JP5466751B2 - 直流モータ - Google Patents

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Description

この発明は、車両に搭載される直流モータに関するものである。本願は、2006年11月22日に日本に出願された特願2006−316141号および2007年3月9日に日本に出願された特願2007−60355号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
一般に、自動車等の車両に搭載される電動モータとしては、ブラシ付きの直流モータが多く使用されている。この種の直流モータは、円筒状のヨークハウジングの内周面に永久磁石が2極、又は4極配置され、この永久磁石の内側にアーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。永久磁石としては、瓦状に形成された焼結フェライト磁石を用いる場合が多い。アーマチュアは回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有しており、アーマチュアコアには軸方向に長いスロットが複数形成されている。
このスロットには所定間隔をあけて巻線が重巻き方式にて巻かれ、複数のコイルが形成されている。各コイルは、回転軸に取り付けられた各々セグメントに導通している。
各セグメントは、ヨークハウジング内に収納されたブラシホルダに支持されている一対のブラシと摺接可能になっている。そして、これらブラシを介してコイルに直流電流が供給されると、アーマチュアコアに形成される磁界と永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が回転される。この回転によってブラシが摺接するセグメントが順次変更されコイルに流れる電流の向きが切り替えられる、所謂整流が行われ、アーマチュアコアが継続的に回転する。
ところで、近年、自動車の高性能化に伴い、さらなる直流モータの小型化、高出力化が要望されている。そこで、永久磁石として中空円筒状に形成された極異方性希土類ボンド磁石を採用し、この極異方性希土類ボンド磁石を少なくとも4極に着磁させた直流モータが提案されている。このように構成することで、直流モータの小型化、高出力化を図ろうとしている(例えば、特許文献1参照)。
また、アーマチュアの回転に伴いブラシからセグメントが離れるとき、コイルに蓄電された電磁エネルギーが放出されることによりブラシとセグメントとの間で放電が発生し、これによって電気的なノイズが生じる場合がある。このため、直流モータの外部、又は内部にコンデンサやチョークコイルを設け、これらコンデンサやチョークコイルによって電気的なノイズを低減するさまざま技術が提案されている。
例えば、一対のブラシをそれぞれ回転軸を中心に点対称位置に配置(対向配置)することで直流モータの小型、扁平化を図っている直流モータにあっては、チョークコイルをブラシが配置されている平面に対して略直交する方向に配置、すなわち、ブラシに対してチョークコイルを立体的に配置したものがある。このようにすることで、直流モータを大型化することなく、電気的なノイズの発生源に近いブラシ近傍にチョークコイルを配置することができ、効率的に電気的なノイズの低減を図ろうとしている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特許第3480733号公報 特開2004−56894号公報 特開2004−56895号公報
しかしながら、上述の特許文献1にあっては、永久磁石の磁極を4極とするとセグメントに摺接する一対のブラシを90°間隔で配置する必要がある。このように、ブラシを90°間隔で配置すると、直流モータの径方向の幅が大きくなる。このため、直流モータの小型化を図るには効果的な解決手段となり得るが、直流モータの扁平化を図るには効果的な解決手段とはなり難いという課題がある。
また、上述の特許文献2、特許文献3のように、小型、扁平化された直流モータにあっては、上述の従来技術のようにブラシに対してチョークコイルを立体的に組み付ける作業が著しく困難で、生産効率を考慮すると事実上実現し難いという課題がある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、効果的に扁平化を図ることができる直流モータを提供する。
また、小型、扁平化を図りつつ、ブラシ近傍にコンデンサやチョークコイル等の雑防素子を容易に組み付けることができる直流モータを提供する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、ヨークハウジングと、前記ヨークハウジングの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石と、前記永久磁石の内側に回転自在に支持されたアーマチュアとを備え、前記アーマチュアは、前記ヨークハウジングに軸支される回転軸と、前記回転軸に外側から嵌めこまれて固定されるアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ9個のセグメントを周方向に配置したコンミテータとを備え、各セグメントに、それぞれ巻線を固定するためのライザを形成し、前記アーマチュアコアは、径方向に向かって放射状に延びる9つのティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、前記ティースに、前記巻線が集中巻き方式にて巻かれることによりコイルが形成され、このコイルが、前記アーマチュアコアの周方向に120°間隔をあけて3つ配置されると共に、それぞれ直列接続されてアーマチュアコイルを形成し、前記アーマチュアコイルの巻き始め端部および巻き終わり端部を、予め定められた前記ライザに固定すると共に、同電位となる前記セグメント同士の前記ライザに、前記巻線から成る接続線を固定し、同電位となる前記セグメント同士を電気的に接続した。
また、前記セグメントに摺接する一対のブラシを前記回転軸を中心にして互いに点対称となるように配置することが望ましい。
また、前記アーマチュアコイルの巻き始め端部と巻き終わり端部となる前記巻線、および前記接続線は、前記ライザを介して連続して形成されていることが望ましい。
また、前記永久磁石は、希土類磁石であることが望ましい。
また、前記接続線は、前記コンミテータと前記アーマチュアコアとの間に配線されていることが望ましい。
また、前記永久磁石は、周方向に隣り合う永久磁石同士が異なる磁極になるよう配置され、異なる磁極の前記永久磁石に対応するように、前記ブラシが配置されていることが望ましい。
本発明によれば、直流モータの構成を6極9スロット9セグメントとし、且つ同電位となるセグメント同士が接続線によって短絡されているため、設置するブラシを一対とすることができるので、直流モータの扁平化を図ることができる。
また、その一対のブラシを回転軸を中心にして互いに点対称となるように配置しているため、ブラシを90°間隔に配置した場合と比較して直流モータの扁平化を図ることができる。
また、本発明によれば、コイルを集中巻き方式にて巻装するため、重巻き方式と比較して、コイルの巻きつけに伴うアーマチュアコイルの大型化を低減させることができる。このため、直流モータのさらなる小型化を図ることができる
本発明の第一実施形態におけるパワーウインドウ装置の構成を示す断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの平面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図4における他の実施例を示す説明図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態における直流モータの断面図である。 図9のC部拡大図である。 本発明の第三実施形態におけるブラシホルダの平面図である。 本発明の第三実施形態、および第四実施形態におけるブラシの位置を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第三実施形態、および第四実施形態におけるブラシの位置を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第四実施形態におけるブラシホルダの平面図である。 本発明の第五実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第五実施形態における巻線の掛け渡し経路を示す説明図である。 本発明の第五実施形態におけるアーマチュアの要部拡大斜視図である。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る直流モータ2が適用された車両のパワーウインドウ装置1の構成を示す断面図、図2は、図1のA−A線に沿う断面図、図3は、アーマチュア6の平面図、図4は、図1のB−B線に沿う断面図である。
図1〜図4に示すように、パワーウインドウ装置1は、直流モータ2と直流モータ2の回転軸3に連結されたウォームギヤ減速機4とを備えたものであって、車両のドア(不図示)に内装されている。なお、直流モータ2の周囲に記載されている2点鎖線は、この発明の直流モータ2との比較のため、従来の直流モータの外形を示したものである。
直流モータ2は、有底円筒形状のヨーク本体5Aを有するヨークハウジング5内にアーマチュア6を回転自在に配置した構成となっている。ヨーク本体5Aの内周面には周方向に分割された瓦状の永久磁石7が6個、等間隔に固定されている。この永久磁石7には、希土類磁石、例えば、ネオジ焼結磁石が用いられている。
アーマチュア6は、回転軸3に固定されたアーマチュアコア8と、アーマチュアコア8に巻かれたアーマチュアコイル9と、アーマチュアコア8の一端側に配置されたコンミテータ10とから構成されている。アーマチュアコア8は、リング状の金属板11を軸方向に複数枚積層したものである。
金属板11の外周部にはT字型のティース12(図2参照)が周方向に沿って等間隔に9つ放射状に形成されている。複数枚の金属板11を回転軸3に外側から嵌めて固定することにより、アーマチュアコア8の外周には隣接するティース12間に蟻溝状のスロット13が形成されている。スロット13は軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に9つ形成されている。
このスロット13間にはエナメル被覆された巻線14が巻かれ、これによりアーマチュアコア8の外周に複数のアーマチュアコイル9が形成される。
コンミテータ10は回転軸3の一端側に外側から嵌めて固定されている。コンミテータ10の外周面には、導電材で形成されたセグメント15が9個取り付けられている。
セグメント15は軸方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。各セグメント15のアーマチュアコア8側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ16が一体形成されている。ライザ16には、アーマチュアコイル9の巻き始め端部と巻き終わり端部となる巻線14が掛け回わされ、巻線14はヒュージングによりライザ16に固定されている。これにより、セグメント15とこれに対応するアーマチュアコイル9とが電気的に接続される。
また、図3に示すように、同電位となるセグメント15(本実施形態では2つ置きのセグメント15)に対応するライザ16には、それぞれ接続線17が掛け回され、この接続線17はヒュージングによりライザ16に固定されている。接続線17は、同電位となるセグメント15同士を短絡するためのものであって、コンミテータ10とアーマチュアコア8との間に配線されている。
図1、図4に示すように、回転軸3の他端側は、ヨーク本体5Aに突出形成されたボス19に内装された軸受18によって回転自在に支持されている。ヨーク本体5Aの開口端にはブラシ収納部5Bが設けられ、ヨーク本体5Aと一体形成されている。ブラシ収納部5Bは、筒状で断面略長円形に形成されたものであって、その周壁51は、平面壁51Aと円弧壁51Bとで構成されている。
ブラシ収納部5Bの内側には、一対のブラシホルダ20がそれぞれ平面壁51Aと円弧壁51Bとが交わる部分の近傍に配置されるように、互いに回転軸3を中心にして点対称位置に配置されている。ブラシホルダ20には、それぞれブラシ21が各々スプリング22を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ21の先端部は、スプリング22によって付勢され、コンミテータ10に摺接した状態になっている。
なお、図4においては、ブラシ21がブラシホルダ20に出没自在に設けられている場合について説明したが、図5に示すように、ブラシホルダ20に代わって板バネ60を使用し、この板バネ60によってブラシ21を支持してもよい。この場合、ブラシ21は板バネ60によって付勢され、コンミテータ10に摺接した状態となる。
図1に示すように、ブラシ収納部5Bの開口端には、フランジ52が設けられている。このフランジ52には、直流モータ2をウォームギヤ減速機4のギヤハウジング23に締結固定するためのボルト孔24が形成され、このボルト孔24にボルト24Aが螺入されている。
ギヤハウジング23は、直流モータ2の回転軸3の一端に連結されたウォーム25を収容するウォーム収容部27と、ウォーム25に噛合されているウォームホイール26を収容するウォームホイール収容部28とで構成されている。
ウォーム25の両端側は、ウォーム収容部27に設けられた軸受40,41によって回転自在に支持されている。ウォーム25と直流モータ2の回転軸3とは互いに軸方向に移動自在、且つ相対回転不能に連結されている。
ウォームホイール26には、ウォームホイール23と共に回転可能に駆動連結された出力軸(不図示)が直流モータ2の回転軸3の直交方向に沿うように設けられている。因みに、この不図示の出力軸が回転することによって車両のウインドウガラスが開閉するようになっている。
また、ギヤハウジング23には、コネクタ29が回転軸3の直交方向に沿うように外方(図1における上側)に向かって設けられている。このコネクタ29は、外部からの電源を直流モータ2に供給するためのものである。コネクタ29のコネクタハウジング30は、ギヤハウジング23と一体成形されている。コネクタ29の接続端子31は、直流モータ2のブラシ21とリード線32を介して(図4参照)電気的に接続されている。これによって、外部からの電源がブラシ21を介してコンミテータ10に供給されるようになっている。この他にギヤハウジング23の外周部には、パワーウインドウ装置1を固定するときに使用されるボルト孔33が3箇所設けられている。
次に、6極9スロット9セグメントに構成された直流モータ2のアーマチュア6においてアーマチュアコイル9を巻く方法について図6、図7に基づいて説明する。
図6、図7は、アーマチュア6の展開図であり、隣接するティース12間の空隙がスロット13に相当している。なお、以下の図面においては、各セグメント15、各ティース12及び巻かれた巻線14にそれぞれ符号を附して説明する。
図6に示すように、同電位となるセグメント15同士は、接続線17によって短絡されている。つまり、2つ置き(例えば、1番セグメントと4番セグメント、及び4番セグメントと7番セグメント)のセグメント15同士が接続線17によってそれぞれ短絡されている。なお、接続線17は、図7に示すように同電位となるセグメント15同士を全周に渡って接続するように設けてもよい。
図6、図7に示すように、巻線14は、例えば、その巻き始め端34が9番セグメント15aより巻き始められた場合、まず、9番セグメント15aのライザ16に掛け回された後、巻線14を9番セグメント15aから周方向に120°間隔をあけて形成されている2−3番ティース12の間のスロット13aに引き込む。そして、3番ティース12にn(nは1以上の自然数)回順方向に巻装して第一コイル9aを形成する。
続いて、3−4番ティース12の間のスロット13bから巻線14を引き出し、5−6番ティース12の間のスロット13cに引き込む。そして、6番ティース12にn回順方向に巻いて第二コイル9bを形成する。
さらに、6−7番ティース12の間のスロット13dから巻線14を引き出し、8−9番ティース12の間のスロット13eに引き込む。そして、9番ティース12にn回順方向に巻いて第三コイル9cを形成する。
巻線14は、第三コイル9cを形成した後、9−1番ティース12の間のスロット13fから引き出され、スロット13fから周方向に120°間隔をあけて配置されている(9番セグメント15aから周方向に160°間隔をあけて配置されている)4番セグメント15bのライザ16に掛け回される。そして、4番セグメント15bに巻線14の巻き終わり端35が接続される。これにより、9−4番セグメント15a,15b間には、直列接続された3つのコイル9a,9b,9cを備えたアーマチュアコイル9が形成される。
なお、巻き終わり端35が接続されている4番セグメント15bは、巻き始め端34が接続されている9番セグメント15aに隣接して配置されている1番セグメント15cと接続線17により短絡されている。このため、9−4番セグメント15a,15b間の電位差は、隣接するセグメント間の電位差と等しくなっている。
同様にして、40°間隔に配置されたセグメント15間に、直列接続された3つのコイル9a,9b,9cを備えたアーマチュアコイル9を順次形成していく。このように、直流モータ2のアーマチュアコイル9は、3相集中巻き方式にて巻装されている。
したがって、上述の第一実施形態によれば、直流モータ2の構成を磁極(永久磁石7)の数が6、スロット13の数が9、セグメント15の数が9の6極9スロット9セグメントとし、且つ同電位となるセグメント15同士が接続線17によって短絡されているため、設置するブラシ21を一対にすることができる。しかも、その一対のブラシ21を互いに回転軸3を中心にして点対称位置に配置することができ、各々ブラシ21の配置箇所をブラシ収納部5Bの平面壁51Aと円弧壁51Bとが交わる部分の近傍に設定している。
このため、ブラシ収納部5Bの平面壁51A,51A間の幅E1(図4参照)を従来のヨークハウジング(図1における2点鎖線)よりも薄く設定することが可能になり、結果的に直流モータ2の小型化、扁平化を図ることができる。そして、このように直流モータ2の小型化、扁平化を図ることによって、パワーウインドウ装置1を設置する車両のドアの限られた内部空間に他の電装部品であるサーキットブレーカ、チョークコイル、コンデンサ等のレイアウト性を向上させることができる。
なお、各々ブラシ21の設置箇所をブラシ収納部5Bの平面壁51Aと円弧壁51Bとが交わる部分の近傍に設定することで、ブラシ5Bの円弧壁51B,51B間の幅E2を従来のヨークハウジングよりも大きくすることなく、直流モータ2の小型化、扁平化を図っていることはいうまでもなく、平面壁51A,51A間の幅E1と円弧壁51B,51B間の幅E2との比率は、ブラシ21の設置箇所によって変更することが可能である。
また、上述の第一実施形態によれば、アーマチュアコイル9を3相集中巻き方式にて巻いているため、従来の重巻き方式と比較して、コイルの巻きつけに伴うアーマチュアコイル9の大型化を低減させることができる。よって、従来の直流モータと比較してさらに直流モータ2の小型化を図ることができる。
さらに、巻き始め端34が接続されたセグメント15(例えば、9番セグメント15a)から周方向に120°間隔をあけて形成されているスロット13(例えば、スロット13a)に巻線14を引き込んで第一コイル9aを形成すると共に、第三コイル9cから引き出されたスロット13(例えば、スロット13f)から周方向に120°間隔をあけて配置されているセグメント15(例えば、4番セグメント15b)に巻線14の巻き終わり端35を接続している。すなわち、巻線14の巻き始め端34及び巻き終わり端35が接続されているセグメント15に対して120°周方向にずれて配置されているティース12に巻線14を巻いている。このため、コンミテータ10とアーマチュアコア8との間に配線されている巻線14が捩れた状態となることによるアーマチュアコイル9の大型化を解消することができ、より直流モータ2の小型化を図ることができる。
そして、上述の第一実施形態のように、永久磁石4を希土類磁石(例えば、ネオジ焼結磁石)とすることで、従来の焼結フェライト磁石よりも大きな磁気特性を得ることができる。このため、直流モータ2の高出力化を図ることができると共に、アーマチュア6を小さくすることができるので、より直流モータ2の小型化、扁平化を図ることができる。
なお、上述の第一実施形態では、巻線14の巻き始め端34及び巻き終わり端35が接続されているセグメント15に対して120°周方向に捩れて配置されているティース12に巻線14を巻く場合について説明したが、これに限られるものではなく、巻線14の巻き始め端34及び巻き終わり端35が接続されているセグメント15近傍に配置されているティース12に順次巻くようにしてもよい。
具体的に、図8、図9に基づいて説明する。
図8、図9に示すように、巻線14は、例えば、その巻き始め端34が1番セグメント15cより巻き始められた場合、まず、1番セグメント15cのライザ16に掛け回された後、巻線14を1番セグメント15c近傍に形成されている9−1番ティース12の間のスロット13gに引き込む。そして、1番ティース12にn回順方向に巻いて第一コイル9aを形成する。
続いて、1−2番ティース12の間のスロット13hから巻線14を引き出し、3−4番ティース12の間のスロット13bに引き込む。そして、4番ティース12にn回順方向に巻いて第二コイル9bを形成する。
さらに、4−5番ティース12の間のスロット13iから巻線14を引き出し、6−7番ティース12の間のスロット13dに引き込む。そして、7番ティース12にn回順方向に巻いて第三コイル9cを形成する。
巻線14は、第三コイル9cを形成した後、7−8番ティース12の間のスロット13jから引き出され、スロット13j近傍に配置されている8番セグメント15dのライザ16に掛け回される。そして、8番セグメント15dに巻線14の巻き終わり端35が接続される。これにより、1−8番セグメント15c,15d間には、直列接続された3つのコイル9a,9b,9cを備えたアーマチュアコイル9が形成される。
このようにしてアーマチュアコイル9を巻いた場合においては、巻線14の巻き始め端34及び巻き終わり端35が接続されているセグメント15に対して120°周方向にずれて配置されているティース12に巻線14を巻いている場合と比較して、コンミテータ10とアーマチュアコア8との間が若干大型化するが、その他については上述の第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
次に、この発明の第二実施形態を図10、図11に基づいて説明する。
この第二実施形態において、直流モータ2は、永久磁石7を有するヨークハウジング5内にアーマチュア6を回転自在に配置した6極9スロット9セグメントの3相集中巻き方式の直流モータである点、同電位となるセグメント15同士は、接続線17によって短絡されている点、一対のブラシ21が互いに回転軸3を中心にして点対称位置に配置されている点等の基本的構成は、前記第一実施形態と同様である。
ここで、図10、図11に示すように、アーマチュアコア8は、回転軸3に外側から嵌めこまれて固定された略円筒形状のアーマチュアコア本体80に、アーマチュアコア本体80から着脱可能なT字型のティース部81が9つ放射状に設けられている。
アーマチュアコア本体80には、外周面のティース部81に対応する部位に接続凹部82が9箇所等間隔に長手方向(軸線方向)全体に渡って形成されている。この接続凹部82は、開口部83から回転軸3の中心に向かって末広がり状に形成されたものであって、斜壁84aと、底壁84bとを有している。つまり、開口部83の周方向の幅H1は、底壁84bの周方向の幅H2よりも小さく設定されている。
一方、ティース部81の基端、つまり、アーマチュアコア本体80の接続凹部82に対応する部分には、接続凸部85が形成されている。この接続凸部85は、接続凹部82に対応するように断面略台形状に形成されている。これによって、アーマチュアコア本体80とティース部81は、互いに軸線方向に沿って分割可能となっている。
したがって、上述の第二実施形態であっても、第一実施形態と同様の効果を奏することができる。これに加え、ティース部81をアーマチュアコア本体80から脱着させて巻線14を巻くことができる。このため、巻線14をティース部81に容易に巻くことができ、作業効率を向上させることができる。また、ティース部周辺に巻線14を巻くためのスペースを十分確保することができるため、アーマチュアコイル9の占積率を向上させることができる。
次に、この発明の第三実施形態を図12〜図14に基づいて説明する。
この第三実施形態において、直流モータ2は、永久磁石7を有するヨークハウジング5内にアーマチュア6を回転自在に配置した6極9スロット9セグメントの3相集中巻き方式の直流モータである点、同電位となるセグメント15同士は、接続線17によって短絡されている点の基本的構成は、前記第一実施形態と同様である。
ここで、第三実施形態にあっては、各ブラシ21,21が互いに周方向の間隔θが60°となるように配置されている。
図12に示すように、ブラシホルダ20は、ブラシ収納部5Bに対応するように断面略長円形に形成されたものであって、一対の平面壁61A,61Bと一対の円弧壁62A,62Bとを有し、平面視略中央にコンミテータ10を挿通可能な挿通孔64が形成されている。
ブラシホルダ20上には、一方の円弧壁62A側(図12における上側)の両平面壁61A,61B寄りに導電性の一対のステー63A,63Bが設けられている。
これらステー63A,63Bには、それぞれブラシ21が板バネ60を介してコンミテータ10側に付勢された状態で設けられている。各ブラシ21,21は、互いに周方向の間隔θが60°となるように配置され、その先端部は、板バネ60によって付勢されることでコンミテータ10に摺接した状態になっている。板バネ60は、導電性の平板を曲折成形したものであって、ボルト67によってステー63に締結固定されている。
また、ブラシホルダ20上の他方の円弧壁62B側(図12における下側)には、一対の給電部65,66が設けられている。これら給電部65,66は、各ブラシ21に電源を供給するためのものであって、後述するコネクタ29と電気的に接続している。一対の給電部65,66の間には、両者65,66に跨るコンデンサ68が設けられ、このコンデンサ68によって一対の給電部65,66が各々電気的に接続されている。
さらに、一対の給電部65,66のうちの一方の給電部65(図12における左側の給電部)と、これに平面壁61A,61Bに沿う方向に対向配置されているステー63Aとの間には、両者65,63Aに跨る(図12における上下方向に沿って配置された)チョークコイル69が設けられ、このチョークコイル69によって給電部65とステー63Aとが各々電気的に接続されている。つまり、ステー63Aに設けられているブラシ21は、チョークコイル69を介して給電部65に電気的に接続されている。
そして、一対の給電部65,66のうちの他方の給電部66(図12における右側の給電部)と、これに平面壁61A,61Bに沿う方向に対向配置されているステー63Bは、チョークコイル69とサーキットブレーカ70とを介して電気的に接続されている。
ここで、コンデンサ68は、電気的なノイズを吸収するための所謂雑防素子である。チョークコイル69も雑防素子であって、絶縁性の心材(不図示)に巻線69aを巻いてある。また、サーキットブレーカ70は、電気回路に過大な電流や異常電流が流れたとき、自動的に回路を遮断して機器(直流モータ2)の故障やショート等による火災を防止するものである。
すなわち、この第三実施形態においては、雑防素子であるコンデンサ68やチョークコイル69が、ブラシホルダ20上であって各ブラシ21,21と略同一平面上、且つ各ブラシ21,21と給電部65,66との間に配置されている。
この他に、ブラシホルダ20には、両円弧壁62A,62B側にブラシホルダ20をウォームギヤ減速機4に締結固定するためのボルト孔71,71が設けられている。
各ブラシ21,21は、互いに60°周方向に間隔を開けて配置されているので、図13,14に示すように、例えば、一方のブラシ21が1番セグメント15cに当接しているとき、他方のブラシ21は2番セグメント15bと3番セグメント15eとの両者に跨って当接した状態になっている。
したがって、上述の第三実施形態によれば、直流モータ2の構成を6極9スロット9セグメントとし、且つ同電位となるセグメント15同士が接続線17によって短絡することで、一対のブラシを互いに60°周方向に間隔を開けて配置することができる。このため、従来のブラシホルダと殆ど同じ大きさのブラシホルダ20を使用する場合にあっては、一対のブラシ21,21を回転軸3を中心にして点対称位置に配置、つまり、各ブラシ21,21を各々対向配置するよりもブラシ21,21と給電部65,66との間で、且つブラシ21と略同一平面上にスペースを確保することができる。
しかも、このスペースに雑防素子であるチョークコイル69を配置、すなわち、チョークコイル69を電気的なノイズの発生源であるブラシ21の近傍、且つブラシ21と略同一平面上に配置してある。このため、ブラシホルダ20を大型化することなく、ノイズ低減の効果が高い箇所にチョークコイル69を配置することができ、且つチョークコイル69の組み付けも簡易化することが可能になる。
次に、この発明の第四実施形態を図15に基づいて説明する。
この第四実施形態において、直流モータ2は、永久磁石7を有するヨークハウジング5内にアーマチュア6を回転自在に配置した6極9スロット9セグメントの直流モータである点、同電位となるセグメント15同士は、接続線17によって短絡されている点、一対のブラシ21,21が互いに60°周方向に間隔を開けて配置されている点等の基本的構成は、前記第三実施形態と同様である。なお、第三実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
ここで、第四実施形態のブラシホルダ80には、コンデンサ68、チョークコイル69、及びサーキットブレーカ70が設けられていない。このため、給電部65,66とブラシ21,21との間にチョークコイル69、サーキットブレーカ70を配置するためのスペースを設ける必要がなく、給電部65,66に直接板バネ60,60を介してブラシ21,21がコンミテータ10側に付勢された状態で設けられている。
したがって、上述の第四実施形態によれば、コンデンサ68、チョークコイル69、及びサーキットブレーカ70が不要な場合にあっては、一対の給電部65,66、及び一対のブラシ21,21をブラシホルダ80の一部に集中配置させることができる。このため、従来のように一対のブラシを対向配置する場合と比較してブラシホルダを小さくすることができ、この結果、直流モータ2をさらに小型化することが可能になる。
なお、上述の第三実施形態、及び第四実施形態にてアーマチュアコイル9を巻く際においても、図6、図7、図13、図14に示すように、巻線14の巻き始め端34及び巻き終わり端35が接続されているセグメント15に対して120°周方向に捩れて配置されているティース12に巻線14を巻いてもよいし、図8、図9に示すように、巻線14の巻き始め端34及び巻き終わり端35が接続されているセグメント15近傍に配置されているティース12に順次巻いてもよい。
次に、この発明の第五実施形態を図16〜図18に基づいて説明する。
図16は、この第五実施形態にてアーマチュアコイル9を巻いた状態を示すアーマチュア6の展開図である。図17は、巻線14の掛け渡し経路を示す説明図である。図18は、アーマチュア6のコンミテータ10の首下を拡大した斜視図である。なお、図16のアーマチュア6の展開図は、前述した図6のアーマチュア6の展開図と基本的構成が同様であるが、説明の都合上、図6とは図面の向きが上下反対になっている。
この第五実施形態では、各スロット13間に渡る巻線14の渡り線14aが回転軸3に掛け渡されている。
具体的には、例えば、巻線14の巻き始め端34が7番セグメント15fより巻き始められた場合、まず、7番セグメント15fのライザ16に掛け回された後、7番セグメント15fから周方向に120°間隔をあけて形成されている1−9番ティース12の間のスロット13fに引き込む。
このとき、7番セグメント15fからスロット13fに至る間に配される巻線14の渡り線14aは、回転軸3に掛け渡されている。
すなわち、図17において、巻き始め端34からスロット13fに向かって配される渡り線14aは、回転軸3を中心にして右側の最短経路(図17における2点鎖線X参照)を通らずに回転軸3を中心にして左側に迂回してスロット13fへと配される。
スロット13fに引き込まれた巻線14は、その後、1番ティース12にn回順方向に巻装して第一コイル9aを形成する。
続いて、1−2番ティース12の間のスロット13gから巻線14を引き出し、3−4番ティース12の間のスロット13bに引き込む。このときも、スロット13gからスロット13bに至る間に配される渡り線14aが回転軸3に掛け渡される。そして、スロット13bに引き込まれた巻線14を4番ティース12にn回順方向に巻いて第二コイル9bを形成する。
第二コイル9bを形成した後、さらに、4−5番ティース12の間のスロット13hから巻線14を引き出し、再び渡り線14aを回転軸3に掛け渡して6−7番ティース12の間のスロット13dに引き込む。そして、7番ティース12にn回順方向に巻いて第三コイル9cを形成する。
巻線14は、第三コイル9cを形成した後、7−8番ティース12の間のスロット13iから引き出され、スロット13iから周方向に120°間隔をあけて配置されている2番セグメント15dのライザ16に掛け回される。そして、2番セグメント15dに巻線14の巻き終わり端35が接続される。このときも、スロット13iから2番セグメント15dに至る間に配される渡り線14aが回転軸3に掛け渡される。そして、これを順次所定のセグメント15間で行い、3相集中巻き方式のアーマチュアコイル9を形成する。
したがって、上述の第五実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果を奏することができる。これに加え、各スロット13間に渡る巻線14の渡り線14aを回転軸3に掛け渡すので、各ティース12に巻かれた各コイル9a,9b,9cの巻き始めと巻き終わりがこの前後のコイルに向かって周方向に広がって配されることを防止できる。つまり、例えば、第二コイル9bの巻き始めの巻線14が第一コイル9a側に向かって広がったり(図17における鎖線Y参照)、第二コイル9bの巻き終わりの巻線14が第三コイル9c側に向かって広がったり(図17における鎖線Z参照)するのを防止できる。このため、各コイル9a,9b,9cの巻き始めと巻き終わりが隣接するティース12(例えば、3番ティース12や5番ティース12)に引っ掛かるのを防止することができ、それぞれ巻き始めと巻き終わりを確実に所望のティース12に巻きつけることができる(図18参照)。よって、各ティース12に巻装されるアーマチュアコイル9の巻き崩れを容易に防止することが可能になり、占積率を向上することができると共に、巻き崩れによるアーマチュア3のアンバランス化を防止できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
さらに、上述の実施形態では、直流モータ2をパワーウインドウ装置1に適用した場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、車両のサンルーフ駆動用モータや、電動シート用のモータとして適用することが可能である。
そして、上述の実施形態では、ヨーク本体5Aの内周面に周方向に分割された瓦状の永久磁石7が6個等間隔に固定されている場合について説明したが、これに限られるものではなく、中空円筒状に形成された極異方性希土類ボンド磁石を6極に着磁したものであってもよい。
また、上述の実施形態では、永久磁石7としてネオジ焼結磁石を用いた場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、焼結フェライト磁石やネオジボンド磁石であってもよい。
本発明によれば、ブラシ付きの直流モータにおいて、直流モータの構成を6極9スロット9セグメントとし、且つ同電位となるセグメント同士が短絡部材によって短絡されているため、設置するブラシを一対とすることができる。しかも、その一対のブラシを回転軸を中心にして互いに点対称となるように配置しているため、ブラシを90°間隔に配置した場合と比較して直流モータの扁平化を図ることができる。
2 直流モータ
3 回転軸
5 ヨークハウジング
6 アーマチュア
7 永久磁石
8 アーマチュアコア
9 アーマチュアコイル(コイル)
9a 第一コイル
9b 第二コイル
9c 第三コイル
10 コンミテータ
12 ティース
13,13a〜13i スロット
14 巻線
14a 渡り線
15,15a〜15f セグメント
17 接続線(短絡部)
20 ブラシホルダ
21 ブラシ
65,66 給電部
68 コンデンサ(雑防素子)
69 チョークコイル(雑防素子)
80 アーマチュアコア本体
81 ティース部(ティース)

Claims (6)

  1. ヨークハウジングと、前記ヨークハウジングの内周面に固定され磁極数が6極の永久磁石と、前記永久磁石の内側に回転自在に支持されたアーマチュアとを備え、
    前記アーマチュアは、前記ヨークハウジングに軸支される回転軸と、前記回転軸に外側から嵌めこまれて固定されるアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ9個のセグメントを周方向に配置したコンミテータとを備え、
    各セグメントに、それぞれ巻線を固定するためのライザを形成し、
    前記アーマチュアコアは、径方向に向かって放射状に延びる9つのティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる9つのスロットとを有し、
    前記ティースに、前記巻線が集中巻き方式にて巻かれることによりコイルが形成され、このコイルが、前記アーマチュアコアの周方向に120°間隔をあけて3つ配置されると共に、それぞれ直列接続されてアーマチュアコイルを形成し、
    前記アーマチュアコイルの巻き始め端部および巻き終わり端部を、予め定められた前記ライザに固定すると共に、同電位となる前記セグメント同士の前記ライザに、前記巻線から成る接続線を固定し、同電位となる前記セグメント同士を電気的に接続した直流モータ。
  2. 前記セグメントに摺接する一対のブラシを前記回転軸を中心にして互いに点対称となるように配置した請求項1に記載の直流モータ。
  3. 前記アーマチュアコイルの巻き始め端部と巻き終わり端部となる前記巻線、および前記接続線は、前記ライザを介して連続して形成されている請求項1又は請求項2に記載の直流モータ。
  4. 前記永久磁石は、希土類磁石である請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の直流モータ。
  5. 前記接続線は、前記コンミテータと前記アーマチュアコアとの間に配線されている請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の直流モータ。
  6. 前記永久磁石は、周方向に隣り合う永久磁石同士が異なる磁極になるよう配置され、
    異なる磁極の前記永久磁石に対応するように、前記ブラシが配置されている請求項2〜請求項5の何れか一項に記載の直流モータ。
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