JP2008193775A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ギヤハウジングの設計自由度を向上させることができるモータを提供する。
【解決手段】ギヤハウジング21(回路収容部21d)には、制御回路部材25の接続端子46a,46bと一対の給電用ブラシ8(内部接続端子12a)とを外部から溶接等によって電気的に接続するための接続用孔34が、挿入孔31とは別に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転力を発生するモータ本体と、減速機構がギヤハウジング内に収容されてなる減速部と、IC等の制御回路部品を有する制御回路部材とを備えたモータに関するものである。
この種のモータとしては、モータ本体と減速部(ギヤハウジング)とが一体に組み付けられた状態で、ギヤハウジングに形成した挿入孔からその内部に制御回路部材を挿入して組み付け可能としたものがある(例えば特許文献1参照)。このようなモータでは、モータ本体と減速部とが組み付けられたもの(制御回路部材を除いたもの)に、搭載する電気回路部品の異なる制御回路部材をモータの仕様に合わせて組み付けることができる。即ち、モータ本体と減速部とが組み付けられたもの(制御回路部材を除いたもの)を共通としながら種々の仕様のモータを得ることができるため、その製造コスト等を低減することができる。
ところで、上記のようなモータでは、制御回路部材の組み付け後に該制御回路部材の接続端子とモータ本体の給電用ブラシとを溶接等により電気的に接続し、給電用ブラシに対して給電可能とされている。
特開2006−50884号公報
しかしながら、上記のようなモータにおいて、制御回路部材の接続端子と給電用ブラシとを電気的に接続する際の溶接等の接続加工は、その制御回路部材を挿入した挿入孔を介して外部から行われる。このため、制御回路部材の接続端子と給電用ブラシとの接続部分(溶接等を行う部分)をその溶接加工を行い易いように挿入孔の開口部から露出させるべく、挿入孔の開口部を大きくせざるを得なかった。これにより、モータを取り付けるためにギヤハウジングに備えられる取付部の配置が制限される等、ギヤハウジングの設計自由度が損なわれるという問題があった。また、挿入孔の開口部が大きくなることから、該開口部から制御回路部材の一部が突出する場合もあり、このような場合、その開口部を閉塞するカバー部材が制御回路部材の突出部分の外形形状に合わせて複雑な形状にする必要も生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ギヤハウジングの設計自由度を向上させることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、給電用ブラシによる給電により回転力を発生するモータ本体と、前記モータ本体に組み付けられるギヤハウジング及び該ギヤハウジング内に収容され前記モータ本体で生じる回転を減速するための減速機構を有する減速部と、前記ギヤハウジングに設けられる挿入孔から内部に挿入支持され、前記モータ本体の回転を制御するための電気回路部品を有する制御回路部材とを備え、前記モータ本体と前記ギヤハウジングとが組み付けられた状態で該ギヤハウジング内に前記制御回路部材が組み付けられて構成されるモータであって、前記制御回路部材は、前記挿入孔から前記ギヤハウジング内に組み付けられることで少なくとも前記給電用ブラシに対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有し、前記ギヤハウジングには、前記接続端子での電気的接続を外部から行うための接続用孔が前記挿入孔とは別に設けられたことをその要旨とする。
この発明では、ギヤハウジングには、制御回路部材の接続端子での溶接等による電気的接続を外部から行うための接続用孔が、制御回路部材を挿入するための挿入孔とは別に設けられる。従って、制御回路部材の接続端子と給電用ブラシとを挿入孔を介して溶接等を行う必要がなくなるため、挿入孔の開口部の大きさを制御回路部材をギヤハウジング内に組み付けるのに必要最小限の大きさにすることが可能となり、ギヤハウジングの設計自由度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記ギヤハウジングは、前記制御回路部材を収容するための回路収容部を有し、前記回路収容部の外壁面には、モータを取付固定するための取付部が設けられたことをその要旨とする。
この発明では、制御回路部材が収容される回路収容部の外壁面にはモータを取付固定するための取付部が設けられる。つまり、回路収容部の部分で確実に固定されることから、内部の制御回路部材の加振を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のモータにおいて、前記回路収容部には、前記挿入孔及び前記接続用孔が設けられ、前記取付部は、前記挿入孔と前記接続用孔との間の前記外壁面に設けられたことをその要旨とする。
この発明では、挿入孔と接続用孔との間に取付部を設けたことで、挿入孔と接続用孔との間におけるギヤハウジング(回路収容部)の強度を高めることができる。また、挿入孔及び接続用孔が個別に設けられることで各孔を小さくすることが可能、又は各孔を単純な形状に形成することが可能なため、挿入孔と接続用孔との間に取付部を設置しても、その設置の自由度を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記接続用孔は、その開口方向外側から見て前記制御回路部材の前記各接続端子が露出するように構成されたことをその要旨とする。
この発明では、制御回路部材をギヤハウジング内に組み付けた状態で、複数の接続端子が接続用孔の開口方向外側から見て露出するため、該接続端子と給電用ブラシとを容易に接続することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記ギヤハウジングは、略扁平形状に形成され、前記接続用孔は、その開口方向が前記ギヤハウジングの扁平面と平行となるように形成されたことをその要旨とする。
この発明では、接続用孔はギヤハウジングの扁平面と平行な方向に開口するように形成される。このため、接続用孔を閉塞するカバーを装着する場合等においてそのカバーは扁平面と平行な方向に主として突出するので、ギヤハウジングの扁平化に貢献することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記各接続端子は、前記接続用孔の開口方向と直交する平面に沿って並設されたことをその要旨とする。
この発明では、複数の接続端子が接続用孔の開口方向と直交する平面に沿って並設されるため、接続用孔から該接続端子と給電用ブラシとを容易に接続することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記挿入孔及び前記接続用孔をそれぞれ閉塞する挿入孔用カバー及び接続用孔用カバーを備えたことをその要旨とする。
この発明では、挿入孔用カバー及び接続用孔用カバーにより挿入孔及び接続用孔を容易且つ確実に閉塞することができ、制御回路部材(電気回路部品)が被水されることが防止される。
従って、上記記載の発明によれば、ギヤハウジングの設計自由度を向上させることができる。
以下、本発明を車両におけるパワーウインドウ装置のモータ1に具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。図1に示すように、モータ1は、モータ本体2と、該モータ本体2の回転を減速して出力するための減速部3を備えている。
モータ本体2は、図1及び図2に示すように、扁平の略有底筒状に形成されたヨークハウジング(以下、単にヨークという)4を有する。ヨーク4の内面には一対のマグネット5(図2参照)が固定されるとともに、該マグネット5の内側にはアーマチャ(電機子)6が回転可能に支持されている。また、ヨーク4にはブラシホルダ7が収容されるとともに、該ブラシホルダ7は一対の給電用ブラシ8を保持している。
ブラシホルダ7は、樹脂材料からなり、ホルダ本体7aと、延出部7bと、コネクタ部7cとが一体形成されている。ホルダ本体7aは前記ヨーク4の開口部内に略全体が収容されるように形成されている。ホルダ本体7aの中央孔には軸受9が固定されるとともに、該軸受9には前記アーマチャ6における回転軸10の先端側が回転可能に支持されている。また、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側には、前記給電用ブラシ8が保持されるとともに、該ブラシ8は回転軸10に固定された整流子11に押圧接触されている。
延出部7bはホルダ本体7aからフランジ状に延出するように形成されるとともに、該延出部7bの先端にはコネクタ部7cが設けられている。詳しくは、コネクタ部7cは、延出部7bにおけるヨーク4の扁平面4a(図1参照、図1及び図2中、紙面と平行な面)に沿った一方(図1及び図2中、右方)の端部に形成されている。コネクタ部7cは、前記モータ本体2の軸方向(図2中、下方向)から図示しない外部コネクタと連結可能となっている。
また、ブラシホルダ7には、それぞれ複数のブラシ側ターミナル12とコネクタ側ターミナル13とがインサート成形されている。ブラシ側ターミナル12は、ホルダ本体7aにおけるヨーク4の内部側から延出部7bに延びるとともに、その先端部である内部接続端子12aが延出部7bからモータ本体2の軸方向(図2中、下方向)に突出して形成されている。このブラシ側ターミナル12の基端部には図示しないピッグテールを介して前記ブラシ8が電気的に接続される。
コネクタ側ターミナル13は、コネクタ部7cから延出部7bに延びるとともに、その先端部である内部接続端子13aが延出部7bからモータ本体2の軸方向(図2中、下方向)に突出して形成されている。これら内部接続端子13a及び内部接続端子12aは、前記ヨーク4の扁平面4aの直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って並設される(図3参照)。尚、図2では、内部接続端子12a,13aが紙面直交方向に並設されるため、1つしか図示されない。コネクタ側ターミナル13の基端部には、コネクタ部7cに形成された凹部7d内で露出する外部接続端子13bが形成されている。この外部接続端子13bは、コネクタ部7cと前記外部コネクタとが連結されることで図示しない外部コネクタのターミナルと電気的に接続され、これにより電源供給やセンサ信号等の出力が可能となっている。
このようなモータ本体2に対し、減速部3は、樹脂材料からなるギヤハウジング21と、ウォーム軸22と、ウォームホイール23と、クラッチ24と、制御回路部材25とを備える。尚、本実施の形態では、ウォーム軸22とウォームホイール23とが減速機構を構成している。
ギヤハウジング21は、固定部21aと、ウォーム収容部21bと、ホイール収容部21cと、回路収容部21dとを備える。固定部21aは、ヨーク4の開口部に形成されたフランジ部4bと対応した形状に形成され、該固定部21aには、フランジ部4bとともに前記ブラシホルダ7の延出部7bを挟持しつつネジ14による締結がなされてヨーク4が固定される。
ウォーム収容部21bは、前記回転軸10の延長線上で筒状に延びて形成されるとともに、その内部にウォーム軸22を回転可能に支持する。また、ウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側には、ウォーム軸22と回転軸10とを駆動連結するクラッチ24が設けられている。クラッチ24は、回転軸10からの駆動力をウォーム軸22に伝達し、逆にウォーム軸22からの駆動力が回転軸10に伝達されないようにウォーム軸22の回転をロックするように作動する。つまり、このクラッチ24は負荷側から加わる力によるモータ1の回転を防止するために設けられている。また、このクラッチ24における回転軸10と一体回転する部位には、センサ用マグネット24aが設けられている。
ホイール収容部21cには、ウォーム収容部21bと直交する方向で扁平の円盤形状に形成されるとともに、その内部にウォームホイール23を回転可能に支持する。尚、ウォーム収容部21bとホイール収容部21cとはその内部が一部で連通するとともに、該連通部分でウォーム軸22とウォームホイール23とが歯合される。ウォームホイール23には、図示しない出力軸が一体回転するように連結され、この出力軸が回転することによって図示しない車両のウインドウガラスの開閉作動が行われる。
ホイール収容部21cはウォーム収容部21bに対して前記コネクタ部7cの反対側(図1及び図2中、左側)に形成されている。また、ホイール収容部21cの扁平面21eは前記ヨーク4の扁平面4a(図1参照)に沿って形成され、ギヤハウジング21全体としては、その扁平面21eの直交方向から見た面がギヤハウジング21の扁平面ということになる。尚、ホイール収容部21cにはその扁平面21eに沿う方向に延びる2つの取付部21fが形成されている。取付部21fの先端付近には扁平面21eの垂直方向に貫通する貫通孔21gが形成され、この貫通孔21gにてモータ1を締結固定可能となっている。
回路収容部21dは、前記内部接続端子12a,13aと対応した位置であって、その内部に内部接続端子12a,13aが配置されるように形成されている。詳しくは、回路収容部21dは、ウォーム収容部21bに対してホイール収容部21cの反対側であって、ウォーム収容部21bとコネクタ部7cとの間に形成されている。回路収容部21dは、制御回路部材25を収容するための内部空間が回転軸10の軸方向に沿う方向に延びるとともにウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側(前記センサマグネット24aと対応した部分)と連通している。
回路収容部21dの下端には、図2に示すように、回転軸10の軸方向に沿って開口する挿入孔31が形成されている。尚、挿入孔31の開口端にはフランジ部31aが形成されている。挿入孔31は、制御回路部材25を回路収容部21d内に収容するためのものであり、制御回路部材25を回転軸10の軸方向に沿う方向から挿入可能となっている。制御回路部材25が回路収容部21dに収容された状態で、挿入孔31にはフランジ部31aの全体を覆う挿入孔用カバー32が装着され、該挿入孔31は閉塞されている(図1参照)。
回路収容部21dにおけるギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)と直交する外壁面21hには、該扁平面4a,21eと平行な面に沿って斜め下方向に延びる取付部33が形成されている。この取付部33の先端付近には、扁平面4a,21eの垂直方向に貫通する貫通孔33aが形成され、この貫通孔21gにてモータ1を締結固定可能となっている。
また、図2及び図3に示すように、回路収容部21dの外壁面21hには、接続用孔34が貫通形成されている。接続用孔34は外壁面21hにおける取付部33が設けられた位置よりも上側に設けられている。即ち、挿入孔31と接続用孔34との間の外壁面21hに取付部33が設けられている。尚、図3には、図2の矢印A方向から見た側面図を示す。接続用孔34の開口方向(貫通方向)は、ギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)と平行であるとともに、挿入孔31の開口方向と直交している。また、接続用孔34は外壁面21hの幅方向(扁平面4a,21eに対する垂直方向)の全体に亘って形成される(図3参照)とともに、接続用孔34の開口端にはフランジ部34aが形成されている。接続用孔34には、図2に示すように、フランジ部34aの全体を覆う接続用孔用カバー35が装着され、該接続用孔34は閉塞されている。尚、図3は、接続用孔34にカバー35が装着されていない状態を示しており、このカバー35が装着されていない状態において、前記ブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13aは接続用孔34の開口方向外側から見て露出している。
回路収容部21d内に収容される制御回路部材25は、図2及び図4(a)〜(c)に示すように、樹脂材料よりなる略板状のベース部材41を有し、そのベース部材41はその板面は接続用孔34の開口方向と直交するように回路収容部21d内に設けられている。ベース部材41における一方の面(図2及び図4(b)中、左側の面)には板状のヒートシンク42が接着された略板状のモールドIC43が固定され、他方の面(図2及び図4(b)中、右側の面)には、略円柱形状のコンデンサ44が固定されている。また、ベース部材41の一方の面(図2及び図4(b)中、左側の面)における前記センサ用マグネット24aと対応する位置には、ホール素子45が固定されている。尚、本実施の形態では、制御回路部材25が駆動回路部としてのリレーを備えず、モールドIC43がその内部に駆動回路部としてのパワーMOSFETを含んでいる。また、モールドIC43は、ホール素子45にて検出されるセンサ用マグネット24a(回転軸10)の回転速度等に応じて車両ウインドウガラスに挟み込みが発生したと判断すると、給電用ブラシ8(モータ本体2)に逆回転電流を供給するといった、挟み込み防止制御を行う回路である。
また、ベース部材41の他方の面(図2及び図4(b)中、右側の面)における前記ブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13aと対応する位置には、モールドIC43等に電気的に接続された複数の接続端子46a,46b(図4(c)参照)が一部インサート成形された状態で配設されている。尚、本実施の形態では、接続端子46aは電源用として幅が広く形成され、接続端子46bは信号用として幅が狭く形成されている。各接続端子46a,46bは、前記接続用孔34の開口方向と直交する平面(ベース部材41の板面と平行な面)に沿って並設されるとともに、制御回路部材25の平面方向から見て(図4(c)参照)その一部が露出している。そして、各接続端子46a,46bの露出部分と各ターミナル12,13の内部接続端子12a,13aの先端とがそれぞれ接続される。回路収容部21dの上下方向(回転軸10の軸方向に沿う方向)において、これら接続端子46a,46bと内部接続端子12a,13aとの接続部分の位置は、前記接続用孔34が形成された位置と対応するように構成されている。これにより、図3に示すように、接続用孔34からカバー35が外された状態において該接続部分は接続用孔34の開口方向外側から見て露出している。
上記のような制御回路部材25は、モータ本体2と減速部3とが組み付けられた状態で、先端部(ホール素子45が設けられた側の端部)から前記挿入孔31に挿入されて、ベース部材41の板面がギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)と直交するようにギヤハウジング21(回路収容部21d内)に組み付けられる(図2参照)。そして、このように組み付けられることで、複数の接続端子46a,46bがブラシ側ターミナル12及びコネクタ側ターミナル13の内部接続端子12a,13a(給電用ブラシ8及びコネクタ部7c)に対してそれぞれ電気的に接続可能に(当接するように)配置される(図4(c)参照)。また、この状態で複数の接続端子46a,46bと内部接続端子12a,13aとは、接続用孔34の開口方向外側から見て露出する(見える)位置に配置される。そして、本実施形態では、内部接続端子12a,13aと接続端子46a,46bとがそれぞれ、接続用孔34を介してレーザ溶接されて電気的に接続される。尚、この状態でモールドIC43は、その扁平面43aがギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)の直交方向(図2中、紙面直交方向)に沿って設けられる。回路収容部21d内に制御回路部材25を組み付けた後、挿入孔31及び接続用孔34を閉塞するカバー32,35が超音波かしめ等によりそれぞれ装着される。各カバー32,35にはそれぞれ、挿入孔31及び接続用孔34との間をシールするゴム等の弾性部材よりなるシール部材32a,35aが設けられている。これら各シール部材32a,35aはそれぞれ、挿入孔31の開口部及び接続用孔34の開口部に対応した形状に形成されている。
このように構成されたパワーウインドウ装置のモータ1は、図示しないウインドレギュレータに対して2つの取付部21fと取付部33にてインナパネルに対して3点で締結固定される。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)ギヤハウジング21(回路収容部21d)には、制御回路部材25の接続端子46a,46bと一対の給電用ブラシ8(内部接続端子12a)とを外部から溶接等によって電気的に接続するための接続用孔34が、挿入孔31とは別に設けられる。従って、接続端子46a,46bとブラシ8とを挿入孔31を介して溶接を行う必要がなくなるため、挿入孔31の開口部の大きさを制御回路部材25をギヤハウジング21内に組み付けるのに必要最小限の大きさにすることが可能となり、ギヤハウジング21の設計自由度を向上させることができる。
(2)回路収容部21dの外壁面21hには、モータ1を取付固定するための取付部33が設けられる。つまり、回路収容部21dの部分で確実に固定されることから、内部の制御回路部材25の加振を抑制することができる。
(3)挿入孔31と接続用孔34との間に取付部33を設けたことで、挿入孔31と接続用孔34との間におけるギヤハウジング21(回路収容部21d)の強度を高めることができる。また、挿入孔31及び接続用孔34が個別に設けられることで各孔31,34を小さくすることが可能、又は、各孔31,34を単純な形状に形成することが可能なため、挿入孔31と接続用孔34との間に取付部33を設置しても、その設置の自由度を向上させることができる。
(4)制御回路部材25を組み付けた状態で、制御回路部材25の接続端子46a,46bは接続用孔34の開口方向外側から見て露出するため、該接続端子46aとブラシ8(内部接続端子12a)とを容易に接続することができる。
(5)接続用孔34はギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)と平行な方向に開口するように形成される。このため、接続用孔34を閉塞する接続用孔用カバー35は該扁平面4a,21eと平行な方向に主として突出するので、ギヤハウジング21の扁平化に貢献することができる。
(6)制御回路部材25の複数の接続端子46a,46bは、ギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)に対する垂直方向に沿って並設される。これにより、接続用孔34の開口方向と複数の接続端子46a,46bの並列方向とが直交するため、接続用孔34から接続端子46aとブラシ8(内部接続端子12a)とを容易に接続することができる。
(7)挿入孔用カバー32及び接続用孔用カバー35により挿入孔31及び接続用孔34を容易且つ確実に閉塞することができ、制御回路部材25が被水されることが防止される。
(8)挿入孔31と挿入孔用カバー32との間、及び接続用孔34と接続用孔用カバー35との間がシール部材32a,35aによってそれぞれシールされるため、制御回路部材25が被水されることがより確実に防止される。
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、挿入孔用カバー32及び接続用孔用カバー35は、フランジ部31a,34aの全体をそれぞれ覆う構成としたが、これ以外に例えば、挿入孔31及び接続用孔34の開口部にそれぞれ嵌入する構成としてもよい。
・上記実施の形態では、挿入孔用カバー32及び接続用孔用カバー35はかしめにより装着されたが、これ以外に例えば、接着としてもよく、また嵌着として着脱可能としてもよい。
・上記実施の形態では、コネクタ部7cはブラシホルダ7と一体的に構成されたが、これ以外に例えば、図5及び図6に示すように、挿入孔用カバー71と一体的に構成してもよい。尚、図6は、図5の矢印B方向から見たモータ1の側面図である。図5及び図6に示すモータ1において、回路収容部21dの挿入孔31は、挿入孔用カバー71が嵌入されることにより閉塞されている。挿入孔用カバー71には該カバー71から下方に延びるコネクタ部72が一体的に形成され、そのコネクタ部72の下面には挿入孔31に向かって窪む凹部72aが形成されている。尚、カバー71には、該カバー71と挿入孔31との間をシールする図示しないシール部材が設けられている。凹部72aには、カバー71(コネクタ部72)を挿入孔31の開口方向と同一方向に貫通する2つの挿通孔73(図5においては1つのみ図示)が形成されている。挿通孔73にはそれぞれ、モールドIC43等と電気的に接続された外部接続端子74が挿通され、その外部接続端子74の先端は凹部72a内で露出している。このようなコネクタ部72は、挿入孔31の開口方向外側から図示しない外部コネクタと連結可能となっている。この構成によれば、挿入孔用カバー71とコネクタ部72とが一体的に構成されるため、コネクタ部を別部材として設けなくて済む。従って、モータ1の部品点数の抑制に貢献することができる。
・上記実施の形態では、挿入孔用カバー32及び接続用孔用カバー35にはそれぞれシール部材32a,35aが設けられたが、これ以外に例えば、挿入孔31の開口部及び接続用孔34の開口部にそれぞれ設けてもよい。
・上記実施の形態では、挿入孔31及び接続用孔34は各カバー32,35により閉塞されたが、これ以外に例えば、挿入孔31及び接続用孔34の開口部内に樹脂等を充填することにより閉塞してもよい。
・上記実施の形態では、接続用孔34は、その開口方向がギヤハウジング21の扁平面(扁平面4a,21e)と平行となるように形成されたが、これ以外に例えば、その開口方向が扁平面4a,21eと直交するように設けてもよい。
・上記実施の形態では、制御回路部材25の接続端子46a,46bは、接続用孔34の開口方向と直交する平面に沿って並設されたが、該接続端子46a,46bに対しての溶接等による接続が可能であれば、開口方向と直交する平面に沿って並設されていなくてもよい。
・上記実施の形態では、合わせて3つの取付部21f,33が設けられたが、その数や設置位置を適宜変更してもよい。
・上記実施の形態では、制御回路部材25の接続端子46a,46bと内部接続端子12a,13aとはそれぞれレーザ溶接にて電気的に接続されたが、これ以外に例えば、電子ビーム溶接やTIG溶接にて接続してもよい。
・上記実施の形態では、パワーウインドウ装置に用いられるモータに具体化したが、例えば、サンルーフモータやドアクローザモータ等、他の装置用のモータに具体化してもよい。
本実施の形態におけるモータを示す正面図である。 本実施の形態におけるモータの一部断面分解図である。 本実施の形態におけるモータの側面図である。 (a)〜(c)制御回路部材を説明するための説明図である。 別例におけるモータの正面図である。 別例におけるモータの側面図である。
符号の説明
1…モータ、2…モータ本体、3…減速部、4a,21e…扁平面、7c,72…コネクタ部、8…給電用ブラシ、21…ギヤハウジング、21d…回路収容部、21f,33…取付部、21h…外壁面、25…制御回路部材、31…挿入孔、32,71…挿入孔用カバー、32a,35a…シール部材、34…接続用孔、35…接続用孔用カバー、46a,46b…制御回路部材の接続端子。

Claims (7)

  1. 給電用ブラシによる給電により回転力を発生するモータ本体と、
    前記モータ本体に組み付けられるギヤハウジング及び該ギヤハウジング内に収容され前記モータ本体で生じる回転を減速するための減速機構を有する減速部と、
    前記ギヤハウジングに設けられる挿入孔から内部に挿入支持され、前記モータ本体の回転を制御するための電気回路部品を有する制御回路部材とを備え、
    前記モータ本体と前記ギヤハウジングとが組み付けられた状態で該ギヤハウジング内に前記制御回路部材が組み付けられて構成されるモータであって、
    前記制御回路部材は、前記挿入孔から前記ギヤハウジング内に組み付けられることで少なくとも前記給電用ブラシに対して電気的に接続可能とされる複数の接続端子を有し、
    前記ギヤハウジングには、前記接続端子での電気的接続を外部から行うための接続用孔が前記挿入孔とは別に設けられたことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記ギヤハウジングは、前記制御回路部材を収容するための回路収容部を有し、
    前記回路収容部の外壁面には、モータを取付固定するための取付部が設けられたことを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記回路収容部には、前記挿入孔及び前記接続用孔が設けられ、
    前記取付部は、前記挿入孔と前記接続用孔との間の前記外壁面に設けられたことを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記接続用孔は、その開口方向外側から見て前記制御回路部材の前記各接続端子が露出するように構成されたことを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ギヤハウジングは、略扁平形状に形成され、
    前記接続用孔は、その開口方向が前記ギヤハウジングの扁平面と平行となるように形成されたことを特徴とするモータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記各接続端子は、前記接続用孔の開口方向と直交する平面に沿って並設されたことを特徴とするモータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記挿入孔及び前記接続用孔をそれぞれ閉塞する挿入孔用カバー及び接続用孔用カバーを備えたことを特徴とするモータ。
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