JPH0724923Y2 - ファンモ−タの水抜き装置 - Google Patents

ファンモ−タの水抜き装置

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JPH0724923Y2
JPH0724923Y2 JP1987069878U JP6987887U JPH0724923Y2 JP H0724923 Y2 JPH0724923 Y2 JP H0724923Y2 JP 1987069878 U JP1987069878 U JP 1987069878U JP 6987887 U JP6987887 U JP 6987887U JP H0724923 Y2 JPH0724923 Y2 JP H0724923Y2
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JP
Japan
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yoke
cover
water
fan motor
recess
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JP1987069878U
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JPS63179755U (ja
Inventor
正栄 佐藤
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ファンモータの水抜き装置に関し、例えば、
自動車に搭載されるラジエータのファンモータに利用し
て有効なものに関する。
〔従来の技術〕
自動車に搭載されるラジエータのファンモータには、水
没時のモータ内部への浸水に対し錆によるロック等のよ
うに機能が急激に損なわれるのを防止するために、水抜
き装置が設けられている。このようなモータの水抜き装
置として、モータハウジングの底部に水抜き孔を開設
し、この水抜き孔にドレンチューブを取り付けて垂下さ
せて成るものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このようなファンモータの水抜き装置において
は、ドレンチューブは長く垂下されているため、ファン
モータのシュラウドに対する組み付け作業性が低下する
とともに、エンジンの発熱に対処する必要上、耐熱性の
高い高価な材料が使用されるため、コストが高くなり、
また、エンジンルームの部品レイアウトの妨げになると
いう問題点がある。
本考案の目的は、ドレンチューブを省略することができ
るファンモータの水抜き装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るファンモータの水抜き装置は、一端が開口
し他端が閉塞した円筒形状に形成されて開口面にフラン
ジ部(5)が外向きに突設されているヨーク(3)に前
記フランジ部(5)にエンドブラケット(4)が被せら
れて固定されており、前記ヨーク(3)の胴部外周上に
固定されたステー(6)がシュラウド(9)に締結され
ているファンモータ(1)の水抜き装置であって、 前記ヨーク(3)の胴部に開設されている水抜き孔
(7)に、カバー(10)がヨーク(3)の外面に密接す
るように被せ着けられているファンモータの水抜き装置
において、 前記カバー(10)には本体(11)と、本体(11)の一対
の側壁(12a)、(12b)および底壁により両端面がそれ
ぞれ開口された凹部(12)と、凹部(12)の一方の開口
部付近に形成された通水路(17)とが設けられており、 このカバー(10)が本体(11)の両側壁(12a)、(12
b)の開口側端辺を前記ヨーク(3)の外周面に密接さ
れて、前記水抜き孔(7)に被せ着けられており、 かつまた、前記通水路(17)が前記ヨーク(3)におけ
るフランジ部(5)に対向され、前記凹部(12)におけ
る他方の開口は前記ステー(6)に対向されていること
を特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、水没事故等によりハウジングに
侵入した水は、水抜き孔→カバーの凹部→凹部の開口、
の経路により外部に排出される。
ハウジングへの被水はカバーにかかるため、水抜き孔へ
直接侵入することはない。万一、被水がカバーの前後方
向からあったとしても、前後両端の開口から通り抜けて
しまう。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であるファンモータの水抜き
装置を示す拡大分解斜視図、第2図はその組付状態を示
す拡大部分縦断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿
う断面図、第4図はそのファンモータを示す一部切断側
面図である。
本実施例において、この水抜き装置はファンモータ1の
ハウジング2についての水抜きを行うように構成されて
いる。ハウジング2は一端が開口し他端が閉塞した略円
筒形状に形成されているヨーク3と、ヨーク3の開口面
に被せ着けられているエンドブラケット4とから構成さ
れており、図示しないが、ハウジング2の内部にはステ
ータ、アーマチュア、コンミュテータおよびブラシ装置
等のモータ構成部品が設けられている。ヨーク3の開口
面にはフランジ部5がエンドブラケット4に嵌合するよ
うに外向きに突設されており、ヨーク3の胴部外周上に
はこのモータをラジエータのシュラウド9(想像線で示
されている。)に取り着けるためのステー6が略中央部
に配されて固装されている。
ヨーク3の胴部における底部には、略十字形状に形成さ
れた水抜き孔7がステー6の近傍に沿うように配され
て、ヨーク内外を連通させるように開設されており、水
抜き孔7にはカバー10が被せ着けられている。このカバ
ー10は合成樹脂を用いて一体成形されており、略ちりと
り形状に形成された本体11を備えている。本体11の上面
には前後壁開口の凹部12が形成されており、凹部12の底
面上には突起13が一端部(以下、エンドプレート側とす
る。)中央部に配されて略垂直に突設されている。突起
13の両側面には一対の爪部14がそれぞれ下方広がりに逆
錨形状になるように突設されている。両爪部14は突起13
が水抜き孔7にヨーク3の外側から挿入された状態で、
ヨーク3の内側から水抜き孔7における周方向側の開口
縁辺部7a、7bにそれぞれ係合する。このとき、凹部12の
両側壁12a、12bの上面がヨーク3の外周面に押圧される
ことにより、両側壁12a、12bが外側に押し開かれるよう
に弾性変形され、ヨーク3の外周面に密着されつつ弾性
力を相対的に付勢するため、カバー10はヨーク3の胴壁
を挟持することにより、ヨーク3に相対的に保持される
ことになる。
また、突起13の基端部には回り止めストッパ15がエンド
プレート側とは反対側(以下、ステー側とする。)に配
されて、中間高さまで2段階形状に形成されて突設され
ており、カバー10がヨーク3に被着された状態におい
て、この回り止めストッパ15は水抜き孔7に切り欠かれ
た切欠部8に嵌入することにより、カバー10を回り止め
させるようになっている。
本体11の凹部12における空所底面上には防水壁16が突起
13のエンドプレート側で隣接するように配されて、凹部
12の両方の側壁12a、12bに対して若干の間隙17、17をお
いて横断するように、かつ、外方に突出するように若干
屈曲されて略垂直に突設されている。防水壁16の両脇の
間隙17、17は防水壁16の前後空間を連通させる一対の通
水路を実質的に構成している。カバー10のヨーク3への
装着状態において、防水壁16は水抜き孔7の若干側方に
位置されるようになっている。
次に作用を説明する。
水没事故等によりハウジング2に侵入した水は、ハウジ
ング2の底部に集まり、水抜き孔7→カバー10の凹部12
→防水壁16両脇の通水路17、17→カバー10の両端開口の
経路によりハウジング2の外部に排水される。このと
き、防水壁16は中央部から縁辺部に向けて外側にく字形
状に屈曲されているため、水は防水壁16の内側に残留す
ることなく完全に排出される。
他方、ハウジング2への被水は、ラジエータに取り着け
られた状態において、まず、シュラウドの丸枠9(想像
線で示されている。)にかかり、それを通過した場合に
はカバー10の外面に当たるため、水抜き孔7に直接かか
ることはなく、被水が水抜き孔7からハウジング2へ侵
入することは防止される。
シュラウドの丸枠を通過した被水がハウジング2の側方
からあった場合、カバー10の側面は凹部12の両側壁12a,
12bにより閉塞されているため、カバー10の凹部12内へ
向かうことはない。このとき、カバー10の両側壁12a、1
2bは押し開かれるように弾性変形することにより、カバ
ー10の外周面に弾性力下で密着されているため、カバー
10と両側壁12a、12bとの当接面から被水が侵入すること
はない。
万一、シュラウドの丸枠を通過した被水がハウジング2
の前後方向からあった場合、一方はステー6によって遮
られるため、凹部12の内部へ侵入することはない。ま
た、エンドプレート側から凹部12に内部へ水が向かった
としても、水は防水壁16によって遮られるため、その奥
に位置する水抜き孔7に侵入することがない。
前記実施例によれば次の効果が得られる。
(1)水抜き孔にカバーを被せ着ける構成であるため、
ドレンチューブによる構造のようにハウジングの径方向
へ拡大することがなく、ファンモータのシュラウドへの
組付性が向上されるとともに、占拠スペースを縮小させ
ることができる。
(2)水抜き孔およびカバーをハウジングのステーに対
向するように配設するとともに、ラジエータのシュラウ
ドにファンモータを据え付けることにより、カバーがシ
ュラウドのモータ取付丸枠により取り囲まれるため、浸
水防止効果を一層高めることができる。
(3)エンジンルームに設置され他場合、エンジンの熱
の影響を受けることが抑制されるため、耐熱性の低い材
料を使用することが可能になり、その結果、コストを低
減させることができる。
(4)凹部の側壁上面と、水抜き孔に挿入された爪部と
でその開口縁辺部を挟持することによって、カバーをハ
ウジングに取り付けるように構成することにより、カバ
ーをワンタッチ操作でハウジングの水抜き孔に被せ着け
ることができるため、作業性を高めることができる。
(5)カバーの両側壁を弾性変形させ、その弾性力下で
カバーをハウジングに取り付けるように構成されている
ため、カバーをハウジングに確実に取り付けることがで
きる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。
例えば、カバーの本体、爪部、防水壁および水抜き口の
形状、構造等は前記実施例に限らず、ハウジング、水抜
き孔の形状、構造等に対応して適宜選定することが望ま
しい。
前記実施例では、ラジエータのファンモータに適用した
場合につき説明したが、本考案はこれに限らず、冷房装
置におけるコンデンサについてのファンモータ等に適用
することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ドレンチューブ
を省略化しつつ、ハウジング内の水を確実に排出させる
ことができるとともに、ハウジング外からの内部への浸
水を確実に防止することができる。
ファンモータ1に既設のシュラウド9取付用のステー6
およびヨーク3とエンドブラケット4の嵌合部であるフ
ランジ5を有効利用することで、構造が簡単なカバー10
によって確実に浸水を防止することができる。
カバー10の本体11がちりとり形状に形成されて両端が開
口されていることにより、その本体11の側壁12a、12bに
弾性機能を積極的に持たせることができるため、ヨーク
3の外面への密着性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるファンモータの水抜き
装置を示す拡大分解斜視図、第2図はその組付状態を示
す拡大部分縦断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿
う断面図、第4図はそのファンモータを示す一部切断側
面図である。 1…ファンモータ、2…ハウジング、3…ヨーク、4…
エンドブラケット、5…フランジ部、6…ステー、7…
水抜き孔、8…切欠部、9…シュラウド、10…カバー、
11…本体、12…凹部、12a、12b…側壁部、13…突起、14
…爪部、15…回り止めストッパ、16…防水壁、17…間隙
(通水路)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が開口し他端が閉塞した円筒形状に形
    成されて開口面にフランジ部(5)が外向きに突設され
    ているヨーク(3)に前記フランジ部(5)にエンドブ
    ラケット(4)が被せられて固定されており、前記ヨー
    ク(3)の胴部外周上に固定されたステー(6)がシュ
    ラウド(9)に締結されているファンモータ(1)の水
    抜き装置であって、 前記ヨーク(3)の胴部に開設されている水抜き孔
    (7)に、カバー(10)がヨーク(3)の外面に密接す
    るように被せ着けられているファンモータの水抜き装置
    において、 前記カバー(10)には本体(11)と、本体(11)の一対
    の側壁(12a)、(12b)および底壁により両端面がぞれ
    ぞれ開口された凹部(12)と、凹部(12)の一方の開口
    部付近に形成された通水路(17)とが設けられており、 このカバー(10)が本体(11)の両側壁(12a)、(12
    b)の開口側端辺を前記ヨーク(3)の外周面に密接さ
    れて、前記水抜き孔(7)に被せ着けられており、 かつまた、前記通水路(17)が前記ヨーク(3)におけ
    るフランジ部(5)に対向され、前記凹部(12)におけ
    る他方の開口は前記ステー(6)に対向されていること
    を特徴とするファンモータの水抜き装置。
JP1987069878U 1987-05-11 1987-05-11 ファンモ−タの水抜き装置 Expired - Lifetime JPH0724923Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987069878U JPH0724923Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11 ファンモ−タの水抜き装置

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JPS63179755U JPS63179755U (ja) 1988-11-21
JPH0724923Y2 true JPH0724923Y2 (ja) 1995-06-05

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JP1987069878U Expired - Lifetime JPH0724923Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11 ファンモ−タの水抜き装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715321Y2 (ja) * 1989-12-06 1995-04-10 株式会社三ツ葉電機製作所 回転電気機械の水抜き装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57186160U (ja) * 1981-05-20 1982-11-26
JPS5963655U (ja) * 1982-10-21 1984-04-26 富士電機株式会社 回転電機のドレン排出装置
JPH034139Y2 (ja) * 1985-01-28 1991-02-01

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