JP3838269B1 - 電気接続箱 - Google Patents

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    • HELECTRICITY
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    • H01R9/22Bases, e.g. strip, block, panel
    • H01R9/24Terminal blocks
    • H01R9/2408Modular blocks

Abstract

【課題】 コネクタ収容部とコネクタとのロック構造を改良することにより、コネクタ収容部を小さくして、電気接続箱を小型化する。
【解決手段】 内部回路を収容するケースにコネクタ収容部13が設けられ、ワイヤハーネス端末に接続されたコネクタ30がコネクタ収容部13に嵌合される電気接続箱10において、コネクタ収容部13の周壁13aは四角枠形状とされ、該周壁13aを切り込んで形成した可撓片13cが設けられ、該可撓片13cにロック孔13dが穿設される一方、コネクタ収容部13に嵌合されるコネクタ30には、可撓片13cのロック孔13dと対向する位置にロック爪31が設けられ、コネクタ収容部13に嵌合されるコネクタ30のロック爪31が、可撓片13cのロック孔13dに挿入係止されて、コネクタ30がコネクタ収容部13にロック結合される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気接続箱に関し、詳しくは、電気接続箱のケース外面に設けたコネクタ収容部に電線端末に接続したコネクタを嵌合して、電気接続箱の内部回路と電線とを接続する電気接続箱において、特に、多数のコネクタ収容部を細い隔壁をあけて高密度に設けられるようにするものである。
従来、自動車に搭載する電気接続箱には、バスバー等からなる内部回路に設けたタブを突出させたコネクタ収容部をケース外面に設け、該コネクタ収容部に電線端末に接続したコネクタを嵌合することにより、コネクタ収容部内のタブと電線に接続した端子とを嵌合接続して、電気接続箱の内部回路と電線とを接続している。
このようにコネクタ収容部に電線端末のコネクタを嵌合させて電線を接続する電気接続箱を、本出願人は、特開平7−135717号(特許文献1)等において提供している。図8に示すように、電気接続箱1のケース外面に設けたコネクタ収容部2の周壁3に溝3aを設ける一方、コネクタには外面に可撓性を有する係止片を設けて、該係止片に係止爪を設け、該係止爪を溝3aに係止してコネクタ収容部2にコネクタをロック結合する構成としている。コネクタの係止片は治具を用いることなく人手によって撓ませることによりロックを解除して、コネクタをコネクタ収容部2から取り外すことができるようにしている。このようにコネクタの係止片は人手によって撓ませることができるようにしているため大型化し、この大きな係止片を設けているためコネクタ収容部が大きくなる問題がある。
また、上記のようにコネクタの係止片は容易に撓むようにしているため、外部干渉材が係止片に干渉して不意にロックが解除されないように、コネクタ収容部2の溝3aの両側にコネクタ収容部2内に突出する保護壁4を設けている。よって、コネクタ収容部2内に保護壁4を設けるスペースも必要となり、さらにコネクタ収容部2が大きくなり、電気接続箱が大型化する問題がある。
なお、電気接続箱のコネクタ収容部に一度嵌合されたコネクタを取り外すことは少なく、コネクタを着脱自在とする必要がない場合が多い。
特開平7−135717号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、コネクタ収容部とコネクタとのロック構造を改良することにより、コネクタ収容部を小さくして、電気接続箱を小型化することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、内部回路を収容するケースにコネクタ収容部が設けられ、ワイヤハーネス端末に接続されたコネクタが前記コネクタ収容部に嵌合される電気接続箱において、
前記コネクタ収容部の周壁は四角枠形状とされ、該周壁にコネクタ嵌合面となる周壁内面から周壁内部に向けて水平断面L形状に切り込んで形成した可撓片が設けられ、該可撓片の一側縁は前記周壁と連続されると共に、背面側と他側縁には前記切り込みにより形成された空隙があり、該可撓片にロック孔が穿設される一方、前記コネクタ収容部に嵌合されるコネクタには、前記可撓片のロック孔と対向する位置にロック爪が設けられ、
前記コネクタ収容部に嵌合される前記コネクタのロック爪が、前記可撓片のロック孔に挿入係止されて、コネクタがコネクタ収容部にロック結合されることを特徴とする電気接続箱を提供している。
前記構成によれば、コネクタ収容部の周壁を切り込んで可撓片を設け、該可撓片に設けたロック孔にコネクタのロック爪を係止して、コネクタ収容部にコネクタをロック結合する構成としているため、コネクタ収容部内に従来のような大きなロック構造が不要となり、コネクタ収容部を小さくすることができる。
また、前記可撓片はコネクタ収容部の周壁を切り込んで設けているため、他の部材が干渉しにくい。よって、従来のようにロック箇所を両側から保護してロックの解除を防止するための保護壁を設ける必要がなく、コネクタ収容部を小さくすることができる。このように、コネクタ収容部内に大きなロック部や保護壁を設ける必要がないため、コネクタ収容部を小さくすることができると共に、外面に凹凸が殆どない四角形状とでき、高密度で多数のコネクタ収容部を設けることができる。
前記可撓片は、前記周壁の対角線に位置する一対の隅部に設けていることが好ましい。
前記構成によれば、コネクタ収容部の周壁の対角線に位置する2箇所でコネクタ収容部にコネクタをロック結合しているため、十分な結合力を得ることができる。また、2箇所のロック部のうち、一方のロックが解除されても他方のロック部でコネクタを係止することができる。
前記したように、周壁への切り込みは、コネクタ嵌合面となる周壁内面から周壁内部に向けて水平断面L形状に切り込まれ、前記可撓片の一側縁は前記周壁と連続されると共に、背面側と他側縁には前記切り込みにより形成された空隙があり、コネクタの離脱時には前記可撓片とコネクタとの間に解除治具を差し込んでロック解除可能な構成としている
本発明の電気接続箱のコネクタ収容部に嵌合するコネクタには、従来のような可撓性を有するロック片を設けておらず、人手によってロックを解除してコネクタを離脱させることはできない。しかし、前記構成によれば、コネクタ収容部に設けた可撓片とコネクタとの間に解除治具を差し込んで、可撓片を背面側に撓ませることによりロックを解除し、コネクタをコネクタ収容部から取り外すことができる。
前記可撓片が設けられた辺の周壁内面には、その下側部に両側隅部より間隔をあけて、段状凸部が設けられる一方、前記コネクタの対向面には、前記段状凸部に嵌合する浅底の凹部が設けられていることが好ましい。
前記構成によれば、コネクタ収容部にコネクタを挿入する際、コネクタ収容部に設けた段状凸部とコネクタに設けた凹部が嵌合されることにより、コネクタの挿入位置を規制することができる。
また、コネクタ収容部にコネクタを挿入して、コネクタ収容部の段状凸部とコネクタの凹部が嵌合されると、コネクタが段状凸部により両側から押圧され、所要の保持力でコネクタをコネクタ収容部内に保持しておくことができる。このように、コネクタがコネクタ収容部の段状凸部により押圧されるが、コネクタ収容部の上側の開口端はコネクタの外形よりも大きくしておくことができるため、コネクタをコネクタ収容部に容易に挿入することができる。
なお、前記段状凸部は可撓片が設けられていない辺の周壁内面に設けてもよい。
前記可撓片が設けられていない辺の周壁内面には、段状突起が設けられる一方、前記コネクタの対向面には、前記段状突起が嵌合する溝が設けられていることが好ましい。
前記段状突起を可撓片が設けられていない辺のいずれか一辺の周壁内面に設けておけば、コネクタの軸線回りの方向を誤ってコネクタをコネクタ収容部に挿入すると、段状突起がコネクタの下端縁に干渉して挿入できなくなるため、コネクタを所定の方向でコネクタ収容部に嵌合することができる。
また、コネクタ収容部によって段状突起を異なる位置に設けておけば、コネクタ収容部に所定のコネクタ以外のコネクタを嵌合することができなくなり、コネクタの誤挿入を防止することができる。
なお、前記段状突起は可撓片が設けられた辺の周壁内面に設けてもよい。
前記ケースには前記四角形状のコネクタ収容部が、同一巾で延在する前記周壁を隔てて挟ピッチで多数設けられ、該周壁は、隣接するコネクタ収容部の共用の周壁とされていることが好ましい。
前記構成によれば、コネクタ収容部の周壁を隣接するコネクタ収容部の共用の周壁とすることにより、コネクタ収容部を高密度で配置することができる。前記のようにコネクタ収容部のロック構造を改良することにより各コネクタ収容部を小さくすると共に、コネクタ収容部を高密度で配置することにより、電気接続箱を大幅に小型化することができる。
前記ケース内部に収容される内部回路として、プリント基板のプリント導体と、該プリント導体に接続固定される端子ピンとを備え、該端子ピンが前記コネクタ収容部の底壁に穿設された端子孔よりコネクタ収容部内に突出され、前記コネクタ内の電線に接続された端子と嵌合接続されることが好ましい。
前記構成によれば、電気接続箱の内部回路を導電性金属板からなるバスバーではなく、プリント基板のプリント導体と端子ピンにより構成しているため、内部回路配置を高密度化することができる。
前記端子ピンに前記コネクタを介して接続される前記ワイヤハーネスの電線は、信号系回路の電線であることが好ましい。
前記端子ピンに接続されるワイヤハーネスの電線が信号系回路の電線であれば、プリント基板のプリント導体と端子ピンに流れる電流は小電流であり、プリント基板のプリント導体と薄板からなる端子ピンであっても十分に対応することができる。
前述したように、本発明によれば、コネクタ収容部の周壁を切り込んで可撓片を設け、該可撓片に設けたロック孔にコネクタのロック爪を係止して、コネクタ収容部にコネクタをロック結合する構成としているため、コネクタ収容部内に従来のような外側に突出する大きなロック部を設ける必要がなく、コネクタ収容部を小さくすることができる。かつ、略矩形状とすることができ、その結果、多数のコネクタ収容部を効率良く配置でき、高密度配置が可能となる。
また、前記可撓片はコネクタ収容部の周壁を切り込んで設けているため容易に撓まず、かつ、可撓片を周壁の対角線に位置する一対の隅部に設けて2箇所でコネクタ収容部にコネクタをロック結合すれば、従来のようにロック箇所を両側から保護してロックの解除を防止するための保護壁を設ける必要がなく、保護壁を設ける分のスペースも省略でき、コネクタ収容部を小さくすることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6は、本発明の実施形態を示し、電気接続箱10はコネクタ30を介して信号系回路の電線wからなるワイヤハーネスW/Hが接続されるものである。
電気接続箱10は、アッパーケース11とロアケース12とからなるケース内部にプリント基板20を収容しており、該プリント基板20のプリント導体21に接続固定された端子ピン22をアッパーケース11に設けた多数のコネクタ収容部13内に突出させている。アッパーケース11の外面には各辺にそれぞれ取付部16を設け、電気接続箱10を車体に設けられたブラケット(図示せず)に取付け固定できるようにしている。
図1に示すように、各コネクタ収容部13の周壁13aは四角枠形状とされ、隣接するコネクタ収容部13の周壁と共用とし、コネクタ収容部13は同一巾で長手方向に延在する周壁13aを隔てて挟ピッチで多数設けられている。
コネクタ収容部13は、コネクタ収容部13内に突出させる端子ピン22の本数によって大きさが異なるが、その構成は略同様であるため、図2に示すコネクタ収容部13Eについて代表して説明する。
コネクタ収容部13Eの周壁13aの対角線に位置する一対の隅部13bに、該周壁13aを所要の深さで切り込んで形成した可撓片13cが設けられ、該可撓片13cにロック孔13dが穿設されている。周壁13aへの切り込みは、図2に示すように、コネクタ嵌合面となる周壁内面13eから周壁内部に向けて水平断面L形状に切り込まれ、可撓片13cの一側縁13c−1は周壁13aの隅部13bと連続されると共に、背面13c−2と周壁13a及び他側縁13c−3と周壁13aとの間には前記切り込みにより形成された空隙S1、S2が設けられている。
コネクタ収容部13Eの可撓片13cが設けられた辺の周壁内面13eには、その下側部に両側隅部と間隔をあけて、低い段状凸部13fが設けられている。
一方、コネクタ収容部13Eの可撓片13cが設けられていない辺のうちの一方の辺(図2中、左側の辺)の周壁内面13gには、その下側部の中央に段状突起13hが設けられている。コネクタ収容部13Eでは、段状突起13hを周壁の両側の隅部から等距離の中央位置に設けているが、コネクタ収容部13Eと同数の端子ピン22を突出させることのできるコネクタ収容部13F、13Gでは、段状突起13hを周壁内面13gのいずれか一方の隅部に寄せた位置に設けて、コネクタ収容部13E〜13Gではそれぞれ異なる位置に段状突起13hを設けている。同様に、同数の端子ピン22を突出させているコネクタ収容部13Aと13Bと13Cと13D、コネクタ収容部13Hと13Iでは、段状突起13hを設ける位置をそれぞれ相違させている。
前記アッパーケース11とロアケース12からなるケース内に収容するプリント基板20のプリント導体21には、端子ピン22が半田付け接続されており、該端子ピン22をコネクタ収容部13の底壁13iに穿設した端子孔13jを通してコネクタ収容部13内に突出させている。プリント基板20はアッパーケース11の下方へ突出して端子孔13jが形成された底壁13iとロアケース12の内面に設けたリブ15により挟持された状態でケース内に収容されている。前記端子ピン22は厚さ0.64mmの薄板からなり、断面正方形状とした角ピンとしている。隣接する端子ピン22間の寸法Lは2.2mmとして、挟ピッチで配置している。
前記コネクタ収容部13に嵌合されるコネクタ30には、前記可撓片13cのロック孔13dと対向する位置にロック爪31が設けられている。コネクタ30の下側部の外面にはコネクタ収容部13の段状凸部13fに対向する位置に浅底の凹部32が設けられていると共に、コネクタ収容部13の段状突起13hに対向する位置に溝33が設けられている。また、コネクタ30には複数の端子収容室34が設けられており、該端子収容室34内に電線端末に接続した雌端子35を挿入係止している。
具体的には、図4(A)に示すように、凹部32の上部に薄肉ヒンジ36を介してランス37を回動自在に設けると共に、該ランス37の対向位置にランス37を挿入する開口38を設けている。端子収容室34に雌端子35を収容した後、図4(B)に示すように、ランス37を端子収容室34側に回動させ、開口38を通してランス37を端子収容室34に挿入して、該ランス34を雌端子35に設けた係止部35aに係止させて、雌端子35を端子収容室34内に係止させている。
前記コネクタ収容部13に、電線wの端末に接続されたコネクタ30を挿入すると、図5に示すように、コネクタ30の外面に設けた凹部32と溝33がコネクタ収容部13の段状凸部13fと段状突起13hにそれぞれ嵌合されると共に、可撓片13cのロック孔13dにコネクタ30のロック爪31が係止されて、コネクタ30がコネクタ収容部13内に係止される。このとき、コネクタ収容部13内に突出した端子ピン22がコネクタ30内の電線wに接続された雌端子35と嵌合接続されて、電気接続箱10の内部回路と電線wが接続される。
なお、前記端子孔13jの断面寸法は、端子ピン22と雌端子35が嵌合されたとき、端子ピン22の揺動による応力を緩和させるために、端子ピン22の断面寸法より大きく設定されている。これにより、プリント基板20のプリント導体21に固定されている端子ピン22の半田にクラックが生じるのを防止することができる。
コネクタ収容部13に嵌合接続したコネクタ30を取り外す際には、図6に示すように、可撓片13とコネクタ30との間に解除治具40を差し込んで、可撓片13を空隙S1側に撓ませてロック解除する構成としている。
前記構成によれば、コネクタ収容部13の周壁13aを切り込んで可撓片13cを設け、該可撓片13cに設けたロック孔13dにコネクタ30のロック爪31を係止してロック結合する構成としているため、コネクタ収容部13内に大きなロック構造を設ける必要がなく、コネクタ収容部13を小さくすることができる。
また、前記可撓片13cはコネクタ収容部13の周壁13aを切り込んで設けているため容易に撓まず、かつ、コネクタ収容部13の周壁13aの対角線に位置する2箇所でコネクタ収容部13にコネクタ30をロック結合しているため、従来のようにロック箇所を両側から保護してロックの解除を防止するための保護壁を設ける必要がなく、保護壁を設けるためのスペースを省略できコネクタ収容部を小さくすることができる。
このように、コネクタ収容部13内に大きなロック構造や保護壁を設ける必要がないため、コネクタ収容部13を小さくすることができ、電気接続箱10を小型化することができる。
また、電気接続箱10のコネクタ収容部13に嵌合するコネクタ30は、人手によってロックを解除することはできないが、可撓片13cとコネクタ30との間に解除治具40を差し込んで、可撓片13cを背面側に撓ませることによりロックを解除し、コネクタ30をコネクタ収容部13から取り外すことができる。
さらに、コネクタ収容部13の周壁13aを隣接するコネクタ収容部13の共用の周壁とすることしているため、コネクタ収容部13を高密度で配置することができる。前記のようにコネクタ収容部13のロック構造を改良することにより各コネクタ収容部13を小さくすると共に、コネクタ収容部13を高密度で配置することにより、電気接続箱10を大幅に小型化することができる。
このような、コネクタ収容部13の高密度配置は、ケース内部に収容される内部回路をプリント基板20のプリント導体21と、該プリント導体21に接続固定される端子ピン22により構成することにより実現することができる。
図7は、本発明の実施形態の変形例を示す。
本変形例では、コネクタ収容部13に設けた可撓片13cの位置、個数を前記実施形態と相違させている。
図7(A)〜(D)に示す変形例では、1つのコネクタ収容部13に可撓片13cを2つ、図7(E)〜(H)に示す変形例では、1のコネクタ収容部13に可撓片13cを1つ設けている。
詳細には、図7(A)に示すコネクタ収容部13は、周壁の対角線に位置する一対の隅部の短辺側に可撓片13cを設けている。
図7(B)に示すコネクタ収容部13は、一方の可撓片13cを長辺側の周壁の隅部に設け、他方の可撓片13cを長辺側の周壁の中央部に設けている。
図7(C)に示すコネクタ収容部13は、長辺側の周壁の対向する隅部にそれぞれ可撓片13cを設けている。
図7(D)に示すコネクタ収容部13は、長辺側の周壁の対向する中央部にそれぞれ可撓片13cを設けている。
図7(E)に示すコネクタ収容部13は、長辺側の周壁の隅部に1つの可撓片13cを設けている。
図7(F)に示すコネクタ収容部13は、短辺側の周壁の隅部に1つの可撓片13cを設けている。
図7(G)に示すコネクタ収容部13は、長辺側の周壁の中央部に1つの可撓片13cを設けている。
図7(H)に示すコネクタ収容部13は、短辺側の周壁の中央部に1つの可撓片13cを設けている。
このように、可撓片13cは、任意の個数をコネクタ収容部13の任意の箇所に設けることができ、設計の自由度を高めることができる。
本発明の実施形態の電気接続箱の平面図である。 コネクタ収容部の要部拡大図である。 電気接続箱のA−A線断面図である。 (A)(B)はコネクタへの端子の係止方法を示す図面である。 コネクタ収容部にコネクタを嵌合した状態を示す水平方向の断面図である。 コネクタのロック解除方法を示す図面である。 (A)〜(H)は変形例のコネクタ収容部を示す図面である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 アッパーケース
12 ロアケース
13 コネクタ収容部
13a 周壁
13c 可撓片
13d ロック孔
13f 段状凸部
13h 段状突起
20 プリント基板
21 プリント導体
22 端子ピン
30 コネクタ
35 雌端子
40 解除治具
S1、S2 空隙
w 電線
W/H ワイヤハーネス

Claims (8)

  1. 内部回路を収容するケースにコネクタ収容部が設けられ、ワイヤハーネス端末に接続されたコネクタが前記コネクタ収容部に嵌合される電気接続箱において、
    前記コネクタ収容部の周壁は四角枠形状とされ、該周壁にコネクタ嵌合面となる周壁内面から周壁内部に向けて水平断面L形状に切り込んで形成した可撓片が設けられ、該可撓片の一側縁は前記周壁と連続されると共に、背面側と他側縁には前記切り込みにより形成された空隙があり、該可撓片にロック孔が穿設される一方、前記コネクタ収容部に嵌合されるコネクタには、前記可撓片のロック孔と対向する位置にロック爪が設けられ、
    前記コネクタ収容部に嵌合される前記コネクタのロック爪が、前記可撓片のロック孔に挿入係止されて、コネクタがコネクタ収容部にロック結合されることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記可撓片を前記周壁の対角線に位置する一対の隅部に設けている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記コネクタのコネクタ収容部とのロック結合を離脱する時には前記可撓片を撓ませて該可撓片とコネクタとの間に解除治具を差し込み可能な構成としている請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記可撓片が設けられた辺の周壁内面には、その下側部に両側隅部より間隔をあけて、段状凸部が設けられる一方、前記コネクタの対向面には、前記段状凸部に嵌合する浅底の凹部が設けられている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記可撓片が設けられていない辺の周壁内面には、段状突起が設けられる一方、前記コネクタの対向面には、前記段状突起が嵌合する溝が設けられている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記ケースには前記四角形状のコネクタ収容部が、同一巾で延在する前記周壁を隔てて挟ピッチで多数設けられ、該周壁は、隣接するコネクタ収容部の共用の周壁とされている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  7. 前記ケース内部に収容される内部回路として、プリント基板のプリント導体と、該プリント導体に接続固定される端子ピンとを備え、該端子ピンが前記コネクタ収容部の底壁に穿設された端子孔よりコネクタ収容部内に突出され、前記コネクタ内の電線に接続された端子と嵌合接続される請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  8. 前記端子ピンに前記コネクタを介して接続される前記ワイヤハーネスの電線は、信号系回路の電線である請求項7に記載の電気接続箱。
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