JP5916196B2 - ブラシ付き電動モータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車のワイパ装置の駆動源等として用いられるブラシ付き電動モータに関する。
自動車のワイパ装置の駆動源としては、従来から、ブラシ付き電動モータが用いられている。ブラシ付き電動モータは、アーマチュア軸に固定されたコンミテータ(整流子)と、コンミテータに摺接する一対のブラシとを備えており、ブラシに供給された駆動電流は所定のタイミングに転流されてアーマチュアコイルに供給される。ワイパ装置に用いられるブラシ付き電動モータとしては、アーマチュア軸が一方向にのみ連続して回転する一方向回転型のものが多く用いられる。この場合、アーマチュア軸の回転はリンク機構等の動力変換機構により揺動運動に変換されてワイパアームに伝達される。
ブラシ付き電動モータは、ブラシとコンミテータとの摺接部分からノイズを発生するので、このノイズが駆動回路を介して外部に放射されて他の電装品や電気製品等に電波障害を与えないような対策が必要である。このような対策としては、駆動回路に雑音防止素子を設け、駆動回路上に乗ったノイズを雑音防止素子により吸収して、電波ノイズがモータ外部に放射されるのを防止する方法がある。
例えば特許文献1には、ブラシを保持するブラシホルダステーにチョークコイルを配置し、このチョークコイルを一方のブラシと電源端子との間に直列に接続するとともに、動力変換機構を収容するフレームの外面上にコンデンサを配置し、このコンデンサを一方の電源端子と他方の電源端子との間に接続し、これらの素子により駆動電流に流れるノイズを吸収するようにしたブラシ付き電動モータが記載されている。
特開2003−32965号公報
特許文献1に示されるブラシ付き電動モータは、アーマチュアに1対の磁極を設けるようにした2極モータとして構成されている。一方、モータを小型・軽量化するために、アーマチュアに2対の磁極を設けた4極モータなど、モータ極数を多極化したブラシ付き電動モータが知られている。このように多極化されたブラシ付き電動モータに対しては、特許文献1に示される雑音防止素子を備えた駆動回路では、電波ノイズの抑制効果が低下し、電波ノイズを十分に低減することができないという問題があった。
本発明の目的は、4極以上のモータ極数を有する多極化されたブラシ付き電動モータが発生する電波ノイズを低減することにある。
本発明のブラシ付き電動モータは、コンミテータが固定されるアーマチュア軸と、前記コンミテータに摺接する第1と第2のブラシと、前記アーマチュア軸を回転自在に収容するヨークと、前記ヨークに固定されて前記第1と第2のブラシを収容するフレームとを備え、4極以上のモータ極数を有するブラシ付き電動モータであって、前記第1のブラシに接続される第1のコネクタ端子と前記第2のブラシに接続される第2のコネクタ端子とを備え、前記フレームの外部に配置される給電用コネクタと、前記第1のブラシと前記第1のコネクタ端子の間および前記第2のブラシと前記第2のコネクタ端子の間にそれぞれ接続される一対の第1の雑音防止素子と、前記第1のブラシと前記第1のコネクタ端子の間および前記第2のブラシと前記第2のコネクタ端子の間に、前記第1の雑音防止素子と並列に接続される第2の雑音防止素子と、前記第1の雑音防止素子と前記第2の雑音防止素子との間に前記第2の雑音防止素子と並列に接続される第3の雑音防止素子と、を有し、前記フレームは金属製であり、前記第1の雑音防止素子、前記第2の雑音防止素子および前記第3の雑音防止素子がそれぞれ前記フレームの内部に配置され、前記フレームはアーマチュア軸の径方向に開口するコネクタユニット収容部を備え、前記コネクタユニット収容部には前記給電用コネクタを備えたコネクタユニットが収容され、前記第2の雑音防止素子が前記コネクタユニットに配置されていることを特徴とする。
本発明のブラシ付き電動モータは、前記フレームは前記アーマチュア軸の軸方向に開口するブラシホルダ収容部を備え、前記ブラシホルダ収容部にはブラシホルダステーが収容され、前記第1と第2のブラシ、前記第1の雑音防止素子および前記第3の雑音防止素子が前記ブラシホルダステーに配置されていることを特徴とする。
本発明のブラシ付き電動モータは、前記第1の雑音防止素子と前記第3の雑音防止素子とが前記ブラシホルダステーの前記ブラシホルダ収容部の底壁に対向する底面に配置されていることを特徴とする。
本発明のブラシ付き電動モータは、前記第1の雑音防止素子はチョークコイルであることを特徴とする。
本発明のブラシ付き電動モータは、前記第2の雑音防止素子はデュアルバリスタであることを特徴とする。
本発明のブラシ付き電動モータは、前記第3の雑音防止素子は互いに直列に接続された一対のコンデンサであることを特徴とする。
本発明によれば、第1のブラシと第1のコネクタ端子の間および第2のブラシと第2のコネクタ端子の間に、それぞれブラシに直列に一対の第1の雑音防止素子を接続し、第1のブラシと第1のコネクタ端子の間および第2のブラシと第2のコネクタ端子の間に第1の雑音防止素子と並列に第2の雑音防止素子を接続するとともに、第1の雑音防止素子と第2の雑音防止素子との間に第2の雑音防止素子と並列に第3の雑音防止素子を接続するようにしたので、ブラシ付き電動モータを4極以上の極数を有する多極化されたモータとして構成しても、このブラシ付き電動モータが発生する電波ノイズを低減させることができる。
本発明の一実施の形態であるモータ部を備えたリヤワイパモータの平面図である。 フレームからブラシホルダステーとコネクタユニットとを取り外した状態を示す分解斜視図である。 (a)は図2に示すブラシホルダステーの平面図、(b)は同背面図である。 (a)は図2に示すコネクタユニットの平面図、(b)は同背面図である。 コンタクトプレートとコンタクト端子の配置を示す図である。 図1に示すリヤワイパモータの駆動回路を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すリヤワイパモータ11は自動車等の車両に設けられるリヤワイパ装置の駆動源として用いられるものであり、モータ部12と減速機13とを備えている。
モータ部12はブラシ付き電動モータとなっており、内面に4つのマグネット14(図1中では2つのみを示す)が固定された有底筒状のヨーク15を備え、ヨーク15の内部にはアーマチュア16が回転自在に収容されている。アーマチュア16は一端がヨーク15に回転自在に支持されるアーマチュア軸17を備えており、アーマチュア軸17にはコンミテータ18とアーマチュアコア19が固定されている。アーマチュアコア19には複数のアーマチュアコイル(不図示)が巻装されており、これらのアーマチュアコイルのコイル端がコンミテータ18に接続されている。
このモータ部12はアーマチュア16が2対の磁極を有する構成となっている。つまり、モータ部12は4極のモータ極数を有する4極モータとなっている。モータ極数を4極に多極化することにより、2極モータに構成した場合に比べて、モータ部12を小型・軽量化することができる。
減速機13は鋼材製のフレーム21を備えており、このフレーム21はヨーク15の開口端に対応した形状の固定部22とバスタブ状に形成されたギアケース部23とが一体に形成された構造となっている。固定部22はヨーク15の開口端に2つのねじ部材により固定され、これにより、フレーム21はモータ部12に取り付けられている。ヨーク15と固定部22とが、このモータ部12の閉塞されたモータケース24を構成する。アーマチュア軸17の先端部分は固定部22に設けられた図示しない軸受により回転自在に支持され、ヨーク15と固定部22とで構成されるモータケース24の内部で回転自在となっている。また、フレーム21は鋼材製としたが、これに限らず、アルミ等の金属製であればよい。
図2に示すように、フレーム21の固定部22にはブラシホルダ収容部25とコネクタユニット収容部26とが設けられている。
ブラシホルダ収容部25はアーマチュア軸17の軸方向に向けて開口しており、その開口形状はヨーク15の開口形状に対応している。ヨーク15に固定部22が固定されると、ブラシホルダ収容部25は、ヨーク15の開口端に突き当てられて、これを閉塞する。
一方、コネクタユニット収容部26はブラシホルダ収容部25に対してギアケース部23の側に並べて設けられており、アーマチュア軸17の径方向に向けて開口している。コネクタユニット収容部26の開口方向はバスタブ状のギアケース部23の開口方向と同一であり、これらの開口は、フレーム21に取り付けられる図示しないカバーにより閉塞される。
ブラシホルダ収容部25の内部には給電ユニット31が収容されている。この給電ユニット31はブラシホルダ収容部25にアーマチュア軸17の軸方向に沿う方向から装着される。また、コネクタユニット収容部26にはコネクタユニット32が収容されている。コネクタユニット32はアーマチュア軸17の径方向からコネクタユニット収容部26に装着される。
コネクタユニット32はカプラ形状を有する給電用コネクタ33を備えており、この給電用コネクタ33はフレーム21から突出し、フレーム21の外部においてフレーム21の外表面上に配置されている。給電用コネクタ33には図示しない外部コネクタが接続され、外部コネクタを介して給電用コネクタ33に供給された駆動電流が給電ユニット31を介してアーマチュア16に供給される。アーマチュア16に駆動電流が供給されると、モータ部12が作動し、アーマチュア軸17が所定の一方向に回転する。つまり、このモータ部12はアーマチュア軸17が一方向にのみ回転する一方向回転型となっている。
減速機13のギアケース部23にはウォーム軸34が回転自在に収容されている。このウォーム軸34はアーマチュア軸17の先端部分に連結されており、アーマチュア軸17とともに回転するようになっている。ウォーム軸34はウォーム34aを備えており、このウォーム34aに噛み合うウォームホイル35がギアケース部23の内部に支軸36より回転自在に支持された状態で収容されている。
ウォームホイル35の回転運動を揺動運動に変換して出力軸37に伝達するために、ギアケース部23には動力変換機構41が収容されている。動力変換機構41は出力軸37に基端が固定されるレバー42を備えており、このレバー42の先端には連結アーム43の一端がピン部材44により回動自在に連結され、連結アーム43の他端はピン部材45によりウォームホイル35の側面に回転自在に連結されている。出力軸37はギアケース部23に回転自在に支持されており、出力軸37のギアケース部23の外部に突出する先端にはリアウインドガラスを払拭するリアワイパアーム(不図示)が固定されている。
このような構成により、モータ部12が作動してアーマチュア軸17が回転すると、その回転がウォーム34aとウォームホイル35とにより減速されてウォームホイル35に伝達されるとともに、ウォームホイル35の回転が動力変換機構41により揺動運動に変換されて出力軸37から出力される。これにより、出力軸37に固定されたリアワイパアームがリヤワイパモータ11により揺動駆動されることになる。
次に、給電ユニット31の詳細について説明する。
図3に示すように、給電ユニット31はブラシホルダステー51を備え、このブラシホルダステー51はベース52とガイド壁53とが樹脂材料により一体に形成された構造となっている。ベース52はアーマチュア軸17の軸方向に垂直な板状となっており、その外形形状はヨーク15の開口形状に対応した小判形状となっている。ベース52の軸心には貫通孔52aが設けられ、アーマチュア軸17とコンミテータ18が貫通孔52aに挿通されて給電ユニット31を貫通している。ガイド壁53はベース52の外周縁に一体に形成されており、固定部22がヨーク15に装着されると給電ユニット31の端面はヨーク15の内面に接するようになっている。
ベース52には一対のブラシホルダ54a,54bが設けられ、これらのブラシホルダ54には一対のブラシ55a,55bが装着されている。これらのブラシ55a,55bはブラシホルダ54a,54bにより保持されてコンミテータ18に向けて進退移動自在となっており、ベース52に設けられた捩りコイルばね56a,56bにより付勢されてコンミテータ18の外周面に弾性的に摺接するようになっている。
ベース52のブラシホルダ54a,54bが設けられる側とは反対側となる裏面つまり底面には、第1の雑音防止素子として一対のチョークコイル61a,61bが貫通孔52aを挟んで互いに平行となって配置されている。また、ベース52には一対の接続端子62a,62bが設けられている。一方のチョークコイル61aは、一方の接続端子62aと一方のブラシ55aとの間に接続され、他方のチョークコイル61bは、他方の接続端子62bと他方のブラシ55bとの間に接続されている。チョークコイル61bとブラシ55bの間にはサーキットブレーカ63が設けられ、サーキットブレーカ63とブラシ55bとの間には接地端子64が設けられている。ブラシホルダステー51がブラシホルダ収容部25に装着されると、接地端子64がフレーム21の内面に当接して接地されるようになっている。なお、この接地端子64は、くの字に折り曲げられた板材によりスプリング状に形成され、フレーム21の内面に弾性的に接触する構成である。
ベース52には、両チョークコイル61a,61bの一端側において貫通孔52aに隣接して第3の雑音防止素子として一対のコンデンサ65a,65bが配置されている。これらのコンデンサ65a,65bは互いに直列に接続されており、また、一方のコンデンサ65aは一方の接続端子62aに接続され、他方のコンデンサ65bは他方の接続端子62bに接続されている。また、各コンデンサ65a,65bの間つまり各コンデンサ65a,65bが互いに接続された部分には接地端子66が接続されており、ブラシホルダステー51がブラシホルダ収容部25に装着されると、接地端子66がフレーム21の内面に当接して接地されるようになっている。各コンデンサ65a,65bの間に接地端子66を接続することにより、効果的にノイズを吸収させることができる。なお、この接地端子66は、くの字に折り曲げられた板材によりスプリング状に形成され、フレーム21の内面に弾性的に接触する構成である。
ベース52のチョークコイル61a,61bとコンデンサ65a,65bが配置される底面はブラシホルダステー51がブラシホルダ収容部25に収容されると、ブラシホルダ収容部25の底壁25aに対向するようになっている。これにより、ブラシ55a,55bとコンミテータ18との摺接部分から発生し、ブラシホルダ収容部25の底壁25aで反射したノイズを、チョークコイル61a,61bやコンデンサ65a,65bにより効果的に吸収することができる。
コネクタユニット32は給電用コネクタ33と一体に形成されたプレート部67を有しており、このプレート部67の中央にはアーマチュア軸17が貫通する貫通孔67aが設けられている。プレート部67には第1〜第3のリード部材71,72,73が設けられており、第1のリード部材71の先端は給電用コネクタ33の内部に配置されて第1のコネクタ端子71aを構成し、第2のリード部材72の先端は給電用コネクタ33の内部に配置されて第2のコネクタ端子72aを構成、第3のリード部材73の先端は給電用コネクタ33の内部に配置されて第3のコネクタ端子73aを構成している。
第1のリード部材71の他端と第2のリード部材72の他端は、それぞれアーマチュア軸17の軸方向に向けてプレート部67から突出して接続端子71b,72bを構成している。給電ユニット31とコネクタユニット32とが固定部22に装着されると、第1のリード部材71の接続端子71bがブラシホルダステー51に設けられた接続端子62aに接続され、第2のリード部材72の接続端子72bがブラシホルダステー51に設けられた接続端子62bに接続される。また、第3のリード部材73には接地端子74が接続されており、コネクタユニット32がコネクタユニット収容部26に装着されると、接地端子74がフレーム21の内面に当接して接地されるようになっている。なお、この接地端子74は、くの字に折り曲げられた板材によりスプリング状に形成され、フレーム21の内面に弾性的に接触する構成である。
コネクタユニット32のプレート部67には給電用コネクタ33の基端部分に隣接して第2の雑音防止素子としてのデュアルバリスタ75が配置されている。このデュアルバリスタ75は、一端が第1のリード部材71に接続され、他端が第2のリード部材72に接続されている。デュアルバリスタ75は、バリスタ部とコンデンサ部とを備えている。
プレート部67には細長い板状に形成された一対のコンタクト端子76a,76bが設けられている。これらのコンタクト端子76a,76bは基端部においてプレート部67に固定されている。一方のコンタクト端子76aは貫通孔67aに沿って配置されたリード部材77aにより第2のリード部材72に接続されており、他方のコンタクト端子76bはリード部材77aとは反対側において貫通孔67aに沿って配置されたリード部材77bにより第3のリード部材73に接続されている。図5に示すように、これらのコンタクト端子76a,76bは、それぞれウォームホイル35の裏面に固定されたコンタクトプレート78に摺接し、このリヤワイパモータ11のオートストップ回路79を構成している。
アーマチュア16、給電ユニット31、コネクタユニット32、車載されるバッテリ等の電源および車室内に設けられるワイパスイッチ(何れも図示せず)等を有する電源回路80により、このリヤワイパモータ11の駆動回路81は図6に示すように構成されている。
すなわち、このリヤワイパモータ11の駆動回路81では、給電用コネクタ33の第1のコネクタ端子71aが図示しない外部コネクタを介して電源回路80に接続され、給電用コネクタ33の第2のコネクタ端子72aが図示しない外部コネクタを介して電源回路80に接続され、給電用コネクタ33の第3のコネクタ端子73aが図示しない外部コネクタを介して車体に接地されている。第1のコネクタ端子71aは一方のブラシ55aに接続されており、このブラシ55aと第1のコネクタ端子71aとの間にはブラシホルダステー51に配置されたチョークコイル61aが直列に接続されている。また、第2のコネクタ端子72aは他方のブラシ55bに接続されており、このブラシ55bと第2のコネクタ端子72aとの間にはブラシホルダステー51に配置されたチョークコイル61bが直列に接続されている。
また、一方のブラシ55aと第1のコネクタ端子71aとの間と、他方のブラシ55bと第2のコネクタ端子72aとの間には、コネクタユニット32に配置されたデュアルバリスタ75がチョークコイル61a,61bと並列に接続されている。
さらに、一対のチョークコイル61a,61bとデュアルバリスタ75との間には互いに直列に接続された一対のコンデンサ65a,65bがデュアルバリスタ75と並列に接続されている。
このように、本発明のリヤワイパモータ11では、モータ部12の駆動回路81に、チョークコイル61a,61bとデュアルバリスタ75とを設けるとともに、チョークコイル61a,61bとデュアルバリスタ75との間にデュアルバリスタ75と並列に一対の直列接続されたコンデンサ65a,65bを雑音防止素子として設けるようにしたので、モータ部12を4極モータ等の多極モータとして構成するようにしても、ブラシ55a,55bとコンミテータ18との摺接部分から生じて駆動回路81に乗ったノイズを、チョークコイル61a,61b、デュアルバリスタ75およびコンデンサ65a,65bにより吸収して、このリヤワイパモータ11が発生する電波ノイズを低減することができる。
なお、チョークコイル61a,61b、デュアルバリスタ75およびコンデンサ65a,65bとしては、それぞれ互いに異なる周波数帯域のノイズを吸収する特性のものを用いるようにするのがよい。これにより、ブラシ55a,55bとコンミテータ18との摺接部分から生じた幅広い周波数のノイズを、チョークコイル61a,61b、デュアルバリスタ75およびコンデンサ65a,65bに効果的に吸収させることができる。
また、チョークコイル61a,61b、デュアルバリスタ75およびコンデンサ65a,65bを、それぞれ給電ユニット31のブラシホルダステー51またはコネクタユニット32に配置して、モータ部12のモータケース24を構成するヨーク15と固定部22との内部に収容するようにしたので、ブラシ55a,55bとコンミテータ18との摺接部分から生じたノイズが、駆動回路81からヨーク15と固定部22からなるモータケース24の内部に放射され、その内面で乱反射しても、この乱反射したノイズをモータケース24の内部に設けたチョークコイル61a,61b、デュアルバリスタ75およびコンデンサ65a,65bにより確実に吸収することができる。特に、デュアルバリスタ75を給電用コネクタ33の根本部分に配置するようにしたので、モータケース24の内部から各リード部材71,72,73を介してモータケース24の外部に向かおうとするノイズを、このデュアルバリスタ75により確実に吸収して、給電用コネクタ33から外部に放射されるノイズを低減させることができる。なお、デュアルバリスタ75のコンデンサ部により、ノイズ吸収効果を向上させている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、前記実施の形態においては、本発明をリヤワイパモータ11に用いられるモータ部12に適用するようにしているが、これに限らず、例えば車両のフロントワイパ装置の駆動源として用いられるモータ部や、パワーウインド装置の駆動源として用いられるモータ部など、他の電装品等の装置の駆動源として用いられるブラシ付き電動モータに本発明を適用してもよい。
また、前記実施の形態においては、モータ部12は4極モータに構成されているが、これに限らず、4極以上の多極モータに構成されていればよい。
また、前記実施の形態においては、アーマチュア軸17とウォーム軸34とは別体により形成されているが、これに限らず、回転軸として一体に形成してもよい。
また、前記実施の形態においては、第2の雑音防止素子としてデュアルバリスタを用いているが、これに限らず、コンデンサとしてもよい。
11 リヤワイパモータ
12 モータ部
13 減速機
14 マグネット
15 ヨーク
16 アーマチュア
17 アーマチュア軸
18 コンミテータ
19 アーマチュアコア
21 フレーム
22 固定部
23 ギアケース部
24 モータケース
25 ブラシホルダ収容部
25a 底壁
26 コネクタユニット収容部
31 給電ユニット
32 コネクタユニット
33 給電用コネクタ
34 ウォーム軸
34a ウォーム
35 ウォームホイル
36 支軸
37 出力軸
41 動力変換機構
42 レバー
43 連結アーム
44,45 ピン部材
51 ブラシホルダステー
52 ベース
52a 貫通孔
53 ガイド壁
54a,54b ブラシホルダ
55a,55b ブラシ
56a,56b 捩りコイルばね
61a,61b チョークコイル(第1の雑音防止素子)
62a,62b 接続端子
63 サーキットブレーカ
64 接地端子
65a,65b コンデンサ(第3の雑音防止素子)
66 接地端子
67 プレート部
67a 貫通孔
71 第1のリード部材
71a 第1のコネクタ端子
71b 接続端子
72 第2のリード部材
72a 第2のコネクタ端子
72b 接続端子
73 第3のリード部材
73a 第3のコネクタ端子
74 接地端子
75 デュアルバリスタ(第2の雑音防止素子)
76a,76b コンタクト端子
77a,77b リード部材
78 コンタクトプレート
79 オートストップ回路
80 電源回路
81 駆動回路

Claims (6)

  1. コンミテータが固定されるアーマチュア軸と、前記コンミテータに摺接する第1と第2のブラシと、前記アーマチュア軸を回転自在に収容するヨークと、前記ヨークに固定されて前記第1と第2のブラシを収容するフレームとを備え、4極以上のモータ極数を有するブラシ付き電動モータであって、
    前記第1のブラシに接続される第1のコネクタ端子と前記第2のブラシに接続される第2のコネクタ端子とを備え、前記フレームの外部に配置される給電用コネクタと、
    前記第1のブラシと前記第1のコネクタ端子の間および前記第2のブラシと前記第2のコネクタ端子の間にそれぞれ接続される一対の第1の雑音防止素子と、
    前記第1のブラシと前記第1のコネクタ端子の間および前記第2のブラシと前記第2のコネクタ端子の間に、前記第1の雑音防止素子と並列に接続される第2の雑音防止素子と、
    前記第1の雑音防止素子と前記第2の雑音防止素子との間に前記第2の雑音防止素子と並列に接続される第3の雑音防止素子と、を有し、
    前記フレームは金属製であり、前記第1の雑音防止素子、前記第2の雑音防止素子および前記第3の雑音防止素子がそれぞれ前記フレームの内部に配置され、
    前記フレームはアーマチュア軸の径方向に開口するコネクタユニット収容部を備え、前記コネクタユニット収容部には前記給電用コネクタを備えたコネクタユニットが収容され、前記第2の雑音防止素子が前記コネクタユニットに配置されていることを特徴とするブラシ付き電動モータ。
  2. 請求項記載のブラシ付き電動モータにおいて、前記フレームは前記アーマチュア軸の軸方向に開口するブラシホルダ収容部を備え、前記ブラシホルダ収容部にはブラシホルダステーが収容され、前記第1と第2のブラシ、前記第1の雑音防止素子および前記第3の雑音防止素子が前記ブラシホルダステーに配置されていることを特徴とするブラシ付き電動モータ。
  3. 請求項記載のブラシ付き電動モータにおいて、前記第1の雑音防止素子と前記第3の雑音防止素子とが前記ブラシホルダステーの前記ブラシホルダ収容部の底壁に対向する底面に配置されていることを特徴とするブラシ付き電動モータ。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のブラシ付き電動モータにおいて、前記第1の雑音防止素子はチョークコイルであることを特徴とするブラシ付き電動モータ。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のブラシ付き電動モータにおいて、前記第2の雑音防止素子はデュアルバリスタであることを特徴とするブラシ付き電動モータ。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のブラシ付き電動モータにおいて、前記第3の雑音防止素子は互いに直列に接続された一対のコンデンサであることを特徴とするブラシ付き電動モータ。
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