JPH0515749Y2 - - Google Patents

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JPH0515749Y2
JPH0515749Y2 JP1987188189U JP18818987U JPH0515749Y2 JP H0515749 Y2 JPH0515749 Y2 JP H0515749Y2 JP 1987188189 U JP1987188189 U JP 1987188189U JP 18818987 U JP18818987 U JP 18818987U JP H0515749 Y2 JPH0515749 Y2 JP H0515749Y2
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brush
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pigtail
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電気式燃料ポンプ、発電機等の回転
機に使用されるブラシの電気的接続構造に関す
る。
[従来の技術] 従来、例えば、電気式燃料ポンプに使用される
ブラシに給電するための電気的接続構造につい
て、特開昭58−202364号公報、または特開昭59−
29765号公報が開示されている。
上記公報では、ブラシホルダーに取り付けられ
た円筒形を呈する導電体の内部に、ブラシとブラ
シを整流子に圧接するためのブラシスプリングと
を挿入する構造となつている。
ブラシと導電体との電気的接続について、特開
昭58−202364号公報に記載のものは、ブラシに接
触するブラシスプリングを直接導電体に接触させ
てブラシと導電体との電気的接続を行つていた。
また、特開昭59−29765号公報に記載のものは、
ブラシの先端にピグテールを取り付け、さらにピ
グテールの先端に金属板を接続し、その金属板と
導電体とをブラシスプリングによつて圧接させる
ことによりブラシと導電体との電気的接続を行つ
ていた。
ところが、上記公報に開示されたブラシと導電
体との電気的接続構造によると、ブラシスプリン
グと導電体との間、およびピグテールの先端に接
続した金属板と導電体との間の接続部に酸化被膜
ができるため、経年変化によつて接触抵抗が大き
くなり、整流子に印加される実効的な電圧が低下
してしまう問題点を有していた。
そこで、第7図に示すように、導電体100に
ピグテール101の一端101aを貫通させ、半
田付けにより固定することで、導電体100とピ
グテール101との摺接をなくしたものが考案さ
れている。
また、上記公報において、ターミナルとしての
導電体に外部電源を接続する際には、導電体の外
周に形成したねじ部に、ワツシヤを介して外部電
源のリード線をナツトにより締め付け固定するこ
とで電気的接続を行つていた。
そこで近年、導電体への外部電源のリード線の
接続を簡単にするため、第8図に示すように、導
電体200のねじ部200aに板状ターミナル2
01を嵌め込み、ナツト202で締め付け固定し
て取り付けたものが考案され、板状ターミナル2
01に外部電源のリード線に接続されたコネクタ
(図示しない)を嵌め合わせて、外部電源とター
ミナルとの電気的接続が行われる。
[考案が解決しようとする問題点] しかるに、半田は比較的弱い合金であるため、
燃料ポンプに伝わる振動や、燃料ポンプ内部の燃
料圧力が半田付け部に加わり、半田付け部に断続
的疲労破壊が生じる。その結果、半田付け部にク
ラツクが発生し、燃料ポンプ内の燃料が漏れる可
能性があつた。
また、外部電源のリード線の接続を簡単にする
ため、板状ターミナルを用いる際には、別体で形
成した板状ターミナルを、導電体にナツトで締め
付け固定する必要があり、部品点数が多くなるこ
とから作業性が悪くなる問題点を有していた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的は、ブラシに給電する際の、外部電源か
らの電気的接続を容易にするとともに、ブラシへ
の電気的接続を確実に行うことができ、且つブラ
シ周辺の密閉性を向上させることのできるブラシ
の電気的接続構造を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、整流子に
通電するためのブラシと、該ブラシをその軸方向
に挿入して前記整流子に向けて収納するブラシ収
納穴が形成されたブラシホルダーと、一端が前記
ブラシに電気的に接続されたピグテールと、中空
筒型を呈する先端側が前記ブラシ収納穴に圧入に
より固定されて、前記ブラシ収納穴より突出する
後端側に、前記ピグテールの他端が挿通される挿
通穴を有する凸部が設けられて、この凸部が外周
からかしめられることにより前記ピグテールと電
気的に接続される導電体と、該導電体を介して前
記ブラシホルダーに取り付けられ、外部電源と電
気的接続がなされるコネクタを嵌め合わせること
によつて、前記外部電源と前記導電体とを電気的
に接続させるターミナルとからなることを技術的
手段とする。また、導電体の前記後端側には、前
記ブラシ収納穴より大きなフランジ部が一体に形
成され、前記後端側には、前記ターミナルを固定
する肉厚部が設けられたことを特徴とする。
さらに、前記ピグテールの他端は、前記挿通穴
を通つて前記凸部の外部へ突出し、前記凸部のか
しめにより前記導電体と接続された後、前記凸部
の外部で半田付けされることを特徴とする。
[作用] 上記構成よりなる本考案は以下の作用を奏す
る。
ピグテールは、その一端がブラシ収納穴に収納
されたブラシと電気的に接続され、他端が、導電
体の後端側に設けられた凸部の挿通穴に挿通され
た後、凸部が外周からかしめられることによつて
導電体との電気的接続がなされる。
導電体は、中空筒型を呈する先端側がブラシ収
納穴に圧入により固定されることにより、先端側
の全周においてブラシホルダーとの間が液密にシ
ールされる。
ターミナルは、導電体を介してブラシホルダー
に取り付けられ、このターミナルに、外部電源と
電気的接続がなされるコネクタを嵌め合わせるこ
とによつて、外部電源と導電体との電気的接続が
なされる。
[考案の効果] 本考案によれば、ブラシに給電する際に、外部
電源と電気的接続がなされるコネクタを、ターミ
ナルに嵌め合わせるのみでよく、外部電源からの
電気的接続を容易に行うことができる。
また、ピグテールの他端を凸部の挿通穴に挿通
した後、その凸部を外周からかしめ固定するた
め、ピグテールと導電体との電気的接続を確実に
行うことができるとともに、接続強度を向上させ
ることができる。また、導電体の先端側がブラシ
収納穴に圧入により固定されることにより、導電
体とブラシホルダーとのシール性を高めることが
できる。
[実施例] 次に、本考案のブラシの電気的接続構造を図面
に示す一実施例に基づき説明する。
第1図はブラシの電気的接続構造を示す構成
図、第2図は第1図で示したブラシの電気的接続
構造を適用した車両用燃料ポンプの断面図であ
る。
本実施例の燃料ポンプ1は、図示しない車両の
燃料タンクから燃料を吸い上げ、気化器へ圧送す
る働きをする。
燃料ポンプ1は、筒状ハウジング2の底部(第
2図下側)に燃料吸入口3を形成し、上部に燃料
吐出口4を形成している。
ハウジング2の内部には、ポンプ部とモータ部
とが構成され、ポンプ部は、ポンプケーシング5
とポンプカバー6とで形成されるポンプ室7、お
よびポンプ室7内に配設されたインペラ8からな
り、インペラ8の回転によつて燃料タンクから吸
い上げられた燃料ポンプ室7内に供給され、ポン
プ室7内で昇圧して圧送される。
モータ部は、ハウジング2内の略中央部に配設
されたアーマチユア9、アーマチユア9の外周に
配設されたマグネツト10、アーマチユア9に電
流を流すための整流子11およびブラシ12など
から構成される。
なお、アーマチユア9を回転可能に支持するア
ーマチユアシヤフト13は、一端(第2図上側)
がベアリング14により支持され、他端がインペ
ラ8の中心部を貫通して設けられている。
ハウジング2の上部側には、樹脂等よりなる電
気絶縁性のブラシホルダー15が形成され、円柱
形状のブラシ12を摺動自在に保持するためのブ
ラシ収納穴16が開設されている。
ブラシ収納穴16の上部位置には、第1図およ
び第2図に示すごとく、金属製の導電体17が挿
入されている。
この導電体17は、中空筒型を呈する先端側
(図1の下側)がブラシ収納穴16に圧入により
固定されて、後端側がブラシ収納穴16より突出
されている。後端側には、先端側がブラシ収納穴
16に圧入された際に、ブラシ収納穴16の開口
端部に係止するためのフランジ部17aが形成さ
れ、フランジ部17aの上部に肉厚部17bが形
成されている。さらに、肉厚部17bの上部中央
には凸部17cが形成され、凸部17cの中心部
から導電体17の内部に至るまで、後述するピグ
テール18を挿通するための挿通穴19が開設さ
れている。
ブラシ収納穴16に収納されたブラシ12は、
筒状導電体17の内部に配設されたブラシスプリ
ング20により、アーマチユア9とともに回転す
る平板整流子11に摺接するよう圧接されてい
る。
カーボンあるいは金属黒鉛より構成されるブラ
シ12には、銅線をより合わせて形成したピグテ
ール18の一端(第1図下側)18aが接続さ
れ、他端18bが上述した導電体17の凸部17
cを貫通して開設された挿通穴19に挿通された
後、凸部17cを外周からかしめることにより固
定される。なお、本実施例では、ピグテール18
をかしめ固定した後、さらに半田付けを行うこと
で、燃料の漏れを確実に防ぐとともに、ピグテー
ル18と導電体17との電気的な接続状態をより
良くしている。
導電体17の肉厚部17bの外周には、第3図
ないし第5図に示すような断面L型を呈する金属
製の板状ターミナル21が嵌め合わされ、その
後、肉厚部17bを外側へ押しつぶして固定され
る。
なお、第3図は板状ターミナル21の平面図、
第4図は側面図、第5図は正面図を示す。
板状ターミナル21は、図示しない外部電源の
リード線に接続されたメスコネクタが嵌め合わさ
れることで、外部電源との電気的接続が行われ
る。
上記のように、板状ターミナル21にメスコネ
クタが嵌め合わされた後、外部電源を投入するこ
とにより、金属製の板状ターミナル21を介して
導電体17が導通され、導電体17の凸部17c
でかしめ固定されたピグテール18を介して、ピ
グテール18の一端18aが接続されたブラシ1
2に給電される。
このように、導電体17に、ピグテール18を
介してブラシ12と電気的接続がなされる板状タ
ーミナル21を取り付けたことにより、外部電源
からブラシ12に給電する際に、外部電源のリー
ド線に接続されたメスコネクタを板状ターミナル
21に嵌め合わせるのみでよく、外部電源からの
電気的接続を容易に行うことができる。
また、ピグテール18の他端18bを凸部17
cの挿通穴19に挿通した後、かしめ固定するこ
とにより、ピグテール18と導電体17との電気
的接続を確実に行うことができるとともに、従来
のように、半田付けによりピグテール18と導電
体17とを固定した際に生じるクラツクの発生を
なくすことができる。そして、導電体17は、中
空筒型を呈する先端側がブラシ収納穴16に圧入
によつて固定されることから、先端側の全周でシ
ールされ、ブラシホルダー15と導電体17との
間の液密性が高まることにより、燃料漏れを防止
することができる。
第6図に本考案の第2実施例を示す。
本実施例では、第6図に示すように、板状ター
ミナル21を、導電体17とブラシホルダー15
との間に配設し、導電体17をブラシ収納穴16
に挿入した際に圧入固定するものである。
(変形例) 上記実施例では、車両用燃料ポンプに本考案を
適用したが、発電機等の回転機に使用されるブラ
シの電気的接続構造に適用しても良い。
また、外部電源のリード線に接続されたメスコ
ネクタを板状ターミナルに嵌め合わせる場合を例
示したが、板状ターミナルの方をメスコネクタ形
状に構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を示
し、第1図はブラシの電気的接続構造を示す構成
図、第2図は第1図で示したブラシの電気的接続
構造を適用した車両用燃料ポンプの断面図、第3
図ないし第5図は板状ターミナルの説明図、第6
図は本考案の第2実施例を示すブラシの電気的接
続構造図、第7図および第8図は従来の一例を示
す図である。 図中、12……ブラシ、15……ブラシホルダ
ー、17……導電体、18……ピグテール、21
……板状ターミナル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 整流子に通電するためのブラシ12と、 該ブラシをその軸方向に挿入して前記整流子
    に向けて収納するブラシ収納穴16が形成され
    たブラシホルダー15と、 一端18aが前記ブラシに電気的に接続され
    たピグテール18と、 中空筒型を呈する先端側が前記ブラシ収納穴
    に圧入により固定されて、前記ブラシ収納穴よ
    り突出する後端側に、前記ピグテールの他端1
    8bが挿通される挿通穴19を有する凸部17
    cが設けられて、この凸部が外周からかしめら
    れることにより前記ピグテールと電気的に接続
    される導電体17と、 該導電体を介して前記ブラシホルダーに取り
    付けられ、外部電源と電気的接続がなされるコ
    ネクタを嵌め合わせることによつて、前記外部
    電源と前記導電体とを電気的に接続させるター
    ミナル21とを備えるブラシの電気的接続構
    造。 2) 前記導電体の前記後端側には、前記ブラシ
    収納穴より大きなフランジ部17aが一体に形
    成されたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載のブラシの電気的接続構造。 3) 前記後端側には、前記ターミナルを固定す
    る肉厚部17bが設けられたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のブラシ
    の電気的接続構造。 4) 前記ピグテールの他端は、前記挿通穴を通
    つて前記凸部の外部へ突出し、前記凸部のかし
    めにより前記導電体と接続された後、前記凸部
    の外部で半田付けされることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載のブラシの電
    気的接続構造。
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JPH0192091U JPH0192091U (ja) 1989-06-16
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083179Y2 (ja) * 1989-11-07 1996-01-29 株式会社ユニシアジェックス 燃料ポンプ
JP5840412B2 (ja) * 2011-08-08 2016-01-06 株式会社ミツバ 直流モータおよび減速機付き直流モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640461Y2 (ja) * 1984-02-03 1994-10-19 株式会社安川電機 ブラシホルダ−
JPH066699Y2 (ja) * 1984-12-19 1994-02-16 松下電器産業株式会社 ブラシ保持器

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JPH0192091U (ja) 1989-06-16

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