JP2010093977A - 減速機構付きモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】巻線の発熱による悪影響を低減できる減速機構付きモータを提供する。
【解決手段】ヨークハウジング21の内周面に固定されたステータ22の内側にロータ41が配置され、同ヨーク21の開口部に固定されたギヤハウジング51内に、ロータ41の回転力を減速して出力軸64から出力する減速機構63が配置されている。バスバーユニット31はギヤハウジング51内に配置され、ロータ41の回転軸42と一体回転される第1センサ磁石46は、ギヤハウジング51内で回転軸42の軸方向にバスバーユニット31とずれた位置であってバスバーユニット31よりもステータ22から離れた位置に配置されている。第1センサ磁石46に対向配置された第1磁気センサ71は、回転軸42の回転に応じた第1回転検出信号を出力する。ギヤハウジング51には、出力端子から第1回転検出信号を取り出すための外部コネクタが接続される第1コネクタ部が形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】ヨークハウジング21の内周面に固定されたステータ22の内側にロータ41が配置され、同ヨーク21の開口部に固定されたギヤハウジング51内に、ロータ41の回転力を減速して出力軸64から出力する減速機構63が配置されている。バスバーユニット31はギヤハウジング51内に配置され、ロータ41の回転軸42と一体回転される第1センサ磁石46は、ギヤハウジング51内で回転軸42の軸方向にバスバーユニット31とずれた位置であってバスバーユニット31よりもステータ22から離れた位置に配置されている。第1センサ磁石46に対向配置された第1磁気センサ71は、回転軸42の回転に応じた第1回転検出信号を出力する。ギヤハウジング51には、出力端子から第1回転検出信号を取り出すための外部コネクタが接続される第1コネクタ部が形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、ロータの回転力を減速して出力する減速機構を有する減速機構付きモータ関するものである。
一般的に、車両のフロントガラス等を払拭する車両用ワイパは、減速機構付きモータにて駆動される。例えば特許文献1に記載された減速機構付きモータは、回転力を発生するモータ部と、該モータ部にて発生された回転力を減速して出力する減速部とを備えている。モータ部は、内周面にマグネットが固定された有底筒状のヨークハウジングの内部にロータを回転可能に配置して構成されている。ロータは、巻線が巻装されたロータコアと、周方向に並設された複数のセグメントを有する整流子とを回転軸に固定して形成されるとともに、整流子には、共通ブラシ、低速運転用ブラシ及び高速運転用ブラシの合計3つの給電ブラシが摺接される。共通ブラシと低速運転用ブラシとは、整流子の外周で周方向に180°の間隔を空けて配置されるとともに、高速運転用ブラシは、整流子の外周で低速運転用ブラシから周方向に所定角度離れた位置に配置されている。尚、回転軸には、該回転軸と一体に回転するセンサ磁石が固定されるともに、該センサ磁石の近傍には、センサ磁石の回転による磁界の変化に基づいて回転軸の回転位置を検出するホールセンサが配置されている。また、前記減速部は、ヨークハウジングの開口部に固定されるギヤハウジングの内部に減速機構を収容して構成されている。減速機構は、前記回転軸の先端部に一体回転可能に設けられたウォームと、該ウォームに噛合された円板状のウォームホイールとから構成されるとともに、ウォームホイールの径方向の中央部には出力軸が設けられている。また、ギヤハウジングの内部には、車両の運転者によるワイパスイッチの操作に基づいてロータの回転を制御する制御回路基板が設けられている。
このような減速機構付きモータは、ワイパを低速で駆動するようにワイパスイッチが操作されると、共通ブラシ及び低速運転用ブラシを介して巻線に電流が供給されてロータが低速で回転される。そして、減速機構にて減速されたロータの回転力が出力軸から出力され、該出力軸に連結されたワイパが低速で駆動される。一方、ワイパを高速で駆動するようにワイパスイッチが操作されると、共通ブラシ及び高速運転用ブラシを介して巻線に電流が供給されてロータが高速で回転される。そして、減速機構にて減速されたロータの回転軸の回転力が出力軸から出力され、該出力軸に連結されたワイパが高速で駆動される。
特開2007−202391号公報
ところで、ロータの回転時には、巻線に電流が供給されることによって同巻線が発熱する。そして、特許文献1に記載されているような減速機構付きモータでは、ロータは、ヨークハウジングの内部空間に配置されているため、巻線が発熱した場合、その熱は、ヨークハウジング内にこもりやすい。すると、巻線の温度上昇に伴って同巻線の電気抵抗が増大し、高負荷での連続作動が良好に行えなくなる虞がある。また、巻線で発生した熱によってセンサ磁石が加熱されると、ホールセンサによる回転軸の回転位置の検出精度が低下する等の悪影響が生じる虞もある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、巻線の発熱による悪影響を低減させることができる減速機構付きモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、有底筒状のヨークハウジングと、前記ヨークハウジングの内周面に固定され複数の巻線が巻装された円環状のステータと、接続された前記巻線に電流を供給するための複数のバスバーを有するバスバーユニットと、前記ステータの内側に回転可能に配置され回転軸を有するロータと、前記ヨークハウジングの開口部に固定されるギヤハウジングと、前記ギヤハウジング内に収容され前記回転軸の回転力を減速して出力軸から出力する減速機構と、前記回転軸と一体回転されるセンサ磁石と、前記センサ磁石に対向して配置され前記センサ磁石の回転による磁界の変化に応じた第1回転検出信号を出力する磁気センサを有する第1の位置検出装置と、前記ギヤハウジング内に配置され前記出力軸の回転に応じた第2回転検出信号を出力する第2の位置検出装置と、前記第1回転検出信号及び前記第2回転検出信号を出力するための複数の出力端子と、を備え、前記巻線は、前記第1回転検出信号に基づいてその励磁タイミングが切り換えられ、前記バスバーユニットは、前記ヨークハウジングの開口部からギヤハウジング側に突出して前記ギヤハウジング内に収容され、前記センサ磁石は、前記ギヤハウジング内で、前記回転軸の軸方向に前記バスバーユニットとずれた位置であって前記バスバーユニットよりも前記ステータから離れた位置に配置され、前記ギヤハウジングには、前記出力端子から前記第1回転検出信号及び前記第2回転検出信号を取り出すための外部コネクタが接続される信号用コネクタ部が形成されていることを特徴とする減速機構付きモータとしたことをその要旨としている。
同構成によれば、駆動時に発熱を伴い易い巻線を備えたステータは、ヨークハウジングの内周面に固定されているため、巻線にて発生した熱は、ヨークハウジングに伝達され易く、更に、ヨークハウジングから外部に放散され易い。更に、ヨークハウジングには、ギヤハウジングが固定されているため、ヨークハウジングに伝達された熱の一部は、ギヤハウジングに伝達されてギヤハウジングからも外部に放散される。従って、巻線にて発生した熱を外部に放散し易いため、温度上昇に伴う巻線の電気抵抗の増大を抑制して、高負荷での連続作動を良好に行うことができる。また、バスバーユニットは、ヨークハウジングの開口部から突出してギヤハウジング内に配置されているため、バスバーが発熱した場合には、その熱をギヤハウジングから外部に放散できるとともに、バスバーにて発生した熱が巻線に伝達されることを抑制できる。また、センサ磁石は、ギヤハウジング内で、バスバーユニットと軸方向にずれた位置であって、バスバーユニットよりもステータから離れた位置に配置されるため、巻線にて発生した熱がセンサ磁石に伝達され難い。従って、バスバー及び巻線にて発生した熱の影響によってセンサ磁石が減磁されることが抑制され、磁気センサが出力する第1回転検出信号に基づいて検出される回転軸の回転状態の検出精度の低下が抑制される。これらのことから、巻線の発熱による悪影響を低減させることができる。更に、本発明の減速機構付きモータは、減速機構付きのブラシレスモータであるため、給電用のブラシを備えない。従って、その寿命がブラシ寿命に影響されるブラシ付きモータを備えた従来の減速機構付きモータに比べて、長寿命である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の減速機構付きモータにおいて、前記バスバーは、電源装置に接続される給電端子を備え、前記ギヤハウジングには、前記給電端子を前記電源装置に接続するための給電コネクタが接続される給電用コネクタ部が、前記信号用コネクタ部とは別に形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、電源を供給するための給電コネクタが接続される給電用コネクタ部と、第1回転検出信号及び第2回転検出信号を取り出すための外部コネクタが接続される信号用コネクタ部とは、ギヤハウジングにおいてそれぞれ別々に形成されている。従って、ステータの巻線に給電コネクタを介して電流が供給される際に発生するノイズによって、外部コネクタを介して取り出される第1回転検出信号及び第2回転検出信号に悪影響が及ぼされることが抑制される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の減速機構付きモータにおいて、前記減速機構には、前記回転軸と一体回転するウォームと、該ウォームと噛合するウォームホイールとを有するウォームギヤが用いられ、前記ヨークハウジングは、その開口部に前記ギヤハウジングが固定されるフランジ部が径方向外側に延出形成されるとともに、前記フランジ部は、前記ウォーム側から前記ウォームホイール側に向かって部分的に大きく延設された拡大フランジ部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、フランジ部は、拡大フランジ部を有することにより、その表面積が大きくなっている。従って、ヨークハウジングに伝達された熱をより効率的に外部に放熱することができる。更に、フランジ部に拡大フランジ部が設けられたことにより、フランジ部に固定されるギヤハウジングとの接触面積が大きくなるため、ヨークハウジングに伝達された熱がギヤハウジングに伝達されやすくなる。その結果、巻線にて発生した熱をより効率良くにギヤハウジングから外部に放散することができる。また、拡大フランジ部は、ウォームが配置された側からウォームホイールが配置された側に向かって部分的に大きく延設されている。この拡大フランジ部が延設された部位は、ヨークハウジングの開口部の外周部分において通常デッドスペースとなる部位であるため、拡大フランジ部を設けたことによる減速機構付きモータの大型化は抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の減速機構付きモータにおいて、前記ギヤハウジングは、前記出力軸を軸支する円筒状のスリーブと、該スリーブから径方向外側に向かって放射状に延びる複数の放熱リブとを有することをその要旨としている。
同構成によれば、スリーブの周囲に複数の放熱リブが設けられたことにより、ギヤハウジングの表面積が大きくなる。よって、ギヤハウジングからの放熱効率が更に向上する。また、放熱リブによってスリーブの強度が向上されるため出力軸の傾斜が抑制される。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の減速機構付きモータにおいて、車両に備えられたウインドガラスを払拭する車両用ワイパを往復回動運動させるための駆動源として用いられることをその要旨としている。
同構成によれば、車両用ワイパを連続して往復回動運動した場合に巻線にて発生した熱は、ヨークハウジング及びギヤハウジングから外部に放散され易くなっている。従って、温度上昇に伴う巻線の電気抵抗の増大を抑制して、車両用ワイパの連続作動をより良好に行うことができる。
本発明によれば、巻線の発熱による悪影響を低減できる減速機構付きモータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の減速機構付きモータ1を示す。図2に示すように、この減速機構付きモータ1は、車両のフロントガラス2を払拭する車両用ワイパ3を往復回動運動させる際の駆動源として用いられる。図1に示すように、減速機構付きモータ1は、ブラシレスモータにて構成されたモータ部11と、該モータ部11にて発生された回転力を減速して出力する減速部12とを有する。
図1は、本実施形態の減速機構付きモータ1を示す。図2に示すように、この減速機構付きモータ1は、車両のフロントガラス2を払拭する車両用ワイパ3を往復回動運動させる際の駆動源として用いられる。図1に示すように、減速機構付きモータ1は、ブラシレスモータにて構成されたモータ部11と、該モータ部11にて発生された回転力を減速して出力する減速部12とを有する。
図3に示すように、モータ部11を構成する金属製のヨークハウジング21は、有底円筒状をなすとともに、その開口部に径方向外側に向かって延出形成されたフランジ部21aを有する。図4に示すように、フランジ部21aは、ヨークハウジング21の外周の約半分に該当する部位が部分的に大きく延設されており、この大きく延設された部位が拡大フランジ部21bとされている。
図3に示すように、ヨークハウジング21の内周面には、ステータ22が固定されている。図6に示すように、ステータ22は、略円環状のステータコア23に複数(本実施形態では9個)の巻線24を巻装して構成されるとともに、その外周面がヨークハウジング21(図3参照)の内周面に直接接触した状態で同ヨークハウジング21に固定されている。ステータ22では、これら巻線24に位相の異なる3相(U相、V相、W相)の励磁電流が供給されると回転磁界を発生する。
図5に示すように、ステータ22におけるヨークハウジング21の開口部側の軸方向の端部には、バスバーユニット31が固定されている。このバスバーユニット31は、絶縁性を有する合成樹脂材料よりなりステータ22の軸方向の端部に固定されるバスバーホルダ32と、該バスバーホルダ32にて保持される4本のバスバー33〜36と、4本のバスバー33〜36間に介在される3つの絶縁部材37とから構成されている。
図6に示すように、バスバーホルダ32は、外径及び内径がステータ22の外径及び内径と略等しい円環状をなすとともに、バスバーホルダ32におけるステータ22と反対側の端面には、軸方向に突出した配置凸部32aが複数(本実施形態では9個)設けられている。9個の配置凸部32aは、4本のバスバー33〜36を軸方向に離間して配置するためのものであり、周方向に等角度間隔に形成されている。また、9個の配置凸部32aは、軸方向の高さの異なる3種類の配置凸部からなるとともに、周方向に120°間隔となる3つずつの配置凸部32aが、それぞれ軸方向の高さが同じとなっている。更に、バスバーホルダ32には、軸方向に貫通した18個の挿通孔32bが形成されている。18個の挿通孔32bのうち9個の挿通孔32bは、各配置凸部32aを貫通するように形成されるとともに、残りの9個の挿通孔32bは、配置凸部32a間にそれぞれ形成されており、18個の挿通孔32bは、周方向に等角度間隔となっている。
図7に示すように、4本のバスバー33〜36は、導電性を有する金属板材をプレス加工により所定形状に打ち抜いた後に複数個所を屈曲して形成されており、略円環状若しくは略円弧状をなしている。4本のバスバー33〜36のうち、バスバーホルダ32上で最もステータ22側に配置されるバスバー33は、周方向に等角度間隔となる9箇所に軸方向に立設された9個の接続部38を有するとともに、各接続部38の先端部には、U字状に屈曲された結線部38aが設けられている。図6及び図7に示すように、このバスバー33は、バスバーホルダ32に対し、配置凸部32a間にそれぞれ形成された9個の前記挿通孔32bの周方向位置と9個の接続部38の周方向位置とが一致するように配置される。そして、バスバー33の結線部38aには、配置凸部32a間に形成された9個の挿通孔32bにそれぞれ挿通された9個の巻線24の一方の端部がそれぞれ接続される。
残りの3本のバスバー34〜36は、前記バスバー33に設けられた接続部38と同様の接続部38をそれぞれ3個ずつ備えている。各バスバー34〜36において、3個の接続部38は、周方向に120°間隔となる3箇所に軸方向に立設されている。また、各バスバー34〜36の1つずつの接続部38には、給電端子34a〜36aがそれぞれ一体に設けられるとともに、各給電端子34a〜36aの先端部には、U字状の切り欠きが形成されている。そして、これらのバスバー34〜36は、軸方向に互いに離間するように配置凸部32a上に配置されるとともに、各接続部38の結線部38aには、配置凸部32aに形成された挿通孔32bにそれぞれ挿通された9個の巻線24の他方の端部がそれぞれ接続される。尚、軸方向に並ぶ4つのバスバー33〜36間には、絶縁性樹脂材料よりなり円弧状をなす前記絶縁部材37がそれぞれ介在されており、これら絶縁部材37によってバスバー33〜36同士の短絡が防止されている。そして、図5に示すように、ステータコア23におけるヨークハウジング21の開口部側の軸方向の端部に固定されたバスバーユニット31は、ヨークハウジング21の開口部から減速部12側に突出して配置されている。
図3に示すように、前記ステータ22の内側には、ロータ41が回転可能に配置されている。ロータ41の回転軸42は、基端部(図3において左側の端部)がヨークハウジング21の底部中央に設けられた軸受43aにて軸支されるとともに、先端側の部位が減速部12内に突出している。そして、回転軸42には略円筒状のロータヨーク44が固定されるとともに、該ロータヨーク44は、ヨークハウジング21内に配置される磁石固定部44aと、該磁石固定部44aの減速部12側の軸方向の端部に一体に設けられたスペーサ部44bと、該スペーサ部44bの減速部12側の軸方向の端部に一体に設けられたセンサ磁石固定部44cとから構成されている。
磁石固定部44aの外周面には、前記ステータ22と径方向に対向する磁石45が固定されるとともに、磁石45は、N極とS極とが周方向に交互となるように着磁されている。また、スペーサ部44bは、磁石固定部44aよりも外径が小さく形成されるとともに、バスバーユニット31の内側を通って減速部12側まで延びている。そして、センサ磁石固定部44cは、磁石固定部44aと略等しい外径を有するとともに、磁石固定部44aとの間にスペーサ部44bが介在されたことによりバスバーユニット31よりも軸方向にずれた位置であって減速部12内に配置されている。
センサ磁石固定部44cにおけるスペーサ部44bと反対側の軸方向の端部には、円環状の第1センサ磁石46が固定されている。図8に示すように、センサ磁石固定部44cにおけるスペーサ部44bと反対側の端部には、センサ磁石固定部44cの周方向の半分の領域の軸方向の厚さを薄くするように形成された位置決め段部44dが設けられている。また、第1センサ磁石46におけるセンサ磁石固定部44c側の端部には、センサ磁石固定部44cの位置決め段部44dに対応するように、周方向の半分の厚さを厚くするように形成された位置決め段部46aが形成されている。そして、第1センサ磁石46は、位置決め段部44dと位置決め段部46aとが咬み合うようにセンサ磁石固定部44cに固定されている。このように、このように位置決め段部44d,46aを互いに咬み合わせることにより、ロータヨーク44に対する第1センサ磁石46の周方向の位置決めがなされ、同じロータヨーク44(磁石固定部44aとセンサ磁石固定部44c)に固定された磁石45と第1センサ磁石46との位置関係を精度良く設定することができる。そして、図3に示すように、センサ磁石固定部44cに固定された第1センサ磁石46は、バスバーユニット31よりも軸方向にずれた位置であって減速部12内に配置されている。
前記減速部12を構成するギヤハウジング51は、アルミニウム製の本体部52と、該本体部52の開口部を閉塞するアルミニウム製のカバー53とから構成されている。略板状をなすカバー53は、本体部52に対し、外周の3箇所で螺子止めされている。
図1及び図3に示すように、本体部52は、ヨークハウジング21のフランジ部21aに対応した形状をなす固定部52aと、固定部52aと一体に形成された略直方体状の収容部52bと、該収容部52bから前記回転軸42の軸線方向に沿って延びるウォーム収容部52cと、収容部52bにおけるモータ部11と反対側であってウォーム収容部52cの側方に設けられた略円形状のホイール収容部52dとを有する。そして、ギヤハウジング51は、固定部52aが螺子54によってフランジ部21aに固定されることによりモータ部11に固定されている。
尚、前記拡大フランジ部21bは、ヨークハウジング21の径方向に沿ってウォーム収容部52c側からホイール収容部52d側(ウォーム収容部52cからホイール収容部52dが突出した側)に延設されている(図4参照)。減速機構付きモータ1において、ホイール収容部52dは、モータ部11及びウォーム収容部52cに比べて、ヨークハウジング21の径方向に突出している。そのため、ウォーム収容部52cの径方向外側の空間におけるモータ部11側の部分であって、ヨークハウジング21の径方向外側の空間におけるホイール収容部52d側の部分は、通常、減速機構付きモータ1を車両に配置した場合に車両に搭載される他の機器や部品が配置されないデッドスペースとなる。そして、拡大フランジ部21bは、このデッドスペースに延設されている。
ウォーム収容部52cの内部空間と、ホイール収容部52dの内部空間とは、ウォーム収容部52cの長手方向の中央部で繋がっている。そして、収容部52bの内部には、ヨークハウジング21から突出したバスバーユニット31及び第1センサ磁石46が収容されるとともに、回転軸42の先端側の部位は、収容部52bを貫通してウォーム収容部52c内に収容されている。尚、回転軸42の長手方向の略中央部は、収容部52bとウォーム収容部52cとの間に配置された軸受43bによって軸支されている。
図9に示すように、回転軸42におけるウォーム収容部52c内に収容された部位には、螺子歯状のウォーム部61が転造加工などによって一体に形成されるとともに、ホイール収容部52d内には、ウォーム部61と噛合する円板状のウォームホイール62が収容されている。このウォーム部61とウォームホイール62とによってウォームギヤよりなる減速機構63が構成されている。
ウォームホイール62の径方向の中央部には、該ウォームホイール62の軸方向に沿って延びる円柱状の出力軸64が一体回転可能に固定されている。出力軸64は、ホイール収容部52dの略中央部に回転軸42の回転軸線と直交する方向に沿って延びるように一体に形成された円筒状のスリーブ52eによって軸支されている。更に、出力軸64は、スリーブ52eを貫通してその先端部がギヤハウジング51の外部に突出するとともに、この先端部に車両用ワイパ3(図2参照)が直接若しくは間接的に連結される。また、ホイール収容部52dの外周面には、スリーブ52eの外周面から径方向外側に向かって放射状に延びる複数(本実施形態では12個)の放熱リブ52f(図1及び図3参照)が立設されている。各放熱リブ52fは、径方向外側に向かうに連れて出力軸64の軸方向の高さが低くなるように形成されている。
また、ウォームホイール62におけるカバー53側の端面には、円環状の第2センサ磁石65が一体回転可能に固定されている。この第2センサ磁石65は、ウォームホイール62と同軸状となっている。
図3及び図10に示すように、ギヤハウジング51内には、減速機構付きモータ1の駆動を制御するための複数の回路素子が搭載された回路基板70が収容されている。回路基板70は、収容部52bの一部、ウォーム収容部52cの一部及びホイール収容部52dの一部に亘って設けられるとともに、カバー53の内側面に固定されている。そして、回路基板70には、第1センサ磁石46と該第1センサ磁石46の径方向に対向する位置に第1磁気センサ71が配置されるとともに、第2センサ磁石65と該第2センサ磁石65の軸方向に対向する位置に第2磁気センサ72が配置されている。本実施形態では、第1磁気センサ71及び第2磁気センサ72にはホールICが用いられており、第1磁気センサ71は、第1センサ磁石46の回転による磁界の変化に応じたパルス信号である第1回転検出信号を出力し、第2磁気センサ72は、第2センサ磁石65の回転による磁界の変化に応じたパルス信号である第2回転検出信号を出力する。そして、第1回転検出信号に基づいて回転軸42(ロータ41)の回転状態(回転位置、回転速度等)が検出されるとともに、第2回転検出信号に基づいて出力軸64の回転状態(回転位置、回転速度等)が検出される。
また、回路基板70には、第1磁気センサ71が出力する第1回転検出信号及び第2磁気センサ72が出力する第2回転検出信号等の信号を外部に出力するための複数本の出力端子73が配設されている。これら出力端子73は、回路基板70において、収容部52bとウォーム収容部52cとの境界部分に対向する位置に等間隔に設けられるとともに、出力軸64の軸方向(図10において紙面垂直方向)に沿ってカバー53側に延びている。そして、複数の出力端子73の先端部は、カバー53に形成された複数の貫通孔53aをそれぞれ貫通してギヤハウジング51の外部に突出している。また、カバー53の外側面には、貫通孔53aから突出した出力端子73を囲むように四角筒状の第1コネクタハウジング53bが形成されている。そして、この第1コネクタハウジング53bと出力端子73とによって第1コネクタ部81が構成されるとともに、該第1コネクタ部81には、出力端子73から第1回転検出信号及び第2回転検出信号を取り出すための外部コネクタ83が接続される(図2参照)。外部コネクタ83は、減速機構付きモータ1の駆動を制御する制御回路82に電気的に接続されている。
また、カバー53には、収容部52bを閉塞する部位であってホイール収容部52d側に突出した部位に、前記給電端子34a〜36aの先端部がそれぞれ露出される3つの露出孔53cが形成されるとともに、これら露出孔53cを囲むように四角筒状の第2コネクタハウジング53dが形成されている。そして、該第2コネクタハウジング53dと3つの給電端子34a〜36aとによって第2コネクタ部84が構成されるとともに、該第2コネクタ部84には、3つの給電端子34a〜36aを外部の電源装置85に接続するための給電コネクタ86が接続される。尚、収容部52bにおいて給電端子34a〜36aの先端部が配置されている部位は、前記拡大フランジ部21bと同様に、減速機構付きモータ1の周囲で通常デッドスペースとなる部位である。
上記のように構成された減速機構付きモータ1においては、車両用ワイパ3を駆動すべく車室内に設けられたワイパスイッチが操作されると、電源装置85から第2コネクタ部84及びバスバー33〜36を介してステータ22に電源が供給されて、ステータ22において回転磁界が発生され、該回転磁界に応じてロータ41が回転される。ロータ41の回転力は、ウォーム部61及びウォームホイール62にて減速されて出力軸64から出力され、出力軸64の先端部に連結された車両用ワイパ3が往復揺動運動される。このとき、制御回路82において、第1コネクタ部81を介して出力された第1回転検出信号に基づいて回転軸42の回転状態が検出されるとともに、検出された回転軸42の回転状態に基づいてステータ22の巻線24の励磁タイミングが切り換えられる。また、同じく第1コネクタ部81を介して出力された第2回転検出信号に基づいて出力軸64の回転状態が検出され、検出された出力軸64の回転状態に基づいて車両用ワイパ3の反転・停止・格納・速度制御などを行うタイミングが決定される。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を有する。
(1)駆動時に発熱を伴い易い巻線24を備えたステータ22は、ヨークハウジング21の内周面に接触して固定されているため、巻線24にて発生した熱は、ヨークハウジング21に伝達され易く、更に、ヨークハウジング21から外部に放散され易い。更に、ヨークハウジング21には、金属製のギヤハウジング51が固定されているため、ヨークハウジング21に伝達された熱の一部は、ギヤハウジング51に伝達されてギヤハウジング51からも外部に放散される。従って、巻線24にて発生した熱を外部に放散し易いため、温度上昇に伴う巻線24の電気抵抗の増大を抑制して、高負荷での連続作動を良好に行うことができる。即ち、車両用ワイパ3の連続作動を良好に行うことができる。また、バスバーユニット31は、ヨークハウジング21の開口部から突出してギヤハウジング51内に配置されているため、バスバー33〜36が発熱した場合には、その熱をギヤハウジングから外部に放散できるとともに、バスバー33〜36にて発生した熱が巻線24に伝達されることを抑制できる。また、第1センサ磁石46は、ギヤハウジング51内で、バスバーユニット31よりも軸方向にずれた位置であって、バスバーユニット31よりもステータ22とは反対側の離れた位置に配置されるため、巻線24にて発生した熱が第1センサ磁石46に伝達され難い。従って、バスバー33〜36及び巻線24にて発生した熱の影響によって第1センサ磁石46が減磁されることが抑制され、第1磁気センサ71が出力する第1回転検出信号に基づいて検出される回転軸42の回転状態の検出精度の低下が抑制される。これらのことから、巻線24の発熱による悪影響を低減させることができる。更に、減速機構付きモータ1は、減速機構付きのブラシレスモータであるため、給電用ブラシを備えない。従って、その寿命がブラシ寿命に影響されるブラシ付きモータを備えた従来の減速機構付きモータに比べて、長寿命である。
(1)駆動時に発熱を伴い易い巻線24を備えたステータ22は、ヨークハウジング21の内周面に接触して固定されているため、巻線24にて発生した熱は、ヨークハウジング21に伝達され易く、更に、ヨークハウジング21から外部に放散され易い。更に、ヨークハウジング21には、金属製のギヤハウジング51が固定されているため、ヨークハウジング21に伝達された熱の一部は、ギヤハウジング51に伝達されてギヤハウジング51からも外部に放散される。従って、巻線24にて発生した熱を外部に放散し易いため、温度上昇に伴う巻線24の電気抵抗の増大を抑制して、高負荷での連続作動を良好に行うことができる。即ち、車両用ワイパ3の連続作動を良好に行うことができる。また、バスバーユニット31は、ヨークハウジング21の開口部から突出してギヤハウジング51内に配置されているため、バスバー33〜36が発熱した場合には、その熱をギヤハウジングから外部に放散できるとともに、バスバー33〜36にて発生した熱が巻線24に伝達されることを抑制できる。また、第1センサ磁石46は、ギヤハウジング51内で、バスバーユニット31よりも軸方向にずれた位置であって、バスバーユニット31よりもステータ22とは反対側の離れた位置に配置されるため、巻線24にて発生した熱が第1センサ磁石46に伝達され難い。従って、バスバー33〜36及び巻線24にて発生した熱の影響によって第1センサ磁石46が減磁されることが抑制され、第1磁気センサ71が出力する第1回転検出信号に基づいて検出される回転軸42の回転状態の検出精度の低下が抑制される。これらのことから、巻線24の発熱による悪影響を低減させることができる。更に、減速機構付きモータ1は、減速機構付きのブラシレスモータであるため、給電用ブラシを備えない。従って、その寿命がブラシ寿命に影響されるブラシ付きモータを備えた従来の減速機構付きモータに比べて、長寿命である。
(2)電源を供給するための給電コネクタ86が接続される第2コネクタ部84と、第1回転検出信号及び第2回転検出信号を取り出すための外部コネクタ83が接続される第1コネクタ部81とは、ギヤハウジング51においてそれぞれ別々に形成されている。従って、ステータ22の巻線24に給電コネクタ86を介して電流が供給される際に発生するノイズによって、外部コネクタ83を介して取り出される第1回転検出信号及び第2回転検出信号に悪影響が及ぼされることが抑制される。
(3)フランジ部21aは、拡大フランジ部21bを有することにより、その表面積が大きくなっている。従って、ヨークハウジング21に伝達された熱をより効率的に外部に放散することができる。更に、フランジ部21aに拡大フランジ部21bが設けられたことにより、フランジ部に固定されるギヤハウジング51との接触面積が大きくなるため、ヨークハウジング21に伝達された熱がギヤハウジング51に伝達されやすくなる。その結果、巻線24にて発生した熱をより効率良くギヤハウジング51から外部に放熱することができる。また、拡大フランジ部21bは、ウォーム部61が配置された側からウォームホイール62が配置された側に向かって部分的に大きく延設されている。この拡大フランジ部21bが延設された部位は、ヨークハウジング21の開口部の外周部分において通常デッドスペースとなる部位であるため、拡大フランジ部21bを設けたことによる減速機構付きモータ1の大型化は抑制される。
(4)スリーブ52eの周囲に複数の放熱リブ52fが設けられたことにより、ギヤハウジング51の表面積が大きくなる。よって、ギヤハウジング51からの放熱効率が更に向上する。また、放熱リブ52fによってスリーブ52eの強度が向上されるため出力軸64の傾斜が抑制される。
(5)第1センサ磁石46は、バスバーユニット31よりも軸方向にずれた位置に配置されるため、バスバー33〜36を電流が流れる際に発生する磁気の影響が第1磁気センサ71に及ぶことが抑制される。
(6)第1センサ磁石46がギヤハウジング51内に配置されることにより、第1センサ磁石46と対向配置される第1磁気センサ71もギヤハウジング51内に配置されるため、第1回転検出信号を出力するための出力端子73と、第2回転検出信号を出力するための出力端子73とを1箇所にまとめて配置しやすくなる。よって、第1回転検出信号及び第2回転検出信号を出力するための出力端子73を1つの第1コネクタ部81に容易にまとめることができる。
(7)一般的に、従来のような共通ブラシ、低速運転用ブラシ及び高速運転用ブラシの合計3つの給電ブラシを備えた減速機構付きモータでは、共通ブラシ及び低速運転用ブラシにて給電が行われる場合でも、高速運転用ブラシが整流子の複数のセグメントに接触しているため、有効巻線が短絡され、モータ出力が低下したり、電磁ノイズが発生したりする虞がある。しかし、本実施形態の減速機構付きモータ1は、モータ部11がブラシレスモータにて構成されているため、給電用ブラシに起因するモータ出力の低下及び電磁ノイズが生じない。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、減速機構付きモータ1は、フロントガラス2を払拭する車両用ワイパ3を往復回動運動させるための駆動源として用いられている。しかしながら、減速機構付きモータ1は、車両の後部に設けられたリヤガラスを払拭する車両用ワイパ3を往復回動運動させるための駆動源として用いられてもよい。また、減速機構付きモータ1の用途はこれに限らず、例えば、車両のウインドガラスを昇降させるパワーウインド装置の駆動源として用いられてもよい。
・上記実施形態では、減速機構付きモータ1は、フロントガラス2を払拭する車両用ワイパ3を往復回動運動させるための駆動源として用いられている。しかしながら、減速機構付きモータ1は、車両の後部に設けられたリヤガラスを払拭する車両用ワイパ3を往復回動運動させるための駆動源として用いられてもよい。また、減速機構付きモータ1の用途はこれに限らず、例えば、車両のウインドガラスを昇降させるパワーウインド装置の駆動源として用いられてもよい。
・上記実施形態では、ギヤハウジング51の本体部52は、放熱リブ52fが形成された好ましい構成とされている。しかしながら、ギヤハウジング51は放熱リブ52fを備えない構成であってもよい。
・上記実施形態では、ヨークハウジング21の開口部に設けられたフランジ部21aは、部分的に大きく延設された拡大フランジ部21bを有する好ましい構成とされている。しかしながら、フランジ部21aは、拡大フランジ部21bを備えない構成であってもよい。
・上記実施形態では、減速機構63を構成するウォーム部61は、回転軸42の外周に一体に形成されているが、回転軸42とは別体で形成されて一体回転可能に組み付けられるものであってもよい。また、減速機構63は、ウォーム部61及びウォームホイール62だけでなく、更に複数の歯車を備えた構成であってもよい。
・上記実施形態では、減速部12は、出力端子73を外部の制御回路82に接続するための外部コネクタ83が接続される第1コネクタ部81と、給電端子34a〜36aを電源装置85に接続するための給電コネクタ86が接続される第2コネクタ部84とが別々に設けられた好ましい構成とされている。しかしながら、第1コネクタ部81と第2コネクタ部84とは、合わせて1つのコネクタ部を構成するように形成されてもよい。
・上記実施形態では、第1磁気センサ71及び第2磁気センサ72には、ホールICが用いられているが、磁気抵抗素子(MRセンサ)を用いても良い。また、出力軸64の回転状態を検出するための構成(即ち第2の位置検出装置)は、第2センサ磁石65及び第2磁気センサ72に限らず、出力軸64の回転に応じた電気信号(即ち第2回転検出信号)が得られる構成であればよい。例えば、出力軸64と一体回転されるパルスプレートと、該パルス発生プレートに摺接される導電性を有する接点とを有する周知のパルス発生器を用いて出力軸64の回転状態を検出してもよい。
・上記実施形態では、ギヤハウジング51を構成する本体部52及びカバー53は何れもアルミニウムにて形成されている。しかしながら、本体部52及びカバー53は、アルミニウム以外の金属にて形成されてもよいし、樹脂にて形成されてもよい。
2…ウインドガラスとしてのフロントガラス、3…車両用ワイパ、21…ヨークハウジング、21a…フランジ部、21b…拡大フランジ部、22…ステータ、24…巻線、31…バスバーユニット、33〜36…バスバー、34a〜36a…給電端子、41…ロータ、42…回転軸、46…センサ磁石としての第1センサ磁石、51…ギヤハウジング、52e…スリーブ、52f…放熱リブ、61…ウォームとしてのウォーム部、62…ウォームホイール、63…減速機構、64…出力軸、71…第1の位置検出装置としての第1磁気センサ、72…第2の位置検出装置としての第2磁気センサ、73…出力端子、81…信号用コネクタ部としての第1コネクタ部、83…外部コネクタ、84…給電用コネクタ部としての第2コネクタ部、85…電源装置、86…給電コネクタ。
Claims (5)
- 有底筒状のヨークハウジングと、
前記ヨークハウジングの内周面に固定され複数の巻線が巻装された円環状のステータと、
接続された前記巻線に電流を供給するための複数のバスバーを有するバスバーユニットと、
前記ステータの内側に回転可能に配置され回転軸を有するロータと、
前記ヨークハウジングの開口部に固定されるギヤハウジングと、
前記ギヤハウジング内に収容され前記回転軸の回転力を減速して出力軸から出力する減速機構と、
前記回転軸と一体回転されるセンサ磁石と、
前記センサ磁石に対向して配置され前記センサ磁石の回転による磁界の変化に応じた第1回転検出信号を出力する磁気センサを有する第1の位置検出装置と、
前記ギヤハウジング内に配置され前記出力軸の回転に応じた第2回転検出信号を出力する第2の位置検出装置と、
前記第1回転検出信号及び前記第2回転検出信号を出力するための複数の出力端子と、
を備え、
前記巻線は、前記第1回転検出信号に基づいてその励磁タイミングが切り換えられ、
前記バスバーユニットは、前記ヨークハウジングの開口部からギヤハウジング側に突出して前記ギヤハウジング内に収容され、
前記センサ磁石は、前記ギヤハウジング内で、前記回転軸の軸方向に前記バスバーユニットとずれた位置であって前記バスバーユニットよりも前記ステータから離れた位置に配置され、
前記ギヤハウジングには、前記出力端子から前記第1回転検出信号及び前記第2回転検出信号を取り出すための外部コネクタが接続される信号用コネクタ部が形成されていることを特徴とする減速機構付きモータ。 - 請求項1に記載の減速機構付きモータにおいて、
前記バスバーは、電源装置に接続される給電端子を備え、
前記ギヤハウジングには、前記給電端子を前記電源装置に接続するための給電コネクタが接続される給電用コネクタ部が、前記信号用コネクタ部とは別に形成されていることを特徴とする減速機構付きモータ。 - 請求項1又は請求項2に記載の減速機構付きモータにおいて、
前記減速機構には、前記回転軸と一体回転するウォームと、該ウォームと噛合するウォームホイールとを有するウォームギヤが用いられ、
前記ヨークハウジングは、その開口部に前記ギヤハウジングが固定されるフランジ部が径方向外側に延出形成されるとともに、前記フランジ部は、前記ウォーム側から前記ウォームホイール側に向かって部分的に大きく延設された拡大フランジ部を有することを特徴とする減速機構付きモータ。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の減速機構付きモータにおいて、
前記ギヤハウジングは、前記出力軸を軸支する円筒状のスリーブと、該スリーブから径方向外側に向かって放射状に延びる複数の放熱リブとを有することを特徴とする減速機構付きモータ。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の減速機構付きモータにおいて、
車両に備えられたウインドガラスを払拭する車両用ワイパを往復回動運動させるための駆動源として用いられることを特徴とする減速機構付きモータ。
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