JP5075444B2 - 減速機付き電動モータおよび雑音防止装置 - Google Patents

減速機付き電動モータおよび雑音防止装置 Download PDF

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Description

本発明は回転軸を備えたモータ本体と、回転軸の回転を減速して出力する減速機とを備えた減速機付き電動モータおよび電気回路の雑音を防止する雑音防止装置に関する。
車両に設けられるワイパ装置やパワーウインド装置、サンルーフ装置等の駆動源としては、通常、車両に搭載されるバッテリ等の電源により作動する電動モータが用いられている。これらの装置に電動モータを適応させるためには、モータの回転数を所用の回転数にまで減速する必要がある。そのため、このような電動モータは、減速機が取り付けられて減速機付き電動モータとして1つのユニットとされている。
通常この減速機付き電動モータは、電源に接続される電源側接続端子とモータ本体に接続される給電側接続端子との間に、減速機上に配置された収容ケースに収容され、一対の電気素子を接続している。
電気素子は、モータ本体として例えばブラシ付きモータを用いた場合には、ブラシとコミュテータとの摺接部分から発生するノイズにより他の電装品等の障害を与えること(ラジオノイズ等)を防止するための雑音防止素子として機能する。例えば特許文献1には、電源側接続端子および給電側接続端子を収容ケースの雑音防止素子収容部の外に設けることにより、収容ケースにおける雑音防止素子の収容スペースを確保しやすくし、ノイズを確実に防止するようにした雑音防止装置が提案されている。
特開2000−60076号公報
しかしながら、従来の減速機付き電動モータに用いられる雑音防止装置等では、一対の給電側接続端子は、平面視で左右対称ではあるが互いに形状は異なっていたため、部品点数が増えるのみならず、組み付け時に作業ミスを防ぐためにいずれの側との接続用であるか確認する必要がある。
本発明の目的は、部品点数を削減するとともに、組み付け時に確認作業を不要とすることが可能な減速機付き電動モータを提供することにある。
また、本発明の目的は、部品点数を削減するとともに、組み付け時に確認作業を不要とすることが可能な雑音防止装置を提供することにある。
本発明の減速機付き電動モータは、電源から電流が供給されて回転する回転軸を備えたモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力する減速機とを備えた減速機付き電動モータであって、前記電源から前記モータ本体に電流を供給する経路に設けられた一対の電気素子と、前記一対の電気素子を平面視で並べて収容する収容ケースと、前記経路に設けられ、かつ、それぞれ一端が前記電源に接続されるとともに、他端が対応する前記一対の電気素子に接続される一対の電源側接続部材と、前記平面視で前記収容ケースに並べて取り付けられ、かつ、一端が前記モータ本体に接続されるとともに、他端が対応する前記一対の電気素子に接続される一対の給電側接続部材とを有し、前記一対の給電側接続部材の一端は、それぞれ前記モータ本体に接続され、かつ、前記平面視で平行に並んで突出されたモータ本体接続部を備え、前記一対の給電側接続部材の他端は、前記平面視で前記モータ本体接続部の突出方向に対して直交する方向に延ばされ、かつ、前記一対の電気素子に接続される電気素子接続部を備えており、前記一対の給電側接続部材に設けられた前記電気素子接続部のそれぞれに、前記電気素子の端部が挿入される2つの溝が前記モータ本体接続部の軸心を挟んで対称に設けられていることにより、前記平面視で前記一対の給電側接続部材が同一形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の減速機付き電動モータは、前記電源側接続部材および前記給電側接続部材は、板材を折り曲げて形成されていることを特徴とする。
本発明の雑音防止装置は、電源から電流が供給される電気回路の雑音を防止する雑音防止装置であって、前記電源から電気回路に電力を供給する経路に設けられた一対の雑音防止素子と、前記一対の雑音防止素子を平面視で並べて収容した収容ケースと、前記経路に設けられ、かつ、それぞれ一端が前記電源に接続されるとともに、他端が対応する前記一対の雑音防止素子に接続される一対の電源側接続部材と、前記平面視で前記収容ケースに並べて取り付けられ、かつ、一端が前記電気回路に接続されるとともに、他端が対応する前記一対の雑音防止素子に接続される一対の給電側接続部材とを有し、前記一対の給電側接続部材の一端は、それぞれ前記電気回路に接続され、かつ、前記平面視で平行に並んで突出された電気回路接続部を備え、前記一対の給電側接続部材の他端は、前記平面視で前記電気回路接続部の突出方向に対して直交する方向に延ばされ、かつ、前記一対の雑音防止素子に接続される素子接続部を備えており、前記一対の給電側接続部材に設けられた前記素子接続部のそれぞれに、前記雑音防止素子の端部が挿入される2つの溝が、前記平面視で前記電気回路接続部の軸心を挟んで対称に設けられていることにより、前記平面視で前記一対の給電側接続部材が同一形状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、それぞれ一端が前記モータ本体に接続されるとともに、他端が対応する電気素子に接続される一対の給電側接続部材は、互いに同一形状に形成されるので、いずれの側の電気素子にも接続できるようになる。これにより、部品点数を削減するとともに、給電側接続部材と電気素子との接続時に確認作業を不要とすることが可能となる。
本発明によれば、それぞれ一端が電気回路に接続されるとともに、他端が対応する雑音防止素子に接続される一対の給電側接続部材は、互いに同一形状に形成されるので、いずれの側の雑音防止素子にも接続できるようになる。これにより、部品点数を削減するとともに、組み付け時に確認作業を不要とすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるワイパモータ10を示す斜視図であり、図2は図1に示すワイパモータ10の分解斜視図である。
図1に示すワイパモータ10は、車両に設けられるリヤワイパ装置の駆動源として用いられるものであり、モータ本体11と減速機12とが1つのユニットとされた減速機付き電動モータとなっている。
図2に示すモータ本体11は、回転軸11aを備えたブラシ付きモータとなっており、この回転軸11aにはコミュテータ13(整流子)とアーマチュアコア(不図示)とが固定されている。アーマチュアコアのスロットには複数の図示しないコイル(電機子巻線)が巻装され、これらのコイル端はそれぞれコミュテータの対応するセグメントに接続されており、コミュテータ13とコイルとによりアーマチュア(電機子)14が構成されている。
モータ本体11は、断面小判形状の底付き筒状に形成されたモータヨーク(継鉄)15を備えており、アーマチュア14は回転軸11aの一端がモータヨーク15の底部に回転自在に支持されることにより、モータヨーク15の内部に回転自在に収容されている。モータヨーク15の内面には一対のマグネット(不図示)が互いに異なる磁極を対向させて装着されており、コイルが巻装されたアーマチュアコアはこれらのマグネットとモータヨーク15とで形成される磁界内に位置するようになっている。モータヨーク15の内部には、ブラシ(図2では不図示)を保持するブラシホルダ16が装着されている。
図3は、モータ本体11に設けられるブラシホルダ16の詳細を示す斜視図である。ブラシホルダ16は、図3に示すように、樹脂材料により形成され、回転軸11aの軸方向に垂直な本体壁部16aと、モータヨーク15の内面に沿う筒状に形成されて本体壁部16aの外周を覆う外周壁部16bとを備えており、外周壁部16bがモータヨーク15の内面に摺接するようにモータヨーク15の内部に装着されるようになっている。また、本体壁部16aの軸心には貫通孔16cが形成されており、ブラシホルダ16がモータヨーク15に装着されたときには、アーマチュア14のコミュテータ13は貫通孔16cに挿通されて本体壁部16aの内側に配置されるようになっている。
ブラシホルダ16に保持される一対のブラシ17(一方は不図示)は、それぞれくの字に折り曲げられた一対の板ばね18a,18bの一端に固定されており、これらの板ばね18a,18bの他端が締結部材(ボルト)19でブラシホルダ16に固定されることにより、ブラシ17は板ばね18a,18bに付勢された状態でコミュテータ13の外周面に摺接するようになっている。板ばね18a,18bは銅板等の金属板により形成されており、各板ばね18a,18bに直流電流が供給されると、その電流は板ばね18a,18bを介してブラシ17に供給されるようになっている。そして、各ブラシ17に電流が供給されると、その電流はコミュテータ13により転流されて各コイルに供給され、これにより磁界中にあるコイルに通電されてアーマチュア14とともに回転軸11aが回転することになる。
ブラシホルダ16には、負極側のブラシ17をモータヨーク15に接地するために、モータヨーク側接地端子45が設けられている。このモータヨーク側接地端子45は銅板等
の金属板を折り曲げて形成されており、その本体部45aにおいてブラシホルダ16の本体壁部16aに固定され、その端子部45bは本体部45aに対して折り曲げられて、外周壁部16bの外側に突出している。また、モータヨーク側接地端子45の本体部45aはブラシホルダ16に設けられる配線板を介して負極側のブラシ17に接続されている。
ブラシホルダ16がモータヨーク15の内部に装着されると、モータヨーク側接地端子45の端子部45bがモータヨーク15の内面に弾性変形した状態で接触することにより、モータヨーク15に接地される。負極側のブラシ17がモータヨーク15に接地されると、モータヨーク15がシールド効果を生じ、モータヨーク15を介してモータ外部へノイズが放射されることを防止することができる。
一方、減速機12は、モータヨーク15に固定されるギヤケース20を有している。このギヤケース20はアルミ合金等の導体により形成されており、モータヨーク15に固定されたときには、このモータヨーク15に電気的に接続されるようになっている。
図4は、図1に示す減速機12の内部構造を示す一部切り欠き断面図である。このギヤケース20の内部には、図4に示すように、減速機構21が収容されている。減速機構21はウォーム22とウォーム22に噛み合うウォームホイル23とを備えたウォームギヤ機構となっており、ウォーム22は回転軸11aのギヤケース20内部に突出する外周面に一体的に形成され、ウォームホイル23はギヤケース20に設けられた支持軸24に支持されてギヤケース20の内部で回転自在となっている。したがって、モータ本体11が作動して回転軸11aが回転すると、その回転は減速機構21により所定の回転数にまで減速してウォームホイル23に伝達される。
また、この減速機12には、ウォームホイル23の回転を揺動運動に変換して出力軸25に伝達するために、動力変換機構26が設けられている。動力変換機構26は、動力変換部材27と出力ギヤ28とを有しており、動力変換部材27はアーム部27aとセクタギヤ部27bとを有し、アーム部27aの先端部は連結軸29によりウォームホイル23の回転中心軸から離れた位置に回転自在に連結されている。一方、出力ギヤ28はギヤケース20の内部に突出する出力軸25の基端部に固定されており、動力変換部材27のセクタギヤ部27bに噛み合わされている。また、セクタギヤ部27bの軸心には歯車軸30が設けられ、この歯車軸30と出力軸25とはプレート部材31により揺動自在に連結されており、これにより、セクタギヤ部27bは出力ギヤ28に噛み合わされた状態に保持されるようになっている。
このような構造により、モータ本体11が作動してウォームホイル23が回転すると、その回転によりアーム部27aが往復動されるとともにセクタギヤ部27bが出力ギヤ28に対して揺動運動し、ウォームホイル23の回転運動が揺動運動に変換されて出力軸25から出力される。つまり、このワイパモータ10では、モータ本体11の動力である回転軸11aの回転運動を減速機構21で減速するとともに動力変換機構26により揺動運動に変換して出力軸25から出力するようになっている。
ギヤケース20は、図1に示すように、支持軸24と平行に突出するボス部20aが形成されており、出力軸25は支持軸24に平行となってボス部20aに回転自在に支持されている。出力軸25の先端はボス部20aから外部に突出しており、その先端にはリヤワイパ装置を構成するリヤワイパアームが取り付けられる。これにより、モータ本体11が作動すると、出力軸25とともにリヤワイパアームが揺動して、リヤワイパ装置による払拭動作が行われることになる。
また、ワイパモータ10は、図示しないバッテリ等の電源やワイパスイッチに接続するために、図1および図4に示すように、独立したユニットとして形成されたコネクタ32が設けられている。コネクタ32は、ギヤケース20の外側面上に配置されて締結部材(ボルト)33により、このギヤケース20に固定されている。コネクタ32には一対の給電端子34a,34bが設けられており、給電端子34aは配線を介して電源とワイパスイッチとに接続され、給電端子34bは図示しない車体側の外部コネクタに接続されて車体にアースされるようになっている。そして、ワイパスイッチがオンにされると、一方の給電端子34aに電源から給電されるようになっている。
減速機12上のギヤケース20の外側面には、図1および図2に示すように、雑音防止装置35が配置されている。図5(a)は図1に示す雑音防止装置35の要部を示す斜視図であり、(b)は図1に示す雑音防止装置35の要部を示す平面図である。
雑音防止装置35は、図3および図5に示すように、収容ケース36と、この収容ケースに収容される一対の雑音防止素子(電気素子)としてのチョークコイル37a,37bと、収容ケース36のコネクタ32側の端部に固定される一対の電源側接続部材38a,38bと、収容ケース36のブラシホルダ16側の端部に固定される一対の給電側接続部材39a,39bとを有している。
収容ケース36は、図3に示すように、樹脂材料により縦長のバスタブ状に形成されており、その一端において外周壁部16bに沿うようにブラシホルダ16に固定されている。つまり、収容ケース36はブラシホルダ16に固定されてこのブラシホルダ16と一体に設けられており、ブラシホルダ16がモータヨーク15に装着されると収容ケース36はモータヨーク15の内部からその開口部を介してギヤケース20側に突出するようになっている。そして、モータヨーク15にギヤケース20が固定されたときには、収容ケース36はギヤケース20の外側面上に配置されるようになっている。なお、図示する収容ケース36は、蓋が取り外された状態を示している。
一対のチョークコイル37a,37bは、容量性素子としてのコンデンサとバリスタとの機能を有する双方向性バリスタ43とともに、収容ケース36に収容されている。つまり、収容ケース36にはこの収容ケース36内を3つのスペースに区画する隔壁44が設けられており、各チョークコイル37a,37bは収容ケース36に並べて配置されるとともに、隔壁44により互いに隔てられ、双方向性バリスタ43は各チョークコイル37a,37bに対してコネクタ32側に並べて収容されるとともに隔壁44により各チョークコイル37a,37bから隔てられている。隔壁44により区画される各スペースは、それぞれチョークコイル37a,37b、双方向性バリスタ43の外形に対応した形状と大きさに設定され、各スペースにチョークコイル37a,37bや双方向性バリスタ43を容易に装着できるようになっている。なお、容量性素子としては、コンデンサのみを装着したり、バリスタのみを装着するようにしてもよい。
一対の電源側接続部材38a,38bは、それぞれ銅板等の金属板を折り曲げて形成されており、その一端はコネクタ32の対応する給電端子34a,34bを介して電源に電気的に接続され、他端は収容ケース36の内部に平行に並んで突出している。また、負極側の電源側接続部材38bには、この電源側接続部材38bをギヤケース20に接地するために、ギヤケース側接地端子46が設けられている。このギヤケース側接地端子46は、収容ケース36からコネクタ32側に突出する電源側接続部材38bの一部を収容ケース36側に折り返すようにV字形状に折り曲げて形成されており、その曲げ方向である電源側接続部材38bに近接離反する方向に弾性変形自在となっている。
つまり、ギヤケース側接地端子46が給電端子34a,34b側においてギヤケース20に接地されるとともに、ギヤケース20がモータヨーク15と電気的に接続されているので、雑音防止装置35によって吸収しきれなかったノイズはギヤケース20とモータヨーク15とを介してモータ本体11の内部に戻されることにより、モータ外部に放射されるノイズを低減させることができる。
また、電源側接続部材38bの一部をV字形状に折り曲げてギヤケース側接地端子46を形成することにより、狭いスペースにおいてもギヤケース側接地端子46に十分なたわみ長さを確保することができるので、ねじ等の締結部材を用いることなくギヤケース側接地端子46を確実にギヤケース20に接地させることができる。これにより、部品点数や組み付け工数等を低減することができる。
一対の給電側接続部材39a,39bは、それぞれ銅板等の金属板を折り曲げて形成されており、モータ本体接続部40a,40bと、電気素子接続部41a,41bとから構成されている。モータ本体接続部40a,40bは、それぞれ一端がモータ本体11(電気回路)のブラシホルダ16に設けられる配線板を介して対応するブラシ17の板ばね18a,18bに接続され、他端はモータヨーク15の開口部を介して収容ケース36の内部に平行に並んで突出している。電気素子接続部41a,41bは対応するモータ本体接続部40a,40bの他端に、このモータ本体接続部40a,40bの軸心を挟んで直交する方向へ平面視で左右対称に設けられており、電気素子接続部41aには一対の溝42a,42bが、電気素子接続部41bには一対の溝42c,42dが、同じく左右対称にそれぞれ設けられている。つまり、給電側接続部材39a,39bは互いに同一形状に形成されている。
そして、チョークコイル37aは、図3に示すように一端が電源側接続部材38aに接続され、図3および図5に示すように他端が溝42aに挿入されることにより、給電側接続部材39aと接続されている。同様に、チョークコイル37bは、一端が電源側接続部材38bに接続され、他端が溝42dに挿入されることにより、給電側接続部材39bと接続されている。つまり、一対のチョークコイル37a,37bは、対応する電源側接続部材38a,38bと給電側接続部材39a,39bとの間に、直列的に接続されている。また、双方向性バリスタ43は、一端が電源側接続部材38aに接続され、他端が電源側接続部材38bに接続されることにより、各チョークコイル37a,37bに電気的に接続されている。
このように、雑音防止装置35では、給電側接続部材39a,39bを互いに同一形状に形成し、給電側接続部材39aに平面視で左右対称に一対の溝42a,42bを、給電側接続部材39aに同様に一対の溝42c,42dを設けたので、給電側接続部材39a,39bのいずれにもチョークコイル37a,37bを接続することができる。
図6は、平面視で左右対称であるが同一形状でない給電側接続部材39a,39bを用いた雑音防止装置35の要部を示す平面図である。図6に示す給電側接続部材39a,39bでは、電気素子接続部41a,41bには、溝42a,42dのみが設けられ、溝42b,42cが設けられていない。この給電側接続部材39a,39bのように、左右対称ではあるが同一形状ではなく、それぞれに溝が一つしか設けられない場合には、給電側接続部材39aはチョークコイル37a接続用、給電側接続部材39bはチョークコイル37b接続用としてしか使用できず、給電側接続部材39a,39bを別々に製造する必要がある。また、組み付け時にいずれの側の接続用か確認しておかないと、給電側接続部材39a,39bを逆に配置してしまってチョークコイル37a,37bが接続できなくなる虞がある。
これに対し、給電側接続部材39a,39bに上述のように二つずつ溝を設けて互いに同一形状に形成した場合には、給電側接続部材39a,39bを別々に製造する必要がないので、部材の共通化により部材点数を削減することが可能となる。また、組み違いによる作業ミスを生じることがなくなり、組み付け時に確認作業を不要とすることが可能となる。
また、この雑音防止装置35では、チョークコイル37a,37bを、対応する給電側接続部材39a,39bの電気素子接続部41a,41bに設けられた溝42a,42dにそれぞれ挿入すれば、給電側接続部材39a,39bと接続できるため、チョークコイル37a,37bの給電側接続部材39a,39bへの組み付け作業を容易にすることができる。
さらに、この雑音防止装置35では、電源側接続部材38a,38bおよび給電側接続部材39a,39bは、金属板を折り曲げて形成されているので、容易に製造することができる。
また、この雑音防止装置35を有するワイパモータ10では、ブラシ17とコミュテータ13との摺接部分からノイズが発生しても、チョークコイル37a,37bおよび双方向性バリスタ43により、ノイズを吸収して、モータ外部へのノイズの放射を低減することができる。そして、雑音防止装置35は、モータヨーク15の開口部の直後に設けられているので、モータヨーク15の内部からこの開口部を介して外部に放射されるノイズを、他の配線等に伝播する前に雑音防止装置35により除去することにより、モータ外部へのノイズの放射を低減することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本実施の形態においては、雑音防止装置35を、車両のリヤワイパアームを駆動するワイパモータ10に適用した場合を示しているが、これに限らず、例えば、車両用のパワーウインド装置やサンルーフ装置等の駆動源として用いられるモータ等に適用してもよいし、モータ以外の電気回路に適用してもよい。
また、本実施の形態においては、ワイパモータ10はブラシ付きモータとなっているがブラシレスモータであってもよい。
さらに、本実施の形態においては、雑音防止装置35は、雑音防止素子としてチョークコイル37a,37bを備えているが、チョークコイル37a,37b以外の素子を雑音防止素子として用いてもよいし、例えばチョークコイル37a,37bの代わりに、直線状の針金等よりなる単なる電気素子を用いてもよい。
さらに、本実施の形態においては、給電側接続部材39a,39bは、チョークコイル37a,37bの組み付けを容易にする観点から、電気素子接続部41a,41bに溝42a〜dを設け、溝42a,42dに対応するチョークコイル37a,37bを挿入するようになっているが、互いに同一形状に形成され、給電側接続部材39a,39bのいずれにもチョークコイル37a,37bを接続することができるのであれば、溝42a〜dはなくてもよい。
さらに、本実施の形態においては、電源側接続部材38a,38bおよび給電側接続部材39a,39bは、金属板を折り曲げて形成されているが、金属板以外の板材を用いてもよいし、折り曲げずに単に直線状の形状としてもよい。
本発明の一実施の形態であるワイパモータを示す斜視図である。 図1に示すワイパモータの分解斜視図である。 モータ本体に設けられるブラシホルダの詳細を示す斜視図である。 図1に示す減速機の内部構造を示す一部切り欠き断面図である。 (a)は図1に示す雑音防止装置の要部を示す斜視図であり、(b)は図1に示す雑音防止装置の要部を示す平面図である。 平面視で左右対称であるが同一形状でない給電側接続部材を用いた雑音防止装置の要部を示す平面図である。
符号の説明
10 ワイパモータ(減速機付き電動モータ)
11 モータ本体(電気回路)
11a 回転軸
12 減速機
35 雑音防止装置
36 収容ケース
37a,37b チョークコイル(電気素子)
38a,38b 電源側接続部材
39a,39b 給電側接続部材
40a,40b モータ本体接続部
41a,41b 電気素子接続部
42a〜d 溝

Claims (3)

  1. 電源から電流が供給されて回転する回転軸を備えたモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力する減速機とを備えた減速機付き電動モータであって、
    前記電源から前記モータ本体に電流を供給する経路に設けられた一対の電気素子と、
    前記一対の電気素子を平面視で並べて収容する収容ケースと、
    前記経路に設けられ、かつ、それぞれ一端が前記電源に接続されるとともに、他端が対応する前記一対の電気素子に接続される一対の電源側接続部材と、
    前記平面視で前記収容ケースに並べて取り付けられ、かつ、一端が前記モータ本体に接続されるとともに、他端が対応する前記一対の電気素子に接続される一対の給電側接続部材とを有し、
    前記一対の給電側接続部材の一端は、それぞれ前記モータ本体に接続され、かつ、前記平面視で平行に並んで突出されたモータ本体接続部を備え、前記一対の給電側接続部材の他端は、前記平面視で前記モータ本体接続部の突出方向に対して直交する方向に延ばされ、かつ、前記一対の電気素子に接続される電気素子接続部を備えており、
    前記一対の給電側接続部材に設けられた前記電気素子接続部のそれぞれに、前記電気素子の端部が挿入される2つの溝が、前記平面視で前記モータ本体接続部の軸心を挟んで対称に設けられていることにより、前記平面視で前記一対の給電側接続部材が同一形状に形成されていることを特徴とする減速機付き電動モータ。
  2. 請求項1記載の減速機付き電動モータであって、
    前記電源側接続部材および前記給電側接続部材は、板材を折り曲げて形成されていることを特徴とする減速機付き電動モータ。
  3. 電源から電流が供給される電気回路の雑音を防止する雑音防止装置であって、
    前記電源から電気回路に電力を供給する経路に設けられた一対の雑音防止素子と、
    前記一対の雑音防止素子を平面視で並べて収容した収容ケースと、
    前記経路に設けられ、かつ、それぞれ一端が前記電源に接続されるとともに、他端が対応する前記一対の雑音防止素子に接続される一対の電源側接続部材と、
    前記平面視で前記収容ケースに並べて取り付けられ、かつ、一端が前記電気回路に接続されるとともに、他端が対応する前記一対の雑音防止素子に接続される一対の給電側接続部材とを有し、
    前記一対の給電側接続部材の一端は、それぞれ前記電気回路に接続され、かつ、前記平面視で平行に並んで突出された電気回路接続部を備え、前記一対の給電側接続部材の他端は、前記平面視で前記電気回路接続部の突出方向に対して直交する方向に延ばされ、かつ、前記一対の雑音防止素子に接続される素子接続部を備えており、
    前記一対の給電側接続部材に設けられた前記素子接続部のそれぞれに、前記雑音防止素子の端部が挿入される2つの溝が、前記平面視で前記電気回路接続部の軸心を挟んで対称に設けられていることにより、前記平面視で前記一対の給電側接続部材が同一形状に形成されていることを特徴とする雑音防止装置。
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