JP2002305063A - 導体配索構造及び該構造を用いたジョイントコネクタ - Google Patents
導体配索構造及び該構造を用いたジョイントコネクタInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造コストを削減し、回路を容易に変更し、
小型化する。 【解決手段】 バスユニット1は、相手側コネクタの接
続端子と接続可能な多数の第1の金属端子4と、これら
の金属端子4を絶縁保持した第1の絶縁基板5と、他の
相手側コネクタの接続端子と接続可能な多数の第2の金
属端子6と、これらの金属端子6を絶縁保持した第2の
絶縁基板7と、任意の第1の金属端子4同士を接続する
第1の平角導体8と、任意の第2の金属端子6同士を接
続する第2の平角導体9と、任意の第1の接続端子4と
任意の第2の金属端子6を接続する第3の平角導体10
とから成る。平角導体8〜10は断面矩形状とし、平角
導体8〜10の平坦面を絶縁基板5、7の面に直交させ
る。
小型化する。 【解決手段】 バスユニット1は、相手側コネクタの接
続端子と接続可能な多数の第1の金属端子4と、これら
の金属端子4を絶縁保持した第1の絶縁基板5と、他の
相手側コネクタの接続端子と接続可能な多数の第2の金
属端子6と、これらの金属端子6を絶縁保持した第2の
絶縁基板7と、任意の第1の金属端子4同士を接続する
第1の平角導体8と、任意の第2の金属端子6同士を接
続する第2の平角導体9と、任意の第1の接続端子4と
任意の第2の金属端子6を接続する第3の平角導体10
とから成る。平角導体8〜10は断面矩形状とし、平角
導体8〜10の平坦面を絶縁基板5、7の面に直交させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電気回路を
接続・分岐するための導体配索構造及び該構造を用いた
ジョイントコネクタに関するものである。
接続・分岐するための導体配索構造及び該構造を用いた
ジョイントコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のワイヤハーネスに使用
されるジョイントコネクタは、複数の電気回路を接続・
分岐する導体配索構造と、この導体配索構造を収容する
ケースとから構成されている。この種のジョイントコネ
クタの導体配索構造では、複数枚の導電金属製のバスバ
ーが複数枚の絶縁基板を介して積層されている。バスバ
ーは導電金属板を金型でプレス加工することにより形成
され、直線状の複数の回路部と、これらの回路部から折
曲された舌片状の複数の端子部とを有し、これら複数の
端子部はケース内に差し込まれた相手側接続端子と接続
するようになっている。
されるジョイントコネクタは、複数の電気回路を接続・
分岐する導体配索構造と、この導体配索構造を収容する
ケースとから構成されている。この種のジョイントコネ
クタの導体配索構造では、複数枚の導電金属製のバスバ
ーが複数枚の絶縁基板を介して積層されている。バスバ
ーは導電金属板を金型でプレス加工することにより形成
され、直線状の複数の回路部と、これらの回路部から折
曲された舌片状の複数の端子部とを有し、これら複数の
端子部はケース内に差し込まれた相手側接続端子と接続
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
導体配索構造を製造するためには、バスバーをプレス加
工するための専用の金型が必要である上に、バスバーの
回路の変更が発生した場合には新規の金型が必要となる
ので、製造コストが高くなる。また、バスバーは導電金
属板を金型でプレス加工することにより形成するので、
導電金属板に材料損が発生する。
導体配索構造を製造するためには、バスバーをプレス加
工するための専用の金型が必要である上に、バスバーの
回路の変更が発生した場合には新規の金型が必要となる
ので、製造コストが高くなる。また、バスバーは導電金
属板を金型でプレス加工することにより形成するので、
導電金属板に材料損が発生する。
【0004】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
製造コストを削減し、回路の変更にも容易に対応し得る
小型な導体配索構造及び該構造を用いたジョイントコネ
クタを提供することにある。
製造コストを削減し、回路の変更にも容易に対応し得る
小型な導体配索構造及び該構造を用いたジョイントコネ
クタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る導体配索構造は、絶縁基板上に複数の金
属端子を配設し、これらの金属端子間に導体を配索した
導体配索構造において、前記導体は断面矩形状の平角導
体とし、該平角導体の平坦面を前記絶縁基板面に対し直
交させたことを特徴とする。
の本発明に係る導体配索構造は、絶縁基板上に複数の金
属端子を配設し、これらの金属端子間に導体を配索した
導体配索構造において、前記導体は断面矩形状の平角導
体とし、該平角導体の平坦面を前記絶縁基板面に対し直
交させたことを特徴とする。
【0006】本発明に係る導体配索構造を用いたジョイ
ントコネクタは、複数の電気回路にそれぞれ接続した相
手側接続端子と接続可能な複数の金属端子と、これら複
数の金属端子を保持した絶縁基板と、前記複数の金属端
子間に配索した導体とから成る導体配索構造を用いたジ
ョイントコネクタにおいて、前記導体は断面矩形状の平
角導体とし、該平角導体の平坦面を前記絶縁基板面に対
し直交させたことを特徴とする。
ントコネクタは、複数の電気回路にそれぞれ接続した相
手側接続端子と接続可能な複数の金属端子と、これら複
数の金属端子を保持した絶縁基板と、前記複数の金属端
子間に配索した導体とから成る導体配索構造を用いたジ
ョイントコネクタにおいて、前記導体は断面矩形状の平
角導体とし、該平角導体の平坦面を前記絶縁基板面に対
し直交させたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1はジョイントコネクタの実施
の形態の平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面
図、図3は底面図であり、ジョイントコネクタは例えば
自動車のワイヤハーネスに使用可能とされている。この
ジョイントコネクタは、ワイヤハーネスの複数の回路を
接続・分岐する導体配索構造であるバスユニット1と、
このバスユニット1を収容する上下のケース2、3とか
ら構成されている。なお、この実施の形態において使用
する「上下」、「上方」、「下方」という用語は、紙面
に対する相対位置を示しており、ジョイントコネクタそ
のものは何れの方向に向けても使用し得ることは云うま
でもない。
いて詳細に説明する。図1はジョイントコネクタの実施
の形態の平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面
図、図3は底面図であり、ジョイントコネクタは例えば
自動車のワイヤハーネスに使用可能とされている。この
ジョイントコネクタは、ワイヤハーネスの複数の回路を
接続・分岐する導体配索構造であるバスユニット1と、
このバスユニット1を収容する上下のケース2、3とか
ら構成されている。なお、この実施の形態において使用
する「上下」、「上方」、「下方」という用語は、紙面
に対する相対位置を示しており、ジョイントコネクタそ
のものは何れの方向に向けても使用し得ることは云うま
でもない。
【0008】図4の部分拡大斜視図にも示すように、バ
スユニット1は相手側コネクタの接続端子と接続可能な
上方の多数の第1の金属端子4と、これら多数の第1の
金属端子4を絶縁保持した上方の第1の絶縁基板5と、
他の相手側コネクタの接続端子と接続可能な下方の多数
の第2の金属端子6と、これら多数の第2の金属端子6
を絶縁保持した下方の第2の絶縁基板7と、任意の第1
の金属端子4同士を接続するコネクタ間用の第1の平角
導体8と、任意の第2の金属端子6同士を接続するコネ
クタ間用の第2の平角導体9と、任意の第1の金属端子
4と任意の第2の金属端子6を接続するスルー用の第3
の平角導体10とから構成されている。
スユニット1は相手側コネクタの接続端子と接続可能な
上方の多数の第1の金属端子4と、これら多数の第1の
金属端子4を絶縁保持した上方の第1の絶縁基板5と、
他の相手側コネクタの接続端子と接続可能な下方の多数
の第2の金属端子6と、これら多数の第2の金属端子6
を絶縁保持した下方の第2の絶縁基板7と、任意の第1
の金属端子4同士を接続するコネクタ間用の第1の平角
導体8と、任意の第2の金属端子6同士を接続するコネ
クタ間用の第2の平角導体9と、任意の第1の金属端子
4と任意の第2の金属端子6を接続するスルー用の第3
の平角導体10とから構成されている。
【0009】第1〜第3の平角導体8〜10は、断面矩
形状の導電金属板から成る導体とされ、この導体の外周
面は絶縁皮膜で覆われている。なお、絶縁皮膜がない露
出した導体を用いることもできる。第1〜第3の平角導
体8〜10の水平方向の幅つまり厚みは同等とされてい
る。これに対し、第1、第2の平角導体8、9の垂直方
向の高さは同等とされている反面で、第3の平角導体1
0の垂直方向の高さは、第1、第2の平角導体8、9の
垂直方向の高さよりも大きくされている。そして、第1
〜第3の平角導体8〜10は、それらの高さ方向の平坦
面が第1、第2の絶縁基板5、7の面に直交するように
配索されている。
形状の導電金属板から成る導体とされ、この導体の外周
面は絶縁皮膜で覆われている。なお、絶縁皮膜がない露
出した導体を用いることもできる。第1〜第3の平角導
体8〜10の水平方向の幅つまり厚みは同等とされてい
る。これに対し、第1、第2の平角導体8、9の垂直方
向の高さは同等とされている反面で、第3の平角導体1
0の垂直方向の高さは、第1、第2の平角導体8、9の
垂直方向の高さよりも大きくされている。そして、第1
〜第3の平角導体8〜10は、それらの高さ方向の平坦
面が第1、第2の絶縁基板5、7の面に直交するように
配索されている。
【0010】図5の拡大斜視図にも示すように、第1、
第2の金属端子4、6は、相手側コネクタの接続端子と
接続可能な平刃状の端子接続部11と、この端子接続部
11の基部から相互に平行で反対方向に延在して平角導
体8〜10と接続する2つの突片状の導体接続部12と
を有している。導体接続部12の上縁と下縁には、平角
導体8〜10が圧入される切欠部13がそれぞれ形成さ
れている。切欠部13の両側壁は、圧入される平角導体
8〜10の絶縁被覆を切削して内部の導体に接触し得る
ように形成されている。そして、切欠部13の開口に
は、平角導体8〜10を切欠部13に案内するテーパ状
の案内部14が形成されている。
第2の金属端子4、6は、相手側コネクタの接続端子と
接続可能な平刃状の端子接続部11と、この端子接続部
11の基部から相互に平行で反対方向に延在して平角導
体8〜10と接続する2つの突片状の導体接続部12と
を有している。導体接続部12の上縁と下縁には、平角
導体8〜10が圧入される切欠部13がそれぞれ形成さ
れている。切欠部13の両側壁は、圧入される平角導体
8〜10の絶縁被覆を切削して内部の導体に接触し得る
ように形成されている。そして、切欠部13の開口に
は、平角導体8〜10を切欠部13に案内するテーパ状
の案内部14が形成されている。
【0011】絶縁基板5、7は合成樹脂材料から成形さ
れ、金属端子4、6は絶縁基板5、7にインサート成形
され、又は絶縁基板5、7に形成した孔部に嵌合されて
いる。絶縁基板5、7には後述の保護壁5a、7aが一
体に設けられ、絶縁基板5、7の外径は上ケース2の内
部に嵌合される四角形とされている。金属端子4、6の
導体接続部12の上下の中間は絶縁基板5、7に埋設さ
れ、金属端子4、6の上方の切欠部13は絶縁基板5、
7の一面に露出され、金属端子4、6の下方の切欠部1
3は絶縁基板5、7の他面に露出されている。
れ、金属端子4、6は絶縁基板5、7にインサート成形
され、又は絶縁基板5、7に形成した孔部に嵌合されて
いる。絶縁基板5、7には後述の保護壁5a、7aが一
体に設けられ、絶縁基板5、7の外径は上ケース2の内
部に嵌合される四角形とされている。金属端子4、6の
導体接続部12の上下の中間は絶縁基板5、7に埋設さ
れ、金属端子4、6の上方の切欠部13は絶縁基板5、
7の一面に露出され、金属端子4、6の下方の切欠部1
3は絶縁基板5、7の他面に露出されている。
【0012】図6は例えば第1の金属端子4を保持した
第1の絶縁基板5の平面図であり、第1の絶縁基板5の
表面と裏面には、平角導体8の両側面に沿って延在する
保護壁5aがそれぞれ設けられている。これらの保護壁
5aは、上下の金属端子4、6同士を接触させない高さ
とされている。図2に示すように第2の絶縁基板7の表
面と裏面にも、第1の絶縁基板5と同様な保護壁7aが
設けられている。なお、これらの保護壁5a、7aは必
要不可欠なことではなく、絶縁基板5、7に平角導体
8、9の折曲部を支持する支柱を設けることにより、平
角導体8、9の位置決めを行うこともできる。
第1の絶縁基板5の平面図であり、第1の絶縁基板5の
表面と裏面には、平角導体8の両側面に沿って延在する
保護壁5aがそれぞれ設けられている。これらの保護壁
5aは、上下の金属端子4、6同士を接触させない高さ
とされている。図2に示すように第2の絶縁基板7の表
面と裏面にも、第1の絶縁基板5と同様な保護壁7aが
設けられている。なお、これらの保護壁5a、7aは必
要不可欠なことではなく、絶縁基板5、7に平角導体
8、9の折曲部を支持する支柱を設けることにより、平
角導体8、9の位置決めを行うこともできる。
【0013】上ケース2はバスユニット1の絶縁基板
5、7を包囲する四角筒状の側壁21と、この側壁21
の上端側を閉塞する端壁22とを有している。側壁21
の内周面には、バスユニット1の第1の絶縁基板5の保
護壁5aの上面を押さえる押さえ部23が設けられてい
る。上ケース2の端壁22には、相手側コネクタのハウ
ジングが結合される複数の枠状部24と、これらの枠状
部24の内部空間に連通する凹状部25とが設けられて
いる。そして、凹状部25の奥壁には、第1の金属端子
4の端子接続部11を挿通させる多数の挿通孔26が形
成されている。
5、7を包囲する四角筒状の側壁21と、この側壁21
の上端側を閉塞する端壁22とを有している。側壁21
の内周面には、バスユニット1の第1の絶縁基板5の保
護壁5aの上面を押さえる押さえ部23が設けられてい
る。上ケース2の端壁22には、相手側コネクタのハウ
ジングが結合される複数の枠状部24と、これらの枠状
部24の内部空間に連通する凹状部25とが設けられて
いる。そして、凹状部25の奥壁には、第1の金属端子
4の端子接続部11を挿通させる多数の挿通孔26が形
成されている。
【0014】下ケース3は上ケース2の側壁21の内側
に嵌合する側壁31と、この側壁31の下端側を閉塞す
る端壁32とを有し、側壁32の上端面はバスユニット
1の第2の絶縁基板7の保護壁7aを押さえる押さえ部
33とされている。下ケース3の端壁32には、相手側
コネクタのハウジングが結合される複数の枠状部34
と、これらの枠状部34の内部空間に連通する凹状部3
5とが設けられている。そして、凹状部35の奥壁に
は、第2の金属端子6の端子接続部11を挿通させる多
数の挿通孔36が形成されている。
に嵌合する側壁31と、この側壁31の下端側を閉塞す
る端壁32とを有し、側壁32の上端面はバスユニット
1の第2の絶縁基板7の保護壁7aを押さえる押さえ部
33とされている。下ケース3の端壁32には、相手側
コネクタのハウジングが結合される複数の枠状部34
と、これらの枠状部34の内部空間に連通する凹状部3
5とが設けられている。そして、凹状部35の奥壁に
は、第2の金属端子6の端子接続部11を挿通させる多
数の挿通孔36が形成されている。
【0015】このジョイントコネクタを製造する際に
は、相手側コネクタの接続端子の極数とピッチに対応し
得るように、所定数の金属端子4、6を絶縁基板5、7
内に所定の配列でインサート成形する。また、ケース
2、3を用意すると共に、平角導体8〜10を細工する
ための長尺の平角導体を用意する。そして、先ずバスユ
ニット1を組み立て、その後にケース2、3に収容す
る。
は、相手側コネクタの接続端子の極数とピッチに対応し
得るように、所定数の金属端子4、6を絶縁基板5、7
内に所定の配列でインサート成形する。また、ケース
2、3を用意すると共に、平角導体8〜10を細工する
ための長尺の平角導体を用意する。そして、先ずバスユ
ニット1を組み立て、その後にケース2、3に収容す
る。
【0016】バスユニット1を組み立てる際には、長尺
の平角導体を所定の形状に折曲した後に切断することに
より、必要な全ての平角導体8〜10を細工する。次
に、第1の絶縁基板5の上面と下面において、第1の平
角導体8を第1の金属端子4の切欠部13に係合し、図
示しない治具を使用して切欠部13に圧入する。同様
に、第2の絶縁基板7の上面と下面において、第2の平
角導体9を金属端子6の切欠部13に係合し、治具を使
用して切欠部13に圧入する。最後に、第1、第2の絶
縁基板5、7を対向配置し、第1、第2の金属端子4、
6の切欠部13に第3の平角導体10を係合し、治具を
使用して切欠部13に圧入する。この際に、切欠部13
の両側壁は、平角導体8〜10の絶縁被覆を切削して内
部の導体に接触する。
の平角導体を所定の形状に折曲した後に切断することに
より、必要な全ての平角導体8〜10を細工する。次
に、第1の絶縁基板5の上面と下面において、第1の平
角導体8を第1の金属端子4の切欠部13に係合し、図
示しない治具を使用して切欠部13に圧入する。同様
に、第2の絶縁基板7の上面と下面において、第2の平
角導体9を金属端子6の切欠部13に係合し、治具を使
用して切欠部13に圧入する。最後に、第1、第2の絶
縁基板5、7を対向配置し、第1、第2の金属端子4、
6の切欠部13に第3の平角導体10を係合し、治具を
使用して切欠部13に圧入する。この際に、切欠部13
の両側壁は、平角導体8〜10の絶縁被覆を切削して内
部の導体に接触する。
【0017】また、自動化する場合には、長尺の平角導
体を巻回したリールから繰り出しながら、XY配索制御
機構により機械的に配索することもできる。
体を巻回したリールから繰り出しながら、XY配索制御
機構により機械的に配索することもできる。
【0018】そして、このように組み立てたバスユニッ
ト1を上ケース2に収容し、下ケース3を上ケース2に
嵌合する。これにより、金属端子4、6の端子接続部1
1が上下のケース2、3の挿通孔26、36から凹状部
25、35内にそれぞれ突出する。また、下ケース3の
押さえ部33が第2の絶縁基板7の保護壁7aの下端面
を押圧し、順次に第1の絶縁基板5の保護壁5aを上ケ
ース2の押さえ部23に押圧する。このとき、上ケース
2の側壁21の下端面に下ケース3の端壁32が当接す
ると共に、図示しない錠止手段によりケース2、3が錠
止し、ジョイントコネクタが完成する。
ト1を上ケース2に収容し、下ケース3を上ケース2に
嵌合する。これにより、金属端子4、6の端子接続部1
1が上下のケース2、3の挿通孔26、36から凹状部
25、35内にそれぞれ突出する。また、下ケース3の
押さえ部33が第2の絶縁基板7の保護壁7aの下端面
を押圧し、順次に第1の絶縁基板5の保護壁5aを上ケ
ース2の押さえ部23に押圧する。このとき、上ケース
2の側壁21の下端面に下ケース3の端壁32が当接す
ると共に、図示しない錠止手段によりケース2、3が錠
止し、ジョイントコネクタが完成する。
【0019】ここで、回路を変更する場合には、ケース
2、3を開いてバスユニット1を取り出し、不要となっ
た平角導体8〜10をバスユニット1から取り外す。そ
して、長尺の平角導体を新しい回路に対応する形状に折
曲して切断することにより、必要数の図示しない第1〜
第3の平角導体を用意し、バスユニット1に組み入れ
る。
2、3を開いてバスユニット1を取り出し、不要となっ
た平角導体8〜10をバスユニット1から取り外す。そ
して、長尺の平角導体を新しい回路に対応する形状に折
曲して切断することにより、必要数の図示しない第1〜
第3の平角導体を用意し、バスユニット1に組み入れ
る。
【0020】この実施の形態では、バスユニット1の第
1〜第3の平角導体8〜10を、それらの平坦面が第
1、第2の絶縁基板5、7の面に直交するように配索し
たので、平角導体8〜10を高密度化することによって
バスユニット1の小型化が可能となる。
1〜第3の平角導体8〜10を、それらの平坦面が第
1、第2の絶縁基板5、7の面に直交するように配索し
たので、平角導体8〜10を高密度化することによって
バスユニット1の小型化が可能となる。
【0021】また、従来のバスバーをプレス加工するた
めの専用の金型や、回路の変更に伴う新規の金型が不要
となる上に、導電金属板をプレス加工する際の材料損が
発生することがないので、製造コストが低減する。
めの専用の金型や、回路の変更に伴う新規の金型が不要
となる上に、導電金属板をプレス加工する際の材料損が
発生することがないので、製造コストが低減する。
【0022】更に、平角導体8〜10は金属端子4、6
の切欠部13に圧入するだけであるので、平角導体8〜
10の取り付けや取り外しが容易になる上に、回路の変
更が容易になる。
の切欠部13に圧入するだけであるので、平角導体8〜
10の取り付けや取り外しが容易になる上に、回路の変
更が容易になる。
【0023】そして、相手側接続端子の大きさが同一で
ある場合には、双方の金属端子4、6を同一形状とする
ことができ、製造コストの大幅な削減が可能となる。
ある場合には、双方の金属端子4、6を同一形状とする
ことができ、製造コストの大幅な削減が可能となる。
【0024】なお、上述の実施の形態はジョイントコネ
クタについて説明したが、このジョイントコネクタのバ
スユニット1は各種の電気素子をケースに備えて成るジ
ョイントボックスに適用することもできる。この場合に
は、金属端子4、6を電気素子に接続し得るように形成
する必要があることは云うまでもない。
クタについて説明したが、このジョイントコネクタのバ
スユニット1は各種の電気素子をケースに備えて成るジ
ョイントボックスに適用することもできる。この場合に
は、金属端子4、6を電気素子に接続し得るように形成
する必要があることは云うまでもない。
【0025】また、実施の形態では第1の平角導体8同
士又は第2の平角導体9同士は相互に交差しないように
配索したが、相互に交差するように配索することも可能
である。例えば、第1の平角導体8同士を交差させる場
合には、図7に示すように第1の平角導体8に捻れ部8
aを形成し、その捻れ部8a同士を交差するようにすれ
ば、高さ方向は同等のまま交差させることができる。
士又は第2の平角導体9同士は相互に交差しないように
配索したが、相互に交差するように配索することも可能
である。例えば、第1の平角導体8同士を交差させる場
合には、図7に示すように第1の平角導体8に捻れ部8
aを形成し、その捻れ部8a同士を交差するようにすれ
ば、高さ方向は同等のまま交差させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る導体配
索構造及び該構造を用いたジョイントコネクタは、導体
を断面矩形状の平角導体とすると共に、平角導体の平坦
面を基板面に対し直交させたので、平角導体を高密度化
することによって小型化が可能となる
索構造及び該構造を用いたジョイントコネクタは、導体
を断面矩形状の平角導体とすると共に、平角導体の平坦
面を基板面に対し直交させたので、平角導体を高密度化
することによって小型化が可能となる
【図1】ジョイントコネクタの実施の形態の平面図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】底面図である。
【図4】バスユニットの部分拡大斜視図である。
【図5】接続端子の拡大斜視図である。
【図6】接続端子を保持した絶縁基板の平面図である。
【図7】平角導体の交差部の斜視図である。
1 バスユニット 2、3 ケース 4、6 金属端子 5、7 絶縁基板 8〜10 平角導体 11 端子接続部 12 導体接続部 13 切欠部 14 案内部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 章弘 東京都練馬区小竹町一丁目8番1号 菱星 電装株式会社内 Fターム(参考) 5E012 AA01 5G361 BA04 BA07 BB01 BB02 BC01
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁基板上に複数の金属端子を配設し、
これらの金属端子間に導体を配索した導体配索構造にお
いて、前記導体は断面矩形状の平角導体とし、該平角導
体の平坦面を前記絶縁基板面に対し直交させたことを特
徴とする導体配索構造。 - 【請求項2】 前記金属端子は、相手側接続端子と接続
する平刃状の端子接続部と、該端子接続部の基部から側
方に突出して前記平角導体と接続する突片状の導体接続
部とを有することを特徴とする請求項1に記載の導体配
索構造。 - 【請求項3】 前記導体接続部の上縁と下縁に、前記平
角導体が圧入される溝部を設けたことを特徴とする請求
項2に記載の導体配索構造。 - 【請求項4】 前記導体接続部の前記上縁の溝部と前記
下縁の溝部は、前記絶縁基板の一面と他面にそれぞれ露
出させたことを特徴とする請求項3に記載の導体配索構
造。 - 【請求項5】 2枚の前記絶縁基板を間隔をおいて配置
し、これらの絶縁基板にそれぞれ設けた前記導体接続部
の溝部間を共通の前記平角導体により接続したことを特
徴とする請求項4に記載の導体配索構造。 - 【請求項6】 複数の電気回路にそれぞれ接続した相手
側接続端子と接続可能な複数の金属端子と、これら複数
の金属端子を保持した絶縁基板と、前記複数の金属端子
間に配索した導体とから成る導体配索構造を用いたジョ
イントコネクタにおいて、前記導体は断面矩形状の平角
導体とし、該平角導体の平坦面を前記絶縁基板面に対し
直交させたことを特徴とする導体配索構造を用いたジョ
イントコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001105035A JP2002305063A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 導体配索構造及び該構造を用いたジョイントコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001105035A JP2002305063A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 導体配索構造及び該構造を用いたジョイントコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002305063A true JP2002305063A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18957799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001105035A Pending JP2002305063A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 導体配索構造及び該構造を用いたジョイントコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002305063A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6984133B2 (en) | 2003-06-13 | 2006-01-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electrical connector housing having a bridging piece between circuit boards connected to a receiving unit |
JP2007335095A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Yazaki Corp | ジョイントコネクタ |
US7682183B2 (en) | 2005-06-13 | 2010-03-23 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electric junction box |
EP2756996A1 (en) * | 2013-01-17 | 2014-07-23 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electrical junction box |
JP2016096653A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
CN109149228A (zh) * | 2018-08-27 | 2019-01-04 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种转换接头 |
-
2001
- 2001-04-03 JP JP2001105035A patent/JP2002305063A/ja active Pending
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