JP5030757B2 - 減速機構付き電動モータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸の回転を減速機構により減速して出力する減速機構付き電動モータに係り、特に、電気部品を収容する収容ケースをギヤケースに装着したものに関する。
従来、自動車等の車両のフロント側およびリヤ側に搭載されるワイパ装置等の駆動源としては、車両への搭載性を向上させるべく、小型でありながら大きな出力を出力することができる減速機構付き電動モータを用いている。このような減速機構付き電動モータとしては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載された減速機構付き電動モータは、回転軸を有するモータ本体と、回転軸の回転を減速して出力する減速機構と、モータ本体に接続され減速機構を収容するギヤケースと、ギヤケースのモータ本体寄りに装着され、内部に電気部品が収容される収容ケースと、収容ケースを閉塞する平板状のカバー部材とを備えている。
特開2003−32965号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された減速機構付き電動モータによれば、収容ケース(制御回路収容部)を閉塞する平板状のカバー部材(カバー)は、当該カバー部材の周囲を収容ケースに嵌め込むか、あるいはカバー部材の周囲に接着剤を塗布して収容ケースに装着するよう構成されている。したがって、カバー部材の中央部分は何にも支持されないフリーな状態となり、例えば、図8および図9の解析結果(図中一点鎖線)に示すような問題が発生する虞がある。
つまり、減速機構付き電動モータの回転駆動に伴ってブラシスプリング等の他の構成部品が振動すると、当該構成部品の振動周波数とカバー部材の固有振動周波数とが一致する。すると、図8に示すようにカバー部材の何にも支持されない中央部分が、上下方向に所定の振幅(矢印A)で繰り返して撓む「共振」が発生する。これにより、カバー部材が所謂スピーカと同様の作用(共鳴作用)をして比較的大きな騒音が外部に漏洩することになり、図9に示すような騒音特性を呈するようになる。特に、図9の破線円B部分における周波数帯において音圧レベル(dB)が大きくなっている。
本発明の目的は、回転駆動時におけるカバー部材からの騒音発生を低減することが可能な減速機構付き電動モータを提供することにある。
本発明の減速機構付き電動モータは、回転軸を有するモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力する減速機構と、前記モータ本体に接続され前記減速機構を収容するギヤケースと、前記ギヤケースの前記モータ本体寄りに装着され、内部に電気部品が収容される収容ケースと、前記収容ケースを閉塞する平板状のカバー部材とを備える減速機構付き電動モータであって、前記カバー部材の前記収容ケースと対向する対向面に設けられ、前記対向面の中央部分で前記モータ本体の回転駆動時において前記カバー部材の最も振幅が大きくなる部分から前記収容ケースに向けて延びる凸部と、前記収容ケースに設けられ、前記凸部が嵌合して前記凸部の両端を挟持する凹部とを有することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記カバー部材を長方形形状に形成し、前記凸部を前記カバー部材の短手方向中央部分から長手方向に向けて延びるリブとし、前記リブの両端部を前記凹部で挟持することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記カバー部材の周囲に複数の係合爪を形成し、前記収容ケースに前記係合爪が入り込む複数の被係合部を形成することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記凸部を挟む両側に前記電気部品を配置することを特徴とする。
本発明によれば、カバー部材の収容ケースと対向する対向面に、当該対向面の中央部分でモータ本体の回転駆動時においてカバー部材の最も振幅が大きくなる部分から収容ケースに向けて延びる凸部を設け、この凸部を収容ケースに設けられる凹部に嵌合して凸部の両端を挟持させるので、平板状のカバー部材における剛性の弱い部分、つまり、撓みやすい部分を固定することができる。したがって、モータ本体の回転駆動時において、カバー部材が他の構成部材の振動により共振することを抑制でき、当該共振に起因する騒音発生を低減することができる。
本発明によれば、カバー部材を長方形形状に形成し、凸部をカバー部材の短手方向中央部分から長手方向に向けて延びるリブとし、リブの両端部を凹部で挟持するので、カバー部材の撓みやすい部分を広い範囲で固定することができる。したがって、カバー部材の共振をより抑制することができるとともに、凹部の幅方向寸法を短くして収容ケースおよびカバー部材の小型化を図ることができる。
本発明によれば、カバー部材の周囲に複数の係合爪を形成し、収容ケースに係合爪が入り込む複数の被係合部を形成するので、カバー部材を収容ケースにより強固に固定することができる。したがって、カバー部材の共振をさらに抑制することができる。
本発明によれば、凸部を挟む両側に電気部品を配置するので、モータ本体の回転駆動時における振動等によって、電気部品同士が接触するのを抑制することができる。したがって、正極側電気部品および負極側電気部品等の短絡させることができない各電気部品を、互いに近接させて配置することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係る減速機構付き電動モータを示す斜視図を、図2は図1の減速機構付き電動モータを分解して示す斜視図を、図3は図1の減速機構を説明する説明図を、図4は図2のブラシホルダを示す斜視図を、図5(a),(b)は収容ケースの構造を説明する説明図を、図6(a),(b)はカバー部材の構造を説明する説明図を、図7はカバー部材の収容ケースへの装着手順を説明する説明図をそれぞれ表している。なお、図2〜図4においては、収容ケースおよびギヤケースの内部構造を説明するため、それぞれを閉塞する各カバー部材を省略している。
図1に示すように、減速機構付き電動モータとしてのワイパモータ10は、図示しない車両に搭載されるリヤワイパ装置の駆動源として用いられるものである。このワイパモータ10は、モータ本体11とギヤケース12とを有しており、モータ本体11とギヤケース12とを接続することにより1つのモータユニットとして形成されている。
図2に示すように、モータ本体11は、整流子13が一体に設けられた回転軸14を有するブラシ付きモータとなっており、回転軸14におけるモータ本体11の内部側(図中右側)には、アーマチュア(図示せず)が固定されている。アーマチュアのスロットには複数の図示しないコイルが巻装されており、これらのコイル端は、整流子13を形成する複数のセグメントにそれぞれ電気的に接続されている。そして、図示しないコントローラを介して整流子13に駆動電流を供給することにより、アーマチュアが回転駆動されるようになっている。
モータ本体11は、断面が略小判形状に形成された有底状のモータヨーク15を有しており、モータヨーク15の底部に回転軸14の一端側を回転自在に支持させることにより、アーマチュアはモータヨーク15の内部で回転自在となっている。モータヨーク15の内面には一対の永久磁石(図示せず)が互いに異なる磁極を対向させて装着されており、コイルが巻装されたアーマチュアは、各永久磁石とモータヨーク15とで形成される磁界内に配置されている。
図3に示すように、ギヤケース12の内部には、減速機構16が収容されている。ギヤケース12には、ウォームホイール17が回転自在に収容されており、このウォームホイール17の外周には、所定ピッチのギヤ歯17a(詳細図示せず)が一体に形成されている。ギヤ歯17aには、回転軸14の他端側に一体に設けられたウォーム18(詳細図示せず)が噛み合うようになっている。減速機構16は、ウォームホイール17およびウォーム18により構成され、これにより、ウォーム18の回転が所定の速度にまで減速されて、高トルク化された出力がウォームホイール17から出力されるようになっている。
ギヤケース12の内部には、さらにセクタギヤ23および出力ギヤ24が回転自在に収容されている。セクタギヤ23の一端側(図中右側)には第1ピン23aが一体に設けられており、この第1ピン23aは、ウォームホイール17の回転中心から偏心した所定箇所に回転自在に装着されている。セクタギヤ23に一体に設けられたギヤ歯23bは、出力ギヤ24に一体に設けられたギヤ歯24aに噛み合わされている。
出力ギヤ24の回転中心に固定された出力軸24bと、セクタギヤ23の他端側に固定された第2ピン23cとの間には、それぞれが離間しないよう両者間の距離を一定に保持する支持プレート25(図中破線)が設けられている。これにより、セクタギヤ23のギヤ歯23bと出力ギヤ24のギヤ歯24aとの噛み合いが互いにずれること無く保持される。
ウォームホイール17を一方向(例えば図中時計方向)に回転させると、それに伴いセクタギヤ23の第1ピン23aが円軌道上を回転し、セクタギヤ23を介して出力ギヤ24が揺動運動する。したがって、出力ギヤ24の揺動運動に伴い出力軸24bに装着されるワイパアーム(図示せず)が揺動運動し、図示しない車両のウィンドシールド上に付着した雨水等を所定の払拭範囲で払拭することができる。
図1に示すように、ワイパモータ10を構成するギヤケース12には、電源としてのバッテリ等に接続された車両側の外部コネクタ(図示せず)が接続されるコネクタ接続部26が装着されている。また、ギヤケース12のモータ本体11寄りには、一端側がモータ本体11内に設けられる一対のブラシ29(図4参照)に電気的に接続され、他端側がコネクタ接続部26内に設けられる一対の給電端子26aに電気的に接続される雑音防止装置27が装着されている。
モータヨーク15の開口側には、図4に示すブラシホルダ28が装着されている。ブラシホルダ28には、整流子13に所定の弾圧力を持って摺接する一対のブラシ29(図示では1つのみが現れている)が対向配置され、各ブラシ29は、導電材料よりなる板状のブラシスプリング30に装着されている。各ブラシ29は、各ブラシスプリング30およびブラシホルダ28の内側形状に沿って装着された一対の導電板31を介して、それぞれ雑音防止装置27に電気的に接続されている。
雑音防止装置27は、各ブラシ29と整流子13との摺接部分から発生する電気ノイズを、正極側,負極側の各チョークコイル27aおよび双方向性バリスタ27bにより吸収し、モータ本体11の外部への電気ノイズの放射を低減するものである。ワイパモータ10においては、雑音防止装置27をモータヨーク15の外側に配置しており、モータヨーク15の内部からその開口側を介して出てくる電気ノイズをまとめて除去するようになっている。したがって、他の車載用電子機器としてのカーステレオ等(図示せず)への電気ノイズの伝達を効果的に抑制することが可能となっている。
雑音防止装置27は、電気部品としての各チョークコイル27aおよび双方向性バリスタ27bを収容する樹脂製の収容ケース40と、当該収容ケース40の開口部を閉塞する樹脂製のカバー部材50とを有している。
収容ケース40は、図5に示すように、略直方体形状となるよう有底状に形成され、底部41とその周囲を取り囲む壁部42とを備えている。壁部42は、一対の長辺側壁部42aと一対の短辺側壁部42bとから構成されている。収容ケース40の長手方向両端側には、第1接続片43および第2接続片44がそれぞれ一体に形成されており、第1接続片43はブラシホルダ28に接続され、第2接続片44はコネクタ接続部26に接続されるようになっている。
収容ケース40の底部41には、当該底部41の短手方向中央部分で、かつ、底部41の長手方向に沿って所定の長さで延びる仕切壁45が一体に設けられている。仕切壁45は一対の長辺側壁部42aとともに、図5(a)の上下側で各チョークコイル27a(図2,4参照)をそれぞれ収容する一対の収容空間46(図中二点鎖線)を形成している。仕切壁45は各収容空間46に各チョークコイル27aをそれぞれ配置した状態のもとで、各チョークコイル27aが互いに接触するのを防止している。
仕切壁45には、その長手方向に沿うようにして凹部47が一体に設けられており、この凹部47は、図6に示すカバー部材50のリブ53を長手方向から挟持するようになっている。したがって、凹部47にリブ53が嵌合されて、これにより、カバー部材50を収容ケース40に固定できるようになっている。
仕切壁45の図中左側には、略コ字形状の囲い壁48が一体に設けられており、この囲い壁48の内側には、双方向性バリスタ27b(図2,4参照)が収容されるようになっている。
壁部42における一対の長辺側壁部42aには、仕切壁45の長手方向に沿って一対の被係合部49が2箇所ずつ(計4箇所)形成されており、各被係合部49には、カバー部材50の各係合爪51b(図6参照)が入り込むようになっている。これにより、カバー部材50の収容ケース40に対する固定強度を向上させている。
カバー部材50は、図6に示すように、略長方形形状となるよう平板状に形成され、収容ケース40の開口部を閉塞するようになっている。カバー部材50の周囲を形成する一対の長辺側縁部51には、収容ケース40の各長辺側壁部42aの長手方向中央寄りの部位が入り込む凹所51aがそれぞれ設けられている。各凹所51aには、長手方向に沿って所定間隔で一対の係合爪51bがそれぞれ一体に設けられており、各係合爪51bは収容ケース40の各被係合部49に入り込むようになっている。
カバー部材50の収容ケース40と対向する対向面52には、カバー部材50(対向面52)の短手方向中央部分で、かつ、長手方向に延びる凸部としてのリブ53が一体に設けられている。リブ53は対向面52から収容ケース40に向けて延ばされており、その両端側に設けられる一対の端壁53aは、それぞれ収容ケース40の凹部47に挟持、つまり、凹部47に長手方向から嵌合するようになっている。ここで、凹部47およびリブ53の長手方向への長さの設定は、カバー部材50の剛性に応じて適宜設定するようにする。
図6(a)に示すように、リブ53を挟む上下側には各チョークコイル27a(図中二点鎖線)が配置されるようになっており、リブ53は各チョークコイル27aをそれぞれ仕切るよう構成されている。したがって、リブ53においても収容ケース40の仕切壁45と同様に、各チョークコイル27a同士の接触を防止する仕切壁としての機能を有している。
このように構成した収容ケース40およびカバー部材50を有する雑音防止装置27は、図7に示すように組み立てられる。
[手順1]収容ケース40に、図2,4に示す各チョークコイル27aおよび双方向性バリスタ27bを所定箇所に装着するとともに、両者を電気的に接続する。
[手順2]図中実線矢印に示すようにカバー部材50のリブ53を収容ケース40の凹部47に対向させ、かつ、図中破線矢印に示すようにカバー部材50の各係合爪51bを収容ケース40の各被係合部49にそれぞれ対向させる。
[手順3]所定の押圧力でカバー部材50を収容ケース40に対して押圧することにより、リブ53が凹部47に嵌合するとともに、各係合爪51bが各被係合部49に入り込む。
このように、[手順1]〜[手順3]を経ることにより、収容ケース40への各電気部品の装着およびカバー部材50の装着が終了し、雑音防止装置27が完成する。
次に、以上のように構成したワイパモータ10の騒音特性について、図面に基づき説明する。図8(a),(b)はカバー部材の振動状態をフリー構造と比較して示す解析図を、図9は音圧レベルの大きさを各周波数帯においてフリー構造と比較して示す解析グラフをそれぞれ表している。なお、図中一点鎖線に示すフリー構造とは、カバー部材50のリブ53を省略したものであり、カバー部材の中央部分が何にも支持されない従前の構造を示している。
ワイパモータ10に駆動電流を供給し、回転軸14を所定の回転数で回転駆動させると、ワイパモータ10を構成する構成部品のうち、例えば、各ブラシスプリング30が所定の振動周波数で振動する。その後、回転軸14の回転数に応じて、各ブラシスプリング30の振動周波数とカバー部材50の固有振動周波数とが略一致した状態となる。
上述のカバー部材50においては、図8に示すように最も振幅が大きくなる部分Pにリブ53の略中央部分が配置されるため、これによりカバー部材50の部分Pにおける撓み剛性が高くなっている。したがって、カバー部材50の部分Pにおける振動が殆ど無くなり、カバー部材50の共振(共鳴作用)をフリー構造に比して低減することができる。
図9に示すように、上述のワイパモータ10においては、特に、図中破線円B部分における5000Hz〜6000Hzの間の周波数帯において、約40dB(フリー構造)から略10dB(本発明)にまで静音化できることが判明した。
以上のように構成した本発明に係るワイパモータ10によれば、カバー部材50の収容ケース40と対向する対向面52に、当該対向面52の中央部分でモータ本体11の回転駆動時においてカバー部材50の最も振幅が大きくなる部分Pから収容ケース40に向けて延びるリブ53を設け、このリブ53を収容ケース40の凹部47に嵌合してリブ53の各端壁53aを挟持させたので、平板状のカバー部材50における剛性の弱い部分、つまり、撓みやすい部分を固定することができる。したがって、モータ本体11の回転駆動時において、カバー部材50が他の構成部材の振動により共振することを抑制でき、当該共振に起因する騒音発生を低減することができる。
また、本発明に係るワイパモータ10によれば、カバー部材50を長方形形状に形成し、リブ53をカバー部材50の短手方向中央部分から長手方向に向けて延びるよう形成し、リブ53の両端側の各端壁53aを凹部47で挟持したので、カバー部材50の撓みやすい部分を広い範囲で固定することができる。したがって、カバー部材50の共振をより抑制することができるとともに、凹部47の幅方向寸法を短くして収容ケース40およびカバー部材50の小型化を図ることができる。
さらに、本発明に係るワイパモータ10によれば、カバー部材50の周囲に複数の係合爪51bを形成し、収容ケース40に各係合爪51bが入り込む複数の被係合部49を形成したので、カバー部材50を収容ケース40により強固に固定することができる。したがって、カバー部材50の共振をさらに抑制することができる。
また、本発明に係るワイパモータ10によれば、リブ53を挟む両側に各チョークコイル27aを配置したので、モータ本体11の回転駆動時における振動等によって、各チョークコイル27a同士が接触するのを抑制することができる。したがって、正極側および負極側の短絡させることができない各チョークコイル27aを、互いに近接させて配置することができ、ひいては、雑音防止装置27の小型化を図ることが可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、リブ53および凹部47を、カバー部材50および収容ケース40の長手方向に延びるよう一つずつ形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、カバー部材50の剛性に応じて、リブ53および凹部47を、例えば二つずつ形成しても良い。
また、上記実施の形態においては、本発明における凸部および凹部を、それぞれリブ53および凹部47とし、凹部47によりリブ53の各端壁53aを長手方向から挟持させたものを示したが、本発明はこれに限らず、カバー部材50に円柱状の凸部を形成するとともに収容ケース40に中空状の凹部を形成し、これらを嵌合させるようにしても良い。
さらに、上記実施の形態においては、本発明における減速機構付き電動モータとして、車両に搭載されるリヤワイパ装置のワイパモータとしたものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、車両用のフロントワイパ装置,パワーウィンドウ装置およびサンルーフ装置等、他の装置の駆動源としても用いることができる。
本発明に係る減速機構付き電動モータを示す斜視図である。 図1の減速機構付き電動モータを分解して示す斜視図である。 図1の減速機構を説明する説明図である。 図2のブラシホルダを示す斜視図である。 (a),(b)は、収容ケースの構造を説明する説明図である。 (a),(b)は、カバー部材の構造を説明する説明図である。 カバー部材の収容ケースへの装着手順を説明する説明図である。 (a),(b)は、カバー部材の振動状態をフリー構造と比較して示す解析図である。 音圧レベルの大きさを各周波数帯においてフリー構造と比較して示す解析グラフである。
符号の説明
10 ワイパモータ(減速機構付き電動モータ)
11 モータ本体
12 ギヤケース
13 整流子
14 回転軸
15 モータヨーク
16 減速機構
17 ウォームホイール(減速機構)
17a ギヤ歯
18 ウォーム(減速機構)
23 セクタギヤ
23a 第1ピン
23b ギヤ歯
23c 第2ピン
24 出力ギヤ
24a ギヤ歯
24b 出力軸
25 支持プレート
26 コネクタ接続部
26a 給電端子
27 雑音防止装置
27a チョークコイル(電気部品)
27b 双方向性バリスタ(電気部品)
28 ブラシホルダ
29 ブラシ
30 ブラシスプリング
31 導電板
40 収容ケース
41 底部
42 壁部
42a 長辺側壁部
42b 短辺側壁部
43 第1接続片
44 第2接続片
45 仕切壁
46 収容空間
47 凹部
48 囲い壁
49 被係合部
50 カバー部材
51 長辺側縁部
51a 凹所
51b 係合爪
52 対向面
53 リブ(凸部)
53a 端壁

Claims (4)

  1. 回転軸を有するモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力する減速機構と、前記モータ本体に接続され前記減速機構を収容するギヤケースと、前記ギヤケースの前記モータ本体寄りに装着され、内部に電気部品が収容される収容ケースと、前記収容ケースを閉塞する平板状のカバー部材とを備える減速機構付き電動モータであって、
    前記カバー部材の前記収容ケースと対向する対向面に設けられ、前記対向面の中央部分で前記モータ本体の回転駆動時において前記カバー部材の最も振幅が大きくなる部分から前記収容ケースに向けて延びる凸部と、
    前記収容ケースに設けられ、前記凸部が嵌合して前記凸部の両端を挟持する凹部とを有することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  2. 請求項1記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記カバー部材を長方形形状に形成し、前記凸部を前記カバー部材の短手方向中央部分から長手方向に向けて延びるリブとし、前記リブの両端部を前記凹部で挟持することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  3. 請求項1または2記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記カバー部材の周囲に複数の係合爪を形成し、前記収容ケースに前記係合爪が入り込む複数の被係合部を形成することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記凸部を挟む両側に前記電気部品を配置することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
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