JP2015080964A - シート搭載装置及びシート搭載方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート搭載装置は、後部座席用シート7Bを把持する把持部と、シートレッグ部73を下方に垂下する状態から上方へ跳ね上げる跳上げ機構3とを備えている。跳上げ機構3は、移動先端部21に設けられた駆動本体部31のエアシリンダ32の推力を受けてスライドするスライド部33と、スライド部33に対して回動可能に設けられてシートレッグ部73を跳ね上げる跳上げアーム部4と、跳上げアーム部4の回動を案内する案内部5とを有している。跳上げアーム部4は、後部座席用シート7Bの上方に位置してシートレッグ部73から退避する退避位置と、後部座席用シート7Bの下方に回動してシートレッグ部73を跳ね上げる跳上げ位置403とに切り換わる。
【選択図】図8
Description
また、例えば、特許文献2の車両用シート搭載装置においては、車両用シートを把持装置で把持しつつ車体内部に搭載することが開示されている。この車両用シート搭載装置においては、車両用シートの車体への搬入を容易にするために、車両用シートを支える挿入部材の傾きを、水平から所定の傾き角度まで傾動することが行われている。
上記後部座席用シートを把持する把持部と、
上記シートレッグ部を下方に垂下する状態から上方へ跳ね上げる跳上げ機構と、
該跳上げ機構及び上記把持部が配設された移動先端部を、上記自動車ボディの前後方向、上下方向及び左右方向に移動させる移動機構と、を備えており、
上記跳上げ機構は、上記移動先端部に設けられた駆動本体部と、該駆動本体部における駆動源の推力を受けてスライドするスライド部と、該スライド部に対して回動可能に設けられて上記シートレッグ部を跳ね上げるよう構成された跳上げアーム部と、該跳上げアーム部の回動を案内する案内部とを有しており、
上記跳上げアーム部は、上記後部座席用シートの上方に位置して上記シートレッグ部から退避する退避位置と、上記後部座席用シートの下方に回動して上記シートレッグ部を跳ね上げる跳上げ位置とに切り換わるよう構成されていることを特徴とするシート搭載装置にある。
上記左右の後部座席用シートのうちのいずれか一方である第1の後部座席用シートが上記自動車ボディの室内に搭載された後、上記左右の後部座席用シートのうちの他方である第2の後部座席用シートを上記自動車ボディの室内に搭載するに当たって、
上記跳上げアーム部を上記跳上げ位置にして上記第2の後部座席用シートの上記シートレッグ部を跳ね上げ、上記把持部に把持する上記第2の後部座席用シートを、上記開口部としての後方開口部から上記自動車ボディの室内に挿入し、上記第2の後部座席用シートの上記シートレッグ部が上記第1の後部座席用シートに干渉することを避けて、上記第2の後部座席用シートの一部が上記第1の後部座席用シートの上方を通過するように、上記第2の後部座席用シートを上記移動機構によって上記自動車ボディの前方へ移動させる第1搭載工程と、
上記把持部に把持する上記第2の後部座席用シートを上記移動機構によって上記自動車ボディの左右方向の外側へ移動させ、上記跳上げアーム部を上記退避位置にして、上記第2の後部座席用シートの上記シートレッグ部が自らの力によって跳上げ位置から元のシート支持位置に戻った後、上記第2の後部座席用シートを上記移動機構によって上記自動車ボディの下方へ移動させて、上記第2の後部座席用シートを上記自動車ボディの室内に搭載する第2搭載工程と、を含むことを特徴とするシート搭載方法にある。
また、先に室内に搭載した後部座席用シートの上方を、後から室内に搭載する後部座席用シートの一部を通過させることにより、後から室内に搭載する後方座席用シートをできるだけ低い高さで後方開口部に挿入することができる。そのため、後部座席用シートを把持する把持部又は跳上げ機構が後方開口部に干渉することを防止することができる。
それ故、上記シート搭載装置によれば、シートレッグ部を有する後部座席用シートの自動車ボディへの搭載を円滑に行うことができる。
上記シート搭載装置は、上記駆動源によって上記スライド部をスライドさせる動作を上記案内部によって案内することにより、上記跳上げアーム部における、上記シートレッグ部に接触する接触部が上記後部座席用シートの上方から下方へ移動する第1の軌道と、上記接触部が上記後部座席用シートの下方において上記シートレッグ部を跳ね上げる第2の軌道とを形成するよう構成されていてもよい。
この場合には、跳上げアーム部の接触部を、第1の軌道と第2の軌道とに沿って移動させることにより、接触部を、後部座席用シートの上方に退避させる動作と、後部座席用シートの上方から下方に回り込んでシートレッグ部を跳ね上げる動作とを適切に行うことができる。
等速ジョイントは、種々の自在継手(ユニバーサルジョイント)とすることができ、例えば、十字形のクロススパイダを用いたカルダンジョイント、ボールを用いたツェッパジョイント等とすることができる。
本例のシート搭載装置1は、図1に示すごとく、跳ね上げ可能なシートレッグ部73を有する左右の後部座席用シート7A,7Bを、自動車ボディ8の後方開口部81から自動車ボディ8の室内82に搭載するものである。シート搭載装置1は、後部座席用シート7A,7Bを把持する把持部22と、シートレッグ部73を下方に垂下する状態から上方へ跳ね上げる跳上げ機構3と、跳上げ機構3及び把持部22を移動先端部21に配設し、移動先端部21を自動車ボディ8の前後方向L、上下方向H及び左右方向Wに移動させる移動機構2とを備えている。
図1、図14に示すごとく、本例のシート搭載装置1は、後部座席用シート7A,7Bとしての3列目シートを、自動車ボディ8の後方開口部81から搭載するものである。後部座席用シート7A,7Bは、左右に分割して自動車ボディ8の室内82に設置され、各後部座席用シート7A,7Bは、自動車ボディ8の室内82の左右側部に取付部72によって取り付けられる。取付部72は、後部座席用シート7A,7Bを自動車ボディ8の左右方向Wに回動可能にする回動支点を形成する構造を有している。自動車ボディ8の後方開口部81は、バックドアが開閉可能に配設される部位である。後部座席用シート7A,7Bを自動車ボディ8の室内82に搭載する際には、後方開口部81からバックドアが取り外された状態にある。
跳上げ機構3の跳上げアーム部4によって、第2の後部座席用シート7Bのシートレッグ部73を跳ね上げるときには、シートレッグ部73を、バネの付勢力に対抗して、第1の後部座席用シート7Aに干渉しない傾斜位置まで回動させる。
スライド部33は、レール331と、レール331に対して直線的にスライドするスライダー332とを有するリニヤガイド330によって形成されている。リニヤガイド330のレール331は、エアシリンダ32の複動方向に対して平行な状態でエアシリンダ32の本体部321に設けられている。リニヤガイド330のスライダー332は、スライドブラケット333によってシリンダロッド部322に取り付けられている。
図6、図7に示すごとく、等速ジョイント61の連結部613は、第1軸部611に対して第2軸部612がスライド部33のスライド方向Sに回動できる状態で設けられている。
跳上げ機構3は、第1の後部座席用シート7Aが自動車ボディ8の室内82に搭載された後、第2の後部座席用シート7Bを自動車ボディ8の室内82に搭載する際に利用する。第2の後部座席用シート7Bを搭載するに当たっては、図1に示すごとく、シート搭載装置1の把持部22に第2の後部座席用シート7Bを把持する。このとき、跳上げ機構3の跳上げアーム部4は、第2の後部座席用シート7Bとの干渉を避けるために退避位置401にしておく。
このように、エアシリンダ32によってスライダー332がスライドする動作によって、跳上げアーム部4を2段階の軌道X1,X2で円滑に回動させることができる。
なお、跳上げアーム部4を跳上げ位置403から退避位置401へ回動させるときには、エアシリンダ32によってスライダー332を逆方向にスライドさせて、上記と同様の動作が行われる。
左右の後部座席用シート7A,7Bのうちのいずれか一方である第1の後部座席用シート7Aが自動車ボディ8の室内82に搭載された後、左右の後部座席用シート7A,7Bのうちの他方である第2の後部座席用シート7Bを自動車ボディ8の室内82に搭載する際に、シート搭載装置1を用いた第1搭載工程及び第2搭載工程を行う。本例の後部座席用シート7A,7Bは、取付部72の左右方向Wの幅が大きくなっている。
本例においては、第1の後部座席用シート7Aが室内82に搭載された状態で第2の後部座席用シート7Bを室内82に搭載する際に、第2の後部座席用シート7Bの側方又は上方に配置された跳上げ機構3によって、第2の後部座席用シート7Bのシートレッグ部73を所定の角度に跳ね上げる。
そして、案内部5としてのレール部材51及びリンク部材52、移動部材62、等速ジョイント61等を備えた跳上げ機構3の構成により、跳上げアーム部4の接触部42を、第2の後部座席用シート7Bよりも上方に位置する状態から、第2の後部座席用シート7Bよりも下方に位置する状態に移動させて、シートレッグ部73を跳ね上げることができる。
この問題を解決するために、本例のシート搭載装置1においては、レール部材51、リンク部材52、移動部材62、等速ジョイント61等を利用することにより、1つの駆動源であるエアシリンダ32のスライド方向Sへの推力のみによって、上記退避動作と上記跳上げ動作とを実現することができる。そのため、駆動源の数を減らして、跳上げ機構3をコンパクトに形成することができる。
また、先に室内82に搭載した第1の後部座席用シート7Aの上方において、後から室内82に搭載する第2の後部座席用シート7Bの一部を通過させることにより、第2の後部座席用シート7Bをできるだけ低い高さで後方開口部81に挿入することができる。そのため、第2の後部座席用シート7Bを把持する把持部22又は跳上げ機構3が、後方開口部81における上辺部に干渉することを防止することができる。
それ故、本例のシート搭載装置1及びシート搭載方法によれば、跳上げ機構3をコンパクトに形成し、シートレッグ部73を有する後部座席用シート7A,7Bの自動車ボディ8への搭載を円滑に行うことができる。
2 移動機構
21 移動先端部
22 把持部
3 跳上げ機構
31 駆動本体部
311 フレーム
32 エアシリンダ(駆動源)
33 スライド部
4 跳上げアーム部
401 退避位置
402 中間位置
403 跳上げ位置
41 回動基端部
42 接触部
5 案内部
51 レール部材
511 直線状レール部
512 傾斜状レール部
52 リンク部材
53 ヒンジ部
61 等速ジョイント
611 第1軸部
612 第2軸部
613 連結部
62 移動部材
7A,7B 後部座席用シート
72 取付部
73 シートレッグ部
8 自動車ボディ
81 後方開口部
Claims (4)
- 跳ね上げ可能なシートレッグ部を有する左右の後部座席用シートを、自動車ボディの開口部から該自動車ボディの室内に搭載するシート搭載装置において、
上記後部座席用シートを把持する把持部と、
上記シートレッグ部を下方に垂下する状態から上方へ跳ね上げる跳上げ機構と、
該跳上げ機構及び上記把持部が配設された移動先端部を、上記自動車ボディの前後方向、上下方向及び左右方向に移動させる移動機構と、を備えており、
上記跳上げ機構は、上記移動先端部に設けられた駆動本体部と、該駆動本体部における駆動源の推力を受けてスライドするスライド部と、該スライド部に対して回動可能に設けられて上記シートレッグ部を跳ね上げるよう構成された跳上げアーム部と、該跳上げアーム部の回動を案内する案内部とを有しており、
上記跳上げアーム部は、上記後部座席用シートの上方に位置して上記シートレッグ部から退避する退避位置と、上記後部座席用シートの下方に回動して上記シートレッグ部を跳ね上げる跳上げ位置とに切り換わるよう構成されていることを特徴とするシート搭載装置。 - 上記駆動源によって上記スライド部をスライドさせる動作を上記案内部によって案内することにより、上記跳上げアーム部における、上記シートレッグ部に接触する接触部が上記後部座席用シートの上方から下方へ移動する第1の軌道と、上記接触部が上記後部座席用シートの下方において上記シートレッグ部を跳ね上げる第2の軌道とを形成するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート搭載装置。
- 上記案内部は、上記駆動本体部におけるフレームに設けられ、上記スライド部のスライド方向に平行な直線状レール部及び該直線状レール部から斜めに屈曲する傾斜状レール部が形成されたレール部材と、一端が上記フレームに回動可能に支持され、他端が上記跳上げアーム部に係合されたリンク部材とを有しており、
該リンク部材の他端は、上記跳上げアーム部をその軸方向の回りに回動可能にするヒンジ部に対して回動可能に連結されており、
上記跳上げアーム部における回動基端部には、第1軸部と第2軸部とを連結する連結部において交差する状態で上記第1軸部から上記第2軸部への回動の伝達を可能にした等速ジョイントが設けられており、
該等速ジョイントの上記第1軸部は、その軸方向の回りに回動可能に上記スライド部に連結されており、上記等速ジョイントの上記第2軸部は、上記跳上げアーム部における回動基端部に連結されており、
上記等速ジョイントの上記第1軸部には、上記直線状レール部及び上記傾斜状レール部に沿って移動可能な移動部材が設けられており、
上記跳上げアーム部は、上記スライド部がスライドして上記移動部材が上記直線状レール部に沿って移動する際に、上記リンク部材を上記フレームに対して回動させながら、上記等速ジョイントの連結部によって上記スライド方向に回動して上記退避位置から中間位置まで移動し、かつ、上記スライド部がさらにスライドして上記移動部材が上記傾斜状レール部に沿って移動する際に、上記等速ジョイントの上記第1軸部及び上記第2軸部によって上記ヒンジ部に対して回動して、上記中間位置から上記跳上げ位置まで移動するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート搭載装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のシート搭載装置を用いて、上記左右の後部座席用シートを上記自動車ボディの室内に搭載するシート搭載方法において、
上記左右の後部座席用シートのうちのいずれか一方である第1の後部座席用シートが上記自動車ボディの室内に搭載された後、上記左右の後部座席用シートのうちの他方である第2の後部座席用シートを上記自動車ボディの室内に搭載するに当たって、
上記跳上げアーム部を上記跳上げ位置にして上記第2の後部座席用シートの上記シートレッグ部を跳ね上げ、上記把持部に把持する上記第2の後部座席用シートを、上記開口部としての後方開口部から上記自動車ボディの室内に挿入し、上記第2の後部座席用シートの上記シートレッグ部が上記第1の後部座席用シートに干渉することを避けて、上記第2の後部座席用シートの一部が上記第1の後部座席用シートの上方を通過するように、上記第2の後部座席用シートを上記移動機構によって上記自動車ボディの前方へ移動させる第1搭載工程と、
上記把持部に把持する上記第2の後部座席用シートを上記移動機構によって上記自動車ボディの左右方向の外側へ移動させ、上記跳上げアーム部を上記退避位置にして、上記第2の後部座席用シートの上記シートレッグ部が自らの力によって跳上げ位置から元のシート支持位置に戻った後、上記第2の後部座席用シートを上記移動機構によって上記自動車ボディの下方へ移動させて、上記第2の後部座席用シートを上記自動車ボディの室内に搭載する第2搭載工程と、を含むことを特徴とするシート搭載方法。
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CN114346672A (zh) * | 2021-12-16 | 2022-04-15 | 恒林家居股份有限公司 | 座椅托盘连接杆的自动组装装置和方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5815635A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-29 | Toyota Auto Body Co Ltd | 製品組立工程における部品搬入装置 |
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