JP4158912B2 - パネル取付用レバー式嵌合コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、一対のオスメスコネクタ同士を低嵌合力で確実に嵌合できるとともに、両コネクタを嵌合しながら一方のコネクタに取り付けたグロメットをパネルに押し付けることで一方のコネクタに防水機能を持たせたパネル取付用レバー式嵌合コネクタに関する。
コネクタ同士を嵌合させるのと同時に、片方のコネクタに保持されているグロメットをパネルに押し付けて、グロメットの弾性変形を利用してパネルとグロメットの間から水が浸入しないようにしたパネル取り付けコネクタに関して従来から幾つかの提案がなされている。
また、コネクタが多極コネクタの場合、コネクタ同士を嵌合しようとする際に大きな力を必要とするため、てこの原理を利用して嵌合力及び離脱力を小さくしようとしたパネル取付用レバー式嵌合コネクタについても幾つかの提案がなされている。
具体的には、一方のコネクタにグロメットを取り付けておき、コネクタ同士を嵌合させると同時にグロメットをパネルに押し付けてグロメットとパネルの間に防水機能を持たせた従来型のコネクタとして、以下の内容のものがある。
まず、第1の従来型コネクタ100は、図14に示すように、自動車のドア側コネクタ110の外周部に係止鍔101が突設され、グロメット120には係止鍔101に対する環状係合溝111が形成され、更に開口部の周囲には前方に向けて拡開状に突出する環状シール用リップ112が突設されている。そして、これらドア側コネクタ110とグロメット120を予め結合させておく。一方、車体側コネクタ130はパネルPに固定しておく。その後、コネクタ同士を嵌合させるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、レバーを用いてコネクタ同士を嵌合させる第2の従来型コネクタは、図15に示すように、オス、メスコネクタともにグロメット211,221で覆われた状態のコネクタ200を、パネルPで嵌合させるようになっている(例えば、特許文献2参照。)。この従来型のコネクタでは特許文献1とは異なり、レバー230によって低嵌合させる構造になっている。
但し、レバー230はコネクタ210と直結していない。すなわち、レバー230はグロメットカバーに取り付けられ、コネクタ210を蔽っているグロメット211の上からこのグロメットカバーを装着する構造になっている。そして、このような構造にすることによりレバー230が外から見て剥き出し状態になり、当該レバーを人手により回転させることを可能にしている。
また、レバーを介してコネクタ同士を嵌合させる第3の従来型コネクタとして以下のものがある(例えば、特許文献3参照。)。
この従来型コネクタ300は、図16に示すように、一方のコネクタ310をパネルPに固定しておき、レバー321、グロメット及びグロメットカバーを取り付けた他方のコネクタ320を嵌合させる構造を有している。そして、両コネクタを嵌合させるにあたり、他方のコネクタ320に取り付けてあるレバー321を人手により回転させて低嵌合力により嵌合させるようになっている。
特開平10−233262号公報(2−3頁、図1) 特開2001−217033号公報(3−5頁、図3) 特開平11−144794号公報(3−5頁、図7)
上述した図14に示す特許文献1に記載のパネルへのコネクタの取り付け構造の場合、一方の(可動側の)コネクタ110をパネルPに固定した他方の(固定側の)コネクタ130に一般の嵌合動作で通常の嵌合軸に沿って嵌合させるようになっている。
この場合、コネクタの極数が少なければ、嵌合にあたり大きなコネクタ嵌合力を必要としないために問題は生じないが、多極になるに従って大きな力が必要になる。コネクタ嵌合時に大きな嵌合力を必要とすると、大きな嵌合力を加えることにより、場合によっては固定してある他方のコネクタがパネルから脱落して嵌合がうまくいかないおそれがある。
また、上述した図15に示す特許文献2に記載のパネルへのコネクタの取り付け構造の場合、オスコネクタとメスコネクタを嵌合させる場合にオスメスコネクタをまず仮嵌合させておき、その後にレバーを回転させて正式嵌合させるいわゆる2アクションを必要として作業性が悪い。また、この構造によると、レバーを完全に回転させた状態で相手側コネクタを蔽っているグロメットがパネルに強く押し付けられ、グロメットとパネルとの接触部が初めて確実に防水される。すなわち、レバーによって完全嵌合させることにより、完全な防水が可能になる。しかしながら、完全嵌合した時点でもレバーの作動部は剥き出しになっており、外部から何らかの力がこの部分に作用するとコネクタ嵌合が緩み、グロメットとパネルの間の防水機能が失われるおそれがある。これを防ぐにはレバーを固定ロックしておくことが必要となり、コネクタ嵌合の作業効率がかなり低下する。
さらに、上述した図16に示す特許文献3に記載の構造の場合、レバーは人手によって回転できるようにグロメットから突出していなければならないので、レバーが操作できるようなレバー回転用孔をグロメットに設ける必要がある。そのため、ハウジングにレバーやグロメットを取り付ける作業が煩雑になるとともに、グロメットのレバー用回転孔部分での防水性が不十分になるおそれがある。
また、上述した第2及び第3の従来型レバー式嵌合コネクタは、コネクタ組み付け時あるいはコネクタ離脱時にレバーを直接手で掴んで回動させるためにレバーはコネクタの外側に設けられている。すなわち、レバーがコネクタ全体の外側から見える位置に取り付けられている。
このようにレバーがコネクタの外側に配置されていると、可動部分であるレバーの損傷を招き易い。そして、このようなレバーの損傷を防止するためには、レバー保護の機能のみを有する大きなレバー保護用部材でレバーの周囲を覆わなければならず、コネクタ全体の更なる大型化を招くことになる。
また、以上の問題点に加えて以下のようなコネクタ嵌合作業上の問題も生じる。すなわち、コネクタ嵌合作業に際して作業者がレバーを手で持って回動させる必要がある。例えば、ドアトリムを車両のドアインナーパネルに取り付けなければならない場合などのように、作業者の手が届き難い場所でコネクタ嵌合作業を必要とする場合、上述の従来型コネクタではコネクタ嵌合が極めて困難になる。
また、一方のコネクタをパネル等の壁に固定して使用した場合に、他方のコネクタに備わったレバーが壁に干渉することもあり、コネクタの嵌合作業及び離脱作業が難しくなるという問題も生じる。
更には、両コネクタを嵌合終了させると同時に一方のコネクタに取り付けられているグロメットをパネルに押し付ける構造になっているため、コネクタを嵌合する力とグロメットをパネルに押し付けて当該グロメットを変形させる力との合力が作業時に必要になり、コネクタ嵌合作業が行い難くなる。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、全体が小型で低嵌合可能であり、レバーの保護に優れかつコネクタ嵌合作業性を向上させたパネル取付用レバー式嵌合コネクタを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタは、
回動可能なレバーを備えた第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合可能な第2コネクタと、前記第2コネクタを仮収容できるとともにパネルに固定可能なコネクタホルダとを備えたパネル取付用レバー式嵌合コネクタにおいて、
前記第1コネクタは、外周部にグロメット取付部が形成され、当該グロメット取付部に、当該第1コネクタとパネル間の防水用のグロメットを備えるとともに、
前記レバーは、前記第1コネクタへの回転が規制される回転規制手段と、前記第2コネクタ嵌合補助用のガイド溝と、コネクタ嵌合時に前記コネクタホルダと協働して当該レバーを回転させるアームとを備え、
前記第2コネクタは、前記レバーのガイド溝と係合可能な係合ピンを備えるとともに、コネクタホルダに収容された状態で当該コネクタホルダに仮固定可能となっており、
前記第2コネクタヘの前記第1コネクタの嵌合に応じて、前記回転規制手段が解除されて前記レバーが回転可能になるとともに、前記第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が完了した後当該レバーが前記コネクタホルダに収容されるパネル取付用レバー式嵌合コネクタであって、
前記レバーの回動支点とアームとの距離は、当該回動支点と前記ガイド溝との距離よりも大きくなっており、前記アームに加わる力が増大されて前記ガイド溝に嵌合されている係合ピンを引き込む力として伝達されて前記第1コネクタと第2コネクタを嵌合させ、
前記第1コネクタと第2コネクタを嵌合させた後更に前記第1コネクタを前記コネクタホルダに押し込んで当該コネクタホルダにより前記グロメットを前記パネルに押し付け、
前記コネクタ同士の嵌合作業と前記グロメットの前記パネルへの押し付け作業の2段階の作業を連続的な一連のレバー回動操作により行うことを特徴としている。
コネクタ同士が嵌合を完了するとレバーがコネクタホルダに収容されるので、コネクタ嵌合後のレバーの破損を防止することができる。すなわち、コネクタ嵌合時又はコネクタ離脱時において、レバーが第2コネクタのコネクタ本体とコネクタ壁との隙間を移動するようになっているので、レバーが可動する際、外力によりレバーが損傷を受けることはない。また、従来のようにレバー保護のための特別な部材を必要とせず、コネクタの小型化を図ることができる。
また、レバーの回動支点とアームとの距離が、当該回動支点とガイド溝との距離よりも大きくなっている。すなわち、回動支点と力点(アーム)間の距離が回動支点と作用点(ガイド溝)間の距離よりも大きいので、てこの原理によりコネクタ同士の低嵌合を実現する。
また、レバーの作用によりコネクタ同士を低嵌合させるだけでなく第1コネクタのグロメットをパネルに押し付けることができるので、第1コネクタにグロメットを介してパネルとの間で水密機能を持たせることが可能となる。
また、第1コネクタは、外周部にグロメット取付部が形成され、当該グロメット取付部に、当該第1コネクタとパネル間の防水用のグロメットを備えているので、第1コネクタと第2コネクタ20との嵌合が完了した後、更に第1コネクタをコネクタホルダに押し込むことで、第1コネクタに予め備わっているグロメットがコネクタホルダに押されて弾性変型しながらパネル面に強く押し付けられていく。このようにコネクタ同士の嵌合作業とグロメットのパネルヘの押し付け作業を連続的な一連の動作からなる2段階の作業にすることにより、レバーによる低嵌合機能と相俟って小さな力で嵌合組み付け作業を行うことができるようになる。
また、本発明の請求項2に記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタは、請求項1に記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタにおいて、レバーとコネクタホルダとの当接部がコネクタ嵌合時とコネクタ離脱時で異なる部分に形成されていることを特徴としている。
コネクタ嵌合時とコネクタ離脱時でレバー比を変えることで、コネクタ嵌合力とコネクタ離脱力の違いに対応することができる。
また、本発明の請求項3に記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタは、請求項1又は請求項2に記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタにおいて、
前記両コネクタの嵌合力と前記パネルヘのグロメット押し付け力を分離し、前記第1コネクタと第2コネクタを嵌合させた後更に前記第1コネクタを前記コネクタホルダに押し込んで当該コネクタホルダにより前記グロメットを前記パネルに押し付け、前記コネクタ同士の嵌合作業と前記グロメットの前記パネルへの押し付け作業の2段階の作業を連続的な一連のレバー回動操作により行うことを特徴としている。
第1コネクタと第2コネクタを嵌合させた後更に第1コネクタをコネクタホルダに押し込んで当該コネクタホルダによりグロメットをパネルに押し付け、コネクタ同士の嵌合作業とグロメットのパネルへの押し付け作業の2段階の作業を連続的な一連のレバー回動操作により行うことにより、同一作業でありながらコネクタ嵌合に必要な力とグロメット押し付けに必要な力をそれぞれ独立して分けることができ、レバーによる低嵌合機能と相俟って小さな力で嵌合組み付け作業を行うことができるようになる。
また、本発明の請求項4に記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタは、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタにおいて、コネクタホルダ先端部に突状部を形成し、コネクタ嵌合作業終了時に当該突状部がグロメットの一部を押して当該グロメットの一部を外部から目視確認できる程度に変形させることを特徴としている。
パネルへのコネクタ組み付け作業が適切に終了したか否かをグロメットの変形の程度から目視で判断でき、組み付け作業効率の向上を図ることができる。
また、本発明の請求項5に記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタは、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタにおいて、
前記コネクタホルダの一方の外側壁であって第1コネクタ挿入側開口部には、パネル嵌め込み部が形成され、他方の外側壁であって第1コネクタ挿入側開口部にはパネル係合爪部が形成されていることを特徴としている。
コネクタホルダのパネル嵌め込み部をパネルのコネクタ取付孔縁に最初に係合し、次いで、パネル嵌め込み部を回転中心としてコネクタホルダを回転させてパネル係合爪部をパネルに係合させる。パネル係合爪部がこのようにパネルに係合することにより、第2コネクタを取り付けたコネクタホルダをパネルにた易く取り付けることができる。
以上説明したように、本発明にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタは、コネクタ同士が嵌合するとレバーの少なくとも一部がコネクタホルダに収容されるので、コネクタ嵌合後のレバーの破損を防止することができる。すなわち、コネクタ嵌合時又はコネクタ離脱時において、レバーが第2コネクタのコネクタ本体とコネクタ壁との隙間を移動するようになっているので、レバーが可動する際、外力によりレバーが損傷を受けることはない。また、従来のようにレバー保護のための特別な部材を必要とせず、コネクタの小型化を図ることができる。
また、レバーの回動支点とアームとの距離が、当該回動支点とガイド溝との距離よりも大きくなっている。すなわち、回動支点と力点(アーム)間の距離が回動支点と作用点(ガイド溝)間の距離よりも大きいので、てこの原理によりコネクタ同士の低嵌合を実現する。
また、レバーの作用によりコネクタ同士を低嵌合させるだけでなく第1コネクタのグロメットをパネルに押し付けることができるので、第1コネクタにグロメットを介してパネルとの間で水密機能を持たせることが可能となる。
また、第1コネクタは、外周部にグロメット取付部が形成され、当該グロメット取付部に、当該第1コネクタとパネル間の防水用のグロメットを備えているので、第1コネクタと第2コネクタ20との嵌合が完了した後、更に第1コネクタをコネクタホルダに押し込むことで、第1コネクタに予め備わっているグロメットがコネクタホルダに押されて弾性変型しながらパネル面に強く押し付けられていく。このようにコネクタ同士の嵌合作業とグロメットのパネルヘの押し付け作業を連続的な一連の動作からなる2段階の作業にすることにより、レバーによる低嵌合機能と相俟って小さな力で嵌合組み付け作業を行うことができるようになる。
以下、本発明の一実施形態にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタを説明する。
本発明の一実施形態にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタ1(図10(a)及び図10(b)参照)は、図1(a)乃至図1(c)に示すように、環状縁部13にグロメットGを取り付けた状態のオスコネクタ(第1コネクタ)10と、図2に示すようにオスコネクタ10に嵌合可能なメスコネクタ(第2コネクタ)20と、図3乃至図5に示すようにメスコネクタ20を仮止め収容可能なコネクタホルダ30とを備えている。
以下、パネル取付用レバー式嵌合コネクタ1の各構成要素について、各図面に基づいてより詳細に説明する。なお、図示している平面図については、パネル取付用レバー式嵌合コネクタを上方から見た図であるが、パネル取付用レバー式嵌合コネクタは上下方向に関して対称形状を有するものである。
まず、オスコネクタ10について説明する。オスコネクタ10は樹脂でできており、図1に示すように、端面視矩形形状の有底筒型体からなりかつ内部に複数のオス端子を収容するコネクタ本体部を内部に備えるとともに、端子挿入側端面視で長円形形状を有するコネクタハウジングを外側に備えている。
オスコネクタ10は、図1(b)に示すように、当該オスコネクタ10に回動可能なレバー14と、レバー14のオスコネクタ10に対する正回転方向(第1の回転方向であり、図1中反時計方向)Xへの回転を規制するためのオスコネクタ切欠部(回転規制手段)16と、レバー14のオスコネクタ10に対する逆回転方向(第1の回転方向と逆方向であり、時計方向)Yの回転を規制するアンチオーバー(回転規制手段)18とを備えている。また、レバー14にはオスコネクタ切欠部16に対応しかつ反時計方向Yへの回転を規制する凸部(回転規制手段)19を有し、これとオスコネクタ切欠部16とでレバー14の反時計方向への回転を規制している。
なお、オスコネクタ10のアンチオーバー18は、オスコネクタ10をコネクタホルダ30に挿入するにあたって後述するメスコネクタ仮係止片31(図4(b)及び図5(a)参照)と干渉して当該仮係止片31を撓ませ、メスコネクタ20のコネクタホルダ内での仮止めを解除する役目も果たしている。これによって、メスコネクタ20がコネクタホルダ内を、メスコネクタ仮係止片31から外れ防止片39(図3(a)参照)までの間で移動できるようになっている。
また、オスコネクタ10は、環状縁部13の近傍にコネクタホルダ30と係合するための弾性舌片17を有している。なお、弾性舌片17は、可撓性を備えた片持ち梁状をなし、その一部に突部17aを有している。
一方、オスコネクタ10を跨ぐレバー14は、側面視で角型コ字状を有している(図1(c)参照)。そして、レバー14は、オスコネクタ10の両側面壁から突出したレバー回動軸12と係合してオスコネクタ10に対して回動可能となっている。なお、レバー14は樹脂でできており、2枚の複雑な外周形状を備えたプレート板をその周縁の一部で互いに連結することで構成されている(図1(b)及び図1(c)参照)。そして、レバー14には、その一側(コネクタ嵌合側)を開口部としてメスコネクタ20のレバー係合突起部21(図2参照)が進入可能な、回動軸12廻りに若干湾曲した細長切欠き状のガイド溝15が形成されている。また、レバー14の連結部はレバー14の一部から側方に張り出した回転アーム11に形成されている。なお、回転アーム11に連結部が形成されていることで、回転アーム11に十分な剛性を確保している。そのため、回転アーム11がコネクタホルダ開口部の片側側面に当接してこの当接部を力点としてレバー回動軸12を中心にレバー14をX方向(図1中、反時計方向)に無理なく回転させることができるようになっている。
なお、回動軸12と回転アーム11との距離は当該回動軸12とガイド溝15との距離よりも大きくなっている。すなわち、支点(回動軸12)と力点(回転アーム11)間の距離が支点(回動軸12)と作用点(ガイド溝15)間の距離よりも大きいので、てこの原理によりコネクタ同士の低嵌合を実現する。
また、オスコネクタ外周部に形成されたグロメット取付用環状縁部(グロメット取付部)13には、上述したように、グロメット取付用縁部にグロメットGが取り付けられ、オスコネクタ10とメスコネクタ20を嵌合させることで、グロメットGをパネルPに押し付けて当該オスコネクタ10にパネルPとの間での防水機能を持たせるようになっている。
続いて、メスコネクタ20について説明する。メスコネクタ20は樹脂でできており、図2に示すように、外形が略直方体形状を有し、メスコネクタ本体23と、これを異なる三方向から囲うように一体形成されたコネクタ用壁24を備えている。そして、メスコネクタ本体23とコネクタ用壁24との間隙25がオスコネクタの一部受入れ部になっている。また、間隙25にはレバー係合突起部21がメスコネクタ本体23の両側面から突出形成されている。そして、レバー係合突起部21は、オスコネクタ10へのメスコネクタ20の嵌合に応じてレバー14のガイド溝15に進入するようになっている。
更に、メスコネクタ本体20に一体形成されたコネクタ用壁24の両側面後端部には各々、図示しない切欠き部が形成されている。そして、切欠部と後述するコネクタホルダ30に形成された片持梁状のメスコネクタ仮係止片31(図4(b)及び図5(a)参照)によりメスコネクタ20がコネクタホルダ30に仮固定されるようになっている。
さらに、メスコネクタ20は、オスコネクタ10の挿入に応じてレバーの凸部19と係合して凸部19によるレバー14の回転規制を解除する一対の突状部22を有している。
上述のように、メスコネクタ20はコネクタホルダ30に形成されている一対のメスコネクタ仮係止片31により仮係止されているが、オスコネクタ10の挿入に応じてオスコネクタの先端に形成され、レバー14の逆方向回転を規制するアンチオーバー18により、メスコネクタ20のコネクタホルダ30における仮止めが解除されるようになっている。そして、オスコネクタ10とメスコネクタ20との嵌合に応じて、コネクタホルダ30によってレバー14の回転アーム11が押されて回転しながら、コネクタホルダ30に収容されるようになっている。
続いて、コネクタホルダ30について説明する。コネクタホルダ30も樹脂でできており、図3(b)に示すように、端面視長円形形状を有した筒体である。また、コネクタホルダ30の内壁両側面には、図4(b)及び図5(a)に示すように、オスコネクタ挿入側開口部32(図3(a)参照)を先端部として、オスコネクタ挿入側開口部32と反対側のメスコネクタ挿入側開口部33(図3(a)参照)を基端部とする片持梁状のメスコネクタ仮係止片31が形成されている。
そして、メスコネクタ仮係止片31にはその先端部に側面視三角形状の突部34(図3(a)参照)が形成されている。
また、コネクタホルダ30の一方の外側壁であってオスコネクタ挿入側開口部には、図4(b)に示すように、パネル嵌め込み部35aが形成され、他方の外側壁であってオスコネクタ挿入側開口部には片持梁状の可撓片からなるパネル係合爪部35bが形成され、コネクタホルダ30を例えば車体パネルにしっかりと固定できるようになっている。
また、オスコネクタ挿入側開口部32には、組み付け作業が完了したか否かを目視できるように、作業後にグロメットの一部を変形させるための一対の板状突部(突起部)36が形成されている(図3乃至図6参照)。
また、コネクタホルダ30のオスコネクタ挿入側開口部内側近傍には、オスコネクタの弾性舌片17と係合する突起部37が形成されている。また、コネクタホルダ30のオスコネクタ挿入側開口部には、レバー14と当接するレバー解除リブ38(図4(b)参照)が形成されている。
以上の構成を有することによって、メスコネクタ20の一部を形成しているコネクタ用壁に形成された切欠部(図示せず)が、コネクタホルダ30に形成されている片持梁状のメスコネクタ仮係止片31の突部34を乗り越えることで、メスコネクタ20がコネクタホルダ30内に仮止め収容されるようになっている。なお、メスコネクタ20がコネクタホルダ30に仮収容された状態を図6に示す。
続いて、メスコネクタ20を仮止め収容したコネクタホルダ30のパネルPヘの取り付け作業手順を図7に示す。図7(a)においてコネクタホルダ30のパネル嵌め込み部35aをパネルPのコネクタ取付孔縁に最初に係合し、次いで、図7(b)に示すように、パネル嵌め込み部35aを回転中心としてコネクタホルダ30を回転させて弾性係合片であるパネル係合爪部35bをパネルPにラッチ係合させる。このように、片持ちの弾性梁状のアーム形状になったパネル係合爪部35bがパネルPに係合することにより、メスコネクタ20を取り付けたコネクタホルダ30をパネルPにた易く取り付けることができる。
続いて、上述の実施形態にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタのコネクタ同士の嵌合のしかたについて説明する。
説明にあたって、図8(a)及び図8(b)に示すように、メスコネクタ20を仮止め収容するコネクタホルダ30が車両のパネルPに固定され、オスコネクタ10にはグロメットGが取り付けられ、これら両コネクタが嵌合していく過程を順々に説明する。
同図に示すように、車体パネルPに取り付けられたコネクタホルダ30にメスコネクタ20が仮取付けされ、グロメットGが取り付けられたオスコネクタ10とメスコネクタ20とが対峙している。
なお、オスコネクタ10に回動可能に取付けられたレバー14は、図1(b)に示すように、レバーの凸部19とレバーのアンチオーバー18とによってその回動が規制され、レバー14のガイド溝入り口部15aがメスコネクタ20のレバー係合突起部21と向かうようにレバー14がオスコネクタ10に位置決めされている。この際、レバー14は、レバーの回動軸12、レバーの凸部19、及びレバーのアンチオーバー18の3点でしっかりと保持されている。
続いて、オスコネクタ10をコネクタホルダ30内に押し込むと、レバーの凸部19が、オスコネクタ切欠部16に入り込んだ状態で、図8(c)に示すようにメスコネクタ20の突状部22に押されて撓み始める。レバーの凸部19が撓むことによって凸部19とオスコネクタ切欠部16との係合が解除されると共に、レバーのガイド溝入り口部15aがメスコネクタのレバー係合突起部21に到達する。
オスコネクタ10をコネクタホルダ30内にさらに押し込むと、図9(a)及び図9(b)に示すように、レバーの凸部19が完全に撓んでオスコネクタ10との係合が解除され、レバー14が正方向(図9(a)中、反時計方向X)に回転可能となる。これと同時に、メスコネクタ20のレバー係合突起部21がレバーのガイド溝入り口部15aからガイド溝15内に進入し始める。そして、レバーの回転アーム11がコネクタホルダ30のオスコネクタ挿入側開口面に当接する。
続いて、オスコネクタ10をコネクタホルダ30内にさらに押し込むと、レバー14は、レバーの回転アーム11がコネクタホルダ30のオスコネクタ挿入側開口面によって押され、回動軸12を中心として正方向(図9(a)中、反時計方向)Xに更に回転する。
オスコネクタ10をコネクタホルダ30内に押し込む動作により、図9(c)に示すようにメスコネクタ仮係止片31が更に撓んで大きく変形する。また、レバー14は、その回転アーム11がコネクタホルダ30の開口面に押されて一方向(図9(a)中、反時計方向)Xに更に回転し、その結果、メスコネクタ20のレバー係合突起部21がレバーのガイド溝15に更に進入する。
コネクタホルダのメスコネクタ仮係止片31が最大限に撓むことで、メスコネクタ20がコネクタホルダ30から離脱し、コネクタホルダ30とメスコネクタ20との緑切りが完了する。
コネクタホルダ30から離脱したメスコネクタ20は、当該コネクタホルダの後方に押されながらオスコネクタ10に取り付けられたレバー14の回転によりオスコネクタ10に嵌合していく。また、コネクタホルダ30に備わった外れ防止片39(図3(a)参照)により、コネクタ同士が嵌合しないままメスコネクタ20がコネクタホルダ30から脱落するのを防止している。
なお、ここでいう縁切りとは、メスコネクタ20がコネクタホルダ30に仮止め収容された状態から、メスコネクタ20にオスコネクタ10が嵌合することにより、オスコネクタ10とメスコネクタ20とが一体となり、これと同時にメスコネクタ20がコネクタホルダ30から離脱した状態に移行することをいう。
続いて、図10(a)及び図10(b)に示すように、オスコネクタ10をコネクタホルダ30内にさらに押し込むと、図10(c)に示すようにオスコネクタのオス端子tとメスコネクタのメス端子Tとが接触する。すなわち、コネクタ同士が半嵌合状態となる。
この際、オス端子とメス端子との結合抵抗によりレバー14にかかる負荷が急激に大きくなる。しかしながら、レバー14のレバー回動軸(回動支点)12から回転アーム(力点)11までの距離は、レバー14のレバー回動軸(回動支点)12からレバー係合突起部21の作用するガイド溝(作用点)15までの距離よりも大きいので、オスコネクタ10への押圧力がてこの原理により増大されてレバーのガイド溝15がレバー係合突起部21を引き込む力として伝達される。
これにより、コネクタ同士を低嵌合力で完全嵌合状態に導くことができる。
続いて、オスコネクタ10をコネクタホルダ30内にさらに押し込むと、図11(a)及び図11(b)に示すようにオス端子tとメス端子Tとが完全に接続する。
すなわち、オスコネクタ10とメスコネクタ20との嵌合が完了する。なお、この際、レバー14は、コネクタホルダ内にほぼ収容されている。また、上述したようにメスコネクタ20とオスコネクタ10は嵌合状態でコネクタホルダ30から離脱(緑切り)している。
更にオスコネクタ10をコネクタホルダ30に押し込むと、オスコネクタ10に一体成型されている弾性舌片17の突部17a(図1(b)参照)が、コネクタホルダ30に設けてある突起部37(図5(a)参照)を乗り越えてロックされる。
また、弾性舌片17の突部17aがコネクタホルダ30に設けてある突起部37を乗り越えていく段階で、オスコネクタ10に取り付けられているゴムでできたグロメットGの環状シール用リップ部Ga(図1(a)参照)がコネクタホルダ30に押されて弾性変型しながらパネル面に強く押し付けられていく。
以上のように、オスコネクタ10に一体成型されている弾性舌片17の突部17aが、コネクタホルダ30に設けてある突起部37を乗り越えてロックされることでグロメットGの環状シール用リップ部GaはパネルPに強く押されたままになり、この面での水密機能は完全な状態になる。
ここで、コネクタホルダ30の先端部に嵌合軸方向に設けられた板状突部36(図5参照)がコネクタ組み付け作業完了確認の役目を果たす。すなわち、コネクタ嵌合及びコネクタホルダ30とオスコネクタ10が嵌合ロックされた時点で、すなわち一連の作業が1アクションで終了した時点で、上述した板状突部36がグロメットGの一部を押してグロメットGの一部を凸状に変形させる(図11(a)におけるグロメット変形部Gb参照)。これによって、パネルPへのコネクタ組み付け作業が最後まで行われたか否かの確認(チェック)を目視により行うことができる。
上述したようにパネルPへのコネクタ組み付け作業は一つの動作(1アクション)で行われるが、コネクタ嵌合段階とグロメットGをパネルPに押し付ける段階とに分けることで、両方の作業に必要な力を分散させることが可能になり、その分小さな力でパネルPへのコネクタ組み付け作業を行えるようになる。
以上のようにして本実施形態にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタ1は、コネクタ嵌合を低嵌合力で行うことができる。さらには、コネクタ嵌合前はレバー14がオスコネクタのレバー凸部19とレバーのアンチオーバー18との間で保持されているので、レバーのガイド溝15をメスコネクタのレバー係合突起部21に容易に案内できる。
さらには、コネクタ嵌合状態ではレバー14はコネクタホルダ30内にほぼ収容されているので、コネクタ使用中にレバー14が破損するおそれが少なくなる。
続いて、以上のようにコネクタ同士が一旦嵌合したパネル取付用レバー式嵌合コネクタ1の嵌合解除について図面に基づいて鋭明する。
図11(a)及び図11(b)に示すコネクタ嵌合状態からオスコネクタ10を嵌合方向とは反対の方向(嵌合解除方向)に引っ張る。この際、コネクタホルダ30をロックし、かつオスコネクタ10と一体成型されているオスコネクタ10の一対の弾性舌片17(図1(a)参照)を、グロメットGの上から両指で押さえて内側に撓ませてロックを解除しながらコネクタホルダ30を嵌合離脱方向に引っ張る。
このオスコネクタ10の引っ張り動作により、図12(a)及び図12(c)に示すようにコネクタホルダ30のレバー解除突部38にレバー14の一部が当接する。これにより、レバー14は、レバー回動軸12と、メスコネクタのレバー係合突起部21と、コネクタホルダのレバー解除リブ38との3点で保持される(図12(a)参照)。
なお、レバー14とコネクタホルダ30との当接部がコネクタ嵌合時とコネクタ離脱時で異なる部分に形成されている。このようにコネクタ嵌合時とコネクタ離脱時でレバー比を変えることで、コネクタ嵌合力とコネクタ離脱力の違いに対応することができる。
続いて、オスコネクタ10を嵌合解除方向に更に引っ張ると、レバー14がコネクタホルダ30に形成されているレバー解除リブ38と当接した状態のままレバー14ごとオスコネクタ10がコネクタホルダ30から外側に向かって移動する。
そのため、レバー14はレバー回動軸12を中心としてコネクタ嵌合時のレバー回転方向と反対方向(すなわち図1(a)に示す時計方向であり、以下、「逆方向」とする)Yに回転する。また、この際、メスコネクタ20の本体に形成されているレバー係合突起部21はレバーのガイド溝入り口15aに向かって若干移動する。
続いて、オスコネクタ10を嵌合解除方向に更に引っ張ると、図13(a)及び図13(c)に示すように、コネクタホルダ30に形成されているレバー解除リブ38とレバー14との接触が更に進み、これに伴いレバー14が逆方向に更に回転する。
これと同時にコネクタホルダ30のメスコネクタ仮係止片31がメスコネクタ用壁24に乗り上げることで撓み変形する。
続いて、オスコネクタ10を嵌合解除方向に更に引っ張ると、レバー14がコネクタホルダ30のレバー解除リブ38から離間する。
さらに、オスコネクタ10をメスコネクタ20から引き抜くと、メスコネクタのレバー係合突起部21とレバーのガイド溝15とが協働してレバー14を逆方向(時計方向)Yに更に回転させる。そして、レバー14はやがてその一部がオスコネクタのレバーアンチオーバー18に当接してその回転を停止する。
また、メスコネクタのレバー係合突起部21は、レバーのガイド溝15から離脱し、オスコネクタ切欠部16とレバーの凸部19は、再び係合する。
また、レバーのガイド溝入り口部15aがオスコネクタ10の嵌合面に対して所定の初期位置で再度留まる。従って、オスコネクタ10をメスコネクタ20に再び嵌合させる場合、レバーのガイド溝15とメスコネクタのレバー係合突起部21とを容易に係合させることができる。
一方、メスコネクタ20は、オスコネクタ10との嵌合が解除すると共に、コネクタホルダ30に形成されているメスコネクタ仮係止片31が、メスコネクタ20のコネクタ用壁の切欠部に再度ラッチ係合する。これによって、メスコネクタ20はコネクタホルダ30の所定位置に留まる。すなわち、メスコネクタ20はコネクタホルダ30内で再度、仮止め収容されるようになる。
以上のようにして、上述の実施形態にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタは、一旦コネクタ嵌合及びコネクタホルダ30に対するメスコネクタ20の縁切りが行われても、オスコネクタ10をコネクタホルダ30から引き離すいわゆるワンアクション(1つの動作)の作業をするのみで、コネクタ同士の嵌合を容易に解除するとともに、メスコネクタ20をコネクタホルダ30内に再び仮止め収容することができる。
なお、上述の実施形態では第1コネクタをオスコネクタとし、第2コネクタをメスコネクタとしたが、必ずしもこれに限定されることはなく、この逆、即ち第1コネクタをメスコネクタとし、第2コネクタをオスコネクタとしても良いことは言うまでもない。
本発明は、一対のオスメスコネクタ同士を低嵌合力で確実に嵌合できるとともに、両コネクタを嵌合しながら一方のコネクタに防水機能を持たせる必要のあるパネル取付用レバー式嵌合コネクタであれば、いかなる分野のものにも適用可能である。
本実施形態にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタのオスコネクタを示した正面図(図1(a))、平面図(図1(b))、及び側面図(図1(c))である。 本実施形態にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタのメスコネクタを示した正面図である。 本実施形態にかかるパネル取付用レバー式嵌合コネクタのコネクタホルダを示した長手方向一側断面図(図3(a))、正面図(図3(b))、及び長手方向他側断面図(図3(c))である。 図3に示したコネクタホルダを第1の方向から見た側面図(図4(a))、第1の方向と直交する方向から見た側面図(図4(b))、及び第1の方向と反対側から見た側面図(図4(c))である。 図4に示したコネクタホルダの長手方向断面図(図5(a))及び正面図(図5(b))である。 メスコネクタがコネクタホルダに仮係止された状態を示す正面図(図6(a))、平面図(図6(b))、及び側面図(図6(c))である。 メスコネクタを収容したコネクタホルダをパネルに取り付ける手順を図7(a)から図7(b)の順に示した図である。 本実施形態の両コネクタが嵌合する状態を平面方向から見た断面図(図8(a))、側面方向から見た断面図(図8(b))、及び一部詳細断面図(図8(c))である。 図8に続く本実施形態の両コネクタが嵌合していく状態を平面方向から見た断面図(図9(a))、側面方向から見た断面図(図9(b))、及び一部詳細断面図(図9(c))である。 図9に続き、コネクタの嵌合ピーク時の状態を平面方向から見た断面図(図10(a))、側面方向から見た断面図(図10(b))、及び一部詳細断面図(図10(c))である。 図10の状態からコネクタ離脱状態を平面方向から見た断面図(図11(a))及び側面方向から見た断面図(図11(b))である。 図11の状態に続いてコネクタ離脱状態を平面方向から見た断面図(図12(a))、側面方向から見た断面図(図12(b))、及び一部詳細断面図(図12(c))である。 図12の状態に続いてコネクタ離脱状態を平面方向から見た断面図(図13(a))、側面方向から見た断面図(図13(b))、及び一部詳細断面図(図13(c))である。 第1の従来型パネル取付用コネクタの構造を示す斜視図である。 第2の従来型パネル取付用コネクタの構造を示す斜視図である。 第3の従来型パネル取付用コネクタの構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 パネル取付用レバー式嵌合コネクタ
10 オスコネクタ(第1コネクタ)
11 回転アーム
12 レバー回動軸
13 環状縁部
14 レバー
15 ガイド溝
15a ガイド溝入り口
16 オスコネクタ切欠部
17 弾性舌片
17a 突部
18 アンチオーバー
19 凸部
20 メスコネクタ(第2コネクタ)
21 レバー係合突起部
22 突状部
23 メスコネクタ本体
24 コネクタ用壁
25 間隙
30 コネクタホルダ
31 メスコネクタ仮係止片
32 オスコネクタ挿入側開口部
33 メスコネクタ挿入側開口部
34 突部
35a パネル嵌め込み部
35b パネル係合爪部
36 板状突部
37 突起部
38 レバー解除リブ
39 外れ防止片
100 第1の従来型コネクタ
101 係止鍔
110 ドア側コネクタ
111 環状係合溝
112 環状シール用リップ
120 グロメット
130 車体側コネクタ
200 コネクタ
210 コネクタ
211,221 グロメット
230 レバー
230 レバー
300 従来型コネクタ
310 一方のコネクタ
320 他方のコネクタ
321 レバー
G グロメット
Ga 環状シール用リップ部
Gb グロメット変形部
P パネル
t オス端子
T メス端子

Claims (5)

  1. 回動可能なレバーを備えた第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合可能な第2コネクタと、前記第2コネクタを仮収容できるとともにパネルに固定可能なコネクタホルダとを備えたパネル取付用レバー式嵌合コネクタにおいて、
    前記第1コネクタは、外周部にグロメット取付部が形成され、当該グロメット取付部に、当該第1コネクタとパネル間の防水用のグロメットを備えるとともに、
    前記レバーは、前記第1コネクタへの回転が規制される回転規制手段と、前記第2コネクタ嵌合補助用のガイド溝と、コネクタ嵌合時に前記コネクタホルダと協働して当該レバーを回転させるアームとを備え、
    前記第2コネクタは、前記レバーのガイド溝と係合可能な係合ピンを備えるとともに、コネクタホルダに収容された状態で当該コネクタホルダに仮固定可能となっており、
    前記第2コネクタヘの前記第1コネクタの嵌合に応じて、前記回転規制手段が解除されて前記レバーが回転可能になるとともに、前記第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が完了した後当該レバーが前記コネクタホルダに収容されるパネル取付用レバー式嵌合コネクタであって、
    前記レバーの回動支点とアームとの距離は、当該回動支点と前記ガイド溝との距離よりも大きくなっており、前記アームに加わる力が増大されて前記ガイド溝に嵌合されている係合ピンを引き込む力として伝達されて前記第1コネクタと第2コネクタを嵌合させ、
    前記第1コネクタと第2コネクタを嵌合させた後更に前記第1コネクタを前記コネクタホルダに押し込んで当該コネクタホルダにより前記グロメットを前記パネルに押し付け、
    前記コネクタ同士の嵌合作業と前記グロメットの前記パネルへの押し付け作業の2段階の作業を連続的な一連のレバー回動操作により行うことを特徴とするパネル取付用レバー式嵌合コネクタ。
  2. 前記レバーと前記コネクタホルダとの当接部がコネクタ嵌合時とコネクタ離脱時で異なる部分に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタ。
  3. 前記両コネクタの嵌合力と前記パネルヘのグロメット押し付け力を分離し、前記第1コネクタと第2コネクタを嵌合させた後更に前記第1コネクタを前記コネクタホルダに押し込んで当該コネクタホルダにより前記グロメットを前記パネルに押し付け、前記コネクタ同士の嵌合作業と前記グロメットの前記パネルへの押し付け作業の2段階の作業を連続的な一連のレバー回動操作により行うことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタ。
  4. 前記コネクタホルダの先端部に突状部を形成し、コネクタ嵌合作業終了時に当該突状部がグロメットの一部を押して当該グロメットの一部を外部から目視確認できる程度に変形させることを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタ。
  5. 前記コネクタホルダの一方の外側壁であって第1コネクタ挿入側開口部には、パネル嵌め込み部が形成され、他方の外側壁であって第1コネクタ挿入側開口部にはパネル係合爪部が形成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のパネル取付用レバー式嵌合コネクタ。
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