JP4817636B2 - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents

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Description

本発明はセンサ素子と、薄膜トランジスタ(以下、TFTという)で構成された回路とを有する半導体装置およびその作製方法に関する。
なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置全般を指し、電気光学装置、半導体回路および電子機器は全て半導体装置である。
従来、固体撮像素子は、単結晶シリコン基板を用いたセンサ素子と、アモルファスシリコン膜を用いたセンサ素子とがある。
単結晶シリコン基板を用いたセンサ素子の特徴は、単結晶シリコン基板上に出力増幅回路を作製し、センサ素子と一体化させることで高出力化を可能としている点である。しかし、波長感度補正フィルターが必要となることでパッケージされた完成部品の形状がスマートにならない。また、単結晶シリコン基板を用いたセンサ素子はフィルター等を用いることによりバラツキの大きさが助長されるという問題がある。
一方、アモルファスシリコン膜を用いたセンサ素子の特徴は、波長感度が人間の目に近いため、赤外光カットフィルタなどの補正フィルターを必要としないが、センサ素子の出力値が増幅されることがないために制限ができてしまう。また、センサ素子の出力値が小さいために他信号のノイズなどの影響を受けやすい。センサ素子の出力値は、センサ素子の絶対量(面積、厚みなど)に依存する。そのため、アモルファスシリコン膜を用いたセンサ素子の出力値を向上させようとすると、その分、大面積化させる必要があった。
また、アモルファス膜を用いたセンサ素子にオペアンプを外付けし、アモルファス膜を用いたセンサ素子の出力を増幅し、使用することも可能であるが、外付け部品が増加し、センサー回路が大きくなるという新たな問題が発生していた。
単結晶シリコン基板を用いたセンサ素子に比べて、アモルファス膜を用いたセンサ素子の光感度は半分以下になっている。そのため、液晶プロジェクタなどのように大面積を必要とする表示装置は、ノイズの影響をさらに受けやすいというような問題があり、大型表示装置にアモルファス膜を用いたセンサ素子を使用するためには配線のシールドなどが必要であり、表示装置のコストアップになっていた。
また、本出願人は、ガラス基板上にセンサ素子と、TFTで構成された回路とを有する半導体装置に関して、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4を提唱している。
特開平6−275808号公報 特開2001−320547 特開2002−62856 特開2002−176162
センサ素子において、今後のさらなる高出力化及び小型化を進められるように、複数の素子を限られた面積に形成し、素子が占める面積を縮小して集積することを課題とする。
また、センサ素子の歩留まりを向上させるプロセスを提供することも課題としている。
また、単結晶シリコン基板を用いたセンサ素子も、アモルファスシリコン膜を用いたセンサ素子も、小型サイズになれば、それだけ部品実装に使用される領域が小さくなるため、例えば半田実装した場合には、固着強度の確保が困難となる。固着領域が少なく、センサ素子の硬度が高い(単結晶シリコン基板やガラス基板などの機械的強度)と部品に対する曲げストレスが加わった場合に柔軟なストレス緩和がなされず、固着強度と機械的ストレスとの兼ね合いで部品の固着破壊を招く恐れがある。
そこで、本発明は、基材をフレキシブル基板とし、曲げストレスに強いセンサ素子を実現することも課題とする。
本発明は、絶縁表面を有する基板上にアモルファスシリコン膜を用いたセンサ素子と、薄膜トランジスタからなる出力増幅回路とを集積する。出力増幅回路により高出力化が可能となるため、センサ素子の受光面積が縮小可能となり、さらなる小型化が実現できる。また、光センサー素子と増幅回路が直接、同一基板上で接続されているため、ノイズが重畳しにくいという特徴を有している。
なお、本発明は、アモルファスシリコン膜を用いたセンサ素子と、薄膜トランジスタからなる出力増幅回路とを集積するため、センサ素子と出力増幅回路との接続部分に特徴を有している。その特徴とは、センサ素子の光電変換層のパターニングの際に、露出されている配線を保護するための金属層を光電変換層と薄膜トランジスタと接続する配線との間に設ける構造である。なお、この金属層は、センサ素子の一方の電極(第1の電極)として機能させる。
即ち、薄膜トランジスタの半導体層と電気的に接続する配線(ソース配線またはドレイン配線または接続配線など)を形成した後、金属層を形成して、配線上面および配線側面を覆うようにパターニングを行う。そして、配線および金属層と一部接して重なるように光電変換層を形成する。本発明により、光電変換層のエッチングによる配線へのダメージを保護することができ、歩留まりが向上する。
また、薄膜トランジスタの半導体層と電気的に接続する配線は、低抵抗な導電材料、例えばアルミニウムを主成分とする金属膜を一層として有する積層(二層以上)とすることが好ましい。
また、本発明は、一対の電極を有するセンサ素子の受光領域において、受光領域全域に重なる第1の電極を設けるのではなく、受光領域の一部のみに重なる第1の電極を設けることによって、より多くの光量を光電変換層に吸収させている。従って、光電変換層に入射するほとんどの光は、金属層(第1の電極)を通過せず、層間絶縁膜、下地絶縁膜、およびフィルム基板のみを通過して光電変換層に到達する。なお、第1の電極に対向して設けられる第2の電極は、センサ素子の受光領域において、全域に設ける。また、光電変換層を多層構造とする場合、p型半導体層またはn型半導体層を一層として用いると、p型半導体層またはn型半導体層も電極として機能することになるが、ここではp型半導体層及びn型半導体層は第1の電極または第2の電極と呼ばない。
本発明の半導体装置は、光センサとして機能することが可能であり、ダイオード(フォトダイオード)に入射した光は、光電変換層に吸収され光電荷を形成する。この光によって形成された光電荷の量は、光電変換層に吸収された光の量に依存する。光によって形成された光電荷がTFTを含む回路で増幅され、検出される。
本発明におけるダイオードの構成として、第1の電極と第2の電極の間に光電変換層を挟んだショットキー型のものを用いている。ここでは光を電気信号に変換する光電変換素子として、上記構成のダイオードに限らず、PIN型や、PN型のダイオードや、アバランシェダイオード等を用いることもできる。
例えば、その他の構成として、第1の電極と第2の電極の間に挟まれる光電変換層を単層としてもよく、i型(真性)半導体層のみ、あるいはp型半導体のみ、あるいはn型半導体のみで構成されていても良い。また、その他の構成として、第1の電極と第2の電極の間に挟まれる光電変換層を2層としてもよく、i型(真性)半導体層とn型半導体層の2層、あるいはi型(真性)半導体層とp型半導体層の2層、あるいはp型半導体層とn型半導体層との2層で構成されていても良い。
なお、PIN型のフォトダイオードは、一対の電極と、p型半導体層と、n型半導体層と、p型半導体層とn型半導体層の間に挟まれたi型(真性)半導体層によって構成されている。
本明細書で開示する発明の構成は、
光センサー素子と増幅回路とを同一絶縁表面上に有する基板の小片を実装した半導体装置であり、前記増幅回路は、結晶構造を有する半導体膜を有するnチャネル型TFTで構成され、前記光センサー素子は、前記nチャネル型TFTの配線上面及び側面を覆う第1の電極と、前記配線及び前記第1の電極上方に、前記第1の電極と一部接するp型の非晶質半導体層と、該p型の非晶質半導体層上に接する非晶質構造を有するi型の半導体層と、該i型の半導体層上に接するn型の非晶質半導体層と、該n型の非晶質半導体層上に接する第2の電極と、を有していることを特徴とする半導体装置である。
また、p型半導体層、n型半導体層、及びi型(真性)半導体層としては、非晶質半導体膜に限定されず、微結晶半導体膜(マイクロクリスタル半導体膜とも呼ばれる)などの結晶質半導体膜を用いることができる。
また、他の発明の構成は、
光センサー素子と増幅回路とを同一絶縁表面上に有する基板の小片を実装した半導体装置であり、前記増幅回路は、結晶構造を有する半導体膜を有するnチャネル型TFTで構成され、前記光センサー素子は、前記nチャネル型TFTの配線上面及び側面を覆う第1の電極と、前記配線及び前記第1の電極上方に、前記第1の電極と一部接するp型の結晶質半導体層と、該p型の結晶質半導体層上に接する非晶質構造を有するi型の半導体層と、該i型の半導体層上に接するn型の結晶質半導体層と、該n型の結晶質半導体層上に接する第2の電極と、を有していることを特徴とする半導体装置である。
微結晶半導体膜を用いることによって高濃度にn型またはp型を付与する不純物濃度を含ませることができ、膜の電気抵抗値を下げることができる。
また、p型半導体層、n型半導体層、及びi型(真性)半導体層としては、減圧熱CVD法、プラズマCVD法、スパッタ法等で得られる半導体材料、例えば、シリコンまたはシリコンゲルマニウム(Si1-XGeX(X=0.0001〜0.02))合金を用いることが可能である。
なお、本明細書中で結晶質半導体膜とは、結晶構造を有する半導体膜の一種であるが、数nm〜50nm程度の結晶粒を含む膜を指しており、便宜上、50nmよりも大きい結晶粒を含む膜を結晶構造を有する半導体膜と呼んでいる。また、非晶質半導体膜に数nm〜50nm程度の結晶粒が混在している場合も結晶質半導体膜と呼ぶ。
また、上記各構成において、nチャネル型TFTに代えてpチャネル型TFTを用いることもできる。
また、上記各構成において、チップに設けられた外部端子は2端子構成である。よって、従来の単体アモルファス可視光センサと同様に少ないピン構成となり、少ない実装箇所にて、可視光のセンシングを行うことが可能となる。
なお、本明細書では、光センサー素子と増幅回路とを有するチップとは半導体基板を用いたチップを指しているのではなく、光センサー素子と増幅回路とを有するプラスチック基板の小片を指している。
また、上記各構成において、前記第1の電極としてTiを含む膜とし、前記nチャネル型TFTの配線としてTiを含む第1の膜と、アルミニウムを含む膜と、Tiを含む第2の膜との三層構造を有することを特徴としている。共通の材料を用いることによって前記nチャネル型TFTの配線と第1の電極との良好なオーミック接合を得ることができる。前記nチャネル型TFTの配線は、ソース配線またはドレイン配線または接続配線であり、同一工程で形成する。従って、nチャネル型TFTのゲート電極と、第1の電極とを接続する配線もTiを含む第1の膜と、アルミニウムを含む膜と、Tiを含む第2の膜との三層構造を有する。
また、前記nチャネル型TFTの配線としてTiを含む第1の膜と、アルミニウムを含む膜と、Tiを含む第2の膜との三層構造とすると、Tiを含む第1の膜が半導体層と接する場合、アルミニウム原子のチャネル形成領域への拡散を防止することができ、Tiを含む第2の膜はアルミニウムを含む膜の表面酸化を防止する。また、Tiを含む第2の膜はアルミニウムを含む膜のヒロックやウィスカー等の突起物の発生を抑制する。
また、前記第1の電極やTFTの配線はTiに限定されず、他の金属、例えばMoを用いてもよく、前記第1の電極としてMoを含む膜とし、前記nチャネル型TFTの配線としてMoを含む第1の膜と、アルミニウムを含む膜と、Moを含む第2の膜との三層構造としてもよい。
また、上記各構成において、前記第2の電極は、前記第1の電極および前記配線と一部重なるようにパターニングを行う。第2の電極は、前記第1の電極および前記配線と一部重なるようにすることで断線を防止している。
また、光電変換層を形成した後の工程時間を短縮するため、第2の電極、第3の電極、端子電極、または封止層をスクリーン印刷によって形成することも本発明の特徴の一つである。なお、スクリーン印刷によって形成された電極(第2の電極、第3の電極、または端子電極)は、樹脂を含む導電材料で構成される。
また、上記各構成において、前記光センサー素子および前記増幅回路は、ガラス基板、或いは、プラスチック基板上に設けられていることを特徴の一つとしている。
また、本発明は、半田リフロー処理などの実装時の温度に耐えうる耐熱性プラスチックフィルム基板上に、結晶構造を有する半導体膜(代表的にはポリシリコン膜)を活性層とするTFTからなる出力増幅回路と、非晶質半導体膜(代表的にはアモルファスシリコン膜)を用いたセンサ素子とを一体化させることで、高出力化及び小型化を図ることを特徴の一つとする。
なお、プラスチックフィルム基板上に形成するためには、剥離および転写技術を用いてガラス基板上に形成した出力増幅回路及びセンサ素子をガラス基板から剥離してプラスチックフィルム基板に転写する。或いは、半田リフロー処理などの実装時の温度(250℃程度)に耐えうる耐熱性プラスチック基板上に出力増幅回路及びセンサ素子を直接形成すればよい。ただし、耐熱性プラスチック基板上に出力増幅回路及びセンサ素子を直接形成する場合には、出力増幅回路やセンサ素子の作製プロセスを基板の耐熱温度範囲内で行う必要がある。耐熱性プラスチック基板としては、例えばTgが400℃以上であるHT基板(新日鐵化学社製)がある。このHT基板(厚さ200μm〜500μm)は、高い透明性(400nm光線透過率90%以上)を有し、且つ、低熱膨張性(CTE<48ppm)であるという特徴も有している。
プラスチック基板上にセンサ素子を形成すれば、レーザー加工が可能となるため、単結晶シリコン基板やガラス基板では分断加工が困難な微小サイズを実現することができる。
また、プラスチック基板を用いれば、曲げストレスに強いセンサ素子を実現できる。
また、第2の電極を印刷法で形成し、自己整合的に光電変換層をエッチングして工程数を低減することも本発明の一つであり、作製方法に関する本発明は、光センサー素子と増幅回路とを同一絶縁表面上に有する基板の小片を実装した半導体装置の作製方法であり、増幅回路を構成する薄膜トランジスタと接続する配線を形成する第1工程と、前記配線の上面および側面を覆う第1の電極を形成する第2工程と、前記配線および前記第1の電極を覆って第1導電型非晶質半導体膜と、非晶質半導体膜と、第2導電型非晶質半導体膜とを積層する第3工程と、前記第2導電型非晶質半導体膜上に第2の電極を印刷法で形成する第4工程と、前記第2の電極をマスクとして自己整合的に第1導電型非晶質半導体膜と、非晶質半導体膜と、第2導電型非晶質半導体膜とをエッチングする第5工程と、を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
また、上記作製方法に加え、第5工程の後に、前記第1の電極および前記第2の電極の端部を覆う封止層を印刷法で形成する第6工程と、前記封止層上に前記第2の電極と接する第3の電極を印刷法で形成する第7の工程とを有することも特徴の一つとしている。
また、上記作製方法において、前記第4工程における前記第2の電極は、前記配線および前記第1の電極と一部重なるように形成することを特徴の一つとしている。
また、光電変換層をエッチングする際のレジストマスクを印刷法で形成してもよく、作製方法に関する他の発明の構成は、光センサー素子と増幅回路とを同一絶縁表面上に有する基板の小片を実装した半導体装置の作製方法であり、増幅回路を構成する薄膜トランジスタと接続する配線を形成する第1工程と、前記配線の上面および側面を覆う第1の電極を形成する第2工程と、前記配線および前記第1の電極を覆って第1導電型非晶質半導体膜と、非晶質半導体膜と、第2導電型非晶質半導体膜とを積層する第3工程と、前記第2導電型非晶質半導体膜上にレジストマスクを印刷法で形成する第4工程と、前記レジストマスクをマスクとして第1導電型非晶質半導体膜と、非晶質半導体膜と、第2導電型非晶質半導体膜とをエッチングする第5工程と、前記レジストマスクを除去する第6工程と、前記第2導電型非晶質半導体膜上に第2の電極を印刷法で形成する第7工程と、を有することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
また、上記作製方法に加え、前記第7工程の後に、前記第1の電極および前記第2の電極の端部を覆う封止層を印刷法で形成する第8工程と、前記封止層上に前記第2の電極と接する第3の電極を印刷法で形成する第9の工程とを有することも特徴の一つとしている。
また、上記作製方法において、前記第7工程における前記第2の電極は、前記配線および前記第1の電極と一部重なるように形成することを特徴の一つとしている。
また、本発明は、特開2003−174153に記載の剥離および転写技術(スパッタ法による金属膜(W、WN、Moなど)と酸化珪素膜とを用いた剥離方法)を用いてセンサ素子および増幅回路をプラスチックフィルム基板に転写することを特徴としている。また、剥離および転写技術は、上記公報の技術に限定されず、様々な方法(例えば、特開平8−288522号公報、特開平8−250745号公報、または特開平8−264796号公報に記載の技術、即ち剥離層をドライエッチングまたはウェットエッチングで除去する剥離技術など)を用いてもよい。
また、TFT構造に関係なく本発明を適用することが可能であり、例えば、トップゲート型TFTや、ボトムゲート型(逆スタガ型)TFTや、順スタガ型TFTを用いることが可能である。また、シングルゲート構造のTFTに限定されず、複数のチャネル形成領域を有するマルチゲート型TFT、例えばダブルゲート型TFTとしてもよい。
同一基板上に可視光センサと、TFTを用いて構成された増幅回路とを一体形成することによって、コストの削減、薄型化による部品体積の低減、および実装面積の縮小を図ることができ、ノイズの重畳を低減することもできる。
可視光センサとしてアモルファスシリコン膜を用いたセンサ素子とすることで、赤外線カットフィルタを不要とし、且つ、センサ素子の出力バラツキが小さい可視光センサとすることができる。また、同一基板上に形成したTFTからなる増幅回路によって出力電流の増大、及びバラツキ抑制を可能とする。また、増幅回路による出力増幅による受光面積の縮小も可能で搭載セットの小型化、軽量化、および部品点数の低減を図ることができる。
本発明の実施形態について、以下に説明する。
(実施の形態1)
図1(A)は本発明の光センサチップの実装断面を示す図である。図1(A)では、2端子の可視光センサチップ(2.0mm×1.5mm)の例を示す。図1(A)において、10はガラス基板、12は下地絶縁膜、13はゲート絶縁膜である。受光する光はガラス基板10、下地絶縁膜12、およびゲート絶縁膜13を通過するため、これらの材料は全て透光性の高い材料を用いることが望ましい。
PIN型のフォトダイオード25は、第1の電極18と、第2の電極23と、p型半導体層21pと、n型半導体層21nと、p型半導体層とn型半導体層の間に挟まれたi型(真性)半導体層21iによって構成されている。
配線19は、高融点金属膜と低抵抗金属膜(アルミニウム合金または純アルミニウムなど)との積層構造とする。ここでは、配線19は、Ti膜とAl膜とTi膜とを順に積み重ねた三層構造とする。配線19を覆うように第1の電極18が形成されている。また、p型半導体層21pと、n型半導体層21nと、i型半導体層21iとからなる光電変換層を挟んで第1の電極18と一部重なる位置に第2の電極23が設けられている。
光電変換層をエッチングする際に、配線19は、覆っている第1の電極18によって保護される。第1の電極18の材料は、光電変換層をエッチングするガス(またはエッチャント)に対して光電変換層よりもエッチング速度の小さい導電材料であることが好ましい。加えて、第1の電極18の材料は、光電変換層と反応して合金とならない導電材料であることが好ましい。また、図1(A)は、光電変換層がエッチングされて、光電変換層の端部が第2の電極23の端部よりも内側になる例を示している。
また、PIN型のフォトダイオード25の出力値を増幅するために同一基板上に設けられた増幅回路は、nチャネル型TFT30、31によるカレントミラー回路で構成されている。図1(A)では2個のTFTを図示しているが実際には出力値を5倍とするためにnチャネル型TFT30(チャネルサイズL/W=8μm/50μm)を2個、nチャネル型TFT31(チャネルサイズL/W=8μm/50μm)を10個設ける。ここでは、100倍とするためにnチャネル型TFT30を1個、nチャネル型TFT31を100個設ける。
また、図1(B)に2端子の可視光センサチップの等価回路図を示す。図1(B)はnチャネル型TFTを用いた等価回路図であるが、nチャネル型TFTに代えてpチャネル型TFTのみを用いてもよい。
さらに出力値を増幅させるために増幅回路は、nチャネル型TFTまたはpチャネル型TFTを適宜組み合わせた演算増幅器(オペアンプ)で構成してもよいが、5端子となる。また、オペアンプで増幅回路を構成し、レベルシフタを用いることによって、電源数を削減して4端子とすることもできる。
また、nチャネル型TFT30、31はシングルゲート構造のトップゲート型TFTの例を示しているが、ダブルゲート構造としてオン電流値のバラツキを低減させてもよい。また、オフ電流値を低減するため、nチャネル型TFT30、31を低濃度ドレイン(LDD:Lightly Doped Drain)構造としてもよい。このLDD構造はチャネル形成領域と、高濃度に不純物元素を添加して形成するソース領域またはドレイン領域との間に低濃度に不純物元素を添加した領域を設けたものであり、この領域をLDD領域と呼んでいる。LDD構造はドレイン近傍の電界を緩和してホットキャリア注入による劣化を防ぐ効果がある。また、ホットキャリアによるオン電流値の劣化を防ぐため、nチャネル型TFT30、31をGOLD(Gate-drain Overlapped LDD)構造としてもよい。ゲート絶縁膜を介してLDD領域をゲート電極と重ねて配置させた構造であるGOLD構造は、LDD構造よりもさらにドレイン近傍の電界を緩和してホットキャリア注入による劣化を防ぐ効果がある。このようなGOLD構造とすることで、ドレイン近傍の電界強度が緩和されてホットキャリア注入を防ぎ、劣化現象の防止に有効である。
また、配線14は配線19に接続する配線であって増幅回路のTFT30のチャネル形成領域上方にも延在してゲート電極にもなっている。
また、配線15は第2の電極23に接続する配線であってTFT31のドレイン配線(ドレイン電極とも呼ぶ)またはソース配線(ソース電極とも呼ぶ)と接続している。また、16、17は無機絶縁膜、20は接続電極である。受光する光は無機絶縁膜16、17を通過するため、これらの材料は全て透光性の高い材料を用いることが望ましい。なお、無機絶縁膜17は、CVD法で得られるSiO2膜を用いることが好ましい。無機絶縁膜17をCVD法で得られるSiO2膜とすると固着強度が向上する。
また、端子電極50は、配線14、15と同一工程で形成され、端子電極51は電極19、20と同一工程で形成されている。
また、端子電極26は第2の電極23に接続されており、半田64でプリント配線基板60の電極61に実装されている。また、端子電極53は端子電極26と同一工程で形成され、半田63でプリント配線基板60の電極62に実装されている。
また、図2を用いて上記構造を得るための作製工程を以下に示す。
まず、ガラス基板(第1の基板10)上に素子を形成する。ここではガラス基板としてAN100を用いる。
次いで、PCVD法で下地絶縁膜12となる酸化窒化シリコン膜(膜厚100nm)を形成し、さらに大気にふれることなく、水素を含むアモルファスシリコン膜(膜厚54nm)を積層形成する。また、下地絶縁膜12は酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜を用いた積層としてもよい。なお、酸化窒化シリコン膜や窒化シリコン膜は、ガラス基板からのアルカリ金属などの不純物拡散を防止するブロッキング層として機能する。
次いで、上記アモルファスシリコン膜を公知の技術(固相成長法、レーザー結晶化方法、触媒金属を用いた結晶化方法など)により結晶化させて、ポリシリコン膜を活性層とするTFTを用いる素子を形成する。ここでは、触媒金属を用いた結晶化方法を用いてポリシリコン膜を得る。重量換算で10ppmのニッケルを含む酢酸ニッケル塩溶液をスピナーで塗布する。なお、塗布に代えてスパッタ法でニッケル元素を全面に散布する方法を用いてもよい。次いで、加熱処理を行い結晶化させて結晶構造を有する半導体膜(ここではポリシリコン層)を形成する。ここでは熱処理(500℃、1時間)の後、結晶化のための熱処理(550℃、4時間)を行って結晶構造を有するシリコン膜を得る。
次いで、結晶構造を有するシリコン膜表面の酸化膜を希フッ酸等で除去した後、結晶化率を高め、結晶粒内に残される欠陥を補修するためのレーザー光(XeCl:波長308nm)の照射を大気中、または酸素雰囲気中で行う。レーザー光には波長400nm以下のエキシマレーザ光や、YAGレーザの第2高調波、第3高調波を用いる。ここでは、繰り返し周波数10〜1000Hz程度のパルスレーザー光を用い、当該レーザー光を光学系にて100〜500mJ/cm2に集光し、90〜95%のオーバーラップ率をもって照射し、シリコン膜表面を走査させればよい。ここでは、繰り返し周波数30Hz、エネルギー密度470mJ/cm2でレーザー光の照射を大気中で行なった。なお、大気中、または酸素雰囲気中で行うため、レーザー光の照射により表面に酸化膜が形成される。なお、ここではパルスレーザーを用いた例を示したが、連続発振のレーザーを用いてもよく、非晶質半導体膜の結晶化に際し、大粒径に結晶を得るためには、連続発振が可能な固体レーザを用い、基本波の第2高調波〜第4高調波を適用するのが好ましい。代表的には、Nd:YVO4レーザー(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を適用すればよい。連続発振のレーザーを用いる場合には、出力10Wの連続発振のYVO4レーザから射出されたレーザ光を非線形光学素子により高調波に変換する。また、共振器の中にYVO4結晶と非線形光学素子を入れて、高調波を射出する方法もある。そして、好ましくは光学系により照射面にて矩形状または楕円形状のレーザ光に成形して、被処理体に照射する。このときのエネルギー密度は0.01〜100MW/cm2程度(好ましくは0.1〜10MW/cm2)が必要である。そして、10〜2000cm/s程度の速度でレーザ光に対して相対的に半導体膜を移動させて照射すればよい。
次いで、上記レーザー光の照射により形成された酸化膜に加え、オゾン水で表面を120秒処理して合計1〜5nmの酸化膜からなるバリア層を形成する。このバリア層は、結晶化させるために添加したニッケルを膜中から除去するために形成する。ここではオゾン水を用いてバリア層を形成したが、酸素雰囲気下の紫外線の照射で結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法や酸素プラズマ処理により結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法やプラズマCVD法やスパッタ法や蒸着法などで1〜10nm程度の酸化膜を堆積してバリア層を形成してもよい。また、バリア層を形成する前にレーザー光の照射により形成された酸化膜を除去してもよい。
次いで、バリア層上にスパッタ法にてゲッタリングサイトとなるアルゴン元素を含む非晶質シリコン膜を10nm〜400nm、ここでは膜厚100nmで成膜する。ここでは、アルゴン元素を含む非晶質シリコン膜は、シリコンターゲットを用いてアルゴンを含む雰囲気下で形成する。プラズマCVD法を用いてアルゴン元素を含む非晶質シリコン膜を形成する場合、成膜条件は、モノシランとアルゴンの流量比(SiH4:Ar)を1:99とし、成膜圧力を6.665Pa(0.05Torr)とし、RFパワー密度を0.087W/cm2とし、成膜温度を350℃とする。
その後、650℃に加熱された炉に入れて3分の熱処理を行いゲッタリングして、結晶構造を有する半導体膜中のニッケル濃度を低減する。炉に代えてランプアニール装置を用いてもよい。
次いで、バリア層をエッチングストッパーとして、ゲッタリングサイトであるアルゴン元素を含む非晶質シリコン膜を選択的に除去した後、バリア層を希フッ酸で選択的に除去する。なお、ゲッタリングの際、ニッケルは酸素濃度の高い領域に移動しやすい傾向があるため、酸化膜からなるバリア層をゲッタリング後に除去することが望ましい。
なお、触媒元素を用いて半導体膜の結晶化を行わない場合には、上述したバリア層の形成、ゲッタリングサイトの形成、ゲッタリングのための熱処理、ゲッタリングサイトの除去、バリア層の除去などの工程は不要である。
次いで、得られた結晶構造を有するシリコン膜(ポリシリコン膜とも呼ばれる)の表面にオゾン水で薄い酸化膜を形成した後、第1のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、所望の形状にエッチング処理して島状に分離された半導体層を形成する。半導体層を形成した後、レジストからなるマスクを除去する。
次いで、必要があればTFTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ボロンまたはリン)のドーピングを行う。ここでは、ジボラン(B26)を質量分離しないでプラズマ励起したイオンドープ法を用いる。
次いで、フッ酸を含むエッチャントで酸化膜を除去すると同時にシリコン膜の表面を洗浄した後、ゲート絶縁膜13となる珪素を主成分とする絶縁膜を形成する。ここでは、プラズマCVD法により115nmの厚さで酸化窒化シリコン膜(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)で形成する。
次いで、ゲート絶縁膜上に金属膜を形成した後、第2のフォトマスクを用いてパターニングを行い、ゲート電極、配線14、15、端子電極50を形成する。次いで、活性層へのドーピングを行ってTFTのソース領域またはドレイン領域の形成を行う。
次いで、CVD法により酸化シリコン膜からなる第1の層間絶縁膜(図示しない)を50nm形成した後、それぞれの半導体層に添加された不純物元素を活性化処理する工程を行う。この活性化工程は、ランプ光源を用いたラピッドサーマルアニール法(RTA法)、或いはYAGレーザーまたはエキシマレーザーを裏面から照射する方法、或いは炉を用いた熱処理、或いはこれらの方法のうち、いずれかと組み合わせた方法によって行う。
次いで、水素を含む窒化酸化シリコン膜からなる第2の層間絶縁膜16を形成して熱処理(300〜550℃で1〜12時間の熱処理)を行い、半導体層を水素化する工程を行う。この工程は第2の層間絶縁膜16に含まれる水素により半導体層のダングリングボンドを終端する工程である。酸化シリコン膜からなる絶縁膜13の存在に関係なく半導体層を水素化することができる。
次いで、第2の層間絶縁膜16上に絶縁物材料から成る第3の層間絶縁膜17を形成する。第3の層間絶縁膜17は、塗布法で得られるシロキサン構造を含む絶縁膜、やCVD法で得られる無機絶縁膜を用いることができる。ここでは密着性を向上させるため、酸化シリコン膜を形成する。
次いで、第3のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、層間絶縁膜16、17またはゲート絶縁膜13を選択的にエッチングしてコンタクトホールを形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。
次いで、スパッタ法で金属積層膜を成膜した後、第4のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に金属積層膜をエッチングして、配線19、接続電極20、端子電極51、TFTのソース電極またはドレイン電極を形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。なお、金属積層膜は、膜厚100nmのTi膜と、膜厚350nmのSiを微量に含むAl膜と、膜厚100nmのTi膜との3層積層とする。
以上の工程で、ポリシリコン膜を活性層とするトップゲート型TFT30、31が作製できる。
次いで、後に形成される光電変換層(代表的にはアモルファスシリコン)と反応して合金になりにくい導電性の金属膜(TiまたはMoなど)を成膜した後、第5のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に導電性の金属膜をエッチングして配線19を覆う第1の電極18を形成する。(図2(A))ここではスパッタ法で得られる膜厚200nmのTi膜を用いる。なお、同様に接続電極20、端子電極51、TFTのソース電極またはドレイン電極も導電性の金属膜で覆われる。従って、導電性の金属膜は、これらの電極における2層目のAl膜が露呈されている側面も覆い、導電性の金属膜は光電変換層へのアルミニウム原子の拡散も防止できる。
また、図2(A)とは異なる部位の断面における工程断面図を図5(A)に示す。また、図5(A)において、図2(A)と同一の箇所には同じ符号を用いている。なお、図5(A)ではTFTを図示しておらず、TFTの配線19のみを示している。
次いで、光電変換層としてp型半導体層と、i型(真性)半導体層と、n型半導体層とを順次積層する。この段階の断面図は図5(B)に示す。
p型半導体層として、PCVD法を用い、電極間隔32mm、成膜圧力266Pa、RFパワー550Wとし、SiH4(流量4sccm)と、B26(流量20sccm)と、H2(流量773sccm)とを原料ガスとして膜厚50nmのp型微結晶シリコン膜を成膜する。
また、i型(真性)半導体層としてPCVD法を用い、電極間隔36mm、成膜圧力133Pa、RFパワー50W〜88Wとし、SiH4(流量100sccm)と、H2(流量1000sccm)とを原料ガスとして膜厚600nmのI型アモルファスシリコン膜を成膜する。
また、n型半導体層として、PCVD法を用い、電極間隔36mm、成膜圧力133Pa、RFパワー300Wとし、SiH4(流量5sccm)と、PH3(流量30sccm)と、H2(流量950sccm)とを原料ガスとして膜厚70nmのn型微結晶シリコン膜を成膜する。
次いで、金属膜、ここでは膜厚200nmのTi膜を成膜する。この段階の断面図は図5(C)に示す。その後、第6のフォトマスクを用いてレジストからなるマスク90を形成する。この段階の断面図は図5(D)に示す。そして、Ti膜をエッチングして第2の電極23を形成する。この段階の断面図は図5(E)に示す。ドライエッチングまたはウェットエッチングを用いることができるが、ここでは、ICP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型プラズマ)エッチング装置を用いてドライエッチングを行い、Ti膜と光電変換層とをエッチングする。エッチングガスとしては、Cl2ガス、CF4ガス、CF4ガス、NF3ガス、またはSF6ガスを適宜用いればよい。
第1のエッチング条件として、Cl2ガス(流量40sccm)とCF4ガス(流量40sccm)の混合ガスを導入し、圧力1.2Pa、コイル型の電極に450WのRF(13.56MHz)電力を投入し、基板側(試料ステージ)にも100WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成して10秒のエッチングを行った後、第2のエッチング条件としてCl2ガス(流量80sccm)にし、その他の条件は同じにして88秒のエッチングを行う。なお、基板側の電極面積サイズは、12.5cm×12.5cmであり、コイル型の電極面積サイズ(ここではコイルの設けられた石英円板)は、直径25cmの円板である。
上記エッチングにより、1つの光センサの第2の電極23の面積は、1.57mm2となり、この面積が受光面積とほぼ等しくなる。また、上記エッチングにより、光電変換層(21n、21i、21p)が横方向にエッチングされて第2の電極端から1.5μmほど回り込む。第2の電極端が突出する構造となるが、後の工程で封止層が形成できる範囲内であるので、特に問題にならない。また、上記エッチングによるダメージは第1の電極18によって保護されており、第1の電極18の存在によりエッチング条件のマージンが十分確保できる。そして、レジストからなるマスクを除去する。この段階の断面図は図5(F)に示す。
以上の工程で、第1の電極18と、アモルファスシリコン膜または微結晶シリコン膜からなる光電変換層21p、21i、21nと、第2の電極23とを有するフォトダイオードが作製できる。この段階の断面図は図5(F)に示す。
次いで、全面に絶縁物材料膜(珪素を含む無機絶縁膜)からなる封止層24を厚さ(1μm〜30μm)で形成して図2(B)の状態を得る。ここでは絶縁物材料膜としてCVD法により、膜厚1μmのSiON膜を形成する。CVD法による無機絶縁膜を用いることによって密着性の向上を図っている。なお、図2(B)とは異なる部位の断面における工程断面図が図6(A)である。
また、図2(B)中の鎖線で囲んだ部分に相当する断面SEM写真を図3(A)に示す。また、図3(A)に対応する模式図を図3(B)に示す。なお、図3(B)中で図1および図2に対応する部分には同じ符号を用いる。図3(A)および図3(B)に示すように、エッチングによって光電変換層の回り込みはあるものの、封止層24で覆われていることが確認できる。
次いで、第8のフォトマスクを用いてレジストからなるマスク91を形成する。この段階の断面図は図6(B)に示す。そして、有機絶縁物材料膜を選択的にエッチングしてコンタクトホールを形成する。この段階の断面図は図6(C)に示す。そして、レジストからなるマスクを除去する。この段階の断面図は図6(D)に示す。
次いで、メタルマスクを用いたスパッタ法により端子電極26、53を形成する。端子電極26、53は、Ti膜(100nm)と、Ni膜(300nm)と、Au膜(50nm)との積層膜とする。マスクの回り込み量を考慮すると端子電極26と端子電極53との間隔は、0.3mm以上とすることが好ましい。こうして得られる端子電極26、53の固着強度は5Nを超え、端子電極として十分な固着強度を有している。
以上の工程で、半田接続が可能な端子電極26、53が形成され、図2(C)に示す構造が得られる。なお、図2(C)とは異なる部位の断面における工程断面図が図6(D)である。8枚のフォトマスクと1枚のメタルマスク、即ち合計9枚のマスクによって光センサおよび増幅回路を作製することができる。
次いで、個々に切断して複数の光センサチップを切り出す。1枚の大面積基板(例えば600cm×720cm)からは大量の光センサチップ(2mm×1.5mm)を製造することが可能である。
切り出した1つの光センサチップ(2mm×1.5mm)の断面図を図4(A)に示し、その下面図を図4(B)、上面図を図4(C)、上面からの外観写真図を図4(D)に示す。図4において、図1、図2、図3と同一である箇所には同じ符号を用いている。なお、図4(A)において、基板10と、素子形成領域400と、電極26、53とを含む総膜厚は、0.8±0.05mmである。
また、光センサチップの総膜厚を薄くするために、基板10をCMP処理等によって削って薄くした後、ダイサーで個々に切断して複数の光センサチップを切り出してもよい。
また、図4(B)において、端子電極26、53の一つの電極サイズは、0.6mm×1.1mmであり、電極間隔は0.4mmである。また、図4(C)において受光部401の面積は、第2の電極の面積とほぼ等しく、1.57mm2である。また、増幅回路部402には、約100個のTFTが設けられている。
最後に、得られた光センサチップをプリント配線基板60の実装面に実装する。なお、端子電極26、53と電極61、62との接続には、半田を用い、予めプリント配線基板60の電極61、62上にスクリーン印刷法などによって形成しておき、半田と端子電極を当接した状態にしてから半田リフロー処理を行って実装する。半田リフロー処理は、例えば不活性ガス雰囲気中、255℃〜265℃程度の温度で約10秒行う。また、半田の他に金属(金、銀等)で形成されるバンプ、又は導電性樹脂で形成されるバンプ等を用いることができる。また、環境問題を考慮して鉛フリーはんだを用いて実装してもよい。
以上の工程を経て、実装された光センサチップを図1(A)に示している。本発明の光センサ(出力値を100倍にする増幅回路を備えた回路一体型光センサ)は、照度100ルクスにおいて約10μAの光電流を得ることができる。また、本発明の光センサの感度波長範囲は350〜750nmであり、ピーク感度波長は580nmである。また、暗電流(Vr=5V)は1000pAである。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、実施の形態1の工程の一部をスクリーン印刷により行う例である。実施の形態1と同一の工程は簡略化のため、ここでは詳細な説明を省略することとする。
まず、実施の形態1と同様にしてガラス基板10上にTFTおよびTFTの配線19と、端子電極51とを形成する。
次いで、実施の形態1と同様に、導電性の金属膜(TiまたはMo)を成膜した後、第5のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に導電性の金属膜をエッチングして配線19を覆う第1の電極18を形成する。なお、同様に接続電極、端子電極51、TFTのソース電極またはドレイン電極も導電性の金属膜で覆われる。
次いで、実施の形態1と同様に、CVD装置を用いて、第1の電極上にp層(50nm)、i層(600nm)、n層(70nm)を順次、積層成膜して合計膜厚720nmを得る。
次いで、第2の電極723をスクリーン印刷法にて形成する。(図7(A))
スクリーン印刷法とは、金属あるいは高分子化合物繊維のメッシュによりなるベースに所定のパターンが感光性樹脂にて形成されたスクリーン版上にのせたインキもしくはペーストをスキージと呼ばれるゴム、プラスチック、或いは金属のブレードを用いてスクリーン版の反対側に置かれたワークに転写する方法である。スクリーン印刷法は、比較的大面積でのパターン形成が低コストで実現することができるメリットを有している。
ここでは、スクリーン印刷機を用い、導電材料としてNi系樹脂ペーストを用いる。また、導電材料としてCarbon系樹脂ペーストを用いてもよい。印刷条件は、スキージ硬度を90°、スキージ角度を70°、スキージストローク速度を50mm/s、スクレッパー速度を250mm/s、クリアランスを1.8mm、印圧を0.25MPaとする。なお、クリアランスとは版とワークとの間の距離を指している。加熱条件は、200℃、30分硬化として10±5μmの膜厚を得る。
次いで、第2の電極723をマスクとして自己整合的にエッチングして光電変換層(p層721p、i層721i、n層721n)を得る。ここではCF4ガスを用いてドライエッチングを行う。
次いで、樹脂からなる封止層724をスクリーン印刷法にて形成する。(図7(B))ここでも、スクリーン印刷機を用い、封止材料として絶縁性の樹脂ペーストを用いる。印刷条件は、スキージ硬度を90°、スキージ角度を60°、スキージストローク速度を50mm/s、スクレッパー速度を250mm/s、クリアランスを1.8mm、印圧を0.18MPaとする。加熱条件は、200℃、30分硬化として28±5μmの膜厚を得る。
次いで、第3の電極725、752をスクリーン印刷法にて形成する。ここでも、スクリーン印刷機を用い、導電材料として、Ni系樹脂ペースト、或いはCarbon系樹脂ペーストを用いる。印刷条件は、スキージ硬度を90°、スキージ角度を70°、スキージストローク速度を50mm/s、スクレッパー速度を250mm/s、クリアランスを1.8mm、印圧を0.25MPaとする。加熱条件は、200℃、30分硬化として10±5μmの膜厚を得る。
次いで、第3の電極と接して重なるように、端子電極726、753をスクリーン印刷法にて形成する。導電材料として、Cu系樹脂ペーストを用いる。印刷条件は、スキージ硬度を90°、スキージ角度を60°、スキージストローク速度を200mm/s、スクレッパー速度を250mm/s、クリアランスを1.8mm、印圧を0.16MPaとする。加熱条件は、160℃、30分硬化として35±5μmの膜厚を得る。
以上の工程で、半田接続が可能な端子電極726、753が形成され、図7(D)に示す構造が得られる。合計5枚のマスクによって光センサおよび増幅回路を作製することができる。
次いで、個々に切断して複数の光センサチップを切り出す。最後に、得られた光センサチップをプリント配線基板の実装面に実装する。
また、本実施の形態は実施の形態1と自由に組み合わせることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態においては、レジスト形成をスクリーン印刷により行う例である。実施の形態1または実施の形態2と同一の工程は簡略化のため、ここでは詳細な説明を省略することとする。
まず、実施の形態1と同様にしてガラス基板10上にTFTおよびTFTの配線19と、端子電極51とを形成する。
次いで、実施の形態1と同様に、導電性の金属膜(TiまたはMo)を成膜した後、第5のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に導電性の金属膜をエッチングして配線19を覆う第1の電極18を形成する。なお、同様に接続電極、端子電極51、TFTのソース電極またはドレイン電極も導電性の金属膜で覆われる。
次いで、実施の形態1と同様に、CVD装置を用いて、第1の電極上にp層(50nm)、i層(600nm)、n層(70nm)を順次、積層成膜して合計膜厚720nmを得る。
次いで、レジスト890をスクリーン印刷法にて形成する。(図8(A))ここでは、印刷機(マイクロテック製)を用い、レジスト材料として、XR1051−3を用いる。印刷条件は、スキージ硬度を90°、スキージ角度を70°、スキージストローク速度を50mm/s、スクレッパー速度を250mm/s、クリアランスを1.8mm、印圧を0.25MPaとする。加熱条件は、160℃、30分硬化として15±5μmの膜厚を得る。
次いで、レジスト890をマスクとして自己整合的にエッチングして光電変換層(p層821p、i層821i、n層821n)を得る。(図8(B))ここではCF4ガスを用いてドライエッチングを行う。
次いで、レジスト890を除去する。(図8(C))
次いで、実施の形態2と同様にして、第2の電極823をスクリーン印刷法にて形成する。(図8(D))本実施の形態では、実施の形態1および実施の形態2とは異なり、光電変換層のエッチングの後に第2の電極823を形成するため、第2の電極823の端部が光電変換層の端部よりも内側に位置する。また、本実施の形態では、光電変換層のエッチングの際、エッチングガスに第2の電極が曝されることがなく、光電変換層が第2の電極端から回り込んだ構造とならないため、後の工程のカバレッジを良好なものとすることができる。
次いで、実施の形態2と同様にして、樹脂からなる封止層824をスクリーン印刷法にて形成する。(図8(E))
次いで、実施の形態2と同様にして、第3の電極825、852をスクリーン印刷法にて形成する。
次いで、実施の形態2と同様にして、第3の電極と接して重なるように、端子電極826、853をスクリーン印刷法にて形成する。
以上の工程で、半田接続が可能な端子電極826、853が形成され、図8(F)に示す構造が得られる。合計5枚のマスクによって光センサおよび増幅回路を作製することができる。
次いで、個々に切断して複数の光センサチップを切り出す。最後に、得られた光センサチップをプリント配線基板の実装面に実装する。
また、本実施の形態は実施の形態1、または実施の形態2と自由に組み合わせることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、ガラス基板上に形成した光センサおよび増幅回路をガラス基板から剥離し、プラスチック基板に転写する作製方法を説明する。
始めに、ガラス基板901上に金属膜902を形成する。金属膜902としては、W、Ti、Ta、Mo、Cr、Nd、Fe、Ni、Co、Zr、Zn、Ru、Rh、Pd、Os、Irから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層、またはこれらの積層、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層、またはこれらの積層を用いればよい。窒化物膜または金属膜902の膜厚は10nm〜200nm、好ましくは50nm〜75nmとする。
次に、金属膜又は窒化物膜902上に絶縁膜を形成する。このとき、金属膜902と絶縁膜との間にアモルファス状態の金属酸化膜が2nm〜5nm程度形成される。後の工程で剥離する際、金属酸化膜中、または金属酸化膜と絶縁膜との界面、または金属酸化膜と金属膜との界面で分離が生じる。絶縁膜しては、スパッタリング法により、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、金属酸化材料からなる膜を形成すればよい。絶縁膜の膜厚は、窒化物膜または金属膜902の約2倍以上、好ましくは、150nm〜200nmであることが望ましい。
次に、絶縁膜上に、少なくとも水素を含む材料の膜を形成する。少なくとも水素を含む材料の膜としては、半導体膜または窒化物膜等を適応することができる。本実施の形態では、半導体膜を形成する。この後、水素を含む材料の膜中に含まれる水素を拡散するための熱処理を行う。この熱処理は410℃以上であればよく、ポリシリコン膜の形成プロセスとは別途行ってもよいし、兼用させて工程を省略してもよい。例えば、水素を含む材料膜として水素を含むアモルファスシリコン膜を用い、加熱してポリシリコン膜を形成する場合、結晶化させるため500℃以上の熱処理を行えば、ポリシリコン膜を形成すると同時に水素の拡散を行うことができる。
次に、公知の手法により、ポリシリコン膜を所望の形状にエッチングし、複数のTFTを形成する。TFTにおいては、ソース領域、ドレイン領域、チャネル形成領域を有するポリシリコン膜、ポリシリコン膜を覆うゲート絶縁膜、ポリシリコン膜のチャネル形成領域上に形成されたゲート電極、層間絶縁膜を介してソース領域及びドレイン領域に接続されたソース電極及びドレイン電極を有する。なお、複数のTFTを組み合わせることによって増幅回路を構成する。
次に、複数のTFTのうち、一つのTFTのゲート電極と接続する配線を覆う第1の電極を形成する。
次いで、第1の電極と一部重なるように光電変換素子(光センサ)を形成する。本実施の形態では、光電変換素子としてダイオードを形成する。第1の電極上に光電変換層であるアモルファスシリコン膜(または微結晶シリコン膜)及び第2の電極を形成する。この後、アモルファスシリコン膜(または微結晶シリコン膜)及び第2の電極を所望の形状にエッチングしてダイオードを形成する。
次いで、封止層の形成を行い、端子電極904を形成する。この段階での状態を図9(A)に示すものとする。図9(A)においては、封止層で覆われた素子を含む層903が示されている。なお、一つの光センサには2つの端子電極904が設けられ、一方の端子電極は第2の電極と接続する。
次いで、素子を含む層903を固定する固定基板906を接着材905で貼りつける。なお、固定基板906は、ガラス基板901よりも剛性の高い基板を用いることが好ましい。また、接着材905としては、エッチャントで除去可能な有機材料からなる接着剤を用いればよい。ここでは、接着材905として水溶性樹脂を塗布し、その上に両面が反応剥離型接着材で覆われた部材(以下、両面シートと記す。)を用いる。
次いで、ガラス基板901の金属膜902と、素子を含む層903とを、物理的手段により引き剥がす。(図9(B))金属酸化膜内、絶縁膜と金属酸化膜の界面又は金属酸化膜と金属膜との界面で剥離が生じ、比較的小さな力で素子を含む層903をガラス基板から引き剥がすことができる。
次いで、図9(C)に示すように、接着材907aでプラスチック基板908aと素子を含む層903とを接着する。プラスチック基板908aとしては、合成樹脂を用いる。プラスチック基板としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルファイド)、ポリプロピレン、ポリプロピレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリサルフォン、またはポリフタールアミドからなるプラスチック基板を用いることが好ましい。
接着材907aとしては、反応硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤等の光硬化型接着剤、嫌気型接着剤などの各種硬化型接着剤を用いることができる。
次に、図9(D)に示すように接着材905を除去して固定基板906を分離する。接着材905を、熱反応、光反応、湿度による反応、または化学反応(例えば、水、酸素等)させて除去する。
最後にカッター、ダイジング等により分割して図9(E)の状態を得る。図9(E)では、光センサおよび増幅回路を有するチップを4つ作成した例を示している。こうして、光センサおよび増幅回路が接着材907bでプラスチック基板908bに固定されたチップを得ることができる。
また、ここでは金属膜と酸化物層とを利用した剥離法を用いたが、特に限定されず、例えば、ガラス基板をエッチャントで溶かす方法や、ガラス基板を研磨により除去する方法によって、ガラス基板から光センサおよび増幅回路を剥離してもよい。また、アモルファスシリコン膜(或いはタングステン膜や酸化タングステン膜)上に光センサおよび増幅回路を形成した後、アモルファスシリコン膜(或いはタングステン膜や酸化タングステン膜)のみをエッチングガスやエッチャントで除去する方法によって、ガラス基板から光センサおよび増幅回路を剥離してもよい。また、水素を含むアモルファスシリコン膜上に光センサおよび増幅回路を形成した後、レーザー光を照射して水素を含むアモルファスシリコン膜にアブレーションを生じさせて、ガラス基板から光センサおよび増幅回路を剥離してもよい。
また、本実施の形態は実施の形態1、実施の形態2、または実施の形態3と自由に組み合わせることができる。
(実施の形態5)
本発明を実施して得た光センサチップを組み込むことによって様々な電子機器を作製することができる。電子機器としては、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、プロジェクタ、液晶テレビなどのモニタ、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。
本実施の形態では、本発明の光センサを携帯電話やPDAを代表とする情報端末機器に組み込んだ例を示す。
近年、携帯電話やPDAなどの情報機器の表示のカラー化、動画品質向上などでバックライトなど照明の消費電力が増加する方向にある。一方で、表示品質を落さずに省電力化を行うことが求められている。そこで、情報機器の使用環境の照度をセンシングすることで、表示装置の輝度コントロールを行ったり、キースイッチの照明制御を行うことで省電力化を図る。
図10(A)は携帯電話であり、本体2001、筐体2002、表示部2003、操作キー2004、音声出力部2005、音声入力部2006、光センサ部2007、2008等を含む。本発明は光センサ部2007、2008に適用することができる。光センサ部2007で得られる照度に合わせて表示部2003の輝度コントロールを行ったり、光センサ部2008で得られる照度に合わせてキースイッチ2004の照明制御を行うことで携帯電話の消費電流を抑えることができる。
また、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮影機器の場合、光学ファインダーの接眼部(覗き窓)近傍には可視光検出センサを設け、撮影者が光学ファインダーを覗いたか否かを検出する。例えば、ファインダー接眼部に撮影者の顔が近づくと、接眼部周辺が撮影者の影になって、センサ受光量が変化することを利用する。
図10(B)はデジタルカメラであり、本体2101、表示部2102、受像部2103、操作キー2104、外部接続ポート2105、シャッター2106、ファインダー2107、光センサ部2108等を含む。本発明は、光センサ部2108に適用することができる。ファインダー2107の近くに設けられた光センサ部2108のセンサ受光量が変化することで撮影者が光学ファインダーを覗いたか否かを検出する。撮影者が光学ファインダーを覗いている場合には、表示部2102をオフとすることで消費電力を抑えることができる。
また、プロジェクタのコンバージェンス調整の用途に本発明の光センサ素子を利用することができる。
また、表示画面を有していないカメラ(フィルムカメラ)にも本発明の光センサを搭載させることによって、光センサで得られる明るさに基づいて適切なシャッター速度と絞り値でシャッターを駆動させることができる。本発明の光センサを搭載したカメラにより失敗写真が撮られることを防止できる。
また、本実施の形態は実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3、または実施の形態4と自由に組み合わせることができる。
単結晶シリコン基板では、サイズに限界があり、量産にも限界があるが、本発明により安価なガラス基板上またはプラスチック基板を用いて作製すれば、大面積基板、例えば320mm×400mm、370mm×470mm、550mm×650mm、600mm×720mm、680mm×880mm、1000mm×1200mm、1100mm×1250mm、または1150mm×1300mmサイズの基板に大量作製することができ、一つあたりの単価コストを低減することができる。
本発明の光センサー装置の断面図および回路図。 光センサー装置の作製工程を示す断面図。 光センサー装置の一部SEM写真およびその模式図。 本発明の光センサー装置の外形を示す図。 実施の形態1を示す光センサー装置の断面工程図。 実施の形態1を示す光センサー装置の断面工程図。 実施の形態2を示す光センサー装置の断面工程図。 実施の形態3を示す光センサー装置の断面工程図。 実施の形態4を示す光センサー装置の断面工程図。 電子機器の一例を示す図。
符号の説明
10:基板
12:下地絶縁膜
13:ゲート絶縁膜
14:配線
15:配線
16:第2の層間絶縁膜
17:第3の層間絶縁膜
18:第1の電極
19:配線
20:接続電極
23:第2の電極
24:封止層
25:PIN型のフォトダイオード
26:端子電極
30:nチャネル型TFT
31:nチャネル型TFT
50:端子電極
51:端子電極
53:端子電極
60:プリント配線基板
61:電極
62:電極
63:半田
64:半田

Claims (14)

  1. 光センサー素子と増幅回路とを同一絶縁表面上に有し、
    前記増幅回路は薄膜トランジスタで構成され、
    前記光センサー素子は、前記薄膜トランジスタの配線上面及び側面を覆う第1の電極と、
    前記配線及び前記第1の電極と重なるとともに、前記第1の電極上に一部接する光電変換層と、
    前記光電変換層上に接する第2の電極と、を有していることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、前記光センサー素子と前記増幅回路を有する前記半導体装置は、基板に固定されたチップであることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項において、前記基板はガラス基板であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項において、前記基板はプラスチック基板であることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか一において、前記チップに設けられた外部端子は2端子構成であることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一において、前記第1の電極は、Tiを含む膜であることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一において、前記薄膜トランジスタ前記配線は、Tiを含む第1の膜と、アルミニウムを含む膜と、Tiを含む第2の膜との三層構造を有することを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一において、前記第2の電極は、前記光電変換層を介して前記第1の電極および前記配線と一部重なることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一において、前記半導体装置は、ビデオカメラ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、または携帯情報端末であることを特徴とする半導体装置。
  10. 光センサー素子と増幅回路とを同一絶縁表面上に有する半導体装置の作製方法であり、
    増幅回路を構成する薄膜トランジスタ配線を形成する第1工程と、
    前記配線の上面および側面を覆う第1の電極を形成する第2工程と、
    前記配線および前記第1の電極と重なり、前記第1の電極上に一部接する光電変換層を形成する第3工程と、
    前記光電変換層上に第2の電極を印刷法で形成する第4工程と、
    前記第2の電極をマスクとして自己整合的に前記光電変換層をエッチングする第5工程と、を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  11. 請求項10において、前記第5工程の後に、
    前記第1の電極および前記第2の電極の端部を覆う封止層を印刷法で形成する第6工程と、
    前記封止層上に前記第2の電極と接する第3の電極を印刷法で形成する第7の工程とを有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  12. 光センサー素子と増幅回路とを同一絶縁表面上に有する半導体装置の作製方法であり、
    増幅回路を構成する薄膜トランジスタ配線を形成する第1工程と、
    前記配線の上面および側面を覆う第1の電極を形成する第2工程と、
    前記配線および前記第1の電極と重なり、前記第1の電極上に一部接する光電変換層を形成する第3工程と、
    前記光電変換層上にレジストマスクを印刷法で形成する第4工程と、
    前記レジストマスクをマスクとして前記光電変換層をエッチングする第5工程と、
    前記レジストマスクを除去する第6工程と、
    前記光電変換層上に第2の電極を印刷法で形成する第7工程と、を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  13. 請求項12において、前記第7工程の後に、
    前記第1の電極および前記第2の電極の端部を覆う封止層を印刷法で形成する第8工程と、
    前記封止層上に前記第2の電極と接する第3の電極を印刷法で形成する第9の工程とを有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  14. 請求項10乃至請求項13のいずれか一において、前記第2の電極の形成は、前記光電変換層を介して前記配線および前記第1の電極と一部重なるように形成することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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