JP7289450B2 - 防水コネクタ及びコネクタアセンブリ - Google Patents
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Description
このため、コネクタを相手側コネクタから引き抜く方向(連結方向の反対側)へ引抜き力が作用すると、ロックアームの係止面が相手側コネクタの係止部から受ける押圧力によって、ロックアームをアンロック側へ変位させるモーメントが発生する。このため、前記引抜き力によって、ロックが解除されるおそれがあり、ロックの信頼性が低い。
ところで、非防水コネクタでは、ロック構造をコネクタの挿入凹部内に配置することが可能であって、その場合、ロックアームが十分に保護される。これに対して、防水コネクタでは、挿入凹部内にシールが配置されるため、ロック構造を挿入凹部内に配置することができない。
請求項2に記載の発明のように、請求項1において、前記ロックアームが、前記自由端に配置されており、アンロック時に前記アンロック側に押圧操作されるアンロック操作部(12)を、さらに含み、前記アンロック操作部と前記一壁部との間に、指先(FT)を挿入可能な隙間空間(SS)が形成されていてもよい。
請求項4に記載の発明のように、前記フードの全周を覆う導電性のシールドシェル(7)をさらに備えていてもよい。
請求項2に記載の発明では、連結方向及びロックアームの変位方向の双方に対して直交する方向の幅が狭い小型の防水コネクタであっても、アンロック操作部と端子収容部の一壁部との間の隙間空間に指先を入れて、アンロック操作が容易に行える。このため、アンロック操作の作業性が良い。
請求項4に記載の発明では、ロックアームに邪魔されることがなく、フードの全周をシールドシェルで覆うことができ、シールド性を高めることができる。
請求項5に記載の発明では、ロックの信頼性が高く、且つロックアームの保護に優れるコネクタアセンブリを実現することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の防水コネクタ1と相手側コネクタ100とが連結されたコネクタアセンブリ200の概略斜視図である。図2は、図1とは別角度からのコネクタアセンブリ200の概略斜視図である。
相手側フード101は、絶縁性の合成樹脂で形成されている。相手側フード101の天壁部102の外壁面103には、係止部としての係止面104を有する係止突起105が突出形成されている。
図4は防水コネクタ1の断面図である。図4に示すように、防水コネクタ1は、電線300の端末に接続されるシールドタイプのケーブルコネクタである。防水コネクタ1は、複数の端子2と、コネクタハウジング3と、シール部材4と、フロントホルダ5と、リテーナ6と、シールドシェル7とを備える。図3及び図4では、簡略化のため、単一の電線300と単一の端子2のみを示してある。
次いで、端子2を説明する。
図4に示すように、端子2は、相手側端子107との接続のための端子接続部20と、電線300との接続のための電線接続部21とを含む。端子接続部20は、四角筒状に形成されている。端子接続部20は、底壁部22と、天壁部23と、一対の側壁部24と、ランス係止部25と、リテーナ係止部26と、凸状の接触部27を有する第1弾性舌片28と、第2弾性舌片29とを含む。
第1弾性舌片28は、底壁部22の連結方向X1側の端部から連結方向X1の反対側X2へ傾斜状に延びる片持ち状の弾性舌片である。第2弾性舌片29は、第1弾性舌片28の自由端を下側から弾性的に支持する片持ち状の弾性舌片である。
端子2は、コネクタハウジング3の端子収容部8のキャビティ82内に収容され保持されている。端子2の電線接続部21を取り囲むゴム製の防水栓310が、キャビティ82内に挿入嵌合されることにより、キャビティ82内が封止されている。
図4に示すように、端子収容部8は、連結方向X1側の端部である前端部8aと、連結方向X1側の反対側X2側の端部である後端部8bとを含む。端子収容部8の後端部8bは、フード9の保護壁部91に対して、後側(連結方向X1の反対側X2)へ突出している。
複数の円筒部83は、天壁部81の下側に縦並びの数珠つなぎ状に連結されている。各円筒部83内に、端子2を収容可能なキャビティ82が形成されている。
シール部材4は、環状の本体部40と、複数の外周シールリップ41と、複数の内周シールリップ42とを含む。外周シールリップ41は、相手側フード101の内周面108に弾性接触する。内周シールリップ42は、端子収容部8のシール配置部84の外周面に弾性接触する。
リテーナ挿通孔86は、端子収容部8の一方の側部に形成されている。リテーナ挿通孔86は、シール配置部84に対して連結方向X1側に隣接する位置で、各キャビティ82に連通する。
フード連結部88は、シール配置部84に対して連結方向X1の反対側X2に隣接して配置された複数のリブ(図6を参照)であり、端子収容部8の外側にフード9を連結している。
次いで、フード9を説明する。
図4に示すように、フード9の天壁部である保護壁部91と端子収容部8の天壁部81との間に、ロックアーム10が収容される保護空間PSが形成されている。
図8は、シールドシェル7の斜視図である。図9は、図8とは別角度からのシールドシェル7の斜視図である。
図8及び図9に示すように、シールドシェル7は、1枚の板金材により形成されている。シールドシェル7は、天壁部71と、底壁部72と、一対の側壁部73,74とを含む。一対の側壁部73,74は、鉤形状に形成されている。
天壁部71の連結方向X1側の縁部には、内向きアングル状の引っ掛け係止部76が、延設されている。底壁部72の連結方向X1側の縁部には、内向きアングル状の引っ掛け係止部77が、延設されている。
シールドシェル7は、連結方向X1の反対側X2に向けて、コネクタハウジング3のフード9に被せるように装着される。このとき、引っ掛け係止部76,77が、フード9の保護壁部91及び底壁部92の連結方向X1側の縁部に、引っ掛け係止されることにより、コネクタハウジング3に対してシールドシェル7が連結方向X1の反対側X2への移動が規制される。
次いで、リテーナ6を説明する。
図4に示すように、リテーナ6は、フード9の開口部97(図6を参照)を通して端子収容部8に係止可能な溝形状の本体部60と、本体部60から互いに平行(図4において紙面と直交する方向)に延びる複数の片持ち状の係止アーム61とを含む。リテーナ6は、合成樹脂製である。
次いで、フロントホルダ5を説明する。
図4に示すように、フロントホルダ5には、キャビティ82にそれぞれ連通し、端子2の前端部(連結方向X1側の端部)を収容する複数の収容凹部51が形成されている。収容凹部51の前壁52は、端子2を連結方向X1側に位置決めする。前壁52には、各相手側端子107(図3を参照)を挿入可能な相手側端子挿入孔53が形成されている。
次いで、ロックアーム10を説明する。
図4に示すように、ロックアーム10は、フード9の天壁部である保護壁部91と端子収容部8の天壁部81との間に形成される保護空間PSに収容され保護されている。
固定端10aは、フード9の保護壁部91から保護空間PS内に突出するリブ98を介して保護壁部91に固定される。リブ98は、フード9の一対の側壁部93,94にも固定されている。
延設部10cは、固定端10aから連結方向X1側に延び、フード9の一対の側壁部93,94に固定されている(図7を参照)。これにより、固定端10aの固定が強固となる。
頂部13は、ロックアーム10の自由状態で連結方向X1に平行な平坦面である。被駆動面14は、頂部13に対して前側(連結方向X1側)に配置される傾斜面である。被係止面15は、頂部13に対して後側(連結方向X1の反対側X2)に配置されている。被係止面15は、ロックアーム10の自由状態で、頂部13に対して(すなわち、連結方向X1に対して)略直交する面である。
また、防水コネクタ1が、連結方向X1及びロックアーム10の変位方向(ロック側L及びアンロック側UL)の双方に対して直交する方向の幅が狭い小型の防水コネクタである場合にも、図10及び図11に示すように、アンロック操作部12と端子収容部8の天壁部81との間の隙間空間SSに指先を入れて、アンロック操作が容易に行える。このため、アンロック操作の作業性が良い。
また、ロックアーム10が保護空間PSに収容されていて、外部に露出しない。このため、ロックアーム10に邪魔されることがなく、図1及び図2に示すように、フード9の全周をシールドシェル7で覆うことが可能となり、シールド性を高めることができる。
(第2実施形態)
図12は、本発明の第2実施形態に係る防水コネクタ1Qと相手側コネクタ100とが連結されたコネクタアセンブリ200Qの断面図である。
防水コネクタ1Qのコネクタハウジング3Qが、端子収容部8Qと、フード9Qと、ロックアーム10とを含む。フード9Qには、シェル係止部が設けられていない。端子収容部8Qは、フード9Qの底壁部92に対して連結方向X1の反対側X2へ突出する部分8Q1を含む。
第2実施形態においても、ロックの信頼性が高く、ロックアーム10の保護に優れる非シールドシェルタイプの防水コネクタ1Q及びコネクタアセンブリ200Qを実現することができる。
その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1Q 防水コネクタ
2 端子
3 コネクタハウジング
3Q コネクタハウジング
4 シール部材
7 シールドシェル
8 端子収容部
8Q 端子収容部
8a 前端部
8b 後端部(突出する部分)
9 フード
9Q フード
10 ロックアーム
10a 固定端
10b 自由端
12 アンロック操作部
15 被係止面(被係止部)
81 天壁部(一壁部)
91 保護壁部
92 底壁部
93 側壁部
94 側壁部
100 相手側コネクタ
101 相手側フード
102 天壁部
103 外壁面
104 係止面(係止部)
200 コネクタアセンブリ
200Q コネクタアセンブリ
300 電線
310 防水栓
FT 指先
G 引抜き力
H 押圧力
L ロック側
UL アンロック側
PS 保護空間
SS 隙間空間
X1 連結方向
X2 反対側
Claims (5)
- 相手側コネクタに対して連結方向に連結される防水コネクタであって、
相手側フードにシール部材を介して内嵌される端子収容部と、前記端子収容部と連結されており、前記端子収容部を取り囲み、前記相手側フードが挿入される筒状のフードと、前記端子収容部の一壁部と前記一壁部に対向する前記フードの保護壁部との間に形成される保護空間に収容される可撓性のロックアームと、を含むコネクタハウジングを備え、
前記ロックアームが、前記フードに固定される固定端と、前記固定端に対して前記連結方向の反対側に配置される自由端と、前記固定端と前記自由端との間で前記固定端に対して前記一壁部側に配置されており、ロック時に前記相手側フードの外壁面の係止部に係止される被係止部と、を含み、前記固定端を支点として前記一壁部側であるロック側と前記保護壁部側であるアンロック側とに変位されるように構成されている、防水コネクタ。 - 前記ロックアームが、前記自由端に配置されており、アンロック時に前記アンロック側に押圧操作されるアンロック操作部を、さらに含み、
前記アンロック操作部と前記一壁部との間に、指先を挿入可能な隙間空間が形成されている、請求項1に記載の防水コネクタ。 - 前記端子収容部が、前記保護壁部に対して、前記連結方向の前記反対側へ突出する部分を含む、請求項1又は2に記載の防水コネクタ。
- 前記フードの全周を覆う導電性のシールドシェルをさらに備える、請求項1~3の何れか一項に記載の防水コネクタ。
- 請求項1~4の何れか一項に記載の防水コネクタと、前記防水コネクタと連結される相手側コネクタと、を備える、コネクタアセンブリであって、
前記相手側コネクタが、前記端子収容部に前記シール部材を介して外嵌される相手側フードと、前記相手側フードの外壁面に形成され前記ロックアームの前記被係止部を係止する係止部と、を含む、コネクタアセンブリ。
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