JP2011007825A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズを駆動するための駆動力を確保しつつ、小型化が可能なレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】可動体2を光軸方向へ駆動する駆動機構4は、可動体2の外周側に固定される駆動用コイル15、16と、駆動用コイル15、16の外周面に対向する駆動用磁石17とを備えている。駆動用磁石17は、駆動用コイル15の外周面に対向する第1駆動用磁石部20と、駆動用コイル16の外周面に対向する第2駆動用磁石部21とを備え、第1駆動用磁石部20と第2駆動用磁石部21とは、駆動用コイル15、16との対向面が異なる磁極となるように着磁されている。固定体3は、磁性材料で形成されるカバー部材13を備え、カバー部材13は、駆動用磁石17の外周側を囲む略筒状の外ヨーク部13aと、駆動用磁石17の駆動用コイル15、16との対向面に対向するように駆動用コイル15、16の内周側に配置される内ヨーク部13bとを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるレンズ駆動装置に関する。
従来、携帯電話等に搭載されるカメラの撮影用レンズを駆動するレンズ駆動装置として、レンズを保持して光軸方向へ移動する移動体と、2枚の板バネを介して移動体を移動可能に保持する固定体とを備えるレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。
特許文献1に記載のレンズ駆動装置は、図11に示すように、円筒状に巻回された駆動用コイル101と、駆動用コイル101の外周面に対向するように配置される4個の駆動用磁石102とを備えている。駆動用コイル101は、移動体を構成するスリーブ103の撮像素子側に形成されるコイル載置部103aに載置され、駆動用磁石102は、固定体を構成するヨーク104に固定されている。また、駆動用磁石102は、駆動用コイル101との対向面がN極またはS極の1つの磁極となるように着磁されている。ヨーク104は、4個の駆動用磁石102の外周側に配置される外側周壁104aと、駆動用コイル101の内周側に配置される内側周壁104bとを備えている。なお、図11(B)では、図11(A)のJ−J断面に相当する駆動用コイル101およびヨーク104等の断面が図示され、図11(C)では、図11(A)のK−K断面に相当する駆動用コイル101、駆動用磁石102、スリーブ103およびヨーク104の断面が図示されている。
特許文献2に記載のレンズ駆動装置は、図12に示すように、可動体を構成するスリーブ113の外周に巻回される2個の駆動用コイル111と、駆動用コイル111の外周面に対向するように配置される4個の駆動用磁石112と備えている。2個の駆動用コイル111は、光軸方向に所定の間隔をあけた状態でスリーブ113の外周面に固定されている。駆動用磁石112は、固定体を構成するヨーク114に固定されている。また、駆動用磁石112は、2個の磁石片112a、112bによって構成されており、2個の駆動用コイル111の一方に磁石片112aが対向配置され、2個の駆動用コイル111の他方に磁石片112bが対向配置されている。磁石片112a、112bは、駆動用コイル111との対向面が互いに異なる磁極となるように着磁されている。ヨーク114は、4個の駆動用磁石112の外周側に配置される筒状胴部114aを備えている。なお、図12(B)では、図12(A)のM−M断面に相当する駆動用コイル111およびヨーク114等の断面が図示され、図12(C)では、図12(A)のN−N断面に相当する駆動用コイル111、駆動用磁石112、スリーブ113およびヨーク114の断面が図示されている。
特開2007−139810号公報 特開2008−58659号公報
近年、携帯電話等に搭載されるカメラの市場では、カメラの小型化の要求が一段と高まっており、そのため、カメラに使用されるレンズ駆動装置の小型化の要求も一段と高まっている。しかしながら、レンズ駆動装置を小型化するために、駆動用コイルや駆動用磁石等の駆動機構を小型化していくと、レンズを駆動するために必要な駆動力を得ることが困難になるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、レンズを駆動するための駆動力を確保しつつ、小型化することが可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本願発明者は種々の検討を行った。特に、磁気回路の構成をどのような構成にすれば、その効率をより効果的に高めて、レンズを駆動するための駆動機構等を小型化することができるのかについて、種々の検討を行った。その結果、効率をより効果的に高めることが可能な磁気回路の構成を知見するに至った。
本発明はかかる新たな知見に基づくものであり、本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、可動体を光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備え、駆動機構は、略筒状に巻回され可動体の外周側で可動体に固定される駆動用コイルと、駆動用コイルの外周面に対向するように固定体に固定される駆動用磁石とを備えるとともに、駆動用コイルとして、光軸方向で重なるように配置される第1駆動用コイルおよび第2駆動用コイルを備え、駆動用磁石は、第1駆動用コイルの外周面に対向するように配置される第1駆動用磁石部と、第2駆動用コイルの外周面に対向するように配置される第2駆動用磁石部とを備え、第1駆動用磁石部と第2駆動用磁石部とは、駆動用コイルとの対向面が互いに異なる磁極となるように着磁され、固定体は、磁性材料で形成されるカバー部材を備え、カバー部材は、可動体の外周側の少なくとも一部および駆動用磁石の外周側を囲む略筒状の外ヨーク部と、駆動用磁石の駆動用コイルとの対向面に対向するように駆動用コイルの内周側に配置される内ヨーク部とを備えることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置は、駆動用コイルとして、光軸方向で重なるように配置される第1駆動用コイルおよび第2駆動用コイルを備えている。また、駆動用磁石は、第1駆動用コイルの外周面に対向するように配置される第1駆動用磁石部と、第2駆動用コイルの外周面に対向するように配置される第2駆動用磁石部とを備え、第1駆動用磁石部と第2駆動用磁石部とは、駆動用コイルとの対向面が互いに異なる磁極となるように着磁されている。さらに、固定体を構成するカバー部材は、可動体の外周側の少なくとも一部および駆動用磁石の外周側を囲む略筒状の外ヨーク部と、駆動用磁石の駆動用コイルとの対向面に対向するように駆動用コイルの内周側に配置される内ヨーク部とを備えている。そのため、本発明では、特許文献1に記載されているレンズ駆動装置や特許文献2に記載されているレンズ駆動装置と比較して、効率的な磁気回路を形成することが可能になる。したがって、本発明では、駆動機構等を小型化してもレンズを駆動するための駆動力を確保することが可能になり、その結果、レンズを駆動するための駆動力を確保しつつ、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
本発明において、内ヨーク部は、可動体が所定の基準位置にあるときに、光軸方向における内ヨーク部の両端が光軸方向における駆動用コイルの両端面よりも光軸方向の外側に配置されるように形成されていることが好ましい。また、この場合には、内ヨーク部は、可動体の可動範囲の全域で、光軸方向における内ヨーク部の両端が光軸方向における駆動用コイルの両端面よりも光軸方向の外側に配置されるように形成されていることが好ましい。このように構成すると、光軸方向へ可動体が移動したときの、駆動用コイルを通過する磁束の密度の変動を抑制することが可能になる。したがって、より効率的な磁気回路を形成することが可能になるとともに、可動体の駆動力を安定させることが可能になる。
本発明において、可動体には、駆動用コイルを固定するための複数のコイル固定部が形成され、複数のコイル固定部は、可動体の外周面から径方向の外側に向かって突出するように、かつ、可動体の周方向において所定の間隔で形成され、可動体の周方向における複数のコイル固定部の間では、可動体の外周面と駆動用コイルの内周面との間に隙間が形成され、内ヨーク部は、隙間に配置されていることが好ましい。このように構成すると、内ヨーク部と駆動用磁石との間に、駆動用コイルのみを配置することが可能になる。したがって、内ヨーク部と駆動用磁石との距離を近づけることが可能になり、より効率的な磁気回路を形成することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、たとえば、光軸方向から見たときの形状が略四角形状となるように形成され、駆動用磁石は、レンズ駆動装置の四隅のそれぞれに配置され、内ヨーク部は、駆動用磁石の配置位置に対応する4箇所に形成されている。
本発明において、可動体には、4個のコイル固定部が形成され、4個のコイル固定部のそれぞれは、4箇所に形成される内ヨーク部の間のそれぞれに配置され、コイル固定部は、可動体の径方向におけるコイル固定部の端部が駆動用コイルの外周面よりも可動体の径方向の外側へ突出するように形成されていることが好ましい。このように構成すると、コイル固定部と外ヨーク部の内側面とを利用して、レンズ駆動装置の径方向における可動体の可動範囲を規制することが可能になる。また、コイル固定部と駆動用磁石とを利用して、レンズ駆動装置の周方向における可動体の可動範囲を規制することが可能になる。
本発明において、カバー部材は、外ヨーク部と内ヨーク部とを繋ぐ連結部を備え、連結部は、被写体側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、カバー部材の連結部を利用して、被写体側における磁束の漏れを防止することが可能になるため、被写体側における磁束の漏れを防止するための部材を別途、設ける必要がなくなる。したがって、レンズ駆動装置の構成を簡素化することが可能になる。また、連結部を基準面として各種の部材を組み付けることが可能になる。
以上のように、本発明では、レンズを駆動するための駆動力を確保しつつ、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図3に示すカバー部材を反被写体側から示す斜視図である。 図3に示すスリーブおよび駆動用コイルの拡大斜視図である。 図2に示す駆動機構、スリーブおよびカバー部材の配置関係を説明するための図であり、(A)は底面図、(B)は(A)のF−F断面の断面図、(C)は(A)のF−F断面からスリーブを取り除いた状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の効果を確認するためのシミュレーションに用いたレンズ駆動装置の一部を示す図であり、(A)は本発明の実施の形態のレンズ駆動装置の一部を示す図、(B)〜(D)は比較例のレンズ駆動装置の一部を示す図である。 (A)、(B)は本発明の実施の形態のレンズ駆動装置でシミュレーションを行ったときのパーミアンス係数の大きさの分布を示す図、(C)、(D)は比較例1のレンズ駆動装置でシミュレーションを行ったときのパーミアンス係数の大きさの分布を示す図である。 (A)、(B)は比較例2のレンズ駆動装置でシミュレーションを行ったときのパーミアンス係数の大きさの分布を示す図、(C)、(D)は比較例3のレンズ駆動装置でシミュレーションを行ったときのパーミアンス係数の大きさの分布を示す図である。 本発明の他の実施の形態にかかるスリーブの構成を説明するための図であり、(A)は斜視図、(B)は(A)のG−G断面の断面図である。 従来技術にかかるレンズ駆動装置の一部の構成を説明するための図であり、(A)は底面図、(B)は(A)のJ−J断面に相当する駆動用コイルおよびヨーク等の断面図、(C)は(A)のK−K断面に相当する駆動用コイル、駆動用磁石、スリーブおよびヨークの断面図である。 従来技術にかかるレンズ駆動装置の一部の構成を説明するための図であり、(A)は底面図、(B)は(A)のM−M断面に相当する駆動用コイルおよびヨーク等の断面図、(C)は(A)のN−N断面に相当する駆動用コイル、駆動用磁石、スリーブおよびヨークの断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(レンズ駆動装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。図3は、図1に示すレンズ駆動装置1の分解斜視図である。
本形態のレンズ駆動装置1は、携帯電話等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるものであり、図1に示すように、全体として略四角柱状に形成されている。具体的には、レンズ駆動装置1は、撮影用のレンズの光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。
本形態のレンズ駆動装置1が搭載されるカメラでは、図2の下側(すなわち、Z2方向側)に図示を省略する撮像素子が配置されており、図2の上側(すなわち、Z1方向側)に配置される被写体が撮影される。したがって、以下の説明では、Z1方向側を被写体側(物体側)、Z2方向側を反被写体側(撮像素子側)とする。
レンズ駆動装置1は、図1、図2に示すように、撮影用のレンズを保持し光軸方向へ移動可能な可動体2と、可動体2を光軸方向へ移動可能に保持する固定体3と、可動体2を光軸方向へ駆動するための駆動機構4とを備えている。可動体2は、2個の板バネ5、6を介して固定体3に移動可能に保持されている。本形態では、板バネ5が可動体2の被写体側に配置され、板バネ6が可動体2の反被写体側に配置されている。
可動体2は、複数のレンズが固定されたレンズホルダ9を保持するスリーブ10を備えている。固定体3は、レンズ駆動装置1の被写体側の側面の一部を構成する第1ケース体11と、レンズ駆動装置1の反被写体側の側面の一部を構成する第2ケース体12と、駆動機構4を構成する後述の4個の駆動用磁石17や可動体2の外周側を覆うように配置されるカバー部材13と、光軸方向における第1ケース体11とカバー部材13との間に配置されるスペーサ14とを備えている。なお、図3では、レンズホルダ9の図示を省略している。
レンズホルダ9は、略円筒状に形成されており、その内周側に複数のレンズが固定されている。スリーブ10は、たとえば、樹脂材料で形成されるとともに、略円筒状に形成されており、その内周側でレンズホルダ9を保持している。スリーブ10の具体的な構成については後述する。
第1ケース体11は、たとえば、樹脂材料で形成されており、レンズ駆動装置1の被写体側の端面を構成する端面部11aと4個の側面部11bとを備えている。端面部11aの中心には、貫通孔11cが形成されている。第2ケース体12は、たとえば、樹脂材料で形成されており、レンズ駆動装置1の反被写体側の端面を構成する端面部12aと4個の側面部12bとを備えている。端面部12aの中心には、貫通孔12cが形成されている。第1ケース体11と第2ケース体12とは光軸方向で組み合わされて互いに固定されている。
カバー部材13は、磁性材料で形成されている。このカバー部材13は、駆動機構4を構成する後述の駆動用コイル15、16および駆動用磁石17とともに、可動体2を駆動するための磁気回路を構成するヨークの役割を担っており、外ヨーク部13aと、内ヨーク部13bと、外ヨーク部13aと内ヨーク部13bとを繋ぐ連結部としての底部13cとを有する略底付きの二重筒状に形成されている。底部13cは、被写体側に配置されている。このカバー部材13の詳細な構成については後述する。
スペーサ14は、たとえば、樹脂材料で形成されている。このスペーサ14は、第1ケース体11の端面部11aの反被写体側の端面とカバー部材13の底部13cの被写体側の端面との間に配置されている。
駆動機構4は、略筒状に巻回されスリーブ10の外周側でスリーブ10に固定される2個の駆動用コイル15、16と、駆動用コイル15、16の外周面に対向するようにカバー部材13に固定される4個の駆動用磁石17とを備えている。この駆動機構4の詳細な構成については後述する。
板バネ5は、可動体2の被写体側に固定される可動体固定部と、固定体3に固定される固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ腕部とを備えている。板バネ6は、可動体2の反被写体側に固定される可動体固定部と、固定体3に固定される固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ腕部とを備えている。
本形態では、駆動用コイル15、16に電流が供給されていないときに、第2ケース体12に形成される所定の基準面とスリーブ10の反被写体側の端面とが当接して、可動体2が所定の基準位置に配置されるように、板バネ5および/または板バネ6は、撓んだ状態で固定されている。すなわち、駆動用コイル15、16に電流が供給されていないときに、第2ケース体12の基準面とスリーブ10の反被写体側の端面とを当接させる付勢力が発生するように、板バネ5や板バネ6は、撓んだ状態で固定されている。
(駆動機構、スリーブおよびカバー部材の構成)
図4は、図3に示すカバー部材13を反被写体側から示す斜視図である。図5は、図3に示すスリーブ10および駆動用コイル15、16の拡大斜視図である。図6は、図2に示す駆動機構4、スリーブ10およびカバー部材13の配置関係を説明するための図であり、(A)は底面図、(B)は(A)のF−F断面の断面図、(C)は(A)のF−F断面からスリーブ10を取り除いた状態を示す断面図である。
駆動機構4は、上述のように、2個の駆動用コイル15、16と、4個の駆動用磁石17とを備えている。
2個の駆動用コイル15、16は、光軸方向で重なるように配置されるとともに、光軸方向で所定の間隔をあけた状態で配置されている。本形態では、駆動用コイル15が被写体側に配置され、駆動用コイル16が反被写体側に配置されている。なお、本形態では、駆動用コイル15、16は、光軸方向で重なるように配置される第1駆動用コイルおよび第2駆動用コイルである。また、駆動用コイル15、16は、たとえば、1本の導線が巻回されて形成されている。また、駆動用コイル15、16における導線の巻回方向は異なっている。
駆動用磁石17は、駆動用コイル15の外周面に対向するように配置される第1駆動用磁石部としての第1駆動用磁石片20と、駆動用コイル16の外周面に対向するように配置される第2駆動用磁石部としての第2駆動用磁石片21とから構成されている。第1駆動用磁石片20と第2駆動用磁石片21とは、光軸方向で重なっている。具体的には、第1駆動用磁石片20の反被写体側の端面と第2駆動用磁石片21の被写体側の端面とが当接している。
第1駆動用磁石片20の光軸方向の長さは、駆動用コイル15の光軸方向の幅よりも長くなっており、可動体2の可動範囲の全域において、第1駆動用磁石片20は、駆動用コイル15の外周面に対向する。同様に、第2駆動用磁石片21の光軸方向の長さは、駆動用コイル16の光軸方向の幅よりも長くなっており、可動体2の可動範囲の全域において、第2駆動用磁石片21は、駆動用コイル16の外周面に対向する。
また、第1駆動用磁石片20と第2駆動用磁石片21とは、駆動用コイル15、16との対向面が互いに異なる磁極となるように着磁されている。すなわち、たとえば、第1駆動用磁石片20の駆動用コイル15との対向面は、N極に着磁され、第2駆動用磁石片21の駆動用コイル16とに対向面は、S極に着磁されている。
スリーブ10には、図5、図6(A)に示すように、駆動用コイル15、16を固定するための4個のコイル固定部10aが形成されている。4個のコイル固定部10aは、略円筒状に形成されるスリーブ10の外周面から径方向の外側に向かって突出するように形成されるとともに、スリーブ10の周方向において所定の間隔で形成されている。具体的には、4個のコイル固定部10aは、略90°ピッチで、スリーブ10の外周面から径方向の外側に向かって突出するように形成されている。
コイル固定部10aは、駆動用コイル15、16の内周面が当接する当接面が形成される基端部10bと、基端部10bよりもスリーブ10の径方向外側へ突出する突出部10cとから構成されている。突出部10cは、光軸方向における基端部10bの略中心位置の1箇所に形成されている。また、突出部10cは、コイル固定部10aに固定される駆動用コイル15、16の外周面よりもスリーブ10の径方向の外側へ突出するように形成されている。すなわち、スリーブ10の径方向におけるコイル固定部10aの端部は、駆動用コイル15、16の外周面よりもスリーブ10の径方向の外側へ突出するように形成されている。
コイル固定部10aには、駆動用コイル15の反被写体側の端面が突出部10cの被写体側の端面に当接し、駆動用コイル16の被写体側の端面が突出部10cの反被写体側の端面に当接するように、駆動用コイル15、16が固定されている。また、スリーブ10の周方向におけるコイル固定部10aの間では、スリーブ10の外周面と駆動用コイル15、16の内周面との間に隙間22が形成されている(図6(A)参照)。なお、本形態では、たとえば、空芯状に巻回された駆動用コイル15が被写体側からコイル固定部10aに固定され、空芯状に巻回された駆動用コイル16が反被写体側からコイル固定部10aに固定されている。
カバー部材13は、上述のように、外ヨーク部13aと内ヨーク部13bと底部13cとを有する略底付きの二重筒状に形成されている。外ヨーク部13aは、図3、図4に示すように、四隅に面取部を有する略四角筒状に形成されている。内ヨーク部13bは、外ヨーク部13aの内周側に形成されている。具体的には、内ヨーク部13bは、外ヨーク部13aの四隅に対応する4箇所において、略円弧状に形成されている。なお、光軸方向における外ヨーク部13aの長さは、光軸方向における内ヨーク部13bの長さよりも若干、長くなっている。また、光軸方向における内ヨーク部13bの長さは、光軸方向における駆動用磁石17の長とほぼ同じになっている。
4個の駆動用磁石17のそれぞれは、レンズ駆動装置1の四隅のそれぞれに配置されている。具体的には、図6(A)に示すように、4個の駆動用磁石17は、外ヨーク部13aの内周面の四隅のそれぞれに固定されている。より具体的には、駆動用磁石17は、第1駆動用磁石片20の被写体側の端面を底部13cの反被写体側の端面に当接させた状態で、外ヨーク部13aの内周面の四隅に固定されており、外ヨーク部13aは、4個の駆動用磁石17の外周側を囲んでいる。また、外ヨーク部13aは、反被写体側における可動体2の外周側の大半部分を囲んでいる。なお、外ヨーク部13aは、可動体2の外周側の全部を囲むように形成されても良い。
上述のように、内ヨーク部13bは、外ヨーク部13aの四隅に対応する4箇所に形成されている。すなわち、本形態では、内ヨーク部13bは、駆動用磁石17の配置位置に対応する4箇所に形成されており、駆動用磁石17の駆動用コイル15、16との対向面に対向している。また、内ヨーク部13bは、駆動用コイル15、16の内周側に配置されている。具体的には、内ヨーク部13bは、スリーブ10の周方向におけるコイル固定部10aの間の隙間22に配置されている。すなわち、コイル固定部10aは、4箇所に形成される内ヨーク部13bの間のそれぞれに配置されている。
本形態では、第2ケース体12に形成される所定の基準面とスリーブ10の反被写体側の端面とが当接して、可動体2が所定の基準位置にあるときに、内ヨーク部13bの被写体側端が駆動用コイル15の被写体側の端面よりも被写体側に配置され、内ヨーク部13bの反被写体側端が駆動用コイル16の反被写体側の端面よりも反被写体側に配置されるように、スリーブ10やカバー部材13等が形成されている。また、本形態では、可動体2の可動範囲の全域で、内ヨーク部13bの被写体側端が駆動用コイル15の被写体側の端面よりも被写体側に配置され、内ヨーク部13bの反被写体側端が駆動用コイル16の反被写体側の端面よりも反被写体側に配置されるように、スリーブ10やカバー部材13等が形成されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1は、光軸方向で重なるように配置される駆動用コイル15、16を備えている。また、駆動用磁石17は、駆動用コイル15の外周面に対向するように配置される第1駆動用磁石片20と、駆動用コイル16の外周面に対向するように配置される第2駆動用磁石片21とを備え、第1駆動用磁石片20と第2駆動用磁石片21は、駆動用コイル15、16との対向面が互いに異なる磁極となるように着磁されている。さらに、カバー部材13は、4個の駆動用磁石17の外周側を囲む外ヨーク部13aと、駆動用磁石17の駆動用コイル15、16との対向面に対向するように駆動用コイル15、16の内周側に配置される内ヨーク部13bとを備えている。そのため、従来のレンズ駆動装置と比較して、効率的な磁気回路を形成することが可能になる。したがって、本形態では、駆動機構4等を小型化してもレンズを駆動するための駆動力を確保することが可能になり、その結果、レンズを駆動するための駆動力を確保しつつ、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
以下、この効果をシミュレーション結果に基づいて具体的に説明する。図7は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の効果を確認するためのシミュレーションに用いたレンズ駆動装置の一部を示す図であり、(A)は本形態のレンズ駆動装置1の一部を示す図、(B)〜(D)は比較例のレンズ駆動装置の一部を示す図である。
駆動用磁石、駆動用コイルおよびカバー部材の形状等を変えたときの駆動機構による駆動力およびパーミアンス係数の大きさの分布をシミュレーションで算出した。具体的には、図7(A)に示す構成を備える本形態のレンズ駆動装置1、図7(B)に示す構成を備える比較例1のレンズ駆動装置、図7(C)に示す構成を備える比較例2のレンズ駆動装置、および、図7(D)に示す構成を備える比較例3のレンズ駆動装置の駆動機構による駆動力およびパーミアンス係数の大きさの分布をシミュレーションで算出した。
ここで、比較例1のレンズ駆動装置は、カバー部材13に内ヨーク部13bが形成されていない点を除けば、本形態のレンズ駆動装置1と同様に構成されている。比較例2のレンズ駆動装置は、駆動用コイル15、16に代えて、スリーブ10の外周側に駆動用コイル15、16よりも光軸方向の幅の広い1個の駆動用コイル35が固定されている点および駆動用磁石37が1個の駆動用磁石片によって構成されている点を除けば、本形態のレンズ駆動装置1と同様に構成されている。比較例3のレンズ駆動装置は、カバー部材13に内ヨーク部13bが形成されていない点を除けば、比較例2にかかるレンズ駆動装置と同様に構成されている。なお、駆動用磁石37は、駆動用コイル35との対向面がN極またはS極の1つの磁極となるように着磁されている。また、比較例1のレンズ駆動装置は、特許文献2に記載のレンズ駆動装置と基本的な構成が似ており、比較例2のレンズ駆動装置は、特許文献1に記載のレンズ駆動装置と基本的な構成が似ている。
まず、シミュレーションの条件について説明する。シミュレーションでは、図7に示すに示す各寸法を以下のように設定した。
光軸方向における駆動用コイル15、16の幅H1:0.6mm
光軸方向における駆動用コイル35の幅H2:1.5mm
駆動用コイル15、16、35の厚みt1:0.2mm
光軸方向における駆動用コイル15、16の距離D1:0.3mm
光軸方向における第1駆動用磁石片20の長さL1:1.25mm
光軸方向における第2駆動用磁石片21の長さL2:1.2mm
光軸方向における駆動用磁石片37の長さL3:2.45mm
光軸方向における外ヨーク部13aの長さL4:2.7mm
光軸方向における内ヨーク部13bの長さL5:2.6mm
外ヨーク部13a、内ヨーク部13bの厚みt2:0.15mm
以上の条件で、シミュレーションを行うと、本形態のレンズ駆動装置1の駆動用磁石17の表面のパーミアンス係数の大きさの分布は、図8(A)、(B)のようになり、比較例1のレンズ駆動装置の駆動用磁石17の表面のパーミアンス係数の大きさの分布は、図8(C)、(D)のようになり、比較例2のレンズ駆動装置の駆動用磁石37の表面のパーミアンス係数の大きさの分布は、図9(A)、(B)のようになり、比較例3のレンズ駆動装置の駆動用磁石37の表面のパーミアンス係数の大きさの分布は、図9(C)、(D)のようになった。
ここで、図8、図9の(A)、(C)は、レンズ駆動装置の径方向内側かつ反被写体側から見たときの駆動用磁石17、37の表面のパーミアンス係数の大きさの分布を示し、図8、図9の(B)、(D)は、レンズ駆動装置の径方向外側かつ被写体側から見たときの駆動用磁石17、37の表面のパーミアンス係数の大きさの分布を示している。また、図8、図9では、パーミアンス係数の高い部分の色は濃くなっており(黒色になっており)、パーミアンス係数の低い部分の色は薄くなっている(白色になっている)。
図8、図9に示すように、パーミアンス係数は、本形態のレンズ駆動装置1、比較例1のレンズ駆動装置、比較例2のレンズ駆動装置、比較例3のレンズ駆動装置の順番で低くなっている。すなわち、本形態のレンズ駆動装置1のパーミアンス係数が一番高くなっている。
また、上記の条件で、駆動用コイル15、16、35に80mAの電流を供給すると、各レンズ駆動装置において、以下のローレンツ力(駆動機構の駆動力)が発生した。
本形態のレンズ駆動装置1:2.910gf
比較例1のレンズ駆動装置:2.168gf
比較例2のレンズ駆動装置:2.664gf
比較例3のレンズ駆動装置:1.721gf
このように、シミュレーションの結果では、比較例1〜3のレンズ駆動装置のパーミアンス係数に比べて、本形態のレンズ駆動装置1のパーミアンス係数は高くなる。したがって、本形態のレンズ駆動装置1では、比較例1〜3のレンズ駆動装置に比べて、駆動用コイル15、16が発生する熱の影響や高温環境下でレンズ駆動装置1が使用される場合の熱の影響で駆動用磁石17から発生する磁束が減少するのを抑制することができる。また、本形態のレンズ駆動装置1では、比較例1〜3のレンズ駆動装置に比べて可動体2の駆動力が大きくなる。すなわち、本形態では、従来のレンズ駆動装置と比較して、効率的な磁気回路を形成することが可能になり、可動体2の駆動力を高めることが可能になる。したがって、本形態では、駆動機構4等を小型化しても可動体2の駆動力を確保することが可能になり、その結果、レンズを駆動するための駆動力を確保しつつ、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
本形態では、可動体2の可動範囲の全域で、内ヨーク部13bの被写体側端が駆動用コイル15の被写体側の端面よりも被写体側に配置され、内ヨーク部13bの反被写体側端が駆動用コイル16の反被写体側の端面よりも反被写体側に配置されている。そのため、光軸方向へ可動体2が移動したときの、駆動用コイル15、16を通過する磁束の密度の変動を抑制することが可能になる。したがって、より効率的な磁気回路を形成することが可能になる。また、光軸方向へ可動体2が移動したときの可動体2の駆動力を安定させることが可能になる。
本形態では、内ヨーク部13bは、スリーブ10の外周面と駆動用コイル15、16の内周面との間に形成される隙間22に配置されている。すなわち、本形態では、内ヨーク部13bと駆動用磁石17との間には、駆動用コイル15、16のみが配置されている。そのため、内ヨーク部13bと駆動用磁石17との距離を近づけることが可能になり、より効率的な磁気回路を形成することが可能になる。
本形態では、スリーブ10のコイル固定部10aに、駆動用コイル15、16の外周面よりもスリーブ10の径方向の外側へ突出する突出部10cが形成されている。そのため、外ヨーク部13aの内側面と突出部10cとを利用して、レンズ駆動装置1の径方向における可動体2の可動範囲を規制することが可能になる(図6(A)参照)。また、突出部10cと駆動用磁石17とを利用して、レンズ駆動装置1の周方向における可動体2の可動範囲を規制することが可能になる(図6(A)参照)。
本形態では、カバー部材13の底部13cが被写体側に配置されている。そのため、底部13cを利用して、被写体側における磁束の漏れを防止することが可能になり、被写体側における磁束の漏れを防止するための部材を別途、設ける必要がなくなる。したがって、レンズ駆動装置1の構成を簡素化することができる。また、底部13cを基準面としてスペーサ14等を組み付けることができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、スリーブ10のコイル固定部10aにおいて、突出部10cは、光軸方向における基端部10bの略中心位置の1箇所に形成されている。この他にもたとえば、図10に示すように、突出部10cは、光軸方向における基端部10bの略中心位置と基端部10bの両端側との3箇所に形成されても良い。この場合には、光軸方向における基端部10bの両端側に形成される突出部10cを利用して、駆動用コイル15、16の巻き崩れを防止することが可能になるため、巻線機を使って、駆動用コイル15、16を直接、スリーブ10に巻回することが可能になる。なお、図10(B)では、図10(A)のG−G断面が図示されている。
上述した形態では、可動体2の可動範囲の全域で、内ヨーク部13bの被写体側端が駆動用コイル15の被写体側の端面よりも被写体側に配置され、内ヨーク部13bの反被写体側端が駆動用コイル16の反被写体側の端面よりも反被写体側に配置されるように、スリーブ10やカバー部材13等が形成されている。この他にもたとえば、可動体2の可動範囲の一部において、駆動用コイル15の被写体側の端面が内ヨーク部13bの被写体側端よりも被写体側に配置されるように、スリーブ10やカバー部材13等が形成されても良いし、駆動用コイル16の反被写体側の端面が内ヨーク部13bの反被写体側端よりも反被写体側に配置されるように、スリーブ10やカバー部材13等が形成されても良い。
上述した形態では、レンズ駆動装置1は、略四角柱状に形成されているが、レンズ駆動装置1は、略六角柱状等の多角柱状に形成されても良い。この場合には、たとえば、6個の駆動用磁石がレンズ駆動装置の角部に配置されても良い。また、レンズ駆動装置1は、円柱状あるいは楕円柱状等に形成されても良い。この場合には、たとえば、略円筒状等に形成された駆動用磁石が駆動用コイルの外周面に対向するように配置されても良い。
1 レンズ駆動装置
2 可動体
3 固定体
4 駆動機構
10 スリーブ
10a コイル固定部
13 カバー部材
13a 外ヨーク部
13b 内ヨーク部
13c 底部(連結部)
15 駆動用コイル(第1駆動用コイル)
16 駆動用コイル(第2駆動用コイル)
17 駆動用磁石
20 第1駆動用磁石片(第1駆動用磁石部)
21 第2駆動用磁石片(第2駆動用磁石部)
22 隙間
L 光軸

Claims (7)

  1. レンズを保持し前記レンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、前記可動体を前記光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、前記可動体を前記光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備え、
    前記駆動機構は、略筒状に巻回され前記可動体の外周側で前記可動体に固定される駆動用コイルと、前記駆動用コイルの外周面に対向するように前記固定体に固定される駆動用磁石とを備えるとともに、前記駆動用コイルとして、前記光軸方向で重なるように配置される第1駆動用コイルおよび第2駆動用コイルを備え、
    前記駆動用磁石は、前記第1駆動用コイルの外周面に対向するように配置される第1駆動用磁石部と、前記第2駆動用コイルの外周面に対向するように配置される第2駆動用磁石部とを備え、
    前記第1駆動用磁石部と前記第2駆動用磁石部とは、前記駆動用コイルとの対向面が互いに異なる磁極となるように着磁され、
    前記固定体は、磁性材料で形成されるカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、前記可動体の外周側の少なくとも一部および前記駆動用磁石の外周側を囲む略筒状の外ヨーク部と、前記駆動用磁石の前記駆動用コイルとの対向面に対向するように前記駆動用コイルの内周側に配置される内ヨーク部とを備えることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記内ヨーク部は、前記可動体が所定の基準位置にあるときに、前記光軸方向における前記内ヨーク部の両端が前記光軸方向における前記駆動用コイルの両端面よりも前記光軸方向の外側に配置されるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記内ヨーク部は、前記可動体の可動範囲の全域で、前記光軸方向における前記内ヨーク部の両端が前記光軸方向における前記駆動用コイルの両端面よりも前記光軸方向の外側に配置されるように形成されていることを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記可動体には、前記駆動用コイルを固定するための複数のコイル固定部が形成され、
    複数の前記コイル固定部は、前記可動体の外周面から径方向の外側に向かって突出するように、かつ、前記可動体の周方向において所定の間隔で形成され、
    前記可動体の周方向における複数の前記コイル固定部の間では、前記可動体の外周面と前記駆動用コイルの内周面との間に隙間が形成され、
    前記内ヨーク部は、前記隙間に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記光軸方向から見たときの形状が略四角形状となるように形成され、
    前記駆動用磁石は、前記レンズ駆動装置の四隅のそれぞれに配置され、
    前記内ヨーク部は、前記駆動用磁石の配置位置に対応する4箇所に形成されていることを特徴とする請求項4記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記可動体には、4個の前記コイル固定部が形成され、
    4個の前記コイル固定部のそれぞれは、4箇所に形成される前記内ヨーク部の間のそれぞれに配置され、
    前記コイル固定部は、前記可動体の径方向における前記コイル固定部の端部が前記駆動用コイルの外周面よりも前記可動体の径方向の外側へ突出するように形成されていることを特徴とする請求項5記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記カバー部材は、前記外ヨーク部と前記内ヨーク部とを繋ぐ連結部を備え、
    前記連結部は、被写体側に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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