JP2006271170A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】デッドスペースとなる部分に、制御回路部材を容易に配設することができるモータを提供する。
【解決手段】制御回路部材25は、略扁平形状の板状部41aを有するベース部材41と、ベース部材41に設けられる複数のターミナル42と、ベース部材41に配設されモータ本体の回転を制御するための複数の電気回路部品(モールドIC32、複数のコンデンサ34a,34b、チョークコイル35、及びホールIC36)とを備える。ベース部材41は、樹脂材料よりなり、モールドIC32、複数のコンデンサ34a,34b及びチョークコイル35が配設される板状部41aの扁平面41b,41iと、扁平面41b,41iから直交方向に離間した位置に形成されホールIC36が配設されるセンサ保持面41gとを有する。ホールIC36は、他の電気回路部品に対して扁平面41b,41iの直交方向に離間した位置に配置される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、回転を制御するための制御回路部材を備えたモータに関するものである。
従来、パワーウインドウ装置等に用いられるモータとしては、回転力を発生するモータ本体と、減速部と、モータ本体の回転を制御するための制御回路部材とを備えたものがある。そして、このようなモータとしては、減速部のギヤハウジングに回路収容部を形成し、その回路収容部に複数の電気回路部品が実装されたプリント基板よりなる制御回路部材を収容保持したものがある(例えば、特許文献1参照)。前記電気回路部品は、モータ本体の回転軸と一体回転可能に設けられたセンサマグネットの磁束(回転)を検知するホールIC(回転センサ)を含む。そして、制御回路部材は、ホールICにて検出される回転速度等に応じて(例えば、所謂挟み込み防止制御等)モータ本体への駆動電流を制御する。
米国特許第5245258号明細書
ところで、上記ホールICは、回転軸に固定されたマグネットの近傍に配置する必要があるなど、特定の電気回路部品には配置の制約がある。そして、上記のようなプリント基板を用いた制御回路部材では、ホールICを含めた各電気回路部品を同一平面上にしか配設できない(配設位置の自由度が小さい)ため、モータのデッドスペースとなる部分に、制御回路部材を配設することが困難であった。即ち、制御回路部材によってモータの外形の一部が外部に膨出するような形状となり、実質的に大型化してしまう等の問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、デッドスペースとなる部分に、制御回路部材を容易に配設することができるモータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、複数の給電用ブラシを有するモータ本体と、該モータ本体の回転を減速するための減速部と、前記モータ本体の回転を制御するための制御回路部材とを備えたモータであって、前記制御回路部材は、略扁平形状の板状部を有するベース部材と、前記ベース部材に設けられ、その少なくとも1つが前記給電用ブラシに電気的に接続される複数のターミナルと、前記ベース部材に配設され、前記モータ本体の回転を制御するための複数の電気回路部品とを備え、前記ベース部材は、樹脂材料よりなり、前記複数の電気回路部品の内の少なくとも1つは、他の前記電気回路部品に対して前記板状部の扁平面の直交方向に離間した位置に配置された。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のモータにおいて、前記複数の電気回路部品は、前記モータ本体の回転を検知するための回転センサを含み、前記ベース部材は、前記回転センサを除く少なくとも1つの他の前記電気回路部品が配設される前記扁平面と、前記扁平面から直交方向に離間した位置に形成され前記回転センサが配設されるセンサ保持面とを有する。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のモータにおいて、前記センサ保持面は、前記扁平面に対して平行に形成された。
請求項4に記載の発明では、請求項2に記載のモータにおいて、前記センサ保持面は、前記扁平面に対して傾斜するように形成された。
請求項5に記載の発明では、請求項2に記載のモータにおいて、前記センサ保持面は、前記扁平面に対して直交するように形成された。
請求項6に記載の発明では、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記減速部は、ウォーム及びウォームホイールを収容するギヤハウジングを有し、前記ギヤハウジングは、前記制御回路部材を収容する回路収容部と、該回路収容部に前記制御回路部材を挿入可能とする開口部とを有し、前記制御回路部材が前記センサ保持面と平行な方向から挿入可能とされた。
請求項7に記載の発明では、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記給電用ブラシを保持するブラシホルダを備え、前記ブラシホルダは、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部と、前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続されるとともに前記制御回路部材の前記ターミナルに接続されるホルダターミナルを有する。
請求項8に記載の発明では、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記ベース部材は、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部を有する。
請求項9に記載の発明では、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記ターミナルは、その一部が外部に露出するように前記ベース部材に埋設された。
請求項10に記載の発明では、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記板状部の表裏の前記扁平面に前記電気回路部品がそれぞれ配置された。
請求項11に記載の発明では、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記複数の電気回路部品は、モールドICを含む。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ベース部材は、樹脂材料よりなるため、従来のプリント基板に対してその形状を容易に複雑な形状とすることができる。よって、複数の電気回路部品の内の少なくとも1つを、他の電気回路部品に対して板状部の扁平面の直交方向に離間した位置に容易に配置することができる。その結果、モータのデッドスペースとなる部分に、制御回路部材を容易に配設することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、ベース部材は、回転センサを除く少なくとも1つの他の電気回路部品が配設される扁平面と、扁平面から直交方向に離間した位置に形成され回転センサが配設されるセンサ保持面とを有する。よって、モータに対する配置に制約のある回転センサを制約に沿って容易に配置しながらも、モータのデッドスペースとなる部分に、回転センサを除く電気回路部品を容易に配置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、センサ保持面は扁平面に対して平行に形成されるため、そのように回転センサとデッドスペースの位置関係が設定されるモータにおいて、請求項2に記載の発明の効果を得ることができる。しかも、センサ保持面は扁平面に対して平行に形成されるため、センサ保持面に配設される回転センサと扁平面に配設される電気回路部品とを、同方向から容易に配設(組み付け)することができる。
請求項4に記載の発明によれば、センサ保持面は、扁平面に対して傾斜するように形成されるため、そのように回転センサとデッドスペースの位置関係が設定されるモータにおいて、請求項2に記載の発明の効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、センサ保持面は、扁平面に対して直交するように形成されるため、そのように回転センサとデッドスペースの位置関係が設定されるモータにおいて、請求項2に記載の発明の効果を得ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、ギヤハウジングは、制御回路部材を収容する回路収容部と、該回路収容部に制御回路部材を挿入可能とする開口部とを有し、制御回路部材がセンサ保持面と平行な方向から挿入可能とされるため、制御回路部材をモータのデッドスペースに隙間を小さくしながら配設することができる。即ち、センサ保持面と平行でない方向から挿入される構成では、その挿入する際にセンサ保持面が通過する軌跡が大きくなってしまうが、センサ保持面と平行な方向から挿入すれば、前記軌跡が小さくなるため、制御回路部材をモータのデッドスペースに隙間を小さくしながら配設することが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、ブラシホルダは、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部と、給電用ブラシ及びコネクタ部に対して電気的に接続されるとともに制御回路部材のターミナルに接続されるホルダターミナルを有するため、制御回路部材を給電用ブラシ及びコネクタ部(外部コネクタ)に容易に電気的に接続することができる。又、この構成では、コネクタ部を含むブラシホルダを共通としながら、制御回路部材(電気回路部品)の仕様を容易に変更することができる。
請求項8に記載の発明によれば、ベース部材は、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部を有するため、例えば、電気回路部品の仕様及びコネクタ部の仕様を容易に同時に変更することができる。尚、ベース部材は、樹脂材料よりなりコネクタ部を容易に一体成形できることから、従来のプリント基板にコネクタ部を設ける場合のように、部品点数や組み付け工数が増加しない。
請求項9に記載の発明によれば、ターミナルは、その一部が外部に露出するようにベース部材に埋設される構成であるため、従来のプリント基板に比べて、電気回路部品等との接続に適した接続部を容易に形成することができる。即ち、電気回路部品と接続するための接続部を、プリント基板に比べて、容易に立体的に(扁平面からその直交方向に離間した位置に)形成することができる。
請求項10に記載の発明によれば、板状部の表裏の扁平面に電気回路部品がそれぞれ配置される構成であるため、扁平面の直交方向から見た面積を小さくしながら、多くの電気回路部品を配設することができる。
請求項11に記載の発明によれば、モールドICを含む電気回路部品を備えたものにおいて、請求項1乃至10に記載の発明の効果を得ることができる。
本発明によれば、デッドスペースとなる部分に、制御回路部材を容易に配設することができるモータを提供することができる。
以下、本発明を車両におけるパワーウインドウ装置用のモータ1に具体化した一実施の形態を図1〜図5に従って説明する。図1に示すように、モータ1は、モータ本体2と、該モータ本体2の回転を減速して出力するための減速部3とを備えている。
モータ本体2は、図1及び図2に示すように、扁平の略有底筒状に形成されたヨークハウジング(以下、単にヨークという)4と、該ヨーク4内面に固定された一対のマグネット5(図2参照)と、該ヨーク4内で回転可能に支持されるアーマチャ(電機子)6と、ブラシホルダ7と、一対の給電用ブラシ8とを備えている。
ブラシホルダ7は、樹脂材料よりなり、ホルダ本体7aと、フランジ部7bと、延出部7cと、コネクタ部7dと、ターミナル支持部7eとが一体形成されている。ホルダ本体7aは、前記ヨーク4の開口部内に略収容されるように形成されている。ホルダ本体7aの中央孔には軸受9が固定され、該軸受9にはアーマチャ6における回転軸10の先端側が回転可能に支持される。尚、回転軸10の先端はヨーク4の外部まで突出し、その突出した部分にはセンサ用マグネット10aが金属プレートを介して固定されている。又、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側には給電用ブラシ8が保持され、該給電用ブラシ8は前記回転軸10に固定された整流子11に押圧接触されている。
フランジ部7bは、前記ホルダ本体7aにフランジ状に(回転軸10を軸中心として径方向外側に)延出されている。延出部7cは、フランジ部7bにおけるヨーク4の扁平面4a(図1参照、図1及び図2中、紙面と平行な面)に沿った一方(図1及び図2中、右方)の端部から外部方向(前記径方向外側)に突出して形成され、その先端部にコネクタ部7dが形成されている。このコネクタ部7dは、前記扁平面4aの直交方向(図1及び図2中、紙面直交方向の紙面奥側)から図示しない外部コネクタが嵌着可能に形成されている。又、ターミナル支持部7eは、延出部7cから回転軸10に沿った軸方向に延びるように形成されている。
又、ブラシホルダ7には、ホルダターミナルとしてそれぞれ複数のブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13とが埋設(インサート成形)されている。ブラシ側ターミナル12は、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側から延出部7cに延びるとともに、その先端部である内部接続端子12aがターミナル支持部7eからモータ本体2の軸方向(図2中、下方向)に突出(露出)して形成されている。このブラシ側ターミナル12の基端部にはピッグテールを介して前記給電用ブラシ8が電気的に接続される。コネクタ側ターミナル13は、コネクタ部7dから延出部7cに延びるとともに、その先端部である内部接続端子13aがターミナル支持部7eからモータ本体2の軸方向(図2中、下方向)に突出(露出)して形成されている。このコネクタ側ターミナル13の基端部は、コネクタ部7dにおいて露出して外部接続端子13bを形成し、コネクタ部7dに外部コネクタが嵌着されることで該外部コネクタのターミナルに電気的に接続されることになる。又、前記内部接続端子12a,13aは、前記扁平面4aの直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って並設される。尚、図2では、内部接続端子12a,13aが紙面直交方向に並設されるため、1つしか図示されない。又、ブラシホルダ7において、フランジ部7b、延出部7c及びコネクタ部7dは、コネクタ部7dの外部接続端子13bと対応した部分等を除いて、エラストマよりなる防水部材14にて略覆われる。
減速部3は、ギヤハウジング21と、ウォームとしてのウォーム軸22と、ウォームホイール23と、クラッチ24(図2参照)と、制御回路部材25と、カバー26とを備える。
ギヤハウジング21は、樹脂材料よりなる。ギヤハウジング21は、固定部21aと、ウォーム収容部21bと、ホイール収容部21cと、回路収容部21dとを備える。
固定部21aは、ヨーク4の開口部に形成されたフランジ部4bと対応した形状に形成されて該フランジ部4bとネジ27にて固定され、該フランジ部4bとともに前記ブラシホルダ7のフランジ部7bを(防水部材14を介して)挟持する。
ウォーム収容部21bは、前記回転軸10の延長線上で筒状に延びて形成され、その内部にウォーム軸22を回転可能に支持する。又、ウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側には、ウォーム軸22と回転軸10とを駆動連結するクラッチ24(図2参照)が設けられている。クラッチ24は、回転軸10からの駆動力をウォーム軸22に伝達し、逆にウォーム軸22からの駆動力が回転軸10に伝達されないようウォーム軸22の回転をロックするように作動する。つまり、このクラッチ24は、負荷側から加わる力によるモータ1の回転を防止するために設けられている。
ホイール収容部21cは、ウォーム収容部21bと直交する方向で扁平の円盤形状に形成され、その内部にウォームホイール23を回転可能に支持する。尚、ウォーム収容部21bとホイール収容部21cとはその内部が一部で連通し、該連通部分でウォーム軸22とウォームホイール23とが歯合される。又、ホイール収容部21cは、前記ウォーム収容部21bに対して(中心として)前記コネクタ部7dの反対側(図1中、左側)に形成されている。又、ホイール収容部21cの扁平面21eは前記ヨーク4の扁平面4aに沿って形成され、ギヤハウジング21全体としては、その扁平面21eの直交方向から見た面がギヤハウジング21の扁平面ということになる。
回路収容部21dは、前記内部接続端子12a,13aと対応した位置であって、その内部に内部接続端子12a,13aが配置されるように形成されている。詳しくは、回路収容部21dは、ウォーム収容部21bに対して(中心として)ホイール収容部21cの反対側であって、ウォーム収容部21bとコネクタ部7dとの間(制御回路部材25を除いた構成ではモータ1のデッドスペースとなる部分)に形成されている。回路収容部21dは、その内部がウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側(前記センサ用マグネット10aと対応した部分)と連通している。又、回路収容部21dには、制御回路部材25を収容すべく制御回路部材25を回転軸10の軸方向に沿った方向から挿入可能とする開口部21fが形成されている。この開口部21fは、その開口方向(開口部21fと直交する方向)が回転軸10の軸方向及びその直交方向に対して傾斜するように設定されている。本実施の形態の開口部21fは、ギヤハウジング21の扁平面の直交方向から見てコネクタ部7dとウォーム収容部21bの先端側(モータ本体2の反対側)とを結ぶ傾斜した直線状に形成されている。尚、前記ブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13の各内部接続端子12a,13aは、開口部21fの開口方向外側から見て露出する(見える)位置に配置されている。そして、回路収容部21dには、制御回路部材25が略収容される。
制御回路部材25は、図3〜図5に示すように、保持部材31、モールドIC32、ヒートシンク33、複数のコンデンサ34a〜34c、チョークコイル35、及び回転センサとしてのホールIC36等を備える。尚、本実施の形態では、モールドIC32、複数のコンデンサ34a〜34c、チョークコイル35、及びホールIC36が複数の電気回路部品を構成している。
保持部材31は、樹脂材料よりなるベース部材41と、ベース部材41に配設された(インサート成形された)複数のターミナル42(図5参照)とを有する。ベース部材41は、四角形の略扁平形状(板状)の板状部41aと、板状部41aの長手方向両端から板状部41aの一方の扁平面41bの直交方向に立設された一対の端子接続台41c,41dと、一方の端子接続台41cから前記板状部41aの長手方向に沿って(外側に)延びるセンサ保持部41eとを備える。尚、本実施の形態のセンサ保持部41eは、端子接続台41cからその立設方向に沿った2段階の段差部41fを介して形成されている。又、センサ保持部41eの扁平面であるセンサ保持面41gは、板状部41aの前記扁平面41bから該扁平面41bの直交方向に離間した位置に形成され、本実施の形態のセンサ保持面41gは前記扁平面41bに対して平行に形成されている。
又、板状部41aにおいて一方の前記扁平面41bには、端子接続台41c,41dの立設方向に沿って(即ち板状部41aの扁平面41bの直交方向に)立設される載置部41hが形成されている。載置部41hは、扁平面41bにおける四隅に対応して4箇所(図3中、2つのみ図示)に形成されている。
又、板状部41aにおいて他方の(前記扁平面41bの裏の)扁平面41iには、図4に示すように、その扁平面41iの直交方向(図4中、紙面手前方向)に沿って立設される枠部41j及び複数の部品支持部41kが形成されている。枠部41jは、扁平面41iの直交方向から見て(図4参照)前記チョークコイル35に対応した(囲うような)環状に形成されている。そして、本実施の形態では、枠部41jの内壁が扁平面41iの直交方向に凹状の桶部41lを構成している。又、部品支持部41kは、複数の前記コンデンサ34a〜34cにそれぞれ対応し、枠部41jの外壁と共に各コンデンサ34a〜34cの外周を支持すべく形成されている。又、枠部41jの一部、及び部品支持部41kの一部には、コンデンサ34aを組み付け位置に案内するための案内部としてのテーパ部41mが形成されている。テーパ部41mは、扁平面41iの直交方向から見て(図4参照)コンデンサ34aが組み付けられる位置に向かって枠部41j及び部品支持部41kの頂部から扁平面41i側に傾斜している。
前記複数のターミナル42は、図5に示すように、それぞれ一部が(ベース部材41の)外部に露出するように設けられたIC接続部42a(図5参照)、コンデンサ接続部42b、コイル接続部42c、センサ接続部42d(図5中、破線で示す)、及び外部接続部42e等を有する。IC接続部42aは、端子接続台41c,41d上に露出するように配設される。尚、本実施の形態のIC接続部42aは、扁平面41bに対して平行ではなく、(3°)傾斜するように設定されている。又、コンデンサ接続部42b及びコイル接続部42cは、前記扁平面41b上に露出するように配設される。このコンデンサ接続部42b及びコイル接続部42cは、板状部41aを貫通する孔と対応した孔を有する。又、センサ接続部42dは、センサ保持面41g上に露出するように配設される。又、外部接続部42eは、前記ブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13aと対応する位置(図2参照)において板状部41aの他方の扁平面41iから突出するように立設される。
モールドIC32は、半導体素子が搭載(埋設)された略四角形の略平板状の樹脂材よりなるベース部(パッケージ)51を有し、ベース部51の平面(その長手方向)に沿った方向の外部に前記半導体素子と電気的に接続された複数のリード端子52が引き出されている。又、本実施の形態のモータ1は駆動回路としてのリレーを備えず、モールドIC32が搭載する半導体素子が駆動回路としてのパワーMOSFETを含んでいる。そして、モールドIC32は、ホールIC36にて検出されるセンサ用マグネット10a(回転軸10)の回転速度等に応じて車両ウインドウガラスに挟み込みが発生したと判断すると、給電用ブラシ8(モータ本体2)に逆回転電流を供給するといった、挟み込み防止制御を行うものである。
そして、モールドIC32は、図3及び図5に示すように、そのベース部51の平面が板状部41aの一方の扁平面41b上に配設(詳しくは扁平面41bと対向するように載置部41eに接着)される。そして、リード端子52の先端部とターミナル42のIC接続部42aとは溶接によって接続固定される。
又、ヒートシンク33は、アルミ合金より略四角形の略平板状に形成されている。ヒートシンク33は、モールドIC32(半導体素子)が発生した熱を放熱すべく、その平面がモールドIC32のベース部51の平面(板状部41aと対向する側と反対側の平面)に当接するように固定(接着)されている。
又、コンデンサ34a〜34cは、図3〜図5に示すように、板状部41aの他方の扁平面41i上に配設される。このコンデンサ34a〜34cは、その外周が枠部41jの外壁及び部品支持部41kと当接され、該枠部41jの外壁及び部品支持部41kによって支持される。又、コンデンサ34aは、その組み付け時、テーパ部41mによって組み付け位置に案内される。詳しくは、組み付け時、扁平面41iの直交方向から見た(図4参照)組み付け位置に対するコンデンサ34aの位置決めを高精度としなくても、コンデンサ34aを扁平面41iに近づけていく際にテーパ部41mによって(摺動されることで)コンデンサ34aが組み付け位置に案内される。そして、コンデンサ34a〜34cの端子は、図5に示すように、板状部41aを貫通する孔(コンデンサ接続部42bの孔を含む)に挿通され、コンデンサ接続部42bにはんだによって接続固定される。尚、このはんだ付けは、モールドIC32が固定される前に扁平面41b側から行われる。
又、チョークコイル35は、図3〜図5に示すように、板状部41aの他方の扁平面41i上に配設される。詳しくは、チョークコイル35は、その一部が前記桶部41l内に配置され、該桶部41l内に充填されたホットメルト61を介して扁平面41i上に配設される。そして、チョークコイル35の端子は、図5に示すように、板状部41aを貫通する孔(コイル接続部42cの孔を含む)に挿通され、コイル接続部42cにはんだによって接続固定される。尚、このはんだ付けは、モールドIC32が固定される前に扁平面41b側から行われる。
又、ホールIC36は、図3及び図5に示すように、センサ保持部41eのセンサ保持面41g上に配設される。そして、ホールIC36の端子とターミナル42のセンサ接続部42dとは溶接によって接続固定される。尚、このホールIC36は、その内部に2つの図示しないホール素子を有する。
上記のように構成される制御回路部材25は、モータ本体2と減速部3とが組み付けられた状態で前記開口部21fからギヤハウジング21(回路収容部21d)内に、その一部が外部に突出するように組み付けられる。尚、このとき、制御回路部材25は、前記センサ保持面41gと平行な方向(センサ保持面41gに沿った方向)であって、アーマチャ6における回転軸10に沿った方向から開口部21fに挿入されて組み付けられる。そして、このように組み付けられることで、複数の外部接続部42eがブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13a(給電用ブラシ8及びコネクタ部7d)に対してそれぞれ電気的に接続可能に配置される。そして、開口部21fの開口方向外側から見て露出した複数の外部接続部42eは、内部接続端子12a,13aにそれぞれ溶接されて電気的に接続される。
そして、ギヤハウジング21の前記開口部21fには、制御回路部材25を組み付けた状態で、開口部21fを閉塞すべく金属製のカバー26がかしめられて固定される。カバー26は、モールドIC32が発生する熱を、ヒートシンク33を介して外部へ放熱する。
上記のように構成されたパワーウインドウ装置用のモータ1は、車両ドア内に配設され、ウォームホイール23に連結された出力軸23a(図1参照)が図示しないレギュレータ等を介して車両ウインドウガラスに駆動連結される。
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)板状部41aを有するベース部材41は、樹脂材料よりなるため、従来のプリント基板に対してその形状を容易に複雑な形状とすることができる。よって、複数の電気回路部品(モールドIC32、複数のコンデンサ34a〜34c、チョークコイル35、及びホールIC36)の内の少なくとも1つを、他の電気回路部品に対して板状部41aの扁平面41b,41iの直交方向に離間した位置に容易に配置することができる。
詳しくは、本実施の形態では、ベース部材41は、モールドIC32、複数のコンデンサ34a〜34c及びチョークコイル35が配設される板状部41aの扁平面41b,41iと、扁平面41b,41iから直交方向に離間した位置に形成されホールIC36が配設されるセンサ保持面41gとを有する。よって、モータ1に対する配置に制約のあるホールIC36を制約に沿って容易に配置しながらも、モータ1のデッドスペースとなる部分に、ホールIC36を除く電気回路部品(モールドIC32、複数のコンデンサ34a〜34c及びチョークコイル35)を容易に配置することができる。
(2)センサ保持面41gは扁平面41b,41iに対して平行に形成されるため、そのようにホールIC36(の制約)とデッドスペースの位置関係が設定された本実施の形態のモータ1において、上記(1)に記載の効果を得ることができる。しかも、センサ保持面41gは扁平面41bに対して平行に形成されるため、センサ保持面41gに配設されるホールIC36と扁平面41bに配設されるモールドIC32とを、同方向から容易に配設(組み付け)することができる。
(3)ギヤハウジング21は、制御回路部材25を収容する回路収容部21dと、該回路収容部21dに制御回路部材25を挿入可能とする開口部21fとを有し、制御回路部材25がセンサ保持面41gと平行な方向から挿入可能とされるため、制御回路部材25をモータ1のデッドスペースに隙間を小さくしながら配設することができる。即ち、制御回路部材25がセンサ保持面41gと平行でない方向から挿入される構成では、その挿入する際にセンサ保持面41gが通過する軌跡が大きくなってしまうが、センサ保持面41gと平行な方向から挿入すれば、前記軌跡が小さくなるため、制御回路部材25をモータ1のデッドスペースに隙間を小さくしながら配設することが可能となる。
(4)ブラシホルダ7は、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部7dと、給電用ブラシ8及びコネクタ部7dに対して電気的に接続されるとともに制御回路部材25のターミナル42に接続されるブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13とを有する。よって、制御回路部材25を給電用ブラシ8及びコネクタ部7d(外部コネクタ)に容易に電気的に接続することができる。又、この構成では、コネクタ部7dを含むブラシホルダ7を共通としながら、制御回路部材25(電気回路部品)の仕様を容易に変更することができる。
(5)ターミナル42は、その一部が外部に露出するようにベース部材41に埋設される構成であるため、従来のプリント基板に比べて、電気回路部品(モールドIC32、複数のコンデンサ34a〜34c、チョークコイル35、及びホールIC36)との接続に適した接続部を容易に形成することができる。即ち、電気回路部品と接続するための接続部を、プリント基板に比べて、容易に立体的に(扁平面からその直交方向に離間した位置に)形成することができる。本実施の形態では、IC接続部42a、コンデンサ接続部42b、コイル接続部42c、センサ接続部42d、及び外部接続部42eの内、特に、板状部41aにないIC接続部42a、センサ接続部42d、及び外部接続部42eを容易に形成することができる。
(6)板状部41aの表裏の扁平面41b,41iに電気回路部品(モールドIC32、複数のコンデンサ34a〜34c、及びチョークコイル35)がそれぞれ配置される構成であるため、扁平面41b,41iの直交方向から見た面積を小さくしながら、多くの電気回路部品を配設することができる。
(7)ギヤハウジング21は、制御回路部材25を収容する回路収容部21dを有し、回路収容部21dは、ウォーム収容部21b(ウォーム軸22)を中心としてホイール収容部21c(ウォームホイール23)の反対側に形成される。よって、制御回路部材25を除いた構成ではモータ1のデッドスペースとなる部分に制御回路部材25が配設される。
(8)ベース部材41は、コンデンサ34a〜34cを支持するための部品支持部41k(及び枠部41j)を有するため、例えば、外部の衝撃に対してコンデンサ34a〜34cを安定して保持することができる。しかも、ベース部材41は、樹脂材料よりなり部品支持部41k(及び枠部41j)を容易に一体成形できることから、従来のプリント基板に部品支持部を設ける場合のように、部品点数や組み付け工数等が増加しない。
(9)ベース部材41は、コンデンサ34aを組み付け位置に案内可能なテーパ部41mを有するため、コンデンサ34aを組み付け位置に容易に配置することができる。しかも、ベース部材41は、樹脂材料よりなりテーパ部41mを容易に一体成形できることから、従来のプリント基板にテーパ部(案内部)を設ける場合のように、部品点数や組み付け工数等が増加しない。
(10)ベース部材41は、扁平面41iの直交方向に凹状の桶部41lを有し、チョークコイル35は、その一部が桶部41l内に配置され、該桶部41l内に充填されたホットメルト61を介してベース部材41(扁平面41i上)に配設される。よって、例えば、チョークコイル35の端子とターミナル42とがはんだにて接続固定された場合の応力をホットメルト61にて吸収することができる。詳しくは、チョークコイル35をベース部材41に一般的なエポキシ系の接着剤にて固定し、端子とターミナル42とをはんだにて接続固定する場合では、熱衝撃等によりはんだ部に応力がかかり亀裂が発生するといった虞があるが、ホットメルト61は前記接着剤に比べて弾性が大きいため、応力をホットメルト61にて吸収することができる。又、ホットメルト61を採用したため、エポキシ系の接着剤を用いた場合に比べて硬化炉を不要とすることができるとともに、製造時間(タクト時間)を短くすることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、センサ保持面41gは扁平面41b,41iに対して平行に形成されるとしたが、扁平面41b,41iから直交方向に離間した位置に形成されれば、他の形状に変更してもよい。例えば、図6に示すように、センサ保持面71が扁平面41b,41iに対して傾斜するように形成し、そのセンサ保持面71上にホールIC36を配設してもよい。又、例えば、図7に示すように、センサ保持面72が扁平面41b,41iに対して直交するように(直交する方向に沿って延びるように)形成し、そのセンサ保持面72上にホールIC36を配設してもよい。これらのように変更しても、これらのようにホールIC36とデッドスペースの位置関係が設定されるモータにおいて、上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。尚、この場合、勿論、上記実施の形態のターミナル42等の形状を適宜変更する必要がある。
・上記実施の形態では、ホールIC36を、他の電気回路部品(モールドIC32、複数のコンデンサ34a〜34c、及びチョークコイル35)に対して板状部41aの扁平面41b,41iの直交方向に離間した位置に配置するとしたが、これに限定されず、離間させる電気回路部品を変更してもよい。即ち、種類や仕様の異なるモータでは、各電気回路部品の配置の制約が異なることになるが、その制約に応じて、離間させる電気回路部品を変更することで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施の形態では、制御回路部材25がセンサ保持面41gと平行な方向から挿入可能とされるとしたが、これに限定されず、他の方向(センサ保持面41gと平行でない方向)から挿入可能とし、他の方向から挿入される構成としてもよい。
・上記実施の形態では、ブラシホルダ7は、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部7dを有するとしたが、これに限定されず、コネクタ部7dが形成されていないブラシホルダに変更してもよい。この場合、例えば、制御回路部材のベース部材が、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部を有するように変更してもよい。このようにすると、例えば、電気回路部品の仕様及びコネクタ部の仕様を容易に同時に変更することができる。又、ベース部材は、樹脂材料よりなりコネクタ部を容易に一体成形できることから、従来のプリント基板にコネクタ部を設ける場合のように、部品点数や組み付け工数が増加しない。
・上記実施の形態では、板状部41aの表裏の扁平面41b,41iに電気回路部品(モールドIC32、複数のコンデンサ34a〜34c、及びチョークコイル35)がそれぞれ配置されるとしたが、これに限定されず、いずれか1つの扁平面にのみ電気回路部品が配置されるようにしてもよい。
・上記実施の形態では、ギヤハウジング21の回路収容部21dは、ウォーム収容部21b(ウォーム軸22)を中心としてホイール収容部21c(ウォームホイール23)の反対側に形成されるとしたが、回路収容部を他の位置に形成してもよい。即ち、上記実施の形態とは異なる構成の減速部とした場合など、デッドスペースとなる部分が異なる場合があるが、そのデッドスペースとなる部分に回路収容部を形成してもよい。
・上記実施の形態では、ベース部材41は、コンデンサ34a〜34cを支持するための部品支持部41k(及び枠部41j)を有するとしたが、例えばLIN通信用の発振子等、他の電気回路部品を支持するための部品支持部を形成してもよいし、部品支持部41kを省略してもよい。
・上記実施の形態では、ベース部材41は、コンデンサ34aを組み付け位置に案内可能なテーパ部41mを有するとしたが、他の電気回路部品を組み付け位置に案内可能なテーパ部を形成してもよいし、テーパ部41mを省略してもよい。又、テーパ部41mは、電気回路部品を組み付け位置に案内可能であれば、例えば、曲面状の案内部等、他の形状の案内部に変更してもよい。
・上記実施の形態では、ベース部材41は桶部41lを有し、チョークコイル35は桶部41l内に充填されたホットメルト61を介してベース部材41(扁平面41i上)に固定されるとしたが、他の電気回路部品を同様にホットメルトを介して固定してもよいし、チョークコイル35をエポキシ系の接着剤にて固定してもよい。
・上記実施の形態では、制御回路部材25はコンデンサ34a〜34cやチョークコイル35やホールIC36等を備えるとしたが、それらを備えていない(例えばチョークコイル35を備えていない)制御回路部材に具体化してもよいし、更に他の部品(例えばLIN通信用の発振子等)を備える制御回路部材に変更してもよい。
・上記実施の形態では、パワーウインドウ装置に用いられるモータ1に具体化したが、例えば、サンルーフモータやドアクローザモータ等、他の装置用のモータに具体化してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1乃至11のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記減速部は、ウォーム及びウォームホイールを収容するギヤハウジングを有し、前記ギヤハウジングは、前記制御回路部材を収容する回路収容部を有し、前記回路収容部は、前記ウォームを中心として前記ウォームホイールの反対側に形成されたことを特徴とするモータ。このようにすると、制御回路部材を除いた構成ではモータのデッドスペースとなる部分に制御回路部材が配設される。
(ロ)請求項1乃至11及び上記(イ)のいずれか1つに記載のモータにおいて、前記ベース部材は、前記電気回路部品を支持するための部品支持部を有することを特徴とするモータ。このようにすると、例えば、外部の衝撃に対して電気回路部品を安定して保持することができる。しかも、ベース部材は、樹脂材料よりなり部品支持部を容易に一体成形できることから、従来のプリント基板に部品支持部を設ける場合のように、部品点数や組み付け工数等が増加しない。
(ハ)請求項1乃至11及び上記(イ)、(ロ)のいずれか1つに記載のモータにおいて、前記ベース部材は、前記電気回路部品を組み付け位置に案内可能な案内部を有することを特徴とするモータ。このようにすると、例えば、電気回路部品を組み付け位置に容易に配置することができる。しかも、ベース部材は、樹脂材料よりなり案内部を容易に一体成形できることから、従来のプリント基板に案内部を設ける場合のように、部品点数や組み付け工数等が増加しない。
(ニ)請求項1乃至11及び上記(イ)、(ロ)、(ハ)のいずれか1つに記載のモータにおいて、前記ベース部材は、前記扁平面の直交方向に凹状の桶部を有し、前記電気回路部品は、その少なくとも一部が前記桶部内に配置され、該桶部内に充填されたホットメルトを介して前記ベース部材に固定されたことを特徴とするモータ。このようにすると、電気回路部品は桶部内に充填されたホットメルトを介してベース部材に固定されるため、例えば、電気回路部品(の端子)と前記ターミナルとがはんだにて接続固定された場合の応力をホットメルトにて吸収することができる。詳しくは、電気回路部品をベース部材に一般的なエポキシ系の接着剤にて固定し、電気回路部品(の端子)とターミナルとをはんだにて接続固定する場合では、熱衝撃等によりはんだ部に応力がかかり亀裂が発生するといった虞があるが、ホットメルトはエポキシ系の接着剤に比べて弾性が大きいため、応力をホットメルトにて吸収することができる。又、ホットメルトを採用したため、エポキシ系の接着剤を用いた場合に比べて硬化炉を不要とすることができるとともに、製造時間(タクト時間)を短くすることができる。
本実施の形態におけるモータの平面図。 本実施の形態におけるモータの一部断面図。 本実施の形態における制御回路部材の平面図。 本実施の形態における制御回路部材の右側面図。 本実施の形態における制御回路部材の底面図。 別例における制御回路部材の底面図。 別例における制御回路部材の底面図。
符号の説明
2…モータ本体、3…減速部、7…ブラシホルダ、7d…コネクタ部、8…給電用ブラシ、12…ブラシ側ターミナル(ホルダターミナル)、13…コネクタ側ターミナル(ホルダターミナル)、21…ギヤハウジング、21d…回路収容部、21f…開口部、22…ウォーム軸(ウォーム)、23…ウォームホイール、25…制御回路部材、32…モールドIC(電気回路部品)、34a〜34c…コンデンサ34(電気回路部品)、35…チョークコイル(電気回路部品)、36…ホールIC(回転センサ及び電気回路部品)、41…ベース部材、41a…板状部、41b,41i…扁平面、41g,71,72…センサ保持面、42…ターミナル。

Claims (11)

  1. 複数の給電用ブラシを有するモータ本体と、該モータ本体の回転を減速するための減速部と、前記モータ本体の回転を制御するための制御回路部材とを備えたモータであって、
    前記制御回路部材は、
    略扁平形状の板状部を有するベース部材と、
    前記ベース部材に設けられ、その少なくとも1つが前記給電用ブラシに電気的に接続される複数のターミナルと、
    前記ベース部材に配設され、前記モータ本体の回転を制御するための複数の電気回路部品とを備え、
    前記ベース部材は、樹脂材料よりなり、
    前記複数の電気回路部品の内の少なくとも1つは、他の前記電気回路部品に対して前記板状部の扁平面の直交方向に離間した位置に配置されたことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記複数の電気回路部品は、前記モータ本体の回転を検知するための回転センサを含み、
    前記ベース部材は、前記回転センサを除く少なくとも1つの他の前記電気回路部品が配設される前記扁平面と、前記扁平面から直交方向に離間した位置に形成され前記回転センサが配設されるセンサ保持面とを有することを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記センサ保持面は、前記扁平面に対して平行に形成されたことを特徴とするモータ。
  4. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記センサ保持面は、前記扁平面に対して傾斜するように形成されたことを特徴とするモータ。
  5. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記センサ保持面は、前記扁平面に対して直交するように形成されたことを特徴とするモータ。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記減速部は、ウォーム及びウォームホイールを収容するギヤハウジングを有し、
    前記ギヤハウジングは、前記制御回路部材を収容する回路収容部と、該回路収容部に前記制御回路部材を挿入可能とする開口部とを有し、前記制御回路部材が前記センサ保持面と平行な方向から挿入可能とされたことを特徴とするモータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記給電用ブラシを保持するブラシホルダを備え、
    前記ブラシホルダは、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部と、前記給電用ブラシ及び前記コネクタ部に対して電気的に接続されるとともに前記制御回路部材の前記ターミナルに接続されるホルダターミナルを有することを特徴とするモータ。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ベース部材は、外部コネクタが嵌着可能なコネクタ部を有することを特徴とするモータ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ターミナルは、その一部が外部に露出するように前記ベース部材に埋設されたことを特徴とするモータ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記板状部の表裏の前記扁平面に前記電気回路部品がそれぞれ配置されたことを特徴とするモータ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記複数の電気回路部品は、モールドICを含むことを特徴とするモータ。
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