JPH0454160A - テトラサイクリン誘導体 - Google Patents

テトラサイクリン誘導体

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JPH0454160A
JPH0454160A JP2164995A JP16499590A JPH0454160A JP H0454160 A JPH0454160 A JP H0454160A JP 2164995 A JP2164995 A JP 2164995A JP 16499590 A JP16499590 A JP 16499590A JP H0454160 A JPH0454160 A JP H0454160A
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JP
Japan
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acid
dmat
compound
aromatic
inflammatory
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JP2164995A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kawai
勉 河合
Nobuyuki Bando
坂東 信行
Takashi Hamazaki
高史 濱崎
Michiya Shimamura
三智也 嶋村
Goro Kobayashi
悟朗 小林
Tetsuo Takigawa
滝川 哲夫
Masafumi Okada
雅文 岡田
Masaaki Takami
高見 正明
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の1 本発明は、コラゲナーゼ阻害活性を有する非抗菌性テト
ラサイクリンと抗炎症性化合物とが結合してなる化合物
(以下、これをテトラサイクリン誘導体と称することが
ある)に関する。
本発明により提供されるテトラサイクリン誘導体は、結
合組織の構成成分の1つであるコラーゲンの破壊によっ
て特徴づけられ、しかも炎症を伴う各種の疾患、例えば
、関節リウマチ、変形性関節炎、Re1ter症候群お
よびLyme病などの感染が主原因とされる関節疾患、
ならびに歯周病、角膜潰瘍、皮膚潰瘍、表皮水泡症等の
治療に有効である従」Lの」[術 組織障害と炎症を特徴とする疾患は多様であるが、例え
ば関節リウマチおよび変形性関節炎に代表される関節疾
患の治療には痛みと炎症の抑制を目的とした抗炎症性化
合物、特に非ステロイド性抗炎症化合物を使用すること
が多い。この作用メカニズムはアラキドン酸のシクロオ
キシゲナーゼ代謝を阻害することによるプロスタグラン
デイン類の合成阻害であり、このため非ステロイド性抗
炎症化合物は直接の鎮痛抗炎症作用を有するとされてい
る。また、関節疾患の病態の進展を抑制する目的で免疫
調節剤が使用されている。さらに病状が進展した場合に
は副腎皮質ステロイドホルモン、合剤、免疫抑制剤等が
使用されている。しかし、副腎皮質ステロイドホルモン
以外の薬剤は効果が弱く、一方、副腎皮質ステロイドホ
ルモンは長期に使用すると骨粗髭症が惹起されるという
問題点がある。
近年、これらの既存の薬剤とは異なった作用メカニズム
を有する関節疾患治療剤の開発が希求され、関節組織の
破壊抑制剤について多くの研究がなされてきた。このな
かで、特に結合組織の破壊にコラゲナーゼなどのマトリ
ックスメタロプロテアーゼが重要な役割を担っているこ
とが明らかにされてきた[Drugs Fut、、15
,495(1990)参照]。
テトラサイクリン、ミノサイクリン、ドキシサイクリン
などのテトラサイクリン系抗生物質の塩酸塩(以下、こ
れをテトラサイクリン類と称することがある)は抗菌ス
ペクトルの広い抗生物質として汎用されているが、抗菌
作用以外の作用も検討され、1983年にはニューヨー
ク州立大学(米国)の研究者によりミノサイクリンの歯
周病における抗コラゲナーゼ作用が報告された[ J。
Periodontal Res、、18,516(1
983)参照]。それ以後、コラゲーンの破壊を特徴と
する種々の疾患に関する研究の進展と相俟って、テトラ
サイクリン類についてこれら疾患の治療を目的とした臨
床応用の検討がなされてきている。具体的には、歯周病
患者に対する投与例[J、Periodontal R
es、、19゜651(1984); J、 Dent
、 Res、、68(Spec、l5sue)、169
1(1989)参照コ、角膜潰瘍患者に刻する投与例[
Cornea、 31.75(1984); Ann、
 Ophthalmol、、17゜742(1985)
参照] 、 Re1ter症候群患者およびLyme病
患者の関節症に対する投与例[Cl1n、 Exp。
Rheumatol、、 L 100(1989)およ
びAnnual Inter−nal、 Med、、 
99.22 (2983)参照]、関節リウマチ患者に
対する投与例[J、 Rheumatol、、 14.
28(1987)参照]等が挙げられる。さらに199
0年にオランダで行われた関節リウマチ患者10人に対
するミノサイクリンの臨床試験の結果として、投与開始
後4週間目から有効性が認められたことが報告されてい
る[J、 Rheuynatol、、 17.43(1
990)参照]。
一方、テトラサイクリン類のコラゲナーゼ阻害作用に注
目した誘導体合成も検討され、1987年にはニューヨ
ーク州立大学の研究グループによってデジメチルアミノ
テトラサイクリン(以下、DMATと称することがある
)等のテトラサイクリン骨格に化学修飾を施した化合物
は、抗菌活性がなく、抗コラゲナーゼ活性を有するため
、薬剤の長期投与が避けられない関節リウマチ、歯周病
等の疾患の治療に有用であることが報告されている(特
開昭61−243023号公報参照)、また、DMAT
とテトラサイクリン類の比較検討の結果、コラゲナーゼ
阻害活性、コラゲナーゼ産生抑制作用、骨吸収抑制作用
、キレート作用等の抗菌活性以外の活性は両者はとんど
同等であることが明らかにされている[ J、 Den
t、 Res、 、 66、1310(1987); 
J、 Ce1l Biol、、出、 Abstract
s、abstr。
no、、 1223. p216a (1987); 
The 36th AnnualMeeting、 0
rth、 Res、 Soc、、abstract p
268(1990)参照コ、また、ニューヨーク州立大
学のグリーンワルド(R,A、 Greenwald)
らは1990年2月に開催された第36回米国整形外科
学会において、ラットのアジュバント関節炎に対するミ
ノサイクリン、ドキシサイクリンおよびDMATの投与
効果を検討してみた結果として、コラゲナーゼ活性が減
少し、かつ関節の病理所見より組織障害の抑制が認めら
れたけれども、抗炎症効果は認められなかったことを報
告している[The 36th AnnualMeet
ing、0rth、Res、Soc、、abstrac
t p270(1990)参照]。
が  ゛         る プロスタグランデイン類の合成阻害によって鎮痛抗炎症
効果を発現する非ステロイド性抗炎症化合物は関節疾患
の治療に極めて重要であるが、疾患の進行を抑制し治癒
に向かわせる作用は有していない。一方、テトラサイク
リン類およびDMATはコラゲナーゼ阻害作用を有しコ
ラーゲンの分解を抑制することにより関節疾患の進行を
抑制し治癒に向かわせることのできる可能性はあるが、
上述したように、これまでに実施された臨床試験の結果
、およびラットアジュバント関節炎モデルでの動物実験
の結果から判断すれば、テトラサイクリン類およびDM
ATはコラゲナーゼを阻害しコラーゲンの分解を抑制す
ることによる組織破壊の抑制作用を有することは明らか
であるが、抗炎症作用の発現を期待することはできない
また、今日汎用される非ステロイド性抗炎症化合物は副
作用として一般的にプロスタグランディン合成阻害によ
る胃腸障害作用を有する。これまで、非ステロイド性抗
炎症化合物の副作用の低減を目的に多くの研究がなされ
てきている。薬剤のプロドラッグ化はこのための1手法
であり、インドメタシンをはじめとして多くの薬剤に関
してプロドラッグ化の検討が行われてきたが、これらは
いずれも組織破壊に着目したものではなかった。
しかして、本発明の目的は、関節リウマチ、変形性関節
炎等の関節疾患のみならず、歯周病、角膜潰瘍、Re1
ter症候群、Lyme病、表皮水泡症、皮膚潰瘍等の
結合組織を構成するコラーゲンの破壊によって特徴づけ
られ、しかも炎症を伴う各種の疾患の治療に有効な新規
な化合物を提供することにある。
ための 本発明によれば、上記の目的は、コラゲナーゼ阻害活性
を有する非抗菌性テトラサイクリン(以下、これを非抗
菌性テトラサイクリンと略称することがある)と抗炎症
性化合物とが結合してなる化合物を提供することによっ
て達成される。
非抗菌性テトラサイクリンとしては構造式で示されるD
MATをはじめとする一般式[式中、R1は水素原子、
塩素原子、またはN。
N−ジメチルアミノ基を表し、R2およびR4は水素原
子または水酸基を表し、R3は水素原子またはメチル基
を表す] で示されるテトラサイクリン系化合物の4−位のN、N
−ジメチルアミノ基を除去した化合物、構造式 で示される6α−ベンジルチオメチレンテトラサイクリ
ン、構造式 で示される6−フルオロゾジメチルアミノテトラサイク
リン、構造式 で示されるテトラサイクリンのニトリル類似物、構造式 で示されるテトラサイクリンのモノ アルキ ルアミド、構造式 で示される1la−グロロテトラサイクリンを例示する
ことができる。
抗炎症性化合物としては、一般的に汎用されている非ス
テロイド性抗炎症化合物が好ましいが、主に抗リウマチ
剤として使用される免疫、調節作用を有する化合物、そ
の他免疫抑制作用を有する化合物、副腎皮質ステロイド
ホルモンなども用いることができる。これら化合物のう
ち、上記に例示した非抗菌性テトラサイクリンの水酸基
またはカルボニル基に、直接またはリンカ−を介してエ
スチル結合またはアミド結合等により結合させつる置換
基を有するものが好ましい。
非ステロイド性抗炎症化合物としては、例えばジグロロ
フェナック(2−(2,6−シグロロアニリノ)−フェ
ニル酢酸)、ロキソプロフェン(2−[4−[(2−オ
キソサイクロペンチル)メチル]フェニル]プロピオン
酸)、プラノプロフェン(2−(5−H−[1]ベンゾ
ピラノ[2゜3−b]ピリジン−7−イル)プロピオン
酸)、スリンダク((Z)−5−フルオロ−2−メチル
1− [[4−(メチルスルフィニル)フェニルコメチ
レン]−IH〜インデン−3=酢酸)、オキサプロジン
(4,5−ジフェニル−2−オキサゾールプロピオン酸
)、メフェナム酸(N−(2゜3−キシリル)アントラ
ニル酸)、チアプロフェン酸(5−ベンゾイル−α−メ
チル−2−チオフェン酢酸)、イブプロフェン(2−(
4−イソブチルフェニル)プロピオン酸)、フエンブフ
エン(4−(4−ビフェニル)−4−オキソ酪酸)、フ
ルルビプロフェン(2−(2−フルオロ−4ビフエニリ
ル)プロピオン酸)、インドメタシン(1−(4−グロ
ロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メチル−IN−イ
ンドール−3=酢酸)、ナプロキセン((+)−6−メ
トキシ−α−メチル−2−ナフタレン酢酸)、EGI 
S−5645(2,4−ジアミノ−5−(3,4−ジメ
トキシベンジル)ピリミジン)、ビラシラツク(4−(
p−グロロフェニル)−1−(p−フルオロフェニル)
ピラゾール−3−酢酸)、ロナゾラグ(3−(p−グロ
ロフェニル)−1−フェニルピラゾル−4−酢酸) 、
E−5110(N−メトキシ−3−(3,5−ジt−ブ
チルー4−ヒドロキシベンジリデン−2−ピロリドン)
 、CN−100(2−(10,11−ジヒドロ−10
−オキソジベンゾ[b、f]チエビン−2−イル)プロ
ピオン酸)、MS−932(4−(アセチルアミノ)フ
ェニル酢酸) 、TZI−41078(4−ヒドロキシ
−3,5−ジ(t−ブチル)ベンゾフェノンオキシム)
、エトドラグ(1,8−ジエチル−1,3,4,9−テ
トラヒドロピラノ[3,4b]インドール−1−酢酸)
 、TENIDAP(5−クロロ−2,3−ジヒドロー
2−オキソ(2−チエニルカルボニル)−インドール−
1−カルボキサミド)  シリプロフェン(2−[4−
(2−チアゾリルオキシ)フェニル]プロピオン酸)、
トルフェナム酸(N−(2−メチル−3クロロフエニル
)アントラニル酸)、アルミノプロフェン(2−(p−
メチルアリルアミノフェニル)プロピオン酸) 、Bi
l+755C(3−アミノ−1−[3−(トリフルオロ
メチル)フェニル]−2−ピラゾリン)等が挙げられ、
また免疫調節作用または免疫抑制作用を有する化合物と
しては、例えばロベンザリット(4−グロロ−2,2“
イミノジベンゼンカルボン酸)、サラゾスルファビリジ
ン(2−ヒドロキシ−5−[[4−[(2−ピリジニル
アミノ)スルホニル]−フェニル]アゾコーベンゼンカ
ルボン酸)、チロミソール(3−(p−グロロフェニル
)チアゾロ[3,2a]ベンズイミダゾール−2−酢酸
)等が挙げられる。抗炎症性化合物としては、ロキソプ
ロフェン、プラノプロフェン、チアプロフェン酸、イブ
プロフェン、フルルビプロフェン、ナプロキセン等に代
表される芳香族置換アルキルカルボン酸を用いるのがよ
り好ましい6芳香族置換アルキルカルボン酸は一般式(
II) Ar  CHCHs C○○H(II)[式中、Arは
イブプロフェン、ナプロキセン、フルルビプロフェン、
ロキソブロフエン、チアプロフェン酸、プラノプロフェ
ン等の芳香族置換アルキルカルボン酸からα−メチルプ
ロピオン酸部分を除去した残基を表すコ で示される(以下、これを芳香族置換アルキルカルボン
酸(II)と略称する。
本発明の化合物として、コラゲナーゼ阻害活性と抗炎症
作用との薬理作用発現上のバランスから非抗菌性テトラ
サイクリン1分子と1分子の抗炎症性化合物とが結合し
てなる化合物が好ましい。
特に、一般式(I) CH。
[式中、Arは前記定義のとおりである]で示されるデ
ジメチルアミノテトラサイクリン芳香族置換アルキルカ
ルボン酸エステル(以下、これを化合物(I)と略称す
る)が好ましい。
非抗菌性テトラサイクリンと抗炎症性化合物とは、抗炎
症性化合物がカルボキシル基を含有する場合には該カル
ボキシル基と非抗菌性テトラサイクリンの水酸基とがエ
ステル結合により結合し、また抗炎症性化合物がカルボ
キシル基を含まずに例えばアミノ基を含有する場合には
、まず抗炎症性化合物のアミノ基とコハダ酸無水物、ア
ジピン酸無水物等を反応させることにより該抗炎症性化
合物にアミド結合を介してアルキルカルボン酸残基を導
入し、次いで導入したカルボキシル基と非抗菌性テトラ
サイクリンの水酸基とがエステル結合するか、または該
アミノ基が非抗菌性テトラサイクリンのアミド部のアミ
ノ基と交換反応することによりアミド結合する。
このエステル結合の生成法について、非抗菌性テトラサ
イクリンとしてDMATを選び、かつ抗炎症性化合物と
して芳香族置換アルキルカルボン酸を選んだ場合につい
て以下に詳しく説明する。
[ジシクロへキシルカルボジイミド法]芳香族置換アル
キルカルボン酸(n)とこれに対して約1.0〜2.0
当量、好ましくは約1.0〜1.2当量のジシクロへキ
シルカルボジイミドを塩化メチレン、クロロホルム等の
不活性溶媒中で約0.5〜2.0時間、好ましくは約0
.5〜1.0時間室温で攪拌下に反応させたのち、反応
混合液に芳香族置換アルキルカルボン酸(II)に対し
て約0.5〜1.0当量、好ましくは約0.7〜01g
当量のDMATを無水ジオキサン、無水テトラヒドロフ
ラン等のエーテル系溶媒に溶解して得られた溶液を一度
にまたは徐々に添加し、そのまま0℃〜溶媒の沸点の範
囲の温度、好ましくは室温で約10〜24時間攪拌を継
続する。このとき、芳香族置換アルキルカルボン酸(I
I)に対して約1〜4当量のピリジン、トリエチルアミ
ン等の塩基性化合物、および触媒量の4−ジメチルアミ
ノピリジンを共存させるのが好ましい6反応終了後、反
応混合液を濾過し、濾液を通常の精製操作に付すことに
より化合物(1)を得ることができる。
[酸ハライド法コ 芳香族置換アルキルカルボン酸(■)の酸ハライドへの
変換は、公知の方法で実施することができる0例えば、
芳香族置換アルキルカルボン酸(U)に芳香族置換アル
キルカルボン酸(II)に対して約1.0〜10.0当
量の塩化チオニルを加え、ベンゼン等の不活性溶媒の共
存下または非共存下に約1〜5時間加熱還流したのち、
過剰の塩化チオニルと溶媒使用時にはその溶媒を減圧下
に留去し、その残渣をそのまま芳香族置換アルキルカル
ボン酸(II)の酸グロリドとして使用することができ
る。
DMATを無水ジオキサン、無水テトラヒドロフラン等
のエーテル系溶媒に溶解し、得られた溶液に、約1〜4
当量のピリジン、トリエチルアミン等の塩基性化合物お
よび触媒量の4−ジメチルアミノピリジンの共存下、ま
たは1〜4当量の4ジメチルアミノピリジンの共存下に
、DMATに対して約1〜3当量の芳香族置換アルキル
カルボン酸(I[)から調製した芳香族置換アルキルカ
ルボン酸(n)の酸グロリドを一度にまたは徐々に添加
し、そのまま0℃〜溶媒の沸点の範囲の温度、好ましく
は室温で約2〜14時間攪拌を継続する。反応終了後、
反応混合液を濾過し、濾液を減圧下に濃縮したのち、そ
の残渣を通常の抽出操作および精製操作に付すことによ
り化合物(1)を取得すgことができる。
このようにして調製した化合物(I)のコラゲナーゼ阻
害活性および抗炎症作用についての試験例を以下に示す
、化合物(I)としては芳香族置換アルキルカルボン酸
(II) 仁してフルルビプロフェンまたはロキソブロ
フェン(以下、前者をFと略記し、後者をRと略称する
ことがある)を用い、これらとDMATとを反応させる
ことにより調製した化合物(以下、これらをそれぞれF
−DMATおよびR−DMATと略称することがある)
を使用し、コラゲナーゼ阻害活性測定試験においてはD
MATを対照薬として使用し、また抗炎症作用測定試験
においてはFおよびRのナトリウム塩(以下、これらを
それぞれFおよびR−Naと略称することがある)を対
照薬として使用した。
[コラゲナーゼ阻害試験] コラ゛ −ゼ − 日本白色家兎(4週令)のヒザ関節軟骨を無菌的に採取
し、S、 Co11ierらの方法(Ann、 Rhe
um。
Dis、、 48,372(1989)参照)に従い、
軟骨細胞を分離し、4. X 10 ’個の細胞を30
m1のハムF12培地(10%牛脂児血清を含む)に懸
濁したのち、150crrf培養フラスコ(居城ガラス
(株)製)中で、5%炭酸ガス−飽和水蒸気を含む空気
雰囲気下、37℃で培養した。培地は3〜4日に1度交
換した。細胞がフラスコ内でコンフルエントの状態まで
増殖した時点で(培養7〜90後)、培地を30m1の
ハムF12無血清培地(30単位/ m lのヒト・リ
コンビナント・インターロイキン 1 a (Genz
yme社製、米国)と 0.4%ラグトアルブミン氷解
物(Sigma社製、米国)を含む)に替えて4日間培
養後、得られた培養上清液を採取してコラゲナーゼ液と
して使用した。
コラ゛ナーゼ  の 上記のコラゲナーゼ液について水弁らの方法(炎症、 
4 、247(1984)参照)に従って、トリプシン
で処理することにより活性化したのち、添加したトリプ
シンを大豆トリプシンインヒビター(Sigma社製)
にて不活性化して活性コラゲナーゼ液を得た。コラゲナ
ーゼ活性は、蛍光標識コラーゲン溶液の分解活性を測定
する水弁らの方法(炎症、 4.123(1984)参
照)に準じて測定した。
この分解活性は、35℃の温度下に1分間でコラーゲン
lμgを分解する活性を1単位として求めた。
被験薬物をジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し
て得られた溶液を、活性コラゲナーゼ液にDMSOの最
終濃度が5%となるように添加した。薬物を添加しない
ときのコラーゲン分解活性を100%として被験薬物を
添加したときの阻害率を算出した。
コラ゛ナーゼ 測定結果を第1表に示す。
第1表 被験薬物    50%阻害を示す薬物濃度(IC50
) DMAT 3  X  l  O−’M −DMAT 3 × 101M R−DMAT          3  X  1 0
−’M第1表から明らかなように、F−DMATおよび
R−DMATはともにDMATと同程度のコラゲナーゼ
阻害効果を有する。なお、FおよびRNaについてはI
 X 10−”Mの濃度でコラゲナーゼ阻害活性が認め
られなかった。
[抗炎症作用] F−DMATおよびR−DMATの抗炎症作用を、急性
の炎症モデルであるラットを用いてのカラゲニン浮腫法
により検定した。
艮i工着 ウィスター系雄性ラット(7週令)を1群8匹とし試験
に用いた。ラムダ(λ)−カラゲニン(Picnin 
A■、逗子化学研究圧装)を生理食塩水に1%の濃度と
なるように溶解し、得られた溶液のO,1mlをラット
の左後肢足蹴皮下に注射し、定容積をボリュームメータ
(室町機械(株)製)を用いて6時間後まで測定した。
浮腫誘発前の値との差を浮腫容積とし、1時間毎の浮腫
容積の総和から抑制率を算出した。
なお、被験薬物は誘発直前に10%アラビアゴム水溶液
に懸濁し、経口投与した。投与用量は10 m l /
 k gとした。
駁ix1 試験結果を第2表に示す。
第2表 被験薬物 投与量 抑制率 mg/kg   a mol/kg F               4     16 
       40.6F−DMAT      10
     16        39.6R−Na  
         2     7.5       
 47.3R−DMAT      5    8.0
        42.5第2表から明らかなように、
F−DMATおよびR−I)MATはともにFおよびR
−N aと同程度の抗炎症効果を有する。
第1表および第2表から明らかなように、F−DMAT
およびR−DMATはDMATと同程度の抗コラゲナー
ゼ阻害効果を有するうえに、FおよびR−Naと同程度
の抗炎症効果を有する。
このように本発明のテトラサイクリン誘導体はコラーゲ
ン破壊によって特徴づけられる炎症を抑制する作用を有
する。またテトラサイクリン誘導体は毒性試験において
も低毒性であることが確認された。
以上の薬理試験の結果より、本発明のテトラサイクリン
誘導体はコラーゲン破壊によって特徴づけられ、しかも
炎症を伴う各種の疾患、特に関節リウマチおよび変形性
関節炎に代表される関節疾患に有効であり、またRe 
i ter症候群、Lyme病などの感染が主原因とさ
れる関節疾患、歯周病、角膜潰瘍、皮膚潰瘍、表皮水泡
症等の治療に有効である。
本発明のテトラサイクリン誘導体を含有してなる薬剤組
成物の投与は経口または非経口のいずれであってもよい
、経口用剤形としては、散剤、錠剤、乳剤、カプセル剤
、顆粒剤、液剤(チンキ剤、流エキス剤、酒精剤、懸濁
剤、リモナーゼ剤、シロップ剤などを含む)などが挙げ
られる。また非経口用剤形としては注射剤、点滴剤、軟
膏剤、硬膏剤、液剤(酒精剤、チンキ剤、ローション剤
などを含む)、湿布剤、塗布剤、噴霧剤、散布剤、リニ
メント剤、クリーム剤、乳剤などが挙げられる。
テトラサイクリン誘導体の投与量は、疾病、患者の重篤
度、薬物に対する8容性などにより異なるが、経口用の
製剤、注射剤、点滴剤の場合には、通常成人1人あたり
10〜1000mgの範囲とすることができ、この投与
量を1日1回または数回に分けて投与することができる
。また非経口用の外用の場合には、テトラサイクリン誘
導体として0.001〜10%濃度の配合でよく、好ま
しくは濃度0.05〜5%の製剤として使用するのがよ
い。
本発明のテトラサイクリン誘導体は適当な薬理学的に許
容される希釈剤(または担体)を用いて常法に従って上
記の種々の剤形に成形するために適合した薬剤組成物と
することができる。錠剤およびカプセル剤に成形するた
めに適合した薬剤組成物(例えば粒剤)に用いられる希
釈剤としては例えば次のものが挙げられる。(a)充填
剤および増量剤、例えば澱粉、砂糖、マニトール、ケイ
酸など;(b)結合剤、例えばカルボキシメチルセルロ
ースおよび他のセルロース誘導体、アルギン酸塩、ゼラ
チン、ポリビニルピロリドンなど;(C)湿潤剤、例え
ばグリセリンなど;(d)崩壊剤、例えば寒天、炭酸カ
ルシウム、重炭酸ナトリウムなど;(e)溶解遅効剤、
例えばパラフィンなど:(f)再吸収促進剤、例えば第
4級アンモニウム化合物など;(g)表面活性剤、例え
ばセチルアルコール、グリセリンモノステアレートなど
:(h)吸着担体、例えばカオリン、ベントナイトなど
;(i)滑沢剤、例えばタルク、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、固体のポリエチレング
リコールなど0錠剤およびカプセル剤には通常用いられ
る被覆、エンベロブ(envelope)および保護基
質を含ませることができ、これらは乳白剤を含むことが
できる。被覆、エンベロブおよび保護基質は例えば重合
体物質またはロウからつくることができる。座薬に成形
するために適する薬剤組成物に用いられる希釈剤は、例
えば通常用いられる水溶性または非水溶性の希釈剤、例
えばポリエチレングリコール、脂肪(例えばココア油、
脂肪酸のアルコールエステルなど)またはこれらの希釈
剤の混合物などであってもよい。軟膏剤、塗布剤および
クリーム剤として用いる薬剤組成物には、例えば動物性
または植物性の脂肪、ロウ、パラフィン、澱粉、トラガ
ント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シ
リコン、ベントナイト、ケイ酸、タルク、酸化亜鉛など
の通常用いられる希釈剤およびこれらの混合物などを含
ませることができる。粉末およびスプレーとして用いる
薬剤組成物には、例えば通常用いられる希釈剤、例えば
ラグドース、タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケ
イ酸カルシウム、ポリアミド粉末またはこれらの混合物
などを含ませることができる。エアロゾルスプレーには
、例えば通常用いられる噴射基剤、例えばクロルフルオ
ロ炭化水素などを含ませることができる。溶液および乳
液として用いる薬剤組成物には、例えば溶媒、溶解剤お
よび乳化剤など通常用いられる希釈剤を含ませることが
できる。かがる希釈剤の例としては、エチルアルコール
、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、酢酸メチル、
ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレング
リコール、ジメチルホルムアミド、食用油(例えば落花
生油、アモンド油、分画ココナツ油、魚肝油など)、グ
リセリン、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエ
チレングリコール、ソルビトールの脂肪酸エステル、ま
たはこれらの混合物が挙げられる。非経口投与される溶
液および乳液である薬剤組成物は無菌的にそして適当に
は血液等張に調製すべきである。懸濁液として用いる薬
剤組成物には通常用いられる希釈剤、例えばエチルアル
コール、プロピレングリコール、表面活性剤(例えばエ
トキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチ
レンソルビット、ソルビタンエステルなど)等の液体希
釈剤、微結晶性セルロース、メタ水酸化アルミニウム、
ベントナイト、寒天、トラガカントまたはこれらの混合
物などを含ませる二とができる。また、これらすべての
薬剤組成物には着色剤、保存剤、芳香および風味添加物
(例えばはっか油、ユーカリ油など)、甘味剤(例えば
サッカリンなど)などを含ませることができる。
灸ll 以下に、本発明を具体的に説明する。なお本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例I F−DMATのΔ フルルビプロフェン287mg (1,2ミリモル)を
塩化メチレン101に溶解し、得られた溶液にジシクロ
へキシルカルボジイミド245mg  (1,2ミリモ
ル)を加えて攪拌した。30分後、D M A T 4
08mg(1,0ミリモル)の1,4−ジオキサン3.
5ml溶液を滴下し、次いで4−ジメチルアミノピリジ
ン20mgを加え、−夜室温で攪拌した0反応混合液を
濾過し、濾液を分取液体グロマトグラフィ−(LC−0
9型、日本分析工業社製、JAIGEL−IHカラム、
テトラヒドロフラン溶媒)で精製し、黄色粉末325m
g (収率52%、融点145〜155℃)を得た。こ
のものの分析結果を以下に示す。
’H−NMR分析δ(+)l)It、CDC13)  
:3、91.3.88(IH,q、 Ar−C)!(C
Hg)COD−)。
3、2−3.4(IH,m、 5a−H)′3C−NM
R分析δ(ppm、 DMSO−da) :原料DMA
TのC−12aに帰属されるシグナルδ=75.0がδ
=80.8.80.9に移動し、原料フルルビプロフェ
ンのカルボニル炭素に帰属されるシグナルδ=175.
0が6=173.2に移動した。
このことから、DMATの12a−0)1とフルルビプ
ロフェンがエステル結合していることが確認された。
F D −M A S S : m/e=627(M)
これらの分析結果により、上記の生成物はF−DMAT
であることが確認された。
実施例2 F−DMATの4 フルルビプロフェン500mg (2,0ミリモル)に
室温で窒素ガス雰囲気下で塩化チオニル1mlを滴下し
、滴下完了後、1時間還流した。反応混合液を減圧下に
濃縮し、その残渣にベンゼン10m1を加えて減圧下に
濃縮し、再度残渣にベンゼン10m1を加えて減圧下に
濃縮した。得られた濃縮液にDMAT 401mg (
1,0ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン250
mg (2,0ミリモル)のテトラヒドロフラン101
溶液を加えた。室温で約2時間攪拌後、反応混合液を濾
過し、濾液に水を加えクロロホルムで抽出した。抽出液
を水洗、乾燥、濃縮後、得られた濃縮液を分取液体グロ
マトグラフィ−(LC−09型、日本分析工業社製、J
AIGEL−IHカラム、テトラヒドロフラン溶媒)で
精製し、実施例1で得たものと同一の分析結果を与える
FD M A T 233mgを得た。
実施例3 R−DMATのΔ 実施例1においてフルルビプロフェン287mgに代え
てロキソブロフェン315mgを用いる以外は実施例1
と同様の反応および操作を行うことにより黄色粉末27
7mg (収率44%、融点136〜150℃)を得た
。このものの分析結果を以下に示す。
’H−NMR分析δ(ppm、 CDC1a)7、47
(IF(、t、 8−F()、 7.02.6.90(
2H,d、 d、 7−H,9−H)。
3、82.3.80(IH,q、 q、 Ar−CH(
CuI2)Coo−)3C−NMR分析δ(ppm、 
DMSOdJ原料DMATのC−12aに帰属されるシ
グナルδ=75.0が6=79.1に移動し、原料ロキ
ソブロフエンのカルボン酸由来のカルボニル炭素に帰属
されるシグナルδ=175.4がδ=173.2に移動
した。このことから、DMATの12a−0)1とロキ
ソブロフエンがエステル結合していることが確認された
F D −M A S S : m/e=629(M+
1)これらの分析結果により、上記の生成物はRDMA
Tであることが確認された。
」災り激1 本発明により提供されるテトラサイグリン銹導体は、上
記の薬理試験の結果から明らかなとおり、結合組織の構
成成分の1つであるコラーゲンの破壊によって特徴づけ
られ、しかも炎症を伴う各種の疾患の治療に有効である
特許出願人 株式会社 り ラ し 代 理 人 弁理士  本多 堅

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コラゲナーゼ阻害活性を有する非抗菌性テトラサイクリ
    ンと抗炎症性化合物とが結合してなる化合物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002508327A (ja) * 1997-12-19 2002-03-19 ニューヨーク・ユニバーシティ シクロオキシゲナーゼ−2を阻害する方法および腫瘍壊死因子アルファ
JP2007220362A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Jst Mfg Co Ltd 電気コネクタ,それを含む電気コネクタアセンブリおよびそれに含まれるロック解除阻止部材

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JP4733266B2 (ja) * 1997-12-19 2011-07-27 ニューヨーク ユニバーシティ シクロオキシゲナーゼ−2を阻害する方法および腫瘍壊死因子アルファ
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