JP7199941B2 - アクチュエータ - Google Patents
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Description
伝わっても、第1支持部からびびり音が発生しにくい。
にある態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1ケース部材の壁部とホルダの壁部との間からびびり音が発生しにくい。
2の側に設けられ、磁石8が可動体3の側に設けられた態様を中心に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るアクチュエータ1の斜視図である。図2は、図1に示すアクチュエータ1のXZ断面図である。図3は、図1に示すアクチュエータ1を分解して第1方向Zの一方側Z1からみたときの分解斜視図である。図4は、図1に示すアクチュエータ1を分解して第1方向Zの他方側Z2からみたときの分解斜視図である。
向Xの他方側X2に位置する第2壁部172と、第3方向Yの一方側Y1に位置する第3壁部173と、第3方向Yの他方側Y2に位置する第4壁部174とによって囲まれた底板部175を有している。第1方向Zからみたとき、第1壁部171および第2壁部172の幅(第2方向Xの寸法)は、第3壁部173および第4壁部174の幅(第3方向Yの寸法)より広い。
図5は、図2に示す磁気駆動回路6の分解斜視図である。図2および図5に示すように、磁気駆動回路6は、コイル7と、コイル7に対して第1方向Zで対向する磁石8とを有している。コイル7は、第2方向Xで並列するように配置された第1コイル71および第2コイル72からなり、コイル7は、支持体2のうち、ホルダ60に保持されている。
図6は、図5に示すホルダ60およびコイル7等の説明図である。図7は、図6に示すホルダ60等の説明図である。図6および図7に示すように、コイル7は、第3方向Yに長辺701(有効部分)が延在する長円形状の空芯コイルであり、第3方向Yの一方側Y1にコイル線の端部705が引き出されている。
7の短辺702(無効部分)が受け部641、642によって第1方向Zの他方側Z1で支持された状態となる。この状態で、ホルダ60には第1方向Zの一方側Z1からプレート26が重ねられ、プレート26は、接着剤によって第1コイル71および第2コイル72と固定されるとともに、ホルダ60に固定される。プレート26は、例えば、アルミニウムやステンレス等の非磁性の金属板である。
本形態では、ホルダ60の第3壁部63の外面に配線基板15が固定される。配線基板15には、引き出し部68と重なる部分に切り欠き158が形成されている。また、配線基板15には、係合凸部69と重なる部分に複数の係合穴159が形成されている。本形態では、係合凸部69の数に対応して、複数の係合穴159として3つの係合穴159が形成されており、3つの係合穴159のうち、中央の係合穴159は、切り欠き158と繋がった切り欠き状に形成されている。
本形態では、第1ケース部材16、ホルダ60および第2ケース部材17を第1方向Zに重ねた状態で、第2ケース部材17の貫通穴17e、ホルダ60の貫通穴60e、および第1ケース部材16の穴16eにタッピングネジからなるネジ18を止め、第1ケース部材16、ホルダ60および第2ケース部材17を第1方向Zで締結する。ネジ18を止めた際、ネジ18の頭は、第2ケース部材17から第1方向Zの他方側Z2に突出しない。
図8は、図2に示す可動体3の説明図である。図5および図8に示すように、図2等に示す可動体3は、コイル7に対して第1方向Zの一方側Z1で対向する平板部860を備えた第1ヨーク86と、コイル7に対して第1方向Zの他方側Z2で対向する平板部870を備えた第2ヨーク87と、磁石8とを有している。磁石8は、第1ヨーク86の平板部860のコイル7と対向する面、および第2ヨーク87の平板部870のコイル7と対向する面の少なくとも一方に保持されてコイル7に第1方向Zで対向している。
2とは、隣り合う方向(第2方向X)で同一方向に着磁され、第1磁石83と第2磁石84とは、隣り合う方向(第2方向X)で同一方向に着磁されている。従って、第1磁石81の第2磁石82側の磁極と第2磁石82の第1磁石81側の磁極とが異なっており、第1磁石83の第2磁石84側の磁極と第2磁石84の第1磁石83側の磁極とが異なっている。
ばよい。
第1ヨーク86は、第1ヨーク86の一部が、磁石8が固定された一方面から突出して第1磁石81および第2磁石82の第1ヨーク86の平板部860の面内方向における位置決めを行う位置決め凸部865を有している。本形態において、位置決め凸部865は、第1磁石81の第2磁石82側の位置を規定する第1凸部865aと、第2磁石82の第1磁石81側の位置を規定する第2凸部865bとを含んでいる。本形態において、第1凸部865aと第2凸部865bとは、第1磁石81と第2磁石82との間に設けられた共通の凸部865cからなる。凸部865c(第1凸部865aおよび第2凸部865b)は、第3方向Yで離間する2箇所に設けられている。
図2に示すように、本形態では、可動体3に用いた第1ヨーク86の第1連結板部861に対して第2方向Xの一方側X1には、第1ケース部材16の第1壁部161、ホルダ60の第1壁部61、および第2ケース部材17の第1壁部171の内面が、連続した平面を構成した状態で対向している。従って、第1連結板部861は、可動体3が第2方向Xの一方側X1に移動した際に可動体3の第2方向Xの一方側X1への可動範囲を規制する第1ストッパを構成している。
6の第2壁部162、ホルダ60の第2壁部62、および第2ケース部材17の第2壁部172の内面が、連続した平面を構成した状態で対向している。従って、第2連結板部862は、可動体3が第2方向Xの他方側X2に移動した際に可動体3の第2方向Xの他方側X2への可動範囲を規制する第2ストッパを構成している。
本形態のアクチュエータ1において、コイル7に交流を印加すると、可動体3は、第2方向Xに振動するため、アクチュエータ1における重心が第2方向Xに変動する。このため、利用者は、第2方向Xの振動を体感することができる。その際、コイル7に印加する交流波形を調整して、可動体3が第2方向Xの一方側X1に移動する加速度と、可動体3が第2方向の他方側X2に移動する加速度とを相違させれば、利用者は、第2方向Xにおいて方向性を有する振動を体感することができる。
図2、図4および図5に示すように、支持体2および可動体3に対して接続する接続体90が設けられている。接続体90は、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備えている。本形態において、接続体90は、支持体2と可動体3とが第1方向Zで対向する個所に設けられた粘弾性部材9であり、第1方向Z、第2方向X、および第3方向Y方向に弾性的に変形可能である。粘弾性とは、粘性と弾性の両方を合わせた性質のことであり、ゲル状部材、プラスチック、ゴム等の高分子物質に顕著に見られる性質である。従って、粘弾性部材9として、各種ゲル状部材を用いることができる。粘弾性部材9として、天然ゴム、ジエン系ゴム(例えば、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム)、クロロプレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム等)、非ジエン系ゴム(例えば、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等)、熱可塑性エラストマー等の各種ゴム材料及びそれらの変性材料を用いてもよい。
形の成分(バネ係数)よりも非線形の成分(バネ係数)が大きい伸縮特性を備える。これに対して、厚さ方向(軸方向)に引っ張られて伸びる場合は、非線形の成分(バネ係数)よりも線形の成分(バネ係数)が大きい伸縮特性を備える。一方、本形態のように、粘弾性部材9が厚さ方向(軸方向)と交差する方向(せん断方向)に変形する場合、いずれの方向に動いても、引っ張られて伸びる方向の変形であるため、非線形の成分(バネ係数)よりも線形の成分(バネ係数)が大きい変形特性を持つ。従って、粘弾性部材9では、運動方向によるバネ力が一定となる。それ故、本形態のように、粘弾性部材9のせん断方向のバネ要素を用いることにより、入力信号に対する振動加速度の再現性を向上することができるので、微妙なニュアンスをもった振動を実現することができる。
図9は、図3に示す第1角部160および第2角部600を第1方向Zの他方側Z2からみた斜視図である。図10は、図4に示す第2角部600および第3角部170を第1方向Zの一方側Z1からみた斜視図である。図11は、図9に示す第1角部160を通る位置で支持体2を切断したときのXZ断面図である。図12は、図9に示す第1角部160を通る位置で支持体2を切断したときのYZ断面図である。図13は、図9に示す第1角部160の間で支持体2を切断したときのXZ断面図である。図14は、図9に示す第1角部160の間で支持体2を切断したときのYZ断面図である。
212を構成する。ここで、第1接触領域212は、第1非接触領域211の周りを囲むように設けられている。また、第1非接触領域211には、第1角部160と第2角部600とを接着する第1接着剤H1(図11および図12参照)が設けられている。
3とホルダ60の第3壁部63との間には、L字状に屈曲した隙間28が形成され、第2ケース部材17の第3壁部173とホルダ60の第3壁部63との間等には、L字状に屈曲した隙間29が形成されている。また、第1ケース部材16の第4壁部164とホルダ60の第4壁部64との間には隙間28が形成され、第2ケース部材17の第4壁部174とホルダ60の第4壁部64との間等には、L字状に屈曲した隙間29が形成されている。
図15は、図9および図10に示す貫通穴67を通る位置で支持体2を切断したときのYZ断面図である。図16は、図9および図10に示す貫通穴67を通る位置で支持体2を切断したときのXZ断面図である。
図17は、図5等に示す配線基板15とホルダ60の第3壁部63との間の隙間を示す断面図である。
口部602を通って第1方向Zの他方側Z2に向けて突出させる。従って、第1ヨーク86の第1連結板部861および第2連結板部862を各々、第2ヨーク87と連結することができる。
以上説明したように、本形態のアクチュエータ1において、第1ケース部材16の第1角部160とホルダ60の第2角部600とが第1方向Zで重なる第1支持部21には、第1角部160と第2角部600とが第1方向Zで離間する第1非接触領域211と、第1角部160と第2角部600とが第1方向Zで接する第1接触領域212とが設けられているため、第1角部160と第2角部600とが接触する領域が限定されている。従って、第1角部160と第2角部600とを安定した状態で接触させることができる。それ故、可動体3を駆動した際の振動等が第1支持部21に伝わっても、第1支持部21からびびり音が発生しにくい。
、第1非接触領域211には第1接着剤H1が設けられ、第2非接触領域221には第2接着剤H2が設けられている。従って、第1角部160と第2角部600とが安定した状態で支持し合い、第2角部600と第3角部170とが安定した状態で支持し合う。従って、びびり音の発生を効果的に抑制することができる。
上記実施形態では、第1角部160に設けた高低差を利用して第1非接触領域211および第1接触領域212を構成したが、第2角部600に設けた高低差を利用して第1非接触領域211と第1接触領域212とを構成してもよい。また、第2角部600に設けた高低差を利用して第2非接触領域221および第2接触領域222を構成したが、第3角部170に設けた高低差を利用して第2非接触領域221と第2接触領域222とを構成してもよい。
Claims (11)
- 支持体と、
可動体と、
弾性および粘弾性の少なくとも一方を有し、前記可動体および前記支持体に接続する接続体と、
前記支持体に対して前記可動体を相対移動させる磁気駆動回路と、
を備え、
前記支持体は、前記磁気駆動回路のコイルおよび磁石のうちの一方を保持するホルダと、前記ホルダに第1方向の一方側で重なる第1ケース部材と、を備え、
前記第1ケース部材の角付近である第1角部と前記ホルダの角付近である第2角部とは前記第1方向で重なって第1支持部を構成し、
前記第1支持部には、前記第1角部と前記第2角部とが前記第1方向で離間する第1非接触領域と、前記第1非接触領域に隣接する位置で前記第1角部と前記第2角部とが前記第1方向で接する第1接触領域と、が設けられ、
前記支持体は、前記ホルダに前記第1方向の他方側で重なる第2ケース部材を備え、
前記第2角部と前記第2ケース部材の角付近である第3角部とは前記第1方向で重なって第2支持部を構成しており、
前記第2支持部には、前記第2角部と前記第3角部とが前記第1方向で離間する第2非接触領域と、前記第2非接触領域に隣接する位置で前記第2角部と前記第3角部とが前記第1方向で接する第2接触領域と、が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1に記載のアクチュエータにおいて、
前記第1接触領域は、前記第1非接触領域の周りを囲むように設けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1または2に記載のアクチュエータにおいて、
前記第1非接触領域には接着剤が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載のアクチュエータにおいて、
前記支持体の端面では、前記第1角部の外縁部と前記第2角部の外縁部とが第1隙間を介して対向していることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項4に記載のアクチュエータにおいて、
前記第1角部の外縁部、および前記第2角部の外縁部の一方は、前記第1隙間をL字状に屈曲させる第1屈曲部を有していることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載のアクチュエータにおいて、
前記第2接触領域は、前記第2非接触領域の周りを囲むように設けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1から6までの何れか一項に記載のアクチュエータにおいて、
前記第2非接触領域に接着剤が設けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1から7までの何れか一項に記載のアクチュエータにおいて、
前記支持体の端面では、前記第2角部の外縁部と前記第3角部の外縁部とが第2隙間を介して対向していることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項8に記載のアクチュエータにおいて、
前記第2角部の外縁部、および前記第3角部の外縁部の一方は、前記第2隙間をL字状に屈曲させる第2屈曲部を有していることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1から9までの何れか一項に記載のアクチュエータにおいて、
前記第1ケース部材の前記第1角部から延在する壁部と、前記ホルダの前記第2角部から延在する壁部とは、前記支持体の端面で少なくとも一部が非接触状態にあることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1から10までの何れか一項に記載のアクチュエータにおいて、
前記コイルと前記磁石とは前記第1方向で対向し、
前記磁気駆動回路は、前記支持体に対して前記可動体を前記第1方向に対して交差する第2方向に相対移動させることを特徴とするアクチュエータ。
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