JP5688059B2 - 電気コネクタ組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板の実装面上に配される回路基板用電気コネクタと、該回路基板用電気コネクタに嵌合接続されるケーブル用電気コネクタとを備える電気コネクタ組立体に関する。
この種の電気コネクタ組立体は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1の電気コネクタ組立体は、回路基板の実装面上に配されるレセプタクルコネクタ(回路基板用電気コネクタ)と、コネクタ嵌合状態で上記実装面に対して平行に後方へ延出するケーブルの前端側部分を保持するケーブルコネクタ(ケーブル用電気コネクタ)とを有している。この特許文献1では、ケーブルコネクタのハウジングの両側壁(ケーブル側側壁)の外側面に設けられたロック突部が、上記ケーブルコネクタを受け入れるレセプタクルコネクタの両側壁(基板側側壁)の内側面に設けられたロック溝部に進入し、該ロック溝部に形成された突出部に対して係止可能に位置することで、ケーブルコネクタの不用意な抜けが防止されている。
上記レセプタクルコネクタのロック溝部は、上下方向に延び上方そして下方に開放されているように上記基板側側壁の内側面から没して形成されている。また、上記突出部は、該ロック溝部の前縁の上部にて後方へ向けて該ロック溝部内方に突出して形成されている。
コネクタ嵌合の際には、ケーブルコネクタは、前端側がもち上がった傾斜姿勢を維持したまま、レセプタクルコネクタに対して上方からもたらされる。そして、ケーブルコネクタのロック突部がレセプタクルコネクタの突出部と干渉することなくロック溝部内に進入する。上記ロック突部がロック溝部内で最下位置に達すると、ケーブルコネクタは、前端側が下げられて、回路基板に対して平行な横向姿勢とされる。この結果、上記ロック突部の一部が上記突出部の直下に位置し、上記横向姿勢での上記ロック突部の上方への移動が上記突出部によって規制される。したがって、ケーブルが上方へもち上げられたときであっても、上記ロック突部が上記突出部に係止することにより、ケーブルコネクタの不用意な抜けが防止される。そして、コネクタ抜出の際には、横向姿勢のケーブルコネクタの前端側をもち上げて傾斜姿勢として、上記ロック突部を上記突出部と係止しない位置へもたらすことにより、ケーブルコネクタの抜出を可能としている。
特開2010−267604
上述したように、特許文献1の電気コネクタ組立体では、コネクタ嵌合の際に、まず、ケーブルコネクタを傾斜姿勢とする必要がある。しかし、近年、コネクタは小型化の傾向にあり、ケーブルコネクタを傾斜姿勢とする操作がしづらく、該ケーブルコネクタが無意識のうちに水平に近い横向姿勢でレセプタクルコネクタにもたらされることがある。また、仮に、ケーブルコネクタを横向姿勢のままレセプタクルコネクタに押し込むという誤操作を行ってしまった場合、ケーブルコネクタのロック突部とレセプタクルコネクタの突出部とが互いに干渉した状態で上方からの外力を受けたまま無理に押し込められようとすることとなり、該ロック突部および突出部が破損するおそれがある。
本発明では、このような事情に鑑みて、コネクタを破損させることなく簡単な操作でコネクタ嵌合を行うことができる、回路基板用電気コネクタとケーブル用電気コネクタとを備える電気コネクタ組立体を提供することを課題とする。
本発明に係る電気コネクタ組立体は、回路基板の実装面上に配される回路基板用電気コネクタと、上記実装面に対して直角をなし下方を向く嵌合方向で上記回路基板用電気コネクタに上方から嵌合接続されるケーブル用電気コネクタと備える。
<第一発明>
かかる電気コネクタ組立体において、第一発明では、ケーブル用電気コネクタは、コネクタ嵌合状態で上記実装面に対して平行に該ケーブル用電気コネクタから後方へ延出するケーブルの前端側部分を保持するケーブル側ハウジングを有しており、該ケーブル側ハウジングは、前後方向に延びる二つのケーブル側側壁が設けられたハウジング本体と、上記ケーブル側側壁同士の対向方向たるコネクタ幅方向での上記ハウジング本体の両側部から延出し上記コネクタ幅方向に弾性変位可能な弾性腕部とを有し、上記弾性腕部は、上記コネクタ幅方向に向く突起状のロック突部が形成されており、上記回路基板用電気コネクタは、前後方向に延びる二つの基板側側壁が設けられた基板側ハウジングを有し、該基板側ハウジングは、上記基板側側壁同士間に形成された受入部に上記ケーブル用電気コネクタの少なくともハウジング本体を受け入れ可能となっており、上記基板側側壁は、ケーブル用電気コネクタのロック突部と対応する位置で該基板側側壁の側面から没入するロック凹部が形成されており、該ロック凹部は、該ロック凹部の後方側内縁に傾斜面が形成されており、該傾斜面は、後方へ向かうにつれて上記ロック凹部の深さを減じるように傾斜しており、コネクタ嵌合過程では、上記ケーブル用電気コネクタは、ケーブルの延出方向が回路基板に対して平行をなす横向姿勢を維持したまま上記回路基板用電気コネクタに対して上方からもたらされて、上記弾性腕部のロック突部が上記基板側側壁の側面に斜面をもって当接して上記弾性腕部を弾性変位させながら下方へ移動し、コネクタ嵌合完了時には、上記ロック突部がロック凹部の位置に達し、上記弾性腕部が弾性変位量を減じることにより、上記ロック突部が上記ロック凹部の上側内縁と係止可能状態となって上記ケーブル用電気コネクタの上方への移動が規制され、コネクタ抜出過程では、上記ケーブル用電気コネクタは、該ケーブル用電気コネクタの前端が後端よりも上方に位置する傾斜姿勢とされることにより、上記ロック突部が上記ロック凹部の後方側内縁の傾斜面に当接して上記弾性腕部が弾性変位し、上記ロック突部と上記ロック凹部の上側内縁との係止可能状態が解除されて、上下方向に対して後方へ傾斜して回路基板から離間する抜出方向への上記ケーブル用電気コネクタの移動が許容されることを特徴としている。
第一発明では、ケーブル用電気コネクタのロック突部が弾性腕部に形成されており、コネクタ嵌合過程にて、上記ロック突部が基板用電気コネクタの基板側側壁の側面に斜面をもって当接して上記弾性腕部がコネクタ幅方向に弾性変位するので、ケーブル用電気コネクタを横向姿勢のまま下方へ向けて押し込むことにより、コネクタ同士が嵌合する。したがって、ケーブル用電気コネクタを前端側でもち上げるような傾斜姿勢とする必要がなく、横向姿勢のままコネクタ嵌合操作を容易に行うことができる。また、コネクタ嵌合過程にて、上記弾性腕部が弾性変位するので、両コネクタに無理な外力が作用することがなく、コネクタが破損することもない。
また、第一発明では、ケーブル用電気コネクタは、横向姿勢でも基板用電気コネクタに嵌合できるが、コネクタ抜出時には傾斜姿勢とされる。第一発明では、上述のように上記ロック凹部に傾斜面を設けることにより、コネクタ抜出過程にて、ケーブル用電気コネクタを傾斜姿勢とすると、その動きによって、ロック突部は、基板用電気コネクタのロック凹部の傾斜面に当接しながら移動するので、次第に、上記ロック凹部の深さの小さい方向に位置を変えることとなる。この結果、弾性腕部はコネクタ幅方向で弾性変位する。したがって、ロック突部が上記傾斜面を乗り越えて抜出方向へ向けて難なく移動してロック凹部外へ抜けるので、ケーブル用電気コネクタを容易に抜出することができる。
<第二発明>
本発明に係る電気コネクタ組立体において、第二発明では、ケーブル用電気コネクタは、コネクタ嵌合状態で上記実装面に対して平行に該ケーブル用電気コネクタから後方へ延出するケーブルの前端側部分を保持するケーブル側ハウジングを有しており、該ケーブル側ハウジングは、前後方向に延びる二つのケーブル側側壁が設けられたハウジング本体と、上記ケーブル側側壁同士の対向方向たるコネクタ幅方向での上記ハウジング本体の両側部から延出し上記コネクタ幅方向に弾性変位可能な弾性腕部とを有し、上記弾性腕部は、上記コネクタ幅方向に向く突起状のロック突部が形成されており、上記回路基板用電気コネクタは、前後方向に延びる二つの基板側側壁が設けられた基板側ハウジングを有し、該基板側ハウジングは、上記基板側側壁同士間に形成された受入部に上記ケーブル用電気コネクタの少なくともハウジング本体を受け入れ可能となっており、上記基板側側壁は、ケーブル用電気コネクタのロック突部と対応する位置で該基板側側壁の側面から没入するロック凹部が形成されており、該ロック凹部の縁部は、該縁部の上端寄り位置で該縁部から後方へ突出する突出部を有しており、上記ロック凹部は、上下方向に対して後方へ傾斜して回路基板から離間する抜出方向へ向けたロック突部の移動を許容しており、コネクタ嵌合過程では、上記ケーブル用電気コネクタは、ケーブルの延出方向が回路基板に対して平行をなす横向姿勢を維持したまま上記回路基板用電気コネクタに対して上方からもたらされて、上記弾性腕部のロック突部が上記基板側側壁の側面に斜面をもって当接して上記弾性腕部を弾性変位させながら下方へ移動し、コネクタ嵌合完了時には、上記ロック突部がロック凹部の位置に達し、上記弾性腕部が弾性変位量を減じることにより上記ロック突部が上記ロック凹部の突出部と係止可能状態となって上記ケーブル用電気コネクタの上方への移動が規制され、コネクタ抜出過程では、上記ケーブル用電気コネクタは、該ケーブル用電気コネクタの前端が後端よりも上方に位置する傾斜姿勢とされることにより上記ロック突部が上記ロック凹部の突出部よりも後方にもたらされ、該ロック突部と該突出部との係止可能状態が解除されて、上記ロック突部が上記抜出方向へ移動することで該抜出方向への上記ケーブル用電気コネクタの移動が許容されることを特徴としている。
第二発明においても、既述の第一発明と同様に、ケーブル用電気コネクタを横向姿勢のまま下方へ向けて押し込むことにより、コネクタ同士が嵌合する。したがって、ケーブル用電気コネクタを前端側でもち上げるような傾斜姿勢とする必要がなく、横向姿勢のままコネクタ嵌合操作を容易に行うことができる。また、コネクタ嵌合過程にて、上記弾性腕部が弾性変位するので、両コネクタに無理な外力が作用することがなく、コネクタが破損することもない。
また、第二発明では、コネクタ抜出過程にて、ケーブル用電気コネクタを傾斜姿勢とすると、ロック突部がロック凹部の突出部と干渉することなく抜出方向へ向けて難なく移動してロック凹部外へ抜けるので、ケーブル用電気コネクタを容易に抜出することができる。
第二発明において、基板用電気コネクタのロック凹部は、コネクタ幅方向に見たときに、上方へ向かうにつれて後方へ傾斜して延びて上方に開放されているように基板側側壁の側面から没しており、突出部が上記ロック凹部の前方内縁に設けられていてもよい。
第一発明及び第二発明において、基板用電気コネクタは、ロック凹部が基板側側壁の外側面に形成されており、ケーブル用電気コネクタは、弾性腕部が、コネクタ嵌合状態にて基板用電気コネクタの受入部外に位置しており、ロック突部が、上記弾性腕部の面のうち上記基板側側壁の外側面と対向する面に形成されていることとしてもよい。また、基板用電気コネクタは、ロック凹部が基板側側壁の内側面に形成されており、ケーブル用電気コネクタは、弾性腕部が、コネクタ嵌合状態にて基板用電気コネクタの受入部内に位置しており、ロック突部が、上記弾性腕部の面のうち上記基板側側壁の内側面と対向する面に形成されていることとしてもよい。
以上のように、本発明によれば、ケーブル用電気コネクタを横向姿勢のまま押し込むことにより、コネクタ同士を嵌合させることができる。したがって、ケーブル用電気コネクタを傾斜姿勢とする必要がないので、コネクタ嵌合操作を容易に行うことができる。また、コネクタ嵌合過程にて、ケーブル用電気コネクタの弾性腕部がコネクタ幅方向に弾性変位するので、両コネクタに無理な外力が作用することがなく、コネクタの破損を防止できる。
第一実施形態に係る電気コネクタ組立体を前方側から見た斜視図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。 図1の電気コネクタ組立体を後方側から見た斜視図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。 (A)は、図1の電気コネクタ組立体のケーブル用電気コネクタに設けられた弾性腕部を拡大して示した斜視図である。(B)は、(A)の弾性腕部を内側面側から見た斜視図である。(C)は、(A)の弾性腕部に設けられた後方ロック突部のみを抽出してコネクタ幅方向で基板コネクタのロック凹部と対向させて示した斜視図である。 電気コネクタ組立体を後方側から見た背面図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合後の状態を示している。 コネクタ嵌合状態にある電気コネクタ組立体の断面図であり、(A)は、コネクタ嵌合方向に対して直角な断面、(B)は、コネクタ幅方向に対して直角な断面、(C)は、前後方向に対して直角な断面を示している。 図5に示されるロック突部とロック凹部との係止部分の断面を拡大して示した図であり、(A)ないし(C)は、それぞれ図5(A)ないし(C)の上記係止部分を拡大して示している。 (A)は、コネクタ抜出過程での電気コネクタ組立体の断面図であり、コネクタ幅方向に対して直角な断面図を示しており、(B)は、(A)のロック突部とロック凹部との係止部分の拡大図である。 第二実施形態に係る電気コネクタ組立体を前方側から見た斜視図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。 第三実施形態に係る電気コネクタ組立体を後方から見た背面図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。 図9の電気コネクタ組立体をコネクタ幅方向に見た側面図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合後の状態、(C)はコネクタ抜出過程での状態を示している。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第一実施形態のケーブル用電気コネクタと基板用電気コネクタから成る電気コネクタ組立体をケーブルの延出側とは反対側となる前方側から見た斜視図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。また、図2は、図1の電気コネクタ組立体を後方側から見た斜視図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。この図1,2では、前後方向に延びる複数のケーブルCのうちの一本が後方(図1での右上方、図2での右下方)へ引き抜かれた状態で示されている。
本実施形態に係る電気コネクタ組立体は、複数(本実施形態では六本)のケーブルが接続されるケーブル用電気コネクタ1(以下、「ケーブルコネクタ1」という)と、回路基板(図示せず)の実装面上に配される回路基板用電気コネクタ2(以下、「基板コネクタ2」という)とを備えている。ケーブルコネクタ1は、上記実装面に対して直角をなし下方を向く嵌合方向(図1,2の矢印参照)で基板コネクタ2に上方から嵌合接続可能となっている。
ケーブルコネクタ1は、電気絶縁材製のケーブル側ハウジング10を有している。該ケーブル側ハウジング10は、ケーブルCが結線されたケーブル側端子20が後方から挿入されることにより該ケーブル側端子20を保持している。つまり、ケーブル側ハウジング10はケーブルCを間接的に保持している。
ケーブル側端子20は、打抜加工された金属板を屈曲して作られており、該ケーブル側端子20の上面をなし前後方向に延びる基部21と、該基部21の両側縁から対をなして延びる保持部22、圧着部23そして接触部24とを前方へ向けて順に有している。ケーブル側端子20の後端側に設けられた一対の保持部22は、ケーブルCの外被の前端側部分を緊締するように曲げられてケーブルCを保持している。ケーブル側端子20の前後方向中間部に設けられた一対の圧着部23は、ケーブルCの前端側で外皮から露呈した芯線(図5(A)では図示せず)を緊締するように曲げられていて該芯線と圧着結線されている。ケーブル側端子20の前端側に設けられた一対の接触部24は、互いに近づいてから上方へ向けて折り返されて内方に対向挟圧片を形成するように屈曲されている。上記接触部24は、後述する基板コネクタ2の基板側端子40に設けられた板状の対応接触部41を上記挟圧片同士間で挟圧して該対応接触部41と接触するようになっている(図5(A)参照)。
ケーブル側ハウジング10は、略直方体外形をなす本体部11と、該本体部11から前方へ向けて突出する操作部12と、本体部11の両側部から延出する弾性腕部13とを有している。本体部11は、図2に見られるように、前後方向に延び後方へ開口する複数の端子孔14がコネクタ幅方向(前後方向および上下方向の両方に対して直角な方向)に配列形成されており、ケーブルCが結線されたケーブル側端子20が端子孔14に前方へ向けて挿入されるようになっている。端子孔14は、ケーブル側ハウジング10の前部で下方へも開口していて(図示せず)、コネクタ嵌合過程にて、基板コネクタ2の基板側端子40に設けられた対応接触部41が下方からこの開口を経て端子孔14への進入を許容している。
本体部11は、コネクタ幅方向での両端位置で、互いにコネクタ幅方向で対向する面をもち前後方向に延びる二つのケーブル側側壁15を有している。ケーブル側側壁15の外側面は、後半部が前半部に対して段状をなして没していて該前半部よりもコネクタ幅方向での内側に位置している。図2によく見られるように、上記前半部と上記後半部との境界に形成された段部を形成し前後方向に対して直角な面は、コネクタ嵌合状態にて後述の基板コネクタ2の被係止面31Aに対して後方に向けて係止可能な係止面15Aとして形成されている。上記前半部は、該前半部の外側面の前端寄り位置かつ上下方向中間位置に、該外側面から突出する前方ロック突部15Bが形成されている。該前方ロック突部15Bは、コネクタ嵌合状態にて、後述の基板コネクタ2の前方ロック凹部31Bに対して上方へ向けて係止可能となっている。
前方ロック突部15Bの下面は、コネクタ幅方向外方に向かうにつれて上方へ傾斜する傾斜面をなしており、コネクタ嵌合過程にて前方ロック突部15Bを前方ロック凹部31Bへ向けて案内する案内面として機能する。一方、前方ロック突部15Bの上面は、コネクタ幅方向外方に向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面をなしており、コネクタ抜出過程にて前方ロック突部15Bを前方ロック凹部31B外へ案内する案内面として機能する。
操作部12は、本体部11の前壁16の上部から前方へ突出しており、コネクタ幅方向でのほぼ全域にわたって延びている。後述するように、コネクタ抜出の際には、コネクタ嵌合状態にあるケーブルコネクタ1が操作部12で上方にもち上げられて傾斜姿勢とされることにより抜出操作が行われる。
弾性腕部13は、ケーブル側側壁15の後端寄り位置にて、該ケーブル側側壁15の外側面の上部からコネクタ幅方向外方へ向けて延びてから先端部が下方へ向くように湾曲しており、この先端部がコネクタ幅方向で弾性変位可能となっている。該弾性腕部13の内側面(ケーブル側側壁15の外側面に対向する面)の下端寄り位置には、コネクタ幅方向内方(ケーブル側側壁15の外側面へ向かう方向)へ突出する後方ロック突部13Aが形成されている(図3(A)〜(C)参照)。
図3(A)は、図1の電気コネクタ組立体のケーブルコネクタ1の弾性腕部13の先端部を拡大して示して外側から見た斜視図である。同図では、該弾性腕部13の先端部の内側面に設けられた後方ロック突部13Aが破線で示されている。図3(B)は、図3(A)の弾性腕部13を内側面側から見た斜視図である。図3(C)は、図3(A)の弾性腕部13に設けられた後方ロック突部13Aのみを抽出してコネクタ幅方向で基板コネクタ2のロック凹部と対向させて示した斜視図である。
図3(A)〜(C)に見られるように、後方ロック突部13Aは、弾性腕部13の内側面と一体的に連結されている基部からケーブル側側壁15へ向けて先端を有するように突出している。また、後方ロック突部13Aは、その突出方向となるコネクタ幅方向内方で先端へ向かうにつれて、前後方向に見たときの上下方向寸法を減ずるような先細り形状をなしており、全体として上方へ向けて傾斜して延びている(図4(A)をも参照)。
ここで、図3(C)にもとづいて、後方ロック突部13Aの各面13A−1〜5の形状について説明する。図3(C)にて、斜線を施した面13A−0が弾性腕部13の内側面に位置する基部となる基面である。後方ロック突部13Aは、基面13A−0をも含めると六面体をなしている。後方ロック突部13Aの上面13A−1は、前方(図3(C)にて左下方)へ向かうにつれて緩やかに下方へ向かうような凸湾曲面として形成されており、後方ロック突部13Aの突出方向で先端(図3(C)にて左上方)へ向かうにつれて上方へ傾斜している(図4(A)参照)。また、下面13A−2は、先端へ向かうにつれて上方へ傾斜する平坦面として形成されており、その傾斜角度は上面13A−1よりも大きくなっている(図4(A)参照)。また、前端面13A−3は、三角形状の平坦面をなしており、後端面13A−4は、後方へ向けて凸湾曲した湾曲面をなしている。また、先端面13A−5は、上辺が湾曲した平坦面で形成されている。本実施形態では、後方ロック突部13Aが基面13A−0をも含めて六面体で形成されることとしたが、これに代えて、後方ロック突部の外面は、各面同士が隣接し合う境界位置で湾曲して互いに連続していてもよい。
図1,2に戻って基板コネクタ2について説明する。基板コネクタ2は、電気絶縁材製の基板側ハウジング30と、該基板側ハウジング30に保持される基板側端子40および固定金具50とを有している。基板側ハウジング30は、コネクタ幅方向で互いに対向する面をもち前後方向に延びる二つの基板側側壁31と、コネクタ幅方向に延び該基板側側壁31の前端同士を連結する前壁32と、コネクタ幅方向に延び上記基板側側壁31の前半部の下端同士を連結する底壁33とを有している。二つの基板側側壁31同士間に形成された空間は、ケーブル側ハウジング10の本体部11を上方から受け入れるための受入部34として形成されている。
図1,2によく見られるように、基板側側壁31の内側面(受入部34を形成する面)は、前半部がコネクタ幅方向で該後半部に対して外側に位置しており、図1によく見られるように、上記前半部と上記後半部との境界に形成された段部を形成し前後方向に対して直角な面が、コネクタ嵌合状態にて、ケーブルコネクタ1の係止面15Aに対して後方に係止可能な被係止面31Aとして形成されている。
基板側側壁31の内側面は、前半部および後半部のそれぞれの上端面と内側面との境界をなす稜縁部分に、下方へ向かうにつれてコネクタ幅方向内方へ傾斜する前方傾斜面31C、後方傾斜面31D(総称して「傾斜面31C,31D」ともいう)が形成されている。傾斜面31C,31Dは、コネクタ嵌合過程にて、ケーブルコネクタ1の本体部11をコネクタ幅方向で基板コネクタ2の受入部34内へ案内するようになっている。また、前方傾斜面31Cのうち前端寄り位置の傾斜面は、ケーブルコネクタ1の前方ロック突部15Bを後述の前方ロック凹部へ向けて案内するための前方ロック案内面31C−1として機能する。
基板側側壁31の内側面は、前方ロック案内面31C−1の下方位置に、上記内側面から没入する前方ロック凹部31Bが形成されている。該前方ロック凹部31Bは、コネクタ嵌合状態にて、ケーブルコネクタ1の前方ロック突部15Bを受け入れて、前方ロック凹部31Bの上側内壁面で前方ロック突部15Bに対して上方に係止可能となっている。
基板側側壁31の外側面には、ケーブルコネクタ1の後方ロック突部13Aと対応する後端寄り位置での上端面と外側面との境界をなす稜縁部分に、下方へ向かうにつれてコネクタ幅方向外方へ傾斜する後方ロック案内面31Eが形成されている。該後方ロック案内面31Eは、上記後方ロック突部13Aを後述の後方ロック凹部へ向けてコネクタ幅方向外方に案内するようになっている。
また、基板側側壁31の外側面は、後方ロック案内面31Eの下方位置に、上記外側面から没入するとともに下方へ向けて開放された後方ロック凹部31Fが形成されている。該後方ロック凹部31Fは、コネクタ嵌合状態にて、ケーブルコネクタ1の後方ロック突部13Aを受け入れて、後方ロック凹部31Fの上側内壁面31F−1で後方ロック突部13Aに対して上方に係止可能となっている。上記上側内面31F−1は、コネクタ幅方向に見たとき、上記後方ロック突部13Aの上面13A−1に対応して前方に向かうにつれて下方へ湾曲する凹湾曲面として形成されている(図6(B)参照)。また、上側内壁面31F−1は、図6(C)によく見られるように、前後方向に見たとき、コネクタ幅方向内方(図6(C)での右方)へ向かうにつれて上方へ傾斜している。また、図1に見られるように、後方ロック凹部31Fの後方側内縁には、後方へ向かうにつれて後方ロック凹部31Fの深さを減じるように傾斜する傾斜面31F−2が形成されている。
本実施形態では、図6(C)に見られるように、ケーブルコネクタ1の後方ロック突部13Aの上面13A−1と基板コネクタ2の後方ロック凹部31Fの上側内壁面31F−1は、それぞれ弾性腕部13の内側面そして後方ロック凹部31Fの底壁面(コネクタ幅方向に対して直角な面)に対する傾斜角度が鋭角をなしているので、その分、互いのロック強度が大きい。一方、ケーブルコネクタ1の前方ロック突部15Bの上面は、既述したように、コネクタ抜出過程にて前方ロック突部15Bを前方ロック凹部31B外へ案内するような傾斜面をなしている。したがって、前方ロック突部15Bと前方ロック凹部31Bとのロック強度は、上述した後方ロック突部13Aと後方ロック凹部31Fとのロック強度よりも小さい。つまり、ケーブルコネクタ1と基板コネクタ2とのロック機能は、主に後方ロック突部13Aおよび後方ロック凹部31Fが担っており、前方ロック突部15Bおよび前方ロック凹部31Bによるロック機能は補助的なものである。
基板側端子40は、金属板を打ち抜いて作られており、図1および図2に見られるように、コネクタ幅方向に対して板面が直角をなす状態で、基板側ハウジング30の前壁32および底壁33に一体モールド成形されることにより、基板側ハウジング30の前端寄り位置でコネクタ幅方向に配列保持されている。基板側端子40は、該基板側ハウジング30の受入部34内で底壁33から起立する四角板状の対応接触部41と、該対応接触部41の下部から前方へ向けて延びる接続部42とを有している(図1参照)。対応接触部41は、ケーブル側端子20の一対の接触部24に挟圧されることにより両板面で該接触部24と接圧をもって接触する(図5(A)参照)。接続部42は、図1に見られるように、底壁33から下方に露呈しており、該接続部42の下縁が回路基板の対応回路部(図示せず)に半田付けされて該対応回路部と電気的に接続されるようになっている。
固定金具50は、金属板を打ち抜いて作られており、図2に見られるように、基板側ハウジング30の基板側側壁31の後端寄り位置で、該基板側側壁31の下部に一体モールド成形されて保持されている。固定金具50は、基板側側壁31の下面から下方へ延びてから後方へ向けて屈曲された固定部51を有している。固定部51は、回路基板の対応部(図示せず)に半田付けされて回路基板に固定されるようになっている。
次に、ケーブルコネクタ1と基板コネクタ2との嵌合動作および抜出動作について説明する。まず、図1ないし図6にもとづいて嵌合動作について説明する。ここで、図4は、気コネクタ組立体を後方側から見た背面図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合後の状態を示している。図5は、コネクタ嵌合状態にある電気コネクタ組立体の断面図であり、(A)は、コネクタ嵌合方向に対して直角な面での横断面、(B)は、コネクタ幅方向に対して直角な面での縦断面、(C)は、前後方向に対して直角な面での縦断面を示している。図6は、図5に示される後方ロック突部13Aと後方ロック凹部31Fとの係止部分の断面を拡大して示した図であり、図6(A)ないし(C)は、それぞれ図5(A)ないし(C)の上記係止部分を拡大して示している。
まず、ケーブルコネクタ1の形成には、複数のケーブルCの前端側部分をケーブル側端子20に取り付けた後、該ケーブル側端子20をケーブル側ハウジング10の端子孔14へ後方から挿入して、該ケーブル側ハウジング10にケーブル側端子20を保持させる。この結果、ケーブル側ハウジング10から複数のケーブルCが後方へ向けて延出した状態となり、ケーブルコネクタ1が得られる。一方、回路基板の実装面上には、基板コネクタ2を配置して基板側端子40および固定金具50をそれぞれ実装面上の対応部に半田付けする。
次に、基板コネクタ2へのケーブルコネクタ1の嵌合接続を行う際には、図1,2,4(A)に示されるように、ケーブルコネクタ1を、ケーブルの延出方向が回路基板に対して平行をなす横向姿勢とした状態で、基板コネクタ2の上方に位置させる。そして、ケーブルコネクタ1をコネクタ嵌合方向たる下方へ押圧して降下移動させることにより、図4(B)に見られるように、ケーブル側ハウジング10の本体部11が基板側ハウジング30の受入部34内に収容され、コネクタ嵌合状態となる。
コネクタ嵌合状態では、基板コネクタ2の基板側端子40の対応接触部41が、ケーブルコネクタ1のケーブル側端子20の一対の接触部24同士間に下方から進入しており、対応接触部41の板面が両接触部24によって挟圧される(図4(A)参照)。この結果、接触部24と対応接触部41とは接圧をもって接触し、端子同士が電気的に接続される。
また、上記コネクタ嵌合状態に至るまでの過程にて、ケーブルコネクタ1の本体部11の両側部が基板コネクタ2の基板側側壁31の傾斜面31C,31D(図4(A)参照)に上方から当接し、ケーブル側ハウジング10の本体部11がコネクタ幅方向で受入部34内へ案内される。また、このとき、前方ロック突部15Bは、前方ロック案内面31C−1に上方から当接して、前方ロック凹部31B(図1参照)へ向けてコネクタ幅方向に案内される。そして、ケーブルコネクタ1がさらに下方へ押し込まれると、上記前方ロック突部15Bは、上記前方ロック案内面31C−1を乗り越えて前方ロック凹部31B内に達し、コネクタ嵌合状態にて、該前方ロック凹部31Bの上側内壁面に対して上方へ向けて係止可能な状態となる。
一方、ケーブルコネクタ1の弾性腕部13は、後方ロック突部13Aが基板コネクタ2の基板側側壁31の後方ロック案内面31Eに上方から当接することにより、該弾性腕部13がコネクタ幅方向外方へ弾性変位する。ケーブルコネクタ1がさらに下方へ押し込まれると、後方ロック突部13Aが後方ロック案内面31Eを乗り越えて後方ロック凹部31F内に達する。このとき、弾性腕部13が弾性変位状態から解除されて弾性変位量を減じる方向に戻ることにより、図5(B),(C)そして図6(B),(C)に見られるように、コネクタ嵌合状態にて、後方ロック突部13Aが後方ロック凹部31Fの上側内壁面31F−1に対して上方へ向けて係止可能な状態となる。
また、コネクタ嵌合状態では、図6(A)に見られるように、後方ロック突部13Aの後端面13A−4が後方ロック凹部31Fの傾斜面31F−2と対面する。
コネクタ嵌合状態では、例えば、ケーブルCが不用意にもち上げられるなどして、回路基板の実装面に対して直角な上方へ向けてケーブルコネクタ1を移動させるような外力が作用した場合であっても、前方ロック突部15Bおよび後方ロック突部13Aがそれぞれ前方ロック凹部31Bの上側内壁面および後方ロック凹部31Fの上側内壁面31F−1と係止する。この結果、ケーブルコネクタ1のそれ以上の移動が規制され、該ケーブルコネクタ1の不用意な抜けが防止される。
また、コネクタ嵌合状態では、図5(A)に見られるように、ケーブルコネクタ1のケーブル側側壁15の係止面15Aが、基板コネクタ2の基板側側壁31の被係止面31Aに対して前後方向(図5(A)での左右方向)で対面しており、後方へ向けて係止可能に位置している。したがって、コネクタ嵌合状態にて、例えば、ケーブルが不用意に後方へ引かれるなどして、ケーブルコネクタ1に対して後方へ向けて移動させるような外力が作用した場合であっても、上記係止面15Aが上記被係止面31Aに係止することにより、ケーブルコネクタ1のそれ以上の移動が規制され、ケーブルコネクタ1の不用意な抜けが防止される。
既述したように、本実施形態では、ケーブルコネクタ1の後方ロック突部13Aが弾性腕部13に形成されており、コネクタ嵌合過程にて、後方ロック突部13Aが基板コネクタ2の基板側側壁31の後方ロック案内面31Eに当接して弾性腕部13がコネクタ幅方向外方に弾性変位するので、ケーブルコネクタ1を横向姿勢のまま下方へ向けて押し込むことにより、コネクタ同士が嵌合させることができる。したがって、ケーブルコネクタ1を操作が難しい傾斜姿勢とする必要がなく、コネクタ嵌合操作を容易に行うことができる。また、コネクタ嵌合過程にて、上記弾性腕部13が弾性変位するので、両コネクタに無理な外力が作用することがなく、両コネクタの破損を防止できる。
次に、図7にもとづいてコネクタ抜出動作について説明する。図7(A)は、コネクタ抜出過程での電気コネクタ組立体の断面図であり、コネクタ幅方向に対して直角な断面図を示しており、図7(B)は、図7(A)の後方ロック突部13Aと後方ロック凹部31Fとの係止部分の拡大図である。
コネクタ嵌合状態にあるケーブルコネクタ1を基板コネクタ2から抜出するには、ケーブルコネクタ1の操作部12に指を引っ掛けて持ち上げることにより、図7(A)に見られるように、ケーブルコネクタ1を、前端が後端よりも上方に位置する傾斜姿勢とする。既述したように、ケーブルコネクタ1の前方ロック突部15Bを基板コネクタ2の前方ロック凹部31Bによるロック機能は補助的なものである。したがって、大きい操作力を要することなく、前方ロック突部15Bと前方ロック凹部31Bとのロック状態を解除して、ケーブルコネクタ1を傾斜姿勢にすることができる。
一方、ケーブルコネクタ1の後方ロック突部13Aは、上記傾斜姿勢にもたらされる過程にて、コネクタ嵌合方向に対して後方へ傾斜し回路基板(図示せず)から離間する方向であるコネクタ抜出方向(斜め後上方)へ移動する。そして、後方ロック突部13Aは、後端面13A−4(図6(A)参照)で後方ロック凹部31Fの傾斜面31F−2に摺接しながら乗り上げる。この結果、弾性腕部13がコネクタ幅方向外方へ向けて弾性変位することにより、後方ロック突部13Aと後方ロック凹部31Fの上側内壁面31F−1との係止可能状態が解除され、上記コネクタ抜出方向へ向けた後方ロック突部13Aのさらなる移動が許容される。そして、ケーブルコネクタ1を上記コネクタ抜出方向へ向けてもち上げると、後方ロック突部13Aが後方ロック凹部31Fから完全に抜け出して、コネクタ抜出動作が完了する。
このように、本実施形態では、基板コネクタ2の後方ロック凹部31Fに傾斜面31F−2を設けることにより、コネクタ抜出過程にて、上述したような弾性腕部13の弾性変位を可能としている。したがって、後方ロック突部13Aが上記傾斜面31F−2を乗り越えてコネクタ抜出方向へ向けて難なく移動して後方ロック凹部31F外へ抜けるので、ケーブルコネクタ1を容易に抜出することができる。また、後方ロック突部13Aの後端面13A−4および後方ロック凹部31Fの傾斜面31F−2のそれぞれの傾斜角度は、ケーブルコネクタ1の傾斜姿勢の傾斜角度に応じて適宜設定できる。例えば、上記後端面13A−4および上記傾斜面31F−2の傾斜角度を大きく設定することにより、コネクタ抜出時、ケーブルコネクタ1の傾斜姿勢の傾斜角度が小さくても、後方ロック突部13Aが上記傾斜面31F−2を乗り越えるので、ケーブルコネクタ1の抜出が可能となる。
<第二実施形態>
第一実施形態では、ケーブルコネクタ1の後方ロック突部13Aが弾性腕部13の内側面にそして基板コネクタ2の後方ロック凹部31Fが基板側側壁31の外側面に設けられることとしたが、本実施形態は、後方ロック突部が弾性腕部の外側面にそして後方ロック凹部が基板側側壁の内側面に設けられている点で、第一実施形態と異なっている。
以下、図8にもとづいて本実施形態を説明する。本実施形態は、主に、後方ロック突部および後方ロック凹部が設けられる位置、そして基板側側壁の形状が第一実施形態と異なっている。また、本実施形態は、後方ロック部が設けられている弾性腕部の先端部がコネクタ幅方向に弾性変位することで、ロックそしてその解除を行うという基本的な構成は第一実施形態と同じである。したがって、本実施形態では、第一実施形態との相違点を中心に説明し、第一実施形態と同一の部分には第一実施形態での符号に「100」を加えた符号を付して説明を省略する。図8は、本実施形態に係る電気コネクタ組立体を前方側から見た斜視図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。
既述したように、本実施形態では、ケーブルコネクタ101の後方ロック突部113Aは、弾性腕部113の外側面に形成されていて、コネクタ幅方向外方へ向けて突出している。後方ロック突部113A自体の形状は第一実施形態の後方ロック突部13Aの形状と同じであり、突出方向が第一実施形態とは逆向きの外方であるという点で相違しているだけである。
本実施形態では、基板コネクタ102の基板側側壁131の外側面は、後半部が前半部よりもコネクタ幅方向で外側に位置している。また、基板側側壁131の内側面は、後端側部分、すなわち後方ロック凹部131Fが設けられている部分が他部よりもコネクタ幅方向で外側に位置しており、上記後端側部分同士の間隔が第一実施形態と比較して大きくなっている。これによって、コネクタ嵌合状態にて、ケーブルコネクタ101の本体部111に加えて弾性腕部113もが基板コネクタ102の受入部134内に収容されるようになっている。
本実施形態では、基板コネクタ102の後方ロック凹部131Fは、基板側側壁131の後端側部分の内側面に形成されている。後方ロック凹部131F自体の形状は第一実施形態の後方ロック凹部31Fの形状と同じである。また、上記後端側部分の内側面には、上端側、すなわち後方ロック凹部131Fの上方位置に、上記後端側部分の上端から下方へ向かうにつれてコネクタ幅方向内方へ傾斜する後方ロック案内面131Eが形成されている。
本実施形態でのコネクタ嵌合動作およびコネクタ抜出動作は、弾性腕部113が弾性変位する方向がコネクタ幅方向内方であることを除き、第一実施形態と同様である。
<第三実施形態>
第一および第二実施形態では、コネクタ抜出過程にてケーブルコネクタ1,101の弾性腕部13,113がコネクタ幅方向に弾性変位することにより基板コネクタ2,102の後方ロック凹部31F,131Fから後方ロック突部13A,113Aが抜出されることとした。これに対して、本実施形態では、コネクタ嵌合時には弾性変位するものの、コネクタ抜出時には、ケーブルコネクタの弾性腕部が弾性変位することなく後方ロック突部が基板コネクタの後方ロック凹部から抜出される点で、第一および第二実施形態と異なっている。
以下、図9,10にもとづいて本実施形態を説明する。本実施形態は、基板コネクタの後方ロック凹部が上方に開放されており、この点で、後方ロック凹部の上方側が上側内壁面により閉塞されている第一および第二実施形態と構成が大きく異なっている。本実施形態では、第一実施形態と同一の部分には第一実施形態での符号に「200」を加えた符号を付して説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る電気コネクタ組立体を後方から見た背面図であり、コネクタ嵌合前の状態を示している。図10は、図9の電気コネクタ組立体をコネクタ幅方向に見た側面図であり、(A)はコネクタ嵌合前の状態、(B)はコネクタ嵌合後の状態、(C)はコネクタ抜出過程での状態を示している。また、図10では、弾性腕部213によって隠れている部分を破線で示している。
図10(A)に見られるように、本実施形態では、前方ロック突部215Bは、ケーブル側ハウジング210のケーブル側側壁215の外側面の下端縁寄り位置に設けられており、基板側ハウジング230の基板側側壁231の内側面に形成された前方ロック凹部(図示せず)に係止可能となっている。弾性腕部213は、ケーブル側側壁215の外側面の後端寄り位置で、図9に見られるように、上記外側面の上部からコネクタ幅方向外方へ延びてから下方へ直角に屈曲されて延びている。後方ロック突部213Aは、弾性腕部213の内側面の下部からコネクタ幅方向内方へ向けて突出している。
図10に見られるように、基板コネクタ202の後方ロック凹部231Fは、基板側ハウジング230の基板側側壁231の外側面の後端寄り位置で、該外側面から没した溝部として形成されている。後方ロック凹部231Fは、上方へ向かうにつれて後方へ、換言するとコネクタ抜出方向へ傾斜して延びるとともに下方のみならず上方へも開放されている。後方ロック凹部231Fの前方内縁には、該前方内縁の上端寄り位置で後方へ突出する突出部231F−1が形成されている。該突出部231F−1の下面は、後述するように、コネクタ嵌合状態にてケーブルコネクタ201の後方ロック突部213Aに対して係止可能に位置する係止面231F−1Aとして機能する。
後方ロック凹部231Fの幅寸法(基板側側壁231の面と平行な面での内寸法)は、突出部231F−1と後縁との間の最小寸法P(図10(A)参照)が、コネクタ抜出過程にて後方ロック突部213Aのコネクタ抜出方向への通過を許容できる程度の寸法に設定されている(図10(C)参照)。
また、基板側側壁231の上端面と外側面との境界をなす稜縁部分には、コネクタ幅方向外方へ向かうにつれ下方へ傾斜する傾斜面が、前端から後方ロック凹部231Fの前縁までの範囲にわたって形成されている。該傾斜面は、上記突出部231F−1の範囲に対応する部分が、後方ロック突部213Aを後方ロック凹部231Fへ向けて案内するための後方ロック案内面231Eとして機能する。
次に、図10(A)〜(C)にもとづいて本実施形態におけるコネクタ嵌合動作およびコネクタ抜出動作について説明する。コネクタ嵌合の際には、図10(A)に見られるように、ケーブルコネクタ201を、横向姿勢を維持したまま基板コネクタ202に対して上方からもたらす(図10(A)の矢印参照)。コネクタ嵌合過程では、後方ロック突部213Aの前端側部分(図10(A)での左端側部分)が上記後方ロック案内面231Eに当接することにより弾性腕部213がコネクタ幅方向外方へ弾性変位する。ケーブルコネクタ201がさらに下方へ押し込まれると、後方ロック突部213Aの前端側部分が後方ロック案内面231Eそして突出部231F−1を乗り越えて、後方ロック凹部231F内に達する。このとき、弾性腕部213が弾性変位状態から解除されて弾性変位量を減じる方向に戻ることにより、後方ロック突部213Aの前端側部分が突出部231F−1の係止面231F−1Aと上方へ向けて係止可能な状態となる。
コネクタ嵌合状態にて、例えば、ケーブルCが不用意にもち上げられるなどして、ケーブルコネクタ201を上方へ向けて移動させるような外力が不用意に作用した場合であっても、後方ロック突部213Aが後方ロック凹部231Fの上記係止面231F−1Aと係止する。この結果、ケーブルコネクタ201のそれ以上の移動が規制され、該ケーブルコネクタ201の不用意な抜けが防止される。
コネクタ抜出の際には、ケーブルコネクタ201の操作部212に指を引っ掛けてもち上げることにより、図10(C)に見られるように、ケーブルコネクタ201を傾斜姿勢とする。ケーブルコネクタ201の後方ロック突部213Aは、上記傾斜姿勢において、図10(C)にて破線で示されるように後方ロック凹部231Fの突出部231F−1と後縁との間にもたらされ、該突出部231F−1の係止面231F−1Aとの係止可能状態が解除される。そして、ケーブルコネクタ201をさらに抜出方向へ移動させると、後方ロック突部213Aは、上記係止面231F−1Aと干渉することなく、後方ロック凹部231F外へ抜けるので、ケーブルコネクタ201を容易に抜出することができる。
本実施形態では、後方ロック突部が弾性腕部の内側面にそして後方ロック凹部が基板側側壁の外側面に設けられることとしたが、後方ロック突部および後方ロック凹部の位置はこれに限られず、例えば、後方ロック突部が弾性腕部の外側面にそして後方ロック凹部が基板側側壁の内側面に設けられていてもよい。
第一ないし第三実施形態では、ケーブル側ハウジングの弾性腕部はケーブル側側壁の外側面から延出していることとしたが、延出する位置はこれに限られず、本体部の両側部、例えば、弾性腕部は本体部の上面の両側寄り位置から延出していてもよい。
1,101,201 ケーブルコネクタ(ケーブル用電気コネクタ)
2,102202 基板コネクタ(基板側電気コネクタ)
10,110,210 ケーブル側ハウジング
11,111,211 本体部(ハウジング)
13,113,213 弾性腕部
13A,113A,213A 後方ロック突部(ロック突部)
15,115,215 ケーブル側側壁
30,130,230 基板側ハウジング
31,131,231 基板側側壁
31F,131F,213F 後方ロック凹部(ロック凹部)
31F−1,131F−1 上側内壁面(上側内縁)
31F−2,131F−2 傾斜面
231F−1 突出部

Claims (5)

  1. 回路基板の実装面上に配される回路基板用電気コネクタと、上記実装面に対して直角をなし下方を向く嵌合方向で上記回路基板用電気コネクタに上方から嵌合接続されるケーブル用電気コネクタと備える電気コネクタ組立体において、
    ケーブル用電気コネクタは、コネクタ嵌合状態で上記実装面に対して平行に該ケーブル用電気コネクタから後方へ延出するケーブルの前端側部分を保持するケーブル側ハウジングを有しており、
    該ケーブル側ハウジングは、前後方向に延びる二つのケーブル側側壁が設けられたハウジング本体と、上記ケーブル側側壁同士の対向方向たるコネクタ幅方向での上記ハウジング本体の両側部から延出し上記コネクタ幅方向に弾性変位可能な弾性腕部とを有し、
    上記弾性腕部は、上記コネクタ幅方向に向く突起状のロック突部が形成されており、
    上記回路基板用電気コネクタは、前後方向に延びる二つの基板側側壁が設けられた基板側ハウジングを有し、
    該基板側ハウジングは、上記基板側側壁同士間に形成された受入部に上記ケーブル用電気コネクタの少なくともハウジング本体を受け入れ可能となっており、上記基板側側壁は、ケーブル用電気コネクタのロック突部と対応する位置で該基板側側壁の側面から没入するロック凹部が形成されており、該ロック凹部は、該ロック凹部の後方側内縁に傾斜面が形成されており、該傾斜面は、後方へ向かうにつれて上記ロック凹部の深さを減じるように傾斜しており、
    コネクタ嵌合過程では、上記ケーブル用電気コネクタは、ケーブルの延出方向が回路基板に対して平行をなす横向姿勢を維持したまま上記回路基板用電気コネクタに対して上方からもたらされて、上記弾性腕部のロック突部が上記基板側側壁の側面に斜面をもって当接して上記弾性腕部を弾性変位させながら下方へ移動し、
    コネクタ嵌合完了時には、上記ロック突部がロック凹部の位置に達し、上記弾性腕部が弾性変位量を減じることにより、上記ロック突部が上記ロック凹部の上側内縁と係止可能状態となって上記ケーブル用電気コネクタの上方への移動が規制され、
    コネクタ抜出過程では、上記ケーブル用電気コネクタは、該ケーブル用電気コネクタの前端が後端よりも上方に位置する傾斜姿勢とされることにより、上記ロック突部が上記ロック凹部の後方側内縁の傾斜面に当接して上記弾性腕部が弾性変位し、上記ロック突部と上記ロック凹部の上側内縁との係止可能状態が解除されて、上下方向に対して後方へ傾斜して回路基板から離間する抜出方向への上記ケーブル用電気コネクタの移動が許容されることを特徴とする電気コネクタ組立体。
  2. 回路基板の実装面上に配される回路基板用電気コネクタと、上記実装面に対して直角をなし下方を向く嵌合方向で上記回路基板用電気コネクタに上方から嵌合接続されるケーブル用電気コネクタと備える電気コネクタ組立体において、
    ケーブル用電気コネクタは、コネクタ嵌合状態で上記実装面に対して平行に該ケーブル用電気コネクタから後方へ延出するケーブルの前端側部分を保持するケーブル側ハウジングを有しており、
    該ケーブル側ハウジングは、前後方向に延びる二つのケーブル側側壁が設けられたハウジング本体と、上記ケーブル側側壁同士の対向方向たるコネクタ幅方向での上記ハウジング本体の両側部から延出し上記コネクタ幅方向に弾性変位可能な弾性腕部とを有し、
    上記弾性腕部は、上記コネクタ幅方向に向く突起状のロック突部が形成されており、
    上記回路基板用電気コネクタは、前後方向に延びる二つの基板側側壁が設けられた基板側ハウジングを有し、
    該基板側ハウジングは、上記基板側側壁同士間に形成された受入部に上記ケーブル用電気コネクタの少なくともハウジング本体を受け入れ可能となっており、上記基板側側壁は、ケーブル用電気コネクタのロック突部と対応する位置で該基板側側壁の側面から没入するロック凹部が形成されており、該ロック凹部の縁部は、該縁部の上端寄り位置で該縁部から後方へ突出する突出部を有しており、上記ロック凹部は、上下方向に対して後方へ傾斜して回路基板から離間する抜出方向へ向けたロック突部の移動を許容しており、
    コネクタ嵌合過程では、上記ケーブル用電気コネクタは、ケーブルの延出方向が回路基板に対して平行をなす横向姿勢を維持したまま上記回路基板用電気コネクタに対して上方からもたらされて、上記弾性腕部のロック突部が上記基板側側壁の側面に斜面をもって当接して上記弾性腕部を弾性変位させながら下方へ移動し、
    コネクタ嵌合完了時には、上記ロック突部がロック凹部の位置に達し、上記弾性腕部が弾性変位量を減じることにより上記ロック突部が上記ロック凹部の突出部と係止可能状態となって上記ケーブル用電気コネクタの上方への移動が規制され、
    コネクタ抜出過程では、上記ケーブル用電気コネクタは、該ケーブル用電気コネクタの前端が後端よりも上方に位置する傾斜姿勢とされることにより上記ロック突部が上記ロック凹部の突出部よりも後方にもたらされ、該ロック突部と該突出部との係止可能状態が解除されて、上記ロック突部が上記抜出方向へ移動することで該抜出方向への上記ケーブル用電気コネクタの移動が許容されることを特徴とする電気コネクタ組立体。
  3. 基板用電気コネクタのロック凹部は、コネクタ幅方向に見たときに、上方へ向かうにつれて後方へ傾斜して延びて上方に開放されているように基板側側壁の側面から没しており、突出部が上記ロック凹部の前方内縁に設けられていることとする請求項に記載の電気コネクタ組立体。
  4. 基板用電気コネクタは、ロック凹部が基板側側壁の外側面に形成されており、ケーブル用電気コネクタは、弾性腕部が、コネクタ嵌合状態にて基板用電気コネクタの受入部外に位置しており、ロック突部が、上記弾性腕部の面のうち上記基板側側壁の外側面と対向する面に形成されていることとする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電気コネクタ組立体。
  5. 基板用電気コネクタは、ロック凹部が基板側側壁の内側面に形成されており、ケーブル用電気コネクタは、弾性腕部が、コネクタ嵌合状態にて基板用電気コネクタの受入部内に位置しており、ロック突部が、上記弾性腕部の面のうち上記基板側側壁の内側面と対向する面に形成されていることとする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電気コネクタ組立体。
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