JP5075537B2 - カバーの取付構造、コネクタ、及びカバー - Google Patents

カバーの取付構造、コネクタ、及びカバー Download PDF

Info

Publication number
JP5075537B2
JP5075537B2 JP2007228834A JP2007228834A JP5075537B2 JP 5075537 B2 JP5075537 B2 JP 5075537B2 JP 2007228834 A JP2007228834 A JP 2007228834A JP 2007228834 A JP2007228834 A JP 2007228834A JP 5075537 B2 JP5075537 B2 JP 5075537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
main
cover
housing
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007228834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009064571A (ja
Inventor
徹 永野
秀輝 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2007228834A priority Critical patent/JP5075537B2/ja
Priority to CN2008102155069A priority patent/CN101383463B/zh
Priority to US12/204,652 priority patent/US7766683B2/en
Publication of JP2009064571A publication Critical patent/JP2009064571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5075537B2 publication Critical patent/JP5075537B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts

Description

本発明は、コネクタが備えるハウジングに対するカバーの取付構造、及び、該取付構造を構成するカバー並びにコネクタに関する。
従来、ハウジングに取り付けられるカバーを備えたコネクタとしては、下記の特許文献1に記載の電線カバー付きコネクタが開示されている。このコネクタが備えるハウジングは、電線引出口の開口面側に箱形のカバーが外嵌されて被着される。電線引出口から引き出された電線は、カバーの側壁に備えられた開口を通って、外部に引き出される。
電線引出口開口面の向かい合う一対の縁部からは、カバーの着脱方向に向けて棒状のリブが延びている。電線引出口開口面側を臨んだリブの内側面には、その延伸方向に沿って突片が延設されている。電線引出口開口面の縁部を挟んでリブの延出位置に隣接する各側壁からは、外方に向けてロック突部が突出している。
カバーの向かい合う一対の周壁には、カバーの開口縁部からハウジングへの着脱方向に沿って、溝状の陥没壁面が延設されている。陥没壁面には、カバーの開口縁部からその延設方向の中央部まで延びるスリットが形成されている。カバーの開口縁部に位置する陥没壁面の上方は、ロック片で覆われている。ロック片は、陥没壁面の両側部に位置してカバーの開口縁部から陥没壁面の延伸方向に沿って延びる一対のスリットに挟まれて、可撓性を付与された板状体から構成されている。ロック片の中央部には、両主面を貫通して陥没壁面を外部に臨ませる係止孔が形成されている。
ハウジングに取り付けられたカバーは、ハウジングのリブを陥没壁面に収容すると共に、陥没壁面のスリットにリブの突片を嵌め込まれ、ロック片の係止孔をロック突部で係止されている。ロック片とロック突部との係止により、リブが陥没壁面からカバーの開口端側に抜け出すのが規制されている。
特開平9−306583号公報
上記従来のコネクタでは、外部から加えられる振動等の影響でハウジングやカバーに荷重が加えられると、ロック片とロック突部との係止が解けてリブが陥没壁面から抜け出し、ハウジングからカバーが脱落する虞があった。特に、カバーの成型時にロック片に反りが生じる等した場合には、ロック片が撓んでロック突部との係止を解かれ、カバーの脱落が生じ易かった。
本発明は、上記した点に鑑み、ハウジングからのカバーの脱落を防止できるカバーの取付構造、コネクタ、及びカバーを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明のカバーの取付構造は、コネクタが備えるハウジングに対するカバーの取付構造であって、前記カバーは、主内壁に係止突起を、前記主内壁の外側に配置された主外壁に係止溝をそれぞれ備え、前記ハウジングは、主周壁にロック孔を、前記主周壁に連なる主壁部に突起をそれぞれ備え、前記主外壁は、前記突起が前記係止溝に嵌入することで、前記主壁部に外面側から係止し、前記主内壁は、前記ロック孔に前記係止突起が嵌入することで、前記主周壁に内面側から係止していることを特徴とする。
また、本発明は、前記主周壁に内面側から係止した前記主内壁が内面側から、また、前記主壁部に外面側から係止した前記主外壁が外面側から、互いで前記主周壁を挟んで配置されていることを特徴とする
本発明によれば、ハウジングからのカバーの脱落を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の最良の形態を説明する。
図1は、本実施形態のコネクタが備えるハウジング1に電線カバー6を取り付ける状態を示す上方からの斜視図である。また、図2は、ハウジング1の外観を示す上方からの斜視図である。なお、以下の説明で用いる上下,左右の各方向は説明に用いる各図に示している。この上下,左右は説明のために記載したもので、実際の配置と異なってよいことはもちろんである。
コネクタは、図1に示すように、端子キャビティを内部に複数備えたハウジング1と、ハウジング1から引き出された電線Dを保護するための電線カバー6とを備えて構成されている。図2に示すように、ハウジング1は、幅広に形成されて互いが向き合った一対の主周壁2と、両主周壁2の左右の両側に位置して主周壁2同士を結ぶ連結周壁3とを備えて構成され、扁平な略箱形の外観形状を有している。
連結周壁3は、主周壁2と一体に構成されており、主周壁2よりもやや低い高さを有している。連結周壁3は、各主周壁2の左右の一縁部から側方に延びた一対の主壁部3aと、両主壁部3aの延設方向の縁部を結んだ側壁部3bとを備え、上面視においてコの字の断面形状を有した枠状を呈している。
主壁部3aは、主周壁2の左右の一縁部の内面から左右の側方に向けて延びており、その外面を主周壁2の外面よりも主周壁2の厚みとほぼ等しい距離だけ内方に位置させている(図5参照)。主壁部3aは、主周壁2と連なりハウジング1の主面を構成している。また、側壁部3bは、主周壁2の左右の側方で向かい合った主壁部3a同士を連結してハウジングの左右の一側面を構成している。
ハウジング1は、内部に備える各端子キャビティに連通して、その上端側に開口する電線引出口11を備えている。電線引出口11は、主周壁2と連結周壁3とで囲まれた略長方形の開口形状を有している。電線引出口11は、図1に示すように、ハウジング1の各端子キャビティに収容された端子が備える電線Dを、外部に引き出すためのものである。主周壁2及び主周壁2の左右の縁部から側方に延びる一対の主壁部3aは、電線引出口11の一周壁をなす被係止壁部を構成している。ハウジング1の下端側には、相手方コネクタが内嵌されて被着されるコネクタ被着口(不図示)が開口している。
図2に示すように、ハウジング1の両主面には、主周壁2を外面側から内面側にかけて貫通して、略矩形の開口形状を有したロック孔21が形成されている。ロック孔21は、主周壁2の左右の両側部に1つずつ設けられており、それぞれ主周壁2の上縁部に位置している。各主周壁2に設けられたロック孔21は、向かい合う主周壁2が備えるロック孔21と対向する位置に配置されている。
ロック孔21よりも左右の側方に位置するハウジング1の両主面には、突起32が設けられている。突起32は、ロック孔21よりもやや下方に位置した主壁部3aの上縁部に形成されており、主壁部3aの外面から外方に向けて突出している。各主壁部3aに設けられた突起32は、向かい合う主壁部3aが備える突起32と対向する位置に配置されている。突起32は、略四角ブロック状を呈しており、上側面32aが外方に向けて下方に傾斜して、また、下側面32bが外方に向けて垂直に、それぞれ立ち上がっている。側壁部3bの外面には高さ方向に沿って延びるガイド突部31が形成されている。
図1に示すように、ハウジング1にはレバー4が被着される。ハウジング1の両主面には、相手方コネクタを下端側のコネクタ被着口(不図示)から着脱するためのレバー4が設けられている。レバー4は、ハウジング1の左右の一方の連結周壁3が備える側壁部3bの上部と、主壁部3aから主周壁2の中央部にかけてのハウジング1の両主面とを覆い、側壁部3bが備えるガイド突部31を両側から挟み込んで、ハウジング1に装着される。
図3は、電線カバー6の外観を示す下方からの斜視図である。また、図4は、電線カバー6の内側を示す下方からの斜視図である。また、図5は、ハウジング1の電線引出口11及び電線カバー6の被着口71の開口縁部の構造を説明する部分断面図である。
図3に示すように、電線カバー6は、ハウジング1に内嵌されて装着されるカバー本体7と、カバー本体7の外面を覆ったカバーロック8とを備えて構成されている。カバー本体7は、互いに向かい合ってカバー本体7の主面を構成する一対の主内壁7aと、両主内壁7aの一側縁部を結んでカバー本体7の側面を構成する側内壁7bとを、各内壁7a,7bの上縁部で連結し、側内壁7bを備えていない側部を全面に亘って開口させた、扁平な略箱形の外観形状を有している。カバー本体7は、両主内壁7a及び側内壁7bの下縁部で囲まれて略長方形状を有した被着口71を、その下端側に開口させている。主内壁7aは、ハウジング1の主周壁2に内面側から係止する1つの係止壁部を構成している。また、カバー本体7の側部に全面に亘って形成された開口は、カバー本体7の内側から外側に電線D(図1参照)を引き出すための電線挿通口72を構成している。
図4に示すように、カバー本体7の各主面の両側部には、係止突起73が設けられている。係止突起73は、主内壁7aの下縁部に位置しており、主内壁7aの外面から外方に向けて突出している。各主内壁7aに設けられた係止突起73は、向かい合う主内壁7aが備える係止突起73と対向する位置に配置されている。図3に示すように、係止突起73は、略四角ブロック状を呈しており、下側面73aが外方に向けて上方に傾斜して、また、上側面73bが外方に向けて垂直に、それぞれ立ち上がっている。
カバーロック8は、図3に示すように、電線挿通口72が形成されたカバー本体7の側部の外面を覆うようにしてカバー本体7と一体に構成され、下縁部に形成された主外壁8aを主内壁7aの下縁部よりも下方まで延出させている。主外壁8aは、ハウジング1の主周壁2に外面側から係止する1つの係止壁部を構成している。カバーロック8の下縁部には、主外壁8aの内面を内方に向けて膨出させて構成された膨出部81が形成されている。膨出部81は、略四角ブロック状を呈しており、図5(a)に示すようにハウジング1の主周壁2とほぼ等しい厚みを有している。
図3に示すように、電線カバー6の内方を向いた膨出部81の端面には、係止溝82が形成されている。各主外壁8aの膨出部81に設けられた係止溝82は、向かい合う主外壁8aが備える係止溝82と対向する位置に配置されている。図4に示すように、膨出部81よりも側内壁7b側の主外壁8aと主内壁7aの下縁部との間には、隙間83が設けられている。図5(b)に示すように、隙間83は、ハウジング1が備える主周壁2の厚さよりもやや長い間隔を有している。また、膨出部81よりも側内壁7b側の主外壁8aの内面には、図5(b)に示すように、係止突起73の形成位置に沿って、収容溝84が主外壁8aの幅方向に延設されている。
次に、ハウジング1に対して電線カバー6を着脱する際の動作について説明する。図6〜図8は、ハウジング1が備える電線引出口11及び電線カバー6が備える被着口71の開口縁部を部分的に示す断面図であり、ハウジング1に電線カバー6を取り付ける際の動作を説明する図である。
ハウジング1は、図1に示すように、左右の一方の連結周壁3の側壁部3bにレバー4を被着され、端子キャビティ内の端子が備える電線Dを電線引出口11から引き出された状態で、電線カバー6を被着される。同図に示す例では、ハウジング1の右側の連結周壁3の側壁部3bにレバー4を被着された状態で、電線カバー6の装着が行われる。
ハウジング1に対して電線カバー6を装着する際には、図1に示すように、レバー4の装着されていない左側の連結周壁3に、カバーロック8を備えた電線カバー6の側部が向かい合うように、カバー本体7の被着口71をハウジング1の電線引出口11に向け、被着口71の周縁部がハウジング1の電線引出口11に挿入されるように、電線カバー6をハウジング1内に押し込む。この操作により、カバーロック8の主外壁8aが備える膨出部81は、図5(a)に示すように、電線引出口11の開口縁部を構成する主壁部3aの上縁部に向けて、同図に矢印で示すようにハウジング1の下方に移動する。また、膨出部81よりも側内壁7b側の主外壁8aの内面は、図5(b)に示すように、電線引出口11の開口縁部を構成する主周壁2の上縁部の外面に近接又は当接して、同図に矢印で示すようにハウジング1の下方に移動する。
ハウジング1の下方に移動する主外壁8aの膨出部81は、図6(a)に示すように、主壁部3aの上縁部の外面に設けられた突起32の上側面32aに当接する。突起32の上側面32aに当接した膨出部81は、図7(a)に示すように、上側面32aから突起32に乗り上げると、突起32から押圧されて主外壁8aを外方に撓ませ、また、突起32を押圧して主壁部3aを内方に撓ませる。
膨出部81が突起32に当接するまで被着口71の周縁部が電線引出口11に挿入されると、被着口71の開口縁部に位置して主内壁7aの外面に設けられた係止突起73は、図6(b)に示すように、電線引出口11の開口縁部を構成する主周壁2の上縁部に、その下側面73aを当接させる。係止突起73の下側面73aに当接した主周壁2は、図7(b)に示すように、下側面73aから係止突起73に乗り上げると、係止突起73から押圧されて外方に撓み、また、係止突起73を押圧して主内壁7aを内方に撓ませる。また、図7(b)に示すように、外方に撓んだ主周壁2は、主外壁8aが備える収容溝84に上縁部を収容され、収容溝84の底面又は主外壁8aの内面を押圧して主外壁8aを外方に撓ませる。
図7(a)に示すように、主壁部3aの突起32に乗り上げて主壁部3a及び主外壁8aを撓ませながら、同図に矢印で示すようにハウジング1の下方に移動する膨出部81は、係止溝82と向かい合う位置まで移動してくると、図8(a)に示すように係止溝82内に落ち込む。これに伴い、主壁部3aが備える突起32から主外壁8aに加えられる押圧力が解かれる。
また、図7(b)に示すように、主周壁2に乗り上げられて主周壁2、主内壁7a、及び主外壁8aを撓ませながら、同図に矢印で示すようにハウジング1内を下方に移動する係止突起73は、ロック孔21と向かい合う位置まで移動してくると、図8(b)に示すようにロック孔21内に落ち込む。これに伴い、主内壁7aが備える係止突起73から主周壁2に加えられる押圧力が解かれる。
主壁部3aの突起32による主外壁8aの膨出部81の押圧、及び、主内壁7aの係止突起73による主周壁2の押圧がそれぞれ解かれることにより、主内壁7a、主外壁8a、及び主周壁2の撓みが解ける。これにより、電線引出口11にカバー本体7が内嵌され、カバーロック8が外嵌されて、電線カバー6がハウジング1に装着され、ハウジング1に対する電線カバー6の取付作業が終了する。
このようにして構成された電線カバー6の取付構造では、図8(a)に示すように、係止溝82に突起32を嵌入されることにより、カバーロック8の主外壁8aが、ハウジング1の主壁部3aに外面側から係止している。また、図8(b)に示すように、係止突起73がロック孔21に嵌入することにより、カバー本体7の主内壁7aが、主壁部3aと共に被係止壁部を構成する主周壁2に内面側から係止している。さらに、図8(b)に示すように、主周壁2に内面側から係止した主内壁7aが内面側から、また、主周壁2に連なる主壁部3aに外面側から係止した主外壁8aが外面側から、互いで主周壁2を挟んで配置されている。
ハウジング1から電線カバー6を取り外す場合には、まず、カバーロック8が備える両主外壁8aの内面がハウジング1が備える主壁部3aの外面から離れるように、両主外壁8aを外方に引き上げる等して外方に撓ませる。この操作により、図8(a)に示すように突起32を嵌入されていた係止溝82は、突起32の上方に移動して、突起32の嵌入を解かれる。
次に、主外壁8aを外方に撓ませて係止溝82への突起32の嵌入を解いた状態で、カバー本体7が備える両主内壁7aの外面が主周壁2の内面から離れるように、両主内壁7aを内方に向けて押圧する等して内方に撓ませる。この操作により、図8(b)に示すようにロック孔21に嵌入されていた係止突起73は、ロック孔21の下方に移動して、ロック孔21への嵌入を解かれる。
このようにして、カバーロック8の係止溝82とハウジング1の突起32との係止、及び、カバー本体7の係止突起73とハウジング1のロック孔21との係止を解いた後、ハウジング1の電線引出口11から、電線カバー6を取付時と逆方向に引き抜く。この操作により、電線カバー6がハウジング1から取り外される。
上記実施形態のコネクタによれば、カバー本体7の主内壁7aがハウジング1の主周壁2に内面側から係止し、主周壁2と共に被係止壁部を構成する主壁部3aにカバーロック8の主外壁8aが外面側から係止していることから、主内壁7aをハウジング1の内方に、主外壁8aをハウジング1の外方に、それぞれ移動させる力が共に電線カバー6に働かないと、主内壁7a及び主外壁8aによる係止が解かれない。このため、ハウジング1及びカバー本体7の主面に垂直な一方向に荷重が加わったとしても、これと逆方向への荷重が共に加わらなければ、主内壁7a及び主外壁8aによる係止が解けてハウジング1からカバー本体7が抜け出すことがなく、ハウジング1からカバー本体7を抜け出し難くすることができる。この結果、電線カバー6がハウジング1から脱落するのを防ぐことができる。
また、上記実施形態のコネクタによれば、主周壁2の左右の一側のロック孔21の上方には、主内壁7aと一体に構成された主外壁8aが近接して配置されており、係止突起73との係止が解ける主内壁7aの外方へのロック孔21の移動が主外壁8aに規制されることから、主周壁2や主内壁7aの撓みによりロック孔21と係止突起73との係止が解けるのを効果的に防止することができる。この結果、電線カバー6がハウジング1から脱落するのを効果的に防ぐことができる。
また、上記実施形態のコネクタによれば、ロック孔21から係止突起73が抜け出し、また、係止溝82から突起32が抜け出したとしても、係止突起73を介して主周壁2に押圧されて内方に撓んだ主内壁7aと、突起32に膨出部81を押圧されて外方に撓んだ主外壁8aとが、撓みにより生じた弾発力を主周壁2及び主壁部3aから構成される被係止壁部を挟み込むように作用させることから、主周壁2の上端側の引抜方向に向けてカバー本体7を移動させるのに大きな力が働く必要がある。この結果、電線カバー6がハウジング1から脱落するのをより効果的に防ぐことができる。
上記実施形態の説明では、カバーロック8の主外壁8aが、カバー本体7の主内壁7aよりも下方に延びて、被着口71の内側に係止溝82を露出させている場合について説明したが、主外壁8aが主内壁7aの下縁部と向かい合う位置又はそれよりも上方に下縁部を位置させ、係止溝82を主内壁7aに向かい合わせる構成としてもよい。また、主周壁2が備えるロック孔21及び主内壁7aが備える係止突起73は、対になって設けられていれば、その数量は任意である。また、主壁部3aが備える突起32及び主外壁8aが備える係止溝82も、対になって設けられていれば、その数量は任意である。例えば、ハウジング1の一主面の左側部及び他主面の右側部にロック孔21及び突起32を設け、カバー本体7及びカバーロック8にはこれらに対応する位置に係止突起73及び係止溝82を設ける構成としてもよい。
また、ロック孔21及び係止突起73の形状は、係止突起73をロック孔21に嵌合させて、主周壁2に内面側から主内壁7aを係止させられるのであれば任意である。例えば、係止突起73は、下側面73aが外方に向けて垂直に立ち上がる形状を有していてもよい。また、ロック孔21及び係止突起73は、電線引出口11や被着口71の開口縁部に設けられている必要は必ずしもない。また、突起32及び係止溝82の形状は、突起32を係止溝82に嵌合させて、主壁部3aに外面側から主外壁8aを係止させられるのであれば任意である。例えば、突起32は、上側面32aが外方に向けて垂直に立ち上がる形状を有していてもよい。また、突起32及び係止溝82は、電線引出口11の開口縁部や、カバーロック8の下縁部に設けられている必要は必ずしもない。
また、係止突起73を介して主内壁7aを主周壁2に係止する係止部は、主周壁2を貫通したロック孔21に限定されず、主周壁2の内面に形成された穴や溝でもよい。また、突起32を介して主外壁8aを主周壁2に係止する係止部は、係止溝82に限定されず、主外壁8aを貫通する孔や主外壁8aの内面に形成された穴でもよい。また、主内壁7a及び主外壁8aを、主周壁2の外面側又は内面側から係止させることができるのであれば、何れに設けられた突起を孔等の係止部に係止させる構成としてもよい。また、ハウジング1及び電線カバー6の何れが係止壁部を備えても、何れが被係止壁部を備えてもよい。また、上記実施形態の説明では、ハウジング1が備える主周壁2及び主壁部3aが1つの被係止壁部を構成していた場合について説明した。しかしながら、被係止壁部の構成は任意であり、例えば、一枚の平坦な壁部材から構成してもよい。この場合、主外壁8aに膨出部81を設けずに、主外壁8aの内面に係止溝82が直接備えられた構成とすることができる。
また、上記実施形態の説明では、電線カバー6が主内壁7a及び主外壁8aの2つの係止壁部を備えていた場合について説明したが、3つ以上の係止壁部を備える構成としてもよい。この場合、各係止壁部が主面を同方向に向け、互いに所定間隔をあけて重ね合わされている構成としても、また、一部が並んで配置されている構成としてもよい。また、ハウジング1が複数の係止壁部を備える場合も、各係止壁部が主面を同方向に向け、互いに所定間隔をあけて重ね合わされている構成としても、また、一部が並んで配置されている構成としてもよい。なお、ハウジング1及び電線カバー6の一方が3つ以上の係止壁部を備える場合には、他方が備える1つの被係止壁部の外面側及び内面側に係止する係止壁部の数は、任意に定めることができる。
また、上記実施形態の説明では、コネクタが備える電線カバー6の取付構造に本発明を適用した場合について説明したが、他のカバーの取付構造にも、本発明は適用することができる。
本発明の一実施形態のコネクタが備えるハウジングに電線カバーを取り付ける状態を示す上方からの斜視図である。 図1に示すハウジングの外観を示す上方からの斜視図である。 図1に示す電線カバーの外観を示す下方からの斜視図である。 図3に示す電線カバーの内側を示す下方からの斜視図である。 ハウジングの電線引出口及び電線カバーの被着口の開口縁部の構造を説明する部分断面図である。 ハウジングに電線カバーを取り付ける際の動作を説明する第1の図である。 ハウジングに電線カバーを取り付ける際の動作を説明する第2の図である。 ハウジングに電線カバーを取り付ける際の動作を説明する第3の図である。
符号の説明
1 ハウジング
11 電線引出口
2 主周壁
21 ロック孔
3 連結周壁
3a 主壁部
3b 側壁部
32 突起
4 レバー
6 電線カバー
7 カバー本体
7a 主内壁
7b 側内壁
71 被着口
72 電線挿通口
73 係止突起
8 カバーロック
8a 主外壁
81 膨出部
82 係止溝
83 隙間

Claims (4)

  1. コネクタが備えるハウジングに対するカバーの取付構造であって、
    前記カバーは、主内壁に係止突起を、前記主内壁の外側に配置された主外壁に係止溝をそれぞれ備え、
    前記ハウジングは、主周壁にロック孔を、前記主周壁に連なる主壁部に突起をそれぞれ備え、
    前記主外壁は、前記突起が前記係止溝に嵌入することで、前記主壁部に外面側から係止し、
    前記主内壁は、前記ロック孔に前記係止突起が嵌入することで、前記主周壁に内面側から係止していることを特徴とするカバーの取付構造。
  2. 前記主周壁に内面側から係止した前記主内壁が内面側から、また、前記主壁部に外面側から係止した前記主外壁が外面側から、互いで前記主周壁を挟んで配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカバーの取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 請求項1又は2に記載のカバー。
JP2007228834A 2007-09-04 2007-09-04 カバーの取付構造、コネクタ、及びカバー Active JP5075537B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007228834A JP5075537B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 カバーの取付構造、コネクタ、及びカバー
CN2008102155069A CN101383463B (zh) 2007-09-04 2008-09-04 盖连接结构、壳体和盖
US12/204,652 US7766683B2 (en) 2007-09-04 2008-09-04 Cover attaching structure, housing and cover

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007228834A JP5075537B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 カバーの取付構造、コネクタ、及びカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009064571A JP2009064571A (ja) 2009-03-26
JP5075537B2 true JP5075537B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=40408175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007228834A Active JP5075537B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 カバーの取付構造、コネクタ、及びカバー

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7766683B2 (ja)
JP (1) JP5075537B2 (ja)
CN (1) CN101383463B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6620938B2 (ja) 2016-04-11 2019-12-18 住友電装株式会社 コネクタ
CN108199199B (zh) * 2018-02-23 2019-08-27 站坐(北京)科技有限公司 一种可拼接式的智能安全插座
JP7392295B2 (ja) * 2019-06-10 2023-12-06 I-Pex株式会社 コネクタカバー、および電気コネクタ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4749369A (en) * 1987-03-13 1988-06-07 Wang Shun H Connector
US4954088A (en) * 1989-02-23 1990-09-04 Matsushita Electric Works, Ltd. Socket for mounting an IC chip package on a printed circuit board
JP3120729B2 (ja) 1996-05-20 2000-12-25 住友電装株式会社 電線カバー付きコネクタ
JPH10256773A (ja) * 1997-03-17 1998-09-25 Takeuchi Kogyo Kk ノイズ吸収装置
JPH1167329A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 防水コネクタ
JPH11185869A (ja) * 1997-12-25 1999-07-09 Yazaki Corp コネクタ
US6191950B1 (en) * 1998-12-15 2001-02-20 International Business Machines Corporation Snap-together printed circuit card cover with integral card support
TW481311U (en) * 2000-08-09 2002-03-21 Atergi Technology Ltd Improved structure of attached memory card
JP2005174876A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd ロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101383463B (zh) 2013-02-27
JP2009064571A (ja) 2009-03-26
US20090061672A1 (en) 2009-03-05
US7766683B2 (en) 2010-08-03
CN101383463A (zh) 2009-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2541164Y2 (ja) コネクタ
JP5812429B2 (ja) 電気接続箱
JP2555733Y2 (ja) コネクタ
EP2256871B1 (en) Coupling connector
JP4758426B2 (ja) 電気コネクタハウジング
JP5812428B2 (ja) 電気接続箱
WO2009148027A1 (ja) 電気コネクタ
JP4032925B2 (ja) コネクタ
JP2019204678A (ja) コネクタ
JP5075537B2 (ja) カバーの取付構造、コネクタ、及びカバー
JP4420014B2 (ja) 自動車搭載用の電気接続箱
JP4723395B2 (ja) 電気コネクタ,それを含む電気コネクタアセンブリおよびそれに含まれるロック解除阻止部材
JP4483529B2 (ja) コネクタ
CN101212130B (zh) 锁定机构
JP6307529B2 (ja) 端子の係止構造およびコネクタ
EP1998412A1 (en) A connector and an assembling method therefor
JP6150053B2 (ja) コネクタ
JP5064933B2 (ja) 電気コネクタ
JP6057468B2 (ja) 防水コネクタ
JP4058889B2 (ja) コネクタ
JP4267641B2 (ja) 電気コネクタ組立体
JP2012054206A (ja) コネクタ
CN110581370A (zh) 端子和连接器
JP5107004B2 (ja) 合体コネクタ
JP2021082563A (ja) ウェハコネクタ及び嵌合コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5075537

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250