JPH11332059A - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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- JPH11332059A JPH11332059A JP10136297A JP13629798A JPH11332059A JP H11332059 A JPH11332059 A JP H11332059A JP 10136297 A JP10136297 A JP 10136297A JP 13629798 A JP13629798 A JP 13629798A JP H11332059 A JPH11332059 A JP H11332059A
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- bus bars
- connector
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- insulating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気接続箱に積層配置するバスバーの間の絶
縁板を減少する。 【解決手段】 ロアケース１０とアッパケース１１とで
組み立てるケース内部に収容する内部回路として、ＦＰ
Ｃ２０と、バスバー１３、１４…を用い、バスバーの間
に絶縁材としてＦＰＣを介在させている。
縁板を減少する。 【解決手段】 ロアケース１０とアッパケース１１とで
組み立てるケース内部に収容する内部回路として、ＦＰ
Ｃ２０と、バスバー１３、１４…を用い、バスバーの間
に絶縁材としてＦＰＣを介在させている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明の、自動車用のジャン
クションボックス等の電気接続箱に関し、特に、電気接
続箱内にバスバーを積層配置する場合にバスバー間に介
在させる絶縁板の枚数を低減あるいは不要として、電気
接続箱の小型化、軽量化を図るものである。
クションボックス等の電気接続箱に関し、特に、電気接
続箱内にバスバーを積層配置する場合にバスバー間に介
在させる絶縁板の枚数を低減あるいは不要として、電気
接続箱の小型化、軽量化を図るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ジャンクションボックス等の電気
接続箱の内部回路は、主として、導電性金属板を打抜加
工して形成したバスバーで構成し、該バスバーを絶縁板
を挟んで積層配置している。
接続箱の内部回路は、主として、導電性金属板を打抜加
工して形成したバスバーで構成し、該バスバーを絶縁板
を挟んで積層配置している。
【０００３】即ち、図１０に示すように、ロアケース１
とアッパケース２とで組み立てる電気接続箱内に５枚の
バスバー３Ａ〜３Ｅを収容する場合、ロアケース１の底
壁１ａの上面に最下層のバスバー３Ａを配置し、該バス
バー３Ａの上方に順次、絶縁板４Ａ、バスバー３Ｂ、絶
縁板４Ｂ、バスバー３Ｃ、絶縁板４Ｃ、バスバー３Ｄ、
絶縁板４Ｄ、バスバー３Ｅと積層配置している。このよ
うに、バスバーの間には絶縁板を介在させることにより
絶縁を図っており、よって、バスバーの積層枚数より１
枚少ない個数の絶縁板が必要で、バスバーが５枚の場合
は絶縁板は４枚必要となっている。
とアッパケース２とで組み立てる電気接続箱内に５枚の
バスバー３Ａ〜３Ｅを収容する場合、ロアケース１の底
壁１ａの上面に最下層のバスバー３Ａを配置し、該バス
バー３Ａの上方に順次、絶縁板４Ａ、バスバー３Ｂ、絶
縁板４Ｂ、バスバー３Ｃ、絶縁板４Ｃ、バスバー３Ｄ、
絶縁板４Ｄ、バスバー３Ｅと積層配置している。このよ
うに、バスバーの間には絶縁板を介在させることにより
絶縁を図っており、よって、バスバーの積層枚数より１
枚少ない個数の絶縁板が必要で、バスバーが５枚の場合
は絶縁板は４枚必要となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、電気接続
箱内に内部回路を高密度で配置するために、バスバーを
多層化すると、それに伴い絶縁板も多数枚必要となり、
電気接続箱の重量が増加すると共に、大型化する問題が
あった。さらに、近時、自動車を廃車した場合に、部品
のリサイクル化が要請されているが、絶縁板は回収して
もリサイクルは不可能であり、よって、絶縁板の使用枚
数を低減することは、廃棄物の減少の点からも求められ
ている。
箱内に内部回路を高密度で配置するために、バスバーを
多層化すると、それに伴い絶縁板も多数枚必要となり、
電気接続箱の重量が増加すると共に、大型化する問題が
あった。さらに、近時、自動車を廃車した場合に、部品
のリサイクル化が要請されているが、絶縁板は回収して
もリサイクルは不可能であり、よって、絶縁板の使用枚
数を低減することは、廃棄物の減少の点からも求められ
ている。
【０００５】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、バスバーを積層配置する場合に、バスバーの間に
介在させる絶縁板の枚数を低減あるいは不要とすること
を課題としている。
ので、バスバーを積層配置する場合に、バスバーの間に
介在させる絶縁板の枚数を低減あるいは不要とすること
を課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項１で、ロアケースとアッパケース
とで組み立てるケース内部に収容する内部回路として、
導電材の両面を絶縁フィルムで被覆したＦＰＣ（フレキ
シブル・プリテッド・サーキット）とバスバーを用い、
積層配置する上記バスバーの間に介在させる絶縁材とし
て上記ＦＰＣを用いていることを特徴とする電気接続箱
を提供している。
め、本発明は、請求項１で、ロアケースとアッパケース
とで組み立てるケース内部に収容する内部回路として、
導電材の両面を絶縁フィルムで被覆したＦＰＣ（フレキ
シブル・プリテッド・サーキット）とバスバーを用い、
積層配置する上記バスバーの間に介在させる絶縁材とし
て上記ＦＰＣを用いていることを特徴とする電気接続箱
を提供している。
【０００７】具体的には、電気接続箱の内部回路を３層
構造とし、１層目はロアケースに固定した下方バスバー
とし、その上に２層目の内部回路を構成するＦＰＣを配
置し、３層目はをアッパケースに固定した上方バスバー
としている。
構造とし、１層目はロアケースに固定した下方バスバー
とし、その上に２層目の内部回路を構成するＦＰＣを配
置し、３層目はをアッパケースに固定した上方バスバー
としている。
【０００８】上記構成のように、バスバーの間に絶縁板
を介在させる代わりにＦＰＣを介在させると、ＦＰＣは
絶縁フィルムで被覆しているため、絶縁板としての機能
を持たせることができる。よって、絶縁板を不要にでき
ると共に、絶縁板の設置部分に内部回路として機能させ
るＦＰＣを配置することにより、バスバーの個数を低減
することもできる。
を介在させる代わりにＦＰＣを介在させると、ＦＰＣは
絶縁フィルムで被覆しているため、絶縁板としての機能
を持たせることができる。よって、絶縁板を不要にでき
ると共に、絶縁板の設置部分に内部回路として機能させ
るＦＰＣを配置することにより、バスバーの個数を低減
することもできる。
【０００９】このように、絶縁板を不要とできることに
より、コストの低下、重量の低減が図れると共に、不要
樹脂の発生率を低減してリサイクル性を向上させること
が出来る。さらに、絶縁板が占有していたスペースをＦ
ＰＣに変えることにより電気接続箱の小型化を図ること
ができ、また、ケースの大きさを変えない場合には収容
する回路数を増加して高密度化を図ることができる。
より、コストの低下、重量の低減が図れると共に、不要
樹脂の発生率を低減してリサイクル性を向上させること
が出来る。さらに、絶縁板が占有していたスペースをＦ
ＰＣに変えることにより電気接続箱の小型化を図ること
ができ、また、ケースの大きさを変えない場合には収容
する回路数を増加して高密度化を図ることができる。
【００１０】上記ＦＰＣの配置位置の一部あるいはＦＰ
Ｃを介在させていないバスバーの間に圧接端子と接続す
る電線を配置し、ＦＰＣと共に電線をバスバーの間に介
在させる絶縁材として用いてもよい。即ち、圧接端子と
接続する電線も芯線の外周を絶縁被覆で囲繞しているた
め、バスバーの間に介在させると絶縁材として機能させ
ることができる。このように、電気接続箱の内部回路を
バスバー、ＦＰＣ、圧接端子と電線との３種類で構成す
ると、高密度に内部回路を設けることが出来ると共に、
回路変更を容易とすることができる。
Ｃを介在させていないバスバーの間に圧接端子と接続す
る電線を配置し、ＦＰＣと共に電線をバスバーの間に介
在させる絶縁材として用いてもよい。即ち、圧接端子と
接続する電線も芯線の外周を絶縁被覆で囲繞しているた
め、バスバーの間に介在させると絶縁材として機能させ
ることができる。このように、電気接続箱の内部回路を
バスバー、ＦＰＣ、圧接端子と電線との３種類で構成す
ると、高密度に内部回路を設けることが出来ると共に、
回路変更を容易とすることができる。
【００１１】さらに、本発明は、請求項３で、ロアケー
スとアッパケースとで組み立てるケース内部に収容する
内部回路として、導電材の両面を絶縁フィルムで被覆し
たＦＰＣ（フレキシブル・プリテッド・サーキット）
と、絶縁板の両面に固定したバスバーの積層体を複数組
用い、上記複数組のバスバーの積層体を上記ＦＰＣを介
在させて積層し、積層体同士の対向するバスバーをＦＰ
Ｃで絶縁していることを特徴とする電気接続箱を提供し
ている。
スとアッパケースとで組み立てるケース内部に収容する
内部回路として、導電材の両面を絶縁フィルムで被覆し
たＦＰＣ（フレキシブル・プリテッド・サーキット）
と、絶縁板の両面に固定したバスバーの積層体を複数組
用い、上記複数組のバスバーの積層体を上記ＦＰＣを介
在させて積層し、積層体同士の対向するバスバーをＦＰ
Ｃで絶縁していることを特徴とする電気接続箱を提供し
ている。
【００１２】上記構成では、従来と同様に絶縁板をバス
バーの間に介在させているが、絶縁板の両面にバスバー
を予め固定した積層体として組みつけておき、これら積
層体の対向するバスバーの間には絶縁板に代えてＦＰＣ
を介在させているため、従来と同じ層数とすると、内部
回路となる層数を１つ増加することができ、高密度で内
部回路を収容することができる。
バーの間に介在させているが、絶縁板の両面にバスバー
を予め固定した積層体として組みつけておき、これら積
層体の対向するバスバーの間には絶縁板に代えてＦＰＣ
を介在させているため、従来と同じ層数とすると、内部
回路となる層数を１つ増加することができ、高密度で内
部回路を収容することができる。
【００１３】上記ＦＰＣの周縁から外部端子と接続する
突出片を延在させる一方、ロアケースあるいは／および
アッパケースの周縁にＦＰＣ用コネクタ部を設け、上記
ＦＰＣの突出片をロアケース側あるいは／およびアッパ
ケース側の上下方向に折り曲げた後に水平方向に屈曲さ
せ、導電材を露出させたＦＰＣの先端部を上記ＦＰＣ用
コネクタに収容し、ＦＰＣ用コネクタに嵌合するコネク
タとＦＰＣの導電材とを電気接続している。該構成とす
ると、ケース内部のＦＰＣを上下のバスバーと絶縁板と
の積層体と干渉せずに、外部回路を簡単に接続できる。
なお、ＦＰＣの外部回路との接続形態は上記形態に限定
されず、ＦＰＣの導電材にタブを溶接して突出させ、該
タブを上下のバスバー（および絶縁板）の空隙部を通し
てロアケースあるいは／およびアッパケースのコネクタ
収容部に突出させてもよい。
突出片を延在させる一方、ロアケースあるいは／および
アッパケースの周縁にＦＰＣ用コネクタ部を設け、上記
ＦＰＣの突出片をロアケース側あるいは／およびアッパ
ケース側の上下方向に折り曲げた後に水平方向に屈曲さ
せ、導電材を露出させたＦＰＣの先端部を上記ＦＰＣ用
コネクタに収容し、ＦＰＣ用コネクタに嵌合するコネク
タとＦＰＣの導電材とを電気接続している。該構成とす
ると、ケース内部のＦＰＣを上下のバスバーと絶縁板と
の積層体と干渉せずに、外部回路を簡単に接続できる。
なお、ＦＰＣの外部回路との接続形態は上記形態に限定
されず、ＦＰＣの導電材にタブを溶接して突出させ、該
タブを上下のバスバー（および絶縁板）の空隙部を通し
てロアケースあるいは／およびアッパケースのコネクタ
収容部に突出させてもよい。
【００１４】上記ＦＰＣで信号系統回路および／あるい
は低電流系回路を形成し、バスバーで電源回路を形成す
ることが好ましい。
は低電流系回路を形成し、バスバーで電源回路を形成す
ることが好ましい。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照し説明する。
参照し説明する。
【００１６】図１乃至図５は第１実施形態を示し、電気
接続箱のロアケース１０とアッパケース１１とを組みつ
けて形成するケース内部に、絶縁板１２の両面にバスバ
ー１３、１４を固定した第１組の積層体１５と、同様な
構成の絶縁板１６の両面にバスバー１７と１８を固定し
た第２組の積層体１９とをＦＰＣ２０を挟んで上下に積
層配置している。
接続箱のロアケース１０とアッパケース１１とを組みつ
けて形成するケース内部に、絶縁板１２の両面にバスバ
ー１３、１４を固定した第１組の積層体１５と、同様な
構成の絶縁板１６の両面にバスバー１７と１８を固定し
た第２組の積層体１９とをＦＰＣ２０を挟んで上下に積
層配置している。
【００１７】上記ＦＰＣ（フレキシブル・プリンテッド
・サーキット）２０は銅箔からなる導電材２０ａの両面
を絶縁樹脂フィルム２０ｂ、２０ｃでカバーした構成
で、よって、対向する第１組の積層体１５のバスバー１
４と第２組の積層体１９のバスバー１７との間に介在さ
せると、バスバー１４と１７との絶縁を図ることができ
る。
・サーキット）２０は銅箔からなる導電材２０ａの両面
を絶縁樹脂フィルム２０ｂ、２０ｃでカバーした構成
で、よって、対向する第１組の積層体１５のバスバー１
４と第２組の積層体１９のバスバー１７との間に介在さ
せると、バスバー１４と１７との絶縁を図ることができ
る。
【００１８】上記第１組および第２組の積層体１５、１
９は、夫々、図２に示すように、絶縁板１２、１６の両
面にバスバーを配置し、絶縁板１２、１６の両面から突
設した固定軸１２ａ、１６ａをバスバー１３と１４、１
７と１８に穿設した取付孔１３ａ〜１８ａに挿入後、固
定軸１２ａ、１６ａの先端を潰して固定頭部１２ｂ、１
６ｂを形成してバスバーを固定している。これらバスバ
ーには従来と同様に屈折してタブ１３ｂ〜１８ｂを形成
し、ロアケース１０、アッパーケース１１に設けたコネ
クタ、ヒューズあるいは／およびリレー嵌合部２５に上
記タブあるいは、該タブに接続した中継端子２１を延在
させ、外部回路、ヒューズ、リレーと接続させるように
している。其の際、上記ＦＰＣ２０を通過させる必要が
ある場合は、ＦＰＣ２０に貫通孔を設けて、銅箔と接触
させることなくＦＰＣ２０の貫通孔にタブ、あるいは中
継端子を貫通させている。
９は、夫々、図２に示すように、絶縁板１２、１６の両
面にバスバーを配置し、絶縁板１２、１６の両面から突
設した固定軸１２ａ、１６ａをバスバー１３と１４、１
７と１８に穿設した取付孔１３ａ〜１８ａに挿入後、固
定軸１２ａ、１６ａの先端を潰して固定頭部１２ｂ、１
６ｂを形成してバスバーを固定している。これらバスバ
ーには従来と同様に屈折してタブ１３ｂ〜１８ｂを形成
し、ロアケース１０、アッパーケース１１に設けたコネ
クタ、ヒューズあるいは／およびリレー嵌合部２５に上
記タブあるいは、該タブに接続した中継端子２１を延在
させ、外部回路、ヒューズ、リレーと接続させるように
している。其の際、上記ＦＰＣ２０を通過させる必要が
ある場合は、ＦＰＣ２０に貫通孔を設けて、銅箔と接触
させることなくＦＰＣ２０の貫通孔にタブ、あるいは中
継端子を貫通させている。
【００１９】上記４層のバスバー１３、１４、１７、１
８で主として大電流および中電流の電源回路を構成し、
ＦＰＣ２０で信号回路および低電流回路を構成してい
る。
８で主として大電流および中電流の電源回路を構成し、
ＦＰＣ２０で信号回路および低電流回路を構成してい
る。
【００２０】上記ＦＰＣ２０と外部回路との接続は、Ｆ
ＰＣ２０の周縁から所要位置から所要回路の導電材を内
蔵した部分の長方形状の突出片２０ｄを延在させてい
る。該突出片２０ｄの先端部は一方の絶縁フィルム２０
ｂを除いて、導電材２０ａを露出させている。
ＰＣ２０の周縁から所要位置から所要回路の導電材を内
蔵した部分の長方形状の突出片２０ｄを延在させてい
る。該突出片２０ｄの先端部は一方の絶縁フィルム２０
ｂを除いて、導電材２０ａを露出させている。
【００２１】上記ＦＰＣの突出片２０ｄと外部回路とを
接続するためのＦＰＣ用コネクタ部２１を本実施形態で
はロアケース１０の周縁部に形成している。なお、アッ
パーケースにもＦＰＣ用コネクタを設けても良いことは
言うまでもない。
接続するためのＦＰＣ用コネクタ部２１を本実施形態で
はロアケース１０の周縁部に形成している。なお、アッ
パーケースにもＦＰＣ用コネクタを設けても良いことは
言うまでもない。
【００２２】上記ＦＰＣ用コネクタ部２１は図４（Ａ）
（Ｂ）に示す構成で、ＦＰＣ２０の突出片２０ｄを挿入
する開口２１ａをケース外周縁部に沿って設けており、
該開口２１ａと対向して外部電線と接続したコネクタ３
０の挿入開口２１ｂを設けている。開口２１ａにＦＰＣ
突出片２０ｄの先端を屈折して、コネクタ部底面２１ｃ
に沿って配置し、該底面２１ｃに設けた係止部（図示せ
ず）により突出片２０ｄに固定するようにしている。上
記コネクタ３０の開口２１ｂより挿入する電線３１に圧
着接続した端子３２は、その電気接触部３２ａに折り返
しバネ部３２ｂを備え、ＦＰＣ突出片２０ｄに露出した
導電材２０ａに接触して電気接続するようにしている。
（Ｂ）に示す構成で、ＦＰＣ２０の突出片２０ｄを挿入
する開口２１ａをケース外周縁部に沿って設けており、
該開口２１ａと対向して外部電線と接続したコネクタ３
０の挿入開口２１ｂを設けている。開口２１ａにＦＰＣ
突出片２０ｄの先端を屈折して、コネクタ部底面２１ｃ
に沿って配置し、該底面２１ｃに設けた係止部（図示せ
ず）により突出片２０ｄに固定するようにしている。上
記コネクタ３０の開口２１ｂより挿入する電線３１に圧
着接続した端子３２は、その電気接触部３２ａに折り返
しバネ部３２ｂを備え、ＦＰＣ突出片２０ｄに露出した
導電材２０ａに接触して電気接続するようにしている。
【００２３】電気接続箱の組み立ては、図５に示すよう
に、ロアケース１０とアッパーケース１１とを逆転し、
アッパーケース１１の内面に第１の積層体１５を載置
し、その上にＦＰＣ２０を載置し、該ＦＰＣ２０の上面
に第２の積層体１９を載置する。ついで、ロアケース１
０を被せ、ＦＰＣ２０の突出片２０ｄを上向きに立ち上
げて、その先端側を更に水平に屈折させ、ロアケース１
０のＦＰＣ用コネクタ部２１に挿入する。該ＦＰＣ用コ
ネクタ部２１にコネクタ３０を挿入することにより、Ｆ
ＰＣ２０を外部回路と接続する。
に、ロアケース１０とアッパーケース１１とを逆転し、
アッパーケース１１の内面に第１の積層体１５を載置
し、その上にＦＰＣ２０を載置し、該ＦＰＣ２０の上面
に第２の積層体１９を載置する。ついで、ロアケース１
０を被せ、ＦＰＣ２０の突出片２０ｄを上向きに立ち上
げて、その先端側を更に水平に屈折させ、ロアケース１
０のＦＰＣ用コネクタ部２１に挿入する。該ＦＰＣ用コ
ネクタ部２１にコネクタ３０を挿入することにより、Ｆ
ＰＣ２０を外部回路と接続する。
【００２４】上記第１の積層体１５の両面に固定されて
いるバスバー１３、１４および第２の積層体１９の両面
に固定されているバスバー１７、１８に設けたタブを中
継端子２５を介して、あるいは中継端子を介さずに、ロ
アケース１０およびアッパーケース１１に設けたコネク
タ挿入部、ヒューズ挿入部、リレー嵌合部に位置させ、
夫々外部接続コネクタ、ヒューズ、リレーと接続させて
いる。
いるバスバー１３、１４および第２の積層体１９の両面
に固定されているバスバー１７、１８に設けたタブを中
継端子２５を介して、あるいは中継端子を介さずに、ロ
アケース１０およびアッパーケース１１に設けたコネク
タ挿入部、ヒューズ挿入部、リレー嵌合部に位置させ、
夫々外部接続コネクタ、ヒューズ、リレーと接続させて
いる。
【００２５】このように、ロアケース１０とアッパーケ
ース１１との内部には、ＦＰＣ２０を絶縁板として利用
しているため、絶縁板の数を減少できると共に内部回路
の層を増加させることができ、高密度に内部回路を配置
することができる。
ース１１との内部には、ＦＰＣ２０を絶縁板として利用
しているため、絶縁板の数を減少できると共に内部回路
の層を増加させることができ、高密度に内部回路を配置
することができる。
【００２６】なお、上記第１実施形態では、絶縁板の両
面にバスバーを固定した積層体を２組と、１枚のＦＰＣ
を組み合わせているが、積層体を３組とし、２枚のＦＰ
Ｃを組あわてもよく、この場合には、バスバーが６層、
ＦＰＣが２層で８層の内部回路を３枚の絶縁板を用いる
だけで電気接続箱のケース内部に収容することができ
る。
面にバスバーを固定した積層体を２組と、１枚のＦＰＣ
を組み合わせているが、積層体を３組とし、２枚のＦＰ
Ｃを組あわてもよく、この場合には、バスバーが６層、
ＦＰＣが２層で８層の内部回路を３枚の絶縁板を用いる
だけで電気接続箱のケース内部に収容することができ
る。
【００２７】図６は第２実施形態を示し、２枚のバスバ
ー１３、１４と１枚のＦＰＣ２０とより３層の内部回路
を設け、絶縁板は無しとしている。なお、３層に限定さ
れず、バスバーとＦＰＣとを絶縁板を介さずに順次積層
して、絶縁板なしに３層以上の内部回路を設けても良い
ことは言うまでもない。
ー１３、１４と１枚のＦＰＣ２０とより３層の内部回路
を設け、絶縁板は無しとしている。なお、３層に限定さ
れず、バスバーとＦＰＣとを絶縁板を介さずに順次積層
して、絶縁板なしに３層以上の内部回路を設けても良い
ことは言うまでもない。
【００２８】このように、両面に絶縁樹脂フィルムを備
えたＦＰＣは絶縁材として利用できるため、従来の絶縁
板を無くしてＦＰＣに置き換えることにより、絶縁板の
枚数の削減が可能となり、それだけ電気接続箱の小型化
および軽量化、組み付け手数の削減、コストの低下を図
ることができる。
えたＦＰＣは絶縁材として利用できるため、従来の絶縁
板を無くしてＦＰＣに置き換えることにより、絶縁板の
枚数の削減が可能となり、それだけ電気接続箱の小型化
および軽量化、組み付け手数の削減、コストの低下を図
ることができる。
【００２９】図７および図８は第３実施形態を示し、Ｆ
ＰＣ以外に、電線（単芯線）と圧接端子との組み合わせ
からなる内部回路をバスバーの間の絶縁板として利用し
ている。即ち、ロアケース１０とアッパーケース１１と
の間に、バスバー１３、電線４０の層、バスバー１４、
ＦＰＣ２０、バスバー１７を順次積層配置し、バスバー
層が３層、ＦＰＣ層が１層、電線層が１層の合計５層の
内部回路を絶縁板を用いずに積層配置している。上記電
線４０に圧接端子４１を圧接接続し、該圧接端子４１を
中継端子を介して（あるいは中継端子を介さずに）、ロ
アケースあるいは／およびアッパーケースに設けたコネ
クタ嵌合部に嵌合する外部電線接続コネクタと接続して
いる。
ＰＣ以外に、電線（単芯線）と圧接端子との組み合わせ
からなる内部回路をバスバーの間の絶縁板として利用し
ている。即ち、ロアケース１０とアッパーケース１１と
の間に、バスバー１３、電線４０の層、バスバー１４、
ＦＰＣ２０、バスバー１７を順次積層配置し、バスバー
層が３層、ＦＰＣ層が１層、電線層が１層の合計５層の
内部回路を絶縁板を用いずに積層配置している。上記電
線４０に圧接端子４１を圧接接続し、該圧接端子４１を
中継端子を介して（あるいは中継端子を介さずに）、ロ
アケースあるいは／およびアッパーケースに設けたコネ
クタ嵌合部に嵌合する外部電線接続コネクタと接続して
いる。
【００３０】図９は第４実施形態を示し、バスバー１３
と１４との間を絶縁層に、ＦＰＣ２０と電線４０との両
方を配置している。
と１４との間を絶縁層に、ＦＰＣ２０と電線４０との両
方を配置している。
【００３１】上記第３および第４実施形態のように、芯
線を絶縁樹脂で被覆した電線４０もバスバーの間に介在
させると絶縁材として用いることができ、ＦＰＣと電線
とバスバーとの３種類の内部回路を絶縁板を用いずに効
率よく配置することができる。その結果、電流量の大き
さに応じて回路の種類を使いわけることができる。
線を絶縁樹脂で被覆した電線４０もバスバーの間に介在
させると絶縁材として用いることができ、ＦＰＣと電線
とバスバーとの３種類の内部回路を絶縁板を用いずに効
率よく配置することができる。その結果、電流量の大き
さに応じて回路の種類を使いわけることができる。
【００３２】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ＦＰＣをバスバーの間に配置して絶縁板の代
わりに用いているため、従来、バスバーの間に介在させ
ていた絶縁板を不要とすることができる。その結果、電
気接続箱の作製時にコスト低下を図ることが出来ると共
に、廃車時にリサイクルできない絶縁板を無くして、絶
縁板の消却に要する手数を省くことができる。
によれば、ＦＰＣをバスバーの間に配置して絶縁板の代
わりに用いているため、従来、バスバーの間に介在させ
ていた絶縁板を不要とすることができる。その結果、電
気接続箱の作製時にコスト低下を図ることが出来ると共
に、廃車時にリサイクルできない絶縁板を無くして、絶
縁板の消却に要する手数を省くことができる。
【００３３】さらに、絶縁板の設置スペースに内部回路
となる電線を配置するため、バスバーの一部をＦＰＣに
置き換えることにより、バスバーの積層枚数を低減でき
る。さらに、従来、多数枚配置していた絶縁板を減少あ
るいは無くすため、電気接続箱の小型化および軽量化を
大幅に図ることができる。
となる電線を配置するため、バスバーの一部をＦＰＣに
置き換えることにより、バスバーの積層枚数を低減でき
る。さらに、従来、多数枚配置していた絶縁板を減少あ
るいは無くすため、電気接続箱の小型化および軽量化を
大幅に図ることができる。
【００３４】さらに、ＦＰＣと共に、圧接端子と圧接接
続する電線をバスバーの間に介在させて絶縁板の代わり
に用いると、電流量に適した内部回路を選択して用いる
ことができ、かつ、回路変更、回路追加等も容易にでき
る利点を有するものである。
続する電線をバスバーの間に介在させて絶縁板の代わり
に用いると、電流量に適した内部回路を選択して用いる
ことができ、かつ、回路変更、回路追加等も容易にでき
る利点を有するものである。
【図１】 本発明の第１実施形態の概略断面図である。
【図２】 バスバーと絶縁板の積層体を示す断面図であ
る。
る。
【図３】 ＦＰＣを示す斜視図である。
【図４】 ＦＰＣ用コネクタ部と、該コネクタ部に嵌合
する外部電線接続コネクタとを示す断面図である。
する外部電線接続コネクタとを示す断面図である。
【図５】 第１実施形態の組み立て状態を示す分解斜視
図である。
図である。
【図６】 第２実施形態の概略断面図である。
【図７】 第３実施形態の概略断面図である。
【図８】 電線と圧接端子との接続状態を示す図面であ
る。
る。
【図９】 第４実施形態の概略断面図である。
【図１０】 従来例の概略断面図である。
【符号の説明】 １０ ロアケース １１ アッパケース １２、１６ 絶縁板 １３、１４、１７、１８ バスバー １５、１９ 積層体 ２０ ＦＰＣ ２０ｄ 突出片 ２１ ＦＰＣ用コネクタ ３０ 外部電線と接続したコネクタ ４０ 電線 ４１ 圧接端子
Claims (5)
- 【請求項１】 ロアケースとアッパケースとで組み立て
るケース内部に収容する内部回路として、導電材の両面
を絶縁フィルムで被覆したＦＰＣ（フレキシブル・プリ
テッド・サーキット）とバスバーを用い、 積層配置する上記バスバーの間に介在させる絶縁材とし
て上記ＦＰＣを用いていることを特徴とする電気接続
箱。 - 【請求項２】 上記ＦＰＣの配置位置の一部あるいはＦ
ＰＣを介在させていないバスバーの間に圧接端子と接続
する電線を配置し、ＦＰＣと共に電線をバスバーの間に
介在させる絶縁材として用いている請求項１に記載の電
気接続箱。 - 【請求項３】 ロアケースとアッパケースとで組み立て
るケース内部に収容する内部回路として、導電材の両面
を絶縁フィルムで被覆したＦＰＣ（フレキシブル・プリ
テッド・サーキット）と、絶縁板の両面に固定したバス
バーの積層体を複数組用い、 上記複数組のバスバーの積層体を上記ＦＰＣを介在させ
て積層し、積層体同士の対向するバスバーをＦＰＣで絶
縁していることを特徴とする電気接続箱。 - 【請求項４】 上記ＦＰＣの周縁から外部端子と接続す
る突出片を延在させる一方、ロアケースあるいは／およ
びアッパケースの周縁にＦＰＣ用コネクタ部を設け、上
記ＦＰＣの突出片をロアケース側あるいは／およびアッ
パケース側の上下方向に折り曲げた後に水平方向に屈曲
させ、導電材を露出させたＦＰＣの先端部を上記ＦＰＣ
用コネクタに収容し、該ＦＰＣ用コネクタに嵌合するコ
ネクタとＦＰＣの導電材とを電気接続している請求項１
乃至請求項３のいずれか１項に記載の電気接続箱。 - 【請求項５】 上記ＦＰＣで信号系統回路および／ある
いは低電流系回路を形成している請求項１乃至請求項４
のいずれか１項に記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10136297A JPH11332059A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10136297A JPH11332059A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電気接続箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11332059A true JPH11332059A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15171896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10136297A Withdrawn JPH11332059A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11332059A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006134690A1 (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-21 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | 電気接続箱 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP10136297A patent/JPH11332059A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006134690A1 (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-21 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | 電気接続箱 |
| EP1895633A1 (en) * | 2005-06-13 | 2008-03-05 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electric junction box |
| US7682183B2 (en) | 2005-06-13 | 2010-03-23 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electric junction box |
| EP1895633A4 (en) * | 2005-06-13 | 2012-01-18 | Sumitomo Wiring Systems | ELECTRICAL CONNECTION BOX |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |