JP3758518B2 - コネクタ固定構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のインストルメントパネルの裏側等に設けられたコネクタを固定するコネクタ固定構造に関し、特に、スイッチ取付孔カバーに設けられたコネクタ固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車室内のインストルメントパネルには、フォグランプ等を操作する各種スイッチを設けるためのスイッチ取付孔が予め複数穿設されており、各種スイッチは所定のスイッチ取付孔にはめ込まれるようになっている。また、図12に示すように、インストルメントパネル200の裏側のスイッチ取付孔近傍には、スイッチ202に接続されるワイヤーハーネス203が配設されており、インストルメントパネル200にスイッチ202が嵌設されると、スイッチ202の末端部202aに、ワイヤーハーネス203に設けられた端末コネクタ204を嵌着するようになっている。そして、スイッチ202の操作部202bを操作してスイッチ202をON,OFFすると、図示外のフォグランプ等が操作されるようになっている。
【0003】
また、前記スイッチ取付孔にスイッチが設けられない場合には、図13及び図14に示すように、スイッチ取付孔301に、スイッチ202(図12参照)の代わりに、スイッチ取付孔カバー350をはめ込み、自動車の室内からの見栄えを損なわせないようにしている。スイッチ取付孔カバー350は、図15に示すように、樹脂成形で一体に形成され、スイッチ取付孔301(図13参照)を覆う蓋部351と、前記スイッチ取付孔301に嵌合する嵌合部352,353とからなっている。蓋部351は、角が丸みを持った略長方形形状で、前記蓋部351の裏側の上端部からは嵌合部352が、下端部からは嵌合部353がそれぞれ蓋部351に略垂直に凸設されている。また、嵌合部352,353の末端には係止突起部352a,353aが形成されており、図14に示すように、スイッチ取付孔カバー350がインストルメントパネル300に嵌設されると、係止突起部352a,353aがスイッチ取付孔301(図13参照)の内壁部に係止されるようになっている。
【0004】
また、自動車のインストルメントパネルにスイッチが設けられる場合、一つのスイッチが単独に設けられることは少なく、各種スイッチが集中配置される場合が多い。その場合においては、自動車にスイッチが設けられるか否かに関わらず、ワイヤーハーネス303に各スイッチに対応した端末コネクタが設けられており、インストルメントパネル300の裏側には複数の端末コネクタが集中することになる。従って、図14に示すように、インストルメントパネル300にスイッチ202(図12参照)の代わりにスイッチ取付孔カバー350が嵌設された場合は、ワイヤーハーネス303に設けられた端末コネクタ304がどこにも接続されないことになる。このような場合には、ワイヤーハーネス303を適当な長さで折り曲げて、接着テープ305で止めて固定していた。これは、自動車の走行中に、ワイヤーハーネス303が振動して、端末コネクタ304がインストルメントパネル300の裏側に干渉することにより異音等が発生するのを防止するためであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術では、自動車の車両組み付け時において、スイッチに接続されない端末コネクタ304のワイヤーハーネス303を止めている接着テープ305を誤って外してしまうことがあった。その場合には、ワイヤーハーネス303が振動し、端末コネクタ304がインストルメントパネル300の裏側に干渉して、異音等が発生するという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、スイッチを取り付けない場合に、インストルメントパネル裏側に配設したワイヤーハーネスが振動することなく異音等を生じないコネクタ固定構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のコネクタ固定構造は、車両室内の、パネル部に設けられるスイッチに接続されるワイヤーハーネスのコネクタを、前記スイッチが設けられない場合に保持するものであって、前記スイッチを取り付けるために前記パネルに設けられたスイッチ取付孔に、着脱可能にはめ込まれるスイッチ取付孔カバーが、上記スイッチ取付孔にはめ込まれ当該スイッチ孔を覆う蓋部と、当該蓋部の裏側に設けられ、前記コネクタを保持するコネクタ保持部とを備え、当該コネクタ保持部は、互いに平行に配置された上壁部及び下壁部と、互いに平行に配置された右側壁部及び左側壁部とから成る筒型形状に形成され、前記左側壁部の外側面の上部及び下部には、第1のリブ及び第2のリブがそれぞれ前記上壁部及び前記下壁部と平行に凸設され、前記右側壁部の外側面の上部及び下部には、第3のリブび第4のリブがそれぞれ前記上壁部及び前記下壁部と平行に凸設され、前記蓋部の裏側から垂直に第5のリブ及び第6のリブが前記上壁部の外側面に沿って凸設され、前記蓋部の裏側から垂直に第7のリブ及び第8のリブが前記下壁部の外側面に沿って凸設されている。
【0008】
この構成のコネクタ固定構造では、スイッチ取付孔にスイッチが設けられず、代わりにスイッチ取付孔カバーがはめ込まれた時に、スイッチ取付孔カバーの裏側に設けられたコネクタ保持部がワイヤーハーネスのコネクタを保持するので、車両室内のパネル部の裏側で、ワイヤーハーネス及びコネクタがパネルに当たり、異音等が発生するのを防ぐことができる。また、スイッチ取付孔カバーがインストルメントパネルに穿設されたスイッチ取付孔に挿入された後、第1〜第4のリブにより左右方向へのがたつきが防止でき、第5〜第8のリブにより、上下方向へのがたつきが防止できる。
【0009】
また、請求項2に記載のコネクタ固定構造では、請求項1に記載のコネクタ固定構造の構成に加えて、前記コネクタ保持部には、大きさの異なるコネクタを各々係止するための少なくとも二対の係止部が設けられている
【0010】
この構成のコネクタ固定構造では、請求項1に記載のコネクタ固定構造の作用に加えて、コネクタ保持部には、大きさの異なるコネクタを係止するための少なくとも二対の係止部が設けられているので、コネクタ保持部は、複数種類のコネクタを保持することができる。
【0011】
また、請求項3に記載のコネクタ固定構造では、請求項1又は2に記載のコネクタ固定構造の構成に加えて、前記コネクタ保持部は、前記スイッチ取付孔にスイッチが設けられた場合に当該スイッチに前記コネクタが接続される位置と略同一の位置で、前記コネクタを保持する。
【0012】
この構成のコネクタ固定構造では、請求項1又は2に記載のコネクタ固定構造の作用に加えて、コネクタがコネクタ保持部に保持される位置は、コネクタがスイッチに接続される位置と略同一であるので、コネクタ保持部は極端にワイヤーハーネスを弛緩させたり、緊張させたりすることなく、コネクタを保持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したコネクタ固定構造の一実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図1乃至図5を参照して、コネクタ固定構造におけるスイッチ取付孔カバー1について説明する。ここで、図1はスイッチ取付孔カバー1の斜視図であり、図2は、スイッチ取付孔カバー1を図1における後方から見た斜視図であり、図3は、スイッチ取付孔カバー1を図1における左側から見た側面図である。また、図4は、スイッチ取付孔カバー1を図1における上方から見た平面図であり、図5はスイッチ取付孔カバー1を図1における後方から見た背面図である。
【0014】
図1に示すスイッチ取付孔カバー1は、樹脂成形で一体に形成され、可撓性を有する。また、スイッチ取付孔カバー1は、角が丸みを持ち、表面が緩やかな凸面となった略長方形形状の蓋部3と、当該蓋部3の裏面から延設された、端末コネクタ76(図7参照)を保持するコネクタ保持部2とから形成されている。蓋部3は、スイッチ取付孔カバー1が、図6に示すインストルメントパネル50に穿設されたスイッチ取付孔51に挿入された後、当該スイッチ取付孔51を覆うことになる。
【0015】
図2に示すように、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2は、上下壁部2a,2b、及び左右側壁部2c,2dとから形成された筒型形状になっており、上下壁部2a,2b、及び左右側壁部2c,2dは、それぞれ略平行となっている。また、それぞれの壁部2a〜2dは、図3及び図4に示すように、左右方向に長手の略長方形形状となっている。そして、図2に示すように、コネクタ保持部2の一端には蓋部3が形成されており、反対側の一端は開放されている。また、上壁部2aの後端部には略長方形の貫通孔4が穿設されており、下壁部2bの後端部には略長方形の貫通孔5が穿設されている。また、左側壁部2cの後端部には略長方形の貫通孔6が、右側壁部2dの後端部には略長方形の貫通孔7がそれぞれ穿設されている。コネクタ保持部2は、この二対の貫通孔により、上下方向、左右方向の何れの方向でも端末コネクタ76(図7参照)を保持できるようになっている。
【0016】
また、図3及び図4に示すように、スイッチ取付孔カバー1の上壁部2aの外側面には、略三角柱形状の係止突起部8が形成されており、下壁部2bの外側面には、略三角柱形状の係止突起部9が形成されている。係止突起部8,9は、スイッチ取付孔カバー1が、図6に示すインストルメントパネル50に穿設されたスイッチ取付孔51に挿入された後、当該スイッチ取付孔51の内壁部に係止されるようになっている。また、上壁部2a及び下壁部2bにおける係止突起部8,9の周囲には、スリット8a,9aが各々設けられている。従って、係止突起部8は上壁部2aから出退可能となっており、係止突起部9は下壁部2bから出退可能となっている。
【0017】
また、図2及び図3に示すように、コネクタ保持部2の開放部側において、左右の側壁部2c,2dには、蓋部3側に向かって段階的に狭窄した切り欠き部15及び16が各々形成されており、切り欠き部15及び16はそれぞれ上下対称に形成されている。また、階段状に狭窄した切り欠き部15及び16には、様々な大きさを有する端末コネクタ(図示外)が嵌合するので、コネクタ保持部2は多種類の端末コネクタに対応できるようになっている。さらに、左側壁部2cの外側面の上部にはリブ11が、下部にはリブ13がそれぞれ上下壁部2a,2bと略平行に凸設されている。また、図5に示すように、右側壁部2dの外側面の上部にはリブ10が、下部にはリブ12がそれぞれ上下壁部2a,2bと略平行に凸設されている。そして、リブ10〜13により、スイッチ取付孔カバー1が図示外のインストルメントパネルに穿設されたスイッチ取付孔に挿入された後、左右方向へのがたつきが防止される。
【0018】
また、蓋部3は、コネクタ保持部2の断面よりも一回り大きい略長方形形状であり、図2に示すように、その上端部近傍から、コネクタ保持部2の開放部に向かってリブ3b,3cが蓋部3に略垂直に凸設されている。また、図5に示すように、蓋部3の下端部近傍からは、コネクタ保持部2の開放部に向かってリブ3d,3eが蓋部3に略垂直に凸設されている。そして、リブ3b〜3eにより、スイッチ取付孔カバー1が図示外のインストルメントパネルに穿設されたスイッチ取付孔に挿入された後、上下方向へのがたつきが防止される。
【0019】
次に、図6乃至11を参照して、前述のスイッチ取付孔カバー1を用いたコネクタ固定構造について説明する。図6は、スイッチ取付孔カバー1をインストルメントパネル50に嵌設する前の状態を示す断面図であり、図7は、スイッチ取付孔カバー1をインストルメントパネル50に嵌設した状態を示す断面図である。また、図8は、図7の状態で、スイッチ取付孔カバー1に端末コネクタ30が接続された状態を示す、図5におけるB−B線矢視方向断面図であり、図9は、図7の状態で、スイッチ取付孔カバー1に端末コネクタ30が接続された状態を示す、図5におけるA−A線矢視方向断面図である。また、図10は、図7の状態で、スイッチ取付孔カバー1に別の端末コネクタ31が接続された状態を示す、図5におけるA−A線矢視方向断面図であり、図11は、図7の状態で、スイッチ取付孔カバー1にさらに別の端末コネクタ32が接続された状態を示す、図5におけるA−A線矢視方向断面図である。
【0020】
図6に示すように、インストルメントパネル50に穿設されたスイッチ取付孔51にスイッチ取付孔カバー1を挿入すると、図7に示すように、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2の上壁部2a及び下壁部2bの各々外側面に形成された係止突起部8,8が、スイッチ取付孔51の内壁部に係止される。そして、スイッチ取付孔カバー1がインストルメントパネル50に穿設されたスイッチ取付孔51に固定される。さらに、インストルメントパネル50の裏側では、ワイヤーハーネス75に設けられた端末コネクタ76を、コネクタ保持部2に挿入して嵌着し、端末コネクタ76が固定されるようになっている。また、スイッチ取付孔カバー1の蓋部3は、その表面3aがスイッチ取付孔51周縁のインストルメントパネル50と略同一面となっているので、車両室内からの見栄えが損なわれることがない。
【0021】
また、スイッチ取付孔カバー1は、コネクタ保持部2に設けられた二対の貫通孔4〜7により、上下方向、左右方向のどちらの方向においても端末コネクタを保持することができる。例えば、図8及び図9に示すように、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2が、上下方向で端末コネクタ30を保持する場合は、コネクタ保持部2の開放部に端末コネクタ30を挿入すると、端末コネクタ30の上下の外側面に形成された係止突起部30a,30aが、コネクタ保持部2の上壁部2aに穿設された貫通孔4と下壁部2bに穿設された貫通孔5とにそれぞれ嵌合して、端末コネクタ30がコネクタ保持部2に保持されることになる。
【0022】
また、図10に示すように、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2が、左右方向で別の端末コネクタ31を保持する場合は、コネクタ保持部2の開放部に端末コネクタ31を挿入すると、端末コネクタ31の外側面に形成された係止突起部31aが、コネクタ保持部2の左側壁部2cに穿設された貫通孔6に嵌合して、端末コネクタ31がコネクタ保持部2に保持されることになる。
【0023】
また、図11に示すように、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2が、左右方向でさらに別の端末コネクタ32を保持する場合は、コネクタ保持部2の開放部に端末コネクタ32を挿入すると、端末コネクタ32の外側面に形成された係止突起部32aが、コネクタ保持部2の左側壁部2cに穿設された貫通孔6に嵌合して、端末コネクタ32がコネクタ保持部2に保持されることになる。
【0024】
また、図10及び図11に示すように、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2が左右方向で形状の異なる端末コネクタ31又は端末コネクタ32を保持する際、端末コネクタ31又は端末コネクタ32に形成された係止突起部31a又は係止突起部32aが、コネクタ保持部2の左側壁2cに穿設された貫通孔6に嵌合しているが、右側壁2dに穿設された貫通孔7に嵌合して保持されることもできることは言うまでもない。
【0025】
また、図7に示すように、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2が、ワイヤーハーネス75に設けられた端末コネクタ76を保持する位置は、図12に示すスイッチ202が、その端部でワイヤーハーネス203に設けられた端末コネクタ204を保持する位置と略同一になっている。従って、インストルメントパネル50にスイッチが設けられない場合においても、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2が、ワイヤーハーネス75に設けられた端末コネクタ76を本来保持されるべき位置と略同一な位置で保持することができる。従って、ワイヤーハーネス75が弛緩して周辺部品と干渉することが無く、また、ワイヤーハーネス75が必要以上に緊張することもないので、ワイヤーハーネス75と端末コネクタ76との接続部に負荷がかかるのを防ぐことができる。
【0026】
以上に説明したコネクタ固定構造では、スイッチ取付孔カバー1は、蓋部3とコネクタ保持部2とを備えており、インストルメントパネル50に穿設されたスイッチ取付孔51を覆う機能と、インストルメントパネル50の裏側で端末コネクタ76を保持する機能とを併せ持つ。それにより、インストルメントパネル50の裏側でワイヤーハーネス75を折り曲げて接着テープで止めて固定する必要が無くなるので、車両の組み付け作業の効率化を図ることができる。
【0027】
また、コネクタ保持部2は、異なる大きさのコネクタを保持することができるので、スイッチ取付孔カバー1は、一種類で複数種類のコネクタに対応することができる。さらに、インストルメントパネル50にスイッチが設けられない場合においても、ワイヤーハーネス75に設けられた端末コネクタ76は、スイッチ取付孔カバー1のコネクタ保持部2により、本来保持されるべき位置と略同一な位置で保持されるので、ワイヤーハーネス75が極端に弛緩したり、緊張したりすることがなく、ワイヤーハーネス75及び端末コネクタ76に、負荷がかかることもない。
【0028】
尚、本発明は上記の実施の形態に限られず、各種の変形が可能なことは言うまでもない。例えば、コネクタ保持部に、二対ではなく三対以上の貫通孔を設けることも可能である。また、コネクタ保持部にはめ込まれるコネクタが、自らの脱着機構を備えていれば、コネクタ保持部に、貫通孔ではなく切り欠き等の係止部を設けても良い。また、スイッチ取付孔カバーを、インストルメントパネル以外のパネル部に設けることも可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明のコネクタ固定構造では、スイッチ取付孔にスイッチが設けられず、代わりにスイッチ取付孔カバーが設けられた時に、当該スイッチ取付孔カバーの蓋部の裏側に設けられたコネクタ保持部がワイヤーハーネスのコネクタを保持するので、ワイヤーハーネスを接着テープで止めて固定するよりも確実な方法で固定でき、車両室内のパネル部の裏側で、ワイヤーハーネス及びコネクタがパネルに当たり、雑音等を発生するのを防ぐことができる。また、スイッチ取付孔カバーがインストルメントパネルに穿設されたスイッチ取付孔に挿入された後、第1〜第4のリブにより左右方向へのがたつきが防止でき、第5〜第8のリブにより、上下方向へのがたつきが防止できる。
【0030】
また、請求項2に係る発明のコネクタ固定構造では、請求項1に記載のコネクタ固定構造の効果に加えて、コネクタ保持部には、大きさの異なるコネクタを係止するための少なくとも二対の係止部が設けられているので、コネクタ保持部が、異なる大きさを有するコネクタを保持することができ、コネクタ保持部を有するスイッチ取付孔カバーは、一種類で複数種類のコネクタに対応することができる。
【0031】
さらに、請求項3に係る発明のコネクタ固定構造では、請求項2に記載のコネクタ固定構造の効果に加えて、コネクタがコネクタ保持部に保持される位置と、コネクタがスイッチに接続される位置とは略同一であるので、ワイヤーハーネスが弛緩して周辺部品と干渉することが無く、また、ワイヤーハーネスが必要以上に緊張するのもないので、ワイヤーハーネスと端末コネクタとの接続部に負荷がかかるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スイッチ取付孔カバー1の斜視図である。
【図2】 スイッチ取付孔カバー1の後方斜視図である。
【図3】 スイッチ取付孔カバー1の側面図である。
【図4】 スイッチ取付孔カバー1の平面図である。
【図5】 スイッチ取付孔カバー1の背面図である。
【図6】 スイッチ取付孔カバー1をインストルメントパネル50に嵌設する前の状態を示す断面図である。
【図7】 スイッチ取付孔カバー1をインストルメントパネル50に嵌設した状態を示す断面図である。
【図8】 スイッチ取付孔カバー1に端末コネクタ30がはめ込まれた状態を示す、図5におけるB−B線矢視方向断面図である。
【図9】 スイッチ取付孔カバー1に端末コネクタ30がはめ込まれた状態を示す、図5におけるA−A線矢視方向断面図である。
【図10】 スイッチ取付孔カバー1に別の端末コネクタ31がはめ込まれた状態を示す、図5におけるA−A線矢視方向断面図である。
【図11】 スイッチ取付孔カバー1にさらに別の端末コネクタ32がはめ込まれた状態を示す、図5におけるA−A線矢視方向断面図である。
【図12】 スイッチ202をインストルメントパネル200に嵌設した状態を示す断面図である。
【図13】 従来のスイッチ取付孔カバー350をインストルメントパネル300に嵌設する前の状態を示す断面図である。
【図14】 従来のスイッチ取付孔カバー350をインストルメントパネル300に嵌設した状態を示す断面図である。
【図15】 従来のスイッチ取付孔カバー350を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スイッチ取付孔カバー
2 コネクタ保持部
3 蓋部
4,5,6,7 貫通孔
8 係止突起部
9 係止突起部
30,31,32 端末コネクタ
50 インストルメントパネル
51 スイッチ取付孔
75 ワイヤーハーネス
76 端末コネクタ

Claims (3)

  1. 車両室内のパネル部に設けられるスイッチに接続されるワイヤーハーネスのコネクタを、前記スイッチが設けられない場合に保持するコネクタ固定構造であって、
    前記スイッチを取り付けるために前記パネルに設けられたスイッチ取付孔に、着脱可能にはめ込まれるスイッチ取付孔カバーが、上記スイッチ取付孔にはめ込まれ当該スイッチ孔を覆う蓋部と、
    当該蓋部の裏側に設けられ、前記コネクタを保持するコネクタ保持部とを備え
    当該コネクタ保持部は、互いに平行に配置された上壁部及び下壁部と、互いに平行に配置された右側壁部及び左側壁部とから成る筒型形状に形成され、
    前記左側壁部の外側面の上部及び下部には、第1のリブ及び第2のリブがそれぞれ前記上壁部及び前記下壁部と平行に凸設され、
    前記右側壁部の外側面の上部及び下部には、第3のリブび第4のリブがそれぞれ前記上壁部及び前記下壁部と平行に凸設され、
    前記蓋部の裏側から垂直に第5のリブ及び第6のリブが前記上壁部の外側面に沿って凸設され、
    前記蓋部の裏側から垂直に第7のリブ及び第8のリブが前記下壁部の外側面に沿って凸設されていることを特徴とするコネクタ固定構造。
  2. 前記コネクタ保持部には、大きさの異なるコネクタを各々係止するための少なくとも二対の係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ固定構造。
  3. 前記コネクタ保持部は、前記スイッチ取付孔にスイッチが設けられた場合に当該スイッチに前記コネクタが接続される位置と略同一の位置で、前記コネクタを保持することを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ固定構造。
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