JP3819619B2 - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車両や自動二輪車等の車両のブレーキ液圧制御装置に関し、特に、車輪ブレーキのブレーキ液圧を制御する制御弁手段が設けられるハウジングの一面に、制御弁手段の作動を制御する電子制御ユニットを収納せしめる収納室をハウジングとの間に形成するカバーが取付けられるものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるブレーキ液圧制御装置は、たとえば特開平7−232625号公報に開示されているように、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のブレーキ液圧制御装置では、収納室内で結露により生じた水を外部に排出するための連通孔がハウジングに設けられているが、この連通孔の外端は外部に開放されたままであり、収納室への水の浸入を極力防止するために連通孔の形状が複雑になってはいるが、収納室内への水の浸入を確実に防止することはできず、また連通孔の形状が複雑であることからハウジングに施すべき加工も煩雑となる。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ハウジングに施すべき加工を単純化した上で、収納室への水の浸入を確実に防止し得るようにした車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、マスタシリンダおよび車輪ブレーキ間を連通するとともに車輪ブレーキおよびリザーバ間を遮断する状態、マスタシリンダおよび車輪ブレーキ間を遮断するとともに車輪ブレーキおよびリザーバ間を連通する状態、ならびに車輪ブレーキをマスタシリンダおよびリザーバから遮断する状態を切換可能な制御弁手段が設けられるハウジングの一面に、前記制御弁手段の一部を収納する収納室を前記ハウジングとの間に形成してカバーが取付けられ、前記制御弁手段の作動を制御する電子制御ユニットが前記収納室に収納される車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記カバーが、前記ハウジングとの間にシール手段を介して前記ハウジングの一面に取付けられ、前記リザーバからブレーキ液を汲上げるポンプが設けられる前記ハウジングの前記カバーとは反対側の他面に、前記ポンプを駆動する電動モータが、前記ハウジングとの接合面の全周をシールしつつ取付けられ、電子制御ユニットおよび電動モータ間の電気的接続を果すモータ用コネクタを挿通すべくハウジングの両面間にわたって貫通孔が設けられ、前記カバーに設けられるカバー側コネクタの第1コネクタハウジングと、前記カバー側コネクタにシール部材を介して着脱可能に接続される外部導線側コネクタの第2コネクタハウジングとの間に形成されるコネクタ室を前記収納室に連通せしめる連通孔が前記カバーに設けられ、前記貫通孔の中間部に内端を通じさせるとともに外端を下方に向けて開口させる通気孔がハウジングの下部に設けられ、該通気孔が通気防水素材から成る閉塞部材で塞がれることを特徴とする。
【0006】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、収納室に内端を通じさせる通気孔が、通気防水素材製の閉塞部材で塞がれるので、通気孔の内端および収納室間の連通構造にかかわらず、収納室の呼吸を可能としつつ収納室への水の浸入を確実に防止することができ、前記連通構造を単純化してハウジングに施す加工を単純化することが可能となる。また電子制御ユニットおよび電動モータ間の電気的接続のためにハウジングに設けられる貫通孔を利用して通気孔の内端を収納室に通じさせるので、通気孔を収納室に通じさせるためだけの加工をハウジングに施す必要がなく、ハウジングに施す加工能率をより一層向上することができるとともに、ハウジングの小型化すなわちブレーキ液圧制御装置の小型化を図ることができる。さらにカバー側コネクタおよび外部導線側コネクタの接続状態で第1および第2コネクタハウジング間に形成されるコネクタ室は収納室に連通しているので、コネクタ室の内圧が変化することが極力抑制されることになり、内圧変化に伴なうコネクタハウジングの変形に伴なうシール不良が生じたり、外部導線の絶縁チューブおよび導線間の間隙からの毛細管現象によるコネクタ室への水の吸込みが生じたりするのを確実に防止することができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記通気孔が一直線状に延びて前記ハウジングの下部に設けられ、前記ハウジングを車体フレームに取付けるためのマウント手段が備える円筒状のマウントラバーを嵌合せしめる取付け孔が、前記通気孔の外端に同軸に連なって前記ハウジングに設けられ、前記閉塞部材および前記マウント手段間に形成される中間室を外部に連通させる通気溝が、前記マウントラバーの外面および前記取付け孔の内面の少なくとも一方に設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、前記閉塞部材を介しての収納室の呼吸を可能としつつ閉塞部材への異物の接触をマウントラバーで阻止して閉塞部材の耐久性を向上することができ、しかもマウント手段取付け用の取付け孔と、通気孔とを同軸に穿孔加工するようにしてハウジングに施す加工能率を向上することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0010】
図1〜図12は本発明の一実施例を示すものであり、図1は乗用車両のブレーキ装置のブレーキ液圧回路図、図2はブレーキ液圧制御装置の側面図、図3は図2の3矢視図、図4は図2の4矢視図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図4の6−6線断面図、図7は図6の7−7線断面図、図8は図4の8−8線断面図、図9は図8の9矢視部拡大図、図10は図9の10−10線拡大断面図、図11は図2の11−11線拡大断面図、図12は図9の要部拡大図である。
【0011】
先ず図1において、タンデム型のマスタシリンダMは、車両運転者がブレーキペダルPに加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生する第1および第2出力ポート11 、12 を備えており、左前輪用車輪ブレーキB1 、右後輪用車輪ブレーキB2 、右前輪用車輪ブレーキB3 および左後輪用車輪ブレーキB4 と、前記第1および第2出力ポート11 ,12 に個別に接続された第1および第2出力液圧路21 ,22 との間にブレーキ液圧制御装置3が設けられ、該ブレーキ液圧制御装置3および右、左後輪用車輪ブレーキB2 ,B4 間に、第1および第2比例減圧弁41 ,42 がそれぞれ介設される。
【0012】
ブレーキ液圧制御装置3は、左前輪用車輪ブレーキB1 、右後輪用車輪ブレーキB2 、右前輪用車輪ブレーキB3 および左後輪用車輪ブレーキB4 に個別に対応した第1、第2、第3および第4常開型電磁弁51 〜54 と、各常開型電磁弁51 〜54 にそれぞれ並列に接続される第1、第2、第3および第4チェック弁71 〜74 と、前記各車輪ブレーキB1 〜B4 に個別に対応した第1、第2、第3および第4常閉型電磁弁61 〜64 と、第1および第2出力液圧路21 ,22 にそれぞれ個別に対応した第1および第2リザーバ81 ,82 と、第1および第2リザーバ81 ,82 に吸入弁101 ,102 をそれぞれ介して接続されるプランジャ型の第1および第2ポンプ111 ,112 と、両ポンプ111 ,112 を駆動する共通一個の電動モータ12と、第1および第2ポンプ111 ,112 に吐出弁131 ,132 をそれぞれ介して接続される第1および第2ダンパ141 ,142 と、前記第1および第2出力液圧路21 ,22 と第1および第2ダンパ141 ,142 との間にそれぞれ介裝される第1および第2オリフィス151 ,152 と、各常開型電磁弁51 〜54 、各常閉型電磁弁61 〜64 および電動モータ12の作動を制御する電子制御ユニット16とを備える。
【0013】
第1常開型電磁弁51 は、第1出力液圧路21 および左前輪用車輪ブレーキB1 間に設けられ、第2常開型電磁弁52 は、第1出力液圧路21 および第1比例減圧弁41 間に設けられ、第3常開型電磁弁53 は、第2出力液圧路22 および右前輪用車輪ブレーキB3 間に設けられ、第4常開型電磁弁54 は、第2出力液圧路22 および第2比例減圧弁42 間に設けられる。
【0014】
また第1〜第4チェック弁71 〜74 は、対応する車輪ブレーキB1 〜B4 からマスタシリンダMへのブレーキ液の流れを許容するようにして、各常開型電磁弁51 〜54 に並列に接続される。
【0015】
第1常閉型電磁弁61 は、左前輪用車輪ブレーキB1 および第1リザーバ81 間に設けられ、第2常閉型電磁弁62 は、第1比例減圧弁41 および第1リザーバ81 間に設けられ、第3常閉型電磁弁63 は、右前輪用車輪ブレーキB3 および第2リザーバ82 間に設けられ、第4常閉型電磁弁64 は、第2比例減圧弁42 および第2リザーバ82 間に設けられる。
【0016】
ところで、第1常開型電磁弁51 および第1常閉型電磁弁61 は共働して第1制御弁手段V1 を構成し、第2常開型電磁弁52 および第2常閉型電磁弁62 は共働して第2制御弁手段V2 を構成し、第3常開型電磁弁53 および第3常閉型電磁弁63 は共働して第3制御弁手段V3 を構成し、第4常開型電磁弁54 および第4常閉型電磁弁64 は共働して第4制御弁手段V4 を構成する。
【0017】
このような制御弁手段V1 〜V4 は、各車輪がロックを生じる可能性のない通常ブレーキ時には、電子制御ユニット16により、マスタシリンダMおよび車輪ブレーキB1 〜B4 間を連通するとともに車輪ブレーキB1 〜B4 およびリザーバ81 ,82 間を遮断する状態に制御される。すなわち各常開型電磁弁51 〜54 が消磁、開弁状態とされるとともに各常閉型電磁弁61 〜64 が消磁、閉弁状態とされ、マスタシリンダMの第1出力ポート11 から出力されるブレーキ液圧は、第1常開型電磁弁51 を介して左前輪用車輪ブレーキB1 に作用するとともに、第2常開型電磁弁52 および第1比例減圧弁41 を介して右後輪用車輪ブレーキB2 に作用する。またマスタシリンダMの第2出力ポート12 から出力されるブレーキ液圧は、第3常開型電磁弁53 を介して右前輪用車輪ブレーキB3 に作用するとともに、第4常開型電磁弁54 および第2比例減圧弁42 を介して左後輪用車輪ブレーキB4 に作用する。
【0018】
上記ブレーキ中に車輪がロック状態に入りそうになったときに、各制御弁手段V1 〜V4 のうちロック状態に入りそうになった車輪に対応する制御弁手段は、電子制御ユニット16により、マスタシリンダMおよび車輪ブレーキB1 〜B4 間を遮断するとともに車輪ブレーキB1 〜B4 およびリザーバ81 ,82 間を連通する状態に制御される。すなわち第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 のうちロック状態に入りそうになった車輪に対応する常開型電磁弁が励磁、閉弁されるとともに、第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 のうち上記車輪に対応する常閉型電磁弁が励磁、開弁される。これにより、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧の一部が第1リザーバ81 または第2リザーバ82 に吸収され、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧が減圧されることになる。
【0019】
またブレーキ液圧を一定に保持する際には、各制御弁手段V1 〜V4 は、電子制御ユニット16により、車輪ブレーキB1 〜B4 をマスタシリンダMおよびリザーバ81 ,82 から遮断する状態に制御される。すなわち常開型電磁弁51 〜54 が励磁、閉弁されるとともに、常閉型電磁弁61 〜64 が消磁、閉弁されることになる。さらにブレーキ液圧を増圧する際には、常開型電磁弁51 〜54 が消磁、開弁状態とされるともに、常閉型電磁弁61 〜64 が消磁、閉弁状態とされればよい。
【0020】
このように各制御弁手段V1 〜V4 を電子制御ユニット16で制御することにより、車輪をロックさせることなく、効率良く制動することができる。
【0021】
ところで、上述のようなアンチロックブレーキ制御中に、電動モータ12は電子制御ユニット16により作動せしめられる。この電動モータ12の作動に伴って第1および第2ポンプ111 ,112 が駆動されるので、第1および第2リザーバ81 ,82 に吸収されたブレーキ液は、第1および第2ポンプ111 ,112 に吸入され、次いで第1および第2ダンパ141 ,142 側へ吐出され、第1および第2オリフィス151 ,152 を経て第1および第2出力液圧路21 ,22 に還流される。このようなブレーキ液の還流によって、第1および第2リザーバ81 ,82 のブレーキ液の吸収によるブレーキペダルPの踏み込み量の増加を防ぐことができる。しかも第1および第2ポンプ111 ,112 の吐出圧の脈動は第1および第2ダンパ141 ,142 、ならびに第1および第2オリフィス151 ,152 の協働作用により減衰されるため、上記還流によってブレーキペダルPの操作フィーリングが阻害されることはない。
【0022】
図2〜図4において、ブレーキ液圧制御装置3は、たとえばアルミニウム合金等によりブロック状に形成されるハウジング20を備えるものであり、このハウジング20に、第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 、それらの常開型電磁弁51 〜54 と制御弁手段V1 〜V4 を構成する第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 、、第1〜第4チェック弁71 〜74 、第1および第2リザーバ81 ,82 、第1および第2ダンパ141 ,142 、第1および第2オリフィス151 ,152 、ならびに第1および第2ポンプ111 ,112 が設けられる。またハウジング20の一面20aには合成樹脂製のカバー21が取付けられ、該カバー21とは反対側でハウジング20の他面20bに電動モータ12のモータケース22が取付けられる。
【0023】
図5〜図7を併せて参照して、第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 は、弁部5aにソレノイド部5bがそれぞれ連設されて成るものであり、ハウジング20の一面20aに開口するようにして該ハウジング20の上部に設けられる4つの装着孔23…に各弁部5a…が収容され、各ソレノイド部5b…はハウジング20の一面20aから突出する。また第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 は、弁部6aにソレノイド部6bがそれぞれ連設されて成るものであり、ハウジング20の一面20aに開口するようにして該ハウジング20の上部に設けられる4つの装着孔24…に各弁部6a…が収容され、各ソレノイド部6b…はハウジング20の一面20aから突出する。しかも装着孔23…が横方向に並んでハウジング20に設けられるのに対し、装着孔24…は、それらの装着孔23…の下方で横方向に並んでハウジング20に設けられており、第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 および第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 は上下に並列してハウジング20に装着されることになる。
【0024】
第1リザーバ81 は、制御弁手段V1 ,V2 に対応する位置でハウジング20の下部に配設され、第2リザーバ82 は、制御弁手段V3 ,V4 に対応する位置でハウジング20の下部に配設される。而して両リザーバ81 ,82 は、図5で示すように、ハウジング20の一面20aに開口するようにして該ハウジング20に設けられる有底のリザーバ穴26と、該リザーバ穴26の閉塞端との間にリザーバ室27を形成してリザーバ穴26に摺動可能に嵌合される有底円筒状のピストン28と、リザーバ穴26の開口端部に嵌合される受け部材29と、該受け部材29のリザーバ穴26からの抜け出しを阻止するようにしてリザーバ穴26の開口端縁に装着される止め輪30と、受け部材29およびピストン28間に縮設されるリザーバばね31とでそれぞれ構成されるものであり、両リザーバ81 ,82 のリザーバ室27…が第1および第2ポンプ111 ,112 に接続される。
【0025】
第1ダンパ141 は、制御弁手段V1 ,V2 および第1リザーバ81 間に対応する位置でハウジング20に配設され、第2ダンパ142 は、制御弁手段V3 ,V4 および第2リザーバ82 間に対応する位置でハウジング20に配設される。而して両ダンパ141 ,142 は、図6および図7で示すように、ハウジング20の一面20aに開口するようにして該ハウジング20に設けられる有底のダンパ穴33と、該ダンパ穴33の閉塞端との間にダンパ室34を形成してダンパ穴33に摺動可能に嵌合されるピストン35と、ダンパ穴33の開口端部に嵌合される受け部材36と、該受け部材36のダンパ穴33からの抜け出しを阻止するようにしてダンパ穴33の開口端縁に装着される止め輪37と、受け部材36およびピストン35間に縮設されるダンパばね38とでそれぞれ構成されるものであり、両ダンパ室141 ,142 のダンパ室34…が第1および第2ポンプ111 ,112 に接続される。
【0026】
第1および第2ポンプ111 ,112 は、第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 と、第1および第2リザーバ81 ,82 との間で、第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 の配列方向に沿う同軸の作動軸線を有してハウジング20に配設されるものであり、両ポンプ111 ,112 がそれぞれ備えるプランジャ40…は、相互間に間隔をあけた位置に配置される。また両ポンプ111 ,112 には、吸入弁101 ,102 および吐出弁131 ,132 がそれぞれ内蔵されている。
【0027】
一方、電動モータ12のモータケース22は、有底円筒状のケース本体22aと、該ケース本体22aの開放端を閉じるように配置される蓋体22bとから成るものであり、ケース本体22aおよび蓋体22bがともに複数のねじ部材41…によりハウジング20の他面20bに締結される。該電動モータ12の出力軸42は、蓋体22bを回転自在に貫通し、ハウジング20に設けられた凹部43内まで延出されており、蓋体22bに保持されたボールベアリング44と、凹部43の内端部に保持されたボールベアリング45とによって支承される。しかも前記両ベアリング44,45間に位置する中間部で出力軸42には偏心軸部42aが設けられており、該偏心軸部42aの外周に装着されるボールベアリング46が、第1および第2ポンプ111 ,112 における各プランジャ40…の先端に当接される。したがって、電動モータ12の作動によって出力軸42が回転すれば、偏心軸部42aを介してボールベアリング46に偏心運動が与えられ、これにより各プランジャ40…にポンプ動作が与えられることになる。
【0028】
カバー21は、前記第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 におけるソレノイド部5a…、前記第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 におけるソレノイド部6b…を収納するとともに、第1および第2リザーバ81 ,82 における受け部材29…ならびに第1および第2ダンパ141 ,142 における受け部材36…を臨ませる収納室48をハウジング20との間に形成するようにして、複数のねじ部材49…によりハウジング20の一面20aに締結される。
【0029】
カバー21内の中間部には、第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 の各ソレノイド部5b…および第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 の各ソレノイド部6b…を嵌合、支持する支持部50が設けられ、該支持部50には、該支持部50で収納室48を区画することがないように複数の開口部52…が形成される。
【0030】
電子制御ユニット16は、電気回路がプリントされる基板53に半導体チップ54等が搭載されて成るものであり、カバー21内のハウジング20とは反対側で基板53が前記支持部50に締結される。しかも前記支持部50には複数の導電性金属製のバスバー51…が埋設されており、これらのバスバー51…により、第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 の各ソレノイド部5b…および第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 の各ソレノイド部6b…が、電子制御ユニット16に接続される。
【0031】
カバー21には、ハウジング20から側方にはみだす突出部21aが一体に形成されており、該突出部21aには、雄型であるカバー側コネクタ55が設けられる。
【0032】
このカバー側コネクタ55は、カバー21の前記突出部21aと一体にして箱形に形成される第1コネクタハウジング56と、第1コネクタハウジング56の内部に収容、支持される複数本の雄型である第1コネクタ端子57…とで構成されるものであり、第1コネクタ端子57…は電子制御ユニット16およびバスバー51…を介して各ソレノイド部5b…,6b…に接続され、また電子制御ユニット16およびモータ用コネクタ58を介して電動モータ12に接続される。
【0033】
図8において、ハウジング20の下部には、該ハウジング20の一面20aおよび他面20b間にわたる貫通孔59が穿設されており、前記モータ用コネクタ58が該貫通孔59を抜き差し可能に貫通する。
【0034】
図9および図10を併せて参照して、カバー21の前記貫通孔59に対応する部分には、上記貫通孔59と同軸で有底の第1位置決め孔60を有するボス61が一体に形成され、その第1位置決め孔60内には、電子制御ユニット16を介して前記第1コネクタ端子57…のうちの2つにそれぞれ連なる正負一対の第2接続端子62,62が固定的に並設される。
【0035】
さらに電動モータ12におけるケース本体22aの内周には、ケース本体22aおよび蓋体22bとの間をシールされる合成樹脂製のブラシホルダ63が嵌着されており、上記貫通孔59と同軸で有底の第2位置決め孔64を有するボス65がブラシホルダ63に一体に形成され、その第2位置決め孔64内に、電動モータ12内の通電コイルに連なる正負一対の第2接続端子66…が固定的に並設される。しかもボス65は、蓋体22bを貫通して前記貫通孔59に突入するように配置される。
【0036】
正負一対の第1接続端子62,62および正負一対の第2接続端子66…は全て雄型に形成されており、正極である第1および第2接続端子62,66間、負極である第1および第2接続端子62,66間が一個のモータ用コネクタ58を介して接続される。
【0037】
モータ用コネクタ58は、合成樹脂製のコネクタ本体67と、該コネクタ本体67の両側面に支持される耐熱合金製の一対の導電体68,68とで構成される。貫通孔59を貫通するコネクタ本体67の両端部は第1および第2位置決め孔60,64に相対回転不能に嵌合され、第1および第2位置決め孔60,64の閉塞端で軸方向移動が規制される。またコネクタ本体67は、相対向する一対の支持壁67a、67aと、両支持壁67a、67aの各中間部間を一体に連結する絶縁隔壁67bと、絶縁隔壁67bの両面に突設されるリブ67c,67cを一体に備えるものであり、一対の導電体68,68は、絶縁隔壁67bの両側でコネクタ本体67に装着される。
【0038】
一方、各導電体68,68の両端には、雄型の前記第1および第2接続端子62,62;66…に対応する雌型の接続部69,69;70…がプレス加工により形成される。したがって電子制御ユニット16および電動モータ12間がモータ用コネクタ58を介して電気的に接続されることになり、このモータ用コネクタ58と、貫通孔59の内面との間には、収納室48の下部に通じる通気路73が形成されることになる。
【0039】
ところで、ハウジング20およびカバー21の接合面間には、モータ用コネクタ68、常開型電磁弁51 〜54 、常閉型電磁弁61 〜64 、第1および第2リザーバ81 ,82 、ならびに第1および第2ダンパ141 ,142 を無端状に囲繞するシール手段としてのシール部材71が設けられており、ハウジング20および電動モータ12の接合面間には、モータ用コネクタ68および出力軸43を囲繞するシール部材72が設けられる。したがって、雨水や洗浄水等がハウジング20と、カバー21および電動モータ12との各接合面間に浸入することがあっても、少なくともモータ用コネクタ68までの浸入は上記シール部材71,72により防止される。
【0040】
図11において、カバー21に連設されたカバー側コネクタ55には、複数の外部導線75,75…の端部に共通に設けられる外部導線側コネクタ76が着脱可能に接続される。この外部導線側コネクタ76の第2コネクタハウジング77は、カバー側コネクタ55の第1コネクタハウジング56に嵌合される嵌合部77aと、該嵌合部77aとの間に前記第1コネクタハウジング56を挿脱可能に挿入せしめる外筒部77bとを一体に有して合成樹脂により形成されており、カバー側コネクタ55の第1コネクタハウジング56に着脱可能に係合し得るものである。
【0041】
カバー側コネクタ55への外部導線側コネクタ76の接続時に、カバー側コネクタ55の第1コネクタハウジング56と、外部導線側コネクタ76の第2コネクタハウジング77における嵌合部77aとの間にはコネクタ室78が形成され、このコネクタ室78内に、第1および第2コネクタハウジング56,77の接触面間から水が浸入することを防止するために、嵌合部77aの外面には第1コネクタハウジング56の内面に弾発的に接触する環状のシール部材79が装着される。
【0042】
外部導線側コネクタ76の第2コネクタハウジング77における嵌合部77aには、カバー側コネクタ55が備える複数の第1コネクタ端子57,57…をそれぞれ内端側から個別に挿入せしめる接続孔80,80…が両端を開口せしめて設けられており、各第1コネクタ端子57,57…を挿脱可能に嵌合せしめるように雌型に形成される第2コネクタ端子81,81…が各接続孔80,80…内の一端側に配置される。
【0043】
ところで、各外部導線75,75…は、導電性金属から成る導線82,82…が合成樹脂製の絶縁チューブ83,83…で被覆されて成るものであり、各接続孔80,80…内に外端側から挿入される外部導線75,75…の端部において絶縁チューブ83,83…から引出された導線82,82…に、各第2コネクタ端子81,81…が固着される。
【0044】
しかも各外部導線75,75…の絶縁チューブ83,83…の外面と、各接続孔80,80…の外端側内面との間には環状のシール部材84,84…が介装されており、各外部導線75,75…は各シール部材84,84…を介して第2コネクタハウジング77に支持されることになる。また各外部導線75,75…の第2コネクタハウジング77への挿入部から各接続孔80,80…を経てコネクタ室78に水が浸入することも前記シール部材84,84…で阻止される。
【0045】
各外部導線75,75…の外部導線側コネクタ76への連結部は、合成樹脂製のブーツ85で覆われる。
【0046】
カバー21には、カバー側および外部導線側コネクタ55,76間に形成されるコネクタ室78を、カバー21およびハウジング20間に形成される収納室48に連通せしめる連通孔86が設けられる。一方、ハウジング20の下部には、モータ用コネクタ58および貫通孔59間に形成されている通気路73が通じているので、前記コネクタ室78も該通気路73に通じることになる。
【0047】
図2および図3に注目して、車体フレーム88には、ハウジング20の下面に対向する支持板部89aと、該支持板部89aの両端に直角に連設されてハウジング20の両側面に対向する一対の支持板部89b,89bとを備えるブラケット89が固定されており、ハウジング20は、マウント手段90を介して支持板部89aに取付けられるとともに、マウント手段91,91を介して支持板部89b,89bに取付けられる。
【0048】
図12を併せて参照して、ハウジング20の下部と、ブラケット89の支持板部89aとの間に設けられるマウント手段90は、上下に延びる軸線を有して支持板部89a上に固着されるマウント軸92と、該マウント軸92を嵌入せしめる円筒状のマウントラバー93とから成るものである。一方、貫通孔59の下方に位置する部分でハウジング20の下部には、前記マウントラバー93を嵌合せしめる取付け孔94が設けられる。
【0049】
またハウジング20には通気孔95が前記取付け孔94と同軸に設けられており、この通気孔95は、内端を貫通孔59の中間部に開口せしめた小径孔部95aの外端に、該小径孔部95aよりも大径であるが前記取付け孔94よりも小径である大径孔部95bが、外方に臨む環状の段部95cを両孔部95a,95b間に形成するようにして同軸に連なって成るものである。
【0050】
すなわち通気孔95は、その内端を貫通孔59の中間部に開口せしめるとともに外端を取付け孔94に同軸に連ならせるようにしてハウジング20の下部に設けられており、マウント手段90のマウントラバー93は、通気孔95および取付け孔94間に形成される環状の段部96に当接するまで取付け孔94に嵌合される。
【0051】
通気孔95における段部95cには、たとえば商品名ゴアテックスで代表される通気防水素材により円形のシート状に形成される閉塞部材97が当接される。一方、中央部に透孔98を有して金属により円盤状に形成される押さえ部材99が、通気孔95の大径孔部95bに圧入される。この押さえ部材99には、閉塞部材97側に突出した円形の突部99aが一体に設けられており、前記閉塞部材97は、押さえ部材99の突部99aと段部95cとの間に挟持される。すなわち通気孔95は閉塞部材97で閉塞されることになる。
【0052】
ハウジング20内において、マウント手段90および閉塞部材97間には中間室100が形成されており、この中間室100を外部に通じさせる通気溝101が、マウント手段90におけるマウントラバー93の外面に設けられる。
【0053】
ハウジング20の上部両側には取付け突部102,102が一体に突設されており、それらの取付け突部102,102が、ブラケット98の支持板部98b,98bの上部にマウント手段91,91を介して取付けられる。
【0054】
マウント手段91は、ほぼ水平に延びる軸線を有して支持板部89b上に支持されるマウントボルト103と、該マウントボルト103の一部を嵌入せしめる円筒状のマウントラバー104とを備えるものであり、取付け突部102には、前記マウントラバー104を嵌合せしめる有底の取付け穴105が設けられる。
【0055】
マウントボルト103は、ねじ軸部103aと、該ねじ軸部103aに同軸にかつ一体に連設される嵌入軸部103bと、ねじ軸部103aおよび嵌入軸部103bの連設部から半径方向外方に張出す鍔部103cとを一体に備えるものである。一方、支持板部89bの上部には、上方に開口したスリット106が設けられており、ねじ軸部103aの鍔部103c寄りの部分が該スリット106に上方から差し込まれる。而してねじ軸部103aにはナット107が螺合され、このナット107と前記鍔部103cとの間に支持板部89bが挟まれることにより、マウントボルト103が支持板部89bに固定的に支持されることになる。
【0056】
次にこの実施例の作用について説明すると、第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 のソレノイド部5a…、第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 のソレノイド部6b…を収容するとともに、電子制御ユニット16を収納せしめる収納室48が、ハウジング20と、シール部材71を介して該ハウジング20に締結されるカバー21との間に形成されるが、該収納室48の下部に通気路73を介して内端を通じさせる通気孔95が外端を下方に向けて開口してハウジング20に設けられており、該通気孔95が通気防水素材から成る閉塞部材97で塞がれている。したがって通気孔95の内端および収納室48間の連通構造にかかわらず、閉塞部際97の働きにより収納室48の呼吸を可能としつつ収納室への水の浸入を確実に防止することができ、通気孔95および収納室48間の連通構造を単純化してハウジング20に施す加工を単純化することができる。
【0057】
しかも電子制御ユニット16および電動モータ12間の電気的接続を果すためのモータ用コネクタ58を挿通せしめるべくハウジング20の両面20a,20b間にわたって設けられる貫通孔59の中間部に、通気孔95の内端が開口されている。したがって電子制御ユニット16および電動モータ12間の電気的接続のための貫通孔59を利用して通気孔95の内端を収納室48に通じさせるので、通気孔95を収納室48に通じさせるためだけの加工をハウジング20に施す必要がなく、ハウジング20に施す加工能率をより一層向上することができるとともに、ハウジング20の小型化すなわちブレーキ液圧制御装置3の小型化を図ることができる。
【0058】
またハウジング20を車体フレーム88に取付けるためのマウント手段90,91,91のうちの1つ90が備える円筒状のマウントラバー93を嵌合せしめる取付け孔93が、一直線状の通気孔95の外端に同軸に連なってハウジング20に設けられ、閉塞部材97およびマウント手段90間に形成される中間室100を外部に連通させる通気溝101が、マウントラバー93の外面に設けられている。したがって、閉塞部材97を介しての収納室48の呼吸を可能としつつ閉塞部材48への異物の接触をマウントラバー93で阻止して閉塞部材97の耐久性を向上することができ、取付け孔94と、通気孔95とを同軸に穿孔加工するようにしてハウジング20に施す加工能率をより一層向上することができる。
【0059】
さらにカバー側コネクタ55および外部導線側コネクタ76の接続状態で第1および第2コネクタハウジング56,77間に形成されるコネクタ室78は、カバー21に設けられる連通孔86を介して収納室48に連通している。したがって、コネクタ室78の内圧が変化することが極力抑制されることになり、内圧変化に伴なうコネクタハウジング56,77の変形に伴なうシール不良が生じたり、外部導線75,75…の絶縁チューブ83…および導線82…間の間隙からの毛細管現象によるコネクタ室78への水の吸込みが生じたりするのを確実に防止することができる。
【0060】
しかも収納室48は、閉塞部材97の働きにより、水の浸入を防止しつつ外部に連通しているので、コネクタ室78および収納室48の内圧を外部の圧力に等しくして内圧の変化をより一層効果的に抑えることができ、収納室48からコネクタ室78への水の浸入も確実に防止することができる。
【0061】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0062】
たとえば上記実施例では、閉塞部材97およびマウント手段90間の中間室100を外部に連通させる通気溝101が、マウントラバー93の外面に形成されたが、該マウントラバー93を嵌合せしめる取付け孔94の内面に通気溝が設けられていてもよい。
【0063】
また本発明は、乗用車両だけでなく、自動二輪車用のブレーキ液圧制御装置にも適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、通気孔の内端および収納室間の連通構造にかかわらず、収納室の呼吸を可能としつつ収納室への水の浸入を確実に防止することができ、前記連通構造を単純化してハウジングに施す加工を単純化することが可能となる。また電子制御ユニットおよび電動モータ間の電気的接続のための貫通孔を利用して通気孔の内端を収納室に通じさせるようにし、通気孔を収納室に通じさせるためだけの加工をハウジングに施すことを不要とし、ハウジングに施す加工能率をより一層向上することができるとともに、ハウジングの小型化すなわちブレーキ液圧制御装置の小型化を図ることができる。さらにカバー側コネクタおよび外部導線側コネクタの接続状態で第1および第2コネクタハウジング間に形成されるコネクタ室の内圧が変化することが極力抑制されることになり、内圧変化に伴なうコネクタハウジングの変形に伴なうシール不良が生じたり、外部導線の絶縁チューブおよび導線間の間隙からの毛細管現象によるコネクタ室への水の吸込みが生じたりするのを確実に防止することができる。
【0065】
また請求項2記載の発明によれば、収納室の呼吸を可能としつつ閉塞部材への異物の接触をマウントラバーで阻止して閉塞部材の耐久性を向上することができ、マウント手段取付け用の取付け孔と、通気孔とを同軸に穿孔加工するようにしてハウジングに施す加工能率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用車両のブレーキ装置のブレーキ液圧回路図である。
【図2】ブレーキ液圧制御装置の側面図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】図2の4矢視図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図4の8−8線断面図である。
【図9】図8の9矢視部拡大図である。
【図10】図9の10−10線拡大断面図である。
【図11】図2の11−11線拡大断面図である。
【図12】図9の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 ,82 ・・・リザーバ
111 ,112 ・・・ポンプ
12・・・電動モータ
16・・・電子制御ユニット
20・・・ハウジング
20a・・・ハウジングの一面
20b・・・ハウジングの他面
21・・・カバー
48・・・収納室
55・・・カバー側コネクタ
56・・・第1コネクタハウジング
59・・・貫通孔
68・・・モータ用コネクタ
71・・・シール手段としてのシール部材
76・・・外部導線側コネクタ
77・・・第2コネクタハウジング
78・・・コネクタ室
79・・・シール部材
86・・・連通孔
88・・・車体フレーム
90・・・マウント手段
93・・・マウントラバー
94・・・取付け孔
95・・・通気孔
97・・・閉塞部材
100・・・中間室
101・・・通気溝
1 ,B2 ,B3 ,B4 ・・・車輪ブレーキ
M・・・マスタシリンダ
1 ,V2 ,V3 ,V4 ・・・制御弁手段

Claims (2)

  1. マスタシリンダ(M)および車輪ブレーキ(B1 ,B2 ,B3 ,B4 )間を連通するとともに車輪ブレーキ(B1 〜B4 )およびリザーバ(81 ,82 )間を遮断する状態、マスタシリンダ(M)および車輪ブレーキ(B1 〜B4 )間を遮断するとともに車輪ブレーキ(B1 〜B4 )およびリザーバ(81 ,82 )間を連通する状態、ならびに車輪ブレーキ(B1 〜B4 )をマスタシリンダ(M)およびリザーバ(81 ,82 )から遮断する状態を切換可能な制御弁手段(V1 ,V2 ,V3 ,V4 )が設けられるハウジング(20)の一面(20a)に、前記制御弁手段(V1 〜V4 )の一部を収納する収納室(48)を前記ハウジング(20)との間に形成してカバー(21)が取付けられ、前記制御弁手段(V1 〜V4 )の作動を制御する電子制御ユニット(16)が前記収納室(48)に収納される車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記カバー(21)が、前記ハウジング(20)との間にシール手段(71)を介して前記ハウジング(20)の一面(20a)に取付けられ、前記リザーバ(8 1 ,8 2 )からブレーキ液を汲上げるポンプ(11 1 ,11 2 )が設けられる前記ハウジング(20)の前記カバー(21)とは反対側の他面(20b)に、前記ポンプ(11 1 ,11 2 )を駆動する電動モータ(12)が、前記ハウジング(20)との接合面の全周をシールしつつ取付けられ、電子制御ユニット(16)および電動モータ(12)間の電気的接続を果すモータ用コネクタ(68)を挿通すべくハウジング(20)の両面(20a,20b)間にわたって貫通孔(59)が設けられ、前記カバー(21)に設けられるカバー側コネクタ(55)の第1コネクタハウジング(56)と、前記カバー側コネクタ(55)にシール部材(79)を介して着脱可能に接続される外部導線側コネクタ(76)の第2コネクタハウジング(77)との間に形成されるコネクタ室(78)を前記収納室(48)に連通せしめる連通孔(86)が前記カバー(21)に設けられ、前記貫通孔(59)の中間部に内端を通じさせるとともに外端を下方に向けて開口させる通気孔(95)がハウジング(20)の下部に設けられ、該通気孔(95)が通気防水素材から成る閉塞部材(97)で塞がれることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記通気孔(95)が一直線状に延びて前記ハウジング(20)の下部に設けられ、前記ハウジング(20)を車体フレーム(88)に取付けるためのマウント手段(90)が備える円筒状のマウントラバー(93)を嵌合せしめる取付け孔(94)が、前記通気孔(95)の外端に同軸に連なって前記ハウジング(20)に設けられ、前記閉塞部材(97)および前記マウント手段(90)間に形成される中間室(100)を外部に連通させる通気溝(101)が、前記マウントラバー(93)の外面および前記取付け孔(94)の内面の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
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