JP2017225306A - 減速機付モータ - Google Patents

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【課題】スイッチング素子の放熱を確実に行いつつ、部品点数増加及びコスト上昇を抑えることのできる減速機付モータを提供する。【解決手段】ワイパモータ1は、モータ部と、回転軸に連結されたウォーム軸、ウォーム軸に噛合して回転軸の回転を減速して出力するウォームホイールを有する減速機部と、モータ収容部17及び減速機収容部13を備えたハウジング本体11と、ハウジング本体11内に収容され、モータ部に電流を供給するFET素子42を有したコントローラ基板40と、を備え、ハウジング本体11は、減速機収容部13に対してモータ収容部17が回転軸の軸線方向に沿って外方に延びるよう設けられるとともに、モータ収容部17に隣接して減速機収容部13から外方に延びる基板放熱部18が形成され、コントローラ基板40のFET素子42は基板放熱部18に対向する位置に設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、ワイパモータとして用いられる減速機付モータに関するものである。
従来から、自動車等の車両のフロントガラス等に付着した埃や雨滴等を払拭するために、ワイパブレードが装着されたワイパアームをフロントガラス上における所定の範囲内で揺動動作させるワイパモータが知られている。
この種のワイパモータは、駆動源としてのモータ部と、モータ部の回転駆動力を減速して出力するウォーム軸及びウォームホイールからなる減速機部と、この減速機部やモータ部のコントローラ基板等を収納するハウジングと、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
モータ部は、ハウジングに内嵌固定されたステータと、ステータに対して回転自在に設けられたロータと、を備えている。ステータには、複数のコイルが巻回されている。コントローラ基板には、各コイルに選択的に供給される電流を制御するFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子が実装されている。
このようなワイパモータにおいて、スイッチング素子を実装したコントローラ基板は、ハウジングの開口部に、ハウジング内に収容されたウォーム軸やウォームホイールを覆うように設けられていることが多い。
特開2011−234453号公報
上述したような構成において、スイッチング素子は、作動時に発する熱による温度上昇を抑制する必要がある。
しかしながら、ウォーム軸やウォームホイールを覆うようにコントローラ基板を設けた場合、スイッチング素子で発する熱をハウジングに伝達して放熱するため、コントローラ基板においてスイッチング素子が設けられた部分の裏面側に、放熱板を追加する必要がある。その結果、部品点数が増加し、コスト上昇に繋がる。
そこで、本発明の目的は、スイッチング素子の放熱を確実に行いつつ、部品点数増加及びコスト上昇を抑えることのできる減速機付モータを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の減速機付モータは、外部から供給される電流によって回転軸を回転駆動させるモータ部と、前記回転軸に連結されたウォーム軸、前記ウォーム軸に噛合し、前記回転軸の回転を減速して出力するウォームホイールを有する減速機部と、前記モータ部を収容するモータ収容部及び前記減速機部を収容する減速機収容部を備えたハウジングと、前記ハウジング内に収容され、前記モータ部に前記電流を供給するスイッチング素子を有したコントローラ基板と、を備え、前記ハウジングは、前記モータ収容部が前記減速機収容部から前記回転軸の軸線方向に沿って外方に延びるよう設けられるとともに、前記モータ収容部に隣接して前記減速機収容部から外方に延びる基板放熱部が形成され、前記コントローラ基板の前記スイッチング素子は前記基板放熱部に対向する位置に設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、基板放熱部が、モータ収容部に隣接して減速機収容部から外方に延びるように形成され、コントローラ基板のスイッチング素子が基板放熱部に対向する位置に設けられているので、スイッチング素子で発した熱を、基板放熱部を介して外部に放熱することができる。したがって、スイッチング素子で発した熱をハウジングに伝達するための放熱用の部材等を備える必要が無い。
また、本発明は、前記基板放熱部が、前記スイッチング素子に対向する位置に、前記コントローラ基板に突き当たるパッド部を有しているのが好ましい。
このような構成によれば、基板放熱部に設けたパッド部がスイッチング素子に対向する位置でコントローラ基板に突き当たることで、スイッチング素子で発する熱を効率よく放熱することができる。
また、本発明は、前記コントローラ基板に電流を供給するための外部のコネクタが接続される外部接続端子を有したコネクタ受容部が、前記減速機収容部を挟んで前記モータ収容部及び前記基板放熱部と反対側に設けられていてもよい。
このような構成によれば、外部接続端子が減速機収容部を挟んで基板放熱部と反対側に設けられることで、コントローラ基板のスイッチング素子と外部接続端子とが、減速機収容部を挟んで離間して配置される。これにより、スイッチング素子とコネクタ受容部との相互干渉による電磁ノイズの発生を抑えることができる。
また、コネクタ受容部は、減速機収容部を挟んでモータ収容部と反対側に設けられることで、コネクタ受容部に対して外部のコネクタを接続するに際し、外部のコネクタがモータ収容部に干渉するのを抑え、コネクタを容易に接続することができて作業性が向上する。また、コネクタ受容部に接続されるコネクタが端部に設けられた配線ハーネスが、高温となるモータ部に干渉するのを抑えることができる。
また、本発明は、前記ハウジングを車体に固定するためのサポート部材が、前記ハウジングの外部において、前記減速機収容部と前記基板放熱部とを跨がるように配置されていてもよい。
このような構成によれば、ハウジングは、減速機収容部に対して外方に延びる基板放熱部を備えているので、減速機収容部と基板放熱部とを結ぶ方向のハウジングの外形寸法が大きくなっている。サポート部材を、減速機収容部と基板放熱部とを跨がるように配置することで、サポート部材をハウジングに対して固定するに際し、ボルト等による固定部位のスパンを大きく確保することができ、サポート部材を安定的に固定することができる。
本発明によれば、スイッチング素子の放熱を確実に行いつつ、部品点数増加及びコスト上昇を抑えることが可能となる。
本発明の実施形態における減速機付モータの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態における減速機付モータを、図1とは異なる側から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるモータ部と減速機部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態における減速機付モータのカバーを取り外した状態の斜視図である。 本発明の実施形態における減速機付モータをサポート部材に取り付けた状態を示す平面図である。 本発明の実施形態における減速機付モータを、図5とは車体の反対側でサポート部材に取り付けた状態を示す平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるワイパモータ1の外観を示す斜視図である。図2は、ワイパモータ1を、図1とは異なる側から見た斜視図である。図3は、ワイパモータ1に備えたモータ部20と減速機部30の構成を示す斜視図である。図4は、ワイパモータ1のカバー12を取り外した状態の斜視図である。図5は、ワイパモータ1をサポート部材80に取り付けた状態を示す平面図である。図6は、ワイパモータ1を、図5とは車体の反対側でサポート部材80に取り付けた状態を示す平面図である。
本実施形態のワイパモータ(減速機付モータ)1は、例えば図示しない車両のフロントウィンドウを払拭する図示しないフロントワイパ(ワイパ装置)を駆動させるものである。具体的に、図1から図4に示すように、ワイパモータ1は、ワイパモータ1の外殻をなすハウジング10と、ハウジング10に設けられたモータ部20と、ハウジング10内に設けられ、モータ部20の回転を減速して出力する減速機部30(図3参照)と、モータ部20の駆動制御を行うコントローラ基板40(図4参照)と、を備えている。
図1、図2に示すように、ハウジング10は、例えばアルミダイキャスト等の放熱性の優れた材料に形成されている。ハウジング10は、モータ部20、減速機部30(図3参照)、及びコントローラ基板40(図4参照)を保持するハウジング本体11と、カバー12と、から構成されている。
図3に示すように、ハウジング本体11は、その一面側に、減速機部30を収容する減速機収容部13が形成されている。減速機収容部13は、ハウジング本体11の天面部11tから天面部11tに対向する背面部11bに向かって窪んだ有底状で、背面部11b側に形成された底部13bと、底部13bの外周部から天面部11t側に立ち上がる周壁部13wとに囲まれて形成されている。
減速機収容部13には、後述するウォーム軸31を収容する軸収容部14と、ウォームホイール32を収容するホイール収容凹部15と、が形成されている。
減速機収容部13内には、軸収容部14の軸線方向の両端部に、ウォーム軸31(回転軸27)の両端部を回転自在に支持する軸受部16A,16Bが形成されている。
図3、図4に示すように、ハウジング本体11の外周部には、周壁部13wから外方に向かってウォーム軸31の軸線方向に沿って筒状に延び、モータ部20の一部を収容するモータ収容部17が一体に形成されている。モータ収容部17の内側には、周壁部13wを貫通し、前記の軸受部16Aに連通する軸挿通穴17hが形成されている。
また、ハウジング本体11の天面部11t側には、周壁部13wから減速機収容部13の径方向外側に向かって延びる板状の基板放熱部18が一体に形成されている。この基板放熱部18は、減速機収容部13のホイール収容凹部15から、ウォーム軸31の軸線方向に沿って外方に延び、モータ収容部17に対してウォーム軸31の軸線方向に直交する方向に隣接して形成されている。
図3に示すように、この基板放熱部18には、後述するFET素子(スイッチング素子)42に対向する位置に、天面部11t側に突出する平面視矩形状のパッド部18pが形成されている。
ハウジング本体11の天面部11t側には、上記減速機収容部13と基板放熱部18とを取り囲むように、背面部11b側から天面部11t側に向かって立ち上がるリブ11pが、周方向に連続して形成されている。
また、図1に示すように、ハウジング本体11には、背面部11bから、天面部11tとは反対側に突出するボス部19が一体に形成されている。ボス部19には、ホイール収容凹部15に連通する軸挿通孔(図示無し)が貫通形成されている。
図2に示すように、カバー12は、ハウジング本体11の天面部11t側において、リブ11pに囲まれた減速機収容部13(図3参照)と基板放熱部18(図3参照)とを塞ぐように設けられる。カバー12は、その外周部の複数個所において、ボルト(図示無し)によってハウジング本体11に締結されている。
また、カバー12には、このカバー12をハウジング本体11に取り付けた状態で、モータ収容部17に対し、軸線方向Cに沿った反対側に向かって突出するコネクタ受容部12Cが形成されている。このコネクタ受容部12Cは、筒状をなし、外部の電源供給コネクタ(コネクタ)が接続可能とされている。
(モータ部)
図3に示すように、モータ部20は、モータカバー21(図1参照)と、略円筒状のステータ22と、ステータ22の径方向内側に設けられ、ステータ22に対して回転可能設けられたロータ23と、を備えている。
図1に示すように、モータカバー21は、鉄等の金属からなる部材であって、例えば深絞りによるプレス加工等により有底円筒状に成形されている。モータカバー21の開口端には、径方向外側に張り出すフランジ21aが形成され、フランジ21aに挿通されたボルト21bにより、モータカバー21がモータ収容部17に連結されている。
図3に示すように、ステータ22は、モータカバー21の内周面に沿って配置される。ステータ22は、略円筒状に形成されたステータコア24と、ステータコア24から径方向内側に向かって突出する複数のティース25と、巻線26と、を備える。
ステータコア24は、複数の鋼板24pを積層して形成される。なお、ステータコア24は、複数の金属板を積層して形成する場合に限られるものではなく、例えば、軟磁性粉を加圧成形することにより形成してもよい。このように形成されたステータコア24の外周面が、モータカバー21に内嵌される。
ティース25は、ステータコア24の径方向内側に沿って周方向に等間隔に形成されている。
巻線26は、各ティース25に巻装され、コントローラ基板40から供給される電流によって、ロータ23を回転させるための磁束を発生する。
ロータ23は、ステータ22の径方向内側の中心部に配されている。ロータ23は、回転軸27と、回転軸27に外嵌固定されている円柱状のロータコア28と、ロータコア28の外周面に嵌合されるリング状の永久磁石29と、を備えている。
回転軸27は、棒状で、軸受部16A,16Bに回転自在に支持されている。回転軸27は、その一端部27aが、減速機収容部13内の軸収容部14に収容されて軸受部16Bに回転自在に支持され、他端部27bがモータ収容部17内に突出するようにして設けられている。
ロータコア28は、複数の金属板を軸方向に積層することにより形成されている。なお、ロータコア28は、複数の金属板を軸方向に積層して形成する場合に限られるものではなく、例えば、軟磁性粉を加圧成形することにより形成してもよい。
ロータコア28の径方向略中央には、軸方向に貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔に、回転軸27が圧入されている。なお、貫通孔に対して回転軸27を挿入し、接着剤等を用いて回転軸27にロータコア28を外嵌固定してもよい。
ロータコア28の外周面に嵌合される永久磁石29には、複数の磁極が周方向に順番に形成されるように着磁されている。
このようなロータ23は、ロータ23の永久磁石29と、ステータ22の巻線26で発生する磁束との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって、その中心軸回りに回転する。
(減速部)
減速機部30は、ウォーム軸31と、ウォーム軸31に噛合されるウォームホイール32と、により構成されている。
ウォーム軸31は、軸受部16A,16Bの中間部において、モータ部20の回転軸27の外周面に、螺旋状に連続するウォームギヤ部31gが形成されることで、回転軸27の一部として形成されている。なお、ウォーム軸31は、モータ部20の回転軸27とは別体として構成し、ウォーム軸31と回転軸27とを連結することで一体化してもよい。
ウォームホイール32は、円盤状で、その外周面にウォーム軸31のウォームギヤ部31gに噛み合う外周ギヤ部32gを有している。ウォームホイール32は、ハウジング本体11の減速機収容部13のホイール収容凹部15に収容されている。
ウォームホイール32において、減速機収容部13の底部13bに対向する側には、このウォームホイール32の径方向中央から突出する出力軸33が設けられている。出力軸33はウォームホイール32の回転中心と同軸上に配置されている。出力軸33の先端部は、ハウジング本体11に形成されたボス部19の軸挿通孔を介してハウジング本体11の外部に突出している。出力軸33の先端部には、不図示の電装品と接続可能なスプライン33aが形成されている。
(コントローラ部)
図4に示すように、モータ部20の駆動制御を行うコントローラ基板40は、基板本体41と、基板本体41上に実装されたFET素子42と、モータ部20の巻線26に電流を供給する給電端子(図示無し)と、外部のコネクタに電気的に接続される外部接続端子44と、を少なくとも備えている。
基板本体41は、いわゆるエポキシ基板上に、FET素子42,給電端子(図示無し),外部接続端子44,その他の不図示の各種電気素子部品を電気的に接続する所定の導電性のパターン(不図示)が形成されたものである。
この基板本体41は、ハウジング本体11のリブ部11pの内側で、減速機収容部13と、基板放熱部18とを覆うように配置される。この実施形態において、基板本体41は、減速機収容部13に収容されたウォーム軸31とウォームホイール32とを覆うように形成された矩形状部41aと、矩形状部41aから基板放熱部18側に突出するように延びる突出部41bとからなる、平面視略L字状に形成されている。
FET素子42は、巻線26に供給する電流を制御するスイッチング素子である。FET素子42は、基板本体41上において、基板放熱部18に対向する突出部41b上に実装されている。基板本体41の下面は、基板放熱部18に形成された各パッド部18p(図3参照)に接するように設けられ、基板本体41上の各FET素子42は、各パッド部18pに対向した位置に配置されている。
外部接続端子44は、基板本体41において、FET素子42に対して対角線に沿った反対側、すなわち、FET素子42に対し、回転軸27の軸線方向、及びこの軸線方向に直交する方向の反対側の端部41sに実装されている。これにより、FET素子42と外部接続端子44とは、基板本体41において互いに最も遠い位置に配置されている。
外部接続端子44は、図2に示すカバー12に設けられたコネクタ受容部12C内に延び、このコネクタ受容部12Cに接続される外部の電源供給コネクタ(図示無し)に電気的に接続される。
(ワイパモータの動作)
次にワイパモータ1の動作について説明する。
ワイパモータ1は、外部接続端子44を介して外部から基板本体41に供給された電力が、FET素子42によりモータ部20の各巻線26に選択的に供給される。すると、ステータ22に所定の磁界が形成され、この磁界とロータ23の永久磁石29との間で磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、ロータ23が継続的に回転する。
ロータ23が回転すると、回転軸27と一体に形成されているウォーム軸31が回転し、さらにウォーム軸31に噛合されているウォームホイール32が回転する。そして、ウォームホイール32に連結されている出力軸33が回転し、所望の電装品が駆動する。
ここで、図5、図6に示すように、ワイパモータ1は、車両に対し、パイプ状のサポート部材80を介して装着する場合がある。
この場合、サポート部材80は、ハウジング本体11の背面部11b側において、ボス部19に対し、ウォーム軸31やモータ部20が設けられている側とは反対側の、FET素子42が配置されている側に配置し、図示しないブラケット等を介してハウジング本体11に固定するのが好ましい。
さらに、この場合、ハウジング本体11の基板放熱部18とサポート部材80との隙間を、金属製のスペーサ等で埋めることで、FET素子42で発する熱を、ハウジング本体11の基板放熱部18からサポート部材80に伝達することも可能である。
このように、本実施形態のハウジング本体11は、減速機収容部13に対してモータ収容部17が回転軸27の軸線方向Cに沿って外方に延びるよう設けられるとともに、モータ収容部17に隣接して減速機収容部13から外方に延びる基板放熱部18が形成され、コントローラ基板40のFET素子42は基板放熱部18に対向する位置に設けられている。
このような構成によれば、基板放熱部18が、モータ収容部17に隣接して減速機収容部13から外方に延びるように形成され、コントローラ基板40のFET素子42が基板放熱部18に対向する位置に設けられているので、FET素子42で発した熱を、基板放熱部18を介してハウジング本体11に放熱することができる。したがって、FET素子42で発した熱をハウジング本体11に伝達するための放熱用の部材等を用いる必要が無く、FET素子42の放熱を確実に行いつつ、部品点数増加及びコスト上昇を抑えることが可能となる。
また、基板放熱部18は、FET素子42に対向する位置に、コントローラ基板40に突き当たるパッド部18pを有している。
このような構成によれば、基板放熱部18に設けたパッド部18pがFET素子42に対向する位置でコントローラ基板40に突き当たることで、FET素子42で発する熱を効率よくハウジング本体11に放熱することができる。
また、外部接続端子44が減速機収容部13を挟んで基板放熱部18と反対側に設けられることで、コントローラ基板40のFET素子42と、外部接続端子44とが、減速機収容部13を挟んで離間して配置される。これにより、FET素子42とコネクタ受容部12Cとの相互干渉による電磁ノイズの発生を抑えることができる。
さらに、コネクタ受容部12Cは、減速機収容部13を挟んでモータ収容部17やモータカバー21と反対側に設けられることで、コネクタ受容部12Cに対して外部のコネクタを接続するに際し、外部のコネクタがモータ収容部17やモータカバー21に干渉するのを抑えることができる。
また、図5に示すように、ワイパモータ1を、サポート部材80によって車体左側に設けた場合と、図6に示すように車体右側に設けた場合とで、コネクタ受容部12Cに接続する外部の電源供給コネクタは、左右の向きが異なるだけであり、コネクタを容易に接続することができて作業性が向上する。
また、ハウジング本体11を車体に固定するためのサポート部材80が、ハウジング本体11の外部において、減速機収容部13と基板放熱部18とを跨がるように配置されている。
このような構成によれば、ハウジング本体11は、減速機収容部13に対して外方に延びる基板放熱部18を備えているので、減速機収容部13と基板放熱部18とを結ぶ方向のハウジング本体11の外形寸法が大きくなっている。サポート部材80を、減速機収容部13と基板放熱部18とを跨がるように配置することで、サポート部材80をハウジング本体11に対して固定するに際し、ボルト等による固定部位のスパンを大きく確保することができ、サポート部材80を安定的に固定することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上述の各実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上記実施形態において、ワイパモータ1は、ブラシレスモータとして例示したが、ブラシ付モータにおいても、上記と同様の構成を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、本発明の減速機付モータの一例として、ワイパ駆動用のワイパモータを示したが、これに限らず、他の各種電装部品を駆動する用途として用いても構わない。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1…ワイパモータ(減速機付モータ)
10…ハウジング
11…ハウジング本体
12…カバー
12C…コネクタ受容部
13…減速機収容部
17…モータ収容部
18…基板放熱部
18p…パッド部
20…モータ部
27…回転軸
30…減速機部
31…ウォーム軸
32…ウォームホイール
33…出力軸
40…コントローラ基板
42…FET素子(スイッチング素子)
44…外部接続端子
80…サポート部材

Claims (4)

  1. 外部から供給される電流によって回転軸を回転駆動させるモータ部と、
    前記回転軸に連結されたウォーム軸、前記ウォーム軸に噛合し、前記回転軸の回転を減速して出力するウォームホイールを有する減速機部と、
    前記モータ部を収容するモータ収容部及び前記減速機部を収容する減速機収容部を備えたハウジングと、
    前記ハウジング内に収容され、前記モータ部に前記電流を供給するスイッチング素子を有したコントローラ基板と、を備え、
    前記ハウジングは、前記モータ収容部が前記減速機収容部から前記回転軸の軸線方向に沿って外方に延びるよう設けられるとともに、前記モータ収容部に隣接して前記減速機収容部から外方に延びる基板放熱部が形成され、
    前記コントローラ基板の前記スイッチング素子は前記基板放熱部に対向する位置に設けられていることを特徴とする減速機付モータ。
  2. 前記基板放熱部は、前記スイッチング素子に対向する位置に、前記コントローラ基板に突き当たるパッド部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の減速機付モータ。
  3. 前記コントローラ基板に電流を供給するための外部のコネクタが接続される外部接続端子を有したコネクタ受容部が、前記減速機収容部を挟んで前記モータ収容部及び前記基板放熱部と反対側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の減速機付モータ。
  4. 前記ハウジングを車体に固定するためのサポート部材が、前記ハウジングの外部において、前記減速機収容部と前記基板放熱部とを跨がるように配置されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の減速機付モータ。
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CN112436679A (zh) * 2019-08-26 2021-03-02 上海汽车变速器有限公司 三合一电驱动总成结构
CN112953125A (zh) * 2021-02-04 2021-06-11 哈尔滨东安汽车发动机制造有限公司 用于油冷双电机混动专用变速器油冷电机的双电机控制器总成

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