JP5232053B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気コネクタに関する。特に、ボード、パネル、フレームなどに取り付けられるパネル取付け形の電気コネクタ(以下、コネクタと略称する)の構造に関する。
一般に、パネル取付け形のコネクタは、矩形の結合面を有する角形コネクタが知られている。例えば、このような角形コネクタは、ハウジングの両翼に一対の片持ち梁状のロックアームを備えている。そして、パネルに設けられた矩形の開口にハウジングを挿入すると、一対のロックアームがパネルの開口に係止してコネクタが固定されるように構成されている。
従来技術によるパネル取付け形のコネクタは、ロックアームの先端部が開放されているために、相手側コネクタの挿抜動作により、ロックアームの基端部に負荷がかかるという不具合があった。一方、ロックアームの基端部を強固にすると、パネルの開口に挿入することが困難になるという不具合があった。
このような不具合を解消するため、ロックアームの先端部とハウジングとを繋ぐ可撓連絡部を設けたパネル取付け形のコネクタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図20は、特許文献1に開示されたパネル取付け形のコネクタの外観を示す斜視図である。本願の図20は、特許文献1の図1に相当している。
図20を参照すると、コネクタ8は、ハウジング80の両側面81・81に一対のロックアーム82・82を備えている。ロックアーム82の基端部は、側面81に結合している。そして、ロックアーム82は、外側に開くように、傾斜して配置されている。
一方、図20を参照すると、パネル9は、ハウジング80が挿入される矩形の開口91を設けている。開口91は、その両翼に切り欠かれた一対の凹部92・92を設けている。一対の凹部92・92に一対のロックアーム82・82を挿入できる。そして、コネクタ8を開口91に挿入すると、一対のロックアーム82・82を内側に閉じるように変形できる。
図20を参照すると、ロックアーム82の先端部には、階段状の段部83を設けている。更に、ロックアーム82の上端部は、比較的薄く容易に撓む可撓連絡部87によって、ハウジング80の側面81と繋がっている。又、ハウジング80の側縁には、パネル9の裏面に当接する一対の鍔部84・84を突出している。
図20において、コネクタ8をパネル9に挿入すると、一対の段部83・83が凹部92・92との弾圧力によって、コネクタ8が固定される。
特許文献1に開示されたコネクタ8は、相手側コネクタとの挿抜によってロックアーム82に負荷がかかったとしても、可撓連絡部87で補強されているので、ロックアーム82が不要に曲がる虞がない、としている。
実開昭63−145279号公報
しかしながら、特許文献1によるコネクタは、その両翼に一対のロックアームを備えているので、コネクタの外形を大きくしている、という問題がある。
又、特許文献1によるコネクタは、一対のロックアームが可撓連絡部で補強されているが、相手側コネクタとの挿抜によってロックアームの基端部に負荷がかかる構成となっており、相手側コネクタとの挿抜を繰り返すと、ロックアームの基端部が疲労してくる、という問題がある。
パネルに固定するためのロックアームを備えるパネル取付け形のコネクタであって、その外形を大きくすることなく、かつ相手側コネクタとの挿抜によって、ロックアームに負荷を与えることを困難とするコネクタが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、外形を大きくすることなく、かつ相手側コネクタとの挿抜によって、ロックアームに負荷を与えることを困難とするパネル取付け形のコネクタを提供することを目的とする。
発明者らは、上記目的を達成するため、ハウジングをパネルに係止するためのランスを相手側コネクタの挿抜方向と直交する方向に配置することにより、上記の課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たなパネル取付け形のコネクタを発明するに至った。
(1) パネルの前面に取り付ける前面取付け形の第1ハウジングを備える角形の電気コネクタであって、前記パネルは、前記第1ハウジングの後部が当該パネルの前面と略直交する方向から挿入される矩形状の取付け開口を有し、前記第1ハウジングの後部は、前記取付け開口の前面の周縁に当接する第1段差と、この第1段差に隣接して配置し、基端部が当該第1ハウジングの一方の外壁と結合し、先端部が当該一方の外壁と離間して前記パネルの前面と平行する方向に延びる第1ランスと、前記第1段差に対向して当該第1ハウジングの周囲に断続して配置する複数の第1フランジと、を有し、前記取付け開口は、前記パネルの板厚面に向かって切り欠かれて、前記第1ランス及び複数の前記第1フランジが挿入される複数の凹部と、前記パネルの前面に沿って前記第1ハウジングを一方の方向に移動すると、複数の前記第1フランジが後面に当接する複数の凸部と、を有し、複数の前記凸部は、前記パネルの前面に沿って前記第1ハウジングを一方の方向に移動すると、当該第1ハウジングを他方の方向に移動困難に当該第1ランスの先端部を係止する係止片を含む電気コネクタ。
(1)の発明による電気コネクタは、パネルの前面に取り付ける前面取付け形の第1ハウジングを備える角形の電気コネクタであって、パネルは、矩形状の取付け開口を有している。そして、取付け開口には、第1ハウジングの後部がパネルの前面と略直交する方向から挿入される。
第1ハウジングの後部は、第1段差、第1ランス、及び第1フランジを有している。第1段差は、取付け開口の前面の周縁に当接する。第1ランスは、第1段差に隣接して配置している。第1ランスの基端部は、第1ハウジングの一方の外壁と結合している。第1ランスの先端部は、一方の外壁と離間して、パネルの前面と平行する方向に延びている。複数の第1フランジは、第1段差に対向しており、第1ハウジングの周囲に断続して配置している。
取付け開口は、複数の凹部と複数の凸部を有している。複数の凹部は、パネルの板厚面に向かって切り欠かれており、第1ランス及び複数の第1フランジが挿入される。パネルの前面に沿って第1ハウジングを一方の方向に移動すると、複数の凸部は、複数の第1フランジが後面に当接する。
そして、複数の凸部は、係止片を含んでいる。パネルの前面に沿って第1ハウジングを一方の方向に移動すると、係止片は、第1ハウジングを他方の方向に移動困難に、第1ランスの先端部を係止する。
角形の電気コネクタは、基本的に矩形であって、相手側の電気コネクタと結合する矩形の結合面を有している。前面取付け形の第1ハウジングは、パネルの前面(外側)に取付けられてよく、パネルの前面側からのみ取付け又は取り外しができる。前面取付け形の第1ハウジングは、第1段差の後部がパネルの後面側に突出している。
パネルは、ボード、フレームなど所定の面積を有する平板を総称しており、本発明による電気コネクタが取付けられる被取付け体は、パネルの名称に限定されない。
第1ハウジングは絶縁性を有してよく、絶縁性の第1ハウジングとは、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、合成樹脂を成形して、所望の形状の絶縁性のハウジングを得ることができる。
電気コネクタは、プラグであってもよく、リセプタクルであってもよい。第1ハウジングには、雄コンタクトが実装されてもよく、雌コンタクトが実装されてもよい。コンタクトは、電線の端末を圧着する圧着コンタクトであってよく、電線の端末を圧接する圧接コンタクトであってもよい。第1ハウジングには、電源用コンタクトと信号用コンタクトが並存してもよく、電気コネクタをハイブリッドコネクタとすることができる。
(1)の発明による電気コネクタは、第1ハウジングの後部をパネルの前面と略直交する方向から取付け開口に挿入すると、第1段差が取付け開口の前面の周縁に当接して、停止できる。そして、この状態では、第1ランスは、取付け開口の板厚面に対向している。
第1段差と複数の第1フランジとは、取付け開口の周縁の両面を挟持しており、第1ハウジングをパネルの前面に沿って一方の方向に移動すると、第1ランスの先端部が係止片に押し下げられて、係止片を乗り越えていく。
そして、第1ランスの先端部が係止片を完全に乗り越えて、第1ハウジングが取付け開口の端面に当接して停止すると、第1ランスの先端部が復帰して、係止片に係止するので、第1ハウジングを他方の方向に移動困難に係止できる。
このように、(1)の発明による電気コネクタは、従来のコネクタのように、その両翼に一対のロックアームを備えていないので、外形を小さくすることができる。
又、(1)の発明による電気コネクタは、第1ハウジングをパネルに係止するためのランスを相手側コネクタの挿抜方向と直交する方向に配置することにより、ランスに負荷を与えることを防止できる。
(2) 前記第1ハウジングの後部は、前記パネルの板厚に対応する階段状の段差部を前記第1段差と複数の前記第1フランジとの間に有し、前記取付け開口は、前記パネルの板厚に対応して開口形状を異ならせる(1)記載の電気コネクタ。
(2)の発明による電気コネクタは、パネルの板厚に対応して、取付け開口の開口形状を異ならせることにより、板厚の異なるパネルに対して第1ハウジングを共用できる。
(3) パネルの後面から前面に向けて取り付ける後面取付け形の第2ハウジングを備える角形の電気コネクタであって、前記パネルは、前記第2ハウジングの前部が当該パネルの後面と略直交する方向から挿入される矩形状の取付け開口を有し、前記第2ハウジングの前部は、前記取付け開口の後面の周縁に当接する第2段差と、この第2段差に隣接して配置し、基端部が当該第2ハウジングの一方の外壁と結合し、先端部が当該一方の外壁と離間して前記パネルの後面と平行する方向に延びる第2ランスと、前記第2段差に対向して当該第2ハウジングの周囲に断続して配置する複数の第2フランジと、を有し、前記取付け開口は、前記パネルの板厚面に向かって切り欠かれて、前記第2ランス及び複数の前記第2フランジが挿入される複数の凹部と、前記パネルの後面に沿って前記第2ハウジングを一方の方向に移動すると、複数の前記第2フランジが前面に当接する複数の凸部と、を有し、複数の前記凸部は、前記パネルの後面に沿って前記第2ハウジングを一方の方向に移動すると、当該第2ハウジングを他方の方向に移動困難に当該第2ランスの先端部を係止する係止片を含む電気コネクタ。
(3)の発明による電気コネクタは、パネルの後面から前面に向けて取り付ける後面取付け形の第2ハウジングを備える角形の電気コネクタであって、パネルは、矩形状の取付け開口を有している。そして、取付け開口には、第2ハウジングの前部がパネルの後面と略直交する方向から挿入される。
第2ハウジングの前部は、第2段差、第2ランス、及び第2フランジを有している。第2段差は、取付け開口の後面の周縁に当接する。第2ランスは、第2段差に隣接して配置している。第2ランスの基端部は、第2ハウジングの一方の外壁と結合している。第2ランスの先端部は、一方の外壁と離間して、パネルの前面と平行する方向に延びている。複数の第2フランジは、第2段差に対向しており、第2ハウジングの周囲に断続して配置している。
取付け開口は、複数の凹部と複数の凸部を有している。複数の凹部は、パネルの板厚面に向かって切り欠かれており、第2ランス及び複数の第2フランジが挿入される。パネルの後面に沿って第2ハウジングを一方の方向に移動すると、複数の凸部は、複数の第2フランジが前面に当接する。
そして、複数の凸部は、係止片を含んでいる。パネルの後面に沿って第2ハウジングを一方の方向に移動すると、係止片は、第2ハウジングを他方の方向に移動困難に、第2ランスの先端部を係止する。
後面取付け形の第2ハウジングは、パネルの後面(内側)に取付けられてよく、パネルの後面側からのみ取付け又は取り外しができる。後面取付け形の第2ハウジングは、第2段差の前部がパネルの前面側に突出している。
第2ハウジングは絶縁性を有してよく、絶縁性の第2ハウジングとは、非導電性の材料からなるハウジングのことであってよく、合成樹脂を成形して、所望の形状の絶縁性のハウジングを得ることができる。
電気コネクタは、プラグであってもよく、リセプタクルであってもよい。第2ハウジングには、雄コンタクトが実装されてもよく、雌コンタクトが実装されてもよい。コンタクトは、電線の端末を圧着する圧着コンタクトであってよく、電線の端末を圧接する圧接コンタクトであってもよい。第2ハウジングには、電源用コンタクトと信号用コンタクトが並存してもよく、電気コネクタをハイブリッドコネクタとすることができる。
(3)の発明による電気コネクタは、第2ハウジングの後部をパネルの後面と略直交する方向から取付け開口に挿入すると、第2段差が取付け開口の後面の周縁に当接して、停止できる。そして、この状態では、第2ランスは、取付け開口の板厚面に対向している。
第2段差と複数の第2フランジとは、取付け開口の周縁の両面を挟持しており、第2ハウジングをパネルの後面に沿って一方の方向に移動すると、第2ランスの先端部が係止片に押し下げられて、係止片を乗り越えていく。
そして、第2ランスの先端部が係止片を完全に乗り越えて、第2ハウジングが取付け開口の端面に当接して停止すると、第2ランスの先端部が復帰して、係止片に係止するので、第2ハウジングを他方の方向に移動困難に係止できる。
このように、(3)の発明による電気コネクタは、従来のコネクタのように、その両翼に一対のロックアームを備えていないので、外形を小さくすることができる。
又、(3)の発明による電気コネクタは、ハウジングをパネルに係止するためのランスを相手側コネクタの挿抜方向と直交する方向に配置することにより、ランスに負荷を与えることを防止できる。
(4) 前記第2ハウジングの前部は、前記パネルの板厚に対応する階段状の段差部を前記第2段差と複数の前記第2フランジとの間に有し、前記取付け開口は、前記パネルの板厚に対応して開口形状を異ならせる(3)記載の電気コネクタ。
(4)の発明による電気コネクタは、パネルの板厚に対応して、取付け開口の開口形状を異ならせることにより、板厚の異なるパネルに対して第2ハウジングを共用できる。
(5) (1)又は(2)記載の第1ハウジングの後部、及び(3)又は(4)記載の第2ハウジングの前部を有する第3ハウジングを備える電気コネクタ。
(5)の発明による電気コネクタは、第3ハウジングがパネルの前面(外側)に取付けられてもよく、第3ハウジングがパネルの後面(内側)に取付けられてもよく、パネルへの取付け方向が限定されないというメリットがある。
又、(5)の発明による電気コネクタは、パネルの板厚に対応して、取付け開口の開口形状を異ならせることにより、板厚の異なるパネルに対して第3ハウジングを共用できる。
(6) 前記取付け開口の端部に一部が挿入されるブロックキーであって、前記パネルに対して(1)から(5)のいずれかに記載の電気コネクタを移動困難に保持するブロックキーを備える電気コネクタ。
(6)の発明による電気コネクタは、取付け開口の端部に一部が挿入されるブロックキーを備えるので、パネルに対して電気コネクタを確実に保持できる。
本発明による電気コネクタは、従来のコネクタのように、その両翼に一対のロックアームを備えていないので、外形を小さくすることができる。又、本発明による電気コネクタは、ハウジングをパネルに係止するためのランスを相手側コネクタの挿抜方向と直交する方向に配置することにより、ランスに負荷を与えることを防止できる。
更に、本発明による電気コネクタは、パネルの板厚に対応して、取付け開口の開口形状を異ならせることにより、板厚の異なるパネルに対してハウジングを共用できる。
本発明の第1実施形態による電気コネクタに備わる第1ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の厚いパネルを対向配置した状態図である。 前記第1ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の厚いパネルに第1ハウジングを前面から取り付けた状態図である。 前記第1ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の薄いパネルを対向配置した状態図である。 前記第1ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の薄いパネルに第1ハウジングを前面から取り付けた状態図である。 本発明の第1実施形態による電気コネクタの外観を略平面側から観た斜視図である。 図5の要部拡大図であり、図6(A)は、図5の左側の要部拡大図、図6(B)は、図5の右側の要部拡大図である。 前記第1ハウジングの背面図である。 前記第1ハウジングの縦断面図であり、図5のX−X矢視図である。 前記第1ハウジングの下面図である。 前記第1ハウジングの縦断面図であり、図9のY−Y矢視図である。 板厚の厚いパネルのカットレイアウトを示す平面図であり、板厚の厚いパネルを後面側から観ている。 図11に示された板厚の厚いパネルに第1ハウジングを挿入した状態図であり、第1ハウジングを背面側から観ている。 図12に示された第1ハウジングを一方の方向に移動した状態図であり、第1ハウジングを背面側から観ている。 板厚の薄いパネルのカットレイアウトを示す平面図であり、板厚の薄いパネルを後面側から観ている。 図14に示された板厚の薄いパネルに第1ハウジングを挿入した状態図であり、第1ハウジングを背面側から観ている。 図15に示された第1ハウジングを一方の方向に移動した状態図であり、第1ハウジングを背面側から観ている。 本発明の第2又は第3実施形態による電気コネクタに備わる第2又は第3ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の厚いパネルを対向配置した状態図である。 前記第2又は前記第3ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の薄いパネルを対向配置した状態図である。 前記第2又は前記第3ハウジングの外観を略下面側から観た斜視図である。 従来技術によるコネクタの外観を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
最初に、本発明の第1実施形態による電気コネクタ(以下、コネクタと略称する)の構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による電気コネクタに備わる第1ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の厚いパネルを対向配置した状態図である。図2は、第1ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の厚いパネルに第1ハウジングを前面から取り付けた状態図である。
図3は、第1ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の薄いパネルを対向配置した状態図である。図4は、第1ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の薄いパネルに第1ハウジングを前面から取り付けた状態図である。
図5は、本発明の第1実施形態による電気コネクタの外観を略平面側から観た斜視図である。図6は、図5の要部拡大図であり、図6(A)は、図5の左側の要部拡大図、図6(B)は、図5の右側の要部拡大図である。図7は、第1ハウジングの背面図である。図8は、第1ハウジングの縦断面図であり、図5のX−X矢視図である。図9は、第1ハウジングの下面図である。図10は、第1ハウジングの縦断面図であり、図9のY−Y矢視図である。
図1又は図2を参照すると、本発明の第1実施形態によるコネクタ10は、板厚の厚いパネル6の前面61に取り付ける前面取付け形の第1ハウジング1を備えている。図3又は図4を参照すると、第1ハウジング1は、板厚の薄いパネル7の前面71に取り付けることもできる。
図5を参照すると、第1実施形態によるコネクタ10は、プラグを示している。コネクタ10は、複数の電源用コンタクト91pが一方のキャビティに実装され、複数の信号用コンタクト92pを配列するユニット90が他方のキャビティに実装されたハイブリッドコネクタとなっている。コネクタ10の前部11には、相手側コネクタ(図示せず)が挿抜される(図2又は図4参照)。
図1又は図2を参照すると、パネル6は、矩形状の取付け開口60を有している。取付け開口60には、第1ハウジング1の後部12がパネル6の前面61と略直交する方向から挿入される。
図3又は図4を参照すると、パネル7は、矩形状の取付け開口70を有している。取付け開口70には、第1ハウジング1の後部12がパネル7の前面71と略直交する方向から挿入される。
図1を参照すると、第1ハウジング1の後部12は、取付け開口60の前面61の周縁に当接する第1段差1eを有している。図3を参照すると、第1段差1eは、取付け開口70の前面71の周縁に当接できる。
図1又は図3を参照すると、第1ハウジング1の前部11と後部12とは、第1段差1eを境界としている。第1段差1eは、前部11の外壁に対して、後部12の外壁が低くなっている。
図1を参照すると、第1ハウジング1の後部12は、第1ランス1fを有している。第1ランス1fは、第1段差1eに隣接して配置されている。第1ランス1fの基端部は、第1ハウジング1の一方の外壁1aと結合している。第1ランス1fの先端部は、一方の外壁1aと離間して、パネル6の前面61と平行する方向に延びている。又、第1ランス1fの先端部は、一方の外壁1aと離間して、パネル7の前面71と平行する方向に延びている(図3参照)。
図1又は図3を参照すると、第1ハウジング1の一方の外壁1aには、第1段差1eに向かって伸長する一組のリブ1g・1hを設けている。一組のリブ1g・1hは、それらの端面11g・11hが第1段差1eに対向する第1フランジの一部を構成している。
又、図9を参照すると、第1ハウジング1の他方の外壁1bには、第1段差1eに向かって伸長する一組のリブ1j・1kを設けている。一組のリブ1j・1kは、それらの端面11j・11kが第1段差1eに対向する第1フランジの一部を構成している。
更に、図1又は図3を参照すると、第1ハウジング1の一方の側壁1cには、外側に突出する一対の突片1m・1nを設けている。図6(A)を参照すると、突片1mは、その端面11mが第1段差1eに対向する第1フランジの一部を構成している。
図7を参照すると、リブ1g・1h及びリブ1j・1k、及び突片1mで構成された複数の第1フランジは、第1段差1eに対向しており、第1ハウジング1の周囲に断続して配置されている。
図1を参照すると、第1フランジの端面と第1段差1eの対向距離S1は、パネル6の板厚t1より僅かに広くなっている。
図1を参照すると、取付け開口60は、第1ランス1fが挿入される凹部6fを有している。又、取付け開口60は、一組のリブ1g・1hが挿入される凹部6g・6hを有している。更に、取付け開口60は、突片1mが挿入される凹部6mを有している。そして、これらの凹部6f・6g・6h・6mは、パネル6の板厚面に向かって切り欠かれている。
図1及び図9を参照すると、取付け開口60は、一組のリブ1j・1kが挿入される凹部6j・6kを有している。そして、これらの凹部6j・6kは、パネル6の板厚面に向かって切り欠かれている。
図1及び図2を参照して、取付け開口60は、パネル6の前面61に沿って第1ハウジング1を一方の方向に移動すると、一組のリブ1g・1hの端面11g・11hが後面62に当接する一組の凸部61g・61hを有している。凸部61g・61hは、それぞれ、凹部6g・6hに連続している。
図1及び図2を参照して、取付け開口60は、パネル6の前面61に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、突片1mの端面11mが後面62に当接する凸部61mを有している。凸部61mは、凹部6mに連続している。
図1、図2及び図9を参照して、取付け開口60は、パネル6の前面61に沿って第1ハウジング1を一方の方向に移動すると、一組のリブ1j・1kの端面11j・11kが後面62に当接する一組の凸部61j・61kを有している。凸部61j・61kは、それぞれ、凹部6j・6kに連続している。
図1及び図2を参照して、取付け開口60は、パネル6の前面61に沿って第1ハウジング1を一方の方向に移動すると、第1ランス1fの先端部を係止する係止片61fを有している。係止片61fは、凹部6fに連続する凸部になっている。
図3、図4及び図6を参照すると、第1ハウジング1の後部12は、板厚の薄いパネル7に対応する一組の段差部1p・1qを有している。段差部1pは、リブ1gの端面11gより階段状に一段低くなっている。段差部1qは、突片1mの端面11mより階段状に一段低くなっている。
図6を参照すると、一組の段差部1p・1qは、第1段差1eに対向している。一組の段差部1p・1qと第1段差1eの対向距離S2は、パネル7の板厚t2より僅かに広くなっている(図3又は図4参照)。
図3、図4及び図9を参照すると、第1ハウジング1の後部12は、板厚の薄いパネル7に対応する一組の段差部1r・1sを有している。段差部1rは、リブ1jの端面11jより階段状に一段低くなっている。段差部1sは、突片1nの端面11nより階段状に一段低くなっている。
図9を参照すると、一組の段差部1r・1sは、第1段差1eに対向している。一組の段差部1r・1sと第1段差1eの対向距離S2は、パネル7の板厚t2より僅かに広くなっている(図3又は図4参照)。
図3を参照すると、取付け開口70は、第1ランス1fが挿入される凹部7fを有している。又、取付け開口70は、一組のリブ1g・1hが挿入される凹部7g・7hを有している。そして、これらの凹部7f・7g・7hは、パネル7の板厚面に向かって切り欠かれている。
図3、図4及び図6を参照して、取付け開口70は、パネル7の前面71に沿って第1ハウジング1を一方の方向に移動すると、一組の段差部1p・1qが後面72に当接する一組の凸部71p・71qを有している。一組の凸部71p・71qは、それぞれ、凹部7g・7hに連続している。
図3及び図9を参照すると、取付け開口70は、一組のリブ1j・1kが挿入される凹部7j・7kを有している。又、取付け開口70は、突片1mが挿入される凹部7mを有している。そして、これらの凹部7j・7k・7mは、パネル7の板厚面に向かって切り欠かれている。
図3、図4及び図9を参照して、取付け開口70は、パネル7の前面71に沿って第1ハウジング1を一方の方向に移動すると、一組の段差部1r・1sが後面72に当接する一組の凸部71r・71sを有している。一組の凸部71r・71sは、それぞれ、凹部7j・7kに連続している。
図3及び図4を参照して、取付け開口70は、パネル7の前面71に沿って第1ハウジング1を一方の方向に移動すると、第1ランス1fの先端部を係止する係止片71fを有している。係止片71fは、凹部7fに連続する凸部になっている。
次に、本発明の第1実施形態によるコネクタ10の作用を説明する。図11は、板厚の厚いパネルのカットレイアウトを示す平面図であり、板厚の厚いパネルを後面側から観ている。図12は、図12に示された第1ハウジングを一方の方向に移動した状態図であり、第1ハウジングを背面側から観ている。図13は、図12に示された第1ハウジングを一方の方向に移動した状態図であり、第1ハウジングを背面側から観ている。
図14は、板厚の薄いパネルのカットレイアウトを示す平面図であり、板厚の薄いパネルを後面側から観ている。図15は、図14に示された板厚の薄いパネルに第1ハウジングを挿入した状態図であり、第1ハウジングを背面側から観ている。図16は、図15に示された第1ハウジングを一方の方向に移動した状態図であり、第1ハウジングを背面側から観ている。
図1及び図12を参照すると、第1ハウジング1の後部12をパネル6の前面61と略直交する方向から取付け開口60に挿入すると、第1段差1eが取付け開口60の前面61の周縁に当接して、停止できる。そして、この状態では、第1ランス1fは、取付け開口60の板厚面(凹部6f)に対向している。
図1から図10を参照すると、第1段差1eと複数の第1フランジ(端面11g・11h・11j・11k・11m)とは、取付け開口60の周縁の両面を挟持しており、第1ハウジング1をパネル6の前面61に沿って一方の方向に移動すると、第1ランス1fの先端部が係止片61fに押し下げられて、係止片61fを乗り越えていく(図12参照)。
そして、図13を参照すると、第1ランス1fの先端部が係止片61fを完全に乗り越えて、第1ハウジング1が取付け開口60の端面に当接して停止すると、第1ランス1fの先端部が復帰して、係止片61fに係止するので、第1ハウジング1を他方の方向に移動困難に係止できる。つまり、第1ハウジング1をパネル6にロックできる。
図13の状態から、第1ランス1fを押し下げると、第1ハウジング1を他方の方向に移動できる。つまり、パネル6とのロックを解除できる。
図3から図10を参照すると、第1段差1eと複数の段差部1p・1q・1r・1sとは、取付け開口70の周縁の両面を挟持しており、第1ハウジング1をパネル7の前面71に沿って一方の方向に移動すると、第1ランス1fの先端部が係止片71fに押し下げられて、係止片71fを乗り越えていく(図15参照)。
そして、図16を参照すると、第1ランス1fの先端部が係止片71fを完全に乗り越えて、第1ハウジング1が取付け開口70の端面に当接して停止すると、第1ランス1fの先端部が復帰して、係止片71fに係止するので、第1ハウジング1を他方の方向に移動困難に係止できる。つまり、第1ハウジング1をパネル7にロックできる。
図16の状態から、第1ランス1fを押し下げると、第1ハウジング1を他方の方向に移動できる。つまり、パネル7とのロックを解除できる。
このように、本発明の第1実施形態によるコネクタ10は、従来のコネクタのように、その両翼に一対のロックアームを備えていないので、外形を小さくすることができる。
又、本発明の第1実施形態によるコネクタ10は、第1ハウジング1をパネル6又はパネル7に係止するための第1ランス1fを相手側コネクタ(図示せず)の挿抜方向と直交する方向に配置することにより、第1ランス1fに負荷を与えることを防止できる。
更に、本発明の第1実施形態によるコネクタ10は、第1ハウジング1の後部12には、板厚の薄いパネル7に対応する階段状の複数の段差部1p・1q・1r・1sを第1段差1eと複数の第1フランジ(端面11g・11h・11j・11k・11m)との間に有し、取付け開口70を取付け開口60と異ならせることにより、第1ハウジング1を板厚の薄いパネル7に取付けできる。
図1又は図2を参照すると、実施例では、板厚の厚いパネル6は、その板厚t1を2mmとした。又、図3又は図4を参照すると、実施例では、板厚の薄いパネル7は、その板厚t2を1mmとした。パネル6は、板厚t1が1mmを超え、2mm以下であってよく、第1ハウジング1の後部12を取り付けることができる。パネル7は、板厚t2が1mm以下であってよく、第1ハウジング1の後部12を取り付けることができる。
板厚の厚いパネル6と板厚の薄いパネル7とは、相対的であってよく、パネル6の板厚t1が3mmであってもよく、パネル7の板厚t2が2mmであってもよい。又、本発明の第1実施形態によるコネクタ10は、板厚の厚いパネル6と板厚の薄いパネル7とが共用される第1ハウジング1を開示したが、パネルの板厚に対応する階段状の段差部を更に追加して、3種類の板厚に対応する第1ハウジング1を提供することもできる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態によるコネクタの構成を説明する。図17は、本発明の第2又は第3実施形態による電気コネクタに備わる第2又は第3ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の厚いパネルを対向配置した状態図である。
図18は、第2又は第3ハウジングの外観を示す斜視図であり、板厚の薄いパネルを対向配置した状態図である。図19は、第2又は第3ハウジングの外観を略下面側から観た斜視図である。
図17を参照すると、本発明の第2実施形態によるコネクタ20は、板厚の厚いパネル4の後面42から前面41に向けて取り付ける後面取付け形の第2ハウジング2を備えている。図18を参照すると、第2ハウジング2は、板厚の薄いパネル5の後面52から前面51に向けて取り付けることもできる。
図17から図19に示された第2ハウジング2は、その後部22が第1ハウジング1の後部12と同じに構成され、後述する第3ハウジング3の後部32となっている。しかし、以下の第2実施形態の説明では、第2ハウジング2の後部22の外壁が例えば、平坦(フラット)なものとして取り扱う。
図17を参照すると、パネル4は、矩形状の取付け開口40を有している。取付け開口40には、第2ハウジング2の前部21がパネル4の後面42と略直交する方向から挿入される。
図18を参照すると、パネル5は、矩形状の取付け開口50を有している。取付け開口50には、第2ハウジング2の前部21がパネル5の後面52と略直交する方向から挿入される。
図17を参照すると、第2ハウジング2の前部21は、取付け開口40の後面42の周縁に当接する第2段差2eを有している。図18を参照すると、第2段差2eは、取付け開口50の後面52の周縁に当接できる。
図17又は図18を参照すると、第2ハウジング2の前部21は、第2段差2eを境界としている。第2段差2eは、前部21の外壁に対して、第2段差2e以降の外壁が一段高いフランジを形成している。
図17を参照すると、第2ハウジング2の前部21は、第2ランス2fを有している。第2ランス2fは、第2段差2eに隣接して配置されている。第2ランス2fの基端部は、第2ハウジング2の一方の外壁2aと結合している。第2ハウジング2の先端部は、一方の外壁2aと離間して、パネル4の後面42と平行する方向に延びている。又、第2ランス2fの先端部は、一方の外壁2aと離間して、パネル5の後面52と平行する方向に延びている(図18参照)。
図17又は図18を参照すると、第2ハウジング2の一方の外壁2aには、第2段差2eに向かって伸長する一組のリブ2g・2hを設けている。一組のリブ2g・2hは、それらの端面21g・21hが第2段差2eに対向する第2フランジの一部を構成している。
又、図19を参照すると、第2ハウジング2の他方の外壁2bには、第2段差2eに向かって伸長する一組のリブ2j・2kを設けている。一組のリブ2j・2kは、それらの端面21j・21kが第2段差2eに対向する第2フランジの一部を構成している。
更に、図17から図19を参照すると、第2ハウジング2の一方の側壁2cには、外側に突出する一対の突片2m・2nを設けている。一対の突片2m・2nは、それらの端面21m・21nが第2段差2eに対向する第2フランジの一部を構成している。
図17から図19を参照すると、リブ2g・2h及びリブ2j・2k、及び一対の突片2m・2nで構成された複数の第2フランジは、第2段差2eに対向しており、第2ハウジング2の周囲に断続して配置されている。
図17から図19を参照すると、第2フランジの端面と第2段差2eの対向距離S1は、パネル4の板厚t1より僅かに広くなっている。
図17を参照すると、取付け開口40は、第2ランス2fが挿入される凹部4fを有している。又、取付け開口40は、一組のリブ2g・2hが挿入される凹部4g・4hを有している。更に、取付け開口40は、突片2mが挿入される凹部4mを有している。そして、これらの凹部4f・4g・4h・4mは、パネル4の板厚面に向かって切り欠かれている。
図17及び図19を参照すると、取付け開口40は、一組のリブ2j・2kが挿入される凹部4j・4kを有している。又、取付け開口40は、突片2nが挿入される凹部4nを有している。そして、これらの凹部4j・4k・4nは、パネル6の板厚面に向かって切り欠かれている。
図17を参照して、取付け開口40は、パネル4の後面42に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、一組のリブ2g・2hの端面21g・21hが前面41に当接する一組の凸部41g・41hを有している。凸部41g・41hは、それぞれ、凹部4g・4hに連続している。
図17を参照して、取付け開口40は、パネル4の後面42に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、突片2mの端面21mが前面41に当接する凸部41mを有している。凸部41mは、凹部4mに連続している。
図17及び図19を参照して、取付け開口40は、パネル4の後面42に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、一組のリブ2j・2kの端面21j・21kが後面42に当接する一組の凸部41j・41kを有している。凸部41j・41kは、それぞれ、凹部4g・4hに連続している。
図17及び図19を参照して、取付け開口40は、パネル4の後面42に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、突片2nの端面21nが前面41に当接する凸部41nを有している。凸部41nは、凹部4nに連続している。
図17を参照して、取付け開口40は、パネル4の後面42に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、第2ランス2fの先端部を係止する係止片41fを有している。係止片41fは、凹部4fに連続する凸部になっている。
図18及び図19を参照すると、第2ハウジング2の前部21は、板厚の薄いパネル5に対応する一組の段差部2p・2qを有している。段差部2pは、リブ2gの端面21gより階段状に一段低くなっている。段差部2qは、突片2mの端面21mより階段状に一段低くなっている。
図18を参照すると、一組の段差部2p・2qは、第2段差2eに対向している。一組の段差部2p・2qと第2段差2eの対向距離S2は、パネル5の板厚t2より僅かに広くなっている(図17参照)。
図18及び図19を参照すると、第2ハウジング2の前部21は、板厚の薄いパネル5に対応する一組の段差部2r・2sを有している。段差部2rは、リブ2jの端面21jより階段状に一段低くなっている。段差部2sは、突片2nの端面21nより階段状に一段低くなっている。
図19を参照すると、一組の段差部2r・2sは、第2段差2eに対向している。一組の段差部2r・2sと第2段差2eの対向距離S2は、パネル5の板厚t2より僅かに広くなっている(図17又は図18参照)。
図18を参照すると、取付け開口50は、第2ランス2fが挿入される凹部5fを有している。又、取付け開口50は、一組のリブ2g・2hが挿入される凹部5g・5hを有している。そして、これらの凹部5f・5g・5hは、パネル5の板厚面に向かって切り欠かれている。
図18を参照して、取付け開口50は、パネル5の後面52に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、一組の段差部2p・2qが前面51に当接する一組の凸部51p・51qを有している。一組の凸部51p・51qは、それぞれ、凹部5g・5hに連続している。
図18及び図19を参照すると、取付け開口50は、一組のリブ2j・2kが挿入される凹部5j・5kを有している。又、取付け開口50は、一対の突片2m・2nが挿入される凹部5m・5nを有している。そして、これらの凹部5j・5k・5m・5nは、パネル5の板厚面に向かって切り欠かれている。
図18及び図19を参照して、取付け開口50は、パネル5の後面52に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、段差部2r・2sが前面51に当接する一組の凸部51r・51sを有している。一組の凸部51r・51sは、それぞれ、凹部5j・5nに連続している。
図18を参照して、取付け開口50は、パネル5の後面52に沿って第2ハウジング2を一方の方向に移動すると、第2ランス2fの先端部を係止する係止片51fを有している。係止片51fは、凹部5fに連続する凸部になっている。
次に、本発明の第2実施形態によるコネクタ20の作用を説明する。
図17及び図19を参照すると、第2ハウジング2の前部21をパネル4の後面42と略直交する方向から取付け開口40に挿入すると、第2段差2eが取付け開口40の後面42の周縁に当接して、停止できる。そして、この状態では、第2ランス2fは、取付け開口40の板厚面(凹部4f)に対向している。
図17又は図19を参照すると、第2段差2eと複数の第2フランジ(端面21g・21h・21j・21k・21m・21n)とは、取付け開口40の周縁の両面を挟持しており、第2ハウジング2をパネル4の後面42に沿って一方の方向に移動すると、第2ランス2fの先端部が係止片41fに押し下げられて、係止片41fを乗り越えていく。
図17を参照すると、第2ランス2fの先端部が係止片41fを完全に乗り越えて、第2ハウジング2が取付け開口40の端面に当接して停止すると、第2ランス2fの先端部が復帰して、係止片41fに係止するので、第2ハウジング2を他方の方向に移動困難に係止できる。つまり、第2ハウジング2をパネル4にロックできる。
一方、第2ランス2fを押し下げると、第2ハウジング2を他方の方向に移動できる。つまり、パネル4とのロックを解除できる。
図18及び図19を参照すると、第2段差2eと複数の段差部2p・2q・2r・2sとは、取付け開口50の周縁の両面を挟持しており、第2ハウジング2をパネル5の後面52に沿って一方の方向に移動すると、第2ランス2fの先端部が係止片51fに押し下げられて、係止片51fを乗り越えていく。
そして、図18を参照すると、第2ランス2fの先端部が係止片51fを完全に乗り越えて、第2ハウジング2が取付け開口50の端面に当接して停止すると、第2ランス2fの先端部が復帰して、係止片51fに係止するので、第2ハウジング2を他方の方向に移動困難に係止できる。つまり、第2ハウジング2をパネル5にロックできる。
一方、第2ランス2fを押し下げると、第2ハウジング2を他方の方向に移動できる。つまり、パネル5とのロックを解除できる。
このように、本発明の第2実施形態によるコネクタ20は、従来のコネクタのように、その両翼に一対のロックアームを備えていないので、外形を小さくすることができる。
又、本発明の第2実施形態によるコネクタ20は、第2ハウジング2をパネル4又はパネル5に係止するための第2ランス2fを相手側コネクタ(図示せず)の挿抜方向と直交する方向に配置することにより、第2ランス2fに負荷を与えることを防止できる。
更に、本発明の第2実施形態によるコネクタ20は、第2ハウジング2の前部21には、板厚の薄いパネル5に対応する階段状の複数の段差部2p・2q・2r・2sを第2段差2eと複数の第2フランジ(端面21g・21h・21j・21k・21m・21n)との間に有し、取付け開口50を取付け開口40と異ならせることにより、第2ハウジング2を板厚の薄いパネル5に取付けできる。
図17を参照すると、実施例では、板厚の厚いパネル4は、その板厚t1を2mmとした。又、図18を参照すると、実施例では、板厚の薄いパネル5は、その板厚t2を1mmとした。パネル4は、板厚t1が1mmを超え、2mm以下であってよく、第2ハウジング2の前部21を取り付けることができる。パネル5は、板厚t2が1mm以下であってよく、第2ハウジング2の前部21を取り付けることができる。
板厚の厚いパネル4と板厚の薄いパネル5とは、相対的であってよく、パネル4の板厚t1が3mmであってもよく、パネル5の板厚t2が2mmであってもよい。又、本発明の第2実施形態によるコネクタ20は、板厚の厚いパネル4と板厚の薄いパネル4とが共用される第2ハウジング2を開示したが、パネルの板厚に対応する階段状の段差部を更に追加して、3種類の板厚に対応する第2ハウジング2を提供することもできる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態によるコネクタの構成及び作用を説明する。
図1又は図2及び図17を参照すると、本発明の第3実施形態によるコネクタ30は、板厚の厚いパネル6の前面61に取り付ける前面取付け形の第3ハウジング3を備えている。図3又は図4及び図17を参照すると、第3ハウジング3は、板厚の薄いパネル7の前面71に取り付けることもできる。
図17を参照すると、本発明の第3実施形態によるコネクタ30は、板厚の厚いパネル4の後面42から前面41に向けて取り付ける後面取付け形の第3ハウジング3を備えている。図18を参照すると、第3ハウジング3は、板厚の薄いパネル5の後面52から前面51に向けて取り付けることもできる。
図17から図19に示された第3ハウジング3は、その後部32が第1ハウジング1の後部12と同じに構成されている。又、第3ハウジング3は、その前部31が第2ハウジング2の前部21と同じに構成されている。
本発明の第3実施形態によるコネクタ30は、第3ハウジング3がパネル6又はパネル7の前面(外側)に取付けられてもよく、第3ハウジング3がパネル4又はパネル5の後面(内側)に取付けられてもよく、パネルへの取付け方向が限定されないというメリットがある。
又、本発明の第3実施形態によるコネクタ30は、パネルの板厚に対応して、取付け開口の開口形状を異ならせることにより、板厚の異なるパネルに対して第3ハウジング3を共用できる。
次に、第1から第3実施形態によるコネクタ10・20・30は、パネル4から7に対して、第1から第3ハウジング1・2・3を移動困難に保持するブロックキー100を備えている。
図2を参照すると、ブロックキー100は、取付け開口60の端部に一部101が挿入される。取付け開口60の端部は、凸字状に開口しており、第1ハウジング1の他方の側壁1dに沿って、ブロックキー100が取付け開口60の端部に挿入されることにより、パネル6に対してコネクタ10を確実に保持できる。
図4を参照すると、ブロックキー100は、取付け開口70の端部に一部101が挿入される。取付け開口70の端部は、凸字状に開口しており、第1ハウジング1の他方の側壁1dに沿って、ブロックキー100が取付け開口70の端部に挿入されることにより、パネル7に対してコネクタ10を確実に保持できる。
図17を参照すると、ブロックキー100は、取付け開口40の端部に一部101が挿入される。取付け開口40の端部は、凸字状に開口しており、第2ハウジング2の他方の側壁2dに沿って、ブロックキー100が取付け開口40の端部に挿入されることにより、パネル4に対してコネクタ20を確実に保持できる。
図18を参照すると、ブロックキー100は、取付け開口50の端部に一部101が挿入される。取付け開口50の端部は、凸字状に開口しており、第2ハウジング2の他方の側壁2dに沿って、ブロックキー100が取付け開口50の端部に挿入されることにより、パネル5に対してコネクタ20を確実に保持できる。
1 第1ハウジング
1a 外壁(一方の外壁)
1e 第1段差
1f 第1ランス
1g・1h・1j・1k リブ(第1フランジ)
1m 突片(第1フランジ)
6 パネル
6f・6g・6h・6j・6k・6m 凹部
10 コネクタ(電気コネクタ)
12 後部(第1ハウジングの後部)
60 取付け開口
61 前面(パネルの前面)
61f 係止片
61g・61h・61j・61k・61m 凸部
62 後面(パネルの後面)

Claims (6)

  1. パネルの前面に取り付ける前面取付け形の第1ハウジングを備える角形の電気コネクタであって、
    前記パネルは、前記第1ハウジングの後部が当該パネルの前面と略直交する方向から挿入される矩形状の取付け開口を有し、
    前記第1ハウジングの後部は、
    前記取付け開口の前面の周縁に当接する第1段差と、
    この第1段差に隣接して配置し、基端部が当該第1ハウジングの一方の外壁と結合し、先端部が当該一方の外壁と離間して前記パネルの前面と平行する方向に延びる第1ランスと、
    前記第1段差に対向して当該第1ハウジングの周囲に断続して配置する複数の第1フランジと、を有し、
    前記取付け開口は、
    前記パネルの板厚面に向かって切り欠かれて、前記第1ランス及び複数の前記第1フランジが挿入される複数の凹部と、
    前記パネルの前面に沿って前記第1ハウジングを一方の方向に移動すると、複数の前記第1フランジが後面に当接する複数の凸部と、を有し、
    複数の前記凸部は、前記パネルの前面に沿って前記第1ハウジングを一方の方向に移動すると、当該第1ハウジングを他方の方向に移動困難に当該第1ランスの先端部を係止する係止片を含む電気コネクタ。
  2. 前記第1ハウジングの後部は、前記パネルの板厚に対応する階段状の段差部を前記第1段差と複数の前記第1フランジとの間に有し、
    前記取付け開口は、前記パネルの板厚に対応して開口形状を異ならせる請求項1記載の電気コネクタ。
  3. パネルの後面から前面に向けて取り付ける後面取付け形の第2ハウジングを備える角形の電気コネクタであって、
    前記パネルは、前記第2ハウジングの前部が当該パネルの後面と略直交する方向から挿入される矩形状の取付け開口を有し、
    前記第2ハウジングの前部は、
    前記取付け開口の後面の周縁に当接する第2段差と、
    この第2段差に隣接して配置し、基端部が当該第2ハウジングの一方の外壁と結合し、先端部が当該一方の外壁と離間して前記パネルの後面と平行する方向に延びる第2ランスと、
    前記第2段差に対向して当該第2ハウジングの周囲に断続して配置する複数の第2フランジと、を有し、
    前記取付け開口は、
    前記パネルの板厚面に向かって切り欠かれて、前記第2ランス及び複数の前記第2フランジが挿入される複数の凹部と、
    前記パネルの後面に沿って前記第2ハウジングを一方の方向に移動すると、複数の前記第2フランジが前面に当接する複数の凸部と、を有し、
    複数の前記凸部は、前記パネルの後面に沿って前記第2ハウジングを一方の方向に移動すると、当該第2ハウジングを他方の方向に移動困難に当該第2ランスの先端部を係止する係止片を含む電気コネクタ。
  4. 前記第2ハウジングの前部は、前記パネルの板厚に対応する階段状の段差部を前記第2段差と複数の前記第2フランジとの間に有し、
    前記取付け開口は、前記パネルの板厚に対応して開口形状を異ならせる請求項3記載の電気コネクタ。
  5. 請求項1又は2記載の第1ハウジングの後部、及び請求項3又は4記載の第2ハウジングの前部を有する第3ハウジングを備える電気コネクタ。
  6. 前記取付け開口の端部に一部が挿入されるブロックキーであって、前記パネルに対して請求項1から5のいずれかに記載の電気コネクタを移動困難に保持するブロックキーを備える電気コネクタ。
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