JP4565027B2 - ソケットコネクタ - Google Patents
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Description
図12に示すように、特許文献1に記載のソケットコネクタ110においては、ロックアーム115は、フック部115aと、力点部115bと、フック部115aと力点部115bの間に位置し且つソケットハウジング112の外面に連接されるヒンジ状の支点部115cとを備え、支点部115cを中心にフック部115a及び力点部115bが回動可能に構成されている。また、従来のベースコネクタ130においては、ラッチ部136は、ベースハウジング131の外面に連接される爪部を有する。
図1は、本発明の一実施形態のソケットコネクタ10とベースコネクタ30とを分離した状態でソケットコネクタ10側から視た斜視図である。図2は、図1に示すソケットコネクタ10とベースコネクタ30とを組み合わせた状態でソケットコネクタ10側から視た斜視図である。図3は、組み合わされた状態のソケットコネクタ10及びベースコネクタ30を、図5に示すA−A線で切断した断面図である。図4(A)及び(B)は、ソケットコネクタ10と組み合わせて使用されるベースコネクタ30を示す斜視図である。図5(A)は、図4に示すベースコネクタ30を示す平面図、図5(B)は、図5(A)に示すA−A線断面図、図5(C)は、(A)に示すB−B線断面図である。
図6〜図9に示すように、本実施形態のソケットコネクタ10においては、ソケットハウジング12における第5方向D5側に、第3方向D3側にそれぞれ突出する一対の嵌合ガイドリブ51,51が設けられている。ソケットハウジング12における第4方向D4側に、第3方向D3側にそれぞれ突出する一対の側面リブ53,53が設けられている。ソケットハウジング12における第5方向D5側に、第5方向D5側に突出する浮上り防止リブ54が設けられている。
図1〜図5に示すように、ベースコネクタ30は、回路基板Sの表面に固定されるコネクタである。ベースコネクタ30は、合成樹脂からなるベースハウジング31と複数の端子35とを備えている。ベースハウジング31は、平面視で(第1方向D1に視た場合に)略矩形状の底板部38と、略矩形状の底板部38の4辺から立設する平面視で略矩形枠状の周壁部32とを備えている。周壁部32は、必ずしも連続していないが、全体として略矩形枠状となっている。
また、一対の側壁部32b,32bの第5方向D5側には、第3方向D3の内側に向けて突出した側壁部第2凸部32fが形成されている。側壁部第1凸部32eと側壁部第2凸部32fとの間に、嵌合ガイドリブ用溝41が形成されている。
また、後壁部32cの第4方向D4側には、浮上り防止リブ用溝44が形成されている。
図1〜図3及び図6〜図9に示すように、本実施形態のソケットコネクタ10は、ソケットハウジング12と、ロックアーム15と、ケーブル11とを備える。
ソケットハウジング12は、全体視で略直方体形状を有している。ロックアーム15は、ソケットハウジング12の第4方向D4側の外面に連結されている。図3に示すように、ケーブル11は、その端子11aがソケットハウジング12の内部に配置されており、その他端部側がソケットハウジング12から第5方向D5に延出している。ケーブル11の端子11aは、組み合わせ状態において、ベースコネクタ30の端子35と電気的に接続する。
嵌合ガイドリブ51及び延長リブ52は、ソケットコネクタ10とベースコネクタ30とを組み合わせる際に、嵌合ガイドリブ用溝41に第1方向D1に挿入され、挿入ガイドとして機能する。
詳述すると、ソケットハウジング12における第4方向D4側に、第3方向D3の外側にそれぞれ突出する一対の側面リブ53,53が設けられている。側面リブ53には、側面リブ傾斜部53aが形成されている。側面リブ傾斜部53aは、側面リブ53における第4方向D4側で且つ第1方向D1側に、第5方向D5側に且つ第1方向D1側に向けて傾斜している。
側面リブ53は、ソケットコネクタ10とベースコネクタ30とを組み合わせる際に、側面リブ用溝43に第1方向D1に挿入され、挿入ガイドとして機能する。
開放空間20は、前記組み合わせ状態において、ベースコネクタ30におけるラッチ部36が連結される周壁部32(つまり前壁部32a)が収容される空間である。
このように、嵌合ガイドリブ51が嵌合ガイドリブ係止部42に収容され、また、浮上り防止リブ54が浮上り防止リブ用溝44に収容されると、ソケットハウジング12における第5方向D5側がベースハウジング31から離れる方向に(すなわち第4方向D4に)移動しそうになったとしても、嵌合ガイドリブ51が嵌合ガイドリブ係止部42に係止され、また、浮上り防止リブ54が浮上り防止リブ用溝44に係止されるため、ソケットハウジング12における第5方向D5側がベースハウジング31から分離しにくい。
本実施形態のソケットコネクタ10においては、ソケットハウジング12における第5方向D5側に、第3方向D3の外側にそれぞれ突出する一対の嵌合ガイドリブ51が設けられ、ベースハウジング31に、一対の嵌合ガイドリブ51をベースハウジング31における第5方向D5側で且つ第1方向D1側の位置に誘導する一対の嵌合ガイドリブ用溝41が設けられている。そのため、例えば、前述のソケットコネクタ10とベースコネクタ30との組み合わせ手順に示すように、ソケットハウジング12における第5方向D5側をベースハウジング31に向けて安定的に移動させることができるため、ソケットハウジング12がベースハウジング31に完全に組み合わされた状態でロックアーム15とラッチ部36とを容易に係合することができる。
例えば、ソケットハウジング12において、嵌合ガイドリブ51、延長リブ52、側面リブ53、側面リブ傾斜部53a、浮上り防止リブ54などの位置、大きさ、形状などに特に制限はない。側面リブ傾斜部53aは、側面リブ53における第4方向D4側の部分の全域に設けることもできる。側面リブ傾斜部53aに代えて、側面リブ53における第4方向D4側の部分に丸みを付すこともできる。
各リブ51、53、54に面取り又は丸みを付したり、各溝41、43、44に面取りや丸みを付することにより、各溝41、43、44への各リブ51、53、54の挿入性を向上させることができる。
ロックアーム15の支点部15cは、3個以上設けることもできる。
12 ソケットハウジング
15 ロックアーム
30 ベースコネクタ
31 ベースハウジング
36 ラッチ部
41 嵌合ガイドリブ用溝
42 嵌合ガイドリブ係止部
43 側面リブ用溝
44 浮上り防止リブ用溝
51 嵌合ガイドリブ
53 側面リブ
53a 側面リブ傾斜部
54 浮上り防止リブ
D1 第1方向
D2 第2方向
D3 第3方向
D4 第4方向
D5 第5方向
S 回路基板
Claims (3)
- ラッチ部を有するベースハウジングを備え且つ回路基板に固定されるベースコネクタと組み合わされて使用されるソケットコネクタであって、
ソケットハウジングと、該ソケットハウジングの外面に連結されると共に前記ソケットコネクタと前記ベースコネクタとが組み合わされた組み合わせ状態において前記ラッチ部と係合することにより前記ソケットコネクタと前記ベースコネクタとの結合状態を維持するロックアームと、を備え、
前記組み合わせ状態において、前記ソケットコネクタから前記ベースコネクタに向かう方向を第1方向といい、該第1方向とは反対向きの方向を第2方向といい、前記ロックアームの回動軸に沿う方向を第3方向といい、該第1方向及び該第3方向に直交すると共に前記ソケットハウジングの中央部から該ロックアームに向かう方向又は前記ベースハウジングの中央部から前記ラッチ部に向かう方向を第4方向といい、該第4方向とは反対向きの方向を第5方向という場合に、
前記ソケットハウジングにおける前記第5方向側に、前記第3方向の外側にそれぞれ突出する一対の嵌合ガイドリブが設けられ、
前記ベースハウジングに、一対の前記嵌合ガイドリブを該ベースハウジングにおける該第5方向側で且つ前記第1方向側の位置に誘導する一対の嵌合ガイドリブ用溝が設けられており、
前記嵌合ガイドリブ用溝は、その前記第5方向側で且つ前記第1方向側の位置に、該第5方向に延びると共に前記組み合わせ状態において前記嵌合ガイドリブを収納可能な嵌合ガイドリブ係止部を備えているソケットコネクタ。 - 前記ソケットハウジングにおける前記第4方向側に、前記第3方向の外側にそれぞれ突出する一対の側面リブが設けられ、
前記ベースハウジングに、一対の前記側面リブを該ベースハウジングにおける前記第4方向側で且つ前記第1方向側の位置に誘導する一対の側面リブ用溝が設けられている請求項1に記載のソケットコネクタ。 - 前記側面リブにおける前記第4方向側で且つ前記第1方向側に、前記第5方向側に且つ該第1方向側に向けて傾斜する側面リブ傾斜部が形成されている請求項2に記載のソケットコネクタ。
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