JP2598710Y2 - 自動車用モータの冷却構造 - Google Patents

自動車用モータの冷却構造

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JP2598710Y2
JP2598710Y2 JP1993032755U JP3275593U JP2598710Y2 JP 2598710 Y2 JP2598710 Y2 JP 2598710Y2 JP 1993032755 U JP1993032755 U JP 1993032755U JP 3275593 U JP3275593 U JP 3275593U JP 2598710 Y2 JP2598710 Y2 JP 2598710Y2
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motor
end frame
shielding
cooling structure
automobile
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聖 高倉
良和 藤井
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Asmo Co Ltd
Denso Corp
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Asmo Co Ltd
Denso Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用電動ファンモー
タに係り、特に自動車用電動ファンモータの冷却構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】一般に自動車用モータ、例
えば電動ファンモータおいては、モータの小型化に伴っ
て外気をモータ内部に導入して冷却することが行なわれ
ており、モータのハウジングに冷却穴を設けて外気をモ
ータ内部に導入することが行なわれていた。またモータ
のヨークには、ヨーク内外の圧力差を緩和させたり、モ
ータ内で発生した結露による水滴を排出するために、モ
ータ内外の空気を流通可能にする通気孔が形成されてい
る。
【0003】しかし、自動車用電動ファンモータにおい
ては、自動車のエンジンルーム内に取り付けるために、
エンジンルーム内に侵入する水,埃等が、モータのハウ
ジングに形成した冷却穴より侵入し、これらの水,埃等
が、コンミテータ,ブラシ部に付着する為に、不都合が
生じてしまう。
【0004】これを防ぐために、冷却穴の部分に遮蔽板
を設けて、コンミテータ,ブラシ部に水,埃等が付着し
ない構造とした技術が提案されている。例えば形状記憶
合金によって所定温度で開放するダンパを用いた提案技
術(実開昭62−54559号公報参照),送風管を用
いた技術(実開昭63−74059号公報参照),ハウ
ジングに複数の貫通口を形成し、この貫通口と一致しな
いように、縞状の貫通部を形成したテールカバーを空隙
をおいて取付けた技術(実開昭64−40258号公報
参照),ハウジングに設けられた穴にパイプを装着する
技術(実公昭57−31648号公報),防塵カバーを
用いる技術(実開昭56−52461号公報)等が知ら
れている。
【0005】しかし、上記いずれの提案技術において
も、組付工数の増加、部品点数が増加するという問題が
あった。特に、別体のパイプを使用するときには、パイ
プがモータ下方に突出するために、相手取付にも干渉防
止等の対策が必要であり、さらにパイプ取付部によりモ
ータ内部の水が完全に排出されないという不都合もあっ
た。
【0006】本考案の目的は、自動車用モータにおい
て、部品点数を増加することなく,組付工数が少ないモ
ータの冷却及び水抜き構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の自動
車用モータの冷却構造は、ハウジングに通気口を形成し
た自動車用モータにおいて、前記通気口と間隙をおい
て、通気口を覆うようにエンドフレームと一体となった
複数の遮蔽ピンがエンドフレームから延出して配設され
てなることを特徴とする。
【0008】また本願請求項2記載の自動車用モータの
冷却構造は、ハウジングに通気口を形成した自動車用モ
ータにおいて、前記通気口と間隙をおいて、通気口を覆
うようにエンドフレームと一体となった突起面が形成さ
れてなることを特徴とする。なお、前記エンドフレーム
と一体となった遮蔽ピン,突起面は迷路構造に形成され
ると好適である。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を
限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。図1及び図2は本考案の
第1実施例を示すものであり、図1は要部断面説明図、
図2は図1のA−A線断面図である。
【0010】図1において、モータMは、固定子(図1
では図示せず)と、巻線12aを備えたアーマチャ12
と、アーマチャ12の回転軸13と、回転軸13を軸支
する軸受部14と、回転軸13の一端側に配設される整
流子15と、整流子15と摺接するブラシ装置16と、
を備えている。これらの構成自体は公知の技術であり、
その詳細は省略する。
【0011】また符号17はハウジングであり、符号1
8はエンドフレームである。本例では、通気口(冷却
穴)19をハウジング17の側面に設けている。また本
例のエンドフレーム18は、合成樹脂で成形されてお
り、このエンドフレーム18には、複数の遮蔽ピン20
がモータ内部側に延出して一体に形成されている。
【0012】本例の遮蔽ピン20は図2で示すように、
径の大きいピン21と、径の小さいピン22とから形成
されており、径の小さいピン22は径の大きいピン21
により四方を囲むように形成されている。
【0013】またこれらの遮蔽ピン20の両側には、遮
蔽板23が一体に形成されている。本例の遮蔽板23は
図2で示すように遮蔽ピン21側が、遮蔽ピン21との
間で間隙を小さくするような凹凸部23aが形成されて
いる。
【0014】そして上記通気口19から直接整流子15
側,ブラシ装置16側が露見しないように、通気口側か
らみて迷路状況になるように上記遮蔽ピン20及び遮蔽
板23が形成されている。
【0015】以上のように形成されているので、通気口
19から浸入する水,埃は、直線的に進むため、複数の
遮蔽ピン20に衝突し、遮蔽ピン20及び遮蔽板23で
邪魔されて、侵入を阻まれ、整流子15,ブラシ装置1
6に付着するのを防止できると共に、遮蔽ピン20及び
遮蔽板23がエンドフレーム18と一体に成形されるた
めに、部品点数を増加させることが無い。
【0016】また通気口19をモータ配設時に下側に配
置することにより、ハウジング17と遮蔽ピン20の間
に隙間が設けられているので、1度モータM内へ侵入し
た水,埃がモータM内部へ溜まることなく通気口19よ
りモータ外部へ排出することができ、水抜き口としての
作用を奏することができる。そして迷路構造がモータM
内部に備えられているので、パイプ等を取着した従来技
術のようなモータ外部への突出を防ぐことができ、他の
部品との干渉を防止することができる。またパイプの取
付部が無いためにモータ内部の水を完全に外部に排出す
ることができる。
【0017】図3乃至図5は本考案の第2実施例を示す
ものであり、図3は断面図、図4は拡大部分断面図、図
5は拡大部分断面図である。本例において前記実施例と
同一部材等には同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】前記実施例では、エンドフレーム18から
遮蔽ピン20をモータ内部側へ延出して形成した例を示
したが本例では、エンドフレーム24から円弧状の防水
壁25をモータ内部側へ延出させて、この円弧状の防水
壁25で、通気口19を覆うように形成したものであ
る。本例のように形成しても前記実施例と同様な作用効
果を奏することができる。
【0019】
【0020】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、モータ
内部が直接被水するのを防止するために、エンドフレー
ムと別体の遮蔽板を設ける必要がなくなり、部品点数の
低減、組付工数の低減が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す要部断面説明図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】第2実施例を示す断面図である。
【図4】第2実施例の拡大部分断面図である。
【図5】第2実施例の拡大部分断面図である。
【符号の説明】 12 アーマチャ 12a 巻線 13 回転軸 14 軸受部 15 整流子 16 ブラシ装置 17 ハウジング 18 エンドフレーム 19 通気口(冷却穴) 20 遮蔽ピン 21 径の大きいピン 22 径の小さいピン 23 遮蔽板 23a 凹凸部 24 エンドフレーム 25 防水壁 M モータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−129826(JP,A) 実開 平1−71959(JP,U) 実開 昭59−99654(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/10 H02K 5/20 H02K 9/00 - 9/28

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに通気口を形成した自動車用
    モータにおいて、前記通気口と間隙をおいて、通気口を
    覆うようにエンドフレームと一体となった複数の遮蔽ピ
    ンがエンドフレームから延出して配設されてなることを
    特徴とする自動車用モータの冷却構造。
  2. 【請求項2】 ハウジングに通気口を形成した自動車用
    モータにおいて、前記通気口と間隙をおいて、通気口を
    覆うようにエンドフレームと一体となった突起面が形成
    されてなることを特徴とする自動車用モータの冷却構
    造。
  3. 【請求項3】 前記エンドフレームと一体となった遮蔽
    ピン,突起面は迷路構造に形成されてなる請求項1,2
    記載の自動車用モータの冷却構造。
JP1993032755U 1993-05-27 1993-05-27 自動車用モータの冷却構造 Expired - Lifetime JP2598710Y2 (ja)

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JPH0688164U JPH0688164U (ja) 1994-12-22
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JP5395881B2 (ja) * 2011-11-25 2014-01-22 本田技研工業株式会社 モータドライバの取付構造
JP6002474B2 (ja) * 2012-06-29 2016-10-05 古野電気株式会社 レーダアンテナ装置

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