JP4267641B2 - 電気コネクタ組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、雌型ハウジングを有する雌型コネクタと、この雌型コネクタと嵌合すると共に、雌型ハウジングに受容される雄型ハウジングを有する雄型コネクタとからなる電気コネクタ組立体に関する。
従来より、雌型コネクタと、この雌型コネクタと嵌合する雄型コネクタとからなる電気コネクタ組立体が、例えば、自動車用の回路基板と電線とを電気的に接続する目的で用いられている。ここで、雌型コネクタは、雌型ハウングと、この雌型ハウジングに取り付けられ、回路基板に接続される複数の雄型コンタクトとを備えているのが一般的である。その一方、雄型コネクタは、雌型ハウジングに受容される雄型ハウジングと、この雄型ハウジングに取り付けられ、電線に接続されると共に前記雄型コンタクトに接触する雌型コンタクトとを備えているのが一般的である。
そして、近年においては、かかる自動車用の回路基板と電線とを電気的に接続する目的で用いられる電気コネクタ組立体において、低背化及び狭幅化(狭ピッチ)の要請があり、雌型コネクタ及び雄型コネクタの低背化及び狭幅化が要求されている。
ここで、低背化を可能にした自動車用に好適な雌型コネクタとして、例えば、図18及び図19に示すものが知られている(特許文献1参照)。図18は、従来の雌型コネクタの正面図である。図19は、図18における19−19線に沿う断面図である。
図18及び図19において、雌型コネクタ101は、雌型ハウジング110、雌型ハウジング110に取り付けられた複数の雄型コンタクト120、及びタインプレート130とを具備している。
ここで、雌型ハウジング110は、絶縁性の樹脂を成形することによって、長手方向(図18において左右方向)に延びる直方体状に形成されている。雌型ハウジング110の下面には、複数のねじ取付部112と、複数のスタンドオフ119とが設けられ、雌型ハウジング110はこれらねじ取付部112及びスタンドオフ119を介して回路基板PCB上に実装されるようになっている。各ねじ取付部112には、回路基板PCB上に雌型ハウジング110を取り付けるための取付ねじ140が螺入されるねじ穴113が設けられている。そして、雌型ハウジング110の内部には、図19における矢印Aによって示される向きに挿入される雄型コネクタ150が受容される複数の雄型コネクタ受容凹部111a〜111eが設けられている。複数の雄型コネクタ受容凹部111a〜111eは、長手方向に沿って配列されている。各雄型コネクタ受容凹部111a〜111eの上壁114の下側には、雄型コネクタ150のロックアーム(図示せず)と係止して雄型コネクタ150との嵌合状態を維持するロック係止部116が設けられている。また、各雄型コネクタ受容凹部111a〜111eにおいては、上壁114から下壁115に向かって延びる突条117と、下壁115から上壁114に向かって延びる突条118とが設けられている。これら突条117,118は、雄型コネクタ150の角部等による雄型コンタクト120の変形防止(いわゆるこじり防止)、雄型コネクタ受容凹部111a〜111eごとに位置を変えることによる類似異種の雄型コネクタ150の挿入防止(キーイング)、及び雄型コネクタ150の上下逆さま挿入の防止の機能を有する。
また、各雄型コンタクト120は、雌型ハウジング110に圧入固定される固定部121と、固定部121から各雄型コネクタ受容凹部111a〜111e内に延び、雄型コネクタ150に設けられた雌型コンタクト(図示せず)に接触するタブ状の接触部122と、固定部121から外方向(図19における左方)に延出し且つ途中で屈曲して回路基板PCBに向かって延びる脚部123とを備えている。各脚部123は、回路基板PCBに電気的に接続されるようになっている。そして、各雄型コンタクト120は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成さている。
更に、タインプレート130は、平板状に形成され、各雄型コンタクト120の脚部123を回路基板PCBの貫通穴PCB1に対して整列するように構成されている。
そして、相手の雄型コネクタ150は、雌型コネクタ101の各雄型コネクタ受容凹部111a〜111e内に図19に示す矢印Aによって示される向きに挿入され、雄型コネクタ150に設けられた雌型コンタクトが雄型コンタクト120の接触部122に接触し、これにより雌型コンタクトに接続された電線(図示せず)と雄型コンタクト120に接続された回路基板PCBとが相互に電気的に接続されることになる。雄型コネクタ150と雌型コネクタ101との嵌合状態においては、雄型コネクタ150のロックアームが雌型コネクタ101のロック係止部116に係止される。また、この嵌合状態においては、雄型コネクタ150の雌型コンタクトに雌型コネクタ101の雄型コンタクト120のタブ状接触部122が受容されて接触する。従って、雄型コネクタ150のロックアームと雌型コネクタ101のロック係止部116との係止力及び雄型コネクタ150の雌型コンタクトと雌型コネクタ101の雄型コンタクト120との接触力により、雌型コネクタ101からの雄型コネクタ150の引き抜きが防止される。
しかしながら、図18及び図19に示した雌型コネクタ101にあっては、以下の問題点があった。
即ち、雌型コネクタ101においては、雌型ハウジング110の上壁114及び下壁115が比較的薄く形成されて低背化の要請は満たし、雄型コネクタ150と雌型コネクタ101との嵌合状態においては、雄型コネクタ150のロックアームと雌型コネクタ101のロック係止部116との係止力及び雄型コネクタ150の雌型コンタクトと雌型コネクタ101の雄型コンタクト120との接触力により、雌型コネクタ101からの雄型コネクタ150の引き抜きが防止されるようになっている。
しかし、雄型コネクタ150と雌型コネクタ101との嵌合状態において、例えば、雄型コネクタ150の後側(図19における右側)が上下方向(図19の矢印B方向)にあおられたときには、雌型コネクタ101において雌型ハウジング110の上壁114及び下壁115が薄いことから、かかる上壁114あるいは下壁115が変形して雄型コネクタ150のあおりを規制できずに、互いに接触している雄型コネクタ150の雌型コンタクトと雌型コネクタ101の雄型コンタクト120とが変形してしまうおそれがあった。また、雄型コネクタ150の後側が上下方向にあおられると、上壁114あるいは下壁115が破壊されるおそれもあった。雌型コネクタ101は回路基板PCB上に実装されているため、この雌型コネクタ101と嵌合する雄型コネクタ150は上方向にあおられ易い。ここで、「あおり」とは、雄型コネクタ150の後側が上下方向に変位させられることをいう。
その一方、雄型コネクタ150のあおりを規制するために、雌型コネクタ101において雌型ハウジング110の上壁114及び下壁115を厚くすると、低背化の要請に反することになる。
従って、本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、雌型コネクタにおいて雌型ハウジングを厚壁化することなく、雄型コネクタの上下方向のあおりに対する強度を発揮しうる電気コネクタ組立体を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係る電気コネクタ組立体は、雌型コネクタと、該雌型コネクタと嵌合する雄型コネクタとからなり、前記雌型コネクタが、雄型コネクタ受容凹部を有する雌型ハウジングと、該雌型ハウジングに取り付けられたコンタクトとを備え、前記雄型コネクタが、前記雌型ハウジングの前記雄型コネクタ受容凹部に受容される雄型ハウジングと、該雄型ハウジングに取り付けられたコンタクトとを備えた電気コネクタ組立体において、前記雌型ハウジングの前記雄型コネクタ受容凹部の、回路基板に実装される側の壁の内側に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、前記コネクタ嵌合方向と直交する水平方向に突出する部分を上部に有する雌側突起を設け、前記雌型ハウジングの前記雄型コネクタ受容凹部の側壁内側に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、前記コネクタ嵌合方向と直交する方向に凹んだ雌側凹部を設け、前記雄型ハウジングの下面に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、前記雌側突起の断面形状と相補的な断面形状を有する溝を設け、前記雄型ハウジングの側面に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、前記雌側凹部の断面形状と相補的な断面形状を有する雄側突起を設け、前記雄型ハウジングの前記溝に前記雌型ハウジングの前記雌側突起が嵌入して前記雄型ハウジングの上下方向への変位を規制し、前記雄型ハウジングの前記雄側突起が前記雌型ハウジングの前記雌側凹部に受容されて前記雄型ハウジングの上下方向への変位を規制することを特徴としている。
また、本発明のうち請求項2に係る電気コネクタ組立体は、請求項1記載の電気コネクタ組立体において、前記雌型ハウジングに取り付けられたコンタクトが雄型コンタクトであり、前記雄型ハウジングに取り付けられたコンタクトが雌型コンタクトであることを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係る電気コネクタ組立体によれば、雌型ハウジングの雄型コネクタ受容凹部の、回路基板に実装される側の壁の内側に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、コネクタ嵌合方向と直交する水平方向に突出する部分を上部に有する雌側突起を設け、雌型ハウジングの雄型コネクタ受容凹部の側壁内側に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、コネクタ嵌合方向と直交する方向に凹んだ雌側凹部を設け、雄型ハウジングの下面に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、雌側突起の断面形状と相補的な断面形状を有する溝を設け、雄型ハウジングの側面に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、雌側凹部の断面形状と相補的な断面形状を有する雄側突起を設け、雄型ハウジングの溝に雌型ハウジングの雌側突起が嵌入して雄型ハウジングの上下方向への変位を規制し、雄型ハウジングの雄側突起が雌型ハウジングの雌側凹部に受容されて雄型ハウジングの上下方向への変位を規制するので、雌型コネクタにおいて雌型ハウジングを厚壁化することなく、雄型コネクタの上下方向のあおりに対する強度を発揮しうる電気コネクタ組立体を提供できる。
また、本発明のうち請求項2に係る電気コネクタ組立体は、請求項1記載の電気コネクタ組立体において、前記雌型ハウジングに取り付けられたコンタクトが雄型コンタクトであり、前記雄型ハウジングに取り付けられたコンタクトが雌型コンタクトとしてある。これによれば、雄型コンタクトを有する雌型コネクタにおいて雌型ハウジングを厚壁化することなく、雌型コンタクトを有する雄型コネクタの上下方向のあおりに対する強度を発揮しうる電気コネクタ組立体を提供できる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る電気コネクタ組立体を示し、(A)は雌型コネクタの背面斜め上方側から見た斜視図、(B)は雌型コネクタの正面斜め上方側から見た斜視図である。図2は、図1に示す電気コネクタ組立体の、雌型コネクタの左側面側から見た図である。
図1及び図2に示すように、電気コネクタ組立体1は、雌型コネクタ10と、この雌型コネクタ10と嵌合方向(図2において矢印Cによって示される向き)に嵌合する雄型コネクタ40とからなっている。
図3は、雌型コネクタ10を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。図4は、図3の雌型コネクタ10を示し、(A)は底面図、(B)は背面図である。図5は、図3の雌型コネクタ10を示し、(A)は左側面図、(B)は図3(B)の5B−5B線に沿う断面図である。
雌型コネクタ10は、回路基板(図示せず)上に実装されるように構成され、雌型ハウング20と、この雌型ハウジング20に上下2列状に取り付けられた複数のコンタクト30とを備えている。
ここで、雌型ハウジング20は、絶縁性の樹脂を成形することにより、左右方向(図3(B)における左右方向)に延びる直方体状に形成れている。雌型ハウジング20には、図1(B)及び図3(B)に示すように、雄型コネクタ40を受容するための左右方向に延びる雄型コネクタ受容凹部21が設けられている。そして、雌型ハウジング20の雄型コネクタ受容凹部21の上方に位置する上壁22の内側には、左右方向の中心線CLを挟んで対称位置に下方に突出する2個の突条24が設けられている。これら2個の突条24は雌型ハウジング20の前面(図3(A)における下面)から後方に向けて(即ち、雌型ハウジング20の嵌合面からコネクタ嵌合方向後方に向けて)延び、両突条24間が雄型コネクタ40のロック片59を受容するロック片受容空間24aを画定している。このロック片受容空間24aの上方に位置する上壁22には、ロック片59に設けられたロック突起59aとロック係合する係合突起24bが設けられている。
また、雌型ハウジング20の雄型コネクタ受容凹部21の下方に位置する下壁23の内側には、図3(B)に示すように、左右方向の中心線CLを挟んで対称位置に上方に突出する2個の雌側突起25が設けられている。これら2個の雌側突起25は、それぞれ突条24よりも左右方向外側に位置している。そして、各雌側突起25は、雌型ハウジング20の前面から後方に向けて(即ち、雌型ハウジング20の嵌合面からコネクタ嵌合方向後方に向けて)雄型コネクタ受容凹部21の奥側壁にいたるまで延びている。各雌側突起25の左側面の上部には、嵌合面から見て左側に突出する突出部分25aが設けられている。各突出部分25aは、図5(B)に示すように、各雌側突起25の前端から後端にいたるまでコネクタ嵌合方向に延びている。また、雌型ハウジング20の雄型コネクタ受容凹部21の左側壁26a及び右側壁26bのそれぞれ内側には、図3(B)に示すように、上下方向やや下側に雌側凹部27が設けられている。雄型コネクタ受容凹部21の左側壁26aに設けられた雌側凹部27は、嵌合面から見て左側、即ち雌型ハウジング20の外側に向けて凹んでおり、雌型ハウジング20の前面から後方に向けて(即ち、ハウジング20の嵌合面からコネクタ嵌合方向後方に向けて)所定距離だけ延びている。また、雄型コネクタ受容凹部21の右側壁26bに設けられた雌側凹部27は、嵌合面から見て右側、即ち雌型ハウジング20の外側に向けて凹んでおり、図5(B)に示すように、雌型ハウジング20の前面から後方に向けて所定距離だけ延びている。また、雌型ハウジング20の下壁23の下面には、1対の位置決めポスト28が設けられている。更に、雌型ハウジング20の左側壁26a及び右側壁26bの外面には、雌型コネクタ10を回路基板上に固定するための1対の金属製固定具29が取り付けられている。
更に、雌型ハウジング20に上下2列状に取り付けられた複数のコンタクト30のそれぞれは、図5(B)に示すように、雌型ハウング20に圧入固定された固定部31と、固定部31から前方に延び雄型コネクタ受容凹部21内に突出する接触部32と、固定部31から後方に延びて雌型ハウジング20の外部に突出する基板接続部33とを具備している。各コンタクト30は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。
接触部32は、雌型コネクタ10と雄型コネクタ40とが嵌合した際に、雄型コネクタ40に設けられた第1コンタクト91及び第2コンタクト95に接触するようになっている。ここで、接触部32は、ピン状に形成され、コンタクト30は雄型コンタクトを構成している。また、基板接続部33は、固定部31から後方に延びてから斜め下方に折り曲げられて回路基板上の導体に接続されるようになっている。
次に、雄型コネクタ40を、図6乃至図17を参照して説明する。図6は、雄型コネクタ40を示し、(A)は正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は背面斜め上方側から見た斜視図である。図7は、図6の雄型コネクタ40を示し、(A)は裏面側を正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は裏面側を背面斜め上方側から見た斜視図である。図8は、図6の雄型コネクタ40の平面図である。図9は、図6に示す雄型コネクタ40においてサイドリテーナが仮係止位置にある状態を示し、(A)は図8の9A−9A線に沿う断面図、(B)は図8の9B−9B線に沿う断面図である。図10は、図6に示す雄型コネクタ40においてサイドリテーナが仮係止位置にある状態を示し、(A)はランスブロックの第1位置決め突起及び第2位置決め突起の双方の位置における断面図、(B)はランスブロックの第2位置決め突起及びハウジングの第1コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(C)はランスブロックの第3位置決め突起及びサイドリテーナの本係止突起の双方の位置における断面図である。図11は、図6に示す雄型コネクタ40においてサイドリテーナが本係止位置にある状態を示し、(A)は図8の9A−9A線に沿う断面図、(B)は図8の9B−9B線に沿う断面図である。図12は、図6に示す雄型コネクタ40においてサイドリテーナが本係止位置にある状態を示し、(A)はランスブロックの第3位置決め突起及びハウジングの第2コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(B)はハウジングの第1コンタクト挿通孔及び第2コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(C)はランスブロックの第3位置決め突起及びサイドリテーナの本係止突起の双方の位置における断面図である。図13は、雄型ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを正面斜め上方側から見た斜視図である。図14は、雄型ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを正面斜め下方側から見た斜視図である。図15は、雄型ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを背面斜め下方側から見た斜視図である。図16は、雄型ハウジングを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。図17は、図16の雄型ハウジングを示し、(A)は右側面図、()は底面図である。
図6及び図7に示すように、雄型コネクタ40は、雄型ハウジング50と、雄型ハウジング50に上下2列状に収容される複数の第1コンタクト91及び第2コンタクト95(図9及び図11参照)と、ランスブロック70と、サイドリテーナ80とを備えている。以下、図8において、左側を「左側」、右側を「右側」、図9(A)及び図9(B)において、左側を「前側」、右側を「後側」、上側を「上側」、下側を「下側」として説明する。
ここで、雄型ハウジング50は、図16及び図17に示すように、前面51a、後面51b、上面51c、下面51d、左側面51e及び右側面51fを有する左右方向に延びる直方体状に形成されている。雄型ハウジング50は、雌型コネクタ10の雄型コネクタ受容凹部21内に受容されるようになっている。雄型ハウジング50は、PBT等の絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。そして、雄型ハウジング50の前後方向略中央部には、図14及び図15に良く示すように、その下面51dから上方に向けて凹部54が形成されている。雄型ハウジング50の凹部54よりも後方の部分には、各々が左右方向に所定ピッチで配列された上下2列状の第1コンタクト挿通孔52及び第2コンタクト挿通孔53が形成されている。各第1コンタクト挿通孔52及び第2コンタクト挿通孔53は、雄型ハウジング50の後面51bから凹部54にかけて貫通している。また、雄型ハウジング50の凹部54よりも前方の部分には、上下2列状の第1コンタクト挿通孔52及び第2コンタクト挿通孔53のそれぞれに対応する位置に、各々が左右方向に所定ピッチで配列された上下2列状の第1相手コンタクト挿通孔52b及び第2相手コンタクト挿通孔53bが形成されている。各第1相手コンタクト挿通孔52b及び第2相手コンタクト挿通孔53bの前端入口には、雌型コネクタ10に設けられたコンタクト30の導入を容易にするための傾斜面52c、53cが形成されている。各第1相手コンタクト挿通孔52b及び第2相手コンタクト挿通53bは、雄型ハウジング50の前面51aから凹部54にかけて貫通している。そして、雄型ハウジング50の凹部54の前側端には、互いに隣接する第1相手コンタクト挿通孔52b間を仕切る複数の第1仕切壁52aが設けられている。互いに隣接する第1仕切壁52aの間隔は、第1コンタクト91が収容可能な間隔である。そして、雄型ハウジング50の前面51aには、図13、図14及び図16(B)に示すように、各第1相手コンタクト挿通孔52bに対応する複数のツール挿入孔63が設けられている。また、同様に、雄型ハウジング50の前面51aには、各第2相手コンタクト挿通孔53bに対応する複数のツール挿入孔64が設けられている。
また、雄型ハウジング50の凹部54の上面には、図10(A)及び図17(B)に示すように、ランスブロック70の第1位置決め突起76が入り込む第1位置決め突起用凹部55aが設けられ、凹部54の前端面には、図10(A)、図10(B)及び図15に示すように、ランスブロック70の第2位置決め突起77が入り込む複数の第2位置決め突起用凹部55bが設けられている。更に、雄型ハウジング50の上面51cには、図8、図9(B)及び図10(C)に示すように、ランスブロック70の第3位置決め突起74が入り込む複数の開口61が凹部54に貫通するように形成され、これら開口61に臨む第1仕切壁52aの上縁部分に第3位置決め突起74が係合する肩部55cが形成されている。また、雄型ハウジング50の左側面51e及び右側面51fのそれぞれには、ランスブロック70の係止突起75aが入り込む係止突起用開口56が形成されている。更に、雄型ハウジング50の左側面51e及び右側面51fのそれぞれには、図6に示すように、サイドリテーナ80の仮係止突起84が入り込む仮係止突起用開口57aが形成され、ハウジング50の凹部54の後端面には、図10(C)及び図14に示すように、サイドリテーナ80の本係止突起85aが下方から当接する複数の凸部57bが形成されている。更に、雄型ハウジング50の凹部54の後端面であって凸部57bの上方には、図12(C)及び図14に示すように、サイドリテーナ80の本係止突起85aが入り込むスリット58が雄型ハウジング50の後端面に至るまで貫通している。そして、雄型ハウジング50の上面51cには、雌型コネクタ10が嵌合した際に、雌型コネクタ10をロックするためのロック片59が設けられ、ロック片59の前後方向略中央部には、ロック突起59aが設けられている。このロック突起59aは、雌型コネクタ10の係合突起24bに係合するようになっている。また、雄型ハウジング50の上面51cには、このロック片59を保護するための保護部60が設けられている。
また、雄型ハウジング50の下面51dには、図7(A)及び図7(B)に示すように、雌型コネクタ10の雌側突起25の断面形状と相補的な断面形状を有する2個の第1溝66aが設けられている。各第1溝66aは、雄型ハウジング50の左右方向において雌型コネクタ10の雌側突起25が嵌入される位置に設けられている。そして、各第1溝66aは、雄型ハウジング50の前面51aから後方に向けて(即ち、雄型ハウジング50の前面51aからコネクタ嵌合方向後方に向けて)凹部54に至るまで延びている。更に、雄型ハウジング50の左側面51e及び右側面51fのそれぞれには、図6(A)及び図6(B)に示すように、雌型コネクタ10の雌側凹部27の断面形状と相補的な断面形状を有する雄側突起62が設けられている。各雄側突起62は、仮係止突起用開口57aの下方部においてコネクタ嵌合方向に延びている。各雄側突起62は、上下方向において雌型コネクタ10の雌側凹部27に受容される位置に設けられている。
次に、各第1コンタクト91は、図9(B)に示すように、雄型ハウジング50の凹部54に雄型ハウジング50の後面側から上列の第1コンタクト挿通孔52を通って収容されるようになっている。各第1コンタクト91は、雌型コンタクトとして構成され、雌型コネクタ10に設けられたコンタクト30の接触部32を受容して接触部32に接触する略箱形の接触部92と、接触部92から後方に延び、電線Wに接続される電線接続部93とを具備している。接触部92には、コンタクト30の接触部32に接触する弾性接触片92aが設けられている。各第1コンタクト91は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。
また、各第2コンタクト95は、図9(A)に示すように、雄型ハウジング50の凹部54に雄型ハウジング50の後面側から下列の第2コンタクト挿通孔53を通って収容されるようになっている。各第2コンタクト95は、第1コンタクト91と同様に、雌型コンタクトとして構成され、雌型コネクタ10に設けられたコンタクト30の接触部32を受容して接触部32に接触する略箱形の接触部96と、接触部96から後方に延び、電線Wに接続される電線接続部97とを具備している。接触部96には、第1コンタクト91の接触部92と同様に、コンタクト30の接触部32に接触する弾性接触片96aが設けられている。各第2コンタクト95は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。
また、ランスブロック70は、図9乃至図12に示すように、雄型ハウジング50の凹部54に下面側から挿入されて収容され、第1コンタクト91及び第2コンタクト95を一次的に係止するようになっている。このランスブロック70は、図13乃至図15に示すように、雄型ハウジング50の凹部54内に収容可能な寸法で左右方向に延びる基部71を備えている。ランスブロック70は、絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。基部71には、雄型ハウジング50の下列の第2コンタクト挿通孔53及び第2相手コンタクト挿通孔53bと同一のピッチで左右方向に配列された複数のランスブロック貫通孔73が設けられている。各ランスブロック貫通孔73の幅は、第2コンタクト95が挿通可能な幅である。各ランスブロック貫通孔73には、第2コンタクト95を一次的に係止するための弾性ランス73aが設けられている。また、基部71のランスブロック貫通孔73の上方には、ランスブロック70を凹部54に収容したときに、雄型ハウジング50に設けられた第1仕切壁52aに対して左右方向及び上下方向に整列する複数の第2仕切壁72が設けられている。互いに隣接する第2仕切壁72の間隔は、第1コンタクト91が挿通可能な間隔である。各互いに隣接する第2仕切壁72間には、第1コンタクト91を一次的に係止するための弾性ランス72aが設けられている。
また、互いに隣接する第2仕切壁72の上端には、図13に示すように、両上端を連結する形の第3位置決め突起74が設けられている。第3位置決め突起74は、雄型ハウジング50の上面51cに形成された開口61に入り込むことにより、ランスブロック70の左右方向の位置決めを行うとともに、雄型ハウジング50の第1仕切壁52aの上縁部分に形成された肩部55cに当接することにより、ランスブロック70の下方への移動を規制する。また、基部71の左側面及び右側面には、図13及び図14に示すように、後方に向けて延びる1対の弾性舌片75が設けられ、各弾性舌片75の後端には、図6(A)及び図6(B)に示すように、雄型ハウジング50の係止突起用開口56に入り込む係止突起75aが設けられている。係止突起75aは、雄型ハウジング50の係止突起用開口56に入り込むことにより、ランスブロック70の前後方向の移動を規制する。また、基部71の上面には、雄型ハウジング50に設けられた第1位置決め突起用凹部55aに入り込む第1位置決め突起76が設けられている。第1位置決め突起76は、第1位置決め突起用凹部55aに入り込むことにより、ランスブロック70の前方及び上方への移動を規制する。更に、基部71の前面には、雄型ハウジング50に設けられた第2位置決め突起用凹部55bに入り込む複数の第2位置決め突起77が設けられている。第2位置決め突起77は、第2位置決め突起用凹部55bに入り込むことにより、ランスブロック70の上下方向の移動を規制する。また、基部71の後面の下角縁には、図10(B)及び図15に示すように、サイドリテーナ80の押圧突起86によって押圧される複数の傾斜面78が形成されている。
また、ランスブロック70の基部71の下面には、図7、図14及び図15に示すように、雌型コネクタ10の雌側突起25の断面形状と相補的な断面形状を有する2個の第2溝66bが設けられている。各第2溝66bは、基部71の左右方向において雌型コネクタ10の雌側突起25が嵌入される位置に設けられている。そして、各第2溝66bは、基部71の前面から後方に向けて(即ち、コネクタ嵌合方向後方に向けて)後面に至るまで延びている。
更に、サイドリテーナ80は、図9乃至図12に示すように、雄型ハウジング50の凹部54に下面側から挿入されて収容され、第1コンタクト91及び第2コンタクト95を二次的に係止するようになっている。サイドリテーナ80は、図9及び図10に示す仮係止位置から図11及び図12に示す本係止位置に移動する。サイドリテーナ80は、本係止位置にあるときに第1コンタクト91及び第2コンタクト95を二次的に係止する。このサイドリテーナ80は、図13乃至図15に示すように、雄型ハウジング50の凹部54に収容可能な寸法で左右方向に延びる基部81を備えている。サイドリテーナ80は、絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。基部81には、雄型ハウジング50の第2コンタクト挿通孔53及び第2相手コンタクト挿通孔53bと同一のピッチで左右方向に配列された複数のサイドリテーナ貫通孔83が設けられている。各サイドリテーナ貫通孔83の幅は、第2コンタクト95が挿通可能な幅である。また、基部81のサイドリテーナ貫通孔83の上方には、サイドリテーナ80を雄型ハウジング50の凹部54に収容したときに、ランスブロック70に設けられた第2仕切壁72に対して左右方向及び上下方向に整列する複数の第3仕切壁82が設けられている。隣接する第3仕切壁82の間隔は、第1コンタクト91が挿通可能な間隔である。
また、基部81の左側面及び右側面には、図6及び図13乃至図15に示すように、雄型ハウジング50に形成された仮係止突起用開口57aに入り込む1対の仮係止突起84が設けられている。各仮係止突起84は、図9及び図10に示す仮係止位置において仮係止突起用開口57aの下端縁に係合し、サイドリテーナ80の下方への移動を規制するようになっている。また、基部81の後面には、後方に突出する複数の弾性部85が設けられ、各弾性部85には後方に突出する本係止突起85aが設けられている。各本係止突起85aは、図10(C)に示す仮係止位置において雄型ハウジング50の凸部57bに下方から当接し、サイドリテーナ80の上方への移動を規制する。また、各本係止突起85aは、図12(C)に示す本係止位置において雄型ハウジング50のスリット58に入り込み、サイドリテーナ80の上下方向の移動を規制するようになっている。また、基部81の前面には、サイドリテーナ80が本係止位置にあるときにランスブロック70に設けられた傾斜面78を押圧する複数の押圧突起86が形成されている。これにより、サイドリテーナ80は、ランスブロック70を前方向に押圧して雄型ハウジング50に固定するようになっている。
また、サイドリテーナ80の基部81の下面には、図7、図14及び図15に示すように、雌型コネクタ10の雌側突起25の断面形状と相補的な断面形状を有する2個の第3溝66cが設けられている。各第3溝66cは、サイドリテーナ80が本係止位置にあるときに、基部81の左右方向において雌型コネクタ10の雌側突起25が嵌入される位置に設けられている。そして、各第3溝66cは、基部81の前面から後方に向けて(即ち、コネクタ嵌合方向後方に向けて)延びている。雄型ハウジング50に設けられた第1溝66a、ランスブロック70に設けられた第2溝66b及びサイドリテーナ80に設けられた第3溝66cにより、請求項1にいう「溝」を構成する。
次に、雄型コネクタ40の組立方法について説明する。
先ず、図13乃至図16に示す状態において、雄型ハウジング50の凹部54内に、雄型ハウジング50の下面側からランスブロック70を挿入して収容する。この際に、ランスブロック70を、雄型ハウジング50の下面側から凹部54内に挿入し、そして、ランスブロック70を前方向に移動させることによりランスブロック70を雄型ハウジング50に固定する。
ランスブロック70を雄型ハウジング50の凹部54内に収容すると、図10(B)に示すように、ランスブロック70の第2仕切壁72が雄型ハウジング50の第1仕切壁52aに対して左右方向及び上下方向に整列する。また、ランスブロック70のランスブロック貫通孔73が雄型ハウジング50の第2コンタクト挿通孔53及び第2相手コンタクト挿通孔53bに対して整列する。
次いで、サイドリテーナ80を雄型ハウジング50の凹部54に雄型ハウジング50の下面側から挿入し、図9及び図10に示す仮係止位置に位置させる。この仮係止位置では、図10(B)に示すように、サイドリテーナ80の第3仕切壁82がランスブロック70の第2仕切壁72に対して左右方向に整列している。また、図9(A)に示すように、サイドリテーナ80のサイドリテーナ貫通孔83が雄型ハウジング50の第2コンタクト挿通孔53及びランスブロック70のランスブロック貫通孔73に対して整列する。
そして、サイドリテーナ80の仮係止位置において、図9(B)に示すように、各第1コンタクト91を、雄型ハウジング50の後方から前方に向けて上列の第1コンタクト挿通孔52、サイドリテーナ80の第3仕切壁82間、及びランスブロック70の第2仕切壁72間を通して雄型ハウジング50の第1仕切壁52a間に収容する。すると、各第1コンタクト91は、ランスブロック70の弾性ランス72aにより一次的に係止される。この際に、各第1コンタクト91は、各第1相手コンタクト挿通孔52bに対して同軸的に配置される。
また、サイドリテーナ80の仮係止位置において、図9(A)に示すように、各第2コンタクト95を、雄型ハウジング50の後方から前方に向けて下列の第2コンタクト挿通孔53及びサイドリテーナ80のサイドリテーナ貫通孔83を通して、ランスブロック70のランスブロック貫通孔73に収容する。すると、各第2コンタクト95は、ランスブロック70の弾性ランス73aにより一次的に係止される。この際に、各第2コンタクト95は、各第2相手コンタクト挿通孔53bに対して同軸的に配置される。
次いで、図11に示すように、サイドリテーナ80を更に上方に移動させて本係止位置に位置させる。この本係止位置では、図12(B)に示すように、サイドリテーナ80の第3仕切壁82がランスブロック70の第2仕切壁72に対して上下方向に整列するとともに、図11(B)に示すように、第3仕切壁82の下方の基部81の前端面が第1コンタクト91を二次的に係止し、第1コンタクト91の抜け止めを行う。また、同時に、図12(B)に示すように、サイドリテーナ80のサイドリテーナ貫通孔83が雄型ハウジング50の第2コンタクト挿通孔53に対してやや上方に位置し、図11(A)に示すように、サイドリテーナ貫通孔83の下方の基部81の前端面が第2コンタクト95を二次的に係止し、第2コンタクト95の抜け止めを行う。サイドリテーナ80によって第1コンタクト91及び第2コンタクト95を二次的に係止することにより、雄型コネクタ40は完成する。
このように完成した雄型コネクタ40を、雌型コネクタ10に対して嵌合方向(図2において矢印Cによって示される向き)に嵌合すると、雌型コネクタ10のコンタクト30の接触部32が雄型コネクタ40の第1コンタクト91の接触部92及び第2コンタクト95の接触部96に接触し、コンタクト30に接続された回路基板と第1コンタクト91及び第2コンタクト95に接続された電線Wとが電気的に接続する。雄型コネクタ40と雌型コネクタ10との嵌合の際には、雌型ハウジング20の雄型コネクタ受容凹部21内に雄型コネクタ40の雄型ハウジング50が受容される。そして、雄型コネクタ40のロック突起59aが雌型コネクタ10の係合突起24bにロック係合する。この嵌合状態においては、雄型コネクタ40のロック突起59aと雌型コネクタ10の係合突起24bとの係止力、及び雄型コネクタ40の第1コンタクト91及び第2コンタクト95と雌型コネクタ10のコンタクト30との接触力により、雌型コネクタ10からの雄型コネクタ40の引き抜きが防止される。
そして、この嵌合の際には、雄型ハウジング50の第1溝66a、ランスブロック70の第2溝66b及びサイドリテーナ80の第3溝66cに雌型ハウジング20の雌側突起25が順次嵌入して雄型ハウジング50の上下方向(図2の矢印Dで示す方向)への変位を規制し、また、雄型ハウジング50の雄側突起62が雌型ハウジング20の雌側凹部27に受容されて雄型ハウジング50の上下方向への変位を規制する。これにより、雌型コネクタ10において雌型ハウジング20を厚壁化することなく、雄型コネクタ40の上下方向のあおりに対する強度を発揮しうる電気コネクタ組立体1を提供できる。ここで、雌型ハウジング20に設けられた雌側突起25は、コネクタ嵌合方向(前後方向)と直交する方向に突出する突出部分25aを有し、この突出部分25aを含む雌側突起25が雄型ハウジング50の第1溝66a、ランスブロック70の第2溝66b及びサイドリテーナ80の第3溝66cに嵌入されるようになっているので、雄型ハウジング50の上下方向への変位を確実に規制できる。
特に、雌型コネクタ10は回路基板上に実装されているため、この雌型コネクタ10と嵌合する雄型コネクタ40は上方向にあおられ易く、この雄型コネクタ40の上方向へのあおりに対して電気コネクタ組立体1は特に強い強度を発揮しうる。
また、雌型コネクタ10に設けられた突条24及び雌側突起25は、雄型コネクタ40の角部等による雄型コンタクト30の変形防止(いわゆるこじり防止)機能と、雄型コネクタ40の上下逆さま挿入の防止機能とを有する。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、雌型コネクタ10に設けられたコンタクト30は、必ずしも上下2列状に配置される必要はなく、1列状であってもよいし、3列状以上であってもよいし、単数であってもよい。
また、雄型コネクタ40には、必ずしもランスブロック70やサイドリテーナ80を設ける必要はなく、雄型ハウジング50と、これに取り付けられたコンタクトとで雄型コネクタ40を構成してもよい。この場合コンタクトは、必ずしも上下2列状に配置される必要はなく、1列状であってもよいし、3列状以上であってもよいし、単数であってもよい。そして、ランスブロック70及びサイドリテーナ80を設けない場合には、雄型ハウジング50においてコネクタ嵌合方向に比較的長い溝を形成して、この溝に雌型コネクタ10の雌側突起25を嵌入するようにする。
更に、雌型ハウジング20に取り付けられたコンタクト30を雌型コンタクトとして構成し、その一方、雄型ハウジング50に取り付けられたコンタクトを雄型コンタクトとして構成してもよい。
本発明に係る電気コネクタ組立体を示し、(A)は雌型コネクタの背面斜め上方側から見た斜視図、(B)は雌型コネクタの正面斜め上方側から見た斜視図である。 図1に示す電気コネクタ組立体の、雌型コネクタの左側面側から見た図である。 雌型コネクタを示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 図3の雌型コネクタを示し、(A)は底面図、(B)は背面図である。 図3の雌型コネクタを示し、(A)は左側面図、(B)は図3(B)の5B−B線に沿う断面図である。 雄型コネクタを示し、(A)は正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は背面斜め上方側から見た斜視図である。 図6の雄型コネクタを示し、(A)は裏面側を正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は裏面側を背面斜め上方側から見た斜視図である。 図6の雄型コネクタの平面図である。 図6に示す雄型コネクタにおいてサイドリテーナが仮係止位置にある状態を示し、(A)は図8の9A−9A線に沿う断面図、(B)は図8の9B−9B線に沿う断面図である。 図6に示す雄型コネクタにおいてサイドリテーナが仮係止位置にある状態を示し、(A)はランスブロックの第1位置決め突起及び第2位置決め突起の双方の位置における断面図、(B)はランスブロックの第2位置決め突起及びハウジングの第1コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(C)はランスブロックの第3位置決め突起及びサイドリテーナの本係止突起の双方の位置における断面図である。 図6に示す雄型コネクタにおいてサイドリテーナが本係止位置にある状態を示し、(A)は図8の9A−9A線に沿う断面図、(B)は図8の9B−9B線に沿う断面図である。 図6に示す雄型コネクタにおいてサイドリテーナが本係止位置にある状態を示し、(A)はランスブロックの第3位置決め突起及びハウジングの第2コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(B)はハウジングの第1コンタクト挿通孔及び第2コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(C)はランスブロックの第3位置決め突起及びサイドリテーナの本係止突起の双方の位置における断面図である。 雄型ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを正面斜め上方側から見た斜視図である。 雄型ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを正面斜め下方側から見た斜視図である。 雄型ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを背面斜め下方側から見た斜視図である。 雄型ハウジングを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 図16の雄型ハウジングを示し、(A)は右側面図、()は底面図である。 従来の雌型コネクタの正面図である。 図18における19−19線に沿う断面図である。
符号の説明
1 電気コネクタ組立体
10 雌型コネクタ
20 雌型ハウジング
21 雄型コネクタ受容凹部
22 雌型ハウジングの上壁
23 雌型ハウジングの下壁
25 雌側突起
25a 突出部分
26a 雌型ハウジングの左側壁
26b 雌型ハウジングの右側壁
27 雌側凹部
30 コンタクト
40 雄型コネクタ
50 雄型ハウジング
51d 雄型ハウジングの下面
51e 雄型ハウジングの左側面
51f 雄型ハウジングの右側面
62 雄側突起
66a 第1溝(溝)
66b 第2溝(溝)
66c 第3溝(溝)
91 第1コンタクト(コンタクト)
95 第2コンタクト(コンタクト)

Claims (2)

  1. 雌型コネクタと、該雌型コネクタと嵌合する雄型コネクタとからなり、前記雌型コネクタが、雄型コネクタ受容凹部を有する雌型ハウジングと、該雌型ハウジングに取り付けられたコンタクトとを備え、前記雄型コネクタが、前記雌型ハウジングの前記雄型コネクタ受容凹部に受容される雄型ハウジングと、該雄型ハウジングに取り付けられたコンタクトとを備えた電気コネクタ組立体において、
    前記雌型ハウジングの前記雄型コネクタ受容凹部の、回路基板に実装される側の壁の内側に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、前記コネクタ嵌合方向と直交する水平方向に突出する部分を上部に有する雌側突起を設け、前記雌型ハウジングの前記雄型コネクタ受容凹部の側壁内側に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、前記コネクタ嵌合方向と直交する方向に凹んだ雌側凹部を設け、
    前記雄型ハウジングの下面に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、前記雌側突起の断面形状と相補的な断面形状を有する溝を設け、前記雄型ハウジングの側面に、コネクタ嵌合方向に延びると共に、前記雌側凹部の断面形状と相補的な断面形状を有する雄側突起を設け、
    前記雄型ハウジングの前記溝に前記雌型ハウジングの前記雌側突起が嵌入して前記雄型ハウジングの上下方向への変位を規制し、前記雄型ハウジングの前記雄側突起が前記雌型ハウジングの前記雌側凹部に受容されて前記雄型ハウジングの上下方向への変位を規制することを特徴とする電気コネクタ組立体。
  2. 前記雌型ハウジングに取り付けられたコンタクトが雄型コンタクトであり、前記雄型ハウジングに取り付けられたコンタクトが雌型コンタクトであることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ組立体。
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