JP2000168529A - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧制御装置

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JP2000168529A
JP2000168529A JP10341882A JP34188298A JP2000168529A JP 2000168529 A JP2000168529 A JP 2000168529A JP 10341882 A JP10341882 A JP 10341882A JP 34188298 A JP34188298 A JP 34188298A JP 2000168529 A JP2000168529 A JP 2000168529A
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敦 中島
Katsumi Watanabe
克美 渡辺
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勉 天野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車輪ブレーキのブレーキ液圧を制御する制御弁
手段が設けられるハウジングの一面に、制御弁手段の作
動を制御する電子制御ユニットを収納せしめる収納室を
ハウジングとの間に形成するカバーが取付けられる車両
用ブレーキ液圧制御装置において、ハウジングに施すべ
き加工を単純化した上で、収納室への水の浸入を確実に
防止する。 【解決手段】カバー21が、ハウジング20との間にシ
ール手段71を介してハウジング20の一面20aに取
付けられ、収納室48の下部に内端を通じさせるととも
に外端を下方に向けて開口させる通気孔95がハウジン
グ20の下部に設けられ、該通気孔95が通気防水素材
から成る閉塞部材97で塞がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車両や自動二
輪車等の車両のブレーキ液圧制御装置に関し、特に、車
輪ブレーキのブレーキ液圧を制御する制御弁手段が設け
られるハウジングの一面に、制御弁手段の作動を制御す
る電子制御ユニットを収納せしめる収納室をハウジング
との間に形成するカバーが取付けられるものの改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるブレーキ液圧制御装置は、
たとえば特開平7−232625号公報に開示されてい
るように、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のブレーキ液
圧制御装置では、収納室内で結露により生じた水を外部
に排出するための連通孔がハウジングに設けられている
が、この連通孔の外端は外部に開放されたままであり、
収納室への水の浸入を極力防止するために連通孔の形状
が複雑になってはいるが、収納室内への水の浸入を確実
に防止することはできず、また連通孔の形状が複雑であ
ることからハウジングに施すべき加工も煩雑となる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ハウジングに施すべき加工を単純化した上
で、収納室への水の浸入を確実に防止し得るようにした
車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、マスタシリンダおよび車輪
ブレーキ間を連通するとともに車輪ブレーキおよびリザ
ーバ間を遮断する状態、マスタシリンダおよび車輪ブレ
ーキ間を遮断するとともに車輪ブレーキおよびリザーバ
間を連通する状態、ならびに車輪ブレーキをマスタシリ
ンダおよびリザーバから遮断する状態を切換可能な制御
弁手段が設けられるハウジングの一面に、前記制御弁手
段の一部を収納する収納室を前記ハウジングとの間に形
成してカバーが取付けられ、前記制御弁手段の作動を制
御する電子制御ユニットが前記収納室に収納される車両
用ブレーキ液圧制御装置において、前記カバーが、前記
ハウジングとの間にシール手段を介して前記ハウジング
の一面に取付けられ、前記収納室の下部に内端を通じさ
せるとともに外端を下方に向けて開口させる通気孔がハ
ウジングの下部に設けられ、該通気孔が通気防水素材か
ら成る閉塞部材で塞がれることを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、収納室に内端を通じさせる通気孔が、通気防水素
材製の閉塞部材で塞がれるので、通気孔の内端および収
納室間の連通構造にかかわらず、収納室の呼吸を可能と
しつつ収納室への水の浸入を確実に防止することがで
き、前記連通構造を単純化してハウジングに施す加工を
単純化することが可能となる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記ハウジングを車体フレ
ームに取付けるためのマウント手段が備える円筒状のマ
ウントラバーを嵌合せしめる取付け孔が、一直線状に延
びる前記通気孔の外端に同軸に連なって前記ハウジング
に設けられ、前記閉塞部材および前記マウント手段間に
形成される中間室を外部に連通させる通気溝が、前記マ
ウントラバーの外面および前記取付け孔の内面の少なく
とも一方に設けられることを特徴とし、かかる構成によ
れば、前記閉塞部材を介しての収納室の呼吸を可能とし
つつ閉塞部材への異物の接触をマウントラバーで阻止し
て閉塞部材の耐久性を向上することができ、しかもマウ
ント手段取付け用の取付け孔と、通気孔とを同軸に穿孔
加工するようにしてハウジングに施す加工能率を向上す
ることができる。
【0008】さらに請求項3記載の発明は、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、前記リザーバか
らブレーキ液を汲上げるポンプが設けられる前記ハウジ
ングの前記カバーとは反対側の他面に、前記ポンプを駆
動する電動モータが、前記ハウジングとの接合面の全周
をシールしつつ取付けられ、電子制御ユニットおよび電
動モータ間の電気的接続を果すべくハウジングの両面間
にわたって設けられる貫通孔の中間部に、前記通気孔の
内端が開口されることを特徴とし、かかる構成によれ
ば、電子制御ユニットおよび電動モータ間の電気的接続
のためにハウジングに設けられる貫通孔を利用して通気
孔の内端を収納室に通じさせるので、通気孔を収納室に
通じさせるためだけの加工をハウジングに施す必要がな
く、ハウジングに施す加工能率をより一層向上すること
ができるとともに、ハウジングの小型化すなわちブレー
キ液圧制御装置の小型化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図12は本発明の一実施例を示すも
のであり、図1は乗用車両のブレーキ装置のブレーキ液
圧回路図、図2はブレーキ液圧制御装置の側面図、図3
は図2の3矢視図、図4は図2の4矢視図、図5は図4
の5−5線断面図、図6は図4の6−6線断面図、図7
は図6の7−7線断面図、図8は図4の8−8線断面
図、図9は図8の9矢視部拡大図、図10は図9の10
−10線拡大断面図、図11は図2の11−11線拡大
断面図、図12は図9の要部拡大図である。
【0011】先ず図1において、タンデム型のマスタシ
リンダMは、車両運転者がブレーキペダルPに加える踏
力に応じたブレーキ液圧を発生する第1および第2出力
ポート11 、12 を備えており、左前輪用車輪ブレーキ
1 、右後輪用車輪ブレーキB2 、右前輪用車輪ブレー
キB3 および左後輪用車輪ブレーキB4 と、前記第1お
よび第2出力ポート11 ,12 に個別に接続された第1
および第2出力液圧路21 ,22 との間にブレーキ液圧
制御装置3が設けられ、該ブレーキ液圧制御装置3およ
び右、左後輪用車輪ブレーキB2 ,B4 間に、第1およ
び第2比例減圧弁41 ,42 がそれぞれ介設される。
【0012】ブレーキ液圧制御装置3は、左前輪用車輪
ブレーキB1 、右後輪用車輪ブレーキB2 、右前輪用車
輪ブレーキB3 および左後輪用車輪ブレーキB4 に個別
に対応した第1、第2、第3および第4常開型電磁弁5
1 〜54 と、各常開型電磁弁51 〜54 にそれぞれ並列
に接続される第1、第2、第3および第4チェック弁7
1 〜74 と、前記各車輪ブレーキB1 〜B4 に個別に対
応した第1、第2、第3および第4常閉型電磁弁61
4 と、第1および第2出力液圧路21 ,22にそれぞ
れ個別に対応した第1および第2リザーバ81 ,8
2 と、第1および第2リザーバ81 ,82 に吸入弁10
1 ,102 をそれぞれ介して接続されるプランジャ型の
第1および第2ポンプ111 ,112 と、両ポンプ11
1 ,112 を駆動する共通一個の電動モータ12と、第
1および第2ポンプ111 ,112 に吐出弁131 ,1
2 をそれぞれ介して接続される第1および第2ダンパ
141,142 と、前記第1および第2出力液圧路
1 ,22 と第1および第2ダンパ141 ,142 との
間にそれぞれ介裝される第1および第2オリフィス15
1 ,152 と、各常開型電磁弁51 〜54 、各常閉型電
磁弁61 〜64 および電動モータ12の作動を制御する
電子制御ユニット16とを備える。
【0013】第1常開型電磁弁51 は、第1出力液圧路
1 および左前輪用車輪ブレーキB 1 間に設けられ、第
2常開型電磁弁52 は、第1出力液圧路21 および第1
比例減圧弁41 間に設けられ、第3常開型電磁弁5
3 は、第2出力液圧路22 および右前輪用車輪ブレーキ
3 間に設けられ、第4常開型電磁弁54 は、第2出力
液圧路22 および第2比例減圧弁42 間に設けられる。
【0014】また第1〜第4チェック弁71 〜74 は、
対応する車輪ブレーキB1 〜B4 からマスタシリンダM
へのブレーキ液の流れを許容するようにして、各常開型
電磁弁51 〜54 に並列に接続される。
【0015】第1常閉型電磁弁61 は、左前輪用車輪ブ
レーキB1 および第1リザーバ81間に設けられ、第2
常閉型電磁弁62 は、第1比例減圧弁41 および第1リ
ザーバ81 間に設けられ、第3常閉型電磁弁63 は、右
前輪用車輪ブレーキB3 および第2リザーバ82 間に設
けられ、第4常閉型電磁弁64 は、第2比例減圧弁4 2
および第2リザーバ82 間に設けられる。
【0016】ところで、第1常開型電磁弁51 および第
1常閉型電磁弁61 は共働して第1制御弁手段V1 を構
成し、第2常開型電磁弁52 および第2常閉型電磁弁6
2 は共働して第2制御弁手段V2 を構成し、第3常開型
電磁弁53 および第3常閉型電磁弁63 は共働して第3
制御弁手段V3 を構成し、第4常開型電磁弁54 および
第4常閉型電磁弁64 は共働して第4制御弁手段V4
構成する。
【0017】このような制御弁手段V1 〜V4 は、各車
輪がロックを生じる可能性のない通常ブレーキ時には、
電子制御ユニット16により、マスタシリンダMおよび
車輪ブレーキB1 〜B4 間を連通するとともに車輪ブレ
ーキB1 〜B4 およびリザーバ81 ,82 間を遮断する
状態に制御される。すなわち各常開型電磁弁51 〜5 4
が消磁、開弁状態とされるとともに各常閉型電磁弁61
〜64 が消磁、閉弁状態とされ、マスタシリンダMの第
1出力ポート11 から出力されるブレーキ液圧は、第1
常開型電磁弁51 を介して左前輪用車輪ブレーキB1
作用するとともに、第2常開型電磁弁52 および第1比
例減圧弁41 を介して右後輪用車輪ブレーキB2 に作用
する。またマスタシリンダMの第2出力ポート12 から
出力されるブレーキ液圧は、第3常開型電磁弁53 を介
して右前輪用車輪ブレーキB3 に作用するとともに、第
4常開型電磁弁54 および第2比例減圧弁42 を介して
左後輪用車輪ブレーキB4 に作用する。
【0018】上記ブレーキ中に車輪がロック状態に入り
そうになったときに、各制御弁手段V1 〜V4 のうちロ
ック状態に入りそうになった車輪に対応する制御弁手段
は、電子制御ユニット16により、マスタシリンダMお
よび車輪ブレーキB1 〜B4間を遮断するとともに車輪
ブレーキB1 〜B4 およびリザーバ81 ,82 間を連通
する状態に制御される。すなわち第1〜第4常開型電磁
弁51 〜54 のうちロック状態に入りそうになった車輪
に対応する常開型電磁弁が励磁、閉弁されるとともに、
第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 のうち上記車輪に対
応する常閉型電磁弁が励磁、開弁される。これにより、
ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧の一
部が第1リザーバ81 または第2リザーバ82 に吸収さ
れ、ロック状態に入りそうになった車輪のブレーキ液圧
が減圧されることになる。
【0019】またブレーキ液圧を一定に保持する際に
は、各制御弁手段V1 〜V4 は、電子制御ユニット16
により、車輪ブレーキB1 〜B4 をマスタシリンダMお
よびリザーバ81 ,82 から遮断する状態に制御され
る。すなわち常開型電磁弁51 〜54 が励磁、閉弁され
るとともに、常閉型電磁弁61 〜64 が消磁、閉弁され
ることになる。さらにブレーキ液圧を増圧する際には、
常開型電磁弁51 〜54 が消磁、開弁状態とされるとも
に、常閉型電磁弁61 〜64 が消磁、閉弁状態とされれ
ばよい。
【0020】このように各制御弁手段V1 〜V4 を電子
制御ユニット16で制御することにより、車輪をロック
させることなく、効率良く制動することができる。
【0021】ところで、上述のようなアンチロックブレ
ーキ制御中に、電動モータ12は電子制御ユニット16
により作動せしめられる。この電動モータ12の作動に
伴って第1および第2ポンプ111 ,112 が駆動され
るので、第1および第2リザーバ81 ,82 に吸収され
たブレーキ液は、第1および第2ポンプ111 ,11 2
に吸入され、次いで第1および第2ダンパ141 ,14
2 側へ吐出され、第1および第2オリフィス151 ,1
2 を経て第1および第2出力液圧路21 ,2 2 に還流
される。このようなブレーキ液の還流によって、第1お
よび第2リザーバ81 ,82 のブレーキ液の吸収による
ブレーキペダルPの踏み込み量の増加を防ぐことができ
る。しかも第1および第2ポンプ111 ,112 の吐出
圧の脈動は第1および第2ダンパ141 ,142 、なら
びに第1および第2オリフィス151 ,152 の協働作
用により減衰されるため、上記還流によってブレーキペ
ダルPの操作フィーリングが阻害されることはない。
【0022】図2〜図4において、ブレーキ液圧制御装
置3は、たとえばアルミニウム合金等によりブロック状
に形成されるハウジング20を備えるものであり、この
ハウジング20に、第1〜第4常開型電磁弁51
4 、それらの常開型電磁弁51〜54 と制御弁手段V
1 〜V4 を構成する第1〜第4常閉型電磁弁61
4 、、第1〜第4チェック弁71 〜74 、第1および
第2リザーバ81 ,82 、第1および第2ダンパ1
1 ,142 、第1および第2オリフィス151 ,15
2 、ならびに第1および第2ポンプ111 ,112 が設
けられる。またハウジング20の一面20aには合成樹
脂製のカバー21が取付けられ、該カバー21とは反対
側でハウジング20の他面20bに電動モータ12のモ
ータケース22が取付けられる。
【0023】図5〜図7を併せて参照して、第1〜第4
常開型電磁弁51 〜54 は、弁部5aにソレノイド部5
bがそれぞれ連設されて成るものであり、ハウジング2
0の一面20aに開口するようにして該ハウジング20
の上部に設けられる4つの装着孔23…に各弁部5a…
が収容され、各ソレノイド部5b…はハウジング20の
一面20aから突出する。また第1〜第4常閉型電磁弁
1 〜64 は、弁部6aにソレノイド部6bがそれぞれ
連設されて成るものであり、ハウジング20の一面20
aに開口するようにして該ハウジング20の上部に設け
られる4つの装着孔24…に各弁部6a…が収容され、
各ソレノイド部6b…はハウジング20の一面20aか
ら突出する。しかも装着孔23…が横方向に並んでハウ
ジング20に設けられるのに対し、装着孔24…は、そ
れらの装着孔23…の下方で横方向に並んでハウジング
20に設けられており、第1〜第4常開型電磁弁51
4 および第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 は上下に
並列してハウジング20に装着されることになる。
【0024】第1リザーバ81 は、制御弁手段V1 ,V
2 に対応する位置でハウジング20の下部に配設され、
第2リザーバ82 は、制御弁手段V3 ,V4 に対応する
位置でハウジング20の下部に配設される。而して両リ
ザーバ81 ,82 は、図5で示すように、ハウジング2
0の一面20aに開口するようにして該ハウジング20
に設けられる有底のリザーバ穴26と、該リザーバ穴2
6の閉塞端との間にリザーバ室27を形成してリザーバ
穴26に摺動可能に嵌合される有底円筒状のピストン2
8と、リザーバ穴26の開口端部に嵌合される受け部材
29と、該受け部材29のリザーバ穴26からの抜け出
しを阻止するようにしてリザーバ穴26の開口端縁に装
着される止め輪30と、受け部材29およびピストン2
8間に縮設されるリザーバばね31とでそれぞれ構成さ
れるものであり、両リザーバ81,82 のリザーバ室2
7…が第1および第2ポンプ111 ,112 に接続され
る。
【0025】第1ダンパ141 は、制御弁手段V1 ,V
2 および第1リザーバ81 間に対応する位置でハウジン
グ20に配設され、第2ダンパ142 は、制御弁手段V
3 ,V4 および第2リザーバ82 間に対応する位置でハ
ウジング20に配設される。而して両ダンパ141 ,1
2 は、図6および図7で示すように、ハウジング20
の一面20aに開口するようにして該ハウジング20に
設けられる有底のダンパ穴33と、該ダンパ穴33の閉
塞端との間にダンパ室34を形成してダンパ穴33に摺
動可能に嵌合されるピストン35と、ダンパ穴33の開
口端部に嵌合される受け部材36と、該受け部材36の
ダンパ穴33からの抜け出しを阻止するようにしてダン
パ穴33の開口端縁に装着される止め輪37と、受け部
材36およびピストン35間に縮設されるダンパばね3
8とでそれぞれ構成されるものであり、両ダンパ室14
1 ,142 のダンパ室34…が第1および第2ポンプ1
1 ,112 に接続される。
【0026】第1および第2ポンプ111 ,112 は、
第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64と、第1および第2
リザーバ81 ,82 との間で、第1〜第4常閉型電磁弁
1〜64 の配列方向に沿う同軸の作動軸線を有してハ
ウジング20に配設されるものであり、両ポンプ1
1 ,112 がそれぞれ備えるプランジャ40…は、相
互間に間隔をあけた位置に配置される。また両ポンプ1
1 ,112 には、吸入弁101 ,102 および吐出弁
131 ,132 がそれぞれ内蔵されている。
【0027】一方、電動モータ12のモータケース22
は、有底円筒状のケース本体22aと、該ケース本体2
2aの開放端を閉じるように配置される蓋体22bとか
ら成るものであり、ケース本体22aおよび蓋体22b
がともに複数のねじ部材41…によりハウジング20の
他面20bに締結される。該電動モータ12の出力軸4
2は、蓋体22bを回転自在に貫通し、ハウジング20
に設けられた凹部43内まで延出されており、蓋体22
bに保持されたボールベアリング44と、凹部43の内
端部に保持されたボールベアリング45とによって支承
される。しかも前記両ベアリング44,45間に位置す
る中間部で出力軸42には偏心軸部42aが設けられて
おり、該偏心軸部42aの外周に装着されるボールベア
リング46が、第1および第2ポンプ111 ,112
おける各プランジャ40…の先端に当接される。したが
って、電動モータ12の作動によって出力軸42が回転
すれば、偏心軸部42aを介してボールベアリング46
に偏心運動が与えられ、これにより各プランジャ40…
にポンプ動作が与えられることになる。
【0028】カバー21は、前記第1〜第4常開型電磁
弁51 〜54 におけるソレノイド部5a…、前記第1〜
第4常閉型電磁弁61 〜64 におけるソレノイド部6b
…を収納するとともに、第1および第2リザーバ81
2 における受け部材29…ならびに第1および第2ダ
ンパ141 ,142 における受け部材36…を臨ませる
収納室48をハウジング20との間に形成するようにし
て、複数のねじ部材49…によりハウジング20の一面
20aに締結される。
【0029】カバー21内の中間部には、第1〜第4常
開型電磁弁51 〜54 の各ソレノイド部5b…および第
1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 の各ソレノイド部6b
…を嵌合、支持する支持部50が設けられ、該支持部5
0には、該支持部50で収納室48を区画することがな
いように複数の開口部52…が形成される。
【0030】電子制御ユニット16は、電気回路がプリ
ントされる基板53に半導体チップ54等が搭載されて
成るものであり、カバー21内のハウジング20とは反
対側で基板53が前記支持部50に締結される。しかも
前記支持部50には複数の導電性金属製のバスバー51
…が埋設されており、これらのバスバー51…により、
第1〜第4常開型電磁弁51 〜54 の各ソレノイド部5
b…および第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 の各ソレ
ノイド部6b…が、電子制御ユニット16に接続され
る。
【0031】カバー21には、ハウジング20から側方
にはみだす突出部21aが一体に形成されており、該突
出部21aには、雄型であるカバー側コネクタ55が設
けられる。
【0032】このカバー側コネクタ55は、カバー21
の前記突出部21aと一体にして箱形に形成される第1
コネクタハウジング56と、第1コネクタハウジング5
6の内部に収容、支持される複数本の雄型である第1コ
ネクタ端子57…とで構成されるものであり、第1コネ
クタ端子57…は電子制御ユニット16およびバスバー
51…を介して各ソレノイド部5b…,6b…に接続さ
れ、また電子制御ユニット16およびモータ用コネクタ
58を介して電動モータ12に接続される。
【0033】図8において、ハウジング20の下部に
は、該ハウジング20の一面20aおよび他面20b間
にわたる貫通孔59が穿設されており、前記モータ用コ
ネクタ58が該貫通孔59を抜き差し可能に貫通する。
【0034】図9および図10を併せて参照して、カバ
ー21の前記貫通孔59に対応する部分には、上記貫通
孔59と同軸で有底の第1位置決め孔60を有するボス
61が一体に形成され、その第1位置決め孔60内に
は、電子制御ユニット16を介して前記第1コネクタ端
子57…のうちの2つにそれぞれ連なる正負一対の第2
接続端子62,62が固定的に並設される。
【0035】さらに電動モータ12におけるケース本体
22aの内周には、ケース本体22aおよび蓋体22b
との間をシールされる合成樹脂製のブラシホルダ63が
嵌着されており、上記貫通孔59と同軸で有底の第2位
置決め孔64を有するボス65がブラシホルダ63に一
体に形成され、その第2位置決め孔64内に、電動モー
タ12内の通電コイルに連なる正負一対の第2接続端子
66…が固定的に並設される。しかもボス65は、蓋体
22bを貫通して前記貫通孔59に突入するように配置
される。
【0036】正負一対の第1接続端子62,62および
正負一対の第2接続端子66…は全て雄型に形成されて
おり、正極である第1および第2接続端子62,66
間、負極である第1および第2接続端子62,66間が
一個のモータ用コネクタ58を介して接続される。
【0037】モータ用コネクタ58は、合成樹脂製のコ
ネクタ本体67と、該コネクタ本体67の両側面に支持
される耐熱合金製の一対の導電体68,68とで構成さ
れる。貫通孔59を貫通するコネクタ本体67の両端部
は第1および第2位置決め孔60,64に相対回転不能
に嵌合され、第1および第2位置決め孔60,64の閉
塞端で軸方向移動が規制される。またコネクタ本体67
は、相対向する一対の支持壁67a、67aと、両支持
壁67a、67aの各中間部間を一体に連結する絶縁隔
壁67bと、絶縁隔壁67bの両面に突設されるリブ6
7c,67cを一体に備えるものであり、一対の導電体
68,68は、絶縁隔壁67bの両側でコネクタ本体6
7に装着される。
【0038】一方、各導電体68,68の両端には、雄
型の前記第1および第2接続端子62,62;66…に
対応する雌型の接続部69,69;70…がプレス加工
により形成される。したがって電子制御ユニット16お
よび電動モータ12間がモータ用コネクタ58を介して
電気的に接続されることになり、このモータ用コネクタ
58と、貫通孔59の内面との間には、収納室48の下
部に通じる通気路73が形成されることになる。
【0039】ところで、ハウジング20およびカバー2
1の接合面間には、モータ用コネクタ68、常開型電磁
弁51 〜54 、常閉型電磁弁61 〜64 、第1および第
2リザーバ81 ,82 、ならびに第1および第2ダンパ
141 ,142 を無端状に囲繞するシール手段としての
シール部材71が設けられており、ハウジング20およ
び電動モータ12の接合面間には、モータ用コネクタ6
8および出力軸43を囲繞するシール部材72が設けら
れる。したがって、雨水や洗浄水等がハウジング20
と、カバー21および電動モータ12との各接合面間に
浸入することがあっても、少なくともモータ用コネクタ
68までの浸入は上記シール部材71,72により防止
される。
【0040】図11において、カバー21に連設された
カバー側コネクタ55には、複数の外部導線75,75
…の端部に共通に設けられる外部導線側コネクタ76が
着脱可能に接続される。この外部導線側コネクタ76の
第2コネクタハウジング77は、カバー側コネクタ55
の第1コネクタハウジング56に嵌合される嵌合部77
aと、該嵌合部77aとの間に前記第1コネクタハウジ
ング56を挿脱可能に挿入せしめる外筒部77bとを一
体に有して合成樹脂により形成されており、カバー側コ
ネクタ55の第1コネクタハウジング56に着脱可能に
係合し得るものである。
【0041】カバー側コネクタ55への外部導線側コネ
クタ76の接続時に、カバー側コネクタ55の第1コネ
クタハウジング56と、外部導線側コネクタ76の第2
コネクタハウジング77における嵌合部77aとの間に
はコネクタ室78が形成され、このコネクタ室78内
に、第1および第2コネクタハウジング56,77の接
触面間から水が浸入することを防止するために、嵌合部
77aの外面には第1コネクタハウジング56の内面に
弾発的に接触する環状のシール部材79が装着される。
【0042】外部導線側コネクタ76の第2コネクタハ
ウジング77における嵌合部77aには、カバー側コネ
クタ55が備える複数の第1コネクタ端子57,57…
をそれぞれ内端側から個別に挿入せしめる接続孔80,
80…が両端を開口せしめて設けられており、各第1コ
ネクタ端子57,57…を挿脱可能に嵌合せしめるよう
に雌型に形成される第2コネクタ端子81,81…が各
接続孔80,80…内の一端側に配置される。
【0043】ところで、各外部導線75,75…は、導
電性金属から成る導線82,82…が合成樹脂製の絶縁
チューブ83,83…で被覆されて成るものであり、各
接続孔80,80…内に外端側から挿入される外部導線
75,75…の端部において絶縁チューブ83,83…
から引出された導線82,82…に、各第2コネクタ端
子81,81…が固着される。
【0044】しかも各外部導線75,75…の絶縁チュ
ーブ83,83…の外面と、各接続孔80,80…の外
端側内面との間には環状のシール部材84,84…が介
装されており、各外部導線75,75…は各シール部材
84,84…を介して第2コネクタハウジング77に支
持されることになる。また各外部導線75,75…の第
2コネクタハウジング77への挿入部から各接続孔8
0,80…を経てコネクタ室78に水が浸入することも
前記シール部材84,84…で阻止される。
【0045】各外部導線75,75…の外部導線側コネ
クタ76への連結部は、合成樹脂製のブーツ85で覆わ
れる。
【0046】カバー21には、カバー側および外部導線
側コネクタ55,76間に形成されるコネクタ室78
を、カバー21およびハウジング20間に形成される収
納室48に連通せしめる連通孔86が設けられる。一
方、ハウジング20の下部には、モータ用コネクタ58
および貫通孔59間に形成されている通気路73が通じ
ているので、前記コネクタ室78も該通気路73に通じ
ることになる。
【0047】図2および図3に注目して、車体フレーム
88には、ハウジング20の下面に対向する支持板部8
9aと、該支持板部89aの両端に直角に連設されてハ
ウジング20の両側面に対向する一対の支持板部89
b,89bとを備えるブラケット89が固定されてお
り、ハウジング20は、マウント手段90を介して支持
板部89aに取付けられるとともに、マウント手段9
1,91を介して支持板部89b,89bに取付けられ
る。
【0048】図12を併せて参照して、ハウジング20
の下部と、ブラケット89の支持板部89aとの間に設
けられるマウント手段90は、上下に延びる軸線を有し
て支持板部89a上に固着されるマウント軸92と、該
マウント軸92を嵌入せしめる円筒状のマウントラバー
93とから成るものである。一方、貫通孔59の下方に
位置する部分でハウジング20の下部には、前記マウン
トラバー93を嵌合せしめる取付け孔94が設けられ
る。
【0049】またハウジング20には通気孔95が前記
取付け孔94と同軸に設けられており、この通気孔95
は、内端を貫通孔59の中間部に開口せしめた小径孔部
95aの外端に、該小径孔部95aよりも大径であるが
前記取付け孔94よりも小径である大径孔部95bが、
外方に臨む環状の段部95cを両孔部95a,95b間
に形成するようにして同軸に連なって成るものである。
【0050】すなわち通気孔95は、その内端を貫通孔
59の中間部に開口せしめるとともに外端を取付け孔9
4に同軸に連ならせるようにしてハウジング20の下部
に設けられており、マウント手段90のマウントラバー
93は、通気孔95および取付け孔94間に形成される
環状の段部96に当接するまで取付け孔94に嵌合され
る。
【0051】通気孔95における段部95cには、たと
えば商品名ゴアテックスで代表される通気防水素材によ
り円形のシート状に形成される閉塞部材97が当接され
る。一方、中央部に透孔98を有して金属により円盤状
に形成される押さえ部材99が、通気孔95の大径孔部
95bに圧入される。この押さえ部材99には、閉塞部
材97側に突出した円形の突部99aが一体に設けられ
ており、前記閉塞部材97は、押さえ部材99の突部9
9aと段部95cとの間に挟持される。すなわち通気孔
95は閉塞部材97で閉塞されることになる。
【0052】ハウジング20内において、マウント手段
90および閉塞部材97間には中間室100が形成され
ており、この中間室100を外部に通じさせる通気溝1
01が、マウント手段90におけるマウントラバー93
の外面に設けられる。
【0053】ハウジング20の上部両側には取付け突部
102,102が一体に突設されており、それらの取付
け突部102,102が、ブラケット98の支持板部9
8b,98bの上部にマウント手段91,91を介して
取付けられる。
【0054】マウント手段91は、ほぼ水平に延びる軸
線を有して支持板部89b上に支持されるマウントボル
ト103と、該マウントボルト103の一部を嵌入せし
める円筒状のマウントラバー104とを備えるものであ
り、取付け突部102には、前記マウントラバー104
を嵌合せしめる有底の取付け穴105が設けられる。
【0055】マウントボルト103は、ねじ軸部103
aと、該ねじ軸部103aに同軸にかつ一体に連設され
る嵌入軸部103bと、ねじ軸部103aおよび嵌入軸
部103bの連設部から半径方向外方に張出す鍔部10
3cとを一体に備えるものである。一方、支持板部89
bの上部には、上方に開口したスリット106が設けら
れており、ねじ軸部103aの鍔部103c寄りの部分
が該スリット106に上方から差し込まれる。而してね
じ軸部103aにはナット107が螺合され、このナッ
ト107と前記鍔部103cとの間に支持板部89bが
挟まれることにより、マウントボルト103が支持板部
89bに固定的に支持されることになる。
【0056】次にこの実施例の作用について説明する
と、第1〜第4常開型電磁弁51 〜5 4 のソレノイド部
5a…、第1〜第4常閉型電磁弁61 〜64 のソレノイ
ド部6b…を収容するとともに、電子制御ユニット16
を収納せしめる収納室48が、ハウジング20と、シー
ル部材71を介して該ハウジング20に締結されるカバ
ー21との間に形成されるが、該収納室48の下部に通
気路73を介して内端を通じさせる通気孔95が外端を
下方に向けて開口してハウジング20に設けられてお
り、該通気孔95が通気防水素材から成る閉塞部材97
で塞がれている。したがって通気孔95の内端および収
納室48間の連通構造にかかわらず、閉塞部際97の働
きにより収納室48の呼吸を可能としつつ収納室への水
の浸入を確実に防止することができ、通気孔95および
収納室48間の連通構造を単純化してハウジング20に
施す加工を単純化することができる。
【0057】しかも電子制御ユニット16および電動モ
ータ12間の電気的接続を果すためのモータ用コネクタ
58を挿通せしめるべくハウジング20の両面20a,
20b間にわたって設けられる貫通孔59の中間部に、
通気孔95の内端が開口されている。したがって電子制
御ユニット16および電動モータ12間の電気的接続の
ための貫通孔59を利用して通気孔95の内端を収納室
48に通じさせるので、通気孔95を収納室48に通じ
させるためだけの加工をハウジング20に施す必要がな
く、ハウジング20に施す加工能率をより一層向上する
ことができるとともに、ハウジング20の小型化すなわ
ちブレーキ液圧制御装置3の小型化を図ることができ
る。
【0058】またハウジング20を車体フレーム88に
取付けるためのマウント手段90,91,91のうちの
1つ90が備える円筒状のマウントラバー93を嵌合せ
しめる取付け孔93が、一直線状の通気孔95の外端に
同軸に連なってハウジング20に設けられ、閉塞部材9
7およびマウント手段90間に形成される中間室100
を外部に連通させる通気溝101が、マウントラバー9
3の外面に設けられている。したがって、閉塞部材97
を介しての収納室48の呼吸を可能としつつ閉塞部材4
8への異物の接触をマウントラバー93で阻止して閉塞
部材97の耐久性を向上することができ、取付け孔94
と、通気孔95とを同軸に穿孔加工するようにしてハウ
ジング20に施す加工能率をより一層向上することがで
きる。
【0059】さらにカバー側コネクタ55および外部導
線側コネクタ76の接続状態で第1および第2コネクタ
ハウジング56,77間に形成されるコネクタ室78
は、カバー21に設けられる連通孔86を介して収納室
48に連通している。したがって、コネクタ室78の内
圧が変化することが極力抑制されることになり、内圧変
化に伴なうコネクタハウジング56,77の変形に伴な
うシール不良が生じたり、外部導線75,75…の絶縁
チューブ83…および導線82…間の間隙からの毛細管
現象によるコネクタ室78への水の吸込みが生じたりす
るのを確実に防止することができる。
【0060】しかも収納室48は、閉塞部材97の働き
により、水の浸入を防止しつつ外部に連通しているの
で、コネクタ室78および収納室48の内圧を外部の圧
力に等しくして内圧の変化をより一層効果的に抑えるこ
とができ、収納室48からコネクタ室78への水の浸入
も確実に防止することができる。
【0061】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0062】たとえば上記実施例では、閉塞部材97お
よびマウント手段90間の中間室100を外部に連通さ
せる通気溝101が、マウントラバー93の外面に形成
されたが、該マウントラバー93を嵌合せしめる取付け
孔94の内面に通気溝が設けられていてもよい。
【0063】また本発明は、乗用車両だけでなく、自動
二輪車用のブレーキ液圧制御装置にも適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、通気孔の内端および収納室間の連通構造にかかわら
ず、収納室の呼吸を可能としつつ収納室への水の浸入を
確実に防止することができ、前記連通構造を単純化して
ハウジングに施す加工を単純化することが可能となる。
【0065】また請求項2記載の発明によれば、収納室
の呼吸を可能としつつ閉塞部材への異物の接触をマウン
トラバーで阻止して閉塞部材の耐久性を向上することが
でき、マウント手段取付け用の取付け孔と、通気孔とを
同軸に穿孔加工するようにしてハウジングに施す加工能
率を向上することができる。
【0066】さらに請求項3記載の発明によれば、電子
制御ユニットおよび電動モータ間の電気的接続のための
貫通孔を利用して通気孔の内端を収納室に通じさせるよ
うにし、通気孔を収納室に通じさせるためだけの加工を
ハウジングに施すことを不要とし、ハウジングに施す加
工能率をより一層向上することができるとともに、ハウ
ジングの小型化すなわちブレーキ液圧制御装置の小型化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用車両のブレーキ装置のブレーキ液圧回路図
である。
【図2】ブレーキ液圧制御装置の側面図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】図2の4矢視図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図4の8−8線断面図である。
【図9】図8の9矢視部拡大図である。
【図10】図9の10−10線拡大断面図である。
【図11】図2の11−11線拡大断面図である。
【図12】図9の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 ,82 ・・・リザーバ 111 ,112 ・・・ポンプ 12・・・電動モータ 16・・・電子制御ユニット 20・・・ハウジング 20a・・・ハウジングの一面 20b・・・ハウジングの他面 21・・・カバー 48・・・収納室 59・・・貫通孔 71・・・シール手段としてのシール部材 88・・・車体フレーム 90・・・マウント手段 93・・・マウントラバー 94・・・取付け孔 95・・・通気孔 97・・・閉塞部材 100・・・中間室 101・・・通気溝 B1 ,B2 ,B3 ,B4 ・・・車輪ブレーキ M・・・マスタシリンダ V1 ,V2 ,V3 ,V4 ・・・制御弁手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 勉 長野県上田市大字国分840番地 日信工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D046 BB28 CC02 KK12 LL00 3D049 BB30 BB41 CC02 HH53 JJ01 JJ06 KK01 MM01 NN02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ(M)および車輪ブレー
    キ(B1 ,B2 ,B 3 ,B4 )間を連通するとともに車
    輪ブレーキ(B1 〜B4 )およびリザーバ(81
    2 )間を遮断する状態、マスタシリンダ(M)および
    車輪ブレーキ(B 1 〜B4 )間を遮断するとともに車輪
    ブレーキ(B1 〜B4 )およびリザーバ(81 ,82
    間を連通する状態、ならびに車輪ブレーキ(B1
    4 )をマスタシリンダ(M)およびリザーバ(81
    2 )から遮断する状態を切換可能な制御弁手段
    (V1 ,V2 ,V3 ,V4 )が設けられるハウジング
    (20)の一面(20a)に、前記制御弁手段(V1
    4 )の一部を収納する収納室(48)を前記ハウジン
    グ(20)との間に形成してカバー(21)が取付けら
    れ、前記制御弁手段(V1 〜V4 )の作動を制御する電
    子制御ユニット(16)が前記収納室(48)に収納さ
    れる車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記カバー
    (21)が、前記ハウジング(20)との間にシール手
    段(71)を介して前記ハウジング(20)の一面(2
    0a)に取付けられ、前記収納室(48)の下部に内端
    を通じさせるとともに外端を下方に向けて開口させる通
    気孔(95)がハウジング(20)の下部に設けられ、
    該通気孔(95)が通気防水素材から成る閉塞部材(9
    7)で塞がれることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング(20)を車体フレーム
    (88)に取付けるためのマウント手段(90)が備え
    る円筒状のマウントラバー(93)を嵌合せしめる取付
    け孔(94)が、一直線状に延びる前記通気孔(95)
    の外端に同軸に連なって前記ハウジング(20)に設け
    られ、前記閉塞部材(97)および前記マウント手段
    (90)間に形成される中間室(100)を外部に連通
    させる通気溝(101)が、前記マウントラバー(9
    3)の外面および前記取付け孔(94)の内面の少なく
    とも一方に設けられることを特徴とする請求項1記載の
    車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記リザーバ(81 ,82 )からブレー
    キ液を汲上げるポンプ(111 ,112 )が設けられる
    前記ハウジング(20)の前記カバー(21)とは反対
    側の他面(20b)に、前記ポンプ(111 ,112
    を駆動する電動モータ(12)が、前記ハウジング(2
    0)との接合面の全周をシールしつつ取付けられ、電子
    制御ユニット(16)および電動モータ(12)間の電
    気的接続を果すべくハウジング(20)の両面(20
    a,20b)間にわたって設けられる貫通孔(59)の
    中間部に、前記通気孔(95)の内端が開口されること
    を特徴とする請求項1または2記載の車両用ブレーキ液
    圧制御装置。
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