JPH08250868A - 電子回路装置 - Google Patents

電子回路装置

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JPH08250868A
JPH08250868A JP4993095A JP4993095A JPH08250868A JP H08250868 A JPH08250868 A JP H08250868A JP 4993095 A JP4993095 A JP 4993095A JP 4993095 A JP4993095 A JP 4993095A JP H08250868 A JPH08250868 A JP H08250868A
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JP
Japan
Prior art keywords
electronic circuit
container
lid member
protrusion
circuit device
Prior art date
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Pending
Application number
JP4993095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihisa Kunieda
由季央 國枝
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08250868A publication Critical patent/JPH08250868A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動による騒音の発生を抑制する電子回路装
置を提供する。 【構成】 蓋部材15の四隅には鉤状の爪部16が設け
られ、爪部16の先端部16aが枠体13の側壁に設け
られた嵌合部13aと嵌合することにより、蓋部材15
が容器の開口部を閉塞する。蓋部材15の内壁にはシリ
コンゲル22に向かって延びる突部17が設けられ、こ
の突部17の先端部はシリンコンゲル22内に浸漬して
いる。このため、車両走行時、振動によりスイッチング
装置が振動しても枠体13に対する蓋部材15の振動は
抑制されることにより枠体13と蓋部材15との衝突が
抑制されるので、枠体13と蓋部材15との衝突による
騒音の発生が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子回路部品を収容し
た電子回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器内に収容した電子回路部品を
保護するため、電子回路部品が埋没する量の充填剤を
容器内に注入し、開口部を形成する容器の外周縁端部
に接着剤を塗布した蓋部材を接着することにより開口部
を閉塞して水や異物の侵入を防止している。このような
構造では、接着剤の塗布時間および硬化時間に長い時間
を要するため組付工数が増加するという問題がある。
【0003】このような問題を解決するため、図5およ
び図6に示すような電子回路装置40が考えられる。電
子回路装置40の容器41は台部材42および枠体43
からなり、図示しないプリント基板上に搭載した電子回
路部品を容器41内に収容している。ゲル状充填剤44
は、電子回路部品を保護するため容器41内に充填され
ている。蓋部材45は鉤状の爪部46を有している。爪
部46の先端部46aが容器43の側壁に設けられた嵌
合部43aに嵌合することにより容器41の開口部を閉
塞する。このため、蓋部材45の容器41への装着が容
易になり、組付工数を削減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5お
よび図6に示したような電子回路装置40を車両用点火
装置に適用すると、車両走行時における振動等の影響に
より先端部46aと嵌合部43aとの間に間隙dが生
じ、車両走行時に発生する振動により間隙dまたはeに
おいて枠体43と蓋部材45とが衝突し車内にこの衝突
音が伝達する恐れがある。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、振動による騒音発生を抑制する電
子回路装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の請求項1記載の電子回路装置は、電子回路部
品を収容する有底の容器と、前記容器に充填され前記電
子回路部品を保護するゲル状充填剤と、前記ゲル状充填
剤に向かって延び前記ゲル状充填剤に浸漬可能な突部を
有し、前記容器に嵌合することにより前記容器の開口部
を閉塞する蓋部材と、を備えることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2記載の電子回路装置は、
請求項1記載の電子回路装置において、前記ゲル状充填
剤に浸漬する前記突部外壁に凹部を設けることを特徴と
する。本発明の請求項3記載の電子回路装置は、請求項
1または2記載の電子回路装置において、前記容器の側
壁に前記突部を係止可能な係止部を備えることを特徴と
する。
【0008】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の電子
回路装置によると、容器に充填されているゲル状充填剤
に向かって延びゲル状充填剤に浸漬する突部を有するこ
とにより、電子回路装置に外部から振動が加わっても突
部がゲル状充填剤により弾性力をもって支持される。こ
のため、容器に対する蓋部材の振動が抑制されることに
より蓋部材と容器との衝突が低減されるので衝突音を抑
制することができる。
【0009】本発明の請求項2記載の電子回路装置によ
ると、ゲル状充填剤に浸漬する突部外壁に凹部を設ける
ことにより突部とゲル状充填剤との接触面積が増加する
ので、突部がより良好にゲル状充填剤に支持される。本
発明の請求項3記載の電子回路装置によると、容器の内
壁に突部が係止可能な係止部を備えることにより、ゲル
状充填剤に浸漬されていない部材間で衝突が発生する前
に突部と係止部とが衝突する。ゲル状充填剤に浸漬して
いる突部と係止部とが衝突してもゲル状充填剤により衝
突力が低減されているので、発生する衝突音はさらに小
さくなる。さらに、発生した衝突音はゲル状充填剤によ
り減衰されるので電子回路装置から外部に伝わる音量が
抑制される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明の電子回路装置を車両用点火装置
のスイッチング装置に適用した第1実施例を図1、図2
および図3に示す。
【0011】図2に示しすように、スイッチング装置1
0の容器11は台部材12および枠体13からなる。台
部材12の中央部には容器11内側に突出した平板状の
取付台12aが設けられ、この取付台12a上にパワー
トランジスタ等の電子回路部品21を搭載したプリント
基板20が取り付けられている。容器11内には電子回
路部品21を保護するため、ゲル状充填剤であるシリン
コンゲル22が充填されている。図3に示すように、枠
体13の側壁にはコネクタ14が設けられ、入力した電
力を電子回路部品21でスイッチングし、コネクタ14
から図示しない点火コイルの一次コイルに供給してい
る。
【0012】図1に示すように、蓋部材15の四隅には
鉤状の爪部16が設けられ、爪部16の先端部16aが
枠体13の側壁に設けられた嵌合部13aと嵌合するこ
とにより、蓋部材15が容器11の開口部を閉塞する。
蓋部材15の内壁にはシリコンゲル22に向かって延び
る突部17が設けられ、この突部17の先端部はシリン
コンゲル22内に浸漬している。枠体13の上部内壁に
は矩形の凹状に形成されたれた係止部13bが設けら
れ、突部17はこの係止部13bに近接する位置に設け
られている。突部17と係止部13bとが近接している
ため、シリコンゲル22を充填すると突部17と係止部
13bとが深さ方向に一定幅で形成する間隙aをシリコ
ンゲル22が毛細管現象で上昇することにより、シリコ
ンゲル22の充填量に比較して突部17とシリコンゲル
22との接触面積が増加する。このため、シリコンゲル
22により突部17が良好に支持される。
【0013】係止部13bと突部17の先端とが形成す
る間隙bは枠体13の側壁先端と蓋部材15の内壁とが
形成する間隙cよりも小さくなるように形成されてい
る。このため、容器11に組付けるため蓋部材15を押
えつけても、また車両の振動が大きくなって突部17が
係止部13bに衝突しても開口部を形成する枠体13の
側壁先端と蓋部材15の内壁とは衝突しない。突部17
が係止部13bに衝突しても、シリコンゲル22の弾性
力により衝突力が弱められているので大きな衝突音は発
生しない。また、発生した衝突音はシリコンゲル22に
より減衰されるので、スイッチング装置10から外部に
伝わる衝突による音量は小さくなる。
【0014】蓋部材15は、容器11にシリコンゲル2
2を充填後シリンコンゲル22がゲル化する前に枠体1
3に嵌合させる。そして突部17がシリコンゲル22に
浸漬した状態でシリコンゲル22がゲル化する。このた
め、車両走行時、振動によりスイッチング装置10が振
動しても枠体13に対する蓋部材15の振動は抑制され
ることにより枠体13と蓋部材15との衝突が抑制され
るので、枠体13と蓋部材15との衝突による騒音の発
生が抑制される。
【0015】第1実施例では、シリコンゲル22を充填
後シリンコンゲル22がゲル化する前に枠体13に蓋部
材15を嵌合させたが、本発明では、例えば蓋部材に充
填孔を設けることにより、枠体に蓋部材を嵌合させ、そ
の後充填孔からシリコンゲルを容器に充填することも可
能である。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図4に示す。
【0016】第2実施例では、突部18の先端に溝状の
凹部18aを形成している。これにより、枠体13に蓋
部材15を組付けた状態で突部18とシリンコンゲル2
2との接触面積が増加するとともに、凹部18aが形成
する空間内にもシリンコンゲル22が毛細管現象により
シリコンゲル22の充填量に比較して上昇するので、第
1実施例よりも突部18がシリンコンゲル22により良
好に支持される。
【0017】第2実施例では、突部18の先端部に凹部
18aを設けたが、本発明では突部とシリンコゲルとの
接触面積を増加させるのであれば突部外壁のいかなる場
所に凹部を形成することも可能である。以上説明した本
発明の実施例では、突部を係止可能な係止部を枠体の内
壁に設けたが、本発明では、ゲル状充填剤に浸漬する突
部を蓋部材に設けるだけでも蓋部材と容器との衝突によ
る騒音発生を抑制する効果はあるので、容器を構成する
枠体の内壁に係止部を設けない構成にすることも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子回路装置を内燃機関用点火装置の
スイッチング装置に適用した第1実施例を示す図2のI
線部分の拡大図である。
【図2】本発明の電子回路装置を内燃機関用点火装置の
スイッチング装置に適用した第1実施例を示す断面図で
ある。
【図3】第1実施例のスイッチング装置を示す平面図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例の主要部分を示す断面図で
ある。
【図5】従来の電子回路装置を示す図6のV線部分の拡
大図である。
【図6】従来の電子回路装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 スイッチング装置(電子回路装置) 11 容器 12 台部材 13 枠体 13a 嵌合部 13b 係止部 14 コネクタ 15 蓋部材 16 爪部 17、18 突部 18a 凹部 20 プリント基板 21 電子回路部品 22 シリンコンゲル(ゲル状充填剤)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路部品を収容する有底の容器と、 前記容器に充填され前記電子回路部品を保護するゲル状
    充填剤と、 前記ゲル状充填剤に向かって延び前記ゲル状充填剤に浸
    漬可能な突部を有し、前記容器に嵌合することにより前
    記容器の開口部を閉塞する蓋部材と、 を備えることを特徴とする電子回路装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲル状充填剤に浸漬する前記突部外
    壁に凹部を設けることを特徴とする請求項1記載の電子
    回路装置。
  3. 【請求項3】 前記容器の側壁に前記突部を係止可能な
    係止部を備えることを特徴とする請求項1または2記載
    の電子回路装置。
JP4993095A 1995-03-09 1995-03-09 電子回路装置 Pending JPH08250868A (ja)

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JP4993095A JPH08250868A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 電子回路装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006332574A (ja) * 2005-04-28 2006-12-07 Ngk Spark Plug Co Ltd 回路基板ケース
JP2010153448A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 電子回路装置、電子回路装置の製造方法
JP2010232312A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Mitsumi Electric Co Ltd カバー装着構造及び電子装置
JP2019054168A (ja) * 2017-09-15 2019-04-04 カルソニックカンセイ株式会社 ケースの組立方法、およびケース
DE102021125881A1 (de) 2021-10-06 2023-04-06 Endress+Hauser SE+Co. KG Leiterplatte für ein Feldgerät der Automatisierungstechnik

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