JP6035200B2 - 車載カメラ用ウォッシャノズル - Google Patents

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Description

本発明は、車載カメラ用ウォッシャノズルに関するものである。
車両周囲の状況を撮像する車載カメラを搭載した車両には、車載カメラで撮像した外部映像をナビゲーション用のモニタに表示することにより、運転者の車両周囲の確認を支援するものがある。この車載カメラは、車両の外部に備えられることが多く、車載カメラの前面に雨滴、泥、塵埃等の異物が付着することがある。そして、車載カメラの撮像面に異物が付着すると、当該車載カメラにて撮像した外部映像にその異物が映り込むため、鮮明な外部映像を得られなくなるという問題がある。
そこで、例えば特許文献1に記載されているように、車載カメラの撮像面を清掃する洗浄システムを備えることが考えられている。この洗浄システムでは、洗浄液をウォッシャノズルの吐出口からカメラの撮像面(特許文献1中、前面ガラス)に吹き付けることで、その撮像面の汚れを除去するようになっている。
特開2001−171491号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなウォッシャノズルでは、洗浄液が吐出口の一部からまとまって吐出されやすく、それにより、洗浄液の供給ムラが生じて撮像面全体に洗浄液を供給することが難しかった。このため、ウォッシャノズルから洗浄液を吐出させたにも関わらず、撮像面に異物が残ってしまう問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、洗浄液の供給ムラを抑えることができる車載カメラ用ウォッシャノズルを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両に設けられた車載カメラのレンズ又はレンズを覆うカバーガラスに洗浄液を供給する車載カメラ用ウォッシャノズルであって、洗浄液が導入される導入口とその洗浄液を吐出する吐出口とを連通する連通路には、前記吐出口から吐出される洗浄液をノズルの幅方向に分散させるための整流部が設けられており、前記導入口と前記吐出口との間に、前記連通路における洗浄液の流通方向を変えるための屈曲部を有し、前記屈曲部には、該屈曲部の剛性を向上させるための補強リブが設けられていることを特徴とする。
この発明では、吐出口から吐出される洗浄液が整流部によってノズルの幅方向に分散されるため、洗浄液が吐出口の一部からまとまって吐出されることを抑制することができ、その結果、洗浄液の供給ムラを抑えることができる。このため、車載カメラのレンズ又はレンズを覆うカバーガラスに異物が残留することを抑制することができる。また、導入口と吐出口との間に屈曲部を有することで、ウォッシャノズルの配置の様々な制限に対応させることができ、車両への搭載性を向上させることができる。そして、その屈曲部が補強リブによって剛性が向上されるため、例えば、ウォッシャノズルの組み付け時などに、ウォッシャノズルが屈曲部で破損してしまうことが抑制され、また、熱による変形も抑制させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記補強リブは、前記連通路内に設けられていることを特徴とする。
この発明では、補強リブが連通路内に設けられるため、ウォッシャノズルの大型化を抑えつつも、屈曲部の剛性を向上させることが可能となる。
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、車両に設けられた車載カメラのレンズ又はレンズを覆うカバーガラスに洗浄液を供給する車載カメラ用ウォッシャノズルであって、洗浄液が導入される導入口とその洗浄液を吐出する吐出口とを連通する連通路には、前記吐出口から吐出される洗浄液をノズルの幅方向に分散させるための整流部が設けられており、前記連通路には、外部から該連通路への空気の流入を許容する通気部が設けられており、前記通気部は、前記連通路と外部とを常時連通する通気孔であることを特徴とする。
この発明では、吐出口から吐出される洗浄液が整流部によってノズルの幅方向に分散されるため、洗浄液が吐出口の一部からまとまって吐出されることを抑制することができ、その結果、洗浄液の供給ムラを抑えることができる。このため、車載カメラのレンズ又はレンズを覆うカバーガラスに異物が残留することを抑制することができる。また、通気孔から連通路内に空気を取り込むことができるため、洗浄液の送給停止時(ポンプの非駆動時)において、洗浄液が吐出口に滞留してしまうことを抑制できる。これにより、吐出口に滞留した洗浄液が、乗客の意図しないタイミング(例えば車両の振動時)で吐出口から流出して、車載カメラに付着してしまうことを抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記通気孔からの洗浄液の流出を抑えるための流出抑制部を備えることを特徴とする。
この発明では、通気孔から連通路内に空気を取り込みつつ、連通路から外部への洗浄液の流出を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記流出抑制部は、前記通気孔における上流側及びノズル幅方向の両側を囲う壁部であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記流出抑制部は、前記通気孔の開口外側部位に設けられた防水透湿性素材よりなるシート部材であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記吐出口は、前記幅方向の寸法が厚み方向の寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする。
この発明では、吐出口は厚みの薄い扁平形状をなすため、洗浄液の供給範囲を広げるこ
とが可能となり、その結果、洗浄液を車載カメラのレンズ又はレンズを覆うカバーガラスの全体に容易に供給することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記整流部は、前記連通路における洗浄液の流通方向に沿って設けられ前記幅方向と交差する板状の整流壁であることを特徴とする。
この発明では、連通路を流れる洗浄液の一部が表面張力により整流壁に引き寄せられるため、洗浄液が連通路の内面だけに集中してしまうことを抑制することができ、その結果、吐出口から吐出される洗浄液をノズルの幅方向に分散させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記整流壁は、前記幅方向に対向するように複数設けられていることを特徴とする。
この発明では、洗浄液をノズルの幅方向により細かく(細分化して)分散させることができ、その結果、洗浄液の供給ムラをより抑えることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項又はに記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記整流壁は、前記導入口と前記吐出口との中間位置から前記吐出口まで延びていることを特徴とする。
この発明では、洗浄液が吐出直前まで整流壁によって幅方向に分散されるため、洗浄液の供給ムラをより効果的に抑えることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10のいずれか1項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルにおいて、前記整流壁は、前記連通路の厚み方向両側の内面に跨って設けられていることを特徴とする。
この発明では、連通路内の洗浄液の流路が整流壁によって仕切られるため、洗浄液をノズルの幅方向により均一に分散させることができ、その結果、洗浄液の供給ムラをより抑えることができる。
従って、上記記載の発明によれば、洗浄液の供給ムラを抑えることができる。
第1実施形態の車載カメラ洗浄システムの概略構成図である。 同形態の車載カメラ洗浄システムの要部断面図である。 同形態の車載カメラ用ウォッシャノズル及び車載カメラを示す模式図である。 (a)は図3におけるA−A断面図であり、(b)図3におけるB−B断面図である。 第2実施形態の車載カメラ用ウォッシャノズルの正面図である。 同形態の車載カメラ用ウォッシャノズルの側面図である。 同形態の車載カメラ用ウォッシャノズルの背面図である。 図7におけるD−D線断面図である。 同形態の車載カメラ用ウォッシャノズルの分解斜視図である。 同形態のノズル構成部の一部を示す正面図である。 図6におけるC−C線断面図である。 第3実施形態の車載カメラ用ウォッシャノズルの正面図である。 同形態の車載カメラ用ウォッシャノズルの側面図である。 同形態の車載カメラ用ウォッシャノズルの背面図である。 同形態のノズル本体の斜視図である。 別例のノズル構成部の一部を示す正面図である。 別例のノズル部の一部を示す正面図である。 図17におけるE−E断面図である。 別例の車載カメラ用ウォッシャノズルの側面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の車載カメラ洗浄システム1のウォッシャタンク3は、車両2のエンジンルーム内に設置されている。ウォッシャタンク3には、その内部に洗浄液Wが貯留されるとともに、ウォッシャタンク3の側壁には、筒状のインレット(図示略)がウォッシャタンク3内に挿入された状態でポンプ装置4が装着されている。ポンプ装置4には、車両2のフロントガラス2aに洗浄液Wを噴射するフロントウォッシャノズル(フロントノズル)5と、車両2のリヤガラス2bに洗浄液Wを噴射するリヤウォッシャノズル(リヤノズル)6とがそれぞれホース7a,7bを介して接続されている。そして、車室内に配置された操作スイッチ8の操作に基づいてポンプ装置4が作動され、ポンプ装置4のインレットから吸入された洗浄液Wがフロントノズル5からフロントガラス2aに、若しくはリヤノズル6からリヤガラス2bに向けて択一的に噴射されるようになっている。
また、車両2には、カーナビゲーション装置が搭載され、地図等の表示がなされるナビゲーション用のモニタ9が車室内に備えられるとともに、車両2の後部に備えられる車載カメラ(以下、単にカメラと言う)10にて撮影された車両後方下部の外部映像が、例えば車両後進時にそのモニタ9に表示されるようになっている。
図2に示すように、本実施形態のカメラ10は、車体P(ボディパネル)のカメラ固定部Paに固定されたベース部11と、ベース部11に固定された略立方体状をなすハウジング12とを有している。ハウジング12の前面には、内部の撮像素子がレンズ(ともに図示略)を介して臨む円形状の撮像面13が構成されている。車体Pのカメラ固定部Paは、カメラ10が固定される固定面が車体後方下側に向くように傾斜しており、そのカメラ固定部Paに固定されたカメラ10のハウジング12は、前面の撮像面13が後方下部を撮像するように傾斜配置されている。これにより、ハウジング12の上面は、前面(撮像面13)側に向かうにつれて鉛直方向下方に傾斜する下り勾配面14となっている。
車体Pの後部には、カメラ10の撮像面13に付着した雨滴や泥等の異物を除去すべく洗浄液Wを吐出する車載カメラ用ウォッシャノズル(カメラ用ノズル)20が設けられている。カメラ用ノズル20は、カメラ10から上方に離間して配置されている。
カメラ用ノズル20は、第1部材21と第2部材22とが組み付けられて構成されている。第1部材21は、車体Pのノズル固定部Pbと接触して固定されるベース部23と、ベース部23から反車体側(車両後方側)に延びるノズル下面部24とを有している。ベース部23には挿通孔23aが形成されている。尚、車体Pのノズル固定部Pbは、カメラ固定部Paと略平行をなしている。
ノズル下面部24は、ベース部23の挿通孔23aの下側部位から延出されており、その根本部分の車幅方向(図2の紙面直交方向)の寸法はベース部23の挿通孔23aよりも大きく形成されている。ノズル下面部24は、底面部24aと、その底面部24aの車幅方向両縁部から上側に略直角に延出された側面部24bとから断面略コ字状に形成されるとともに、ベース部23から延出された根本部に対して先端部が車幅方向に拡がった形状をなしている。底面部24aには、側面部24bと同方向に突出する一対の整流壁24cが立設されている。
第2部材22は、車体Pに対し第1部材21(ベース部23)を挟み込むように車両後方側から組み付けられるものであって、第1部材21のベース部23に嵌め込まれる固定部25と、固定部25から車体P側に延びる略円筒状の接続筒部26(接続口)と、固定部25から反車体側に延びるノズル上面部27とから構成されている。固定部25は、第1部材21のベース部23に密着する状態で、車体Pに対してねじ締め固定される。
接続筒部26は、ベース部23の挿通孔23aに挿通されている。この接続筒部26には、前記リヤノズル6に向かうホース7bの途中でTジョイントなどにより分岐して接続されたホース7cの一端(図1参照)が差し込まれて洗浄液Wが導入されるようになっている。ノズル上面部27は、ノズル下面部24に対応する形状をなし、そのノズル下面部24と合わさってノズル部31(連通路)を構成している(図2参照)。このノズル部31は接続筒部26と連通しており、接続筒部26から導入された洗浄液Wはノズル部31へと流れ込むようになっている。
ノズル部31は、鉛直方向下方に延出されており、カメラ10よりも車体後方側(撮像方向側)に突出しないように構成されている。そして、ノズル部31の先端部(下端部)は、洗浄液Wが吐出される吐出口31aとなっており、その吐出口31aはカメラ10の下り勾配面14の上方に位置している。即ち、ノズル部31の吐出口31aは、カメラ10の下り勾配面14を向くように構成されている。また、図3に示すように、ノズル部31は、車体Pに近い根本部分から吐出口31aにかけて幅方向(車幅方向と一致)に拡がる形状をなしている。これにより、吐出口31aは、幅方向(吐出方向と直交する方向)の寸法が接続筒部26よりも大きく形成されている。また、ノズル部31はその幅方向がカメラ10(撮像面13)の幅方向及び車幅方向と一致するように構成されている。そして、図4(b)に示すように、ノズル部31の吐出口31aを含む主部分は、幅方向寸法L1が厚み方向寸法L2よりも大きく設定される。つまり、ノズル部31(吐出口31a)は厚みの薄い扁平形状をなしている。尚、ノズル部31の幅方向と厚み方向とは、互いに直交する方向である。
図3及び図4(a)に示すように、ノズル部31内には平板状をなす一対の整流壁24cが設けられている。整流壁24cは、ノズル部31内における洗浄液Wの流通方向(ノズル部31の長手方向)の中間部から吐出口31aまで、その流通方向に沿って形成されている。また、整流壁24cは、ノズル下面部24の底面部24aからノズル部31の厚み方向(図4において上下方向)に延出されるとともに、整流壁24cの厚み方向の先端部がノズル上面部27と当接している。これにより、一対の整流壁24cは、ノズル部31内の流路を幅方向に略3等分に仕切っている。
各整流壁24cは、対向する側面部24b(それぞれ近い側の側面部24b)と平行をなしている。これにより、整流壁24cと側面部24bとの間に形成された幅方向両側の流路31bは、その幅方向寸法が洗浄液Wの流通方向において一定となっている。また、各整流壁24cの間に形成された幅方向中央の流路31cは、下流側(吐出口31a側)ほど幅方向寸法が大きいテーパ状をなしている。
上記のカメラ10の一部及びカメラ用ノズル20は、車体Pの後部に設けられたガーニッシュGによって覆われている。ガーニッシュGは、カメラ用ノズル20の車体後方側を覆っている。即ち、カメラ用ノズル20は、車体Pの後部に設けられたガーニッシュGと車体Pとの間の空間に配置される。また、カメラ10は、そのベース部11を含む根本部分がガーニッシュGにて覆われるとともに、撮像面13を含む先端部分がガーニッシュGの開口部Gaから突出するように構成されている。尚、カメラ10の下り勾配面14とガーニッシュGの開口部Gaとの間には、所定間隔の間隙が形成されている。このように、ガーニッシュGによってカメラ用ノズル20が覆い隠されることで、カメラ用ノズル20が目視されにくくなっている。
次に、上記実施形態の作用について説明する。
ポンプ装置4の作動によってカメラ用ノズル20の接続筒部26に導入された洗浄液Wは、接続筒部26からノズル部31内を流れ、表面張力によって各側面部24b側(幅方向両側)に分かれる前に整流壁24cに到達する。これにより、図4(a)に示すように、洗浄液Wがノズル部31内の各流路31b,31cに分散される。その後、各流路31b,31cを流れる洗浄液Wは、図4(b)に示すように、表面張力によって整流壁24c又は側面部24bに引き寄せられて各流路31b,31c内で幅方向両側に分かれ、ノズル部31の下流端の吐出口31aから吐出される。
ここで、従来構成のように整流壁24cが無い構成では、洗浄液Wが表面張力によって側面部24b付近(ノズル部31の幅方向両側)に集中するため、吐出口31aの幅方向中央から吐出される洗浄液Wが、幅方向両側から吐出される洗浄液Wに比べて少なくなりやすい。その点、本実施形態では、洗浄液Wが整流壁24cにも引き寄せられるため、洗浄液Wがノズル部31の幅方向に分散され、撮像面13に供給される洗浄液Wのムラが抑制されるようになっている。
吐出口31aから吐出された洗浄液Wは、カメラ10の下り勾配面14に着水する。下り勾配面14に着水した洗浄液Wは、その下り勾配面14の傾斜に倣ってハウジング12の前面の撮像面13に流れる。即ち、カメラ用ノズル20の吐出口31aから吐出された洗浄液Wは、下り勾配面14を介して間接的に撮像面13に供給され、その洗浄液Wによって撮像面13の雨滴や泥等の異物が洗い流されるようになっている。ここで、吐出口31aから吐出される洗浄液Wは、整流壁24cによってノズル部31の幅方向に分散されているため、撮像面13の特に幅方向中央に異物が残留することが抑制されるようになっている。また、洗浄液Wは、ノズル部31の幅広形状に倣って幅方向に拡がった状態で吐出口31aから吐出されるため、撮像面13の全体に亘って洗浄液Wが供給されるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)洗浄液Wが導入される接続筒部26とその洗浄液Wを吐出する吐出口31aとを連通する連通路(ノズル部31)には、吐出口31aから吐出される洗浄液Wを幅方向に分散させるための整流壁24cが設けられる。このため、洗浄液Wが吐出口31aの一部からまとまって吐出されることを抑制することができ、その結果、撮像面13に対する洗浄液Wの供給ムラを抑えることができる。このため、撮像面13に異物が残留することを抑制することができる。
(2)吐出口31aは、幅方向寸法L1が厚み方向寸法L2よりも大きく設定される。つまり、吐出口31aは厚みの薄い扁平形状をなすため、洗浄液Wの供給範囲を広げることが可能となり、その結果、洗浄液Wを撮像面13の全体に容易に供給することが可能となる。
(3)整流壁24cが厚み方向と平行をなす板状に形成される。これにより、ノズル部31を流れる洗浄液Wの一部が表面張力により整流壁24cに引き寄せられるため、洗浄液Wがノズル部31の内面(特に側面部24b)だけに集中してしまうことを抑制することができ、その結果、吐出口31aから吐出される洗浄液Wを幅方向に分散させることができる。
(4)整流壁24cは、幅方向に対向するように複数設けられるため、洗浄液Wを幅方向により均一に分散させることができ、その結果、洗浄液Wの供給ムラをより抑えることができる。
(5)整流壁24cは、接続筒部26と吐出口31aとの中間位置(ノズル部31の長手方向中間部)から吐出口31aまで延びている。これにより、洗浄液Wが吐出直前まで整流壁24cによって幅方向に分散されるため、洗浄液Wの供給ムラをより効果的に抑えることができる。
(6)整流壁24cは、ノズル部31の厚み方向両側の内面(ノズル下面部24及びノズル上面部27の各内面)に跨って設けられる。これにより、ノズル部31内の洗浄液Wの流路が整流壁24cによって仕切られるため、洗浄液Wを幅方向により均一に分散させることができ、その結果、洗浄液Wの供給ムラをより抑えることができる。
(7)各流路31bは幅方向において平行をなし、流路31cは下流側ほど幅方向に拡がる形状をなしている。つまり、各流路31b,31cが下流側ほど幅狭となる形状ではないため、各流路31b,31c内で表面張力によって幅方向両側に分かれた洗浄液Wが再びまとまってしまうことを抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態について説明する。
図5、図6及び図7に示すように、車載カメラ用ウォッシャノズル(カメラ用ノズル)40は、車両のボディパネル(図示略)に固定されるベース部41と、そのベース部41から延出されたノズル部42とを有している。
本実施形態のカメラ用ノズル40を搭載する車両は、上記第1実施形態の車両2とは異なるタイプであり、カメラ用ノズルの配置部位の構成(ボディパネル及びガーニッシュの形状等)が上記第1実施形態とは異なっている。そのため、本実施形態のカメラ用ノズル40のノズル部42は、上記第1実施形態のカメラ用ノズル20のノズル部31よりも全長が長く、また、ノズル部42における屈曲箇所が多い構成となっている。
図8及び図9に示すように、カメラ用ノズル40は、前記ベース部41を有するノズル本体43とカバー部材44とが組み付けられて構成されている。尚、ノズル本体43とカバー部材44は、共に樹脂材料よりなる。
図7及び図8に示すように、ベース部41は、車幅方向に沿って長い略直方体をなし、ベース部41の前記ボディパネルへの固定面41aの長手方向中央には、略円筒状の接続筒部45(導入口)が該固定面41aから垂直に延出形成されている。
また、図6及び図7に示すように、ベース部41は、接続筒部45の両側にそれぞれ固定用ボルト46を備えている。各固定用ボルト46は、基端部がベース部41内に埋設されるとともに、固定面41aから垂直に(接続筒部45と同方向に)延出されている。尚、ベース部41を有する樹脂製のノズル本体43は、各固定用ボルト46をインサート品としたインサート成形により形成されている。この各固定用ボルト46へのナット(図示略)の締結によって、ベース部41が前記ボディパネルに固定されるようになっている。
図8及び図9に示すように、ベース部41の固定面41aとは反対側の端面には、前記ノズル部42を構成するノズル構成部51が形成されている。ノズル構成部51は、ベース部41の長手方向中央、即ち、接続筒部45と対応する位置に形成されるとともに、ノズル構成部51の基端部の導入部52は、接続筒部45内の流通路45aと連通されている。
ノズル構成部51の導入部52は、ベース部41から接続筒部45に対して平行に延出されている。そして、ノズル構成部51は、導入部52から第1屈曲部53を経て接続筒部45の軸方向(延出方向)に対して下方に傾斜して延びる傾斜部54と、その傾斜部54から第2屈曲部55を経て接続筒部45の軸方向に対して垂直方向(図8において下方)に延びる垂直部56と、垂直部56の先端部(下端部)に形成された吐出部57とを有している。吐出部57の先端は、洗浄液Wが吐出される吐出口57aとなっている。尚、ノズル部42は、導入部52から吐出部57に亘って、厚み方向の寸法よりも幅方向の寸法が大きい扁平形状をなしている。
また、ノズル構成部51は、その基端部の導入部52から先端部の吐出部57に亘って、底部61と、その底部61の幅方向両縁から直角に突出する側壁部62とを有している。これら底部61及び側壁部62の内側面は、洗浄液Wが流通する連通路63を形成している。尚、底部61の厚さは、導入部52から傾斜部54にかけて厚くなり、傾斜部54、第2屈曲部55及び垂直部56では一定であり、垂直部56から吐出部57にかけて薄くなるように設定されている。
ノズル構成部51の底部61には、連通路63内に突出する内側補強リブ64が、傾斜部54から第2屈曲部55にかけて形成されている。内側補強リブ64は、側壁部62と同方向に突出するとともに、内側補強リブ64の高さ(突出量)は、側壁部62の高さと略等しく設定されている。また、内側補強リブ64は、連通路63の幅方向中央に形成されている。
図8及び図10に示すように、内側補強リブ64の下流側(垂直部56側)の端部には、連通路63内と外部とを連通する通気孔65(通気部)が形成されている。通気孔65の外部側端部は、底部61の外側面に形成され、通気孔65の内部側端部は、内側補強リブ64の下流側端面に形成されている。即ち、通気孔65は、連通路63内において下流側(垂直部56側)に開口している。
図10及び図11に示すように、連通路63は、吐出部57において、吐出口57a(先端)にかけて幅広となる(つまり、側壁部62の内側面の間隔が広くなる)テーパ状をなしている。そして、この吐出部57の連通路63には、底部61から連通路63内に突出する一対の整流壁66が形成されている。各整流壁66同士の間隔は、吐出部57の連通路63のテーパ形状に合わせて、吐出口57a側ほど広くなるように形成されるとともに、吐出部57の連通路63を幅方向に3分割するように形成されている。
また、図7及び図8に示すように、ノズル本体43の下部において、第1屈曲部53に対応する部位には、一対の外側補強リブ67が形成されている。外側補強リブ67は、ベース部41の長手方向に並設されるとともに、ベース部41、ノズル構成部51の導入部52、第1屈曲部53及び傾斜部54と一体に繋がるように形成されている。
図8及び図9に示すように、ノズル構成部51には、前記カバー部材44が組み付けられる。カバー部材44は、ノズル構成部51の屈曲形状に対応した形状をなしている。
詳述すると、カバー部材44は、ノズル構成部51の側壁部62に対してノズル厚み方向に当接するとともに、底部61に対して連通路63を介してノズル厚み方向に対向する平板状の被覆部71を有している。被覆部71は、底部61及び側壁部62の内側面とで連通路63を形成する。また、被覆部71は、内側補強リブ64及び整流壁66とノズル厚み方向に当接している。
被覆部71の幅方向両端部には、側壁部62の外側面とノズル幅方向に当接する側方被覆部72がそれぞれ形成されている。また、被覆部71の各側方被覆部72間には、ノズル構成部51の導入部52から傾斜部54にかけての連通路63に嵌め込まれる一対の内壁部73が形成されている。一対の内壁部73はそれぞれ、側壁部62の内側面に対してノズル幅方向に当接する。また、内壁部73において、導入部52に嵌め込まれる部位においては、該一対の内壁部73の上端を繋ぐ上壁部74が形成されている。尚、カバー部材44の被覆部71及び側方被覆部72は、ベース部41の固定面41aとは反対側の端面に対して当接される。
各側方被覆部72は、吐出部57に対応する部位において、ノズル構成部51の底部61に対してノズル厚さ方向に係止する係止片75が形成されている。この係止片75は、カバー部材44をノズル構成部51に組み付ける際、弾性を利用して底部61に係止するスナップフィット構造よりなり、この係止によってカバー部材44がノズル構成部51に固定されるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
接続筒部45に接続されたホース(図示略)から流通路45aに導入された洗浄液Wは、ノズル部42の連通路63を通って吐出口57aから吐出される。ここで、本実施形態のカメラ用ノズル40では、ボディパネルの所定位置に固定されたベース部41(接続筒部45)から延びるノズル部42を車載カメラ側に好適に指向させるために、ノズル部42に第1及び第2屈曲部53,55を備えた構成としている。つまり、ノズル部42に第1及び第2屈曲部53,55を設けることで、車両への搭載性が向上されるようになっている。
そして、本実施形態では、ノズル部42の第1及び第2屈曲部53,55にそれぞれ対応して、外側補強リブ67及び内側補強リブ64が形成されている。これにより、ノズル部42の特に第1及び第2屈曲部53,55の剛性が向上され、例えば、カメラ用ノズル40をボディパネルに対して組み付ける際などに、ノズル部42が破損してしまうことが抑制され、また、熱によるノズル部42の変形も抑制されるようになっている。
また、本実施形態では、吐出部57における連通路63には、吐出口57aから吐出される洗浄液Wをノズル幅方向に分散させるための整流壁66が設けられている。このため、上記第1実施形態の効果(1)と同様の効果を得ることができ、車載カメラ(撮像面)に対する洗浄液Wの供給ムラが抑えられている。
また、本実施形態では、ノズル部42には、連通路63内と外部とを連通する通気孔65が形成されており、この通気孔65は、ノズル部42の外部から連通路63への空気の流入を許容する。このため、洗浄液Wの送給停止時(ポンプ装置の非駆動時)において、通気孔65から連通路63内への空気の流入により、洗浄液Wが吐出口57aに滞留してしまうことが抑制される。
ここで、本実施形態とは異なり通気孔65が無い構成では、洗浄液Wの送給停止時において、洗浄液Wが吐出口57aに滞留し、車両の振動等によって吐出口57aから連通路63内に空気が入り込む際に、吐出口57aに滞留した洗浄液Wが流出されてしまう。つまり、乗客の意図しないタイミングで洗浄液Wが車載カメラに付着することとなり、車載カメラの視認性の悪化に繋がる。
その点、本実施形態では、通気孔65によって洗浄液Wの滞留が抑制されるため、洗浄液Wが乗客の意図しないタイミングで吐出口57aから流出して、車載カメラに付着してしまうことが抑制されている。
また、図10に示すように、通気孔65は、内側補強リブ64の下流側端部に形成されるとともに、連通路63内において下流側(垂直部56側)に開口するように形成されている。つまり、通気孔65における上流側及びノズル幅方向の両側は、内側補強リブ64における通気孔65を形成する壁部64a(流出抑制部)にて囲われており、この壁部64aによって、連通路63を流通する洗浄液Wが通気孔65から外部に流出することが抑制されている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(8)接続筒部45と吐出口57aとの間(ノズル部42)には、連通路63における洗浄液Wの流通方向を変えるための第1及び第2屈曲部53,55が形成されるため、カメラ用ノズル40の配置の様々な制限に対応させることができ、車両への搭載性を向上させることができる。
そして、第1及び第2屈曲部53,55には、該屈曲部53,55の剛性を向上させるための外側補強リブ67及び内側補強リブ64がそれぞれ設けられる。これにより、例えば、カメラ用ノズル40の組み付け時などに、カメラ用ノズル40が第1及び第2屈曲部53,55で破損してしまうことが抑制され、また、熱による変形も抑制されるようになっている。
(9)第2屈曲部55に対応する補強リブは、連通路63内に設けられた内側補強リブ64であるため、ノズル部42の大型化を抑えつつも、第2屈曲部55の剛性を向上させることができる。
(10)連通路63には、外部から連通路63内への空気の流入を許容する通気孔65が設けられる。これにより、吐出口57a以外の通気孔65から連通路63内に空気を取り込むことができるため、洗浄液Wの送給停止時(ポンプ装置の非駆動時)において、洗浄液Wが吐出口57aに滞留してしまうことを抑制できる。これにより、吐出口57aに滞留した洗浄液Wが、乗客の意図しないタイミング(例えば車両の振動時)で吐出口57aから流出して、車載カメラに付着してしまうことを抑制できる。
(11)ノズル部42は、通気孔65からの洗浄液Wの流出を抑えるための壁部64aを備えるため、通気孔65から連通路63内に空気を取り込みつつ、連通路63から外部への洗浄液Wの流出を抑制することができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態の車載カメラ用ウォッシャノズルは、上記第2実施形態の特にノズル部42の形状を変更したものである。従って、上記第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図12、図13及び図14に示すように、本実施形態の車載カメラ用ウォッシャノズル(カメラ用ノズル)80は、ベース部41から延出されたノズル部80aを有している。また、カメラ用ノズル80のノズル本体81は、ノズル部80aを構成するノズル構成部82を有し、そのノズル構成部82には、カバー部材83が組み付けられている。
ノズル構成部82は、ベース部41の固定面41aとは反対側の端面から延出されている。また、ノズル構成部82は、ベース部41の長手方向中央、即ち、接続筒部45と対応する位置に形成されるとともに、ノズル構成部82の基端部の導入部82aは、接続筒部45内の流通路45aと連通されている。
図15に示すように、ノズル構成部82は、基端部の導入部82aから先端部の吐出口82bにかけて、2カ所の屈曲部(第1屈曲部82c及び第2屈曲部82d)を経てクランク状に屈曲している。第1屈曲部82cから第2屈曲部82dまでの中間部82eは、ベース部41の長手方向に略沿った形状をなしている。また、ベース部41と中間部82eとは、ノズル本体81に一体形成された補強部82fによって繋がっている。
また、ノズル構成部82は、導入部82aから吐出口82bに亘って、底部84と、その底部84の幅方向両縁から直角に突出する側壁部85とを有している。底部84及び側壁部85の内側面は、洗浄液Wが流通する連通路86を形成している。
ノズル構成部82の底部84には、連通路86内に突出する補強リブ87が、第1屈曲部82cから第2屈曲部82dにかけて形成されている。補強リブ87は、側壁部85と同方向に突出するとともに、補強リブ87の高さ(突出量)は、側壁部85の高さと略等しく設定されている。また、補強リブ87は、連通路86の幅方向中央に形成されている。
ノズル構成部82の先端部において、連通路86は、吐出口82b(先端)にかけて幅広となる(つまり、側壁部85の内側面の間隔が広くなる)テーパ状をなしている。そして、このノズル構成部82の先端部における連通路86には、底部84から連通路86内に突出する一対の整流壁88が形成されている。各整流壁88同士の間隔は、連通路86のテーパ形状に合わせて、吐出口82b側ほど広くなるように形成されるとともに、連通路86を幅方向に3分割するように形成されている。尚、前記補強リブ87の下流側端部(第2屈曲部82d側端部)は、第2屈曲部82dに沿って屈曲するとともに、整流壁88の近傍まで延びている。
図12〜図14に示すように、カバー部材83は、ノズル構成部82の屈曲形状に対応した形状をなしている。カバー部材83の被覆部83aは、ノズル構成部82の側壁部85に対してノズル厚み方向に当接するとともに、底部84に対して連通路86を介してノズル厚み方向に対向する平板状をなしている。この被覆部83aは、底部84及び側壁部85の内側面とで連通路86を形成する。また、被覆部83aは、補強リブ87及び整流壁88とノズル厚み方向に当接している。
被覆部83aの幅方向両側部には、側壁部85の外側面とノズル幅方向に当接する側方被覆部83bがそれぞれ形成されている。側方被覆部83bの所定箇所には、ノズル構成部82に対して係止される複数の係止片83cが形成されている。尚、前記補強部82fには、複数の係止片83cのうちの1つが挿通される挿通孔82gが形成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
接続筒部45に接続されたホース(図示略)から流通路45aに導入された洗浄液Wは、ノズル部80aの連通路86を通って吐出口82bから吐出される。ここで、ノズル部80aは、ベース部41の長手方向(車幅方向)に延出する形状をなしており、これにより、カメラ用ノズル80の上下方向寸法が小さく抑えられている。このため、本実施形態のカメラ用ノズル80は、配置スペース(車両のボディパネルとガーニッシュの間の空間)が上下方向に狭い場合であっても搭載可能となっている。また、ノズル部80a先端の吐出口82bが、ベース部41(接続筒部45)に対して車幅方向にずれているため、カメラ用ノズル80の固定箇所が車載カメラの上方でない場合であっても対応可能となっている。従って、本実施形態では、カメラ用ノズル80の配置における種々の制限下においても、ノズル部80aを車載カメラ側に好適に指向させることが可能となっている。
そして、本実施形態では、ノズル部80a(ノズル構成部82)の第1屈曲部82cから第2屈曲部82dにかけて補強リブ87が形成されている。これにより、ノズル部80aの特に第1及び第2屈曲部82c,82dの剛性が向上され、例えば、カメラ用ノズル80をボディパネルに対して組み付ける際などに、ノズル部80aが破損してしまうことが抑制され、また、熱によるノズル部80aの変形も抑制されるようになっている。
また、本実施形態では、吐出口82bから吐出される洗浄液Wをノズル幅方向に分散させるための整流壁88が設けられている。このため、上記第1実施形態の効果(1)と同様の効果を得ることができ、車載カメラ(撮像面)に対する洗浄液Wの供給ムラが抑えられている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(12)接続筒部45と吐出口82bとの間(ノズル部80a)には、連通路86における洗浄液Wの流通方向を変えるための第1及び第2屈曲部82c,82dが形成されるため、カメラ用ノズル80の配置の様々な制限に対応させることができ、車両への搭載性を向上させることができる。
そして、第1及び第2屈曲部82c,82dには、該屈曲部82c,82dの剛性を向上させるための補強リブ87が設けられる。これにより、例えば、カメラ用ノズル80の組み付け時などに、カメラ用ノズル80が第1及び第2屈曲部82c,82dで破損してしまうことが抑制され、また、熱による変形も抑制されるようになっている。
(13)補強リブ87が連通路86内に設けられるため、ノズル部80aの大型化を抑えつつも、各屈曲部82c,82dの剛性を向上させることができる。
尚、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態では、整流壁24cの厚み方向の先端部がノズル上面部27と当接しているが、特にこれに限定されるものではなく、整流壁24cをノズル上面部27に当接させずに、その間に隙間が生じていてもよい。
また、上記第1実施形態では、整流壁24cがノズル下面部24に一体に形成されたが、これ以外に例えば、整流壁24cをノズル上面部27に一体形成してもよく、また、ノズル部31とは別部材として構成してもよい。
・上記第1実施形態では、整流壁24cは、ノズル部31の厚み方向と平行をなすように底面部24aから直角に延出されたが、底面部24aからノズル部31の内側に延出されていればよく、例えば、ノズル部31の厚み方向に対して傾斜するように底面部24aに対して直角以外の角度で延出された形状としてもよい。
・上記第1実施形態では、各整流壁24cは、対向する側面部24bと平行をなしているが、これ以外に例えば、流路31bが下流側ほど幅広となるように整流壁24cを幅方向に傾斜させてもよい。
・上記第1実施形態では、各整流壁24cがノズル部31の幅方向に互いに対向するように設けられたが、これ以外に例えば、一方の整流壁24cを、上記第1実施形態の位置よりもノズル部31の上流側に設けて、各整流壁24cが幅方向に対向しないように構成してもよい。
・上記第1実施形態では、ノズル部31を筒状としたが、筒状ではない構成(例えば、ノズル下面部24のみの構成)としてもよい。
・上記第1実施形態では、整流壁24cの下流側端部が吐出口31aまで延びているが、これに限定されるものではなく、整流壁24cの下流側端部を吐出口31aよりも上流側に設定してもよい。
・上記第1実施形態では、吐出口31aは、幅方向寸法L1が厚み方向寸法L2よりも大きく設定されたが、これ以外に例えば、幅方向寸法L1と厚み方向寸法L2とを等しく設定してもよく、また、厚み方向寸法L2を幅方向寸法L1よりも大きく設定してもよい。
・上記第1実施形態では、ノズル部31は下流側ほど幅広に形成されたが、これに特に限定されるものではなく、例えば、ノズル部31の長手方向(洗浄液Wの流通方向)において幅方向寸法が一定となるように形成してもよい。
・上記第1実施形態では、カメラ用ノズル20の第1部材21と第2部材22とが別体で構成されているが、これに特に限定されるものではなく、第1部材21と第2部材22とを一体部品として形成してもよい。
・上記第1実施形態の撮像面13は、レンズで構成されていてもよいし、レンズを覆うカバーガラス等で構成されていてもよい。
・上記第1実施形態において、カメラ用ノズル20の吐出口31aから吐出されて下り勾配面14に着水した洗浄液Wを、ハウジング12の外面に設けられた段差部12a(図2及び図3参照)によって撮像面13にガイドしてもよい。この構成によれば、吐出口31aから吐出された洗浄液Wを効率的に撮像面13に供給することが可能となる。
・上記第1実施形態では、カメラ10は、その前面の撮像面13が後方下部を撮像するように下方に傾斜配置されているが、これに特に限定されるものではなく、例えば、水平に配置してもよい。
・上記第1実施形態では、カメラ10の下り勾配面14に洗浄液Wを吐出するように構成されたが、特にこれに限定されるものではなく、カメラ10の撮像面13に直接吐出するように構成してもよい。
・上記第1実施形態では、カメラ用ノズル20が車体Pのみに支持される構成としたが、これ以外に例えば、車体PとガーニッシュGの内側部位とによって支持される構成としてもよい。また、カメラ用ノズル20をカメラ10に一体に設けてもよい。
・上記第1実施形態では、リヤノズル6側に向かうホース7bから単にホース7cを分岐させてカメラ用ノズル20に接続し、リヤノズル6での洗浄液Wの噴射と同時にカメラ用ノズル20での洗浄液Wの吐出が実施される構成としたが、これに特に限定されるものではない。例えば、リヤノズル6とカメラ用ノズル20とでポンプ装置4を個々に設けたり、リヤノズル6とカメラ用ノズル20との流路を切り替える切替バルブ等を用いて、それぞれ独立して作動するようにしてもよい。
・通気孔65の形状や形成位置等の構成は、第2実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
例えば、図16に示すように、通気孔65を内側補強リブ64以外の箇所に形成し、その通気孔65の上流側及びノズル幅方向の両側を囲う壁部91(流出抑制部)を、内側補強リブ64とは別に底部61に形成してもよい。このような構成によっても、通気孔65から連通路63内に空気を取り込みつつ、連通路63から外部への洗浄液Wの流出を壁部91によって抑制することができる。
また、例えば図17及び図18に示すように、通気孔65をカバー部材44の被覆部71に形成し、その通気孔65の開口外側部位に、防水透湿性素材(水を通しにくいが、空気は通す性質を有する)よりなるシート部材92(流出抑制部)を設けてもよい。このような構成によっても、通気孔65から連通路63内に空気を取り込みつつ、連通路63から外部への洗浄液Wの流出をシート部材92によって抑制することができる。
また、例えば図19に示すように、ノズル部42に設けたパイプ93(通気部)を通じてノズル部42の内部(連通路63)に空気を取り込むように構成してもよい。
・上記第2実施形態では、内側補強リブ64は、第2屈曲部55から上流側(導入部52側)に、第1屈曲部53の近傍まで延在されているが、これに特に限定されるものではなく、ノズル部42の少なくとも第2屈曲部55に形成されていれば、内側補強リブ64の長さ(ノズル長手方向に沿う長さ)は適宜変更してもよい。
・上記第2実施形態では、第2屈曲部55に対応する補強リブ(内側補強リブ64)を、連通路63内に設けたが、これ以外に例えば、外側補強リブ67と同様の形態で、第2屈曲部55の屈曲内側部位(連通路63外の底部61外側面)に設けてもよい。また、第1屈曲部53における連通路63内に、第1屈曲部53の剛性を向上させるための補強リブを設けてもよい。
・上記第3実施形態において、第1及び第2屈曲部82c,82dの剛性を向上させるための補強リブをノズル部80aの外側面に設けてもよい。
・上記第2及び第3実施形態では、補強リブ64,67,87がノズル構成部51,82(ノズル本体43,81)に設けられたが、これに限らず、カバー部材44,83に設けてもよい。
・参考例として、上記第2及び第3実施形態から整流壁66,88を省略した構成としてもよい。このような構成によっても、上記効果(8)〜(12)を得ることができる。
・上記各実施形態において、整流壁24c,66,88の形状や個数は、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記各実施形態では、整流壁24c,66,88によって洗浄液Wを幅方向に分散させる構成としたが、これに特にこれに限定されるものではなく、整流壁24c,66,88以外の構成によって洗浄液Wを幅方向に分散させてもよい。
・上記各実施形態において、ポンプ装置4の停止状態で吐出口31a,57a,82bからの洗浄液Wの漏れを防止するためのチェックバルブを設けてもよい。
・上記各実施形態では、後方視認用のカメラ10を洗浄するカメラ用ノズル20,40,80に適用したが、側方視認用のサイドビューカメラや前方視認用のフロントビューカメラ等、その他の車載カメラを洗浄するカメラ用ノズルに適用してもよい。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ) 車両に設けられた車載カメラの撮像面に洗浄液を供給する車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
洗浄液が導入される導入口とその洗浄液を吐出する吐出口との間に、洗浄液の流通方向を変えるための屈曲部を有し、
前記屈曲部には、該屈曲部の剛性を向上させるための補強リブが設けられていることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
この構成によれば、導入口と吐出口との間に屈曲部を有することで、ウォッシャノズルの配置の様々な制限に対応させることができ、車両への搭載性を向上させることができる。そして、その屈曲部が補強リブによって剛性が向上されるため、例えば、ウォッシャノズルの組み付け時などに、ウォッシャノズルが屈曲部で破損してしまうことが抑制され、また、熱による変形も抑制させることができる。
1…車載カメラ洗浄システム、2…車両、3…ウォッシャタンク、4…ポンプ装置、10…車載カメラ、13…撮像面、20,40,80…車載カメラ用ウォッシャノズル、24c,66,88…整流壁(整流部)、26…接続筒部(導入口)、31…ノズル部(連通路)、31a,57a,82b…吐出口、45…接続筒部(導入口)、53,55…第1及び第2屈曲部、57a…吐出口、63…連通路、64…内側補強リブ、64a…壁部(流出抑制部)、65…通気孔(通気部)、66…整流壁、67…外側補強リブ、82b…吐出口、82c,82d…第1及び第2屈曲部、86…連通路、87…補強リブ、91…壁部(流出抑制部)、92…シート部材(流出抑制部)、93…パイプ(通気部)、W…洗浄液。

Claims (11)

  1. 車両に設けられた車載カメラのレンズ又はレンズを覆うカバーガラスに洗浄液を供給する車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    洗浄液が導入される導入口とその洗浄液を吐出する吐出口とを連通する連通路には、前記吐出口から吐出される洗浄液をノズルの幅方向に分散させるための整流部が設けられており、
    前記導入口と前記吐出口との間に、前記連通路における洗浄液の流通方向を変えるための屈曲部を有し、
    前記屈曲部には、該屈曲部の剛性を向上させるための補強リブが設けられていることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  2. 請求項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記補強リブは、前記連通路内に設けられていることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  3. 車両に設けられた車載カメラのレンズ又はレンズを覆うカバーガラスに洗浄液を供給する車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    洗浄液が導入される導入口とその洗浄液を吐出する吐出口とを連通する連通路には、前記吐出口から吐出される洗浄液をノズルの幅方向に分散させるための整流部が設けられており、
    前記連通路には、外部から該連通路への空気の流入を許容する通気部が設けられており、
    前記通気部は、前記連通路と外部とを常時連通する通気孔であることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  4. 請求項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記通気孔からの洗浄液の流出を抑えるための流出抑制部を備えることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  5. 請求項4に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記流出抑制部は、前記通気孔における上流側及びノズル幅方向の両側を囲う壁部であることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  6. 請求項4に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記流出抑制部は、前記通気孔の開口外側部位に設けられた防水透湿性素材よりなるシート部材であることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記吐出口は、前記幅方向の寸法が厚み方向の寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記整流部は、前記連通路における洗浄液の流通方向に沿って設けられ前記幅方向と交差する板状の整流壁であることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  9. 請求項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記整流壁は、前記幅方向に対向するように複数設けられていることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  10. 請求項又はに記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記整流壁は、前記導入口と前記吐出口との中間位置から前記吐出口まで延びていることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
  11. 請求項10のいずれか1項に記載の車載カメラ用ウォッシャノズルであって、
    前記整流壁は、前記連通路の厚み方向両側の内面に跨って設けられていることを特徴とする車載カメラ用ウォッシャノズル。
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