JP3122597B2 - アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット - Google Patents

アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット

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JP3122597B2
JP3122597B2 JP07073457A JP7345795A JP3122597B2 JP 3122597 B2 JP3122597 B2 JP 3122597B2 JP 07073457 A JP07073457 A JP 07073457A JP 7345795 A JP7345795 A JP 7345795A JP 3122597 B2 JP3122597 B2 JP 3122597B2
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憲知 岡村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、急制動時や滑りやすい
路面での制動時にブレーキ液圧を調整して車輪がロック
するのを防止するようにした車両のアンチロックブレー
キシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の安全性を向上させるた
めのシステムの一つとして、急制動時や滑りやすい路面
での制動時に車輪がロックしないようにするアンチロッ
クブレーキシステムがある。近年、自動車の高性能化に
伴ってこのようなアンチロックブレーキシステムを採用
した自動車が多く生産されるようになっている。
【0003】この種のアンチロックブレーキシステム
は、各車輪の回転状態を検知する回転検出装置、車輪が
ロックしないようにブレーキ液圧を制御する電子制御
部、電子制御部からの制御信号に基づき各車輪側に対す
るブレーキ液圧を調整する油圧ユニット等を備えてい
る。
【0004】そして、電子制御部は、回転検出装置から
送られた検出信号を入力し、この検出信号に基づいてブ
レーキがかけられた場合にロックする方向にある車輪が
存在するか否かを監視しており、ロックする方向にある
と判断した車輪が存在する場合には油圧ユニットを制御
して、該当する車輪のホイールシリンダに対するブレー
キ液圧を減少させ、その車輪に対するロックのおそれが
回避されたと判断した場合にはブレーキ液圧を再度上昇
させるように構成されていた。
【0005】また、電子制御部と油圧ユニットとを一体
化してエンジンルーム内に配置することにより、室内ス
ペースの大型化やハーネス作業の簡易化を図ったアンチ
ロックブレーキシステムにおける油圧ユニット一体型電
子制御ユニットが提案されている。例えば特開平6−2
39217号公報に開示の如くである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示のように一体化された油圧ユニット一体型電子
制御ユニットをエンジンルーム内に配置する方式によれ
ば、今度はエンジンルーム内に一体化された油圧ユニッ
ト一体型電子制御ユニットを設置するための比較的大き
な設置スペースを確保しなければならないという問題が
生じた。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、コン
パクト化を図ったアンチロックブレーキシステムにおけ
る油圧ユニット一体型電子制御ユニットを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、自動車の各車輪の回転状態を検知する
回転検出装置と、電子制御信号により油圧ハウジング内
のソレノイドコイルを通じてソレノイドバルブの開閉を
制御することにより前記各車輪のホイールシリンダに対
するブレーキ液圧を制御し、且つブレーキ液をマスタシ
リンダに環流させる為のポンプを駆動させる為のモータ
とを備える油圧ユニットと、前記回転検出装置に基づい
て前記ブレーキ液圧を制御する前記制御信号を形成する
電子制御ユニットと、前記電子制御ユニットに内蔵され
ているソレノイド、モータリレーへの電源の供給/遮断
を行うフェイルセーフリレーとモータへの電源の供給/
遮断を行うモータリレーとを備え、且つ電子制御ユニッ
ト上に油圧ユニットを機械的に連結することにより、前
記油圧ハウジング下面より下方に突出状とされたソレノ
イドコイル側のオス端子が電子制御ユニット側の接続端
子に接続状とされるアンチロックブレーキシステムにお
ける油圧ユニット一体型電子制御ユニットにおいて、電
源供給用の外部コネクタが接続される電子制御ユニット
側のコネクタ接続部が、電子制御ユニットのケース上面
側と前記モータとの相互間の間隙より延設状に配設さ
、前記油圧ユニット側に対向すると共に、非水平状の
前記電子制御ユニットのケース壁面に、通気性を有しか
つ液密状とされた通気孔部が設けられ、前記電子制御ユ
ニットのケースが、上ケースと、該上ケースの下側開口
部を閉塞状とする板状の下ケースとからなり、上ケース
の下側開口部の周縁に沿って配設されたシール剤を介し
て前記下ケースが上ケースにカシメ結合されてなる点に
ある。
【0009】
【0010】
【0011】また、前記上ケースはアルミニウム材によ
りダイカスト成形されてなり、前記下ケースは板金材よ
りなる構造としてもよい。
【0012】さらに、前記電子制御ユニット上に油圧ユ
ニットが一体的に連結された際、前記モータ下部に突設
された環状壁部内に位置して下向き突出状に備えられた
接続端子が前記電子制御ユニット側の接続端子に接続さ
れると共に、前記環状壁部に沿って配設されたゴムリン
グが電子制御ユニットのケース上面側に圧縮されてなる
構造としてもよい。
【0013】また、前記油圧ハウジングにアンチロック
ブレーキ動作時に一時的にブレーキ液を溜めるバッファ
チャンバーが設けられると共に、該バッファチャンバー
のピストンで仕切られた非ブレーキ液貯溜室側が油圧ハ
ウジング下面側に面して設けられ、前記電子制御ユニッ
トのケース上面に前記非ブレーキ液貯溜室と外気とを連
通状とさせる連通溝が形成されてなる構造としてもよ
い。
【0014】さらに、前記上ケースの中央部に、下ケー
スに至るボルト挿通筒部が備えられ、前記油圧ユニット
と前記電子制御ユニットを一体的に連結すべく、ボルト
挿通筒部を通じて下ケースから上ケースに至って貫通さ
れた貫通ボルトが前記油圧ユニットに締結されると共
に、ボルト挿通筒部と下ケース間がゴムリングでシール
されてなる構造としてもよい。
【0015】また、前記電子制御ユニットはプリント実
装基板を備え、該プリント実装基板上に設けられた導体
部に接触状にレギュレータ等の発熱部品が実装され、そ
の導体部が上ケースと接触状とされてなる構造としても
よい。
【0016】
【作用】本発明によれば、外部コネクタが接続される電
子制御ユニット側のコネクタ接続部を、電子制御ユニッ
トのケース上面側と油圧ユニットのモータとの相互間の
間隙より延設状に配設しているため、電子制御ユニット
のケース上面とモータとで形成されたデッドスペースを
有効利用でき、油圧ユニット一体型電子制御ユニット全
体としてのコンパクト化が図れる。
【0017】また、油圧ユニット側に対向すると共に、
非水平状の前記電子制御ユニットのケース壁面に、通気
性を有しかつ液密状とされた通気孔部が設けられている
ため、温度変化による電子制御ユニットのケース内外の
気圧差が有効に解消できると共に、ケース内への水の浸
入も有効に防止できる。しかも、ケース壁面の通気孔部
が油圧ユニット側に対向しているため、水が直接かから
ず、他の部材との接触も有効に回避でき、損傷防止が図
れる。
【0018】さらに、電子制御ユニットのケースが、上
ケースと、該上ケースの下側開口部を閉塞状とする板状
の下ケースとからなり、上ケースの下側開口部の周縁に
沿って配設されたシール剤を介して前記下ケースが上ケ
ースにカシメ結合されてなる構造であり、このカシメ結
合によりシール剤が上ケースと下ケース双方にわたって
密着状となってシールされるため、組付作業性の向上が
図れる。
【0019】また、上ケースはアルミニウム材によりダ
イカスト成形されてなり、下ケースは板金材よりなる構
造とすれば、下ケースの製作が容易に行え、製造コスト
の低減が図れる。
【0020】さらに、電子制御ユニット上に油圧ユニッ
トが一体的に連結された際、モータ下部に突設された環
状壁部内に位置して下向き突出状に備えられた接続端子
が電子制御ユニット側の接続端子に接続されると共に、
環状壁部に沿って配設されたゴムリングが電子制御ユニ
ットのケース上面側に圧縮されてなる構造とすれば、電
子制御ユニットと油圧ユニットとの一体的な連結によっ
て、モータ側と電子制御ユニット側との接続端子部分の
シールが得られる。
【0021】また、油圧ハウジングにアンチロックブレ
ーキ動作時に一時的にブレーキ液を溜めるバッファチャ
ンバーが設けられると共に、該バッファチャンバーのピ
ストンで仕切られた非ブレーキ液貯溜室側が油圧ハウジ
ング下面側に面して設けられ、電子制御ユニットのケー
ス上面に前記非ブレーキ液貯溜室と外気とを連通状とさ
せる連通溝が形成されてなる構造とすれば、連通溝を通
じて非ブレーキ液貯溜室を大気に解放でき、ピストンの
作動が円滑となる。さらに、ピストンとバッファチャン
バー内周壁面間で漏れたブレーキ液を外に逃がすことも
できる。
【0022】さらに、上ケースの中央部に、下ケースに
至るボルト挿通筒部が備えられ、油圧ユニットと電子制
御ユニットを一体的に連結すべく、ボルト挿通筒部を通
じて下ケースから上ケースに至って貫通された貫通ボル
トが油圧ユニットに締結されると共に、ボルト挿通筒部
と下ケース間がゴムリングでシールされてなる構造とす
れば、ゴムリングによってケース内外の気密性が確保で
きると共に、ボルト挿通筒部によって下ケース中央部が
支持され、ケース全体としての剛性向上が図れる。
【0023】また、電子制御ユニットはプリント実装基
板を備え、該プリント実装基板上に設けられた導体部に
接触状にレギュレータ等の発熱部品が実装され、その導
体部が上ケースと接触状とされてなる構造とすれば、レ
ギュレータ等の発熱部品が発生する熱を、導体部および
上ケースを通じて外部に有効に放熱できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1ないし図5において、1は電子制御ユニッ
トで、その上部に油圧ユニット2が一体的に連結されて
おり、アンチロックブレーキシステムにおける油圧ユニ
ット一体型電子制御ユニットを構成している。そして、
このアンチロックブレーキシステムの電気的構成は従来
とほぼ同様に構成されている。
【0025】前記油圧ユニット2は、直方体状の油圧ハ
ウジング3内に備えられた4個のソレノイドバルブ4の
開閉を制御することにより各車輪のホイールシリンダに
対するブレーキ液圧を制御するもので、各ソレノイドバ
ルブ4の開閉の制御は電子制御ユニット1のケース5内
に備えられた電子制御部6から送られる制御信号に基づ
いてなされる。この油圧ユニット2には、図示省略のプ
ランジャポンプを駆動してブレーキ液をマスターシリン
ダに還流させるための外形円柱状のモータ7が、油圧ハ
ウジング3の一側面側に備えられている。
【0026】また、油圧ハウジング3は、前記ポンプ、
前記ソレノイドバルブ4の開閉に伴って作動するフロー
コントロールバルブあるいはブレーキ液流路等を内蔵し
ている。さらに、油圧ハウジング3には、その上面に各
ホイールシリンダに対するブレーキ液の配管口8がそれ
ぞれ設けられると共に、マスターシリンダに対するブレ
ーキ液の配管口9がそれぞれ設けられている。
【0027】前記電子制御ユニット1のケース5は平面
視で油圧ユニット2とほぼ同じ大きさを有した扁平形状
に形成されており、アルミニウム材によりダイカスト成
形されてなる上ケース11と、板金材よりなる板状の下
ケース12とから構成されている。
【0028】また、前記上ケース11には、モータ7に
対向する上面側の両側縁部に位置して、それぞれリレー
収容部11aと電源供給用の外部コネクタ14が接続さ
れるコネクタ接続部11bとが上方膨出状に一体に備え
られており、該コネクタ接続部11bはさらに側方に延
設状とされている。即ち、コネクタ接続部11bは上ケ
ース11上面側とモータ7との相互間の間隙よりいわゆ
る延設状に配設された構造とされている。
【0029】そして、ケース5内には、電子制御部6を
構成する適宜回路が備えられたプリント実装基板16や
モータリレー17やフェイルセーフリレー18等が収容
されており、この際、図5に示される如く、上ケース1
1のリレー収容部11a位置に各リレー17、18が配
置され、コネクタ接続部11b位置に外部コネクタ14
が接続されるコネクタ端子ユニット19が配置されてい
る。
【0030】また、コネクタ接続部11bの油圧ハウジ
ング3に対向するケース壁面としての上下方向の壁部1
1cには、図1、図5および図6に示される如く、小孔
状の通気孔部21が設けられている。この通気孔部21
は壁部11cに形成された孔部22と、該孔部22を内
面側より閉塞状として装着された通気膜体23とから構
成されており、通気膜体23は通気性を有しかつ水を通
さないように4μ〜10μ程度の多数のミクロ孔を有す
るテフロン系等の薄膜23aにより主構成され、その外
周部に沿ってポリプロピレンやポリエステル等の保持枠
23bが熱圧着された構造とされている。
【0031】そして、この通気膜体23が両面接着テー
プ24を利用して孔部22内面側に装着されており、こ
こに通気孔部21は通気性を有しかつ水を通さない液密
状の構造とされている。
【0032】また、図5、図7および図8に示される如
く、上ケース11の中央部下面側に、下ケース12に至
るボルト挿通筒部26が一体に備えられており、該ボル
ト挿通筒部26の下端内周縁に沿ってシール段部26a
が形成されている。
【0033】そして、シール段部26aにゴムリング2
7を装着して、上ケース11の下向き解放状とされた下
側開口部28を閉塞状に下ケース12が装着され、下ケ
ース12側のボルト挿通孔29および上ケース11側の
ボルト挿通孔30を貫通状として下方より装着された貫
通ボルトとしてのフランジ付きボルト31の油圧ハウジ
ング3に対する螺合締結により、電子制御ユニット1と
油圧ユニット2とが一体的に連結される。この際、ゴム
リング27によってボルト挿通筒部26と下ケース12
間がシールされるように構成されている。
【0034】また、図5、図9ないし図11に示される
如く、上ケース11の下側開口部28内周縁に沿って下
ケース12が嵌合状とされるシール段部32が形成さ
れ、該シール段部32に周方向に沿ってシール溝32a
が形成されている。
【0035】そして、シール溝32aに沿ってオーバー
フロー状に接着性を有するシール剤33が充填された状
態で(図9参照)、下ケース12がシール段部32に嵌
合され(図10参照)、上ケース11の下側開口部28
下端縁部が周方向に適宜間隔を有して複数位置でカシメ
られており(図11参照)、ここに、上ケース11に下
ケース12がカシメ結合されている。また、このカシメ
結合により、シール剤33が上ケース11と下ケース1
2双方にわたって密着状となり、互いに密着状に接着さ
れて、シールされるように構成されている。
【0036】前記油圧ハウジング3には、図8および図
12に示される如く、アンチロックブレーキ動作時に一
時的にブレーキ液を溜めるバッファチャンバー35が一
対設けられている。該バッファチャンバー35はブレー
キ液が流入するブレーキ液貯溜室35aとピストン36
で仕切られた反対側の非ブレーキ液貯溜室35bとを備
え、該非ブレーキ液貯溜室35b側が油圧ハウジング3
下面側に面して設けられている。また、非ブレーキ液貯
溜室35bの下部には通気孔37aを有する蓋体37が
装着されており、ピストン36と蓋体37間に戻しバネ
38が介在されている。
【0037】そして、電子制御ユニット1と油圧ユニッ
ト2とが互いに連結された際、蓋体37の通気孔37a
を通じて非ブレーキ液貯溜室35bと外気とを連通させ
るべく、上ケース11上面に油圧ハウジング3のバッフ
ァチャンバー35位置から油圧ハウジング3外に至る連
通溝40がそれぞれ形成されている。
【0038】図1および図13において、42はモータ
7駆動回路を構成する大電流用の電気接続箱で、樹脂成
形体よりなるバスバー保持ケース43を備え、該バスバ
ー保持ケース43は一端側にコネクタ端子ユニット19
のモータ用オス端子が接続状とされるコネクタ側接続部
43aを備え、他端側にモータリレー17側のオス端子
が接続状とされるリレー側接続部43bを備え、中央部
にモータ7側の接続端子としてのオス端子45(図14
ないし図16参照)が接続状とされるモータ側接続部4
3cを備えている。
【0039】そして、各接続部43a、43b、43c
内には、それぞれ上下にメス接続部46aを備えた中継
端子46が抜止状に装着されており、各バスバー47、
48、49の両端部に上向き突出状に備えられた接続端
子としてのオス端子47a、48a、49aが対応する
中継端子46の下側メス接続部46aにそれぞれ下側よ
り挿入状に接続されると共に、バスバー保持ケース43
側に係止や固定等の手段により保持されている。
【0040】図14に示される如く、モータ7の下部に
は下向き突出状に前記オス端子45が備えられており、
その外周部を囲繞して環状壁部51が突設されている。
そして、環状壁部51内に沿ってゴムリング52が装着
された状態で、電気接続箱42のモータ側接続部43c
がプリント実装基板16の挿通孔53および上ケース1
1の挿通孔54を通じて環状壁部51内に挿入状とされ
ると共に、電子制御ユニット1と油圧ユニット2とが一
体的に連結された際、各オス端子45が中継端子46の
上側メス接続部46aに接続されるように構成されてい
る。また、この接続状態にあっては、ゴムリング52が
上ケース11の上面側に圧縮状とされ、環状壁部51と
上ケース11との相互間がシールされるように構成され
ている。
【0041】図17はプリント実装基板16に実装され
たレギュレータやコンバータ等の発熱部品55の取付構
造を示しており、プリント実装基板16上に導体部56
が設けられ、該導体部56に接触状として発熱部品55
が実装され、その導体部56が上ケース11に接触状と
してプリント実装基板16が上ケース11側にネジ57
等により固定されている。
【0042】前記油圧ハウジング3内に備えられた各ソ
レノイドバルブ4は、それぞれ一対の接続端子としての
オス端子58を油圧ハウジング3下面側より下向き突出
状に備え(図20参照)、図1、図18ないし図20に
示されるソレノイドコネクタ59にそれぞれ接続され、
該ソレノイドコネクタ59はプリント実装基板16の一
端側に備えられたソレノイドコネクタ接続部60に接続
される(図1および図20参照)。
【0043】前記ソレノイドコネクタ59は、合成樹脂
等により成形されてなる扁平状のフランジ基部59a
と、各ソレノイドバルブ4に対応して下向き突出状に備
えられた4個所のソレノイド接続部59bとを備え、各
ソレノイド接続部59b内にはそれぞれ一対の中継端子
61が抜止状に装着されている。
【0044】各中継端子61は、図19および図20に
示される如く、ほぼU字状に屈曲されており、その屈曲
された両端部がそれぞれメス接続部61aとされてい
る。そして両側のメス接続部61aがソレノイド接続部
59bのそれぞれの端子収容凹部59c内に上方側より
収容され、上下方向に若干の移動を許容した状態で抜止
状に保持されている。
【0045】そして、一方のメス接続部61aには上方
より接続可能とされ、他方のメス接続部61aはソレノ
イド接続部59b下面側に形成された端子挿入孔59d
を通じて下方より接続可能に構成されている。
【0046】また、フランジ基部59aの上面側には一
対の位置決めピン63が上向き突出状に備えられてお
り、図20に示される如く、各位置決めピン63を油圧
ハウジング3下面側に形成された対応する位置決め孔6
4にそれぞれ嵌合させることにより、油圧ハウジング3
に対するソレノイドコネクタ59の位置決めがなされる
と共に、各ソレノイドバルブ4の各オス端子58が各ソ
レノイド接続部59b内に収容された中継端子61のメ
ス接続部61aに接続されるように構成されている。
【0047】さらに、フランジ基部59aの外周縁部
は、ゴムリング65のガイドを構成し、図20に示され
る如く、フランジ基部59aの外周縁部に沿ってゴムリ
ング65が装着可能に構成されている。
【0048】前記ソレノイドコネクタ接続部60は、可
撓性を有する合成樹脂等により成形されてなり、ソレノ
イドコネクタ59の各ソレノイド接続部59bが上方よ
り嵌合される嵌合凹部60aをそれぞれ備えると共に、
各ソレノイド接続部59bの各端子挿入孔59dに対応
して嵌合凹部60a内にオス端子66がそれぞれ上方突
出状に備えられている。また、オス端子66の他端部は
プリント実装基板16の回路側に半田付け等により接続
されている。
【0049】さらに、図20に示される如く、上ケース
11に形成された取付孔67にソレノイドコネクタ接続
部60が嵌合された際、ソレノイドコネクタ接続部60
の弾性変形により抜止状に係止される係止片部60bが
各ソレノイドコネクタ接続部60の一側壁に適宜形成さ
れている。
【0050】また、図20に示される如く、上ケース1
1上面側の取付孔67周縁部にはシール段部68が形成
されており、ソレノイドバルブ4の各オス端子58がソ
レノイドコネクタ59の一方の各メス接続部61aに接
続されると共に、フランジ基部59a外周縁部にゴムリ
ング65が装着された状態で、ソレノイド接続部59b
がソレノイドコネクタ接続部60の嵌合凹部60a内に
嵌合されると、各オス端子66が端子挿入孔59dを通
じて他方の各メス接続部61aに接続されると共に、フ
ランジ基部59aおよびゴムリング65がシール段部6
8に嵌合状とされ、電子制御ユニット1と油圧ユニット
2との一体的な連結により、ゴムリング65が油圧ハウ
ジング3とシール段部68間で圧縮状とされ、上ケース
11と油圧ハウジング3との相互間がシールされるよう
に構成されている。
【0051】なお、電子制御ユニット1と油圧ユニット
2との一体的な連結は、本実施例にあっては、前記フラ
ンジ付きボルト31と、図1に示される如く、上ケース
11を貫通して油圧ハウジング3に螺合される一対のボ
ルト70との3本によって互いに連結する構造とされて
いる。
【0052】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、コネクタ端子ユニット19が上ケース11のコネ
クタ接続部11bに取り付けられると共に、モータリレ
ー17、フェイルセーフリレー18、ソレノイドコネク
タ接続部60等が備えられたプリント実装基板16が上
ケース11内に取り付けられる。
【0053】そして、電気接続箱42のコネクタ側接続
部43aおよびリレー側接続部43bがコネクタ端子ユ
ニット19のオス端子およびモータリレー17のオス端
子にそれぞれ接続状として、電気接続箱42が上ケース
11に取り付けられると共に、モータ側接続部43cを
挿通孔53、挿通孔54に挿通状とし、上ケース11の
下側開口部28に下ケース12をカシメ結合することに
よって電子制御ユニット1が組み立てられている。
【0054】また、油圧ユニット2の各ソレノイドバル
ブ4のオス端子58には予め、ソレノイドコネクタ59
が接続状に装着されている。そして、フランジ基部59
a外周縁部にゴムリング65が装着されると共に環状壁
部51内にゴムリング52が装着された状態で、電子制
御ユニット1上の所定位置に油圧ユニット2が載置され
てモータ7の各オス端子45がモータ側接続部43cの
各中継端子46に接続されると共に、ソレノイドコネク
タ接続部60の各オス端子66がソレノイドコネクタ5
9の各中継端子61に接続され、さらに、フランジ付き
ボルト31およびボルト70により締結することによっ
て、電子制御ユニット1と油圧ユニット2とが互いに一
体化されている。
【0055】以上のように、外部コネクタ14が接続さ
れる電子制御ユニット1側のコネクタ接続部11bを、
電子制御ユニット1の上ケース11上面側と油圧ユニッ
ト2のモータ7との相互間の間隙より延設状に配設して
おり、また、上ケース11上面側と油圧ユニット2のモ
ータ7との相互間の間隙に膨出状に備えられたリレー収
容部11a位置に比較的大形のモータリレー17やフェ
イルセーフリレー18を配置するように構成しているた
め、電子制御ユニット1の上ケース11上面とモータ7
とで形成されたデッドスペースを有効利用できると共
に、上ケース11をより扁平状に構成でき、油圧ユニッ
ト一体型電子制御ユニット全体としてのコンパクト化が
図れる。
【0056】また、油圧ユニット2の油圧ハウジング3
に対向するコネクタ接続部11bの壁部11cに、通気
性を有しかつ液密状とされた通気孔部21が設けられて
いるため、温度変化による電子制御ユニット1のケース
5内外の気圧差が有効に解消できると共に、ケース5内
への水の浸入も有効に防止できる。しかも、壁部11c
の通気孔部21が油圧ハウジング3に僅かの間隙を有し
て対向した位置に配置された構造であり、通気孔部21
に水が直接かからず、また、他の部材との接触も有効に
回避でき、通気孔部21の損傷が有効に防止できる。
【0057】さらに、電子制御ユニット1のケース5
が、上ケース11と下ケース12とからなり、上ケース
11の下側開口部28の周縁に沿って配設されたシール
剤33を介して下ケース12が上ケース11にカシメ結
合されてなる構造であり、組付作業性の向上が図れる。
【0058】また、上ケース11はアルミニウム材によ
りダイカスト成形されてなり、下ケース12は板金材よ
りなるため、各ケース11、12の製作が容易に行え、
製造コストの低減が図れる。
【0059】さらに、電子制御ユニット1上に油圧ユニ
ット2が一体的に連結された際、モータ7下部に突設さ
れた環状壁部51内に位置して下向き突出状に備えられ
たオス端子45が電子制御ユニット1側の中継端子46
に接続されると共に、環状壁部51に装着されたゴムリ
ング52が電子制御ユニット1の上ケース11上面側に
圧縮されてなる構造であり、電子制御ユニット1と油圧
ユニット2との一体的な連結によって、モータ7側と電
子制御ユニット1側との端子45、46接続およびその
接続部分におけるシールが容易に得られる。
【0060】また、油圧ハウジング3に設けられたバッ
ファチャンバー35の非ブレーキ液貯溜室35bが、油
圧ハウジング3下面側に面して設けられ、電子制御ユニ
ット1の上ケース11上面に非ブレーキ液貯溜室35b
と外気とを連通状とさせる連通溝40が形成されている
ため、連通溝40を通じて非ブレーキ液貯溜室35bを
大気に解放でき、ピストン36の作動が円滑となる。さ
らに、ピストン36とバッファチャンバー35内周壁面
間で漏れたブレーキ液を外に逃がすこともできる。
【0061】さらに、上ケース11の中央部に、下ケー
ス12に至るボルト挿通筒部26が備えられ、油圧ユニ
ット2と電子制御ユニット1をフランジ付きボルト31
で一体的に連結した際、ボルト挿通筒部26と下ケース
12間がゴムリング27でシールされる構造であり、ゴ
ムリング27によってケース5内外の気密性が確保でき
ると共に、ボルト挿通筒部26によって下ケース12中
央部が支持され、ケース5全体としての剛性向上が図れ
る。
【0062】また、プリント実装基板16上に設けられ
た導体部56にレギュレータ等の発熱部品55が接触状
に実装され、その導体部56が上ケース11と接触状と
されているため、レギュレータ等の発熱部品55が発生
する熱を、導体部56および上ケース11を通じて電子
制御ユニット1の外部に有効に放熱できる。
【0063】なお、上記実施例において、コネクタ接続
部11bが上ケース11の上面側とモータ7との相互間
より側方に延設状とされた構造を示しているが、図3仮
想線で示される如く、斜め上方に指向して延設する構造
であってもよく、延設方向は外部コネクタ14との関係
で適宜決定すればよい。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明のアンチロックブ
レーキシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユ
ニットによれば、電源供給用の外部コネクタが接続され
る電子制御ユニット側のコネクタ接続部が、電子制御ユ
ニットのケース上面側とモータとの相互間の間隙より延
設状に配設され、油圧ユニット側に対向すると共に、非
水平状の電子制御ユニットのケース壁面に、通気性を有
しかつ液密状とされた通気孔部が設けられ、電子制御ユ
ニットのケースが、上ケースと、該上ケースの下側開口
部を閉塞状とする板状の下ケースとからなり、上ケース
の下側開口部の周縁に沿って配設されたシール剤を介し
て下ケースが上ケースにカシメ結合されてなるものであ
り、電子制御ユニットのケース上面とモータとで形成さ
れたデッドスペースを有効利用でき、油圧ユニット一体
型電子制御ユニット全体としてのコンパクト化が図れる
という利点がある。
【0065】また、油圧ユニット側に対向すると共に、
非水平状の前記電子制御ユニットのケース壁面に、通気
性を有しかつ液密状とされた通気孔部が設けられている
ため、温度変化による電子制御ユニットのケース内外の
気圧差が有効に解消できると共に、ケース内への水の浸
入も有効に防止できる。しかも、ケース壁面の通気孔部
が油圧ユニット側に対向しているため、水が直接かから
ず、他の部材との接触も有効に回避でき、損傷防止が図
れるという利点がある。
【0066】さらに、電子制御ユニットのケースが、上
ケースと、該上ケースの下側開口部を閉塞状とする板状
の下ケースとからなり、上ケースの下側開口部の周縁に
沿って配設されたシール剤を介して前記下ケースが上ケ
ースにカシメ結合されてなる構造であり、このカシメ結
合によりシール剤が上ケースと下ケース双方にわたって
密着状となってシールされるため、組付作業性の向上が
図れるという利点がある。
【0067】また、上ケースはアルミニウム材によりダ
イカスト成形されてなり、下ケースは板金材よりなる構
造によれば、下ケースの製作が容易に行え、製造コスト
の低減が図れるという利点がある。
【0068】さらに、電子制御ユニット上に油圧ユニッ
トが一体的に連結された際、モータ下部に突設された環
状壁部内に位置して下向き突出状に備えられた接続端子
が電子制御ユニット側の接続端子に接続されると共に、
環状壁部に沿って配設されたゴムリングが電子制御ユニ
ットのケース上面側に圧縮されてなる構造によれば、電
子制御ユニットと油圧ユニットとの一体的な連結によっ
て、モータ側と電子制御ユニット側との接続端子接続部
分のシールが得られるという利点がある。
【0069】また、油圧ハウジングにアンチロックブレ
ーキ動作時に一時的にブレーキ液を溜めるバッファチャ
ンバーが設けられると共に、該バッファチャンバーのピ
ストンで仕切られた非ブレーキ液貯溜室側が油圧ハウジ
ング下面側に面して設けられ、電子制御ユニットのケー
ス上面に前記非ブレーキ液貯溜室と外気とを連通状とさ
せる連通溝が形成されてなる構造によれば、連通溝を通
じて非ブレーキ液貯溜室を大気に解放でき、ピストンの
作動が円滑となり、さらにピストンとバッファチャンバ
ー内周壁面間で漏れたブレーキ液を外に逃すこともでき
るという利点がある。
【0070】さらに、上ケースの中央部に、下ケースに
至るボルト挿通筒部が備えられ、油圧ユニットと電子制
御ユニットを一体的に連結すべく、ボルト挿通筒部を通
じて下ケースから上ケースに至って貫通された貫通ボル
トが油圧ユニットに締結されると共に、ボルト挿通筒部
と下ケース間がゴムリングでシールされてなる構造によ
れば、ゴムリングによってケース内外の気密性が確保で
きると共に、ボルト挿通筒部によって下ケース中央部が
支持され、ケース全体としての剛性向上が図れるという
利点がある。
【0071】また、電子制御ユニットはプリント実装基
板を備え、該プリント実装基板上に設けられた導体部に
接触状にレギュレータ等の発熱部品が実装され、その導
体部が上ケースと接触状とされてなる構造によれば、レ
ギュレータ等の発熱部品が発生する熱を、導体部および
上ケースを通じて外部に有効に放熱できるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同組立状態の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】同要部断面説明図である。
【図6】通気孔部の拡大断面図である。
【図7】ボルト挿通筒部位置における要部断面図であ
る。
【図8】上ケースの平面図である。
【図9】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示す
要部説明図である。
【図10】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示
す要部説明図である。
【図11】上ケースと下ケースとのカシメ結合作業を示
す要部説明図である。
【図12】バッファチャンバー位置における要部断面図
である。
【図13】電気接続箱の分解斜視図である。
【図14】モータ側と電子制御ユニット側との電気的接
続部を示す説明図である。
【図15】図14のXV−XV線断面矢視図である。
【図16】図15におけるオス端子とメス接続部との接
続状態を示すXVI−XVI線断面矢視図である。
【図17】発熱部品の取付状態を示す要部断面図であ
る。
【図18】ソレノイドコネクタの平面図である。
【図19】図18のXIX−XIX線断面矢視図であ
る。
【図20】ソレノイドコネクタとソレノイドコネクタ接
続部の接続動作説明図である。
【符号の説明】
1 電子制御ユニット 2 油圧ユニット 3 油圧ハウジング 4 ソレノイドバルブ 5 ケース 6 電子制御部 7 モータ 11 上ケース 11a リレー収容部 11b コネクタ接続部 11c 壁部 12 下ケース 14 外部コネクタ 16 プリント実装基板 19 コネクタ端子ユニット 21 通気孔部 26 ボルト挿通筒部 27 ゴムリング 28 下側開口部 31 フランジ付きボルト 33 シール剤 35 バッファチャンバー 36 ピストン 40 連通溝 42 電気接続箱 45 オス端子 46 中継端子 47、48、49 バスバー 51 環状壁部 52 ゴムリング 55 発熱部品 56 導体部 58 オス端子 60 ソレノイドコネクタ接続部 61 中継端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽柴 仁志 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社 大阪製作所内 (56)参考文献 特開 平7−45338(JP,A) 実開 昭61−161978(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/40 - 13/533 B60T 8/34

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の各車輪の回転状態を検知する回
    転検出装置と、電子制御信号により油圧ハウジング内の
    ソレノイドコイルを通じてソレノイドバルブの開閉を制
    御することにより前記各車輪のホイールシリンダに対す
    るブレーキ液圧を制御し、且つブレーキ液をマスタシリ
    ンダに環流させる為のポンプを駆動させる為のモータと
    を備える油圧ユニットと、前記回転検出装置に基づいて
    前記ブレーキ液圧を制御する前記制御信号を形成する電
    子制御ユニットと、前記電子制御ユニットに内蔵されて
    いるソレノイド、モータリレーへの電源の供給/遮断を
    行うフェイルセーフリレーとモータへの電源の供給/遮
    断を行うモータリレーとを備え、且つ電子制御ユニット
    上に油圧ユニットを機械的に連結することにより、前記
    油圧ハウジング下面より下方に突出状とされたソレノイ
    ドコイル側のオス端子が電子制御ユニット側の接続端子
    に接続状とされるアンチロックブレーキシステムにおけ
    る油圧ユニット一体型電子制御ユニットにおいて、 電源供給用の外部コネクタが接続される電子制御ユニッ
    ト側のコネクタ接続部が、電子制御ユニットのケース上
    面側と前記モータとの相互間の間隙より延設状に配設さ
    前記油圧ユニット側に対向すると共に、非水平状の前記
    電子制御ユニットのケース壁面に、通気性を有しかつ液
    密状とされた通気孔部が設けられ、 前記電子制御ユニットのケースが、上ケースと、該上ケ
    ースの下側開口部を閉塞状とする板状の下ケースとから
    なり、上ケースの下側開口部の周縁に沿って配設された
    シール剤を介して前記下ケースが上ケースにカシメ結合
    されてなる ことを特徴とするアンチロックブレーキシス
    テムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット。
  2. 【請求項2】 前記上ケースはアルミニウム材によりダ
    イカスト成形されてなり、前記下ケースは板金材よりな
    ことを特徴とする請求項1記載のアンチロックブレー
    キシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記電子制御ユニット上に油圧ユニット
    が一体的に連結された際、前記モータ下部に突設された
    環状壁部内に位置して下向き突出状に備えられた接続端
    子が前記電子制御ユニット側の接続端子に接続されると
    共に、前記環 状壁部に沿って配設されたゴムリングが電
    子制御ユニットのケース上面側に圧縮されてなることを
    特徴とする請求項1記載のアンチロックブレーキシステ
    ムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニット。
  4. 【請求項4】 前記油圧ハウジングにアンチロックブレ
    ーキ動作時に一時的にブレーキ液を溜めるバッファチャ
    ンバーが設けられると共に、該バッファチャンバーのピ
    ストンで仕切られた非ブレーキ液貯溜室側が油圧ハウジ
    ング下面側に面して設けられ、前記電子制御ユニットの
    ケース上面に前記非ブレーキ液貯溜室と外気とを連通状
    とさせる連通溝が形成されてなることを特徴とする請求
    項1記載のアンチロックブレーキシステムにおける油圧
    ユニット一体型電子制御ユニット。
  5. 【請求項5】 前記上ケースの中央部に、下ケースに至
    るボルト挿通筒部が備えられ、前記油圧ユニットと前記
    電子制御ユニットを一体的に連結すべく、ボルト挿通筒
    部を通じて下ケースから上ケースに至って貫通された貫
    通ボルトが前記油圧ユニットに締結されると共に、ボル
    ト挿通筒部と下ケース間がゴムリングでシールされてな
    ることを特徴とする請求項2記載のアンチロックブレー
    キシステムにおける油圧ユニット一体型電子制御ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記電子制御ユニットはプリント実装基
    板を備え、該プリント実装基板上に設けられた導体部に
    接触状にレギュレータ等の発熱部品が実装され、その導
    体部が上ケースと接触状とされてなることを特徴とする
    請求項2記載のアンチロックブレーキシステムにおける
    油圧ユニット一体型電子制御ユニット。
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