JP2002064921A - 基板用コネクタおよび該基板用コネクタを用いた電気接続箱 - Google Patents
基板用コネクタおよび該基板用コネクタを用いた電気接続箱Info
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Abstract
板用コネクタを用いた電気接続箱を提供する。 【解決手段】 直角型の複数の端子12a、12bが絶
縁体13に固定され、該絶縁体13にはプリント基板1
a、1bへの取り付け穴14を有する取り付け面13
a、13bが設けられたプラグ11a、11bと、前記
プラグに接続するリセプタクルとからなる基板用コネク
タにおいて、前記プラグ11a、11bの取り付け面1
3a、13bは面対称になるように2面設けられてお
り、また、前記基板用コネクタを用いた電気接続箱にお
いて、前記基板用コネクタのプラグ11a、11bが組
付けられたプリント基板1a、1bが面対称に配置され
て収容されている。
Description
よび該基板用コネクタを用いた電気接続箱に関する。
る一方で、車内のスペースの増大も求められている。そ
こで、自動車に搭載される電気接続箱についても小型化
が要求されている。従来、電気接続箱における回路導体
としては、銅板を打ち抜いて曲げたバスバーが用いられ
ていたが、最近になり、バスバーの代わりにプリント基
板を用いて小型化した電気接続箱が開発されている。
密度を上げるために、平行に配置された複数枚のプリン
ト基板を収容し、各プリント基板は基板用コネクタで電
線に接続している。この基板用コネクタは、図4に示す
ように、プリント基板1に接続する直角型の端子2が絶
縁体3に固定されたプラグ4と、該プラグ4と接続する
リセプタクル5からなる。リセプタクル5から引き出さ
れた複数の電線7は、結束されてワイヤーハーネスを構
成している。プラグ4は、プリント基板1への組付けの
作業性を向上させるために、複数の端子2により多極化
されている。これら複数の端子2は、リセプタクル5と
の挿抜作業を容易にするために、2列で中心対称になる
ように、バランスよく配置されている。このようにバラ
ンスよく配置すると、極数が増えても、プラグ4とリセ
プタクル5との挿抜作業に要する力が大きくなるのを防
ぎ、かつ、端子2、プリント基板1などに作用する力が
大きくなるのも防ぐことができる。また、絶縁体3のプ
リント基板1に対向する取り付け面3aの両端近傍およ
び中央部には、プラグ4をネジでプリント基板1に取り
付けるための取り付け穴6が設けられている。
1bの回路導体は予め、端子2との接続位置の配列パタ
ーンが中心対称で、かつ、同一になるように設計されて
いる。そして、プラグ4が組付けられた2枚のプリント
基板1a、1bは、平行にかつ面対称になるように配置
され、端子2が中心対称に配列した2個のプラグ4a、
4bが1個のリセプタクル5に接続している。この場
合、2枚のプリント基板1a、1bの接続位置の配列パ
ターンが中心対称で、かつ、同一になっているため、2
枚のプリント基板1a、1bには同一形状のプラグ4
a、4bを組付けて、2枚のプリント基板1を、平行に
かつ面対称になるように配置することができる。
るために、プリント基板を小型化しようとすると、プリ
ント基板上に形成される回路導体のパターンが制約さ
れ、回路導体のプラグの端子との接続位置をバランスよ
く、中心対称に配置することが困難になる。そのため、
プラグの端子配列も中心に対して対称にすることができ
なくなる。
bの端子2の配列が中心に対して非対称になっている場
合、2枚の平行に配置されたプリント基板1a、1bの
それぞれにプラグ4a、4bを面対称になるように組付
けようとすると、プラグ4bはプラグ4aと同一形状の
ものを用いることができない。即ち、プラグ4bは、プ
ラグ4aの端子2の直角曲げ方向を逆にし、かつ、取り
付け穴6を設けた取り付け面3bを、プラグ4aの取り
付け面3aの反対側に、面対称に設ける必要がある。
小型化しようとすると、形状が異なる2種類のプラグ4
a、4bが必要になり、そのために絶縁体3を成形する
金型も2面必要になり、金型の設備費用が高くなるとい
う問題があった。
クタに汎用性を持たせ、絶縁体の成形に用いる金型を減
らして、コストを低減することができる基板コネクタ
と、該基板コネクタを用いた電気接続箱を提供すること
を目的とする。
決すべくなされたもので、請求項1記載の発明は、直角
型の複数の端子が絶縁体に固定され、該絶縁体にはプリ
ント基板への取り付け穴を有する取り付け面が設けられ
たプラグと、前記プラグに接続するリセプタクルとから
なる基板用コネクタにおいて、前記プラグの取り付け面
は面対称になるように2面設けられていることを特徴と
する基板用コネクタである。
載の基板用コネクタを用いた電気接続箱であって、前記
基板用コネクタのプラグが組付けられたプリント基板が
面対称に配置されて収容されていることを特徴とするも
のである。
は、プリント基板への取り付け面が面対称になるように
2面設けられている。そのため、2枚のプリント基板の
それぞれに端子の直角曲げ方向を逆にした前記プラグを
異なる取り付け面で取り付けると、2枚のプリント基板
を面対称に配置し、前記2個のプラグを1個のリセプタ
クルに接続させることができる。したがって、プラグの
端子の配列が中心対称でない場合でも、従来のように2
面の金型で作製した2種類の絶縁体を用いることなく、
一面の金型で作製した絶縁体を用いたプラグで、2枚の
プリント基板を面対称に配置することができる。
項1記載の基板用コネクタを電気接続箱内に収容された
プリント基板に取り付けると、プリント基板を小型化
し、その回路導体と接続するプラグの端子配列が中心対
称でなくとも、同じ絶縁体を用いたプラグを使用して面
対称にプリント基板を配置することができるので、電気
接続箱の製作コストが低減する。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる基
板用コネクタのプラグの一実施形態を示す斜視図であ
る。本実施形態が従来例と異なる特徴的なことは、プラ
グ11a、11bの絶縁体13が面対称の取り付け面1
3a、13bを有し、2種類のプラグ11a、11bの
絶縁体13を1面の絶縁体成形金型で製作できることで
あり、金型製作費用が低減することである。
の絶縁体13に直角型の端子12aを22本×2列、4
4本埋め込み、固定したものである。22本の端子12
aの配列は、4、5、5、4、4本の4群に分かれ、中
心に対して非対称になっている。また、絶縁体13に
は、プリント基板への取り付け面13a、13bが面対
称に設けられている。取り付け面13a、13bには、
両端近傍と中央部近傍の3か所に取り付け穴14が設け
られている。そして、端子12aは取り付け面13aの
方向に直角に曲げられている。また、プラグ11bは、
直角型の端子12bが絶縁体13の取り付け面13b側
に直角に曲げられている点を除いては、プラグ11aと
同一形状をなしている。
15をプリント基板1aを通して取り付け面13a側の
取り付け穴14にねじ込み、プリント基板1aに取り付
けられている。同様に、プラグ11bは取り付け面13
b側の取り付け穴14にネジをねじ込み、プリント基板
1bに取り付けられている。このようにプラグ11a、
11bを取り付けたプリント基板1a、1bは、図1に
示すように、プラグ11a、11bを内側にして、平行
に、かつ面対称に配置すると、プラグ11a、11bの
端子12a、12bの配列も面対称になっている。した
がって、このように配置されたプラグ11a、11b
は、一個のリセプタクルに容易に接続させることができ
る。
aを収容した電気接続箱の分解斜視図である。図3にお
いて、21はカバー、22はケースである。この電気接
続箱は、プラグ11aを取り付けた前記プリント基板1
aと、プラグ11bを取り付けた前記プリント基板1b
(図示されず)を面対称に配置して、ケース22内に収
容したものである。この場合、プリント基板1a、1b
を小型化して、プリント基板1a、1bの回路導体のプ
ラグ11a、11bとの接続部の配置が中心対称でなく
とも、1面の絶縁体成形金型で製作したプラグ11a、
11bを用いることができ、金型製作費を低減すること
ができる。
明によれば、プラグの端子の配列が中心対称でない場合
でも、従来のように2面の金型で作製した2種類の絶縁
体を用いることなく、一面の金型で作製した絶縁体を用
いたプラグで、2枚のプリント基板を面対称に配置する
ことができ、金型費が低減するという優れた効果があ
る。また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載
の基板用コネクタを用いることにより、小型の電気接続
箱の製作費を低減することができるという優れた効果が
ある。
形態の斜視図である。
断面図である。
気接続箱の分解斜視図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 直角型の複数の端子が絶縁体に固定さ
れ、該絶縁体にはプリント基板への取り付け穴を有する
取り付け面が設けられたプラグと、前記プラグに接続す
るリセプタクルとからなる基板用コネクタにおいて、前
記プラグの取り付け面は面対称になるように2面設けら
れていることを特徴とする基板用コネクタ。 - 【請求項2】 前記基板用コネクタのプラグが組付けら
れたプリント基板が面対称に配置されて収容されている
ことを特徴とする請求項1記載の基板用コネクタを用い
た電気接続箱。
Priority Applications (1)
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JP2000247571A JP4176946B2 (ja) | 2000-08-17 | 2000-08-17 | 基板用コネクタおよび該基板用コネクタを用いた電気接続箱 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011102468A1 (ja) * | 2010-02-19 | 2011-08-25 | 古河電気工業株式会社 | 車載電気接続箱、及びこれに用いられる回路材、回路ユニット |
WO2011162171A1 (ja) * | 2010-06-21 | 2011-12-29 | 矢崎総業株式会社 | 配電基板構造 |
JP2012005312A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Yazaki Corp | 配電基板の部品搭載構造 |
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WO2011162171A1 (ja) * | 2010-06-21 | 2011-12-29 | 矢崎総業株式会社 | 配電基板構造 |
JP2012005312A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Yazaki Corp | 配電基板の部品搭載構造 |
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