JP5521920B2 - ドア塗装用治具 - Google Patents
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Description
従来のドア塗装用治具の一例を図17に示す。同図に示すごとく、このドア塗装用治具90は、ヒンジ94によって開閉可能な2本のアーム95a,95bと、一方のアーム95aの先端に取り付けられたセンタローラ96とを備える。
上記スライドドアの車両内側に、水平方向に回動可能に取り付けられるドア支持部と、
上記車体に固定配置され、鉛直方向を向く回転軸線を中心として上記ドア支持部を回動可能に保持する回転部とを備え、
上記ドア支持部は、上記スライドドアに回動可能に接続されたドア側部分と、上記回転部に回動可能に接続された車両側部分と、上記ドア側部分と上記車両側部分とを回動可能に接続する第1回動部材とを備え、かつ、上記ドア側部分と上記車両側部分との角度が変化することによって、上記スライドドアと接続する第1接続部と、上記回転部と接続する第2接続部との間の距離が、上記スライドドアのスライドに伴って変化するよう構成されており、
上記スライドドアの上下に各々ローラが取り付けられており、該ローラを上記車体の上部及び下部に設けたレールにそれぞれ嵌合した状態において、上記ドア側部分が上記回転部よりも前方に位置して上記スライドドアが車両のドア開口部を閉じる閉位置と、上記スライドドアが後方へスライドし、上記ドア側部分が上記回転部よりも後方に位置して上記スライドドアの後端部が車両後方へ最も移動した開位置と、上記スライドドアの後端部が車両側方へ最も移動したワイド開き位置との間で、該スライドドアをスライド可能に保持するよう構成されていることを特徴とするドア塗装用治具にある(請求項1)。
第2の発明は、車両のスライドドアを塗装する際に、該スライドドアを車体に対して移動可能に保持するドア塗装用治具であって、
上記スライドドアの車両内側に、水平方向に回動可能に取り付けられるドア支持部と、
上記車体に固定配置され、鉛直方向を向く回転軸線を中心として上記ドア支持部を回動可能に保持する回転部とを備え、
上記ドア支持部は、上記スライドドアと接続する第1接続部と、上記回転部と接続する第2接続部との間の距離が、上記スライドドアの移動に伴って変化するよう構成されており、
上記スライドドアが車両のドア開口部を閉じる閉位置と、上記スライドドアの後端部が車両後方へ最も移動した開位置と、上記スライドドアの後端部が車両側方へ最も移動したワイド開き位置との間で、該スライドドアを移動可能に保持するよう構成されており、
上記ドア支持部は、上記回転部において、上記回転軸線に対して直交する方向にスライド移動可能に構成された棒状部材であり、該棒状部材の先端部が第2回動部材によって上記スライドドアに回動自在に接続されており、上記棒状部材は、上記回転部においてスライド移動することによって、上記第1接続部と上記第2接続部との間の距離が変化するよう構成されていることを特徴とするドア塗装用治具にある(請求項2)。
上記スライドドアにおける室内側部分に取り付けられるドア側支持部と、
上記車体のドア開口部おける後方縁部近傍であって該ドア開口部に閉じた上記スライドドアよりも室内側の位置に取り付けられる車体側支持部と、
該車体側支持部と上記ドア側支持部とに架け渡すリンク部とを備え、
該リンク部は、その一端部が上記車体側支持部に設けた車体側軸部に対して回動可能に支持され、その他端部が上記ドア側支持部に設けたドア側軸部に対して回動可能に支持されており、
上記スライドドアの室内側部分の前端部近傍の上下に設けた各ローラを、上記ドア開口部における上下の縁部に設けた各レールに対してスライド可能に支持した状態において、上記スライドドアを、上記ドア開口部を閉じる閉位置から、上記リンク部を上記車体側軸部を中心に回動させることにより、上記各レールに対してスライドする上記各ローラを中心に車両側方へ開く傾斜開き位置と、上記各レールに対して上記各ローラがスライドして車両後方へ移動した開位置とに連続して移動させるよう構成されていることを特徴とするドア塗装用治具にある(請求項5)。
第1、第2の発明のドア塗装用治具は、車両本体に固定配置された回転部と、該回転部とスライドドアとに接続されるドア支持部とを備える。
このようにすると、例えば、スライドドアの車両前側部分をローラで支持し、車両後側部分を、ドア支持部を介して回転部で支持することができる。そのため、従来(図17参照)のように、スライドドア91の車両後側部分を支持するために、センタローラ96をセンタレール93cに嵌合させる必要がなくなる。これにより、センタローラがセンタレールを滑走する際に塗装膜のカスが飛散して車両側面に付着する等の問題が無くなる。
また、本発明は、スライドドアを大きな角度で開くことができるため、スライドドアの回転角度が異なる複数種類の車種に共通して使用することができる。
第3の発明のドア塗装用治具は、上記ドア側支持部、車体側支持部及びリンク部を備えている。そして、スライドドア及びドア開口部の塗装を行う際には、スライドドアにおける上下の中間位置のローラ(センタローラ)を車体のセンタレールに支持させる代わりに、スライドドアにおける室内側部分にドア側支持部を取り付けると共に車体のドア開口部おける後方縁部近傍に車体側支持部を取り付け、車体側支持部とドア側支持部とにリンク部を架け渡す。また、スライドドアは、その室内側部分の前端部近傍の上下に設けた各ローラを、ドア開口部における上下の縁部に設けた各レールに対してスライド可能に支持させておく。
なお、塗装を行う順序は、上記順序に限られず、例えば、スライドドアの開位置、傾斜開き位置、閉位置の順に塗装を行うことができる。
また、本発明においては、スライドドアにおける上下の中間位置のローラを車体のセンタレールに支持させる必要がなく、センタレールに付着した塗装膜がセンタローラによって剥がされて車体に付着する等の問題を解決することができる。
第1の発明において、上記ドア支持部は、上記スライドドアに回動可能に接続されたドア側部分と、上記回転部に接続された車両側部分と、上記ドア側部分と上記車両側部分とを接続する第1回動部材とを備え、上記ドア支持部は、上記ドア側部分と上記車両側部分との角度が変化することによって、上記第1接続部と上記第2接続部との間の距離が変化するよう構成されている。
このようにすると、ドア側部分と、車両側部分と、第1回動部材とからなるリンク機構により、上記第1接続部と上記第2接続部との間の距離が、スライドドアの移動に伴って変化するドア支持部を、簡単に構成することができる。すなわち、第1回動部材を回転させて、ドア側部分と車両側部分との角度を変化させることにより、スライドドアを大きな角度で開くことができる。
このようにすると、棒状部材と回転部を使って、第1接続部と第2接続部との間の距離が、スライドドアの移動に伴って変化する構造を、簡単に構成することができる。すなわち、棒状部材をスライドさせ、回転部を回転することにより、棒状部材とスライドドアのなす角度を変化させることができ、スライドドアを大きな角度で開くことができる。
このようにすると、スライドドアを開位置またはワイド開き位置に移動した際に、スライドドアの重量によってドア支持部にねじれが加わった場合でも、そのねじれをユニバーサルジョイントで吸収することができる。これにより、スライドドアをスムーズに開閉することが可能になる。
特に本発明では、スライドドアが開く角度が大きいため、スライドドアをワイド開き位置に移動した際にドア支持部にねじれが加わりやすい。そのため、ユニバーサルジョイントを用いることによる効果が大きい。
このようにすると、スライドドアに予め取り付けられているローラ(アッパローラとロアローラ)を使って、スライドドアの一端(車両前方部分)を支持することができる。また、スライドドアの他端(車両後方部分)は、ドア塗装用治具によって支持することができる。
この場合には、車体側支持部における車体側軸部を、車体のドア開口部おける後方縁部近傍におけるより適切な位置に配設することができる。
この場合には、スライドドアを閉位置から傾斜開き位置及び開位置へと円滑に開くことができ、また、リンク部を簡単な形状で形成することができる。
本発明の実施例にかかるドア塗装用治具につき、図1〜図6を用いて説明する。
図1、図2に示すごとく、本例のドア塗装用治具1は、車両のスライドドア11を塗装する際に、該スライドドア11を移動可能に保持する。
スライドドア11の車両内側に、水平方向に回動可能なドア支持部2が取り付けられている。
また、鉛直方向を向く回転軸線を中心としてドア支持部2を回動可能に保持する回転部3が、車体10に固定配置されている。
そして、スライドドア11が車両のドア開口部7を閉じる閉位置(図3参照)と、スライドドア11の後端部110が車両後方へ最も移動した開位置(図4参照)と、スライドドア11の後端部110が車両側方へ最も移動したワイド開き位置(図6参照)との間で、スライドドア11を移動可能に保持するよう構成されている。
以下、詳説する。
また、センタレール13cには、ドア塗装時には何も嵌合しない。そして、スライドドア11の塗装後には、センタレール13cに嵌合させるローラをスライドドア11に取り付ける。
また、本例のドア塗装用治具1は、第1回動部材61としてユニバーサルジョイント6を使用している。
なお、回転部3の配置位置は、車種によって適宜変更し得る。
回転部3は、ドア開口部7における後方縁部近傍であってドア開口部7に閉じたスライドドア11よりも室内側に位置する。車両側部分21は、スライドドア11が開位置にあるときに、ドア開口部7における後方縁部との干渉を避ける屈曲形状に形成されている。
その後、図5に示すごとく、ユニバーサルジョイント6を中心にドア側部分20を車両側部分21に対して左回りに回動させる。これにより、ローラ12がレール13上を車両前方へ若干移動し、さらにこのローラ12を中心にしてスライドドア11が左回りに回動する。同時に第1接続部4が回動し、スライドドア11とドア側部分20との間の角度θが大きくなる。この結果、スライドドア11がワイド開き位置(図5のB、図6)に移動する。
本例のドア塗装用治具1は、図1、図2に示すごとく、車両本体に固定配置された回転部3と、該回転部3とスライドドア11とに接続されるドア支持部2とを備える。
このようにすると、スライドドア11の車両前側部分をローラ12等で支持し、車両後側部分を、ドア支持部2を介して回転部3で支持することができる。そのため、従来(図17参照)のように、スライドドア91の車両後側部分を支持するために、センタローラ96をセンタレール93cに嵌合させる必要がなくなる。これにより、センタローラ96がセンタレール93cを滑走する際に塗装膜のカスが飛散して車両側面に付着する等の問題が無くなる。
このようにすると、ドア側部分20と、車両側部分21と、第1回動部材61とからなるリンク機構により、第1接続部4と第2接続部5との間の距離が、スライドドア11の移動に伴って変化するドア支持部2を、簡単に構成することができる。すなわち、図5、図6に示すごとく、第1回動部材61を回転させて、ドア側部分20と車両側部分21との角度を変化させることにより、スライドドア11を大きな角度で開くことができる。
このようにすると、スライドドア11を開位置またはワイド開き位置に移動した際に、スライドドア11の重量によってドア支持部2にねじれが加わった場合でも、そのねじれをユニバーサルジョイント6で吸収することができる。これにより、スライドドア11をスムーズに開閉することが可能になる。
特に本発明では、スライドドア11が開く角度が大きいため、スライドドア11をワイド開き位置に移動した際に発生するねじれが加わりやすい。そのため、ユニバーサルジョイント6を用いることによる効果が大きい。
このようにすると、スライドドア11に予め取り付けられているローラ12(アッパローラ12aとロアローラ12b)を使って、スライドドア11の車両前側部分を支持することができる。そのため、スライドドア11に支持用の別の部品を取り付けなくても、スライドドアを支持できる。また、スライドドア11の車両後側部分は、ドア塗装用治具1によって支持することができる。
次に、本例のドア塗装用治具1の、ドア支持部2の形状を変形した例を図7〜図9に示す。このドア支持部2は、ドア側部分20と車両側部分21とに分かれており、これらドア側部分20と車両側部分21とを第1回動部材61(ユニバーサルジョイント6)によって接続している。また、車両側部分21は直線状に形成され、回転部3は、レール13の車両後端部に固定配置されている。このドア塗装用治具1を用いることにより、スライドドア11を、閉位置(図7)と、開位置(図8)と、ワイド開き位置(図9)との間で移動可能に保持している。
その他、実施例1と同様の構成を有する。
図7〜図9に示すごとく、本例では、ドア側部分20と車両側部分21の間の角度を変化させることにより、スライドドア11を大きな角度で開くことができる。そのため、ワイド開き位置(図9)において、スライドドア11の内側面を容易に塗装することができる。また、本例のドア塗装用治具1は大きな角度で開くことができるため、スライドドア11の開く角度が異なる複数種類の車両において、共通して使用することができる。さらに、スライドドア11の重量の一部をドア支持部2と回転部3とで支持しているため、従来のように(図17参照)、治具のセンタローラをセンタレールに嵌合する必要がない。これにより、センタローラの走行に伴って、センタレールに付着した塗装が剥がれて塗装のカスが飛散する不具合を防止できる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、ドア支持部2の構成を変更した例である。図10〜図12に示すごとく、本例のドア支持部2は、回転部3において、回転軸線に対して直交する方向にスライド移動可能に構成された棒状部材23である。この棒状部材23の先端部が、第2回動部材62によってスライドドア11に回動自在に接続されている。棒状部材23は、回転部3においてスライド移動することによって、第1接続部4と第2接続部5との間の距離が変化するよう構成されている。
図10〜図12に示すごとく、回転部3の回転動作と、棒状部材23のスライド動作とによって、スライドドア11が、閉位置(図10)と、開位置(図11)と、ワイド開き位置(図12)との間で移動する。
また、本例では、第2回動部材62としてユニバーサルジョイント6を用いている。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例では図10〜図12に示すごとく、棒状部材23のスライド動作と、回転部3の回転動作とによって、スライドドア11を大きな角度で開くことができる。そのため、ワイド開き位置(図12)において、スライドドア11の内側面を容易に塗装することが可能となる。また、本例のドア塗装用治具1は大きな角度で開くことができるため、スライドドア11の開く角度が異なる複数種類の車両において、共通して使用することができる。さらに、スライドドア11の重量の一部を棒状部材23と回転部3とで支持しているため、従来のように(図17参照)、治具のセンタローラをセンタレールに嵌合する必要がない。これにより、センタローラの走行に伴って、センタレールに付着した塗装が剥がれて塗装のカスが飛散する不具合を防止できる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、上記実施例1に示したドア側部分20、車両側部分21及び第1回動部材61から構成したドア支持部2の代わりに、図13〜図16に示すごとく、1つの剛体からなるリンク部27を用い、スライドドア11を閉位置Cから傾斜開き位置D及び開位置Eへ連続して移動させるよう構成した例である。
図14に示すごとく、本例のドア塗装用治具1は、スライドドア11における室内側部分115に取り付けられるドア側支持部25と、車体10のドア開口部7おける後方縁部71の近傍であってドア開口部7に閉じたスライドドア11よりも室内側の位置に取り付けられる車体側支持部26と、車体側支持部26とドア側支持部25とに架け渡すリンク部27とを備えている。
そして、ドア塗装用治具1は、スライドドア11の室内側部分115の前端部111の近傍の上下に設けた各ローラ12a,12bを、ドア開口部7における上下の縁部に設けたアッパレール13a及びロアレール13bに対してスライド可能に支持させた状態において、図14に示すごとく、スライドドア11を、ドア開口部7を閉じる閉位置Cから、リンク部27を車体側軸部261を中心に回動させることにより、図15に示すごとく、アッパレール13a及びロアレール13bに対してスライドする各ローラ12a,12bを中心に車両側方へ開く傾斜開き位置Dと、図16に示すごとく、各レール13a,13bに対して各ローラ12a,12bがスライドして車両後方へ移動した開位置Eとに連続して移動させるよう構成されている。
図13〜図16においては、車両前方を矢印F、車両後方を矢印Rで示す。
ドア側支持部25は、スライドドア11における室内側部分115の前後方向の中間位置に取り付けられている。リンク部27は、スライドドア11が閉位置Cにあるときに、車体側軸部261から室内側へ向く部分271とドア側軸部251から室内側へ向く部分272とを繋ぐ屈曲形状を有している。なお、車体側軸部261をドア開口部7における後方縁部71に対する室内側に設けた場合には、リンク部27は、スライドドア11が開位置Eにあるときに、室外側から後方縁部71を回り込んで室内側の車体側軸部261に繋がる形状にすることができる。
また、本例においては、スライドドア11におけるセンタローラを車体10のセンタレール13cに支持させる必要がなく、センタレール13cに付着した塗装膜がセンタローラによって剥がされて車体10に付着する等の問題を解決することができる。
10 車体
11 スライドドア
12 ローラ
13 レール
2 ドア支持部
23 棒状部材
3 回転部
4 第1接続部
5 第2接続部
6 ユニバーサルジョイント
61 第1回動部材
62 第2回動部材
Claims (7)
- 車両のスライドドアを塗装する際に、該スライドドアを車体に対してスライド可能に保持するドア塗装用治具であって、
上記スライドドアの車両内側に、水平方向に回動可能に取り付けられるドア支持部と、
上記車体に固定配置され、鉛直方向を向く回転軸線を中心として上記ドア支持部を回動可能に保持する回転部とを備え、
上記ドア支持部は、上記スライドドアに回動可能に接続されたドア側部分と、上記回転部に回動可能に接続された車両側部分と、上記ドア側部分と上記車両側部分とを回動可能に接続する第1回動部材とを備え、かつ、上記ドア側部分と上記車両側部分との角度が変化することによって、上記スライドドアと接続する第1接続部と、上記回転部と接続する第2接続部との間の距離が、上記スライドドアのスライドに伴って変化するよう構成されており、
上記スライドドアの上下に各々ローラが取り付けられており、該ローラを上記車体の上部及び下部に設けたレールにそれぞれ嵌合した状態において、上記ドア側部分が上記回転部よりも前方に位置して上記スライドドアが車両のドア開口部を閉じる閉位置と、上記スライドドアが後方へスライドし、上記ドア側部分が上記回転部よりも後方に位置して上記スライドドアの後端部が車両後方へ最も移動した開位置と、上記スライドドアの後端部が車両側方へ最も移動したワイド開き位置との間で、該スライドドアをスライド可能に保持するよう構成されていることを特徴とするドア塗装用治具。 - 車両のスライドドアを塗装する際に、該スライドドアを車体に対して移動可能に保持するドア塗装用治具であって、
上記スライドドアの車両内側に、水平方向に回動可能に取り付けられるドア支持部と、
上記車体に固定配置され、鉛直方向を向く回転軸線を中心として上記ドア支持部を回動可能に保持する回転部とを備え、
上記ドア支持部は、上記スライドドアと接続する第1接続部と、上記回転部と接続する第2接続部との間の距離が、上記スライドドアの移動に伴って変化するよう構成されており、
上記スライドドアが車両のドア開口部を閉じる閉位置と、上記スライドドアの後端部が車両後方へ最も移動した開位置と、上記スライドドアの後端部が車両側方へ最も移動したワイド開き位置との間で、該スライドドアを移動可能に保持するよう構成されており、
上記ドア支持部は、上記回転部において、上記回転軸線に対して直交する方向にスライド移動可能に構成された棒状部材であり、該棒状部材の先端部が第2回動部材によって上記スライドドアに回動自在に接続されており、上記棒状部材は、上記回転部においてスライド移動することによって、上記第1接続部と上記第2接続部との間の距離が変化するよう構成されていることを特徴とするドア塗装用治具。 - 請求項1または請求項2において、上記第1回動部材又は上記第2回動部材はユニバーサルジョイントであることを特徴とするドア塗装用治具。
- 請求項2において、上記スライドドアの上下に各々ローラが取り付けられており、該ローラを上記車体の上部及び下部に設けたレールにそれぞれ嵌合した状態で、該スライドドアをスライド可能に保持することを特徴とするドア塗装用治具。
- 車両のスライドドアを塗装する際に、該スライドドアを車体に対して移動可能に保持するドア塗装用治具であって、
上記スライドドアにおける室内側部分に取り付けられるドア側支持部と、
上記車体のドア開口部おける後方縁部近傍であって該ドア開口部に閉じた上記スライドドアよりも室内側の位置に取り付けられる車体側支持部と、
該車体側支持部と上記ドア側支持部とに架け渡すリンク部とを備え、
該リンク部は、その一端部が上記車体側支持部に設けた車体側軸部に対して回動可能に支持され、その他端部が上記ドア側支持部に設けたドア側軸部に対して回動可能に支持されており、
上記スライドドアの室内側部分の前端部近傍の上下に設けた各ローラを、上記ドア開口部における上下の縁部に設けた各レールに対してスライド可能に支持した状態において、上記スライドドアを、上記ドア開口部を閉じる閉位置から、上記リンク部を上記車体側軸部を中心に回動させることにより、上記各レールに対してスライドする上記各ローラを中心に車両側方へ開く傾斜開き位置と、上記各レールに対して上記各ローラがスライドして車両後方へ移動した開位置とに連続して移動させるよう構成されていることを特徴とするドア塗装用治具。 - 請求項5において、上記リンク部は、上記スライドドアが上記開位置にあるときに、上記ドア開口部における後方縁部との干渉を避ける屈曲形状に形成されていることを特徴とするドア塗装用治具。
- 請求項5又は6において、上記ドア側支持部は、上記スライドドアにおける室内側部分の前後方向の中間位置に取り付けられており、
上記リンク部は、上記スライドドアが上記閉位置にあるときに、上記車体側軸部から室内側へ向く部分と上記ドア側軸部から室内側へ向く部分とを繋ぐ屈曲形状を有していることを特徴とするドア塗装用治具。
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