JP2002247800A - モータ及びヨーク - Google Patents
モータ及びヨークInfo
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- JP2002247800A JP2002247800A JP2001038509A JP2001038509A JP2002247800A JP 2002247800 A JP2002247800 A JP 2002247800A JP 2001038509 A JP2001038509 A JP 2001038509A JP 2001038509 A JP2001038509 A JP 2001038509A JP 2002247800 A JP2002247800 A JP 2002247800A
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Abstract
タ及びヨークを提供する。 【解決手段】モータ1は、略有底円筒形状に形成され、
その開口部のフランジ部4aに180度間隔で貫通孔4
cが形成されたヨーク4と、貫通孔4cの部分とネジ8
にて固定される雌ネジ部7aが形成され、ヨーク4の開
口部を閉塞するエンドハウジング7と、ヨーク4の内周
面に沿った180度未満の円弧形状に形成され、該ヨー
ク4の内周面に対向して一対固定される界磁マグネット
とを備える。ヨーク4のフランジ部4aの貫通孔4cが
形成されていない部分には係合凸部4dが形成され、エ
ンドハウジング7には係合凸部4dが嵌合されてヨーク
4の開口部の剛性を高くする被係合凹部7bが形成され
る。
Description
ヨーク及びそのヨークを備えたモータに関するものであ
る。
に示すように、略有底円筒形状のヨーク51を備えたも
のがある。このヨーク51の開口部全周には、径方向外
側に延びるフランジ部51aが形成され、そのフランジ
部51aには、更に径方向外側に延びる延設部51bが
180度間隔で一対形成され、その各延設部51bには
貫通孔51cが形成されている。ヨーク51の内周面に
は、図10に示すように、一対の界磁マグネット52が
固着される。界磁マグネット52は、ヨーク51の内周
面に沿った180度未満(例えば140度)の円弧形状
に形成され、該ヨーク51の内周面に対向して固着され
る。そして、このヨーク51内には、図示しない回転子
(回転軸、電機子、整流子を含む)が収容される。
するエンドハウジング53を備える。エンドハウジング
53は、その内部に図示しないウォームホイールを備え
る。エンドハウジング53のヨーク51側には、前記各
貫通孔51cと対応した位置に雌ネジ部53a(図9
中、1つのみ図示する)が形成されている。そして、貫
通孔51cを貫通して雌ネジ部53aにネジ54が螺合
されることで、ヨーク51がエンドハウジング53に固
定される。尚、このときヨーク51の開口部から突出す
る回転子のウォーム55は、エンドハウジング53内に
挿入され、ウォームホイールと噛合される。
ブラシから回転子の整流子に駆動電流が供給されると、
該駆動電流に基づいて電機子で磁界が発生され、その磁
界と界磁マグネット52の磁界による吸引反発力にて該
回転子が回転する。そして、回転子と共にウォーム55
が一体回転すると、該回転に基づいてウォームホイール
が回転し、その回転力が外部に出力される。
なモータのヨーク51の開口部は、延設部51b(貫通
孔51c)が形成された部分(締結固定部分)の剛性が
高く、延設部51b(貫通孔51c)が形成されていな
い部分の剛性が低い。よって、図10に示すように、一
対の界磁マグネット52がヨーク51の延設部51b
(貫通孔51c)が形成されていない部分に対応した位
置に固定されると、図11(a),(b)に誇張して示
すように、回転子(電機子)と界磁マグネット52との
吸引反発の繰り返しによりヨーク51の開口部がネジ5
4による締結固定部分を節として撓んで振動するという
問題がある。このことは、騒音の原因となる。
径方向外側に大きく延出させて開口部の剛性を高くする
ことが考えられる。しかし、このようにすると、モータ
が径方向に大型化してしまうという問題がある。
することができるモータ及びヨークを提供することにあ
る。
に、請求項1に記載の発明は、略有底円筒形状に形成さ
れ、その開口部に略180度間隔でヨーク側固定部が形
成されたヨークと、前記ヨーク側固定部に固定されるハ
ウジング側固定部が形成され、前記ヨークの開口部を閉
塞するエンドハウジングと、前記ヨークの内周面に沿っ
た180度未満の円弧形状に形成され、該ヨークの内周
面に対向して一対固定された界磁マグネットとを備えた
モータにおいて、前記ヨークの開口部の前記ヨーク側固
定部が形成されていない部分に係合部を形成し、前記エ
ンドハウジングに前記係合部と係合して前記ヨークの開
口部の剛性を高くする被係合部を形成した。
のモータにおいて、前記ヨークの開口部には径方向外側
に延びるフランジ部が形成され、前記係合部は、前記フ
ランジ部に形成された該ヨークの軸線方向に延びる係合
凸部又は係合凹部であり、前記被係合部は、前記ヨーク
が前記エンドハウジングに固定された状態で、前記係合
凸部又は前記係合凹部に内外で嵌合される被係合凹部又
は被係合凸部である。
に記載のモータにおいて、前記係合部及び前記被係合部
を、前記ヨークの中心軸に対して非点対称位置に設け
た。請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の
モータにおいて、前記係合部及び前記被係合部を、前記
界磁マグネットの配置された周方向中央部にそれぞれ設
けた。
に記載のモータにおいて、前記係合部及び前記被係合部
を、前記ヨーク側固定部及び前記ハウジング側固定部か
ら90度離間した位置にそれぞれ設けた。
のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記係合部及
び前記被係合部を、所定角度範囲に渡って弧状に形成し
た。請求項7に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれ
か1項に記載のモータにおいて、前記係合部及び前記被
係合部を、所定角度範囲に渡って複数弧状に並設した。
に形成され、その開口部に略180度間隔でヨーク側固
定部が形成されたヨークと、前記ヨーク側固定部に固定
されるハウジング側固定部が形成され、前記ヨークの開
口部を閉塞するエンドハウジングと、前記ヨークの内周
面に沿った180度未満の円弧形状に形成され、該ヨー
クの内周面に対向して一対配置された界磁マグネットと
を備えたモータにおいて、前記ヨークの開口部の前記ヨ
ーク側固定部が形成されていない部分に該部分の剛性を
高くする剛性補強部を設けた。
のモータにおいて、前記剛性補強部は、その部分の肉厚
が他の箇所より厚く形成された肉厚部である。請求項1
0に記載の発明は、略有底円筒形状に形成され、その開
口部に略180度間隔でヨーク側固定部が形成され、そ
の内周面に180度未満の円弧形状に形成された界磁マ
グネットが対向して一対固定されるヨークにおいて、そ
の開口部の前記ヨーク側固定部が形成されていない部分
に該部分の剛性を高くする剛性補強部を設けた。
記載のヨークにおいて、前記剛性補強部は、その部分の
肉厚が他の箇所より厚く形成された肉厚部である。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、ヨークの開口
部のヨーク側固定部が形成されていない部分には係合部
が形成され、エンドハウジングには係合部と係合してヨ
ークの開口部の剛性を高くする被係合部が形成されるた
め、係合部と被係合部が係合することでヨークの開口部
の撓みによる振動の腹の部分の撓みが抑制される。よっ
て、一対の界磁マグネットがヨークのヨーク側固定部が
形成されていない部分と対応した位置に固定されても、
ヨーク内部に収容される回転子と界磁マグネットとの吸
引反発の繰り返しによるヨークの振動が低減される。
エンドハウジングに固定された状態で、係合凸部と被係
合凹部が内外で嵌合することで、又は、係合凹部と被係
合凸部が内外で嵌合することで、ヨークの開口部の内側
及び外側へ腹となる撓みが抑制される。
び被係合部は、ヨークの中心軸に対して非点対称位置に
設けられるため、該係合部及び被係合部にてヨークとエ
ンドハウジングの位置決め(周方向の位置決め)を確実
に行うことができる。
び被係合部は、界磁マグネットの配置された周方向中央
部にそれぞれ設けられるため、即ち、ヨーク内部に収容
される回転子と界磁マグネットとの吸引反発の繰り返し
によるヨークの振動の振幅の腹の部分の近傍位置に設け
られるため、該振動が効率良く低減される。
び被係合部は、ヨーク側固定部及びハウジング側固定部
から90度離間した位置にそれぞれ設けられるため、ヨ
ークの開口部が全周に渡って略均等に撓み難くなる。
び被係合部は、所定角度範囲に渡って弧状に形成される
ため、ヨークの開口部が更に撓み難くなる。請求項7に
記載の発明によれば、係合部及び被係合部は、所定角度
範囲に渡って複数弧状に並設されるため、ヨークの開口
部が更に撓み難くなる。
開口部の前記ヨーク側固定部が形成されていない部分に
は該部分の剛性を高くする剛性補強部が設けられるた
め、ヨークの開口部が全周に渡って撓み難くなる。よっ
て、一対の界磁マグネットがヨークのヨーク側固定部が
形成されていない部分と対応した位置に固定されても、
ヨーク内部に収容される回転子と界磁マグネットとの吸
引反発の繰り返しによるヨークの振動が低減される。
開口部の前記ヨーク側固定部が形成されていない部分に
は該部分の剛性を高くすべく、その部分の肉厚が他の箇
所より厚く形成された肉厚部が形成されるため、ヨーク
全体の肉厚を厚くする(例えば、もともと肉厚の厚い材
料を使用する)のに比べてヨークの材料の増大を抑制し
ながら、ヨークの開口部が全周に渡って撓み難くなる。
の開口部の前記ヨーク側固定部が形成されていない部分
には該部分の剛性を高くする剛性補強部が設けられるた
め、ヨークの開口部が全周に渡って撓み難くなる。よっ
て、一対の界磁マグネットがヨークのヨーク側固定部が
形成されていない部分と対応した位置に固定されても、
ヨーク内部に収容される回転子と界磁マグネットとの吸
引反発の繰り返しによるヨークの振動が低減される。
の開口部の前記ヨーク側固定部が形成されていない部分
には該部分の剛性を高くすべく、その部分の肉厚が他の
箇所より厚く形成された肉厚部が形成されるため、ヨー
ク全体の肉厚を厚くするのに比べてヨークの材料の増大
を抑制しながら、ヨークの開口部が全周に渡って撓み難
くなる。
のワイパ用モータに具体化した一実施形態を図1〜図3
に従って説明する。
体2と減速部3とを備えている。モータ本体2は、一端
開放の略有底円筒形状のヨーク4と、該ヨーク4の内周
面に固着される一対の界磁マグネット5(図2参照)
と、同ヨーク4内に収容される図示しない回転子とを備
えている。
CD]等)よりなり、その開口部全周には、径方向外側
に延びるフランジ部4aが形成されている。フランジ部
4aには更に径方向外側に延びる延設部4bが180度
間隔で一対形成されている。又、各延設部4bには軸線
方向に貫通したヨーク側固定部としての貫通孔4cが形
成されている。
部4aの貫通孔4c(延設部4b)が形成されていない
部分には、図2及び図3に示すように、係合部としての
係合凸部4dが形成されている。この係合凸部4dは、
図3に示すように、ヨーク4の軸線方向に延びるように
凸設されている。又、係合凸部4dは、一対設けられ、
貫通孔4c(延設部4b)から90度離間した位置に対
向して設けられている。
うに、ヨーク4の内周面に沿った円弧形状で、回転軸線
Pの回りに180度未満(本実施の形態では、140
度)で形成され、該ヨーク4の内周面に対向して固着さ
れている。この一対の界磁マグネット5は、ヨーク4の
延設部4b(貫通孔4c)が形成されていない部分に対
応した位置に固定されている。詳しくは、界磁マグネッ
ト5は、その中央が係合凸部4dと対応した位置に固定
されている。
ネット5間)には、図示しない回転子(回転軸、電機
子、整流子を含む)が回転可能に収容されている。又、
回転軸の先端には、ヨーク4の開口部から突出するウォ
ーム6が形成されている。
エンドハウジング7と、該エンドハウジング7の内部に
収容された図示しないウォームホイールとを備えてい
る。エンドハウジング7は、アルミダイキャスト成形に
て形成され(即ち、アルミ合金よりなる)、そのヨーク
4側には、図1に示すように、前記貫通孔4cと対応し
た位置にハウジング側固定部としての雌ネジ部7a(図
1中、1つのみ図示する)がそれぞれ形成されている。
又、エンドハウジング7のヨーク4側において、前記各
係合凸部4dと対応した位置には、図1及び図3に示す
ように、ヨーク4とエンドハウジング7とが固定された
状態で、前記係合凸部4dが内外で嵌合される(ヨーク
4の径方向内側及び径方向外側方向に係合する)被係合
部としての被係合凹部7bが形成されている。
雌ネジ部7aにネジ8が螺合されることで、ヨーク4が
エンドハウジング7に固定される。このとき、前記係合
凸部4dは前記被係合凹部7bに内外で嵌合されること
でヨーク4の開口部がエンドハウジング7を介して補強
されることとなり、ヨーク4の開口部の剛性は高くな
る。又、このときヨーク4の開口部から突出したウォー
ム6は、エンドハウジング7内に挿入され、ウォームホ
イールと噛合される。尚、このウォームホイールの出力
軸は、レバー9や図示しないリンク機構等を介してワイ
パアーム(ワイパブレード)に連結される。
ない給電用ブラシから回転子の整流子に駆動電流が供給
されると、該駆動電流に基づいて電機子で磁界が発生さ
れ、その磁界と界磁マグネット5の磁界による吸引反発
力にて該回転子が回転する。そして、回転子と共にウォ
ーム6が一体回転すると、該回転に基づいてウォームホ
イール及びレバー9が回転し、リンク機構等を介してワ
イパアーム(ワイパブレード)が所定の払拭動作を行
う。
下に記載する。 (1)ヨーク4の開口部において、フランジ部4aの貫
通孔4c(延設部4b)が形成されていない部分には、
係合凸部4dが形成され、エンドハウジング7の係合凸
部4dと対応した位置には、ヨーク4とエンドハウジン
グ7とが固定された状態で、係合凸部4dが嵌合される
被係合凹部7bが形成されている。よって、係合凸部4
dが被係合凹部7bに嵌合されることでヨーク4の開口
部がエンドハウジング7を介して補強されることとな
り、ヨーク4の開口部の剛性は高くなる。特に、この係
合凸部4dと被係合凹部7bとの嵌合は、ヨーク4の径
方向内側及び径方向外側方向への撓みを防止している。
さらに、この両者の嵌合位置は、回転子と界磁マグネッ
ト5との吸引反発によるヨーク4の撓みがヨーク4とエ
ンドハウジング7とが締結固定された位置(貫通孔4c
が形成された位置)を節として生じていることに注目
し、その撓みの腹に対応する位置とすることで、ヨーク
4の開口部が(全周に渡って)撓み難くなる。これによ
り、一対の界磁マグネット5がヨーク4の延設部4b
(貫通孔4c)が形成されていない部分と対応した位置
(特に、撓み抑制効果の大きい位置は、界磁マグネット
5の周方向中央部が、ヨーク4とエンドハウジング7と
が締結固定された位置から90度の位置で、上記締結固
定位置を節とする振幅が最も大きくなる位置)に固定さ
れていても、ヨーク4内部に収容される回転子と界磁マ
グネット5との吸引反発の繰り返しによるヨーク4の振
動は低減される。その結果、車両乗客への騒音は低減さ
れる。又、フランジ部4aを全周に渡って径方向外側に
大きく延出させることで剛性を高くするものに比べて、
モータ1が径方向に大型化しない。
は、界磁マグネット5の配置された周方向中央部と対応
した位置にそれぞれ設けられるため、即ち、ヨーク4内
部に収容される回転子と界磁マグネット5との吸引反発
の繰り返しによるヨーク4の振動の振幅の腹の部分の近
傍位置に設けられるため、該振動が効率良く低減され
る。
は、貫通孔4c(延設部4b)及び雌ネジ部7aから9
0度離間した位置にそれぞれ設けられるため、ヨーク4
の開口部における撓みがヨーク4とエンドハウジング7
とが締結固定された位置を節として、その撓みの腹に対
応する位置となり、ヨーク4の開口部の撓みをより効果
的に抑え、全周に渡って略均等に撓み難くなる。
部4b(貫通孔4c)が形成されていない部分と対応し
た位置に固定されてもヨーク4の振動が低減されるた
め、界磁マグネット5を固定する際のヨーク4に対する
周方向の固定位置に自由度を得ることができる。
もよい。 ・上記実施の形態では、ヨーク4とエンドハウジング7
に、固定された状態で嵌合される係合凸部4d(係合
部)と被係合凹部7b(被係合部)とを設けたが、互い
に係合することでヨーク4の剛性が高くなれば、他の形
状の係合部及び被係合部に変更してもよい。
部)及び被係合凹部7b(被係合部)を、図4及び図5
に示すように変更してもよい。ヨーク21のフランジ部
21aにおいて、貫通孔21bが形成されていない部分
には、所定角度範囲に渡って弧状に形成される係合凸部
21cが形成されている。又、エンドハウジング22に
は、前記係合凸部21cを嵌合可能な弧状の被係合凹部
22aが形成されている。このようにすると、上記実施
の形態の効果に加えてヨーク21の開口部の剛性が更に
高くなり、ヨーク21の開口部が全周に渡って更に撓み
難くなる。
部)及び被係合凹部7b(被係合部)を、図6及び図7
に示すように変更してもよい。ヨーク31のフランジ部
31aの外縁には、軸線方向に延びる筒部31bが形成
されている。この筒部31bにおいて、貫通孔31cが
形成されていない部分と対応した位置には、外側から内
側に凹設された外周凹部31dが6個形成されている。
又、エンドハウジング32には、前記各外周凹部31d
に嵌合される被係合爪32aが6個形成されている。こ
のようにしても、図7に示すように、外周凹部31dに
被係合爪32aが嵌合されることで、ヨーク31の開口
部の剛性が高くなり、ヨーク31の開口部が全周に渡っ
て撓み難くなる。これにより、一対の界磁マグネット5
がヨーク31の貫通孔31cが形成されていない部分と
対応した位置に固定されても、ヨーク31内部に収容さ
れる回転子と界磁マグネット5との吸引反発の繰り返し
によるヨーク31の振動は低減される。尚、外周凹部3
1d及び被係合爪32aの個数は、他の数に適宜変更し
てもよい。
1,31とエンドハウジング7,22,32が固定され
た状態で嵌合される係合凸部4d,21c又は外周凹部
31d(係合部)と、被係合凹部7b,22a又は被係
合爪32a(被係合部)とを設けたが、互いに係合する
ことでヨーク4の剛性が高くならなくても、ヨークの開
口部のヨーク側固定部(貫通孔4c,21b,31c)
が形成されていない部分に該部分の剛性を高くする剛性
補強部を設けて実施してもよい。
い。ヨーク41のフランジ部41aにおいて、貫通孔4
1bが形成されていない部分には、その肉厚が他の箇所
より厚く形成された剛性補強部としての肉厚部41cが
形成されている。尚、このヨーク41の開口部を閉塞す
るエンドハウジング42は、従来技術のエンドハウジン
グ53と同様のものである。よって、ヨーク全体の肉厚
を厚くする(例えば、もともと肉厚の厚い材料を使用す
る)のに比べてヨーク41の材料(費)の増大を抑制し
ながら、ヨーク41の開口部が全周に渡って撓み難くな
る。よって、一対の界磁マグネットがヨーク41の貫通
孔41bが形成されていない部分と対応した位置に固定
されても、ヨーク41内部に収容される回転子と界磁マ
グネットとの吸引反発の繰り返しによるヨーク41の振
動が低減される。又、フランジ部41aを全周に渡って
径方向外側に大きく延出させることで剛性を高くするも
のに比べて、モータが径方向に大型化しない。
ハウジング7に、固定された状態で嵌合される係合凸部
4dと被係合凹部7bとを1つずつ設けたが、係合凸部
4dと被係合凹部7bをフランジ部4aの所定角度範囲
に渡って複数個弧状に設けてもよい。このようにする
と、上記実施の形態の効果に加えてヨークの開口部の剛
性が更に高くなり、ヨークの開口部が全周に渡って更に
撓み難くなる。
部4dを設け、エンドハウジング7に被係合凹部7bを
設けたが、ヨークに係合凹部(係合孔)を設け、エンド
ハウジングに被係合凸部を設けてもよい。このようにし
ても、上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることが
できる。
被係合凹部7bは、界磁マグネット5の配置された周方
向中央部と対応した位置にそれぞれ設けられるとした
が、係合凸部4d及び被係合凹部7bと界磁マグネット
5の配置された周方向中央部と対応した位置が周方向に
ズレていてもよい。このようにしても、上記実施の形態
の効果(1),(3),(4)と同様の効果を得ること
ができる。
被係合凹部7bは、貫通孔4c(延設部4b)及び雌ネ
ジ部7aから90度離間した位置にそれぞれ設けられる
としたが、貫通孔4c(延設部4b)が形成されていな
い部分と対応した位置であれば、係合凸部4d及び被係
合凹部7bを他の位置に設けてもよい。このようにして
も、上記実施の形態の効果(1),(2),(4)と同
様の効果を得ることができる。
被係合凹部7bは、貫通孔4c(延設部4b)及び雌ネ
ジ部7aから90度離間した位置にそれぞれ設けられる
としたが、それぞれ一対の係合凸部4d及び被係合凹部
7bをヨーク4の中心軸に対して非点対称位置に設けて
もよい。このようにすると、上記実施の形態の効果
(1),(4)と同様の効果を得ることができるととも
に、該係合凸部及び被係合凹部にてヨークとエンドハウ
ジングの位置決め(周方向の位置決め)を確実に行うこ
とができる。
ドハウジング7には、貫通孔4c及び雌ネジ部7aが形
成され、貫通孔4cを貫通して雌ネジ部7aにネジ8が
螺合されることで、ヨーク4がエンドハウジング7に固
定されるとしたが、その部分で連結固定されれば、略1
80度間隔で設けられた他のヨーク側固定部及びハウジ
ング側固定部に変更してもよい。例えば、ヨーク側固定
部及びハウジング側固定部をかしめ部と被かしめ部とし
て、かしめにてヨークをエンドハウジングに固定しても
よい。このようにしても上記実施の形態の効果と同様の
効果を得ることができる。
は、その内部にウォームホイールを収容した減速部3を
構成するものとしたが、ウォームホイール等を収容して
いなくてもヨーク4の開口部を閉塞するものであれば、
他のエンドハウジングに変更してもよい。このようにし
ても、上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることが
できる。
のワイパ用モータに具体化したが、他の装置に用いられ
るモータに変更してもよい。上記実施の形態から把握で
きる技術的思想について、以下に記載する。
前記係合部は、前記ヨーク(31)の開口部外周から内
側に凹設された外周凹部(31d)であり、前記被係合
部は、前記エンドハウジング(32)に立設され、前記
ヨーク(31)が前記エンドハウジング(32)に固定
された状態で、前記外周凹部(31d)に嵌合される被
係合爪(22a)であることを特徴とするモータ。この
ようにすると、ヨークがエンドハウジングに固定された
状態で、外周凹部と被係合爪が嵌合することで、ヨーク
の開口部が全周に渡って撓み難くなる。
いずれかに記載のモータにおいて、前記ヨーク(4,2
1,31)の開口部には径方向外側に延びるフランジ部
(4a,21a,31a)が形成され、前記ヨーク側固
定部は、前記フランジ部(4a,21a,31a)の所
定角度位置から更に径方向外側に延びて形成された延設
部(4b)に形成された貫通孔(4c,21b,31
c)であり、前記ハウジング側固定部は、前記エンドハ
ウジング(7,22,32)の前記貫通孔(4c,21
b,31c)と対応した位置に形成された雌ネジ部(7
a)であり、前記貫通孔(4c,21b,31c)を貫
通して前記雌ネジ(7a)にネジ(8)を螺合させるこ
とで前記ヨーク(4,21,31)を前記エンドハウジ
ング(7,22,32)に固定したことを特徴とするモ
ータ。このようにすると、ヨークのフランジ部の所定角
度位置から更に径方向外側に延びて形成された延設部に
形成された貫通孔を貫通してエンドハウジングに形成さ
れた雌ネジにネジが螺合されることでヨークがエンドハ
ウジングに固定される。
大型化せず、振動を低減することができるモータ及びヨ
ークを提供することができる。
た図。
ングの要部断面図。
部断面図。
部拡大図。
図。
模式図。
7,22,32,42…エンドハウジング、4a,21
a…フランジ部、4c,21b,31c,41b…貫通
孔、4d,21c…係合凸部(係合部)、7a…雌ネジ
部、7b,22a…被係合凹部(被係合部)、31d…
外周凹部(係合部)、32a…被係合爪(被係合部)4
1c…肉厚部(剛性補強部)。
Claims (11)
- 【請求項1】 略有底円筒形状に形成され、その開口部
に略180度間隔でヨーク側固定部(4c,21b,3
1c)が形成されたヨーク(4,21,31)と、 前記ヨーク側固定部(4c,21b,31c)に固定さ
れるハウジング側固定部(7a)が形成され、前記ヨー
ク(4,21,31)の開口部を閉塞するエンドハウジ
ング(7,22,32)と、 前記ヨーク(4,21,31)の内周面に沿った180
度未満の円弧形状に形成され、該ヨーク(4,21,3
1)の内周面に対向して一対固定された界磁マグネット
(5)とを備えたモータにおいて、 前記ヨーク(4,21,31)の開口部の前記ヨーク側
固定部(4c,21b,31c)が形成されていない部
分に係合部(4d,21c,31d)を形成し、 前記エンドハウジング(7,22,32)に前記係合部
(4d,21c,31d)と係合して前記ヨーク(4,
21,31)の開口部の剛性を高くする被係合部(7
b,22a,32a)を形成したことを特徴とするモー
タ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のモータにおいて、 前記ヨーク(4,21)の開口部には径方向外側に延び
るフランジ部(4a,21a)が形成され、 前記係合部は、前記フランジ部(4a,21a)に形成
された該ヨーク(4,21)の軸線方向に延びる係合凸
部(4d,21c)又は係合凹部であり、 前記被係合部は、前記ヨーク(4,21)が前記エンド
ハウジング(7,22)に固定された状態で、前記係合
凸部(4d,21c)又は前記係合凹部に内外で嵌合さ
れる被係合凹部(7b,22a)又は被係合凸部である
ことを特徴とするモータ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のモータにおい
て、 前記係合部及び前記被係合部を、前記ヨークの中心軸に
対して非点対称位置に設けたことを特徴とするモータ。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載のモータにおい
て、 前記係合部(4d,21c,31d)及び前記被係合部
(7b,22a,32a)を、前記界磁マグネット
(5)の配置された周方向中央部にそれぞれ設けたこと
を特徴とするモータ。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載のモータにおい
て、 前記係合部(4d,21c)及び前記被係合部(7b,
22a)を、前記ヨーク側固定部(4c,21b)及び
前記ハウジング側固定部(7a)から90度離間した位
置にそれぞれ設けたことを特徴とするモータ。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
モータにおいて、 前記係合部(21c)及び前記被係合部(22a)を、
所定角度範囲に渡って弧状に形成したことを特徴とする
モータ。 - 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
モータにおいて、 前記係合部及び前記被係合部を、所定角度範囲に渡って
複数弧状に並設したことを特徴とするモータ。 - 【請求項8】 略有底円筒形状に形成され、その開口部
に略180度間隔でヨーク側固定部(41b)が形成さ
れたヨーク(41)と、 前記ヨーク側固定部(41b)に固定されるハウジング
側固定部が形成され、前記ヨーク(41)の開口部を閉
塞するエンドハウジング(42)と、 前記ヨーク(41)の内周面に沿った180度未満の円
弧形状に形成され、該ヨーク(41)の内周面に対向し
て一対配置された界磁マグネットとを備えたモータにお
いて、 前記ヨーク(41)の開口部の前記ヨーク側固定部(4
1b)が形成されていない部分に該部分の剛性を高くす
る剛性補強部(41c)を設けたことを特徴とするモー
タ。 - 【請求項9】 請求項8に記載のモータにおいて、 前記剛性補強部は、その部分の肉厚が他の箇所より厚く
形成された肉厚部(41c)であることを特徴とするモ
ータ。 - 【請求項10】 略有底円筒形状に形成され、その開口
部に略180度間隔でヨーク側固定部(41b)が形成
され、その内周面に180度未満の円弧形状に形成され
た界磁マグネットが対向して一対固定されるヨークにお
いて、 その開口部の前記ヨーク側固定部(41b)が形成され
ていない部分に該部分の剛性を高くする剛性補強部(4
1c)を設けたことを特徴とするヨーク。 - 【請求項11】 請求項10に記載のヨークにおいて、 前記剛性補強部は、その部分の肉厚が他の箇所より厚く
形成された肉厚部(41c)であることを特徴とするヨ
ーク。
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- 2001-02-15 JP JP2001038509A patent/JP3708829B2/ja not_active Expired - Fee Related
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