JP4723395B2 - 電気コネクタ,それを含む電気コネクタアセンブリおよびそれに含まれるロック解除阻止部材 - Google Patents
電気コネクタ,それを含む電気コネクタアセンブリおよびそれに含まれるロック解除阻止部材 Download PDFInfo
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本発明の目的は、小型,安価で、不正操作防止が確実である電気コネクタ,それを含む電気コネクタアセンブリおよびそれに含まれるロック解除阻止部材を提供することである。
また、上記ロック解除阻止部材は、当該ロック解除阻止部材が空所へ装着されるときに、表裏逆に空所に挿入されることを防止するための非対称形状部を含み、上記カバーの各側部に、外側方へ突出する一対の突部と、各突部の同側に隣接した凹部とが形成され、これら突部および凹部によって上記非対称形状部が構成されていることにより、ロック解除阻止部材の空所への逆挿入を防止することができる。
具体的には、上記ハウジングの大きさおよび形状の少なくとも一方が異なる複数の仕様の電気コネクタが設けられ、複数の仕様の間で空所の断面形状が互いに等しくされていること(請求項2)により、複数の仕様の間で共通のロック解除阻止部材が適用されている場合がある。
この場合、空所は、コネクタ連結方向には開口しているが、その空所の開口には、回路基板が近接して配置されている。この回路基板によって、コネクタ連結方向とは反対方向からの空所への異物の侵入を阻止することができるので、電気コネクタアセンブリの両コネクタの取り外しを不能とすることができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる電気コネクタアセンブリにおいて、回路基板上の第1のコネクタとしてのベースコネクタに、第2のコネクタとしての電気コネクタを連結する前の状態を示した斜視図である。図2は、ベースコネクタに電気コネクタを連結した後の状態を示した斜視図である。図3は、ベースコネクタの係止突起と電気コネクタのロック機構との係止部分におけるコネクタ連結方向に沿った断面を説明するための概略図であり、図3(a)は、係止突起とロック機構とが係止される前の断面図を示し、図3(b)は、係止突起とロック機構とが係止されたときの断面図を示している。
図1および図3を参照して、係止突起24は、外壁面21sにおいて、一対のリブ26間に挟まれた部分上に形成されている。係止突起24は、傾斜状の案内面24aと係止部24bとを有している。
図3(a)に示されるように、案内面24aと案内面45aは、相等しい角度で互いに逆向きに傾斜している。案内面24aは、電気コネクタ30がベースコネクタ20に挿入されるとき、ロック爪45が係止突起24を乗り越えるようにロック爪45を案内する。電気コネクタ30がベースコネクタ20に連結されたとき、図3(b)に示されるように、係止突起24の係止部24bがロック爪45の係止部45bと係止することにより、ベースコネクタ20と電気コネクタ30との連結状態がロックされる。
図1および図4を参照して、電気コネクタ30のハウジング31には、コネクタ連結方向A(図4では、紙面と直交する方向に相当)に貫通する複数のコンタクト収容孔32が設けられている。
図5は、ロック解除阻止部材50を説明するための斜視図である。図6は、電気コネクタ30にロック解除阻止部材50を取り付けたときの断面を説明するための概略図であり、図6(a)は、図4のX−X線での断面図に相当する断面図を示し、図6(b)は、図4のY−Y線での断面図に相当する断面図を示している。
次に、図5および図6を参照して、ロック解除阻止部材50は、本体50bと、本体50bに片持ち状に支持されてコネクタ連結方向Aに延びる弾性アーム50aとを含んでいる。
カバー52は、図6(a)に示すように、空所38を通して係止爪51が操作されることを阻止するために、係止爪51の、コネクタ連結方向の反対方向Bへの投影面を覆っている。また、カバー52は、本体50bの両側部に設けられ、外側方へ突出する一対の突部53を含んでいる。一対の突部53によって、空所38の隙間を通した異物の挿入を確実に防止でき、これにより、係止爪51の係止解除を確実に防止できる。
以上のように、外側方に突出する各係止爪51が空所38内の各係止部34にそれぞれ係止することで、ロック解除阻止部材50の空所38からの抜脱を防止することができる。しかも、ロック解除阻止部材50の抜脱方向に関して係止爪51の投影面をロック解除阻止部材50自身のカバー52で覆っているので、コネクタ連結方向Aからの空所38への異物の侵入を阻止することができる。また、空所38は、コネクタ連結方向Aには開口しているが、その空所38の開口には、回路基板10が近接して配置されている。この回路基板10によって、コネクタ連結方向Aとは反対方向Bからの空所38への異物の侵入を阻止することができる。さらに、ベースコネクタ20の一対のリブ26は、電気コネクタ30のロック機構40の弾性アーム41の対応する側部46と電気コネクタ30の対応するリブ35との間を覆っている。これにより、ベースコネクタ20のリブ26は、弾性アーム41の側部方向に形成された隙間を覆うことができるため、コネクタ連結方向Aに垂直な向きからの空所38への異物の侵入を阻止することができる。
また、空所38は、ロック機構40に対応した大きさのものでよく、したがって、ロック解除阻止部材50も従来のコネクタ全体を覆うコネクタカバーと比較して小型となる。したがって、材料コストの低減を通じて製造コストを安くすることができる。また、電気コネクタ30の実質的な設置スペースが増大することがない。
例えば、図7および図8を参照して、電気コネクタアセンブリ101は、3極のコンタクトを備えており、回路基板10の表面11上に突出する状態で、回路基板10に取り付けられたベースコネクタ120と、このベースコネクタ120に対して対をなし、3本のケーブル90の端部に装着された電気コネクタ130とを備えている。電気コネクタ130は、回路基板10と直交するコネクタ連結方向Aに沿って、ベースコネクタ120に装着される。
10 回路基板
20,120 ベースコネクタ(第1のコネクタ)
21 ハウジング
21s 外壁面
24b 係止部
26 リブ
30,130 電気コネクタ(第2のコネクタ)
31 ハウジング
31s 外壁面
34 係止部
35 リブ
36 板部
38 空所
40 ロック機構
41 弾性アーム
45 ロック爪
46 側部
50 ロック解除阻止部材
50a 弾性アーム
50b 本体
51 係止爪
52 カバー
53 突部(非対称形状部)
53a 位置決め部
54 案内部(案内面)
59 凹部(非対称形状部)
Claims (5)
- 対となるコネクタにコネクタ連結方向に沿って連結される樹脂成形されたハウジングと、
このハウジングのコネクタ連結方向に沿う外壁面に設けられ、コネクタ連結方向に沿って延びる一対のリブと、
これら一対のリブ間を連結し、ハウジングの上記外壁面に平行な板部と、
この板部からコネクタ連結方向に延びるように片持ち状に設けられた板状の弾性アームおよび弾性アームに設けられハウジングの上記外壁面に向けて突出するロック爪を含み、対となるコネクタへの連結状態をロックするためのロック機構と、
ハウジングの上記外壁面、上記一対のリブおよび上記板部によって区画され、コネクタ連結方向の反対方向に開放する空所と、
この空所に取り外し不能に装着され、ロック機構によるロックの解除を阻止したロック解除阻止部材とを備え、
上記ロック解除阻止部材は、当該ロック解除阻止部材が空所からコネクタ連結方向の反対方向に抜かれることを防止するために空所内の係止部に係止した係止爪と、空所を通して係止爪が操作されることを阻止するために係止爪のコネクタ連結方向の反対方向への投影面を覆うカバーと、当該ロック解除阻止部材が空所へ装着されるときに、表裏逆に空所に挿入されることを防止するための非対称形状部とを含み、
上記カバーの各側部に、外側方へ突出する一対の突部と、各突部の同側に隣接した凹部とが形成され、これら突部および凹部によって上記非対称形状部が構成されていることを特徴とする電気コネクタ。 - 請求項1において、上記ハウジングの大きさおよび形状の少なくとも一方が異なる複数の仕様の電気コネクタが設けられ、複数の仕様の間で空所の断面形状が互いに等しくされていることを特徴とする電気コネクタ。
- 回路基板に取り付けられた第1のコネクタと、請求項1または2に記載の電気コネクタからなる第2のコネクタとを備え、第2のコネクタは回路基板と直交するコネクタ連結方向に沿って第1のコネクタに装着されることを特徴とする電気コネクタアセンブリ。
- 請求項3に記載の電気コネクタアセンブリにおいて、第1のコネクタは、ハウジングと、ハウジングの外壁面に設けられ第2のコネクタのロック爪に係止する係止部と、ハウジングの上記外壁面に設けられた一対のリブを含み、
第1のコネクタの一対のリブは、第2のコネクタのロック機構の弾性アームの対応する側部と第2のコネクタの対応するリブとの間を覆うことを特徴とする電気コネクタアセンブリ。 - 請求項1または2に記載の電気コネクタに用いられるロック解除阻止部材であって、当該ロック解除阻止部材が空所からコネクタ連結方向の反対方向に抜かれることを防止するために空所内の係止部に係止した係止爪と、空所を通して係止爪が操作されることを阻止するために係止爪のコネクタ連結方向の反対方向への投影面を覆うカバーと、当該ロック解除阻止部材が空所へ装着されるときに、表裏逆に空所に挿入されることを防止するための非対称形状部とを含み、
上記カバーの各側部に、外側方へ突出する一対の突部と、各突部の同側に隣接した凹部とが形成され、これら突部および凹部によって上記非対称形状部が構成されていることを特徴とするロック解除阻止部材。
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