JP2005306150A - スライドドア係止め治具 - Google Patents

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JP2005306150A
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Hideji Mitsubori
秀二 三堀
Masaru Watanabe
渡辺  勝
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Abstract

【課題】 本発明は、スライドドアの係脱が容易に行え、且つ車室内外の出入りの際の邪魔にならないスライドドア係止め治具を提供することを課題とする。
【解決手段】 スライドドア係止め治具10は、内側治具11と、この内側治具11に係脱自在な外側治具13とからなり、内側治具11は、スライドドア開口部の上縁17aを迂回させるU字部17と、このU字部の一端19をボディの内面21にボルト止めするためにU字部17の一端に固定した固定部22と、この固定部22に開けたボルト穴23と、外側治具13を掛けるためにU字部の他端24に設けた掛止め部14とを備え、外側治具13は、掛止め部14に上から載せる横棒部12と、この横棒部12から下げた脚部26と、この脚部の下部27をスライドドアの内面28にボルト止めするために脚部26に開けたボルト穴29とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボディに開けたスライドドア開口部の近傍で、スライドドアを開閉可能に保持するときに使用するスライドドア係止め治具に関する。
自動車の塗装工程において、2ドア・4ドアセダンをはじめとする乗用車の車体を塗装するとき、ボディとドアとの間に色差が生じないように、塗装前に、ボディへドアを取付けて塗装する。ボディを塗装した後は、生産性や品質面などの要請から、一度ドアを取外し、取外したドアを小組して、メインラインでボディに部品を組付け、後工程で小組が終了したドアをボディに組付けるという方法が一般にとられている。
一方、例えばワゴン車のようなスライドドアを備えた車両の車体を塗装するとき、スライドドアには、ローラ部材など特有な部品があり、これらの特有な部品の材質は塗装時の温度よりも耐熱温度が低いなどの理由から、スライドドアをボディに直接取付けず、治具を介して取付けて塗装を行うという方法をとる。
治具を介して取付ける際、スライドドア係止め治具が必要となる。
スライドドアを備えた車両を塗装するとき、ドア開口部の近傍でスライドドアを保持するスライドドア係止め治具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−262707号公報(図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図5は従来の技術の基本構成を説明する図であり、ボディ側に付設した縦向きのヒンジピン101に、上方からドアを支持する側の筒部材102を嵌合し、ドア係止め治具を構成した。
ヒンジピン101には第1ストッパ103を設け、筒部材102には第2ストッパ104、104を設け、ヒンジピン101に対する筒部材102の回動範囲を規制する。
車室内での組付け作業時に、車室内外に作業者が移動可能とするため、縦向きのヒンジでドアの片側を支持する構造にした。
しかし、車室内での組付け作業で車室に出入り可能なように、縦向きのヒンジでドアの片側を支持する構造にしたので、ヒンジで支持した側と反対側に位置するドアの先端部が自重により下がるという不都合が起きることがある。このような不都合に対し、ヒンジの剛性を上げて対応する方法はあるが、ヒンジピン及び筒部材の重量増や、重量増に伴う作業負担増大が懸念される。
加えて、塗装後の車室内の品質チェックや内装部品の組付け作業などで作業者が出入りする場合に、縦向きのヒンジで係止めされたスライドドアは、車室内外の出入りの邪魔になり易いという課題がある。
そこで、本発明は、スライドドアの係脱が容易に行え、且つ車室内外の出入りの際の邪魔にならないスライドドア係止め治具を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、スライドドアをボディから外し、外したスライドドアを、ボディに開けたスライドドア開口部の近傍に保持するときに使用するスライドドア係止め治具であって、この治具は、内側治具と、この内側治具に係脱自在な外側治具とからなり、内側治具は、スライドドア開口部の上縁を迂回させるU字部と、このU字部の一端をボディの内面にボルト止めするためにU字部の一端に固定した固定部と、この固定部に開けたボルト穴と、外側治具を掛けるためにU字部の他端に設けた掛止め部とを備え、外側治具は、掛止め部に上から載せる横棒部と、この横棒部から下げた脚部と、この脚部の下部をスライドドアの内面にボルト止めするために脚部に開けたボルト穴とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、掛止め部は、横棒部が水平に移動することを妨げるストッパ部を備え、吊り下げ状態のスライドドアを90°程度スイングさせても内側治具から外側治具が外れないように構成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、吊り下げ状態から90°程度スイングさせてほぼ水平にしたスライドドアをステーで支えることができるように、スライドドアの内面にステー受け部を設けることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、外側治具に備える横棒部は掛止め部に上から載せるようにしたので、この横棒部を持ち上げるだけで、外側治具の係脱を容易に行える。
加えて、内側治具の他端に左右の掛止め部を備えたので、スライドドアの自重により、ドアの先端部が下がるという不都合が発生する虞はない。
この結果、ボディに対してスライドドアを容易に係脱することができると共に、ドアの先端部が下がるというような不都合を起こすことなく係止めすることが可能となるという利点がある。
請求項2に係る発明では、掛止め部は、外側治具に備える横棒部が水平に移動することを妨げるストッパ部を備え、吊り下げ状態のスライドドアを90°程度スイングさせても内側治具から外側治具が外れることはないように構成する。
吊り下げ状態のスライドドアを90°程度スイングさせても内側治具から外側治具が外れることはないように構成したので、ボディ側に備えるスライドドア開口部を側面視でドアにより塞ぐことがない状態で保持することができる。
この結果、車室内で部品を組付ける作業において、作業者が車両へ出入りする際、作業者と仮止めしたスライドドアとが干渉するという不都合はなくなり、作業性を向上することができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、スライドドアの内面にステー受け部を設け、吊り下げ状態から90°程度スイングさせてほぼ水平にしたスライドドアをステーで支えるようにしたので、ステー受け部にステーを差込むことにより、スライドドアを容易に且つ確実に係止めすることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るスライドドア係止め治具の分解斜視図であり、このスライドドア係止め治具10は、ボディ側に取付ける内側治具11と、この内側治具11に備える掛止め部14と、この内側治具11に回動自在且つ取付け取外し可能に取付ける外側治具13と、とを主な構成要素とする。なお、外側治具13は横棒部12を有する部材である。
すなわち、スライドドア係止め治具10は、スライドドア15をボディ16から外し、外したスライドドア15を、ボディ16に開けたスライドドア開口部17の近傍に保持するときに使用する治具であって、内側治具11と、この内側治具11に係脱自在な外側治具13とからなる。
内側治具11は、スライドドア開口部の上縁17aを迂回させるU字部18と、このU字部の一端19をボディの内面21にボルト止めするためにU字部の一端19に固定した固定部22と、この固定部22に開けたボルト穴23、23と、外側治具13を掛けるためにU字部の他端24に設けた掛止め部14とを備え、外側治具13は、掛止め部14に上から載せる横棒部12と、この横棒部12から下げた脚部26、26と、この脚部の下部27、27をスライドドアの内面28にボルト止めするために脚部26に開けたボルト穴29・・・(・・・は複数を示す。)とを備えるものである。
なお、外側治具13に備える横棒部12は、ボディ16に対し水平方向に延ばした。
図2は本発明に係るスライドドア係止め治具をボディ及びスライドドアに取付けることを説明する図であり、ボディ16に内側治具11が備える固定部22をボルト31で係脱可能に取付けることを示す。同様に、スライドドア15に外側治具13をボルト32、32で係脱可能に取付けることができることを示す。
なお、掛止め部14に、外側治具13に備える横棒部12が水平に移動することを妨げるストッパ部35を備えた。
ストッパ部35は、丸パイプを上方に向け枝分れさせて構成したもので、鉛直軸に対するストッパ部35のなす角度θを例えば、10〜20°になるように設定する。
このような角度θをつけることで、吊り下げ状態のスライドドア15を90°程度スイングさせても内側治具11から外側治具13が外れることはないように構成した。
吊り下げ状態のスライドドア15を90°程度スイングさせても内側治具11から外側治具13が外れることはないように構成したので、ボディ16側に備えるスライドドア開口部17を側面視でドア15により塞ぐということはなくなる。
この結果、車室内で部品を組付ける作業において、作業者が車両へ出入りする際、作業者と仮止めしたスライドドア15とが干渉するという不都合は無くなり、作業性を向上することができる。
本実施例において、内側治具11からボディ16に向けてねじ込むボルト31に対し、受け側としてボディ16に取付けるナット33は、溶接により固定する溶接ナットとしたが、ピアシング工程でナットをかしめて固定するいわゆるピアスナットを使用しても差し支えない。
また、外側治具13からスライドドア15に向けねじ込むボルト32に対し、受け側としてのスライドドア15側にナットなどの締結部材は使用せず、ボルト32をタッピングボルトとし、ねじ込むようにしたが、必要に応じスライドドア15側に、溶接ナットあるいは、ピアスナットなどの締結部材を付設することは差し支えない。
図3はスライドドアを掛止めた状態の作用図であり、ボディ16に内側治具11を取付け、スライドドア15に外側治具13を取付け、次いで、内側治具11に備える掛止め部14に、上方から外側治具13に備える横棒部12を掛けることを示す。
図4はスライドドアをスイングさせステーで支えた状態の作用図であり、スライドドア15を吊り下げ状態から90°程度回動させて持ち上げ、ステー37により固定したことを示す。
掛止め部14は、外側治具13に備える横棒部12が水平に移動することを妨げるストッパ部35を備えたので、吊り下げ状態のスライドドア15を90°程度スイングさせても内側治具11から外側治具13が外れることはない。
吊り下げ状態のスライドドア15を90°程度スイングさせても内側治具11から外側治具13が外れることがないように構成したので、ボディ16側に備えるスライドドア開口部17を側面視でドア15により塞ぐことがない状態で保持することができる。
この結果、車室内で部品を組付ける作業において、作業者が車両へ出入りする際、作業者と仮止めしたスライドドア15とが干渉するという不都合はなくなり、作業性を向上することができる。
加えて、スライドドアの内面28にステー受け部34を設け、吊り下げ状態から90°程度スイングさせてほぼ水平にしたスライドドア15をステー37で支えるようにしたので、ステー受け部34にステー37を差込むことにより、スライドドア15を容易に且つ確実に係止めすることができる。
さらに、横棒部12を係止する掛止め部14は、スライドドア開口部の上縁17aより上方に設けると共に、ドア15をスイングさせ引き上げるとき、側面視でドア開口部17をスライドドア15が一部だけでも塞ぐということがないように設けたので、ドア15が車室内外の出入りの邪魔になることは無くなる。
さらにまた、外側治具13に備える横棒部12は掛止め部に上から載せるようにしたので、この横棒部12を持ち上げるだけで、外側治具13の係脱を容易に行える。
U字部の他端24に左右の掛止め部14を備えたので、スライドドア15の自重により、ドア15の先端部が下がるなどの不都合が発生する虞はない。
この結果、ボディ16に対してスライドドア15を容易に、且つ先端部が下がるというような不都合を起こすことなく仮止めすることが可能となる。
尚、内側治具に備える掛止め部は、丸パイプを上方に向け枝分れさせ構成し、ストッパ部としたが、U字状の部材、V字状の部材でも良く、本実施の形態に限定されない。
また、吊り下げ状態から略90°程度スイングさせ略水平にしたスライドドアの支持は、ステーに限定されないものとする。例えば、上方から吊り下げたワイヤーにより支えることは差し支えない。
加えて、内側治具に備えるU字部は、コ字、あるいはV字状であっても良い。
さらに、本発明に係るスライドドア係止め治具は、スライドドアを対象とするだけにでなく、スライドドア以外のドア部材、テールゲート部材、ボンネット部材など他のパネル部材の係止めに使用することは差し支えない。
本発明は、スライドドアの係止めに好適である。
本発明に係るスライドドア係止め治具の分解斜視図である。 本発明に係るスライドドア係止め治具をボディ及びスライドドアに取付けることを説明する図である。 スライドドアを掛止めた状態の作用図である。 スライドドアをスイングさせステーで支えた状態の作用図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…スライドドア係止め治具、11…内側治具、12…横棒部、13…外側治具、14…掛止め部、15…スライドドア、16…ボディ、17…スライドドア開口部、18…U字部、19…U字部の一端、24…U字部の他端、34…ステー受け部、35…ストッパ部。

Claims (3)

  1. スライドドアをボディから外し、外したスライドドアを、ボディに開けたスライドドア開口部の近傍に保持するときに使用するスライドドア係止め治具であって、
    この治具は、内側治具と、この内側治具に係脱自在な外側治具とからなり、
    前記内側治具は、前記スライドドア開口部の上縁を迂回させるU字部と、このU字部の一端をボディの内面にボルト止めするためにU字部の一端に固定した固定部と、この固定部に開けたボルト穴と、外側治具を掛けるためにU字部の他端に設けた掛止め部とを備え、
    前記外側治具は、前記掛止め部に上から載せる横棒部と、この横棒部から下げた脚部と、この脚部の下部をスライドドアの内面にボルト止めするために脚部に開けたボルト穴とを備えることを特徴とするスライドドア係止め治具。
  2. 前記掛止め部は、前記横棒部が水平に移動することを妨げるストッパ部を備え、吊り下げ状態のスライドドアを90°程度スイングさせても内側治具から外側治具が外れないように構成したことを特徴とする請求項1記載のスライドドア係止め治具。
  3. 吊り下げ状態から90°程度スイングさせてほぼ水平にしたスライドドアをステーで支えることができるように、スライドドアの内面にステー受け部を設けることを特徴とする請求項2記載のスライドドア係止め治具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011116349A (ja) * 2009-10-29 2011-06-16 Toyota Auto Body Co Ltd ドア塗装用治具
WO2013145995A1 (ja) * 2012-03-29 2013-10-03 本田技研工業株式会社 スライドドア仮保持用治具

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