JP3065907B2 - アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット - Google Patents

アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット

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JP3065907B2
JP3065907B2 JP7073677A JP7367795A JP3065907B2 JP 3065907 B2 JP3065907 B2 JP 3065907B2 JP 7073677 A JP7073677 A JP 7073677A JP 7367795 A JP7367795 A JP 7367795A JP 3065907 B2 JP3065907 B2 JP 3065907B2
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憲知 岡村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、急制動時や滑りやすい
路面での制動時にブレーキ液圧を調整して車輪がロック
するのを防止するようにした車両のアンチロックブレー
キシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の安全性を向上させるた
めのシステムの一つとして、急制動時や滑りやすい路面
での制動時に車輪がロックしないようにするアンチロッ
クブレーキシステムがある。近年、自動車の高性能化に
伴ってこのようなアンチロックブレーキシステムを採用
した自動車が多く生産されるようになっている。
【0003】この種のアンチロックブレーキシステム
は、各車輪の回転状態を検知する回転検出装置、車輪が
ロックしないようにブレーキ液圧を制御する電子制御
部、電子制御部からの制御信号に基づき各車輪側に対す
るブレーキ液圧を調整する油圧ユニット等を備えてい
る。
【0004】そして、電子制御部は、回転検出装置から
送られた検出信号を入力し、この検出信号に基づいてブ
レーキがかけられた場合にロックする方向にある車輪が
存在するか否かを監視しており、ロックする方向にある
と判断した車輪が存在する場合には油圧ユニットを制御
して、該当する車輪のホイールシリンダに対するブレー
キ液圧を減少させ、その車輪に対するロックのおそれが
回避されたと判断した場合にはブレーキ液圧を再度上昇
させるように構成されていた。
【0005】また、電子制御部と油圧ユニットとを一体
化してエンジンルーム内に配置することにより、室内ス
ペースの大型化やハーネス作業の簡易化を図ったアンチ
ロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電
子制御ユニットが提案されている。例えば特開平6−2
39217号公報に開示の如くである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子制
御部を備えた電子制御ユニットと油圧ユニットとを一体
的に連結するに際して、油圧ユニットの油圧ハウジング
下面より下方に突出状とされたソレノイドバルブ側の接
続端子やモータ側の接続端子が、電子制御ユニット側の
対応する各接続端子に接続される必要があり、各ユニッ
トそれぞれにおける接続端子等の組付精度が要求されて
いた。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、電子
制御ユニットの組付精度の向上を図ったアンチロックブ
レーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユ
ニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、自動車の各車輪の回転状態を検知する
回転検出装置と、電子制御信号により油圧ハウジング内
のソレノイドコイルを通じてソレノイドバルブの開閉を
制御することにより前記各車輪のホイールシリンダに対
するブレーキ液圧を制御し、且つブレーキ液をマスタシ
リンダに環流させる為のポンプを駆動させる為のモータ
とを備える油圧ユニットと、前記回転検出装置に基づい
て前記ブレーキ液圧を制御する前記制御信号を形成する
電子制御ユニットと、前記電子制御ユニットに内蔵され
ているソレノイド、モータリレーへの電源の供給/遮断
を行うフェイルセーフリレーとモータへの電源の供給/
遮断を行うモータリレーとを備え、且つ電子制御ユニッ
ト上に油圧ユニットを機械的に連結することにより、前
記油圧ハウジング下面より下方に突出状とされたソレノ
イドコイル側のオス端子が電子制御ユニット側の接続端
子に接続状とされるアンチロックブレーキシステムにお
ける油圧ユニット一体型電子制御ユニットにおいて、前
記電子制御部はプリント実装基板を備え、前記電子制御
ユニットのケースがアルミニウム材によりダイカスト成
形されてなる上ケースと、該上ケースの下側開口部を閉
塞状とする板状の下ケースとからなり、上ケースに電源
供給用の外部コネクタが接続されるコネクタ接続部が一
体に備えられ、上ケースのコネクタ接続部に前記外部コ
ネクタが電気的に接続状とされるコネクタ端子ユニット
がネジ止め等で固定されると共に、上ケースに前記プリ
ント実装基板がネジ止め等で固定され、かつ前記コネク
タ端子ユニット側とプリント実装基板上のモータリレー
側と前記モータ側の接続端子を互いに接続してモータ駆
動回路を構成する電気接続箱が上ケースにネジ止め等で
固定され、前記ソレノイドバルブ側の接続端子と接続さ
れる電子ユニット側の接続端子を備えたソレノイドコネ
クタ接続部に、上ケースに抜止状に係止保持される係止
部が設けられてなる点にある。
【0009】また、前記上ケースの下側開口部の周縁に
沿って配設されたシール剤を介して前記下ケースが上ケ
ースにカシメ結合されてなる構造としてもよい。
【0010】さらに、前記下ケースは板金材よりなる構
造としてもよい。
【0011】さらにまた、前記コネクタ接続部が、電子
制御ユニットのケース上面側と前記モータとの相互間の
間隙より延設状に配設されてなる構造としてもよい。
【0012】
【作用】本発明によれば、電子制御ユニットのケース内
に収容状に取り付けられるコネクタ端子ユニット、プリ
ント実装基板、電気接続箱およびソレノイドコネクタ接
続部が、アルミニウム材によりダイカスト成形されてな
る上ケースにそれぞれ直接固定される上ケースを基準と
した組付方式であり、各部材と上ケース相互間の製作誤
差を考慮するだけでよく、各部材が予め組み付けられた
状態で上ケース側に固定される場合と比較して、各部材
の製作誤差の累積がなく、組付公差を小さくすることが
でき、ここに電子制御ユニットの組付精度の向上が図れ
る。
【0013】また、前記上ケースの下側開口部の周縁に
沿って配設されたシール剤を介して前記下ケースが上ケ
ースにカシメ結合されてなる構造とすれば、組付作業性
の向上が図れる。
【0014】さらに、下ケースは板金材よりなる構造と
すれば、下ケースの製作が容易に行え、製造コストの低
減が図れる。
【0015】さらにまた、コネクタ接続部が、電子制御
ユニットのケース上面側と前記モータとの相互間の間隙
より延設状に配設されてなる構造とすれば、電子制御ユ
ニットのケース上面とモータとで形成されたデッドスペ
ースを有効利用でき、油圧ユニット一体型電子制御ユニ
ット全体としてのコンパクト化が図れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1ないし図5において、1は電子制御ユニッ
トで、その上部に油圧ユニット2が一体的に連結されて
おり、アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニ
ット一体型電子制御ユニットを構成している。そして、
このアンチロックブレーキシステムの電気的構成は従来
とほぼ同様に構成されている。
【0017】前記油圧ユニット2は、直方体状の油圧ハ
ウジング3内に備えられた4個のソレノイドバルブ4の
開閉を制御することにより各車輪のホイールシリンダに
対するブレーキ液圧を制御するもので、各ソレノイドバ
ルブ4の開閉の制御は電子制御ユニット1のケース5内
に備えられた電子制御部6から送られる制御信号に基づ
いてなされる。この油圧ユニット2には、図示省略のプ
ランジャポンプを駆動してブレーキ液をマスターシリン
ダに還流させるための外形円柱状のモータ7が、油圧ハ
ウジング3の一側面側に備えられている。
【0018】また、油圧ハウジング3は、前記ポンプ、
前記ソレノイドバルブ4の開閉に伴って作動するフロー
コントロールバルブあるいはブレーキ液流路等を内蔵し
ている。さらに、油圧ハウジング3には、その上面に各
ホイールシリンダに対するブレーキ液の配管口8がそれ
ぞれ設けられると共に、マスターシリンダに対するブレ
ーキ液の配管口9がそれぞれ設けられている。
【0019】前記電子制御ユニット1のケース5は平面
視で油圧ユニット2とほぼ同じ大きさを有した扁平形状
に形成されており、アルミニウム材によりダイカスト成
形されてなる上ケース11と、板金材よりなる板状の下
ケース12とから構成されている。
【0020】また、前記上ケース11には、モータ7に
対向する上面側の両側縁部に位置して、それぞれリレー
収容部11aと電源供給用の外部コネクタ14が接続さ
れるコネクタ接続部11bとが上方膨出状に一体に備え
られており、該コネクタ接続部11bはさらに側方に延
設状とされている。即ち、コネクタ接続部11bは上ケ
ース11上面側とモータ7との相互間の間隙よりいわゆ
る延設状に配設された構造とされている。
【0021】そして、ケース5内には、電子制御部6を
構成する適宜回路が備えられたプリント実装基板16や
モータリレー17やフェイルセーフリレー18等が収容
されており、この際、図5に示される如く、上ケース1
1のリレー収容部11a位置に各リレー17、18が配
置され、コネクタ接続部11b位置に外部コネクタ14
が電気的に接続されるコネクタ端子ユニット19が配置
されている。
【0022】また、コネクタ接続部11bの油圧ハウジ
ング3に対向するケース壁面としての上下方向の壁部1
1cには、図1、図5および図6に示される如く、小孔
状の通気孔部21が設けられている。この通気孔部21
は壁部11cに形成された孔部22と、該孔部22を内
面側より閉塞状として装着された通気膜体23とから構
成されており、通気膜体23は通気性を有しかつ水を通
さないように4μ〜10μ程度の多数のミクロ孔を有す
るテフロン系等の薄膜23aにより主構成され、その外
周部に沿ってポリプロピレンやポリエステル等の保持枠
23bが熱圧着された構造とされている。
【0023】そして、この通気膜体23が両面接着テー
プ24を利用して孔部22内面側に装着されており、こ
こに通気孔部21は通気性を有しかつ水を通さない液密
状の構造とされている。
【0024】また、図5、図7、図8および図23に示
される如く、上ケース11の中央部下面側に、下ケース
12に至るボルト挿通筒部26が一体に備えられてお
り、該ボルト挿通筒部26の下端内周縁に沿ってシール
段部26aが形成されている。
【0025】そして、シール段部26aにゴムリング2
7を装着して、上ケース11の下向き解放状とされた下
側開口部28を閉塞状に下ケース12が装着され、下ケ
ース12側のボルト挿通孔29および上ケース11側の
ボルト挿通孔30を貫通状として下方より装着された貫
通ボルトとしてのフランジ付きボルト31の油圧ハウジ
ング3に対する螺合締結により、電子制御ユニット1と
油圧ユニット2とが一体的に連結される。この際、ゴム
リング27によってボルト挿通筒部26と下ケース12
間がシールされるように構成されている。
【0026】また、図5、図9ないし図11および図2
3に示される如く、上ケース11の下側開口部28内周
縁に沿って下ケース12が嵌合状とされるシール段部3
2が形成され、該シール段部32に周方向に沿ってシー
ル溝32aが形成されている。
【0027】そして、シール溝32aに沿ってオーバー
フロー状に接着性を有するシール剤33が充填された状
態で(図9参照)、下ケース12がシール段部32に嵌
合状とされ(図10参照)、上ケース11の下側開口部
28下端縁部が周方向に適宜間隔を有して複数位置でカ
シメられており(図11参照)、ここに、上ケース11
に下ケース12がカシメ結合されている。また、このカ
シメ結合により、シール剤33が上ケース11と下ケー
ス12双方にわたって密着状となり、互いに密着状に接
着されて、シールされるように構成されている。
【0028】前記油圧ハウジング3には、図8および図
12に示される如く、アンチロックブレーキ動作時に一
時的にブレーキ液を溜めるバッファチャンバー35が一
対設けられている。該バッファチャンバー35はブレー
キ液が流入するブレーキ液貯溜室35aとピストン36
で仕切られた反対側の非ブレーキ液貯溜室35bとを備
え、該非ブレーキ液貯溜室35b側が油圧ハウジング3
下面側に面して設けられている。また、非ブレーキ液貯
溜室35bの下部には通気孔37aを有する蓋体37が
装着されており、ピストン36と蓋体37間に戻しバネ
38が介在されている。
【0029】そして、電子制御ユニット1と油圧ユニッ
ト2とが互いに連結された際、蓋体37の通気孔37a
を通じて非ブレーキ液貯溜室35bと外気とを連通させ
るべく、上ケース11上面に油圧ハウジング3のバッフ
ァチャンバー35位置から油圧ハウジング3外に至る連
通溝40がそれぞれ形成されている。
【0030】図1および図13において、42はモータ
7駆動回路を構成する大電流用の電気接続箱で、樹脂成
形体よりなるバスバー保持ケース43を備え、該バスバ
ー保持ケース43は一端側にコネクタ端子ユニット19
のモータ用オス端子が接続状とされるコネクタ側接続部
43aを備え、他端側にモータリレー17側のオス端子
が接続状とされるリレー側接続部43bを備え、中央部
にモータ7側の接続端子としてのオス端子45(図14
ないし図16参照)が接続状とされるモータ側接続部4
3cを備えている。
【0031】そして、各接続部43a、43b、43c
内には、それぞれ上下にメス接続部46aを備えた中継
端子46が抜止状に装着されており、各バスバー47、
48、49の両端部に上向き突出状に備えられた接続端
子としてのオス端子47a、48a、49aが対応する
中継端子46の下側メス接続部46aにそれぞれ下側よ
り挿入状に接続されると共に、バスバー保持ケース43
側に係止や固定等の手段により保持されている。
【0032】図14に示される如く、モータ7の下部に
は下向き突出状に前記オス端子45が備えられており、
その外周部を囲繞して環状壁部51が突設されている。
そして、環状壁部51内に沿ってゴムリング52が装着
された状態で、電気接続箱42のモータ側接続部43c
がプリント実装基板16の挿通孔53および上ケース1
1の挿通孔54を通じて環状壁部51内に挿入状とされ
ると共に、電子制御ユニット1と油圧ユニット2とが一
体的に連結された際、各オス端子45が中継端子46の
上側メス接続部46aに接続されるように構成されてい
る。また、この接続状態にあっては、ゴムリング52が
上ケース11の上面側に圧縮状とされ、環状壁部51と
上ケース11との相互間がシールされるように構成され
ている。
【0033】図17はプリント実装基板16に実装され
たレギュレータやコンバータ等の発熱部品55の取付構
造を示しており、プリント実装基板16上に導体部56
が設けられ、該導体部56に接触状として発熱部品55
が実装され、その導体部56が上ケース11に接触状と
してプリント実装基板16が上ケース11側にネジ57
等により固定されている。
【0034】前記油圧ハウジング3内に備えられた各ソ
レノイドバルブ4は、それぞれ一対の接続端子としての
オス端子58を油圧ハウジング3下面側より下向き突出
状に備え(図20参照)、図1、図18ないし図20に
示されるコネクタハウジングとしてのソレノイドコネク
タ59にそれぞれ接続され、該ソレノイドコネクタ59
はプリント実装基板16の一端側に備えられたソレノイ
ドコネクタ接続部60に接続される(図1および図20
参照)。
【0035】前記ソレノイドコネクタ59は、合成樹脂
等により成形されてなる扁平状の保持フランジ部として
のフランジ基部59aと、各ソレノイドバルブ4に対応
して下向き突出状に備えられた4個所の中継端子収容部
としてのソレノイド接続部59bとを一体に備え、各ソ
レノイド接続部59b内にはそれぞれ一対の中継端子6
1が抜止状に装着されている。
【0036】各中継端子61は、図19および図20に
示される如く、両端部のメス接続部61aと、両メス接
続部61aを互いに連結する中間の連結部61bとから
なり、中間部で屈曲状とされたほぼU字状に構成されて
いる。そして両側のメス接続部61aがソレノイド接続
部59bのそれぞれの端子収容凹部59c内に上方側よ
り収容されると共に、連結部61bとソレノイドコネク
タ59とは上下方向に僅かの間隙を有した状態で、一方
のメス接続部61aが係止部59eにより抜止状に係止
されている。ここに、中継端子61はそのメス接続部6
1aを上下方向に若干の移動を許容した状態でソレノイ
ドコネクタ59内に抜止状に収容保持される。
【0037】そして、一方のメス接続部61aには上方
よりソレノイドバルブ4のオス端子58が挿入状に接続
可能とされ、他方のメス接続部61aはソレノイド接続
部59b下面側に形成された端子挿入孔59dを通じて
下方より後述するオス端子66(図20参照)が挿入状
に接続可能に構成されている。
【0038】また、フランジ基部59aの上面側には一
対の位置決めピン63が上向き突出状に備えられてお
り、図20に示される如く、各位置決めピン63を油圧
ハウジング3下面側に形成された対応する位置決め孔6
4にそれぞれ嵌合させることにより、油圧ハウジング3
に対するソレノイドコネクタ59の位置決めがなされる
と共に、各ソレノイドバルブ4の各オス端子58が各ソ
レノイド接続部59b内に収容された中継端子61のメ
ス接続部61aに接続されるように構成されている。
【0039】さらに、フランジ基部59aの外周縁部
は、ゴムリング65のガイドを構成し、図20に示され
る如く、フランジ基部59aの外周縁部に沿ってゴムリ
ング65が装着されることにより、油圧ハウジング3の
下面所定位置に沿ってゴムリング65が配設されるよう
に構成されている。
【0040】前記ソレノイドコネクタ接続部60は、図
20ないし図22にも示される如く、可撓性を有する合
成樹脂等により成形されてなり、ソレノイドコネクタ5
9の各ソレノイド接続部59bが上方より嵌合される嵌
合凹部60aをそれぞれ備えると共に、各ソレノイド接
続部59bの各端子挿入孔59dに対応して嵌合凹部6
0a内に接続端子としてのオス端子66がそれぞれ上方
突出状に備えられている。また、オス端子66の他端部
はプリント実装基板16の回路側に半田付け等により接
続されている。
【0041】さらに、図20および図21に示される如
く、上ケース11に形成された取付孔67にソレノイド
コネクタ接続部60が嵌合された際、ソレノイドコネク
タ接続部60の弾性変形により抜止状に係止される係止
部としての係止片部60bが各ソレノイドコネクタ接続
部60の一側壁に適宜数形成されている。
【0042】また、図20に示される如く、上ケース1
1上面側の取付孔67周縁部にはシール段部68が形成
されており、ソレノイドバルブ4の各オス端子58がソ
レノイドコネクタ59の一方の各メス接続部61aに接
続されると共に、フランジ基部59a外周縁部にゴムリ
ング65が装着された状態で、各ソレノイド接続部59
bがソレノイドコネクタ接続部60の各嵌合凹部60a
内に嵌合されると、各オス端子66が各端子挿入孔59
dを通じて他方の各メス接続部61aに接続されると共
に、フランジ基部59aおよびゴムリング65がシール
段部68に嵌合状とされ、電子制御ユニット1と油圧ユ
ニット2との一体的な連結により、ゴムリング65が油
圧ハウジング3とシール段部68間で圧縮状とされ、上
ケース11と油圧ハウジング3との相互間がシールされ
るように構成されている。
【0043】なお、電子制御ユニット1と油圧ユニット
2との一体的な連結は、本実施例にあっては、前記フラ
ンジ付きボルト31と、図1に示される如く、上ケース
11を貫通して油圧ハウジング3に螺合される一対のボ
ルト70との3本によって互いに連結する構造とされて
いる。
【0044】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、図5、図13、図20ないし図23に示される如
く、コネクタ端子ユニット19が上ケース11のコネク
タ接続部11bに取付ボス部11eを利用してネジ73
等で固定状に取り付けられる。また、上ケース11の取
付孔67にソレノイドコネクタ接続部60が嵌合されて
係止片部60bが抜止状に係止され、この状態で、モー
タリレー17、フェイルセーフリレー18等が備えられ
たプリント実装基板16が上ケース11内に取付ボス部
11f、11gを利用してネジ等で固定状に取り付けら
れる。この際、図20に示される如く、ソレノイドコネ
クタ接続部60の張り出し片部60cがプリント実装基
板16と共にネジ75等で取付ボス部11gに共締め状
に固定される。
【0045】そして、電気接続箱42のコネクタ側接続
部43aおよびリレー側接続部43bがコネクタ端子ユ
ニット19のオス端子およびモータリレー17のオス端
子にそれぞれ接続状として、電気接続箱42の各張り出
し片部43eが上ケース11に取付ボス部11hを利用
してネジ等で固定されると共に、モータ側接続部43c
を挿通孔53、挿通孔54に挿通状とし、上ケース11
の下側開口部28に下ケース12をカシメ結合すること
によって電子制御ユニット1が組み立てられている。
【0046】また、油圧ユニット2の各ソレノイドバル
ブ4のオス端子58には予め、ソレノイドコネクタ59
が接続状に装着されている。そして、フランジ基部59
a外周縁部にゴムリング65が装着されると共に環状壁
部51内にゴムリング52が装着された状態で、電子制
御ユニット1上の所定位置に油圧ユニット2が載置され
てモータ7の各オス端子45がモータ側接続部43cの
各中継端子46に接続されると共に、ソレノイドコネク
タ接続部60の各オス端子66がソレノイドコネクタ5
9の各中継端子61に接続され、さらに、フランジ付き
ボルト31およびボルト70により締結することによっ
て、電子制御ユニット1と油圧ユニット2とが互いに一
体化されている。
【0047】以上のように、電子制御ユニット1のケー
ス5内に収容状に取り付けられるコネクタ端子ユニット
19、プリント実装基板16、電気接続箱42およびソ
レノイドコネクタ接続部60が、アルミニウム材により
ダイカスト成形されてなる剛性を有する上ケース11に
それぞれ直接固定され、いわゆる上ケース11を基準と
した組付方式であり、各部材16、19、42、60と
上ケース11相互間の製作誤差を考慮するだけでよく、
各部材16、19、42、60が予め組み付けられた状
態で上ケース11側に固定される場合と比較して、各部
材16、19、42、60の製作誤差の累積がなく、組
付公差を小さくすることができ、ここに電子制御ユニッ
ト1の組付精度の向上が図れる。
【0048】また、外部コネクタ14が接続される電子
制御ユニット1側のコネクタ接続部11bを、電子制御
ユニット1の上ケース11上面側と油圧ユニット2のモ
ータ7との相互間の間隙より延設状に配設しており、さ
らに、上ケース11上面側と油圧ユニット2のモータ7
との相互間の間隙に膨出状に備えられたリレー収容部1
1a位置に比較的大形のモータリレー17やフェイルセ
ーフリレー18を配置するように構成しているため、電
子制御ユニット1の上ケース11上面とモータ7とで形
成されたデッドスペースを有効利用できると共に、上ケ
ース11をより扁平状に構成でき、油圧ユニット一体型
電子制御ユニット全体としてのコンパクト化が図れる。
【0049】さらに、油圧ユニット2の油圧ハウジング
3に対向するコネクタ接続部11bの壁部11cに、通
気性を有しかつ液密状とされた通気孔部21が設けられ
ているため、温度変化による電子制御ユニット1のケー
ス5内外の気圧差が有効に解消できると共に、ケース5
内への水の浸入も有効に防止できる。しかも、壁部11
cの通気孔部21が油圧ハウジング3に僅かの間隙を有
して対向した位置に配置された構造であり、通気孔部2
1に水が直接かからず、また、他の部材との接触も有効
に回避でき、通気孔部21の損傷が有効に防止できる。
【0050】また、電子制御ユニット1のケース5が、
上ケース11と下ケース12とからなり、上ケース11
の下側開口部28の周縁に沿って配設されたシール剤3
3を介して下ケース12が上ケース11にカシメ結合さ
れてなる構造であり、組付作業性の向上が図れる。
【0051】さらに、上ケース11はアルミニウム材に
よりダイカスト成形されてなり、下ケース12は板金材
よりなるため、各ケース11、12の製作が容易に行
え、製造コストの低減が図れる。
【0052】また、電子制御ユニット1上に油圧ユニッ
ト2が一体的に連結された際、モータ7下部に突設され
た環状壁部51内に位置して下向き突出状に備えられた
オス端子45が電子制御ユニット1側の中継端子46に
接続されると共に、環状壁部51に装着されたゴムリン
グ52が電子制御ユニット1の上ケース11上面側に圧
縮されてなる構造であり、電子制御ユニット1と油圧ユ
ニット2との一体的な連結によって、モータ7側と電子
制御ユニット1側との端子45、46接続およびその接
続部分におけるシールが容易に得られる。
【0053】さらに、油圧ハウジング3に設けられたバ
ッファチャンバー35の非ブレーキ液貯溜室35bが、
油圧ハウジング3下面側に面して設けられ、電子制御ユ
ニット1の上ケース11上面に非ブレーキ液貯溜室35
bと外気とを連通状とさせる連通溝40が形成されてい
るため、連通溝40を通じて非ブレーキ液貯溜室35b
を大気に解放でき、ピストン36の作動が円滑となる。
【0054】また、上ケース11の中央部に、下ケース
12に至るボルト挿通筒部26が備えられ、油圧ユニッ
ト2と電子制御ユニット1をフランジ付きボルト31で
一体的に連結した際、ボルト挿通筒部26と下ケース1
2間がゴムリング27でシールされる構造であり、ゴム
リング27によってケース5内外の気密性が確保できる
と共に、ボルト挿通筒部26によって下ケース12中央
部が支持され、ケース5全体としての剛性向上が図れ
る。
【0055】さらに、プリント実装基板16上に設けら
れた導体部56にレギュレータ等の発熱部品55が接触
状に実装され、その導体部56が上ケース11と接触状
とされているため、レギュレータ等の発熱部品55が発
生する熱を、導体部56および上ケース11を通じて電
子制御ユニット1の外部に有効に放熱できる。
【0056】また、ソレノイドコネクタ59内に、連結
部61bの両端部にメス接続部61aをそれぞれ有する
ほぼU字状に屈曲状とされた中継端子61がそれぞれ収
容保持されており、該ソレノイドコネクタ59内の各中
継端子61の一方のメス接続部61aに、油圧ハウジン
グ3より突出状とされた各オス端子58がそれぞれ接続
され、ソレノイドコネクタ59内の各中継端子61の他
方のメス接続部61aに電子制御ユニット1側の各オス
端子66がそれぞれ接続される方式であり、油圧ユニッ
ト2の油圧ハウジング3下面より突出状とされた各ソレ
ノイドバルブ4側の各オス端子58を、ソレノイドコネ
クタ59内の各中継端子61の一方のメス接続部61a
にそれぞれ挿入状に接続させた状態で、油圧ユニット2
の品質管理や搬送を行うことによって、外部に直接オス
端子58や中継端子61が突出状に露出せず、他の部材
等との接触や衝突等による損傷が有効に防止でき、品質
管理も容易となる。
【0057】さらに、各ソレノイドバルブ4側の各オス
端子58と電子制御ユニット1側の各オス端子66と
を、両端部にメス接続部61aをそれぞれ有するほぼU
字状に屈曲状とされた中継端子61を利用して互いに接
続する方式であり、連結部61bにより、電子制御ユニ
ット1と油圧ユニット2との位置合わせ作業の自由度が
大きく確保できる。
【0058】また、中継端子61がU字状に屈曲状とさ
れているため、直線上にメス接続部61aが配設されて
いる場合と比較して、電子制御ユニット1と油圧ユニッ
ト2とが一体化された状態における高さ方向のコンパク
ト化が図れる。
【0059】さらに、中継端子61はメス接続部61a
の変位が許容された状態でソレノイドコネクタ59内に
収容保持された構造であり、各ソレノイドバルブ4側の
各オス端子58が各メス接続部61aにそれぞれ接続さ
れた接続状態において、ソレノイドバルブ4側の作動に
よる各オス端子58の上下動に伴ってメス接続部61a
も一体的に上下動され、ここに各オス端子58の上下動
が有効に吸収でき、オス端子58とメス接続部61a相
互間におけるフレッティングコロージョンの発生が有効
に防止できる。
【0060】また、ケース5内にソレノイドコネクタ5
9のソレノイド接続部59bが嵌合される嵌合凹部60
aを有するソレノイドコネクタ接続部60が備えられ、
該ソレノイドコネクタ接続部60に前記ケース5に係止
保持される係止片部60bが設けられ、嵌合凹部60a
内に電子制御ユニット1側の前記オス端子66が突出状
に備えられてなる構造であり、電子制御ユニット1側の
オス端子66とソレノイドバルブ4側のオス端子58と
の中継端子61を介しての接続に際して、ソレノイドコ
ネクタ接続部60の各嵌合凹部60a内に各ソレノイド
接続部59bを嵌合させた場合、その嵌合時の負荷が係
止片部60bで主に受承されるため、オス端子66のプ
リント実装基板16側の半田付けによる接続部分に負荷
が作用せず、該半田付けによる接続部分の損傷が有効に
防止できる。
【0061】さらに、ソレノイドコネクタ59に油圧ハ
ウジング3の下面に沿ってゴムリング65を保持するフ
ランジ基部59aが備えられ、電子制御ユニット1と油
圧ユニット2とが一体的に連結された際、前記フランジ
基部59aが嵌合されると共にゴムリング65が密着状
とされるシール段部68が前記上ケース11の対応位置
に形成されてなる構造であり、ゴムリング65の位置決
めや装着作業が容易に行え、組付作業性の向上が図れ
る。
【0062】なお、上記実施例において、コネクタ接続
部11bが上ケース11の上面側とモータ7との相互間
より側方に延設状とされた構造を示しているが、図3仮
想線で示される如く、斜め上方に指向して延設する構造
であってもよく、延設方向は外部コネクタ14との関係
で適宜決定すればよい。
【0063】また、下ケース12が板金材よりなる構造
を示しているが、アルミニウム材よりなる構造としても
よい。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明のアンチロックブ
レーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユ
ニットによれば、電子制御部はプリント実装基板を備
え、電子制御ユニットのケースがアルミニウム材により
ダイカスト成形されてなる上ケースと、該上ケースの下
側開口部を閉塞状とする板状の下ケースとからなり、上
ケースに電源供給用の外部コネクタが接続されるコネク
タ接続部が一体に備えられ、上ケースのコネクタ接続部
に外部コネクタが電気的に接続状とされるコネクタ端子
ユニットが固定されると共に、上ケースに前記プリント
実装基板が固定され、かつ前記コネクタ端子ユニット側
とプリント実装基板上のモータリレー側とモータ側の接
続端子を互いに接続してモータ駆動回路を構成する電気
接続箱が上ケースに固定され、ソレノイドバルブ側の接
続端子と接続される電子ユニット側の接続端子を備えた
ソレノイドコネクタ接続部に、上ケースに抜止状に係止
保持される係止部が設けられてなるものであり、コネク
タ端子ユニット、プリント実装基板、電気接続箱および
ソレノイドコネクタ接続部が、アルミニウム材によりダ
イカスト成形されてなる上ケースにそれぞれ直接固定さ
れる上ケースを基準とした組付方式であり、各部材と上
ケース相互間の製作誤差を考慮するだけでよく、各部材
が予め組み付けられた状態で上ケース側に固定される場
合と比較して、各部材の製作誤差の累積がなく、組付公
差を小さくすることができ、ここに電子制御ユニットの
組付精度の向上が図れるという利点がある。
【0065】また、前記上ケースの下側開口部の周縁に
沿って配設されたシール剤を介して前記下ケースが上ケ
ースにカシメ結合されてなる構造とすれば、組付作業性
の向上が図れるという利点がある。
【0066】さらに、下ケースは板金材よりなる構造と
すれば、下ケースの製作が容易に行え、製造コストの低
減が図れるという利点がある。
【0067】さらにまた、コネクタ接続部が、電子制御
ユニットのケース上面側と前記モータとの相互間の間隙
より延設状に配設されてなる構造とすれば、電子制御ユ
ニットのケース上面とモータとで形成されたデッドスペ
ースを有効利用でき、油圧ユニット一体型電子制御ユニ
ット全体としてのコンパクト化が図れるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同組立状態の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】同要部断面説明図である。
【図6】通気孔部の拡大断面図である。
【図7】ボルト挿通筒部位置における要部断面図であ
る。
【図8】上ケースの平面図である。
【図9】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示す
要部説明図である。
【図10】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示
す要部説明図である。
【図11】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示
す要部説明図である。
【図12】バッファチャンバー位置における要部断面図
である。
【図13】電気接続箱の分解斜視図である。
【図14】モータ側と電子制御ユニット側との電気的接
続部を示す説明図である。
【図15】図14のXV−XV線断面矢視図である。
【図16】図15におけるオス端子とメス接続部との接
続状態を示すXVI−XVI線断面矢視図である。
【図17】発熱部品の取付状態を示す要部断面図であ
る。
【図18】ソレノイドコネクタの平面図である。
【図19】図18のXIX−XIX線断面矢視図であ
る。
【図20】ソレノイドコネクタとソレノイドコネクタ接
続部の接続動作説明図である。
【図21】ソレノイドコネクタ接続部の平面図である。
【図22】図21のXXII−XXII線矢視図であ
る。
【図23】上ケースの底面図である。
【符号の説明】
1 電子制御ユニット 2 油圧ユニット 3 油圧ハウジング 4 ソレノイドバルブ 5 ケース 6 電子制御部 7 モータ 11 上ケース 11a リレー収容部 11b コネクタ接続部 12 下ケース 14 外部コネクタ 16 プリント実装基板 19 コネクタ端子ユニット 32 シール段部 33 シール剤 42 電気接続箱 45 オス端子 46 中継端子 47a、48a、49a オス端子 58 オス端子 59 ソレノイドコネクタ 60 ソレノイドコネクタ接続部 61 中継端子 66 オス端子 73、75 ネジ
フロントページの続き (72)発明者 羽柴 仁志 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (56)参考文献 特開 平6−247270(JP,A) 特開 平6−115420(JP,A) 特開 平7−42844(JP,A) 特開 平7−47940(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/42 B60T 8/34 H01R 13/639 H01R 13/74

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の各車輪の回転状態を検知する回
    転検出装置と、電子制御信号により油圧ハウジング内の
    ソレノイドコイルを通じてソレノイドバルブの開閉を制
    御することにより前記各車輪のホイールシリンダに対す
    るブレーキ液圧を制御し、且つブレーキ液をマスタシリ
    ンダに環流させる為のポンプを駆動させる為のモータと
    を備える油圧ユニットと、前記回転検出装置に基づいて
    前記ブレーキ液圧を制御する前記制御信号を形成する電
    子制御ユニットと、前記電子制御ユニットに内蔵されて
    いるソレノイド、モータリレーへの電源の供給/遮断を
    行うフェイルセーフリレーとモータへの電源の供給/遮
    断を行うモータリレーとを備え、且つ電子制御ユニット
    上に油圧ユニットを機械的に連結することにより、前記
    油圧ハウジング下面より下方に突出状とされたソレノイ
    ドコイル側のオス端子が電子制御ユニット側の接続端子
    に接続状とされるアンチロックブレーキシステムにおけ
    る油圧ユニット一体型電子制御ユニットにおいて、 前記電子制御部はプリント実装基板を備え、前記電子制
    御ユニットのケースがアルミニウム材によりダイカスト
    成形されてなる上ケースと、該上ケースの下側開口部を
    閉塞状とする板状の下ケースとからなり、上ケースに電
    源供給用の外部コネクタが接続されるコネクタ接続部が
    一体に備えられ、上ケースのコネクタ接続部に前記外部
    コネクタが電気的に接続状とされるコネクタ端子ユニッ
    トが固定されると共に、上ケースに前記プリント実装基
    板が固定され、かつ前記コネクタ端子ユニット側とプリ
    ント実装基板上のモータリレー側と前記モータ側の接続
    端子を互いに接続してモータ駆動回路を構成する電気接
    続箱が上ケースに固定され、前記ソレノイドバルブ側の
    接続端子と接続される電子ユニット側の接続端子を備え
    たソレノイドコネクタ接続部に、上ケースに抜止状に係
    止保持される係止部が設けられてなることを特徴とする
    アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一
    体型電子制御ユニット。
  2. 【請求項2】 前記上ケースの下側開口部の周縁に沿っ
    て配設されたシール剤を介して前記下ケースが上ケース
    にカシメ結合されてなることを特徴とする請求項1記載
    のアンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット
    一体型電子制御ユニット。
  3. 【請求項3】 前記下ケースは板金材よりなることを特
    徴とする請求項1記載のアンチロックブレーキシステム
    における油圧ユニット一体型電子制御ユニット。
  4. 【請求項4】 前記コネクタ接続部が、電子制御ユニッ
    トのケース上面側と前記モータとの相互間の間隙より延
    設状に配設されてなることを特徴とする請求項1記載の
    アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一
    体型電子制御ユニット。
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