JP2010166680A - 制御回路部材及びモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板を回路収容部に対して容易に組み付けることができる制御回路部材及びモータを提供する。
【解決手段】制御回路部材25は、回転軸10に一体回転可能に設けられたセンサ用マグネット10aと対向配置されるホールIC33が実装された回路基板32と、回路収容部21dに対し回路基板32を支持するための基板支持部材31とから構成されている。そして、制御回路部材25は、ギヤハウジング21の回路収容部21dに対し回転軸10の軸方向から挿入され、回路基板32は、ホールIC33をセンサ用マグネット10aに接近させるべく回転軸10の軸方向に対して傾斜した状態で設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転検出素子を実装した回路基板を有する制御回路部材、及びその制御回路部材を備えたモータに関するものである。
従来、この種のモータは、回転軸を有するモータ本体と、モータ本体と一体に組み付けられ、回転軸の回転を減速出力する減速ギヤを収容するギヤハウジングと、ギヤハウジングに設けた回路収容部内に収容される制御回路部材とを備えている(例えば特許文献1参照)。制御回路部材は、回転軸の回転を検出するための回転検出素子(ホールIC等)が実装された回路基板を有している。この回転検出素子は、回転軸に一体回転可能に設けられた検出用マグネットと近い位置で対向するように配置する必要があるため、例えば特許文献1のモータでは、回転検出素子が実装される回路基板の素子取付部が検出用マグネットの近傍へと延びた形状をなしており、回路基板は、ギヤハウジングの回路収容部に対して素子取付部の延出方向(回転軸に対して垂直方向又は傾斜方向)に挿入して組み付けられるようになっている。
米国特許第5245258号明細書
しかしながら、上記のようなモータでは、モータ本体とギヤハウジングとが回転軸の軸方向に組み付けられる構成になっているのに対し、回路基板が回転軸に対して垂直方向又は傾斜方向に組み付けられるため、回路基板の回路収容部への組み付けが煩雑なものとなっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、回路基板を回路収容部に対して容易に組み付けることができる制御回路部材及びモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転軸を有するモータ本体と、該モータ本体と一体に組み付けられ、前記回転軸の回転を減速出力する減速ギヤを収容するギヤハウジングとを備えたモータに設けられるものであり、前記回転軸に一体回転可能に設けられた検出用マグネットと対向配置される回転検出素子が実装された回路基板と、前記ギヤハウジングに設けた回路収容部に対し前記回路基板を支持するための基板支持部材とから構成された制御回路部材であって、前記回路収容部に前記回転軸の軸方向から挿入可能に構成され、前記回路基板は、前記回転検出素子を前記検出用マグネットに接近させるべく前記回転軸の軸方向に対して傾斜した状態で前記回路収容部内に配置可能に構成されたことを特徴とする。
この発明では、制御回路部材は、ギヤハウジングの回路収容部に対し回転軸の軸方向から挿入され、その制御回路部材の回路基板は、回転検出素子を検出用マグネットに接近させるべく回転軸の軸方向に対して傾斜した状態で設けられる。このため、回路基板に実装された回転検出素子が検出用マグネットと近い位置で対向するように構成しつつも、回路基板を回路収容部に対し容易に組み付けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御回路部材において、前記基板支持部材は、その幅方向から見て前記回転軸の軸方向と平行をなすベース部と、該ベース部から垂直に延出され先端部に固定凸部を有する基板取付部とを備え、前記回路基板は、前記基板取付部に対して傾斜した状態で板面垂直方向に組み付けられ、該回路基板に貫通形成された固定用孔に前記固定凸部が挿入されて固定されるものであって、前記基板支持部材の幅方向から見て、前記固定凸部における前記回転検出素子側の縁部が前記回路基板の組み付け方向と平行をなすとともに、反回転検出素子側の縁部が前記基板取付部の延出方向と平行をなすように形成されたことを特徴とする。
この発明では、固定凸部における反回転検出素子側の縁部が、基板支持部材の幅方向から見て、基板取付部の延出方向と平行をなすため、基板支持部材の成形金型を基板取付部の延出方向に抜く構成の場合に、固定凸部がアンダーカットとならないように構成することが可能となる。また、固定凸部における回転検出素子側の縁部が回路基板の組み付け方向と平行をなすため、固定凸部を回路基板の固定用孔に対して好適な形状とすることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の制御回路部材において、前記基板支持部材には、前記回路基板における前記基板支持部材側の面に実装される電気部品を挿通可能な挿通部が形成されたことを特徴とする。
この発明では、基板支持部材と回路基板とを近づけて構成できるため、制御回路部材の小型化が可能となる。また、基板支持部材と回路基板とを近づけて構成しつつも、基板支持部材における回路基板を支持する部位のレイアウトの自由度の低下を抑えることが可能となり、その結果、回路基板を安定して支持することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御回路部材において、前記基板支持部材には、前記回路基板に貫通形成された端子挿通孔に挿通され前記回路基板と電気的に接続される接続端子が前記回転軸の軸方向に対して垂直に設けられ、前記接続端子の先端部には、前記回路基板の組み付けの際の前記端子挿通孔との干渉を回避するための傾斜部が形成されたことを特徴とする。
この発明では、接続端子を回転軸の軸方向に対して垂直に設けることが可能となるため、基板支持部材を容易に製造することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、回転軸を有するモータ本体と、前記モータ本体と一体に組み付けられ、前記回転軸の回転を減速出力する減速ギヤを収容するギヤハウジングと、前記ギヤハウジングに設けた回路収容部内に収容される制御回路部材とを備えたモータであって、前記制御回路部材は、前記回転軸に一体回転可能に設けられた検出用マグネットと対向配置される回転検出素子が実装された回路基板と、前記回路収容部に対し前記回路基板を支持するための基板支持部材とから構成され、前記回路収容部は、前記制御回路部材を前記回転軸の軸方向から挿入可能に構成され、前記制御回路部材の回路基板は、前記回転検出素子を前記検出用マグネットに接近させるべく前記回転軸の軸方向に対して傾斜した状態で設けられたことを特徴とする。
この発明では、制御回路部材は、ギヤハウジングの回路収容部に対し回転軸の軸方向から挿入され、その制御回路部材の回路基板は、回転検出素子を検出用マグネットに接近させるべく回転軸の軸方向に対して傾斜した状態で設けられる。このため、回路基板に実装された回転検出素子が検出用マグネットと近い位置で対向するように構成しつつも、回路基板を回路収容部に対し容易に組み付けることができる。
従って、上記記載の発明によれば、回路基板を回路収容部に対して容易に組み付けることができる。
本実施形態のモータの側面図。 モータの一部断面図。 モータの分解図。 (a)制御回路部材の側面図、(b)同図(a)の一部拡大図、(c)同図(a)の一部拡大図、(d)制御回路部材の正面図。
以下、本発明を車両におけるパワーウインドウ装置用のモータに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1に示すように、本実施形態のモータ1は、モータ本体2と、該モータ本体2の回転を減速して出力するための減速部3を備えている。
モータ本体2は、図1及び図2に示すように、扁平の略有底筒状に形成されたヨークハウジング(以下、単にヨークという)4と、該ヨーク4内面に固定された一対のマグネット5(図2参照)と、該ヨーク4内で回転可能に支持されるアーマチャ(電機子)6と、ブラシホルダ7と、一対の給電用ブラシ8とを備えている。
ブラシホルダ7は、樹脂材料よりなり、ホルダ本体7aと、フランジ部7bと、延出部7cと、コネクタ部7dと、ターミナル支持部7eとが一体形成されている。ホルダ本体7aは、前記ヨーク4の開口部内に略収容されるように形成されている。ホルダ本体7aの中央孔には軸受9が固定され、該軸受9にはアーマチャ6における回転軸10の先端側が回転可能に支持される。尚、回転軸10の先端はヨーク4の外部まで突出し、その突出した部分にはセンサ用マグネット10a(検出用マグネット)が金属プレート10bを介して固定されている。又、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側には給電用ブラシ8が保持され、該給電用ブラシ8は前記回転軸10に固定された整流子11に押圧接触されている。
フランジ部7bは、前記ホルダ本体7aにフランジ状に(回転軸10を軸中心として径方向外側に)延出されている。延出部7cは、フランジ部7bにおけるヨーク4の扁平面4a(図1参照、図1及び図2中、紙面と平行な面)に沿った一方(図1及び図2中、右方)の端部から外部方向(前記径方向外側)に突出して形成され、その先端部にコネクタ部7dが形成されている。このコネクタ部7dは、前記扁平面4aの直交方向(図1及び図2中、紙面直交方向の紙面奥側)から図示しない外部コネクタが嵌着可能に形成されている。又、ターミナル支持部7eは、延出部7cから回転軸10に沿った軸方向に延びるように形成されている。
又、ブラシホルダ7には、複数のブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13とが埋設(インサート成形)されている。ブラシ側ターミナル12は、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側から延出部7cに延びており、該ターミナル12の基端部にはピッグテールを介して前記給電用ブラシ8が電気的に接続される。コネクタ側ターミナル13は、コネクタ部7dから延出部7cに延びており、該ターミナル13の基端部はコネクタ部7dにおいて露出して外部接続端子13aを形成し、コネクタ部7dに前記外部コネクタが嵌着されることで該外部コネクタのターミナルに電気的に接続される。
又、ブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の各先端部は、内部接続端子14としてターミナル支持部7eからモータ本体2の軸方向(図2中、下方向)に突出(露出)されている。内部接続端子14は複数本設けられ、前記扁平面4aの直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って並設される。尚、図2では、内部接続端子14が紙面直交方向に並設されるため、1つしか図示されない。
又、ブラシホルダ7において、フランジ部7b、延出部7c及びコネクタ部7dは、コネクタ部7dの外部接続端子13aと対応した部分等を除いて、エラストマよりなる防水部材15にて略覆われる。
減速部3は、ギヤハウジング21と、ウォーム軸22と、ウォームホイール23と、クラッチ24(図2参照)と、制御回路部材25と、カバー26とを備える。
ギヤハウジング21は、樹脂材料よりなる。ギヤハウジング21は、固定部21aと、ウォーム収容部21bと、ホイール収容部21cと、回路収容部21dとを備える。
固定部21aは、ヨーク4の開口部に形成されたフランジ部4bと対応した形状に形成されて該フランジ部4bとネジ27にて固定され、該フランジ部4bとともに前記ブラシホルダ7のフランジ部7bを(防水部材15を介して)挟持する。
ウォーム収容部21bは、前記回転軸10の延長線上で筒状に延びて形成され、その内部にウォーム軸22を回転可能に支持する。又、ウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側には、ウォーム軸22と回転軸10とを駆動連結するクラッチ24(図2参照)が設けられている。クラッチ24は、回転軸10からの駆動力をウォーム軸22に伝達し、逆にウォーム軸22からの駆動力が回転軸10に伝達されないようウォーム軸22の回転をロックするように作動する。つまり、このクラッチ24は、負荷側から加わる力によるモータ1の回転を防止するために設けられている。
ホイール収容部21cは、ウォーム収容部21bと直交する方向で扁平の円盤形状に形成され、その内部にウォームホイール23を回転可能に支持する。尚、ウォーム収容部21bとホイール収容部21cとはその内部が一部で連通し、該連通部分でウォーム軸22とウォームホイール23とが歯合される。又、ホイール収容部21cは、前記ウォーム収容部21bに対して(中心として)前記コネクタ部7dの反対側(図1中、左側)に形成されている。又、ホイール収容部21cの扁平面21eは前記ヨーク4の扁平面4aに沿って形成され、ギヤハウジング21全体としては、その扁平面21eの直交方向から見た面がギヤハウジング21の扁平面ということになる。
回路収容部21dは、前記内部接続端子14と対応した位置であって、その内部に内部接続端子14が配置されるように形成されている。詳しくは、回路収容部21dは、ウォーム収容部21bに対して(中心として)ホイール収容部21cの反対側であって、ウォーム収容部21bとコネクタ部7dとの間(制御回路部材25を除いた構成ではモータ1のデッドスペースとなる部分)に形成されている。回路収容部21dは、その内部がウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側(前記センサ用マグネット10aと対応した部分)と連通している。又、回路収容部21dには、制御回路部材25を収容すべく制御回路部材25を回転軸10の軸方向に沿った方向から挿入可能とする開口部21fが形成されている。この開口部21fは、その開口方向(開口部21fと直交する方向)が回転軸10の軸方向及びその直交方向に対して傾斜するように設定されている。本実施形態の開口部21fは、ギヤハウジング21の扁平面の直交方向から見てコネクタ部7dとウォーム収容部21bの先端側(モータ本体2の反対側)とを結ぶ傾斜した直線状に形成されている。尚、前記ブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13の各内部接続端子14は、開口部21fの開口方向外側から見て露出する(見える)位置に配置されている。そして、回路収容部21dには、制御回路部材25が略収容される。
制御回路部材25は、図2及び図4(a)(b)(c)(d)に示すように、ギヤハウジング21の回路収容部21dに固定される基板支持部材31と、その基板支持部材31に支持された回路基板32とを備えている。
基板支持部材31は、樹脂材料よりなり、回転軸10の軸方向と平行をなすベース部41を有している。ベース部41は、図4(d)に示すように、回転軸10の軸方向に対して垂直方向に貫通する挿通部42a,42bを有するフレーム状をなしている。尚、ベース部41の長手方向中間部に位置する挿通部42aは、矩形状の孔であり、その下部に位置する挿通部42bは、切り欠き状をなしている。ベース部41の幅方向両側にはそれぞれ、回路収容部21dに圧入される圧入部43が形成されている。また、ベース部41の長手方向上端部(軸方向のモータ本体2側端部)には、前記ブラシホルダ7のターミナル支持部7eと軸方向及びその直交方向に当接する当接部41aが形成されている(図2参照)。
ベース部41の長手方向上端部には、図4(a)に示すように、回転軸10の軸方向に対して垂直方向に突出する基板取付脚44(基板取付部)が形成されている。基板取付脚44は、ベース部41の幅方向(図4(a)における紙面直交方向)両端にそれぞれ形成されている。尚、図4(a)(b)では、この一対の基板取付脚44は、基板支持部材31の幅方向(紙面直交方向)に並設されるため、1つしか図示されない。一対の基板取付脚44のうちの一方の先端面44aには、回路基板32を固定するための固定凸部45が形成されている。また、ベース部41の長手方向下端部には、回路基板32の下端を支持する支持凸部46が突出形成されている。
回路基板32は、回転軸10の軸方向に対して傾斜した状態で基板支持部材31に支持されている。詳述すると、回路基板32は、その上端部(モータ本体2側の端部)ほど回転軸10の軸線に近づくように傾斜している。回路基板32の上端部(モータ本体2側の端部)には、図4(d)に示すように、幅方向中央から延びる延出部32aが延出形成されており、該延出部32aの先端部には回転検出素子としてのホールIC33が実装されている。即ち、回路基板32は、ホールIC33が前記センサ用マグネット10aに近づくように傾斜した状態で支持されている。尚、延出部32aは、前記ブラシホルダ7に対して非接触となるように構成されている。
ホールIC33は、センサ用マグネット10aと径方向に対向しており、このセンサ用マグネット10a及びホールIC33は、回転軸10の回転情報(回転方向や回転数等)を検出するための回転センサを構成している。ホールIC33は、センサ用マグネット10aの回転に伴う磁界変化を検知し、その検出信号を回路基板32に実装された制御部34に出力するようになっている。
回路基板32は、基板支持部材31の基板取付脚44に対して傾斜した状態で、該基板32の板面垂直方向に組み付けられる。その組付の際には、基板取付脚44の固定凸部45が回路基板32に形成された固定用孔32bに挿入され、その後、固定凸部45を熱かしめすることで回路基板32は基板取付脚44の先端部に固定される。尚、固定用孔32bは、回路基板32の板面に対して垂直に貫通形成されている。また、図4(a)(b)では、固定凸部45の熱かしめ前の状態を図示している。
また、基板支持部材31における前記支持凸部46のやや上方には、熱かしめにより回路基板32の下端部と連結される固定部47が形成されている。尚、固定部47は、回路基板32の幅方向両端部にそれぞれ形成されている(図4(a)において1つのみ図示)。
基板取付脚44の先端面44aは、回路基板32の傾斜に対応した傾斜面となっており、回路基板32の板面と当接している。固定凸部45は、基板取付脚44の延出方向から見て円形をなしている。固定凸部45は、基板支持部材31の幅方向(図4(a)(b)における紙面直交方向)から見て、上側の縁部45a(ホールIC33側の縁部)が回路基板32の組み付け方向と平行をなす直線状に形成されるとともに、下側の縁部45b(反ホールIC側の縁部)が基板取付脚44の延出方向と平行をなしている。これにより、基板支持部材31の成形時において、成形金型を基板取付脚44の延出方向に抜く際に、固定凸部45が成形金型に引っかからないように構成されている。つまり、固定凸部45がアンダーカットとならないように構成されている。また、上記したように、固定凸部45の上側の縁部45aが回路基板32の組み付け方向と平行をなす直線状に形成されているため、固定凸部45をアンダーカットとならないように構成しつつも、回路基板32の固定用孔32bに合った好適な形状となっている。
ベース部41の長手方向中間部には、回路基板32側に突出する突出部48が形成されている。その突出部48の先端面は、回路基板32の傾斜に対応した傾斜面となっており、回路基板32と当接している。
ベース部41における基板取付脚44と突出部48との間には、制御側接続端子51がベース部41に一部インサート成形された状態で設けられている。尚、制御側接続端子51は、基板支持部材31の幅方向に複数並設されている(図4(a)(c)では、手前側のもののみ図示)。制御側接続端子51の先端部51aは、ベース部41から回路基板32側に突出しており、基端部51bはその反対側に突出している。制御側接続端子51の基端部51bは、前記内部接続端子14と例えばTig溶接を用いて接合され、互いに電気的に接続されている。制御側接続端子51の先端部51aは、回路基板32に貫通形成された端子挿通孔32cに挿通され、例えば半田接合により回路基板32と電気的に接続されている。
ここで、図4(c)に示すように、回路基板32の端子挿通孔32cは、回路基板32の板面に対して垂直に貫通形成されており、制御側接続端子51の先端部51aには、傾斜部51cが形成されている。傾斜部51cは、制御側接続端子51の先端部51aの上面(ホールIC側を向く面)に形成され、端子挿通孔32cの傾斜(回路基板32の傾斜)に応じた傾斜角度に設定されている。これにより、回路基板32の組み付けの際に、制御側接続端子51の先端部51aが端子挿通孔32cと干渉しないようになっている。
回路基板32の両面には、種々の電気部品が実装されている。そのうちの基板支持部材31側の面に実装された電気部品35(リレー等)は、ベース部41の前記挿通部42a,42bに挿通されている。これにより、基板支持部材31と回路基板32とを近づけて構成することが可能となり、制御回路部材25の小型化が可能となっている。また、基板支持部材31と回路基板32とを近づけて構成しつつも、ベース部41を回路基板32の下端部(カバー26側端部)まで延ばしてその下端部を支持することが可能となり、その結果、回路基板32を安定して支持することが可能となっている。
図3に示すように、制御回路部材25は、モータ本体2と減速部3とが組み付けられた状態で、開口部21fからギヤハウジング21(回路収容部21d)内に回転軸10の軸方向に挿入される。このとき、基板支持部材31の前記圧入部43が回路収容部21dに圧入され、制御回路部材25が固定される。尚、この固定状態において、制御回路部材25の下端部分は開口部21fから外側に突出するようになっている。このように、制御回路部材25がモータ本体2と減速部3との組み付け方向である回転軸10の軸方向に組み付け可能であるため、その制御回路部材25の組み付けが容易となっており、また、制御回路部材25を回転軸10の軸方向以外から組み付けるための特別な組み付け設備が不要となるため、低コスト化にも貢献している。
制御回路部材25の固定状態において、複数の制御側接続端子51の基端部51bにブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の内部接続端子14がそれぞれ突き当たり、制御側接続端子51の基端部51bと内部接続端子14とが直角に(略L字状に)接触するようになっている。そして、制御側接続端子51の基端部51bと内部接続端子14とは、上記したように例えばTig溶接を用いて接合され、互いが電気的に接続される。
制御回路部材25の端子接合後においては、ギヤハウジング21(回路収容部21d)の開口部21f周縁に、該開口部21fを閉塞すべく金属製のカバー26がかしめられて固定される。カバー26は、制御回路部材25の開口部21fから外側に突出する部分を収容可能な空間を形成すべく該回路部材25の突出部分に対応させて膨出した形状なしている。このカバー26は、開口部21fを閉塞するだけでなく、制御回路部材25から発生する熱を受け、その熱を外部に放出する役目も担っている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、制御回路部材25は、ギヤハウジング21の回路収容部21dに対し回転軸10の軸方向から挿入され、その制御回路部材25の回路基板32は、ホールIC33をセンサ用マグネット10aに接近させるべく回転軸10の軸方向に対して傾斜した状態で設けられる。このため、回路基板32に実装されたホールIC33がセンサ用マグネット10aと近い位置で対向するように構成しつつも、回路基板32を回路収容部21dに対し容易に組み付けることができる。
(2)本実施形態では、固定凸部45の下側の縁部45b(反ホールIC側の縁部)が、基板支持部材31の幅方向から見て、基板取付脚44の延出方向と平行をなすため、基板支持部材31の成形金型を基板取付脚44の延出方向に抜く構成の場合に、固定凸部45がアンダーカットとならないように構成することが可能となる。また、固定凸部45の上側の縁部45a(ホールIC33側の縁部)が回路基板32の組み付け方向と平行をなすため、固定凸部45を回路基板32の固定用孔32bに対して好適な形状とすることが可能となる。
(3)本実施形態では、基板支持部材31には、回路基板32における基板支持部材31側の面に実装される電気部品35を挿通可能な挿通部42a,42bが形成される。このため、基板支持部材31と回路基板32とを近づけて構成することが可能となり、その結果、制御回路部材25の小型化が可能となる。また、基板支持部材31における回路基板32を支持する部位(基板取付脚44、支持凸部46、固定部47及び突出部48)のレイアウトの自由度の低下を抑えることが可能となり、その結果、回路基板32を安定して保持することが可能となる。
(4)本実施形態では、制御側接続端子51の先端部51aには、回路基板32の組み付けの際の端子挿通孔32cとの干渉を回避するための傾斜部51cが形成される。これにより、制御側接続端子51を回転軸10の軸方向に対して垂直に設けることが可能となるため、基板支持部材31を容易に製造することが可能となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、固定凸部45を1つのみ設けたが、複数設けてもよい。また、上記実施形態の固定部47を固定凸部45と略同様な構成としてもよい。
・上記実施形態では、回転検出素子にホールIC33を用いたが、これ以外に例えば、磁気抵抗素子等を用いてもよい。
・上記実施形態では、パワーウインドウ装置用のモータ1に具体化したが、これ以外に例えば、サンルーフ装置、スライドドア装置、バックドア装置等、他の装置用のモータに具体化してもよい。
1…モータ、2…モータ本体、10…回転軸、10a…センサ用マグネット(検出用マグネット)、21…ギヤハウジング、21d…回路収容部、25…制御回路部材、31…基板支持部材、32…回路基板、32b…固定用孔、32c…端子挿通孔、33…回転検出素子としてのホールIC、35…電気部品、41…ベース部、42a,42b…挿通部、44…基板取付部としての基板取付脚、45…固定凸部、45a,45b…縁部、51…制御側接続端子、51a…制御側接続端子の先端部、51c…傾斜部。

Claims (5)

  1. 回転軸を有するモータ本体と、該モータ本体と一体に組み付けられ、前記回転軸の回転を減速出力する減速ギヤを収容するギヤハウジングとを備えたモータに設けられるものであり、
    前記回転軸に一体回転可能に設けられた検出用マグネットと対向配置される回転検出素子が実装された回路基板と、前記ギヤハウジングに設けた回路収容部に対し前記回路基板を支持するための基板支持部材とから構成された制御回路部材であって、
    前記回路収容部に前記回転軸の軸方向から挿入可能に構成され、
    前記回路基板は、前記回転検出素子を前記検出用マグネットに接近させるべく前記回転軸の軸方向に対して傾斜した状態で前記回路収容部内に配置可能に構成されたことを特徴とする制御回路部材。
  2. 請求項1に記載の制御回路部材において、
    前記基板支持部材は、その幅方向から見て前記回転軸の軸方向と平行をなすベース部と、該ベース部から垂直に延出され先端部に固定凸部を有する基板取付部とを備え、
    前記回路基板は、前記基板取付部に対して傾斜した状態で板面垂直方向に組み付けられ、該回路基板に貫通形成された固定用孔に前記固定凸部が挿入されて固定されるものであって、
    前記基板支持部材の幅方向から見て、前記固定凸部における前記回転検出素子側の縁部が前記回路基板の組み付け方向と平行をなすとともに、反回転検出素子側の縁部が前記基板取付部の延出方向と平行をなすように形成されたことを特徴とする制御回路部材。
  3. 請求項1又は2に記載の制御回路部材において、
    前記基板支持部材には、前記回路基板における前記基板支持部材側の面に実装される電気部品を挿通可能な挿通部が形成されたことを特徴とする制御回路部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御回路部材において、
    前記基板支持部材には、前記回路基板に貫通形成された端子挿通孔に挿通され前記回路基板と電気的に接続される接続端子が前記回転軸の軸方向に対して垂直に設けられ、
    前記接続端子の先端部には、前記回路基板の組み付けの際の前記端子挿通孔との干渉を回避するための傾斜部が形成されたことを特徴とする制御回路部材。
  5. 回転軸を有するモータ本体と、
    前記モータ本体と一体に組み付けられ、前記回転軸の回転を減速出力する減速ギヤを収容するギヤハウジングと、
    前記ギヤハウジングに設けた回路収容部内に収容される制御回路部材と
    を備えたモータであって、
    前記制御回路部材は、前記回転軸に一体回転可能に設けられた検出用マグネットと対向配置される回転検出素子が実装された回路基板と、前記回路収容部に対し前記回路基板を支持するための基板支持部材とから構成され、
    前記回路収容部は、前記制御回路部材を前記回転軸の軸方向から挿入可能に構成され、
    前記制御回路部材の回路基板は、前記回転検出素子を前記検出用マグネットに接近させるべく前記回転軸の軸方向に対して傾斜した状態で設けられたことを特徴とするモータ。
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