JP4060968B2 - カプラーの取付け部構造 - Google Patents
カプラーの取付け部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4060968B2 JP4060968B2 JP35614198A JP35614198A JP4060968B2 JP 4060968 B2 JP4060968 B2 JP 4060968B2 JP 35614198 A JP35614198 A JP 35614198A JP 35614198 A JP35614198 A JP 35614198A JP 4060968 B2 JP4060968 B2 JP 4060968B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coupler
- plate surface
- bracket
- surface portion
- housing chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リード線が結線されたカプラーを取付けるための技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種カプラーを基材の板状をしたブラケット部に取付けるに際し、ブラケットに対し回り止め状に取り付けることが要求されることがあり、そのような場合、従来は図7に示すように、板状のブラケット部30に回り止め片30aを突出形成し、この回り止め片30aをカプラー31側に起立させてカプラー31の側壁に干渉させて回り止めをするようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのものでは、回り止め片30aを形成する必要から、カプラー取付け部の位置がブラケット部30の端縁部に限定されてしまう許りでなく、ブラケット部30が、カプラー取付け面に対し逆側に折曲したものである場合、カプラー31がブラケット部から突出する状態で取り付けられることになってどうしても大型化し、他部材に干渉しやすいという問題がある。
しかもブラケット部30が前記折曲したものである場合、折曲部の保護をするため補強用のビード(リブ)32を適宜形成する必要があり、ブラケット構造の複雑化を招くという問題があり、これらに本発明が解決すべき課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、ブラケット部にカプラーを取付けるにあたり、該ブラケット部は、折曲状に連続する第一の板面部と第二の板面部を有し、カプラー取付け部は、第二の板面部側に膨出するようにして第一の板面部に形成される凹陥状のカプラー収容室を第二の板面部にまで至るようにして形成したものである。
そして、このものにおいて、カプラー収容室が第一、第二の板面部の折曲部の補強ビードになっているものである。
本発明は、このようにすることによって、カプラー収容室が折曲板面同志の補強用ビードとして利用できるうえ、このカプラー収容室の側壁がカプラーに干渉することで回止めが行われるため、別途、ブラケットからカプラー側に起立部を設けることがなくなり、カプラーがブラケット面から突出することを回避できるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次ぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図中、1は車両用の電動モータであって、該電動モータ1は、有底筒状のヨーク2に回動自在に軸承されるモータ軸3、該モータ軸3に止着されるアーマチュアコア4、該アーマチュアコア4に巻装されるコイル5、ヨーク2の内周面に止着される永久磁石6、モータ軸3に止着されるコンミテータ7、該コンミテータ7に摺接する刷子8などの各種部材を用いて構成されており、これらの基本的構成は従来通りである。
【0006】
一方、9は前記ヨーク2の開口側端縁部に一体的に取付けられるケースフレームであって、前記モータ軸3の先端部は、ヨーク2から突出してケースフレーム9内に収納されるが、該モータ軸3の先端部には、一連の減速用部材が設けられ、減速された状態で出力軸10に出力される構成となっており、これも従来通りの構成となっている。
尚、出力軸10は、車両のボディ外板(アウターパネル)16に連設されるウィンドガラス17に設けられた貫通孔17aを貫通し、グロメット18、カラー19を用いて水密状に支持されると共に、該出力軸10の車外に突出する先端部にワイパアーム15がナット等(図示せず)の取付部材を用いて取付けられる。
【0007】
そして、前記電動モータ1およびケースフレーム9が、本発明が実施された板状のブラケット11に取付けられている。つまりブラケット11は、電動モータ1およびケースフレーム9が取付けられる第一板面部11aの両端部に、側面視で電動モータ取付け面側に向けてそれぞれL字形状に連続するよう折曲した第二、第三の板面部11b、11cを備えており、そしてケースフレーム9側の第二板面部11bと第一板面部11aとのあいだにカプラー取付け部12が形成されている。
つまりカプラー取付け部12は、第二の板面部側に膨出するよう第一板面部11aに凹陥状に形成されたカプラー収容室13を、第二板面部11bにまで至るよう形成したもので、これによってカプラー収容室13は、第一板面部11aの第二板面部11bが折曲する側とは反対側と、第二板面部11bの第一板面部11aが折曲するとは反対側とがそれぞれ開口した構成になっていると共に、カプラー収容室13を構成する側壁部13aが第一、第二板面部11a、11bとの折曲部を補強するビード(補強用リブ)としての機能を果すようになっている。そしてカプラー収容室13の底壁部には、カプラー14に設けた係止突起14aを無理嵌め状に貫通して該カプラー14を取付ける取付け孔13bが穿設されており、この様にすることでカプラー14は、カプラー収容室13に内嵌するようにして取付けられるが、該取り付けられたカプラー14は、カプラー収容室13の両側壁部13aに当ることで回り止めされる設定になっている。尚、14bはカプラー14に結線されるリード線である。
そして、ブラケット11に設けられた3カ所の取付け部11dは、車両のアウタパネル16の裏面側に施されるインナパネル16aにマウントラバー等を介してボルト結合されている。また、この取付け部における車両の内側には、モータ1を覆うように車両の室内面を形作る内装板20が被せられ、数カ所でインナパネル16aに固定されている。
【0008】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、リード線14aが結線されたカプラー14は、ブラケット11に形成されたカプラー収容室13に内嵌収容された状態で取付けられるが、該カプラー収容室13は、第二板面部側に膨出する状態で第一板面部11aに凹陥状に形成されたものが、そのまま第二板面部11bにまで至るよう形成されており、この結果、カプラー14は、ブラケット11の折曲外側ではなく折曲内側に内嵌される状態で取り付けられることになって、外部に突出することがなく、この結果、従来のようにブラケットの輪郭外にカプラー14が突出してしまうことを回避してコンパクト化が図れるとともに、カプラー収容部13を従来のデッドスペースに位置させたことで、この部位に取付けられるカプラー14と内装板20との間のクリアランスが生まれ、干渉しやすいといった問題も解決できる。
しかもカプラー収容室13が、第一、第二の板面部11a、11bの折曲内側面部同志を連結する補強リブとして機能するため、両板面部11a、11bの補強ということを、別途補強リブを形成することなくカプラー収容室13をそのまま有効に利用することで達成でき、これによってブラケット11の簡略化に寄与できる。
そしてこの様に凹陥状のカプラー収容室13でありながら、前記二方面が開口しているから、相対側のカプラー(図示せず)の差し込みに支障を来すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動モータにブラケットを取付けた状態を示す平面図である。
【図2】電動モータにブラケットを取付けた状態を示す正面図である。
【図3】車両のボディ外板にブラケットを取付けた状態を示す側面図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】ブラケットの要部斜視図である。
【図6】ブラケットの要部断面正面図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電動モータ
11 ブラケット
11a 第一板面部
11b 第二板面部
11c 第三板面部
12 カプラー取付け部
13 カプラー収容室
13a 側壁部
14 カプラー
Claims (2)
- ブラケット部にカプラーを取付けるにあたり、該ブラケット部は、折曲状に連続する第一の板面部と第二の板面部を有し、カプラー取付け部は、第二の板面部側に膨出するようにして第一の板面部に形成される凹陥状のカプラー収容室を第二の板面部にまで至るようにして形成したカプラーの取付け部構造。
- 請求項1において、カプラー収容室が第一、第二の板面部の折曲部の補強ビードになっているカプラーの取付け部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35614198A JP4060968B2 (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | カプラーの取付け部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35614198A JP4060968B2 (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | カプラーの取付け部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000182725A JP2000182725A (ja) | 2000-06-30 |
JP4060968B2 true JP4060968B2 (ja) | 2008-03-12 |
Family
ID=18447546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35614198A Expired - Fee Related JP4060968B2 (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | カプラーの取付け部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4060968B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20070110066A (ko) | 2005-03-09 | 2007-11-15 | 가부시키가이샤 미쓰바 | 전동기의 부착구조 |
JP4981340B2 (ja) * | 2006-03-29 | 2012-07-18 | 株式会社ミツバ | 減速装置付きモータ |
FR2929570A1 (fr) * | 2008-04-07 | 2009-10-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif de montage d'un moteur essui-vitre de pare-brise |
JP6035200B2 (ja) * | 2012-05-21 | 2016-11-30 | アスモ株式会社 | 車載カメラ用ウォッシャノズル |
-
1998
- 1998-12-15 JP JP35614198A patent/JP4060968B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000182725A (ja) | 2000-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0776264A (ja) | ワイパー駆動装置 | |
US10040426B2 (en) | Brushless wiper motor | |
JP4060968B2 (ja) | カプラーの取付け部構造 | |
CA2128739C (en) | Gasket rib lock for door handle assembly | |
JP2001171553A (ja) | クロスメンバへのフロントクォーターの固定 | |
JPH0287952A (ja) | 小形電動機 | |
JP2805566B2 (ja) | 回転電機のリード線引出し構造 | |
JP2002247800A (ja) | モータ及びヨーク | |
JP2001167680A (ja) | 電磁接触器の付属品取付装置 | |
JPH08250868A (ja) | 電子回路装置 | |
JP5030757B2 (ja) | 減速機構付き電動モータ | |
JP2001138868A (ja) | ワイパモータ装置の防滴構造 | |
JPH0537388Y2 (ja) | ||
JP3758518B2 (ja) | コネクタ固定構造 | |
JP4068220B2 (ja) | モータの雑音防止構造 | |
JP2563135Y2 (ja) | 回路遮断器 | |
JP2002165328A (ja) | 電気接続箱及び電気接続箱の取り外し方法 | |
JP2529450Y2 (ja) | アーマチユア軸におけるスラスト受け具の取付け構造 | |
JP2588226Y2 (ja) | 電磁ポンプ | |
JP2598710Y2 (ja) | 自動車用モータの冷却構造 | |
JP3889337B2 (ja) | パワーウインドウモータ | |
JPH0761293A (ja) | エンジン用電子制御ユニットの取り付け構造 | |
JP2556941Y2 (ja) | 電磁スイツチにおける端子板取付け構造 | |
JPH10266643A (ja) | 自動車用ハンドル装置 | |
JP2004072848A (ja) | 電気接続箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070809 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071221 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |