT1406はPチ
ャネル型TFTであるので、TFT1406のゲート電位が下がると、TFT1406は
よりオンする方向に動作し、ドレイン電流が増加する。よって、TFT1410のゲート
電位は上昇し、それに伴い、TFT1410のソース電位すなわち、出力端子の電位も上
昇する。
また、非反転入力端子に−信号が入力されると、TFT1401のドレイン電流がTF
T1402のドレイン電流より小さくなり、TFT1403のドレイン電流は、TFT1
402のドレイン電流と同じであるため、TFT1403のドレイン電流とTFT140
1のドレイン電流の差電流によって、TFT1406のゲート電位は上昇する方向に変化
する。TFT1406はPチャネル型TFTであるので、TFT1406のゲート電位が
上がると、TFT1406はオフする方向に動作し、ドレイン電流が減少する。よって、
TFT1410のゲート電位は低下し、それに伴い、TFT1410のソース電位すなわ
ち、出力端子の電位も低下する。このように非反転入力端子の信号と同相の信号が、出力
端子より出力される。
反転入力端子に+信号が入力されると、TFT1401のドレイン電流がTFT140
2のドレイン電流より小さくなり、TFT1403のドレイン電流は、TFT1402の
ドレイン電流と同じであるため、TFT1403のドレイン電流とTFT1401の差電
流によって、TFT1406のゲート電位は上昇する方向に変化する。TFT1406は
Pチャネル型TFTであるので、TFT1406のゲート電位が上がると、TFT140
6はオフする方向に動作し、ドレイン電流が減少する。よって、TFT1410のゲート
電位は低下し、それに伴い、TFT1410のソース電位すなわち、出力端子の電位も低
下する。
また、反転入力端子に−信号が入力されると、TFT1401のドレイン電流がTFT
1402のドレイン電流より大きくなり、TFT1403のドレイン電流は、TFT14
02のドレイン電流と同じであるため、TFT1403のドレイン電流とTFT1401
のドレイン電流の差電流によって、TFT1406のゲート電位は低下する方向に変化す
る。TFT1406はPチャネル型TFTであるので、TFT1406のゲート電位が下
がると、TFT1406はよりオンする方向に動作し、ドレイン電流が増加する。よって
、TFT1410のゲート電位は上昇し、それに伴い、TFT1410のソース電位すな
わち、出力端子の電位も上昇する。このようにして、反転入力端子の信号と逆相の信号が
出力端子より出力される。
この例では、差動回路をNチャネル型TFT、カレントミラー回路をPチャネル型TF
Tで作成しているが、本発明では、それには限定されず逆であっても良い。また、回路形
式もこのような回路形式には限定されることはなく、増幅回路としての機能を満たすもの
であれば使用可能である。
また、本実施例は前述した実施形態、実施例と組み合わせて使用することが可能である
以下に本発明の光センサー装置の構造の一例について説明する。図17はフォトダイオ
ードと増幅回路が一体形成されている光センサー装置を示しており、プリント基板等に実
装する時に貼り付ける面方向から見た図である。
基板1701上に増幅回路1702及びフォトダイオード1703が形成され、その上
部に接続電極端子1704が形成されている。接続電極端子1704はコンタクトホール
1705を介して増幅回路1702及びフォトダイオード1703と接続されている。
増幅回路1702とフォトダイオード1703が接続されている部分1706の拡大図
を線で示している。TFT1707はソース又はドレイン領域1708、1709及びチ
ャネル形成領域(ここでは図示しない)及びソース又はドレイン電極1710、1711
及びゲート電極1712で構成されている。
ゲート電極1712上には層間絶縁膜(ここでは図示しない)が形成され、その上部の
配線1713はコンタクトホール1714を介してゲート電極1712と接続されている
。そして配線1713上にフォトダイオード1703の第1の電極1715が形成されて
いる。
次に、フォトダイオードと増幅回路が一体形成されている光センサー装置の断面図18
(A)を用いて増幅回路1702のTFT1707とフォトダイオード1703が電気的
に接続されている様子をより詳しく説明する。図18(A)は図17の線A−A’の断面
図であり図17と共通する部分は共通の符号を用いている。基板1701上に接して下地
絶縁膜1801が形成され、下地絶縁膜1801上にはTFT1707及びフォトダイオ
ード1703が形成されている。
半導体層1802はチャネル形成領域である。このチャネル形成領域の紙面表及び裏側
にソース又はドレイン領域1708、1709が形成されている。半導体層1802上に
はゲート絶縁膜1803を介してゲート電極1712が形成され、その上部に第1層間絶
縁膜1804及び第2層間絶縁膜1805が形成されている。
TFT1707のゲート電極1712はコンタクトホール1714を介して配線171
3によりフォトダイオード1703の第1の電極1715と接続されている。
フォトダイオード1703の第1の電極1715に接するようにP型半導体層1806
が形成され、その上に光電変換層1807、N型半導体層1808が積層され、さらにN
チャネル型半導体層1808上にフォトダイオード1703の第2の電極1809が形成
されている。そしてフォトダイオード1703の第2の電極1809上には第3の層間絶
縁膜1810が形成され、フォトダイオード1703の第2の電極1809はコンタクト
ホール1705を介して接続電極端子1704と接続されている。
フォトダイオード1703の第1の電極1715としてはITO(indium ti
n oxide)等のように透光性かつ導電性を有する物質を用いることで、フォトダイ
オード1703に入射する光を遮断しないようにすることができる。そしてフォトダイオ
ード1703の第2の電極1809としては、Tiのように光を反射する物質を用いるこ
とでP型半導体層1806から入射した光のうち、光電変換層1807で光が吸収されず
に光電変換層1807及びN型半導体層1808を通過した光を反射させることで、再び
光電変換層1807で反射光を吸収させることができる。P型半導体層1806としては
P型の非晶質珪素膜(a−Si:H)又はいわゆるマイクロクリスタル半導体(μc−S
i:H)、光電変換層1807としては非晶質珪素膜(a−Si:H)、N型半導体層1
808としてはN型の非晶質珪素膜(a−Si:H)又はいわゆるマイクロクリスタル半
導体(μc−Si:H)で形成することができる。
図18(B)は図17の線B−B’の断面を線A−A’のA側から見た図であり、線B
−B’の断面において、第3の層間絶縁膜1810を透かして見た時の様子を示している
TFT1707は半導体層1802、ソース又はドレイン領域1708、1709、ソ
ース又はドレイン電極1710、1711及びゲート電極1712からなり、ゲート電極
1712が紙面裏側へ伸びコンタクトホール1714を介して配線1713によりフォト
ダイオード1703の第1の電極1715と接続されている。そしてフォトダイオード1
703の第1の電極1715に接するようにPチャネル型半導体層1806が形成され、
その上に光電変換層1807、Nチャネル型半導体層1808が積層され、さらにNチャ
ネル型半導体層1808上にフォトダイオード1703の第2の電極1809が形成され
ている。そしてフォトダイオード1703の第2の電極1809上には第3の層間絶縁膜
1810、接続電極端子1704が形成されている。接続電極端子1704はコンタクト
ホール(ここでは図示しない)を介してフォトダイオード1703の第2の電極1809
と接続されている。
なお、本発明は実施例6で示した光センサー装置の構成に限定しているのではない。例
えば増幅回路1702としてオペアンプの代わりにカレントミラー回路を備えた構成でも
良い。また、光センサー素子も上記の構成に限られずポリシリコンフォトダイオードでも
良く、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図24(A)に本発明の第7の実施例を示す。本実施例は実施形態5を具体化したもの
である。本実施例は、TFTで構成された増幅回路2401、フォトダイオード2402
をセンサー基板上に一体形成している。以下その動作について説明をおこなう。増幅回路
2401のTFTのソース領域は外部電源GNDに接続され、Y側TFTはN列の並列接
続を持ち、上記Y側TFTのドレイン領域は出力端子2404に接続されている。増幅回
路2401のX側TFTドレイン領域はフォトダイオード2402の第1の電極と接続、
第2の電極は出力端子2404と接続されている。
フォトダイオード2402に光が入力されると、フォトダイオード2402の第2の電
極から第1の電極に光電流Iが流れる。これによって、増幅回路2401のX側TFTに
電流Iが流れ、その電流Iを流すのに必要な電圧がゲートに発生する。
Y側TFTのゲート長L、チャネル幅WはX側TFTと等しいため、また、X側TFT
のゲートにY側TFTの各ゲートは接続されているため、Y側TFTの各列には電流Iが
流れる。この結果、フォトダイオード2402に光電流Iが流れると出力端子2404に
(1+N)*Iの電流が流れる。
本実施例では、Nチャネル型TFTに関して説明をしたが、Pチャネル型TFTでもよ
い。また、図24(A)に示した回路は並列接続数をN倍にして増幅を行ったが、図24
(B)に示すように”チャネル幅W/ゲート長L”をN倍してもよい。また、フォトダイ
オードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図25に本発明の第8の実施例を示す。本実施例は実施形態6を具体化したものである

本実施例は、TFTで構成された増幅回路2501、フォトダイオード2502をセンサ
ー基板上に一体形成している。以下その動作について説明をおこなう。増幅回路2501
内のTFTはX側、Y側両側とも直列に配置されソース領域とドレイン領域が接続され、
そのゲートは共通接続され、マルチゲート構造となっている。そして、低電圧側の段のソ
ース領域は外部電源GNDに接続され、Y側TFTはN列の並列接続を持ち、上記Y側T
FTの高電圧側段のドレイン領域は出力端子2504に接続されている。増幅回路250
1のX側TFTの高電圧側段のドレイン領域はフォトダイオード2502の第1の電極と
接続、第2の電極は出力端子2504と接続されている。
フォトダイオード2502に光が入力されると、フォトダイオード2502の第2の電
極から第1の電極に光電流Iが流れる。これによって、増幅回路2501のX側TFTに
電流Iが流れ、その電流を流すのに必要な電圧がゲートに発生する。
Y側TFTのゲート長L、チャネル幅WはX側TFTと等しいため、また、X側TFT
のゲートにY側TFTの各ゲートは接続されているため、Y側TFTの各列には電流Iが
流れる。この結果、フォトダイオード2502に光電流Iが流れると出力端子2504に
(1+N)*Iの電流が流れる。
本実施例では、Nチャネル型TFTに関して説明をしたが、Pチャネル型TFTでもよ
い。また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図26に本発明の第9の実施例を示す。本実施例は実施形態7を具体化したものである

本実施例は、TFTで構成された増幅回路2601、フォトダイオード2602をセン
サー基板上に一体形成している。以下その動作について説明をおこなう。増幅回路260
1内のTFTはX側、Y側両側とも直列に配置されソース領域とドレイン領域が接続され
、そして、低電圧側の段のソース領域は外部電源GNDに接続され、Y側TFTはN列の
並列接続を持ち、上記Y側TFTのドレイン領域は出力端子2604に接続され、高電圧
側段のドレイン領域は出力端子2604に接続されている。増幅回路2601のX側TF
Tの高電圧側段のドレイン領域はフォトダイオード2602の第1の電極と接続、第2の
電極は出力端子2604と接続されている。
フォトダイオード2602に光が入力されると、フォトダイオード2602の第2の電
極から第1の電極に光電流Iが流れる。これによって、増幅回路2601のX側TFTに
電流Iが流れ、その電流を流すのに必要な電圧がゲートに発生する。
Y側TFTのゲート長L、チャネル幅WはX側TFTと等しいため、また、X側TFT
のゲートにY側TFTの各ゲートは接続されているため、Y側TFTの各列には電流Iが
流れる。この結果、フォトダイオード2602に光電流Iが流れると出力端子2604に
(1+N)*Iの電流が流れる。
本実施例では、Nチャネル型TFTに関して説明をしたが、Pチャネル型TFTでもよ
い。また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図27に本発明の第10の実施例を示す。本実施例は実施形態8を具体化したものであ
る。本実施例は、TFTで構成された増幅回路2701、フォトダイオード2702をセ
ンサー基板上に一体形成している。以下その動作について説明をおこなう。増幅回路27
01内のTFTはウィルソン型カレントミラー回路接続で、低電圧側の段のソース領域は
外部電源GNDに接続され、Y側TFTはN列の並列接続を持ち、上記Y側TFTのドレ
イン領域は出力端子2704に接続されている。増幅回路2701のX側TFTドレイン
領域はフォトダイオード2702の第1の電極と接続、第2の電極は出力端子2704と
接続されている。
フォトダイオード2702に光が入力されると、フォトダイオード2702の第2の電
極から第1の電極に光電流Iが流れる。これによって、増幅回路2701のX側TFTに
電流Iが流れ、その電流を流すのに必要な電圧がゲートに発生する。
Y側TFTのゲート長L、チャネル幅WはX側TFTと等しいため、また、X側TFT
のゲートにY側TFTの各ゲートは接続されているため、Y側TFTの各列には電流Iが
流れる。この結果、フォトダイオード2702に光電流Iが流れると出力端子2704に
(1+N)*Iの電流が流れる。
本実施例では、Nチャネル型TFTに関して説明をしたが、Pチャネル型TFTでもよ
い。また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
図28に本発明の第11の実施例を示す。本実施例は実施形態9を具体化したものであ
る。本実施例は、TFTで構成された増幅回路2801、フォトダイオード2802をセ
ンサー基板上に一体形成している。以下その動作について説明をおこなう。増幅回路28
01内のTFTは改良ウィルソン型カレントミラー回路接続で、低電圧側の段のソース領
域は外部電源GNDに接続され、Y側TFTはN列の並列接続を持ち、上記Y側TFTの
ドレイン領域は出力端子2804に接続されている。増幅回路2801のX側TFTドレ
イン領域はフォトダイオード2802の第1の電極と接続、第2の電極は出力端子280
4と接続されている。
フォトダイオード2802に光が入力されると、フォトダイオード2802の第2の電
極から第1の電極に光電流Iが流れる。これによって、増幅回路2801のX側TFTに
電流Iが流れ、その電流を流すのに必要な電圧がゲートに発生する。
Y側TFTのゲート長L、チャネル幅WはX側TFTと等しいため、また、X側TFT
のゲートにY側TFTの各ゲートは接続されているため、Y側TFTの各列には電流Iが
流れる。この結果、フォトダイオード2802に光電流Iが流れると出力端子2804に
(1+N)*Iの電流が流れる。
本実施例では、Nチャネル型TFTに関して説明をしたが、Pチャネル型TFTでもよ
い。また、フォトダイオードに限らず他の光センサー素子でもよい。
絶縁基板上にフォトダイオードなどの光センサー素子と、TFTを一体形成する方法に
ついては、公知の方法を使用することが可能である。具体的には特開平11−12584
1、特開2002−305296、305297などにおいて記載されている方法を用い
ればよい。
以上のようにして構成される本発明の光センサー装置は各種電子機器の表示部の輝度調
整として用いることができる。以下に、本発明の光センサー装置を組み込んだ電子機器に
ついて説明する。
その様な電子機器としては、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ヘッドマウントディスプ
レイ(ゴーグル型ディスプレイ)、ゲーム機、カーナビゲーション、パーソナルコンピュ
ータ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話または電子書籍等)、テレビなど
が挙げられる。
図16はパーソナルコンピューターであり、本体3201、筐体3202、表示部32
03、キーボード3204、外部接続ポート3205、ポインティングマウス3206、
光センサー部3207等を含む。もちろん光センサーは図の位置に設けなくても良く、例
えば表示部3203が両面発光装置からなり、図の裏面側にも表示が出来る構成ならば、
裏面にも光センサー部を設けると良い。
特にパーソナルコンピューターは近年急速に普及し、用途や使用される場所が様々であ
ることから、使用される場所により外部の明るさが変わり、パーソナルコンピューターの
表示に必要とする輝度は異なる。また、持ち歩いて使用する場合にはパーソナルコンピュ
ーターはバッテリーの電源に頼ることが多く、長時間の使用を可能とするため消費電力を
抑えることは課題の一つである。そこで、本発明の光センサー装置を光センサー部320
7に用いることで、外部の明るさを検出し、外部の明るさに応じた輝度で、表示部320
3を表示することによって、消費電力の少ないパーソナルコンピューターを構成すること
ができる。さらに表示装置にEL発光素子を用いている場合には本発明により消費電力を
抑えることで、発光素子の経時的な劣化を抑制することが出来る。
図15は携帯電話であり、筐体1501、1502、表示部1503、音声入力部15
10、アンテナ1507、操作キー1505、1509、スピーカー1506、ヒンジ1
508、バッテリー1511、光センサー部1504などによって構成されている。もち
ろん光センサーは図の位置に設けなくても良く、例えば表示部1503が両面発光装置か
らなり、図の裏面側にも表示が出来る構成ならば、裏面にも光センサー部を設けると良い
パーソナルコンピューターと同様に近年携帯電話も急速に普及しており、様々な機能を
備えた携帯電話が開発されている。その機能はゲーム、カメラ、インターネットなどであ
り、これらの機能は表示装置を用いて使用されることが多く、様々な場所で使用される。
そのため使用される場所により外部の明るさは変わり、携帯電話の表示に必要とする輝度
は異なる。また、携帯電話は、バッテリーの電源に頼ることが多く、長時間の使用を可能
とするため、消費電力を抑えることは課題の一つである。そこで、本発明の光センサー装
置を光センサー部1504に用いることで、外部の明るさを検出し、外部の明るさに応じ
た輝度で、表示部1503または操作キー1505、1509を表示することによって、
消費電力の少ない携帯電話を構成することができる。さらに表示装置にEL発光素子を用
いている場合には本発明により消費電力を抑えることで、発光素子の経時的な劣化を抑制
することが出来る。
本実施例の電子機器は実施形態1〜9、実施例1〜13のどのような組み合わせからな
る構成を用いても実現することができる。
本発明の適用範囲は極めて広く、上記のパーソナルコンピューター、携帯電話に限定さ
れず、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。

Claims (3)

  1. 光センサー素子と、増幅回路と、第1のレベルシフト回路と第2のレベルシフト回路と、帰還抵抗と、を有する光センサー装置において、
    前記光センサー素子と、前記増幅回路と、前記第1のレベルシフト回路と、前記第2のレベルシフト回路とは、基板上に一体形成されており、
    前記基板上に第1乃至第4の接続電極端子が設けられており、
    前記光センサー素子の第1の電極は、前記第1の接続電極端子を介して第1の電源と電気的に接続されており、
    前記第1のレベルシフト回路の入力は、前記第1の電源電気的接続されており、
    前記第1のレベルシフト回路の出力は、前記増幅回路の非反転入力端子と電気的に接続されており、
    前記第2のレベルシフト回路の入力は、前記光センサー素子の第2の電極と電気的に接続されており、
    前記第2のレベルシフト回路の入力は、前記第2の接続電極端子を介して前記帰還抵抗の第1の端子と電気的に接続され、
    前記第2のレベルシフト回路の出力は、前記増幅回路の反転入力端子と電気的に接続されており、
    前記増幅回路の出力は、前記第3の接続電極端子を介して前記帰還抵抗の第2の端子と電気的に接続されており、
    前記増幅回路は、前記第1の接続電極端子を介して前記第1の電源と電気的に接続されており、
    前記増幅回路は、前記第4の接続電極端子を介して第2の電源と電気的に接続されており、
    前記第1乃至前記第4の接続電極端子の各々は、前記基板の四隅に配置されていることを特徴とする光センサー装置。
  2. 光センサー素子と、増幅回路と、第1のレベルシフト回路と、第2のレベルシフト回路と、IV変換抵抗と、を有する光センサー装置において、
    前記光センサー素子と、前記増幅回路と、前記第1のレベルシフト回路と、前記第2のレベルシフト回路とは、基板上に一体形成されており、
    前記基板上に第1乃至第4の接続電極端子が設けられており、
    前記光センサー素子の第1の電極は、前記第1の接続電極端子を介して第1の電源と電気的に接続されており、
    前記第1のレベルシフト回路の入力は、前記第2の接続電極端子を介して前記IV変換抵抗の第1の端子と電気的に接続されており、
    前記第1のレベルシフト回路の入力は、前記光センサー素子の第2の電極と電気的に接続されており、
    前記第1のレベルシフト回路の出力は、前記増幅回路の非反転入力端子と電気的に接続されており、
    前記第2のレベルシフト回路の入力は、前記第3の接続電極端子と電気的に接続されており、
    前記第2のレベルシフト回路の出力は、前記増幅回路の反転入力端子と電気的に接続されており、
    前記IV変換抵抗の第2の端子は、第2の電源と電気的に接続されており、
    前記増幅回路の出力は、前記第3の接続電極端子と電気的に接続されており、
    前記増幅回路は、前記第1の接続電極端子を介して前記第1の電源と電気的に接続されており、
    前記増幅回路は、前記第4の接続電極端子を介して第3の電源と電気的に接続されており、
    前記第1乃至前記第4の接続電極端子の各々は、前記基板の四隅に配置されていることを特徴とする光センサー装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記増幅回路は、第1のトランジスタ及び第2のトランジスタで構成されたカレントミラー回路であり、
    前記第1のトランジスタのチャネル幅をW、ゲート長をLとする場合、前記第2のトランジスタのチャネル幅をゲート長で割った値は、W/LのN倍(Nは自然数)を満たすことを特徴とする光センサー装置。
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