JP5850263B2 - 駆動装置 - Google Patents

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    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/33Drive circuits, e.g. power electronics

Description

本発明は、駆動装置に関する。
従来、制御装置が同軸に配置されるモータが知られている。例えば特許文献1では、制御装置が設けられるカバー部材をモータ側に形成される嵌合装着部に嵌合することにより、制御装置をモータと同軸に配置している。
特開2010−28925号公報
特許文献1では、制御装置が設けられるカバー部材は、モータ本体のハウジングに形成される薄板のフランジにより軸方向における位置決めがなされるインロー構造となっているため、軸方向の強度が弱い。また、軸方向の強度を高めるべく、例えばモータ側の部材(例えばモータケース)と他の部材とを全面に亘って接触させる場合、加工精度等の点から、全面を均等に接触させることは困難であるため、振動等により騒音が発生する。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、軸方向の強度を高めつつ、振動等による騒音を低減可能な駆動装置を提供することにある。
本発明の駆動装置は、ケース部材と、回転電機と、制御部と、フレーム部と、を備える。
ケース部材は、筒部、底部、および、底部に形成される軸受保持部を有し、有底筒状に形成される。
回転電機は、ステータ、シャフト、および、ロータを有する。ステータは、ケース部材の内側に固定される。シャフトは、軸受保持部に保持される軸受に回転可能に支持される。ロータは、ケース部材の内側に配置され、シャフトと共に回転する。
制御部は、ケース部材の底部側に設けられ、回転電機の駆動を制御する。
フレーム部材は、ケース部材の底部と制御部との間に設けられ、制御部が固定される。
第1発明の駆動装置では、第1当接部、および、第2当接部の少なくとも一方が形成される。第1当接部は、ケース部材の底部からフレーム部材側に突出して形成され、先端にてフレーム部材と当接する。第2当接部は、フレーム部材からケース部材側に突出して形成され、先端にてケース部材と当接する。
すなわち、第1当接部が形成される場合、第1当接部の先端にてケース部材とフレーム部材とが当接する。また、第2当接部が形成される場合、第2当接部の先端にてケース部材とフレーム部材とが当接する。
ケース部材に第1当接部が形成される場合、ケース部材は前記第1当接部の先端以外の箇所にてフレーム部材と当接しない。また、フレーム部材に第2当接部が形成される場合、フレーム部材は第2当接部の先端以外の箇所にてケース部材と当接しない。
第2発明の駆動装置では、第1当接部、および、第2当接部の少なくとも一方が形成される。第1当接部は、ケース部材の底部からフレーム部材側に突出して形成され、先端にてフレーム部材と当接する。第2当接部は、フレーム部材からケース部材側に突出して形成され、先端にてケース部材と当接する。第1当接部または第2当接部は、周方向に不連続の環状に形成される。
第3発明の駆動装置では、第1当接部、および、第2当接部の少なくとも一方が形成される。第1当接部は、ケース部材の底部からフレーム部材側に突出して形成され、先端にてフレーム部材と当接する。第2当接部は、フレーム部材からケース部材側に突出して形成され、先端にてケース部材と当接する。第1当接部または第2当接部は、放射状に形成される。
このように、当接箇所を限定してケース部材とフレーム部材との当接面積を小さくすることにより、ケース部材とフレーム部材とが全面に亘って当接する場合と比較し、振動による騒音を低減することができる。また、当接面の面圧を確実に確保できるので、軸方向の強度を高めることができる。
また、制御部を保持するフレーム部材とケース部材とを別部材としているので、それぞれに適切な素材を選定することができる。例えば、ケース部材を鉄等の軟磁性体により形成すれば、回転電機からの磁束漏れを低減することができる。また例えば、フレーム部材をアルミ等の熱伝導性のよい材料にて形成すれば、制御部により生じる熱を高効率に放熱可能である。また、例えば、フレーム部材をアルミダイカストにより形成すれば、ケース部材に対して制御部を精度よく組み付け可能であり、また軽量化の面でも好ましい。
さらにまた、軸受保持部が、ケース部材の底部にケース部材と一体に形成されているので、軸受を強固に保持可能である。
本発明の第1実施形態による駆動装置の断面図である。 本発明の第1実施形態による駆動装置の分解図である。 図1のIII−III線のモータの断面図である。 本発明の第2実施形態による駆動装置の断面図である。 本発明の第3実施形態による駆動装置の断面図である。 本発明の第3実施形態によるモータケースの平面図である。 本発明の第4実施形態によるモータケースの平面図である。 本発明の第5実施形態によるモータケースの平面図である。 本発明の第6実施形態による駆動装置の断面図である。 本発明の第7実施形態による駆動装置の断面図である。 本発明の第8実施形態による駆動装置の断面図である。 本発明の他の実施形態によるモータの断面図である。
以下、本発明による駆動装置を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による駆動装置を図1〜図3に基づいて説明する。なお、図1〜図3は、いずれも模式的な図である。他の実施形態に係る図についても同様である。また、図2においては、断面よりも奥に見える部材の外縁を示す線の記載は、適宜省略した。
図1および図2に示すように、駆動装置1は、例えば車両に搭載され、運転者によるハンドル操作を補助する電動パワーステアリング装置に適用される。駆動装置1は、ケース部材としてのモータケース10、回転電機としてのモータ20、フレーム部材としての第1フレーム40、制御部60等を備える。
モータケース10は、筒部11および底部12を有する有底筒状に形成される。本形態では、モータケース10は、鉄等の磁性材により形成される。モータケース10は、底部12が制御部60側となり、制御部60と反対側が開口するように配置される。底部12の制御部60側の面が底面121である。
底部12の中央には、軸受保持部14が形成される。軸受保持部14は、凹部141およびワッシャ保持部143から構成される。凹部141の径方向内側の壁面142には、軸受36が圧入される。ワッシャ保持部143は、中心にシャフト挿通孔144が形成され、略円環状に形成される。
本形態では、軸受保持部14がモータケース10と一体に形成されているので、軸受36を強固に保持可能である。
底部12には、第1当接部151が第1フレーム40側に突出して形成され、第1当接部151の先端である先端面161にて第1フレーム40と当接する。本形態の第1当接部151は、モータケース10の外周101に沿う連続する環状に形成される。
モータ20は、ステータ21、ロータ31、および、シャフト35を有する。本形態のモータ20は、インナーロータ型の3相ブラシレスモータである。
ステータ21は、ステータコア22、および、巻線23を有する。
図3に示すように、ステータコア22は、磁性材料からなる薄板を積層することにより形成される。図3に示すように、ステータコア22は、モータケース10の筒部11の内側に固定されるヨーク221、および、ヨーク221から径方向内側に向かって放射状に突出して形成される複数のティース222から構成される。
図1および図2に戻り、巻線23は、U相巻線、V相巻線およびW相巻線から構成され、ティース222(図3参照)の間に形成されるスロットに巻回される。巻線23の一端は、リード線24と接続される。リード線24は、モータケース10の底部12に形成されるリード線挿通孔17に挿通される。なお、図3中においては、巻線23は省略した。
ロータ31は、ロータコア32、および、磁石33を有する。
ロータコア32は、軟磁性材料からなる薄板の積層することにより形成される。図3に示すように、ロータコア32は、ボス部321、磁石保持部322、および、軟磁性極部323から構成される。ボス部321は、ロータコア32の略中央に形成される。また、ボス部321には、シャフト固定孔34が形成される。
磁石保持部322および軟磁性極部323とは、ボス部321の径方向外側に形成され、磁石保持部322と軟磁性極部323とが交互となるように配置される。磁石保持部322は、軟磁性極部323よりも径方向内側となるように形成される。
磁石33は、ネオジム磁石等の永久磁石により構成され、着磁方向が径方向と一致し、全ての磁石33にて同じ極性が径方向外側となるように、磁石保持部322に固定される。例えば、磁石33の径方向外側がN極となるように配置した場合、磁石33のN極から出た磁束は、ロータコア32を経由し、磁石33のS極へ入る。本形態では、ロータコア32は軟磁性材料にて形成されており、軟磁性極部323においては磁束が径方向外側から内側へ入り込んでいるので、ロータ31の外側からみたとき、軟磁性極部323はS極とみなすことができる。同様に、磁石33の径方向外側がS極となるように配置した場合、軟磁性極部323はN極とみなすことができる。したがって、本形態のモータ20は、8極モータとみなすことができる。
本形態では、磁石33が「永久磁石極」に対応し、軟磁性極部323が「軟磁性極」に対応する。すなわち本形態のモータ20は、永久磁石極と軟磁性極とが回転方向に交互に配置される、所謂「コンシクエントポール型モータ」である。永久磁石極と軟磁性極とを交互に配置してロータ31の磁極を形成することにより、磁石の使用量を低減可能である。
図1および図2に戻り、シャフト35は、金属等により棒状に形成され、ロータ31のシャフト固定孔34に固定される。シャフト35は、モータケース10の軸受保持部14に設けられる軸受36、および、第2フレーム50に設けられる軸受37により、回転可能に支持される。
本実施形態では、軸受36、37は、ボールベアリングである。また、軸受36の制御部60側であって、軸受36とモータケース10のワッシャ保持部143との間には、ワッシャ38が設けられる。これにより、ロータ31およびシャフト35を軸方向に押し付け可能である。
シャフト35の制御部60側の端部には、被検出部材としてのマグネット39が設けられる。
第1フレーム40は、例えばアルミ等の熱伝導性のよい材料から形成される。本形態では、第1フレーム40は、アルミダイカストにより形成される。第1フレーム40は、ヒートシンク固定部41、および、嵌合筒部48を有する。ヒートシンク固定部41は、第1フレーム40の略中央に略円板状に形成される。本形態では、ヒートシンク固定部41のモータケース10の底部12と対向する面を対向面42とし、制御部60の面を外側面43とする。
ヒートシンク固定部41の略中央には、シャフト挿通孔44が形成される。シャフト35の制御部60側の端部がモータケース10のシャフト挿通孔144および第1フレーム40のシャフト挿通孔44に挿通されることにより、シャフト35の制御部60側の端部に設けられるマグネット39がモータケース10から制御部60側に露出した状態となる。
また、ヒートシンク固定部41には、モータケース10のリード線挿通孔17と対応する箇所に、リード線挿通孔45が形成される。これにより、リード線24は、モータケース10のリード線挿通孔17および第1フレーム40のリード線挿通孔45に挿通され、制御部60側に取り出される。
嵌合筒部48は、ヒートシンク固定部41の径方向外側に一体に形成される。嵌合筒部48は、モータケース10と対応する形状に形成され、モータケース10の底部12側に嵌合する。
嵌合筒部48には、軸方向に貫通するボルト孔49が形成される。
本形態では、第1フレーム40の対向面42は、モータケース10の底部12と対向し、その一部にて底部12と当接する。具体的には、第1フレーム40の対向面42は、第1当接部151の先端面161にて底部12と当接する。換言すると、モータケース10の底面121と第1フレーム40の対向面42とは、第1当接部151の先端面161に対応する箇所以外では、当接していない。
第2フレーム50は、例えばアルミ等から略円板状に形成される。第2フレーム50は、モータケース10の底部12と反対側に設けられる。第2フレーム50の略中央には、軸受37が固定される。
第2フレーム50のモータ20側の面には、モータケース10と嵌り合う嵌合部51が形成される。また、第2フレーム50には、第1フレーム40のボルト孔49と対応する位置にボルト孔52が形成される。ボルト孔49、52には、制御部60側からスルーボルト55が挿通され、第1フレーム40と第2フレーム50とでモータケース10を挟み込むように締め付ける。
これにより、モータケース10の筒部11の開口が第2フレーム50により塞がれる。また、ロータ31と一体に回転するシャフト35は、モータケース10の底部12に設けられる軸受36および第2フレーム50に設けられる軸受37により回転可能に支持される。したがって、ロータ31は、シャフト35と共にモータケース10およびモータケース10に固定されるステータ21に対し相対回転可能となる。
制御部60は、モータケース10の底部12側に設けられる。本形態では、制御部60は、モータ20と略同軸に配置される。
制御部60は、ヒートシンク61、半導体モジュール65、制御基板70およびパワー基板75等を備え、モータ20の駆動を制御するための各種電子部品を有する。
ヒートシンク61は、アルミ等の熱伝導性のよい材料により形成され、図示しないねじ等により第1フレーム40の外側面43側に固定される。
半導体モジュール65は、巻線23の各相への通電を切り替えるスイッチング素子を有し、幅広面がヒートシンク61に沿うように配置される。これにより、スイッチング素子のスイッチングにより生じる熱は、ヒートシンク61へ放熱される。
半導体モジュール65は、図示しない端子等を経由し、制御基板70およびパワー基板75と接続される。
制御基板70は、ヒートシンク61のモータケース10側の面に、例えば図示しないねじ等により固定される。制御基板70は、半導体モジュール65のスイッチング素子のオンオフ作動を制御するマイコン等の各種電子部品が実装される。また、制御基板70のモータケース10側の面には、位置検出センサ71が設けられる。位置検出センサ71は、その中心がシャフト35の回転軸心と略一致する位置に配置される。本形態の位置検出センサ71は、所謂回転角センサであって、シャフト35と一体に回転するマグネット39の磁界の変化を検出する磁気抵抗素子を有している。すなわち本形態では、位置検出センサ71は、モータ20の回転位置として、ロータ31の回転角度を検出する。位置検出センサ71により検出されたモータ20の回転位置は、巻線23への通電制御等に用いられる。
パワー基板75は、ヒートシンク61のモータケース10と反対側の面に、例えば図示しないねじ等により固定される。また、パワー基板75には、図示しないコンデンサおよびチョークコイル等の電子部品が実装されると共に、リード線24が接続される。これにより、半導体モジュール65は、パワー基板75およびリード線24を経由して、巻線23と接続され、制御基板70のマイコン等によりスイッチング素子のオンオフ作動が制御されることにより、巻線23の各相への通電を制御する。
カバー部材80は、例えば鉄等により、モータケース10側に開口する有底筒状に形成され、第1フレーム40の外側面43に形成されるリブ46と嵌り合う。これにより、制御部60は、モータケース10の底部12とカバー部材80との間に形成される空間に収容される。
ここで、駆動装置1の組み付けについて説明する。
まず、ロータ31と一体となったシャフト35を第2フレーム50に設けられる軸受37に圧入する。次いで、ステータ21が固定されたモータケース10を嵌める。このとき、シャフト35は、モータケース10に設けられる軸受36に圧入される。また、モータケース10の底部12側に第1フレーム40を嵌め、第1フレーム40と第2フレーム50とでモータケース10を挟み込んだ状態にて、スルーボルト55により第1フレーム40と第2フレーム50とを共締めする。このように、構成部品を積み上げて組み付ける方式を採用することにより、モータケース10とモータ20とを容易かつ精度よく組み付け可能である。
その後、半導体モジュール65、制御基板70およびパワー基板75等が固定されたヒートシンク61を第1フレーム40に固定し、カバー部材80を嵌める。
ここで、本形態の駆動装置1の作用効果を説明する。
本形態のロータ31は、永久磁石極と軟磁性極とを交互に配置することにより磁極を形成している。そのため、全ての磁極を永久磁石にて形成している場合と比較し、磁束が外部へ漏洩しやすい。本形態では、モータケース10が鉄等の軟磁性体で形成されているので、モータケース10が磁気シールドとして機能し、外部への磁束漏れを抑制することができる。特に、本形態では、モータケース10の底部12側に制御部60が配置されている。これにより、モータ20と制御部60との間にモータケース10の底部12が配置されており、底部12が制御部60側への磁気シールドとして機能するので、制御部60側への磁束漏れを好適に抑制することができる。
また、モータケース10および第1フレーム40にシャフト挿通孔144、44を設け、シャフト35の制御部60側の端部に設けられるマグネット39をモータケース10から露出させ、マグネット39と位置検出センサ71とが近接する位置で対向するので、位置検出センサ71によるロータ31の回転位置の検出精度が高まる。特に、モータ20と制御部60との間にモータケース10の底部12が配置されており、制御部60側への磁束漏れが抑制されるので、ロバスト性が良好である。
さらにまた、モータケース10には、軸受保持部14が一体に形成されているので、モータケース10の剛性を高めると共に、軸受保持部14の摩耗を低減することができる。
上述の通り、本形態では、磁気シールドの観点から、モータケース10は鉄等の軟磁性体で形成している。一方、半導体モジュール65の放熱や、加工精度および軽量化の観点からすると、制御部60を固定する部材は、アルミ等の熱伝導性のよい部材で構成することが好ましい。そこで本形態では、制御部60を固定する第1フレーム40をモータケース10と別部材とし、アルミ等の熱伝導性のよい材料にて形成している。これにより、半導体モジュール65にて生じた熱を、ヒートシンク61および第1フレーム40等を経由して高効率に放熱することができる。
また、制御部60が固定される第1フレーム40は、アルミダイカストにより形成されるので、例えば鋳造等により形成される場合と比較し、寸法精度を高く形成可能である。第1フレーム40を用いて制御部60をモータケース10に組み付けることにより、モータケース10に対して制御部60を精度よく同軸に配置することができる。これにより、制御部60は、モータ20の回転に伴う振動の影響を受けにくくなる。
本形態では、モータケース10と第1フレーム40とを別部材にて構成している。そのため、モータケース10と第1フレーム40とを組み付ける際、モータケース10の第1フレーム40側の面である底面121と、モータケース10の底部12と対向する第1フレーム40の対向面42とを全面に亘って均一に接触させることは困難である。モータケース10の底面121と第1フレーム40の対向面42とが不均一に接触していると、振動によって騒音が生じる虞がある。
そこで本形態では、モータケース10の底部12に第1当接部151を形成し、第1当接部151の先端面161にてモータケース10と第1フレーム40とが当接するように構成している。換言すると、第1当接部151の先端面161以外の箇所において、モータケース10の底面121と第1フレーム40の対向面42とは、当接しない。このように、モータケース10と第1フレーム40とが当接する箇所と当接しない箇所とを明確に区別し、当接面積を限定的に少なくすることにより、振動によるビーティング等による騒音を低減することができる。また、当接面の面圧を確実に確保できるので、例えばフランジ面を位置決めにしたインロー構造とする場合よりも軸方向の強度を高めることができ、第1フレーム40の変形を抑制することができる。
なお、モータケース10の底面121と第1フレーム40の対向面42との接触面積は、小さいほど、騒音を低減可能である。また、モータケース10の底面121と第1フレーム40の対向面42との接触面積は、大きいほど、制御部60にて生じた熱をモータケース10側に放熱可能である。したがって、要求される放熱性能等に応じ、モータケース10の底面121と第1フレーム40の対向面42との接触面積を適宜設計可能である。
また、本実施形態では、軸受保持部14のワッシャ保持部143の制御部60側の端面は、第1当接部151の先端面161と略等しい高さに形成されているが、ワッシャ保持部143は第1フレーム40のシャフト挿通孔44に対応する位置に形成されるため、ワッシャ保持部143は第1フレーム40とは当接しない。
以上詳述したように、(1)本形態の駆動装置1は、モータケース10と、モータ20と、制御部60と、第1フレーム40と、を備える。
モータケース10は、筒部11、底部12、および、底部12に形成される軸受保持部14を有し、有底筒状に形成される。
モータ20は、ステータ21、シャフト35、および、ロータ31を有する。ステータ21は、モータケース10の内側に固定される。シャフト35は、軸受保持部14に保持される軸受36に回転可能に支持される。ロータ31は、モータケース10の内部に配置され、シャフト35と共に回転する。
制御部60は、モータケース10の底部12側に設けられ、モータ20の駆動を制御する。
第1フレーム40は、モータケース10の底部12と制御部60との間に設けられ、制御部60が固定される。
本形態の駆動装置1では、モータケース10の底部12から第1フレーム40側に突出する第1当接部151が形成され、第1当接部151の先端である先端面161にてモータケース10と第1フレーム40とが当接する。
このように、当接箇所を限定してモータケース10と第1フレーム40との当接面積を小さくすることにより、モータケース10と第1フレーム40とが全面に亘って当接する場合と比較し、振動による騒音を低減することができる。また、当接面の面圧を確実に確保できるので、軸方向の強度を高めることができる。
また、制御部60を保持する第1フレーム40とモータケース10とを別部材としているので、それぞれに適切な素材を選定することができる。例えば、上述したように、モータケース10を鉄等の軟磁性体により形成すれば、モータ20からの磁束漏れを低減することができる。また、第1フレーム40をアルミ等の熱伝導性のよい材料にて形成すれば、制御部60により生じる熱を高効率に放熱可能である。また、第1フレーム40を、アルミダイカストにより形成すれば、モータケース10に対して制御部60を精度よく組み付け可能であり、また軽量化の面でも好ましい。
さらにまた、軸受保持部14が、モータケース10の底部にモータケース10と一体に形成されているので、軸受36を強固に保持可能である。
(2)第1当接部151は、周方向に連続する環状に形成される。第1当接部151を周方向に連続する環状に形成すれば、例えばプレス等により、先端面161を均一な平面に加工しやすい。
(3)また、第1当接部151は、モータケース10の外周に沿って形成される。これにより、モータケース10の径方向に加わる力に対する剛性を高めることができる。
(4)駆動装置1は、シャフト35の制御部60側の端部に設けられるマグネット39をさらに備える。また、制御部60は、マグネット39と対向する箇所に配置され、ロータ31の回転位置を検出する位置検出センサ71を有する。
マグネット39と位置検出センサ71とが対向して配置されているので、ロータ31の回転位置を精度よく検出可能である。特に、本形態では、モータケース10の底部12が制御部60側に配置されているので、モータ20側からの漏れ磁界によるロバスト性が向上する。位置検出センサ71の検出精度面からも、モータケース10は、軟磁性材にて形成されることが好ましい。
(5)ロータ31は、永久磁石極である磁石33と軟磁性極である軟磁性極部323とが、回転方向に交互に配置される。これにより、全ての磁極を永久磁石にて構成する場合と比較し、磁石の使用量を低減可能である。また、本形態では、モータ20と制御部60との間にモータケース10の底部12が配置されるので、モータケース10を例えば鉄等の軟磁性体により形成することにより、制御部60側への磁束漏れを低減することができ、特に好ましい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による駆動装置を図4に基づいて説明する。本形態は、第1当接部が第1実施形態と異なっているので、この点を中心に説明する。
図4に示すように、本形態の駆動装置2では、モータケース210の底部212に第1当接部152が形成される。第1当接部152は、底部212の制御部60側の面である底面122から第1フレーム40側に突出して形成され、第1当接部152の先端である先端面162にて第1フレーム40と当接する。本形態の第1当接部152は、軸受保持部14を構成する凹部141の外周に沿う連続する環状に形成される。
このように構成しても上記形態と同様の効果を奏し、特に(1)、(2)、(4)、(5)と同様の効果を奏する。
また、第1当接部152は、軸受保持部14の外周の径方向外側に沿って形成される。これにより、軸受保持部14の剛性を高めることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図5および図6に基づいて説明する。本形態では、第1当接部が第1実施形態と異なっているので、この点を中心に説明する。
図5に示すように、本形態の駆動装置3では、モータケース310の底部312に第1当接部153が形成される。第1当接部153は、底部312の制御部60側の面である底面123から第1フレーム40側に突出して形成され、第1当接部153の先端である先端面163にて第1フレーム40と当接する。本形態の第1当接部153は、モータケース310の外周101と軸受保持部14との間の領域において、連続する環状に形成される。
このように構成しても上記形態と同様の効果を奏し、特に(1)、(2)、(4)、(5)と同様の効果を奏する。
(6)また、第1当接部153は、モータケース10の外周101と軸受保持部14との間の領域に形成されるので、モータケース10の底部12の剛性を高めることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図7に基づいて説明する。本形態は、第3実施形態の変形例である。
図7に示すように、本形態の第1当接部154は、モータケース410の底部412に形成される。第1当接部154は、底部412の制御部60側の面である底面124から第1フレーム40側に突出して形成され、第1当接部154の先端である先端面164にてモータケース410と第1フレーム40と当接する。
本形態の第1当接部154は、切欠部159が形成され、全体として、不連続の環状に形成される。換言すると、本形態の第1当接部154は、平面視円弧状に形成される4つの突状部から構成されている、とも言える。
なお、本形態では、不連続の環状である第1当接部154がモータケース10の外周101と軸受保持部14との間の領域に形成される例について説明したが、第1実施形態のようにモータケース10の外周101に沿う不連続な環状としてもよいし、第2実施形態のように軸受保持部14に沿う不連続な環状としてもよい。
このように構成しても上記形態と同様の効果を奏し、特に、(1)、(4)、(5)、(6)と同様の効果を奏する。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図8に基づいて説明する。
図8に示すように、本形態の第1当接部155は、モータケース510の底部512に形成される。第1当接部155は、底部512の制御部60側の面である底面125から第1フレーム40側に突出して形成され、第1当接部155の先端である先端面165にてモータケース510と第1フレーム40と当接する。
第1当接部155は、モータケース510の底部512に放射状に形成される。本形態では、第1当接部155は、平面視台形状の4つの突状部から構成される。
このように構成しても、上記形態と同様の効果を奏し、特に(1)、(4)、(5)と同様の効果を奏する。
また、本形態では、第1当接部155は、放射状に形成される。これにより、モータケース510の底部512の剛性を高めることができ、例えば共振等による騒音をより低減可能である。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態による駆動装置を図9に基づいて説明する。
本形態の駆動装置4では、モータケース610の底部612に第1当接部が形成されておらず、底部612の制御部60側の面である底面126は、略平面状に形成される。
また、モータケース610の底部612と対向する第1フレーム640の対向面642には、第2当接部645が形成される。第2当接部645は、モータケース10側の面である対向面642からモータケース610側に突出して形成され、第2当接部645の先端である先端面646にてモータケース610と第1フレーム640とが当接する。本形態の第2当接部645は、モータケース610の外周101に沿う連続する環状に形成される。
本形態の駆動装置4では、第1フレーム640からモータケース610側に突出する第2当接部645が形成され、第2当接部645の先端である先端面646にてモータケース610と第1フレーム640とが当接する。
このように構成しても、上記形態と同様の効果を奏し、特に、(1)、(4)、(5)と同様の効果を奏する。
(7)本形態の第2当接部645は、周方向に連続する環状に形成される。第2当接部645を周方向に連続する環状に形成すれば、例えばプレス等により、先端面646を均一な平面に加工しやすい。
また、第2当接部645は、モータケース610の外周101に沿って形成される。これにより、第1フレーム640において、第2当接部645が形成された箇所の剛性を高めることができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態による駆動装置を図10に基づいて説明する。
本形態の駆動装置5では、モータケース10の底部12に第1当接部151が形成され、第1フレーム640に第2当接部645が形成される。
本形態の第1当接部151は、第1実施形態と同様である。また、第2当接部645は、第6実施形態と同様である。
本形態では、第1当接部151と第2当接部645とが対応する形状に形成され、第1当接部151の先端面161と、第2当接部645の先端面646とが当接することにより、モータケース10と第1フレーム640とが当接する。
すなわち、本形態の駆動装置5では、モータケース10の底部12から第1フレーム640側に突出する第1当接部151、および、第1フレーム640からモータケース10側に突出する第2当接部645が形成され、第1当接部151の先端である先端面161および第2当接部645の先端である先端面646にてモータケース10と第1フレーム640とが当接する。
このように構成しても、上記形態と同様の効果を奏し、特に(1)〜(5)、(7)と同様の効果を奏する。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態による駆動装置を図11に示す。
本形態の駆動装置6では、モータケース710の底部712に第1当接部156が形成される。第1当接部156は、底部712の制御部60側の面である底面127から第1フレーム40側に突出して形成される。第1当接部156は、モータケース710の外周101と軸受保持部14との間の領域において、連続する環状に形成される。
また、第1フレーム740のモータケース710側の面である対向面742の第1当接部156と対応する箇所には、溝部746が形成され、第1当接部156の先端である先端面166は、溝部746の底部である溝底部747と当接する。
なお、先端面166および溝底部474以外の箇所において、モータケース710と第1フレーム740とが接触することを避けるべく、第1当接部156の高さAは、溝部746の深さBより大きいことが望ましい。また、溝部746の幅は、第1当接部156の幅より大きいことが望ましい。さらにまた、溝部746の傾斜角度は、第1当接部156の傾斜角度より大きいことが望ましい。
このように構成しても、上記形態と同様の効果を奏し、特に(1)、(2)、(4)、(5)、(6)と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
(ア)上記形態では、第1当接部がケース部材の外周に沿って連続する環状に形成される場合、軸受保持部の径方向外側に沿って連続する環状に形成される場合、および、ケース部材の外周と軸受保持部との間の領域に連続或いは不連続の環状に形成される場合について説明した。他の実施形態では、第1当接部は、形成箇所によらず、連続、或いは、不連続に形成することができる。
第4実施形態では、切欠部が4箇所に形成され、第1当接部は4つの突状部から形成される。また、第5実施形態では、第1当接部は、4つの突状部が放射状に形成される。他の実施形態では、第1当接部を構成する突状部の数は、4つに限らず、いくつでもよい。また、第1当接部を構成する突状部の形状は、どのようであってもよい。
第1当接部を複数の突状部により構成する場合、対称配置されるように形成することが好ましい。例えば、第1当接部を、ケース部材の外周に沿う環状、および、軸受保持部に沿う環状等、上記形態を適宜組み合わせて形成するようにしてもよい。
第1当接部を形成することにより、ケース部材の剛性を高めることができるので、ケース部材の剛性を高めたい所望の箇所に第1当接部を形成可能である。
(イ)第2当接部についても、第1当接部と同様、ケース部材の底部と対向する対向面に突出して形成されれば、ケース部材の外周に沿うことに限らず、ケース部材の底部と当接可能な箇所であれば、どの箇所に形成してもよい。また、連続する環状、非連続の環状、放射状等、第2当接部と構成する突状部の数や形状は、どのようであってもよい。
また、第2当接部を形成することにより、フレーム部の剛性を高めることができるので、フレーム部の剛性を高めたい所望の箇所に第2当接部を形成可能である。
ここで、「第1当接部または第2当接部は、周方向に連続する環状に形成される」とは、第1当接部が周方向に連続する環状に形成される場合、および、第2当接部が周方向に連続する環状に形成される場合だけでなく、第1当接部および第2当接部が周方向に連続する環状に形成される場合を含むものとする。「第1当接部または第2当接部は、周方向に不連続の環状に形成される」、「第1当接部または第2当接部は、ケース部材の外周に沿って形成される」、「第1当接部または第2当接部は、軸受保持部の外周に沿って形成される」、「第1当接部または第2当接部は、ケース部材の外周と軸受保持部との間の領域に形成される」、および、「第1当接部または第2当接部は、放射状に形成される」についても同様である。
(ウ)また、第1当接部と当接するフレーム部は、第1実施形態〜第3実施形態のように平面であってもよいし、第7実施形態のように第2当接部として第1当接部と対応する凸状に形成してもよいし、第8実施形態の溝部のように第1当接部と対応する凹状に形成してもよい。
(エ)同様に、第2当接部と当接するケース部材の底部は、第6実施形態のように平面であってもよいし、第7実施形態のように第1当接部として第2当接部と対応する凸状に形成してもよいし、凹状に形成してもよい。
(オ)上記形態では、ケース部材を鉄により形成し、フレーム部材をアルミダイカストにより形成した。他の実施形態では、ケース部材およびフレーム部材の素材や製造方法は、どのようであってもよい。
(カ)上記形態では、制御部の半導体モジュールは、ヒートシンクに沿って配置され、パワー基板を介してリード線と接続された。他の実施形態では、半導体モジュールは、パワー基板を介さず、直接的にリード線と接続するようにしてもよい。また、半導体モジュールは、制御基板またはパワー基板に実装されていてもよい。さらにまた、基板の枚数は2枚に限らず、例えば1枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。
(キ)上記形態では、被検出部材はマグネットであり、位置検出センサは、磁界の変化を検出する磁気抵抗素子であった。他の実施形態では、例えば位置検出センサがレゾルバであれば、被検出部材がコイルである、といった具合に、位置検出センサに応じ、被検出部材を適宜変更可能である。
(ク)上記形態では、回転電機は、永久磁石極と軟磁性極とが回転方向に交互に配置される所謂コンシクエントポール型のモータであった。他の実施形態では、図12に示すモータ920のように、ロータ931のロータコア932の径方向外側にてN極とS極とが交互になるように永久磁石である磁石933を配置し、全ての磁極を永久磁石極とするようにしてもよい。なお、図12は、図1のIII−III線断面に対応する図である。
また、他の実施形態では、永久磁石は、ネオジム磁石に限らず、どのようなものでもよい。
ロータの磁極数およびステータのスロットル数は、上記形態の例に限らず、いくつであってもよい。また、ステータの巻線の巻回方法は、前節巻き、短節巻き、波巻き、重ね巻きなど、どのような方法であってもよい。
また、回転電機は、電動機(モータ)に限らず、発電機であってもよいし、電動機および発電機の機能を併せ持つ所謂モータジェネレータであってもよい。
上記形態では、駆動装置は電動パワーステアリング装置に適用された。他の実施形態では、駆動装置を電動パワーステアリング装置以外の車両補機や車両主機に適用してもよいし、産業機器用、家電用等、他の装置に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1〜6・・・駆動装置
10、210、310、410、510、610、710・・・モータケース(ケース部材)
20、920・・・モータ(回転電機)
21・・・ステータ
31、931・・・ロータ
35・・・シャフト
40、640、740・・・第1フレーム(フレーム部材)
60・・・制御部
151〜156・・・第1当接部
645・・・第2当接部

Claims (11)

  1. 筒部(11)、底部(12、212、312、412、512、612、712)、および、前記底部に形成される軸受保持部(14)を有し、有底筒状に形成されるケース部材(10、210、310、410、510、610、710)と、
    前記ケース部材の内側に固定されるステータ(21)、前記軸受保持部に保持される軸受(36)に回転可能に支持されるシャフト(35)、および、前記ケース部材の内側に配置され前記シャフトと共に回転するロータ(31、931)を有する回転電機(20、920)と、
    前記ケース部材の前記底部側に設けられ、前記回転電機の駆動を制御する制御部(60)と、
    前記ケース部材の前記底部と前記制御部との間に設けられ、前記制御部が固定されるフレーム部材(40、640、740)と、
    を備え、
    前記ケース部材の前記底部から前記フレーム部材側に突出して形成され先端にて前記フレーム部材と当接する第1当接部(151、152、153、154、155、156)、および、前記フレーム部材から前記ケース部材側に突出して形成され先端にて前記ケース部材と当接する第2当接部(645)の少なくとも一方が形成され
    前記ケース部材に前記第1当接部が形成される場合、前記ケース部材は前記第1当接部の先端以外の箇所にて前記フレーム部材と当接せず、
    前記フレーム部材に前記第2当接部が形成される場合、前記フレーム部材は前記第2当接部の先端以外の箇所にて前記ケース部材と当接しないことを特徴とする駆動装置(1、2、3、4、5、6)。
  2. 前記第1当接部(151、152、153、156)または前記第2当接部は、周方向に連続する環状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1当接部(154)または前記第2当接部は、周方向に不連続の環状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  4. 筒部(11)、底部(12、212、312、412、512、612、712)、および、前記底部に形成される軸受保持部(14)を有し、有底筒状に形成されるケース部材(10、210、310、410、510、610、710)と、
    前記ケース部材の内側に固定されるステータ(21)、前記軸受保持部に保持される軸受(36)に回転可能に支持されるシャフト(35)、および、前記ケース部材の内側に配置され前記シャフトと共に回転するロータ(31、931)を有する回転電機(20、920)と、
    前記ケース部材の前記底部側に設けられ、前記回転電機の駆動を制御する制御部(60)と、
    前記ケース部材の前記底部と前記制御部との間に設けられ、前記制御部が固定されるフレーム部材(40、640、740)と、
    を備え、
    前記ケース部材の前記底部から前記フレーム部材側に突出して形成され先端にて前記フレーム部材と当接する第1当接部(151、152、153、154、155、156)、および、前記フレーム部材から前記ケース部材側に突出して形成され先端にて前記ケース部材と当接する第2当接部(645)の少なくとも一方が形成され
    前記第1当接部(154)または前記第2当接部は、周方向に不連続の環状に形成されることを特徴とする駆動装置。
  5. 前記第1当接部(151)または前記第2当接部は、前記ケース部材の外周(101)に沿って形成されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の駆動装置(1、6、7)。
  6. 前記第1当接部(152)または前記第2当接部は、前記軸受保持部の外周に沿って形成されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の駆動装置(2)。
  7. 前記第1当接部(155)または前記第2当接部は、放射状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  8. 筒部(11)、底部(12、212、312、412、512、612、712)、および、前記底部に形成される軸受保持部(14)を有し、有底筒状に形成されるケース部材(10、210、310、410、510、610、710)と、
    前記ケース部材の内側に固定されるステータ(21)、前記軸受保持部に保持される軸受(36)に回転可能に支持されるシャフト(35)、および、前記ケース部材の内側に配置され前記シャフトと共に回転するロータ(31、931)を有する回転電機(20、920)と、
    前記ケース部材の前記底部側に設けられ、前記回転電機の駆動を制御する制御部(60)と、
    前記ケース部材の前記底部と前記制御部との間に設けられ、前記制御部が固定されるフレーム部材(40、640、740)と、
    を備え、
    前記ケース部材の前記底部から前記フレーム部材側に突出して形成され先端にて前記フレーム部材と当接する第1当接部(151、152、153、154、155、156)、および、前記フレーム部材から前記ケース部材側に突出して形成され先端にて前記ケース部材と当接する第2当接部(645)の少なくとも一方が形成され
    前記第1当接部(155)または前記第2当接部は、放射状に形成されることを特徴とする駆動装置。
  9. 前記第1当接部(153、154、156)または前記第2当接部は、前記ケース部材の外周と前記軸受保持部との間の領域に形成されることを特徴とする請求項1〜4、7、8のいずれか一項に記載の駆動装置(3、6)。
  10. 前記シャフトの前記制御部側の端部に設けられる被検出部材(39)をさらに備え、
    前記制御部は、前記被検出部材と対向する箇所に配置され、前記ロータの回転位置を検出する位置検出センサ(71)を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の駆動装置。
  11. 前記ロータ(31)は、永久磁石極(33)と軟磁性極(323)とが回転方向に交互に配置されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の駆動装置。
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