JP5840412B2 - 直流モータおよび減速機付き直流モータ - Google Patents

直流モータおよび減速機付き直流モータ Download PDF

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この発明は、コンミテータとブラシとで電源から供給される電流を整流する直流モータおよびこの直流モータを備える減速機付き直流モータに関し、ブラシが摺接するセグメントが放射状に配置されたディスクタイプのコンミテータが用いられた直流モータおよびこの直流モータを備える減速機付き直流モータに関する。
一般に、特許文献1に示されるように、直流モータは、有底筒形状のヨークハウジングと、ヨークハウジングの内周に取り付けられたマグネットと、マグネットの内側にてヨークハウジング内に回転自在に配置されるアーマチュアコアと、ブラシ装置とを備える。
アーマチュアは、棒状のモータ軸と、モータ軸に固定されたアーマチュアコアと、アーマチュアコアに巻装されたコイル線よりなるアーマチュアコイルと、モータ軸に固定されたコンミテータとを備える。ここで、コンミテータは、円筒の樹脂部材からなるコンミテータ本体と、コンミテータ本体の外周に等ピッチに配置されたセグメントと、セグメントに一体的に形成されるとともに、アーマチュアコイルのコイル線が掛けられるライザとを有する。
ブラシ装置は、コンミテータのセグメントに摺接する複数のブラシと、ブラシに一体的に接続され電源からの電流をブラシに供給するピグテールと、ブラシが取り付けられるブラシ装置本体と、ブラシをセグメントに向けて付勢するバネ部材とを有する。
このような直流モータでは、電源からの電流の供給によりアーマチュアが回転し、この回転にともないコンミテータに摺接するブラシは摩耗する。そして、このブラシの摩耗によりブラシの摩耗粉がブラシからモータ内部に排出され、この導電性の摩耗粉がモータ内部のアーマチュアやブラシ装置に付着する。ここで、ブラシ装置には、ブラシやピグテールの他に、アーマチュアの回転により生ずる電気的なノイズを除去するためにチヨークハウジングコイルやコンデンサ等の複数の電子部品、ならびにこれらの電子部品を接続する接続部材が設けられている。
国際公開番号WO2008/062791号公報
しかしながら、ブラシ装置内に配されるピグテールおよび電子部品等を接続する接続部材といった導通部材には絶縁被膜などの絶縁処理がなされていない。そのため、上記の導電性の摩耗粉が導通部材に付着することにより、モータのアーマチュアコイルに適正な電流が供給されないおそれがある。
そこで、上記の事情に鑑み、この発明は、ブラシの摩耗粉がブラシ装置に設けられたピグテール等の導通部材に付着することのない直流モータおよびこの直流モータを用いた減速機付き直流モータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために請求項1に記載の直流モータは、有底円筒形状のヨークハウ
ジングと、ヨークハウジングの内周に取り付けられたマグネットと、マグネットの内周にてヨークハウジング内に回転自在に配置されたアーマチュアと、アーマチュアに電源からの電流を供給するブラシ装置を備える。
アーマチュアは、棒状のモータ軸と、モータ軸に固定されたアーマチュアコアと、モータ軸に固定されるとともに、樹脂より形成されたコンミテータと、コンミテータ本体に取り付けられた複数のセグメントと、セグメントに一体的に形成されるとともにアーマチュアコイルのコイル線が掛けられるライザとを有する。
ブラシ装置は、セグメントに摺接する複数のブラシと、ブラシに一体的に接続されるとともに電源からの電流をブラシに供給するピグテールと、ブラシ取り付けられるとともにピグテールが配されるブラシ装置本体と、ブラシをセグメントに向けて付勢するバネ部材とを有する。
そして、コンミテータは、ヨークハウジングの開口側に配置されるとともに、セグメントがモータ軸に対し直交する方向に放射状に配置されたディスクタイプのコンミテータである。また、ブラシ装置は、コンミテータに近接した位置にて、ヨークハウジングの開口部に取り付けられ、かつ前記ブラシに対し直列に接続されるPTC素子を備え、ブラシ装置のブラシ装置本体は、セグメントに対向して配置されるとともに、ヨークハウジングの開口部を封じる隔離壁を備え、隔離壁にはブラシが挿通する挿通孔が形成されており、挿通孔を挿通して配置されるブラシのセグメントとの摺接部と、ピグテールとは隔離壁を挟んで互いに反対側に配され、かつ前記隔離壁には、前記挿通孔を囲んで前記ピグテール側に筒状に形成されるとともに、前記ブラシを直動可能に保持するブラシ保持部が設けられているとともに、前記アーマチュアの前記モータ軸の一部を軸支する軸受が取り付けられており、さらに、前記隔離壁は、前記コンミテータとは反対側に、前記軸受を保持する軸受保持部、電子部品を保持する端子保持部、雑防素子を保持するコイル保持部、および前記PTC素子を保持するPTC保持部を備えている
ここで、コンミテータのセグメントと、このセグメントに摺接するブラシとの摩擦接触により、セグメントに摺接するブラシの摺接部からは摩耗粉が排出される。しかし、請求項1に記載の直流モータによれば、この摩耗粉が排出されるブラシの摺接部と、導通部材であるピグテールとの間には、両者を隔離する隔離壁が形成されている。そして、この隔離壁は、コンミテータが配置されるヨークハウジングの開口側において開口部を封じている。そのため、ブラシから排出された摩耗粉は、ブラシの摺接部に対し隔離壁を挟んだ反対側に排出されることがない。そのため、ブラシの摩耗粉がブラシ装置に設けられ、ブラシの摺接部に対し隔離壁を挟んだ反対側に配されたピグテール等の導通部材に付着することがない。
また、請求項1に記載の直流モータによれば、この直流モータに備わるコンミテータは、セグメントがモータ軸に対し直交する方向に放射状に配置されたディスクタイプのコンミテータである。
ディスクタイプのコンミテータは、セグメントがモータ軸に直交する方向に放射状に配置されているため、各セグメントのモータ軸に直交する方向(半径方向)の長さを長くすることにより、ブラシと摺接する部分の長さ(摺接長さ)を長くすることができる。そして、この摺接長さを長くすることにより、セグメントに摺接するブラシの摺接幅を大きくすることができる。このように、ブラシの摺接幅を大きくし、ブラシの断面積を大きくすることができれば、ブラシとセグメントとの面圧を小さくすることができ、ブラシが摩耗する速度を遅くすることができブラシの耐久性を向上することができる。さらに、ブラシの断面積を大きくすることができれば、ブラシ自体の電気抵抗を少なくすることができ、モータ効率の向上に寄与することができる。
ここで、ディスクタイプのコンミテータの場合、セグメントに摺接するブラシをモータ軸に直交する方向(半径方向)ではなく、モータ軸の軸方向に(モータ軸方向)に配置することができる。そのため、ブラシが半径方向においてブラシの外側に配置されないため、各セグメントを半径方向に長くすることが容易である。従って、ディスクタイプのコンミ
テータは、セグメントのブラシと摺接する部分の長さを長くすることが可能であり、断面積(接触幅)の大きいブラシを用いることが可能である。そのため、ブラシの耐久性を向上するとともにモータ効率を向上することができる。
請求項2に記載の直流モータは、請求項1に記載の直流モータにおいて、ブラシはモータ軸に略平行な方向に配置されている。また、ブラシ装置本体の隔離壁は、ブラシが取り付けられた本体部と、この本体部の外縁においてブラシを囲んで一体的に形成された挿入部を備える。そして、ブラシ装置本体は、ヨークハウジングの開口部内に挿入されるとともに開口部の内周に挿入部の外周が当接した状態で配置される。
請求項2に記載の直流モータによれば、ブラシ装置本体の隔離壁はブラシが取り付けられた本体部と、この本体部の外縁において一体的に形成された挿入部を備え、ブラシ装置本体はヨークハウジングの開口部内に挿入される。そして、挿入されたブラシ装置本体において、挿入部の外周はヨークハウジングの開口部の内周に当接した状態となる。
このように、摩耗粉を排出するブラシの摺接部と、導通部材であるピグテールとを隔てる隔離壁において、本体部の外縁に一体的に形成された挿入部の外周がヨークハウジングの開口部の内周に当接した状態となる。また、挿入部の形状はヨークハウジングの内周の形状に合わせ両者を緊密に密接させることが可能であるとともに、挿入部の軸方向の長さを長くすることにより、両者の当接面積を増加させることも容易である。そのため、隔離壁とヨークハウジングとの間の密閉性を容易に向上させることができ、ブラシから排出された摩耗粉が導通部材であるピグテール側に排出されることを効果的に抑止することができる。
また、請求項2に記載の直流モータによれば、ヨークハウジング内に挿入されるブラシ装置本体の挿入部はブラシを囲んで形成されており、挿入部に囲まれるブラシはモータ軸に略平行な方向に配置されている。ブラシがモータ軸に略平行な方向に配置されることにより、ブラシはモータ軸まわりにコンパクトな位置にレイアウトすることができ、このブラシを囲む挿入部もモータ軸まわりにコンパクトな形状となる。このように、隔離壁の挿入部がモータ軸まわりにコンパクトな形状となることにより、ヨークハウジングの開口部内に挿入されるブラシ装置本体もモータ軸まわりにコンパクトな形状となる。
そのため、ブラシ装置本体が挿入されるヨークハウジングの開口部を小さくすることができ、ヨークハウジングにおいてマグネットが取り付けられる部分の外径に対し、ブラシ装置本体が取り付けられる部分の外径を大きくする必要がなくなる。これにより、ヨークハウジングの側面形状をモータ軸方向に凸部のないストレートな形状とすることができ、例えば、ヨークハウジングが絞り加工により製造される場合、この製造工程を簡略化することができヨークハウジングを低コストに製造することができる。
さらに、請求項12に記載の減速機付き直流モータは、少なくとも請求項1または請求項2に記載された直流モータを備えた減速機付き直流モータである。
本発明によれば、ブラシの摩耗粉がブラシ装置に設けられたピグテール等の導通部材に付着することのない直流モータおよびこの直流モータを用いた減速機付き直流モータを提供することができる。
本発明の実施の形態における減速機付き直流モータを示す斜視図である。 本発明の実施の形態における減速機付き直流モータを示す展開正面図である。 本発明の実施の形態における直流モータを示す断面図である。 本発明の実施の形態における直流モータのブラシ装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における直流モータのブラシ装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における直流モータのブラシ装置を示す正面図である。 図6にてA−A断面にて示される断面図である。
次に、図1および図2に基づき、本発明の実施の形態である減速機付き直流モータについて説明する。
減速機付き直流モータ1は、伝達部材16が取り付けられたモータ軸41を備える直流モータ10と、電源からの電流を直流モータ10に供給するコネクタ装置20と、出力ギヤ32が取り付けられた出力軸31を備える減速機30と、を備える。そして、減速機付き直流モータ1は、例えば、自動車のパワーウィンドウ用の駆動装置として用いられる。
コネクタ装置20は、自動車内に配策されている電源線の端部に設けられているカプラが接続され、電源(バッテリー)からの電流が供給されるコネクタ部22と、直流モータ10と減速機30に挟持されることにより直流モータ10に取り付けられる本体部21と、コネクタ部22に電気的に接続されるとともに、直流モータ10に電気的かつ機械的に接続され、直流モータ10に電源からの電流を供給するオス端子(23,24)を備える。
減速機30は、ウォーム軸(図示せず)およびウォームホイール(図示せず)と、ウォームホイール(図示せず)に取り付けられた出力軸31と、ウォーム軸(図示せず)およびウォームホイール(図示せず)ならび出力軸31が取り付けられているハウジング33とを備える。直流モータ10のモータ軸41に取り付けられた伝達部材16は、ウォーム軸(図示せず)に機械的に接続される。
次に、図3に基づき、本発明の実施の形態である直流モータについて説明する。
直流モータ10は、有底筒形状のヨークハウジング11と、ヨークハウジング11の内周に取り付けられたマグネット12と、マグネット12の内側にてヨークハウジング11内に回転自在に配置されたアーマチュア40と、アーマチュア40に備わるコンミテータ46に近接した位置にて、ヨークハウジング11の開口部11aに取り付けられたブラシ装置と、を備える。
アーマチュア40は、棒状のモータ軸41と、モータ軸41に固定されたアーマチュアコア42と、アーマチュアコア42の端面にそれぞれ取り付けられたインシュレータ(43,44)と、インシュレータ(43,44)の外側からアーマチュアコア42に巻装されたコイル線MWよりなるアーマチュアコイル45と、モータ軸に固定されたコンミテータ46と、を備える。
コンミテータ46は、樹脂より形成されたコンミテータ本体47と、コンミテータ本体47の端面に取り付けられた複数のセグメント48と、各セグメントに一体的に形成されるとともにアーマチュアコイル45のコイル線WMが掛けられるライザ49と、を備える。上記のように、コンミテータ46は、各セグメント48がコンミテータ本体47の端面に、モータ軸41に対し直交する方向に配置されたディスクタイプのコンミテータとなっている。また、コンミテータ46は、ヨークハウジング11の開口側に配置されている。
ヨークハウジング11の底部には、スラストプレート13が設けられているとともに、凹
部にスチールボール15を配した含浸メタル14が、底部の内壁に圧入にてとりつけられている。また、ブラシ装置50にも、ヨークハウジング11の底部と同様に軸受としてのメタル58が設けられている。そして、アーマチュア40は、含浸メタル14およびメタル58によって、ヨークハウジング11内に軸支されている。
次に、図4から図7に基づき、本実施の形態のブラシ装置50について説明する。図4から図7において、図4はブラシ装置50の斜視図であり、図5は図4においてA方向から見たブラシ装置50の斜視図である。また、図6は図4においてA方向から見たブラシ装置50の正面図であり、図7は図6にてB−B断面で示されるブラシ装置50の断面図である。
ブラシ装置50は、樹脂より形成されたブラシ装置本体51と、ブラシ装置本体51に取り付けられたブラシ(52,53)と、ブラシ(52,53)に一体的に接続されるとともにブラシ装置本体51に配されるピグテール(52a,53a)と、ブラシ装置本体51に配置される複数の電子部品(61〜67)と、複数の電子部品(61〜67)を接続する接続部材(69〜72)と、を備える。また、ブラシ装置50は、ブラシ(52,53)をセグメント48に向けて付勢するバネ部材としてのコイルバネ(54,55)、およびコイルバネ(54,55)を支持するスプリングホルダ(56,57)を備える。
ブラシ装置本体51は、略有底筒形状の隔離壁51aと、隔離壁51aにそれぞれ一体的に形成された軸受保持部51b、ブラシ保持部(51c,51d)、端子保持部(51e,51f)、コイル保持部(51g,51h)、PTC保持部51iを備える。
隔離壁51aは、ブラシ(52,53)が挿通する挿通孔(51k,51l)が形成された略板形状の本体部51a1と、本体部51a1の外縁にて一体的に形成された挿入部51a2と、を備え、挿通孔(51k,51l)を挿通して配置されるブラシ(52,53)におけるセグメント48との摺接部(52b,53b)と、ピグテール(52a,53a)とは、隔離壁51aの本体部51a1を挟んで互いに反対側に配置される。
ブラシ装置本体51に備わるブラシ保持部(51c,51d)は、隔離壁51aの本体部51a1において、挿通孔(51j,51k)を囲んでピグテール(52a,53a)側に筒状に形成されるとともにブラシ(52,53)を直動可能に保持する。そして、ブラシ(52,53)を付勢するコイルバネ(54,55)は、ブラシ保持部(51c,51d)内においてブラシ(52,53)の後端(52c,53c)側に配されるとともに、一端がブラシ(52,53)の後端(52c,53c)に当接する。また、スプリングホルダ(56,57)は、ブラシ保持部(51c,51d)の開口部に取り付けられるとともに、コイルバネ(54,55)の他端を支持し、スプリングホルダ(56,57)によりコイルバネ(54,55)はセグメント58に付勢される。
ブラシ保持部(51c,51d)は本体部51a1に略垂直に立設して形成され、ブラシ保持部(51c,51d)に保持されるブラシ(52,53)は本体部51a1に対して略垂直に配置される。
上記の挿入部51a2は、本体部51a1に外縁においてブラシ(52,53)を囲んで形成され、この形成される方向は、ブラシ(52,53)の摺接部(52b,53b)を挟んで反対側であるピグテール(52a,53a)側である。そして、図3に示すように、ブラシ装置本体51の隔離壁51aは、本体部51a1がセグメント48に対向して配置される位置にてヨークハウジング11の開口部11a内に挿入されるとともに、開口部11aの内周に挿入部51a2の外周が当接した状態で配置される。このような配置状態においてブラシ(52,53)は、モータ軸41に対し略平行な方向に配置される。
次に、ブラシ装置50に、電子部品(61〜67)および複数の電子部品(61〜67)を接続する接続部材(69〜72)、ならびに電子部品(61〜67)を保持する各保持部(51e,51f,51g,51h,51i)に、主に図7に基づき説明する。
電子部品(61〜67)は、コネクタ装置20のオス端子(23,24)がそれぞれ接続されるメス端子(61,62)、コア部材63bに巻きつけられたコイル63aを有するチョークコイル63、コア部材64bに巻きつけられたコイル64aを有するチョークコイル64、およびコンデンサ(65,66)から構成され、これらの電子部品(61〜67)は、ブラシ装置本体51において挿入部51a2内に配置されている。
メス端子61は、本体部51a2に一体形成された筒形状の端子保持部51e内に配置され、チョークコイル62は、同じく本体部51a2に一体形成された筒形状のコイル保持部51g内に配置される。そして、チョークコイル63の一端は、ブラシ53に接続されたピグテール53aに止め輪68aにより接続され、チョークコイル63の他端は、板状の接続部材69によりメス端子61に接続される。
また、メス端子62は、本体部51a2に一体形成された筒形状の端子保持部51f内に配置され、チョークコイル64は、同じく本体部51a2に一体形成された筒形状のコイル保持部51h内に配置され、PTC素子67は、同じく本体部51a2に一体形成された板形状のPTC保持部51i内に配置される。そして、チョークコイル64の一端は、ブラシ52に接続されたピグテール52aに止め輪68bにより接続され、チョークコイル64の他端は、PTC素子67の端子67bにクリップ形状の接続部材72により接続され、メス端子62はPTC素子67の端子67aにスポット溶接により接続される。
コンデンサ65とコンデンサ66とはそれらの一方の端子が板状の接続部材70により直列に接続され、コンデンサ65の他方の端子は、接続部材69によりチョークコイル63およびメス端子61に接続され、コンデンサ66の他方の端子は、接続部材71によりチョークコイル64に接続される。
本実施の形態では、アーマチュアコイル45へ供給される電流が過電流となるのを防止する手段として、PTC素子67を用いているが、サーキットブレーカであってもよい。
1 減速機付き直流モータ
10 直流モータ
11 ヨークハウジング
11a 開口部
12 マグネット
20 コネクタ装置
30 減速機
40 アーマチュア
41 モータ軸
45 コイル
46 コンミテータ
47 コンミテータ本体
48 セグメント
49 ライザ
50 ブラシ装置
51 ブラシ装置本体
51a 隔離壁
51a1 本体部
51a2 挿入部
51b 軸受保持部
51c,51d ブラシ保持部
51e,51f 端子保持部
51g,51h コイル保持部
51i PTC保持部
51j 挿入孔
51k 挿入孔
52,53 ブラシ
52a,53a ピグテール
52b,52b 摺接部
52c,53c 後端
54,55 バネ部材(コイルバネ)
56,57 スプリングホルダ
58 メタル(軸受)
61,62 メス端子(電子部品)
63,64 チョークコイル(雑防素子
65,66 コンデンサ(電子部品)
67 PTC素
67a 端子
67b 端子
68a 止め輪
68b 止め輪
69,70,71,72 接続部材
MW コイル線

Claims (8)

  1. 略有底多角筒形状のヨークハウジングと、
    前記ヨークハウジングの内周に取り付けられたマグネットと、
    前記マグネットの内側にて前記ヨークハウジング内に回転自在に配置されるとともに、棒状のモータ軸と、前記モータ軸に固定されたアーマチュアコアと、前記アーマチュアコアに巻装されたコイル線よりなるアーマチュアコイルと、前記モータ軸に固定されるとともに、樹脂より形成されたコンミテータ本体と、前記コンミテータ本体に取り付けられた複数のセグメントと、前記セグメントに一体的に形成されるとともに前記アーマチュアコイルのコイル線が掛けられるライザとを有するコンミテータとを有するアーマチュアと、
    前記コンミテータの前記セグメントに摺接する複数のブラシと、前記ブラシに一体的に接続されるとともに電源からの電流を前記ブラシに供給するピグテールと、前記ブラシが取り付けられるとともに前記ピグテールが配されるブラシ装置本体と、前記ブラシを前記セグメントに向けて付勢するバネ部材とを有するブラシ装置と、を備える直流モータにおいて、
    前記コンミテータは、前記ヨークハウジングの開口側に配置されるとともに、前記セグメントが前記モータ軸に対し直交する方向に放射状に配置されたディスクタイプのコンミテータであり、
    前記ブラシ装置は、前記コンミテータに近接した位置にて、前記ヨークハウジングの開口部に取り付けられ、かつ前記ブラシに対し直列に接続されるPTC素子を備え、
    前記ブラシ装置の前記ブラシ装置本体は、前記セグメントに対向して配置されるとともに、前記ヨークハウジングの前記開口部を封じる隔離壁を備え、
    前記隔離壁には前記ブラシが挿通する挿通孔が形成されており、前記挿通孔を挿通して配置される前記ブラシの前記セグメントとの摺接部と、前記ピグテールとは前記隔離壁を挟んで互いに反対側に配され、
    かつ前記隔離壁には、前記挿通孔を囲んで前記ピグテール側に筒状に形成されるとともに、前記ブラシを直動可能に保持するブラシ保持部が設けられているとともに、前記アーマチュアの前記モータ軸の一部を軸支する軸受が取り付けられており、
    さらに、前記隔離壁は、前記コンミテータとは反対側に、前記軸受を保持する軸受保持部、電子部品を保持する端子保持部、雑防素子を保持するコイル保持部、および前記PTC素子を保持するPTC保持部を備えていることを特徴とする直流モータ。
  2. 請求項1に記載された直流モータにおいて、
    前記ブラシは、前記モータ軸に略平行な方向に配置されており、前記ブラシ装置本体の前記隔離壁は、前記ブラシが取り付けられる本体部と、前記本体部の外縁において前記ブラシを囲んで一体的に形成された挿入部を備え、
    前記ブラシ装置本体は、前記ヨークハウジングの開口部内に挿入されるとともに前記開口部の内周に前記挿入部の外周が当接した状態で配置されることを特徴とする直流モータ。
  3. 請求項2に記載された直流モータにおいて、
    前記隔離壁の前記挿入部は、前記本体部において前記ブラシの前記摺接部に対し前記本体部を挟んで反対側である前記ピグテール側に一体的に形成されていることを特徴とする直流モータ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一つの請求項に記載された直流モータにおいて、
    前記雑防素子は、前記ブラシに対し直列に接続されるチョーコイルを備えることを特徴とする直流モータ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一つの請求項に記載された直流モータにおいて、
    前記ブラシは正極ブラシと負極ブラシから構成されるとともに、前記ブラシ装置は前記正極ブラシと前記負極ブラシに対し並列に接続されるコンデンサを備えることを特徴とする直流モータ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一つの請求項に記載された直流モータにおいて、
    前記ブラシ装置は、電源からの電力を供給するコネクタ装置のオス端子が接続されるとともに、前記ブラシに対し直列に接続され、前記電子部品であるメス端子を備えることを特徴とする直流モータ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一つの請求項に記載された直流モータにおいて、
    前記バネ部材は、前記ブラシ保持部内において前記ブラシの後端側に配されるとともに、一端が前記ブラシの後端に当接するコイルバネであり、
    前記ブラシ装置は、前記ブラシ保持部の開口部に取り付けられるとともに、前記コイルバネの他端を支持するスプリングホルダを備えることを特徴とする直流モータ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一つの請求項に記載された直流モータを備えることを特徴とする減速機付き直流モータ。
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