JP3567856B2 - コネクタの支持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタをパネルに対して待ち受け状態で支持する部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コネクタの嵌合方式の一つとして、対をなすコネクタのうちの一方のコネクタをパネルに対して待ち受け状態で装着し、これに相手のコネクタを嵌合するというものが知られている。この際、例えば相手のコネクタが別部材に取り付けられていて、この別部材をパネルに取り付けることを以て、相手のコネクタを待ち受けコネクタに嵌合する場合などには、止むを得ず生ずる取付上の誤差等によって、両コネクタを同芯に対応させて嵌合できない場合があり得る。
【0003】
そのため待ち受けコネクタの中には、上記のような芯ずれを吸収して嵌合を図るべく支持されたものがある。具体的には、コネクタの外面に弾性片を設け、このコネクタをパネルに形成された取付孔に挿入して弾性片を取付孔に係合させることにより、コネクタがパネルに対して抜け止め状態で、かつパネルの板面方向に沿って変位可能に支持される。そして、相手のコネクタが芯ずれして嵌合されても、所定の弾性片を弾性変形させて待ち受けコネクタ側を変位させつつ芯合わせし、正規に嵌合させるというものである。
なお、このような待ち受けコネクタの支持構造は、例えば特開平8−330028号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来構造のものでは、芯合わせのために一面に設けられた弾性片を弾性変形させつつコネクタが片方に寄ったとすると、それと反対側の面では、弾性片と取付孔の口縁との間の引っ掛かり代がそれだけ小さくなり、相手のコネクタからの押圧力を受けて引っ掛かりが外れ、待ち受けコネクタが取付孔から脱落するおそれもあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、芯合わせを行うべくコネクタがパネルの板面に沿って変位することを許容しつつも、取付孔から脱落することを防止するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、パネルに開口された取付孔にはコネクタがクリアランスを持って挿入され、このコネクタの外面に前記取付孔と係合可能な弾性片を設けることにより、このコネクタが挿入方向の後方への抜け止め状に掛止され、かつ前記パネルの板面方向に沿って変位可能に支持されたものにおいて、前記弾性片は前記コネクタの所定の側面上に一対ずつが互いに離れて設けられ、前記パネル側には前記一対の弾性片の間に突出するようにして補助掛止部が設けられるとともに、前記コネクタにおける前記各弾性片の配設位置付近には前記補助掛止部に抜け止め状に掛止可能な被掛止部が設けられており、一方の前記弾性片が弾性変形しつつ前記コネクタが変位した場合に、他方の弾性片側の前記被掛止部が、前記コネクタの変位量にほぼ比例した深さで前記補助掛止部に係合する構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記弾性片は前記コネクタの挿入方向の後方を向いて延出した片持ち状に形成され、この弾性片の先端部には、前記取付孔における前記挿入方向の向こう側の口縁に当たる当て面が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記当て面の裏側には、前記弾性片の基端側に向けて次第に背が低くなったリブが形成されているところに特徴を有する。
【0007】
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載のものにおいて、前記当て面は、その突出端側が次第に裏側に引っ込むようなテーパ面に形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタは、相手のコネクタとレバー操作を介して嵌合されるコネクタハウジングと、これを収容したホルダとから構成されており、前記弾性片が前記ホルダに設けられているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
芯合わせを行うために一対の弾性片のうちの一方の弾性片を弾性変形させつつコネクタが片方に変位したとすると、他方の弾性片の取付孔に対する引っ掛かり代が小さくなるが、この他方の弾性片側の被掛止部が、コネクタの変位量にほぼ比例した深さで補助掛止部に係合することで引っ掛かり代が確保される。
すなわち、芯合わせを行うべくコネクタがパネルの板面に沿って変位することを許容しつつも、コネクタが取付孔から脱落することを確実に防止できる。
【0009】
<請求項2の発明>
コネクタは片持ち状の弾性片を弾性変形させつつパネルの取付孔に挿入され、弾性片が復元してその先端部に設けられた当て面が、取付孔における挿入方向の向こう側の口縁に当たることで抜け止め状態に支持される。
<請求項3の発明>
コネクタを取付孔に挿入すると、傾斜状のリブが取付孔の口縁に摺接しつつ弾性片が弾性変形し、一方、弾性片が復元して当て面が取付孔の口縁に当てられたのち、当て面に押圧力が作用した場合にはリブが当て面を補強する。リブが弾性片を弾性変形させる場合のガイドと、当て面の補強材として機能する。
【0010】
<請求項4の発明>
コネクタが取付孔に挿入されるに当たり、弾性片が弾性変形したのち元形に向けて戻るとき、当て面の突出端の角がパネルの板面に引っ掛かって戻れなくなるといった事態が避けられる。また、コネクタを変位させるべく弾性片が弾性変形した場合に、当て面が取付孔の口縁にべた当たりし、より強い掛止力を得ることができる。
<請求項5の発明>
コネクタが、ホルダ内にレバー嵌合式のコネクタハウジングを収容したタイプのものにも適用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図9に基づいて説明する。この実施形態では、図1に示すように、パネル10に対して雌側のコネクタ20が待ち受け状態で支持され、この雌コネクタ20に対して相手の雄側のコネクタ30がレバー40により操作力を助勢されて嵌合されるようになっている。
なお以下では、雌雄のコネクタ20,30のそれぞれの嵌合面側を前面として説明する。
【0012】
雌コネクタ20は、図2,3にも示すように、横長の扁平なブロック状をなすコネクタハウジング21(以下、単に雌ハウジングという)と、この雌ハウジング21を収容する角筒形のホルダ22とから構成されている。
雌ハウジング21は左右方向において3つの領域に分けられており、それぞれにキャビティ23が整列して形成され、各キャビティ23内に雌側端子金具(図示せず)が後方から挿入されて収容されている。
この雌ハウジング21はホルダ22内に摺動可能に嵌合され、詳しくは図示しないが、大部分がホルダ22の前縁から突出した前進位置(図2参照)と、ホルダ22内に収容された後退位置(図9参照)とでそれぞれ保持されるようになっている。
【0013】
一方の雄コネクタ30は、図2にも示すように、基板32の前面側にフード部33の形成された雄側のコネクタハウジング31(以下、単に雄ハウジングという)を有しており、この雄ハウジング31のフード部33内に雌コネクタ20の雌ハウジング21が嵌合可能され、フード部33の外側にホルダ22が嵌合されるようになっている。
雄ハウジング31には、基板32を貫通して雄側端子金具34が装着され、それぞれの先端が、相手の雌ハウジング21のキャビティ23と対応する位置においてフード部33内に突出している。
【0014】
雌ハウジング21の上下両面には、一対のレバー40が装備されている。このレバー40は、一端側に所定の曲線状のカム溝41が形成され、上下で点対称をなす姿勢で軸42により回動可能に支持されており、他端の連結ピン43がホルダ22の連結溝44に嵌められて連結されている。雌ハウジング21が上記した前進位置に保持されているときには、両レバー40のカム溝41の入口41Aが前方に向けて開口している。一方、雄ハウジング31の上下両面には、各レバー40のカム溝41に嵌合可能なフォロワピン46が立てられている。
【0015】
そして、前進位置にある雌ハウジング21に対して雄ハウジング31を嵌合させると、上下のフォロワピン46が対応するレバー40のカム溝41の入口41Aに臨み、引き続いて、雄ハウジング31を押し込むと、レバー40を回動させつつ雌ハウジング21がホルダ22内に押し込まれることに伴って、カム溝41とフォロワピン46との間のてこ作用により雄ハウジング31が雌ハウジング21側に引き込まれ、雌ハウジング21が後退位置まで押し込まれたときに、両コネクタ20,30が正規に嵌合されるようになっている。
【0016】
次に、上記した雌コネクタ20をパネル10に対して待ち受け状態で支持する部分の構造を説明する。
パネル10には、雌コネクタ20を後方から挿入可能な取付孔11が開口されている。雌コネクタ20におけるホルダ22の左右の側面の後縁側には、フランジ25が張り出し形成され、このフランジ25が取付孔11の裏面側における左右の口縁に突き当たることで、雌コネクタ20の挿入が停止されるようになっている。
取付孔11の四隅では、図4にも示すように、その上下両縁の対応間隔が少し狭められており、それらの内方の所定幅の部分がさらに対応間隔が狭められるように突出し、4箇所に掛止部12が形成されている。また、取付孔11の左右の側縁における中央高さ位置からは、所定幅の補助掛止部13が、上記の掛止部12の位置まで張り出して形成されている。
【0017】
ホルダ22の左右の側面には、上下一対ずつの縦弾性片50と、1本ずつの横弾性片55とが設けられている。詳細には、ホルダ22の左右の側面の上下両端部付近に、一対の支持板51が突設され、各支持板51の外面側に、上記した縦弾性片50が、前縁側から後方に向けて延出して形成され、先端側が支持板51に接離する方向に撓み変形可能となっている。各縦弾性片50の先端側の外面には、上記した取付孔11の掛止部12の表面に当接可能な当て板52が全幅に形成されている。
この当て板52の裏面側の幅方向の中央部からは、縦弾性片50の基端に寄った位置に向けて、次第に背が低くなったリブ53が形成されている。
【0018】
一方、ホルダ22の左右の側面における上下一対の支持板51の間の位置には、横弾性片55が、同じく前縁側から後方に向けて延出して形成され、先端側がホルダ22の側面に接離する方向に撓み変形可能となっている。各横弾性片55の先端側の外面には、上記した取付孔11の補助掛止部13の表面に当接可能な当て板56が全幅に形成されている。また、この当て板56の裏面側の幅方向の中央部からは、同じく横弾性片55の基端に寄った位置に向けて、次第に背が低くなったリブ57が形成されている。
【0019】
したがって、雌コネクタ20がパネル10の取付孔11内に後方から挿入されると、左右一対ずつの縦弾性片50のリブ53が対応する掛止部12の突出端に当接して各縦弾性片50が撓み変形し、また左右1個ずつの横弾性片55のリブ57が対応する補助掛止部13の突出端に当接して両横弾性片55が撓み変形しつつ押し込まれる。そして、ホルダ22のフランジ25が取付孔11の裏側の口縁に当たったところで縦弾性片50の当て板52が掛止部12を通過して、縦弾性片50が復元変形しつつ当て板52が掛止部12の表面に掛止し、また、横弾性片55の当て板56が補助掛止部13を通過して、横弾性片55が復元変形しつつ当て板56が補助掛止部13の表面に掛止する。
これにより、雌コネクタ20はパネル10に対して前後に抜け止め状態で、かつ縦弾性片50と横弾性片55を弾性変形させつつ、取付孔11内でパネル10の板面に沿って変位可能に支持される。
なお、縦弾性片50の当て板52の当て面52Aと、横弾性片55の当て板56の当て面56Aとは、突出端側が次第に裏側に引っ込むようなテーパ面に形成されている。
【0020】
さて、上記した縦弾性片50の形成された上下の支持板51は、図7に示すように、雌コネクタ20が初めにパネル10に支持された場合に、補助掛止部13の上または下の端縁のごく近傍まで達する厚みを有している。そして、上下の支持板51における互いに対向した面の後端では、パネル10の厚さにほぼ等しい幅を持った被掛止溝58が切り込み形成されている。この被掛止溝58の深さは、縦弾性片50の最大撓み変形量にほぼ等しくされている。
【0021】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
まず図2及び図3に示すように、雌コネクタ20側では、ホルダ22内に雌ハウジング21が前進位置に収容される。そして、この雌コネクタ20が、図2の矢線に示すように、パネル10の取付孔11内に裏面側から挿入されると、既述したように、左右一対ずつの縦弾性片50が対応する掛止部12の突出端に当接して撓み変形し、また左右1個ずつの横弾性片55が対応する補助掛止部13の突出端に当接して撓み変形しつつ押し込まれ、フランジ25が取付孔11の裏側の口縁に当たったところで、図5ないし図7に示すように、縦弾性片50が復元変形しつつその当て板52が掛止部12の表面に掛止し、また横弾性片55が復元変形しつつその当て板56が補助掛止部13の表面に掛止し、雌コネクタ20はパネル10に対して前後に抜け止め状態で、かつパネル10の板面に沿って弾性的な変位可能に支持される。
【0022】
ここで、各当て板52,56の裏面側には次第に背が低くなったリブ53,57が形成されていて、このリブ53,57が背の低い側から掛止部12または補助掛止部13の突出縁に摺動されることで、縦弾性片50と横弾性片55の撓み変形がスムーズに行われる。すなわち、リブ53,57が弾性片50,55を撓み変形させる場合のガイドとして機能し、また当て板52,56を補強する機能も併せて発揮する。また、縦弾性片50の当て板52の当て面52Aと、横弾性片55の当て板56の当て面56Aとは、ともに突出端側が次第に裏側に引っ込むようなテーパ面とされているから、当て板52,56が掛止部12または補助掛止部13を通過して弾性片50,55が復元変形する場合に、当て面52A,56Aの突出縁が掛止部12や補助掛止部13の板面に引っ掛かることが回避され、すなわち弾性片50,55の戻り動作もスムーズに行われる。
【0023】
上記のように、パネル10に雌コネクタ20が待ち受け状態で支持されたら、図6の矢線に示すように、雌コネクタ20の前方から相手の雄コネクタ30が嵌合される。この場合、雌雄のコネクタ20,30が芯ずれしていることがあり得る。例えば図7に示すように、雄コネクタ30の軸心Xが雌コネクタ20の軸心Yよりも上方にずれていると、雄ハウジング31のフード部33と雌ハウジング21の先端同士が突き合わされたところで、図8に示すように、上下一対の縦弾性片50のうちの上側の縦弾性片50が撓み変形して雌コネクタ20が上方に変位し、両コネクタ20,30が芯合わせされる。
【0024】
ここで、雌コネクタ20が上方に変位することに伴い、下側の縦弾性片50では、その先端が掛止部12の突出端から浮いた状態となり、下側の縦弾性片50の当て板52と掛止部12との引っ掛かり代が小さくなるが(図8の符号a参照)、補助掛止部13の下縁が下側の被掛止溝58内に相対的に入り込んで、上記した下側の縦弾性片50の当て板52と掛止部12との引っ掛かり代の減少を補償することになる。
【0025】
両コネクタ20,30が芯合わせされた状態から、引き続いて雄コネクタ30が押し込まれると、雄ハウジング31の上下のフォロワピン46が対応するレバー40のカム溝41の入口41Aに臨み、レバー40を回動させつつ雌ハウジング21がホルダ22内に押し込まれることによって、カム溝41とフォロワピン46との間のてこ作用により雄ハウジング31が雌ハウジング21側に引き込まれ、両コネクタ20,30が正規に嵌合される。
この間、雌コネクタ20は雄コネクタ30側から押圧力を受けるが、引っ掛かり代が補償されているから、雄コネクタ30が取付孔11から抜けてしまうといったことはない。また縦弾性片50の当て板52の当て面52Aがテーパ面とされていることは、撓み変形した場合に、掛止部12にべた当たりした状態となり、大きな掛止力を得ることができる。
【0026】
また、上記とは逆に、雄コネクタ30の軸心Xが雌コネクタ20の軸心Yよりも下方にずれていた場合は、下側の縦弾性片50が撓み変形して雌コネクタ20が下方に変位しつつ、両コネクタ20,30が芯合わせされる。このとき、上側の縦弾性片50の当て板52と掛止部12との引っ掛かり代が小さくなるが、補助掛止部13の上縁が上側の被掛止溝58内に入り込んで、同様に上側の縦弾性片50の当て板52と掛止部12との引っ掛かり代の減少が補償される。
【0027】
なお、雄コネクタ30の軸心Xと雌コネクタ20の軸心Yとが左右方向にずれていた場合は、左側または右側の横弾性片55が撓み変形して雌コネクタ20が同方向に変位し、両コネクタ20,30が芯合わせされる。このとき、変位方向と反対側の横弾性片55の当て板56と補助掛止部13との引っ掛かり代が小さくなるが、横弾性片55の上下2箇所で縦弾性片50により掛止がなされているから、横弾性片55の場合はその引っ掛かり代が減少したとしてもさほどの影響はない。
【0028】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態において、横弾性片側についても引っ掛かり代の補償を行う構造としてもよい。
(2)待ち受け側のコネクタが雄コネクタである場合にも、同様に適用することが可能である。
(3)また、嵌合操作力の助勢をレバーに委ねない通常のコネクタにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る分解状態の斜視図
【図2】その平断面図
【図3】その一部切欠側面図
【図4】パネルの正面図
【図5】雌コネクタがパネルに支持された状態の斜視図
【図6】相手の雄コネクタを嵌合する前の平断面図
【図7】その一部切欠側面図
【図8】両コネクタが芯合わせされた状態の一部切欠側面図
【図9】雌雄のコネクタが正規嵌合された状態の平断面図
【符号の説明】
10…パネル
11…取付孔
12…掛止部
13…補助掛止部
20…雌コネクタ(コネクタ)
21…雌ハウジング(コネクタハウジング)
22…ホルダ
25…フランジ
30…雄コネクタ(相手のコネクタ)
40…レバー
41…カム溝
46…フォロワピン
50…縦弾性片
51…支持板
52…当て板
52A…当て面
53…リブ
55…横弾性片
56…当て板
56A…当て面
58…被掛止溝(被掛止部)
Claims (5)
- パネルに開口された取付孔にはコネクタがクリアランスを持って挿入され、このコネクタの外面に前記取付孔と係合可能な弾性片を設けることにより、このコネクタが挿入方向の後方への抜け止め状に掛止され、かつ前記パネルの板面方向に沿って変位可能に支持されたものにおいて、
前記弾性片は前記コネクタの所定の側面上に一対ずつが互いに離れて設けられ、前記パネル側には前記一対の弾性片の間に突出するようにして補助掛止部が設けられるとともに、前記コネクタにおける前記各弾性片の配設位置付近には前記補助掛止部に抜け止め状に掛止可能な被掛止部が設けられており、一方の前記弾性片が弾性変形しつつ前記コネクタが変位した場合に、他方の弾性片側の前記被掛止部が、前記コネクタの変位量にほぼ比例した深さで前記補助掛止部に係合する構成としたことを特徴とするコネクタの支持構造。 - 前記弾性片は前記コネクタの挿入方向の後方を向いて延出した片持ち状に形成され、この弾性片の先端部には、前記取付孔における前記挿入方向の向こう側の口縁に当たる当て面が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタの支持構造。
- 前記当て面の裏側には、前記弾性片の基端側に向けて次第に背が低くなったリブが形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタの支持構造。
- 前記当て面は、その突出端側が次第に裏側に引っ込むようなテーパ面に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載のコネクタの支持構造。
- 前記コネクタは、相手のコネクタとレバー操作を介して嵌合されるコネクタハウジングと、これを収容したホルダとから構成されており、前記弾性片が前記ホルダに設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタの支持構造。
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